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リューネブルガーハイデからブレーメンへ

2018年8月21日火曜日@リューネブルガーハイデ~ブレーメン/12回目

北ドイツのリューネブルガーハイデLüneburger Heideでエリカの花の群生を堪能しました。エリカ街道と名付けられた地方の中心地の凄さを体感しました。これを見るために北ドイツに足を運んだ甲斐がありました。

リューネブルガーハイデの中心の村、ウンデローUndelohを離れて、シャトルバスに乗ること40分ほどでブッフホルツ駅Buchholzまでやってきました。駅近くのバス停でシャトルバスを下車。エリカの季節だけ無料で運行している特別のバスで、ハイデ・シャトルHeide-Shuttleと名付けられているシャトルバスです。

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ところで、シャトルバスには、自転車を乗せるための大きなリヤカーのようなものがついています。さすが、自転車王国のドイツですね。

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ウンデローからブッフホルツ駅までのルートRING3のシャトルバスの経路を地図で確認しておきましょう。

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ブッフホルツ駅のバス停は、駅の裏にあったようで、線路を超える道を探します。

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結局、道が分からず、カフェでくつろぐおじさんに駅への道を聞き、なんとかブッフホルツ駅に到着。

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さて、駅舎の先にホームが見えていますが、まずはここから移動するための鉄道チケットを買い直さないといけません。

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駅のオフィスで正しいチケットを買い直します。駅のオフィスは田舎駅とは思えないような新しくてピカピカのスペースです。これが分っていたら、混雑したハンブルク中央駅の自動販売機でチケットを買わずにここで買っていたのにね。

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購入するチケットはニーダーザクセンチケットというバイエルンチケットのようなものです。このあたり一帯の鉄道が乗り放題になります。ただし、乗れるのは午前9時以降です。これが購入したチケット。27ユーロで二人一緒に利用できます。

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間違って買ったチケットは払い戻しできないそうで残念。26.5ユーロの無駄買いになってしまいました。最初から、この駅でチケットを買うことにしていればよかったと臍を噛みます。ところで、ここでチケット料金をクレジットカードで払おうとすると、2ユーロの手数料がかかるとのこと。鉄道チケットを買うのにクレジットカードの手数料を要求されるのは初めてです。もちろん現金で払います。このチケットオフィスは普通の駅のチケット窓口ではないのかもしれません。
正しいチケットを手にホームに移動。電車の到着まで、まだ、10分ほどあります。余裕の乗り換えです。

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すぐに反対方向の電車がやってきます。ハンブルク行きです。普通なら、これに乗ってハンブルクに戻ればいいのですが、今日は強行軍でメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenを巡ります。

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ホームの端には跨線橋が見えています。これを使えば、駅の裏から表への移動は簡単だったんです。

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ブッフホルツの駅名を見ると、括弧でノルドハイデNordheideと書かれています。エリカ群生地の北側という意味ですね。

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定刻にブレーメン行の2階建て電車が到着。

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早速、乗り込みます。もちろん、見晴らしのよい2階席に落ち着きます。
発車した電車はすぐに朝、下車したトシュテットTostedtを通過。

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乗ること1時間ほどでブレーメンに到着。大きな駅ですね。

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ここまでは怖いくらい、旅が順調です。と言っても、つい、自動販売機で間違った鉄道チケットを買ってしまって、ちょっとした損害。3000円くらいですから、まあ、これくらいは旅の税金みたいなものと割り切りましょう。



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ブレーメン散策:中世にタイムスリップしたような旧市街

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/13回目

北ドイツのリューネブルガーハイデLüneburger Heideでエリカの花の群生を堪能した後、電車に乗って、1時間ほどでブレーメン中央駅Bremen Hauptbahnhofに到着しました。

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ホームを先に進むと、巨大なかまぼこ型の屋根の下に入ります。ブレーメン中央駅の大きさに圧倒されます。

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駅構内にあるツーリストインフォメーションでERLEBNISカード(ブレーメンカードのようなもの)を購入します。このカードで大人二人がブレーメンの町のトラムなどの公共交通機関が1日乗り放題になります。料金は12ユーロです。

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このカードの説明書も一緒にいただきます。

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説明書に利用できる交通機関のマップが掲載されています。

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横から配偶者が窓口のお姉さんに郵便切手はないかと訊くと、すぐに出してくれます。ダンケ。しかし、ドイツは郵便料金が安いですね。オーストリアの半額です。配偶者はエアメールだけどこれでよいのかと思わず訊いています。配偶者にいろいろ説明してくれたようですが、それは理解不能だったようです。
saraiはついでに旧市街までのトラムでの行き方を教えてもらいます。4番か6番のトラムでドームスハイデDomsheideの停留所で降りればいいそうです。タウンマップで説明してくれました。親切にも旧市街の散策コースまで教えてくれました。

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駅の構内を抜けて、駅前に出て、ブレーメン中央駅の建物を眺めます。凄く立派な駅なのでびっくりします。ブレーメンという響きから、可愛い田舎町と思っていたのですが、これが大間違い。ハンブルクにも引けを取らない大都会です。リューベックと同じくハンザ同盟で栄えたようですが、リューベックはその繁栄のまますたれたのでしょうが、ブレーメンはさらなる経済発展をしたようですね。

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さて、トラムで旧市街に向かいましょう。駅前のトラム乗り場から6番のトラムに乗ったら、旧市街へとは逆方向に進むので、慌てて最初に停まった停留所で飛び降ります。でも、自分が歩いて戻るわけではないので、構いませんよ。初めての街は右も左も分かりません。気を取り直して、逆方向の6番のトラムに乗り直し、再び、ブレーメン中央駅のトラム乗り場を通過して旧市街へ向かいます。車窓を眺めるとブレーメンは確かに大都会です。今度は問題なく、旧市街の中心のドームスハイデDomsheideの停留所に到着。

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ここからマルクト広場Marktplatzに向かいます。

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ちょっと歩くとマルクト広場に出ます。えらく古びた市庁舎Rathausとリープフラウエン教会Kirche Unser Lieben Frauenを見て、驚愕。凄い建物ですね。

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しばし、このタイプスリップしたような雰囲気の建物を唖然として見入ります。

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さらにちょっと周り込むと聖ペトリ大聖堂St. Petri Dom Bremenの2つの高い塔が見えます。この大聖堂のファサードも凄く古びています。

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マルクト広場には中世にタイムスリップしたような空間が広がっています。リューベックとはまた違う形で見る価値のある町ですね。
市庁舎の向かい側には、やはり古びた建物ハウス・シュッティングHaus Schüttingが建っています。現在は商工会議所として使われています。

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そのハウス・シュッティングの横の石畳の路地、シュッティング通りSchüttingstraßeに入ります。

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この路地の先にベットヒャー通りBöttcherstraßeがあります。

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路地の先に金色に輝く建物の壁が見えます。あのあたりがベットヒャー通りのようです。

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ベットヒャー通りは中世を模して造られた100mほどの路地です。その路地で中世の雰囲気を楽しみましょう。



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ブレーメン散策:煉瓦造りの建物が並ぶベットヒャー通り

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/14回目

北ドイツのメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenの旧市街に来ています。その中世にタイムスリップしたような古びた建物群に囲まれたマルクト広場Marktplatzで大変な感銘を受けました。
マルクト広場から少し路地を入って、中世を模して造られたベットヒャー通りBöttcherstraßeに向かいます。石畳の路地、シュッティング通りSchüttingstraßeに面する建物の壁には、ブレーメンの守護聖人である聖ペトリ(聖ペテロ)のレリーフがあります。少し痛んでいる姿がかえって神々しく見えます。

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ベットヒャー通りの入り口の前に立ちます。入り口の門の上には大きな黄金のレリーフが飾られています。絵柄は竜と戦う大天使ミカエルです。

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ベットヒャー通りに入ると、驚くような空間が広がっています。狭い路地は煉瓦造りの建物に挟まれていて、中世というよりもモダーンな雰囲気です。中世を模したテーマパークですね。

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この美しい路地は観光客で大変、賑わっています。

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あまりの美しさに感嘆しながら、路地を進んでいきます。

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左手に一際目立つモダンな装飾の建物があります。パウラ・モーダーゾーン=ベッカー美術館Paula Becker-Modersohn Museumです。パウラ・モーダーゾーン=ベッカーはドイツ表現主義を代表する女流画家です。

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わずか100mほどのベットヒャー通りの路地の真ん中あたりにあっという間に達します。小さな広場には居酒屋のようなお店があります。

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居酒屋の内部を覗くとこんな雰囲気です。

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左手の煉瓦造りの建物も素晴らしいですね。

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この建物にはツーリストインフォメーションが入っています。

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ツーリストインフォメーションの手前の建物がこの路地を造ったコーヒー商人ロゼリウスの家Roselius-Hausです。

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建物を見上げると、こんな素晴らしい煉瓦造りの家です。

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これが最初の目的地です。内部は美術館のようになっています。建物に入りましょう。

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中に入ると、受付のおばさんがいます。

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チケットを購入。一人8ユーロですが、ERLEBNISカード提示で6ユーロの割引料金。

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一緒に館内説明のパンフレット(英語版)もいただきます。

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ロゼリウスの家の中の美術品を見て回りましょう。




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ブレーメン散策:ロゼリウスの家とグロッケンシュピール

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/15回目

北ドイツのメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策中です。マルクト広場Marktplatzから少し路地を入ったところにある、中世を模して造られたベットヒャー通りBöttcherstraßeのお洒落な雰囲気を楽しんでいます。そのベットヒャー通りの真ん中にロゼリウスの家Roselius-Hausがあります。このベットヒャー通りを造ったコーヒー商人のロゼリウスの家で今は内部が美術館になっています。展示作品を鑑賞します。

ルーカス・クラナッハ(父) の《傷ついたキリスト》です。1537年、クラナッハの65歳のときの作品です。宗教画もクラナッハに主要なジャンルです。

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ルーカス・クラナッハ(子) の《フィリップ・メランヒトンの肖像》です。1551年、クラナッハ(子)の36歳のときの作品です。フィリップ・メランヒトンはルターの宗教改革において、ルターの思想の体系化に力を尽くし、大きな業績を残しました。クラナッハ一家とメランヒトンはヴィッテンベルクでルターも交えて交友関係にありました。

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ルーカス・クラナッハ(父) の《カタリナ・フォン・ボラの肖像》です。1529年、クラナッハ58歳のときの作品です。カタリナ・フォン・ボラはマルティン・ルターの妻です。彼女は修道女でしたが、修道院を出て、ルターと結婚しました。ルターとは15歳下で歳の差婚です。クラナッハは何枚もの肖像画を描いています。この肖像画が描かれたとき、彼女は30歳でした。

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ルーカス・クラナッハ(父) の《マルティン・ルターの肖像》です。1529年、クラナッハ58歳のときの作品です。クラナッハはマルティン・ルターと強い盟友関係でした。当ブログでも何枚ものクラナッハが描いた《マルティン・ルターの肖像》を紹介しています。この肖像画が描かれたとき、ルターは45歳でした。

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美術品はブレーメンの中世の市民の家の室内をイメージした家具や壁紙の中に飾られています。すべて、ルードヴィッヒ・ロゼリウスが意図したとおりです。

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絵画は装飾品のひとつとして飾られています。

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アントワープの画家による《世界の救世主》です。1515年から1520年頃の作品です。

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豪華な家具と古い絵画はブレーメンの裕福な市民階級の憧れなのでしょう。

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Xの字の形に磔にされた聖人は珍しいですね。このXの字形の十字架は聖アンデレ十字と呼ばれるものです。キリストの十二使徒のひとりの聖アンデレがこの形の十字架で処刑されたことに由来します。この作品は《聖アンデレの殉教》でヨハン・フォン・ゾーストによって描かれました。1500年頃に作品です。

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2階に上がると、階下のロビーが見下ろせます。ガラス窓越しに明るい陽光が差し込んでいます。この建物は元々、1588年にルネサンス様式で建てられたものですが、ルードヴィッヒ・ロゼリウスが1902年に買い取って、彼のイメージする中世の雰囲気にリノベーションしました。中世というよりももっとモダンな雰囲気です。

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2階の室内もロゼリウスの意匠になっています。

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こんな幻想的な聖母子像もあります。

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結局、めぼしい美術品は数点のクラナッハの作品と作者不詳の古い絵が飾られているだけです。ちゃっちゃっとロゼリウスの中世趣味を鑑賞して、外に出ます。

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人だかりがしていて、みな上のほうを眺めています。上を眺めると・・・なーんにもありません。

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でも、写真を撮っている人もいますね。

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えっと思っていると、配偶者が上のほうを指さして、マイセンの鐘よって言います。ドレスデンのマイセンの鐘のようなものが屋根と屋根の間に取り付けられています。数えると30個ほどの鐘が並んでいます。

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ちなみにこの家はツーリストインフォメーションのある建物です。ツーリストインフォメーションはブレーメン中央駅だけでなく、ここにもあるんです。ちょうど5時になり、そのマイセンの鐘(グロッケンシュピール)の演奏が始まります。ずい分、長い間、色んな曲が流れます。本当にあの鐘が鳴っているのかしら。まるでスピーカーで再生した音を流しているみたいです。時間とともに時計の左横にある柱の一部が開いて、板絵が現れます。上部が帆船でその下部に人物が描かれています。大航海時代を描いています。

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板絵は次々に変わっていきます。

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これはコロンブスですね。

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これは蒸気船を造ったフルトンです。

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見物人はどんどん増えて、飽きずにこのグロッケンシュピールGlockenspielを眺めています。

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我々はこのあたりでグロッケンシュピールを見るのをやめて、ベットヒャー通りの路地奥に進みます。



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ブレーメン散策:ベットヒャー通りの路地奥へ

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/16回目

北ドイツのメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策中です。中世を模して造られたベットヒャー通りBöttcherstraßeを歩いています。そのベットヒャー通りの真ん中にあるロゼリウスの家Roselius-Haus、グロッケンシュピールGlockenspielを見た後、路地奥に進みます。
その前にロゼリウスの家、グロッケンシュピール前の広場に面する居酒屋バー・フライタークBar Freytagのある建物ハウス・ザンクト・ペトルスの入り口の扉の両側に妙な生き物の像が飾られているのが気になります。何でしょうね。

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さて、路地を進みます。煉瓦造りの大きな建物が路地の両側にそそり立っています。

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左手の建物の壁を見上げます。煉瓦の壁にアーティスティックな文様が描かれています。

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ハウス・アトランティスHaus Atlantisという建物です。

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このあたりで、ベットヒャー通りの建物の配置を紹介しておきましょう。一番下がマルクト広場Marktplatzのほうからの通りの入り口です。上が今向かっている路地奥になります。

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右手の建物、ロビンソン・クルーソー・ハウスRobinson Crusoe Hausの壁際に妙なものが2つ飾ってあります。大猫か豹のような動物の上に裸の子供が寝そべっています。理解不能です。

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路地の先は建物の下のトンネルのようになっています。これを抜けて進みます。

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短いベットヒャー通りはこれで終わりです。広いマルティーニ通りMartinistraßeに出てしまいます。通りの向かいには聖マルティン教会Evangelische St. Martini Gemeindeが建っています。

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これが今抜けてきたベットヒャー通りです。

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ベットヒャー通りの入り口には通りの名標があります。

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入り口横には、お寿司屋さんがありますね。

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ショーウィンドウには美味しそうなサンプル見本が飾ってあります。ヨーロッパでサンプル見本を見かけるのは稀なことです。

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さて、また、ここからベットヒャー通りに戻ります。すぐに真ん中の広場に出て、グロッケンシュピール・ハウスの前まで戻りました。大航海時代の板絵は柱の中にすっかり隠れてしまっています。なかなか巧妙な細工ですね。

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ベットヒャー通りを出て、シュッティング通りSchüttingstraßeの石畳みの路地を進むと、マルクト広場の市庁舎Rathausが見えてきます。

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さきほどはロゼリウスの家の開館時間に間に合うようにマルクト広場は素通りしました。今度はゆっくりとマルクト広場の周りの建物や銅像を鑑賞しましょう。



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ブレーメン散策:マルクト広場の市庁舎とローラント像は世界遺産

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/17回目

北ドイツのメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策中です。中世を模して造られたベットヒャー通りBöttcherstraßeを歩き終わり、もう一度、マルクト広場Marktplatzに戻ります。ちゃんと周りの建物や広場の銅像を鑑賞しましょう。広場に戻ると、早速、聖ペトリ大聖堂St. Petri Dom Bremenの2本の尖塔が顔を覗かせています。


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広場を進むと、市庁舎Rathausと聖ペトリ大聖堂が並び立って、古色蒼然たる姿を見せてくれます。素晴らしい景色です。

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広場の中央から振り返ると、市庁舎の向かい側には、現在は商工会議所として使われている古びた建物ハウス・シュッティングHaus Schüttingが眺められます。その左側にある路地の先が先ほどまでいたベットヒャー通りです。

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市庁舎の建物の全景です。ブレーメン市庁舎はブリック・ゴシック建築(Brick Gothic)の代表的なもので、その後、ヴェーザー・ルネサンス様式(Weser Renaissance)によるファサードが付け加えられました。世界遺産に指定されたブレーメンの旧市街の中心的な建物です。

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おや、重厚なマルクト広場の中をいかにも今風のプチトランが横切っていきます。何か場違いな感じですね。

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広場の中央にはこれも世界遺産に指定されたブレーメン旧市街の中心的な存在であるローラント像Bremer Rolandが立っています。中世文学『ローランの歌』に登場する英雄ローラントの像で、高さ10.21mの大きな天蓋の下に高さ5.47mの石造りの立像が置かれています。言い伝えでは、この像がブレーメンを見守り続ける限り、その自由と独立は守られるとされてきました。そのため、ブレーメンの市民はあらゆる手を尽くして、このローラント像を守り続けてきました。

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マルクト広場は美しい石畳みで覆われています。そのところどころにマンホールがあります。

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その中に募金型のマンホールがあり、コインを投げ入れるとブレーメンの音楽隊の動物の鳴き声がするそうです。それらしいマンホールを探します。これかな?

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よく分かりませんが、試しにコインを落としてみますが、何も起こりませんでした。どうやら違ったようです。

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マンホールの蓋を探すのは諦めて、聖ペトリ大聖堂のほうに向かいます。

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市庁舎の側面の入り口が見えます。彫像などの豪華な装飾が施されています。

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聖ペトリ大聖堂の前には立派な石造りの騎馬像が置かれています。鉄血宰相ビスマルクの像Bismarck-Denkmalです。

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聖ペトリ大聖堂のファサードの壁面には金色で彩色された美しい絵が描かれています。

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まだ、聖ペトリ大聖堂が開いているので内部を見学しましょう。
内部に入ると、大きなゴシック様式の空間が広がっています。

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少し大聖堂の中を見て回りましょう。



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ブレーメン散策:聖ペトリ大聖堂とブレーメンの音楽隊

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/18回目

北ドイツのメルヘン街道の終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策中です。旧市街の中心、マルクト広場Marktplatzの周りの建物や広場の銅像を鑑賞しています。広場で威容を誇る聖ペトリ大聖堂St. Petri Dom Bremenの内部に足を踏み入れたところです。
3廊式のゴシック様式の素晴らしい空間です。天井が高いですね。

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後方を振り返ると、バラ窓が見えます。

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内陣のほうに進みます。右側の側廊には素朴な彫像とステンドグラスのある礼拝堂があります。

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その礼拝堂の前方に説教壇があります。

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内陣及び主祭壇は一段高いところにあります。珍しい構造ですね。

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内陣の前から後方を眺めます。一番後ろのバラ窓から明るい光が差し込んでいます。

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これは側廊。ステンドグラスがなくなっているのだけが残念です。戦争で破壊されたのでしょうか。

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大きなパイプオルガンがあります。

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再び後方に戻って、教会の大空間を眺めます。素晴らしいです。

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素晴らしいレリーフが飾られているのを見つけます。聖ペトロでしょうか。

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塔にも上れるようですが、エレベーターがないようなので、上るのは止めます。
大聖堂の外に出ると、市庁舎Rathausの側面が見えます。

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振り返ると、聖ペトリ大聖堂が青空に向かって聳え立っています。

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マルクト広場を市庁舎のほうに向かって進みます。

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ローラント像Bremer Rolandの前に出ます。

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市庁舎の先にはリープフラウエン教会Kirche Unser Lieben Frauenの姿が見えます。

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市庁舎の建物を周り込むと、ブレーメンの音楽隊Die Bremer Stadtmusikantenの銅像を発見。やはり、ブレーメンに来たからにはこれを見損ねるわけにはいきません。

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この銅像はひっそりと建っていますが、観光客のフォトスポットとして大人気です。saraiもみなさんを見習って、銅像の足を触ります。願い事が叶うのかな・・・。

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なかなか出来のよい美しい銅像です。

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さて、一通り、マルクト広場を見回ったところで、疲れているので、最低限見るべきものだけに抑えて観光は終了します。そろそろ、ディナーをいただきましょう。



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ブレーメン散策:ブレーマー・ラーツケラーの美味しい北海の魚料理

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/19回目

北ドイツのメルヘン街道Deutsche Märchenstraßeの終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策中です。旧市街の中心、マルクト広場Marktplatzの周りの建物や広場の銅像を鑑賞しています。市庁舎の建物を周り込むと、ブレーメンの音楽隊Die Bremer Stadtmusikantenの銅像もありました。ピカピカに光ったロバの足を触ったので、何かよいことが起こるでしょうか。
さて、今日は歩き回っただけで、ろくに何も食べていません。最終コースは食い気です。北海の美味しい魚を食べに行きましょう。評判のレストラン、市庁舎の地下にあるブレーマー・ラーツケラーBremer Ratskellerで食事です。

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大きなレストランの室内はアーチ状の柱と天井が波のように連なっています。まだ時間が早いのか客はチラホラです。

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このレストランはワインが売り物だけあって、メニューにはワインリストが豊富です。その中からラインガウのリースリンクの白ワインを選びます。これは美味しい。配偶者は喉の渇きを癒すため、水を大瓶で注文。

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saraiは白ワインをいただきながら、配偶者はミネラルウォーターで喉の渇きを癒しながら、料理を待ちます。

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室内の装飾は素晴らしいです。さすがに老舗ケラーです。

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saraiが注文した料理は北海の舌平目のバターソテー。結構、高い値段だけあって、とても美味です。ぺろっといただきます。

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配偶者が注文した料理は鱈のサフランソース。この料理も大変美味しく、付け合わせのジャガイモも炒めたほうれん草ももちろん美味。完食です。

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海外でここまでぺろりと食べたのは初めてかもしれません。ともかくすべてが美味しかったです。このレストランは大当たり!と言うことで二人の意見が一致しました。それに、料理が出てくるのも清算も早い! 満足しながら、ケラーの階段に向かいます。とても美しい階段ですね。

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階段の上に上がったところで、もう一度、ブレーマー・ラーツケラーの室内を眺めます。料理の味だけでなく、レストランの雰囲気も最高でした。

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ブレーマー・ラーツケラーの外に出ると、マルクト広場。重厚な建物が並んでいます。トラムの線路がその前に続いています。

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これがブレーマー・ラーツケラーの入り口。入り口は市庁舎Rathausの側面にあります。このレストランは市庁舎の地下にあるんです。つまり、世界遺産の中にあるレストランなんです。

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市庁舎の先にはリープフラウエン教会Kirche Unser Lieben Frauenの姿が見えます。

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この教会は1229年建造の初期ゴシック様式による聖母教会です。教会の煉瓦壁には美しいレリーフが取り付けられています。

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リープフラウエン教会の前にはマーカス噴水Marcus-Brunnenがあります。この噴水は当時ブレーメンの市長だったビクター・マーカスが1909年に寄贈したものです。10角の台座と噴水ボウルは石でできていて、青の噴水ストックの石灰岩は豊かな装飾が施されています。

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さあ、ハンブルクに帰りましょう。その前に、思ったより早く夕食が終わったので、金の豚を見て駅に向おうとsaraiが提案。そのブタの像があるゼーゲ通りSögestraßeに向かいましょう。

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ところがこの金の豚がなかなか見つからず、20分近くも探し回る羽目になり、提案したsaraiの面目丸つぶれで配偶者はお冠という最悪のシナリオに陥ることになります。



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ブレーメン散策:金の豚に迷って、あたふた

2018年8月21日火曜日@ブレーメン/20回目

北ドイツのメルヘン街道Deutsche Märchenstraßeの終着点、ブレーメンBremenの旧市街を散策し、最後は市庁舎の地下にあるブレーマー・ラーツケラーBremer Ratskellerで美味しい北海の魚料理をいただきました。ブレーメン中央駅からハンブルクに戻る前に町の名物のひとつ、金の豚、すなわち、ブタとブタ飼いの銅像Schweinehirtを見ておくことにします。さあ、旧市街の中をそちらに向かって歩きましょう。まずは繁華街のショッピング モール、ロイド・パッサーゲLloyd Passageを抜けていきます。

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この後、まったく方向感を失って、道に迷ってしまいます。全然、方向違いのオーバーン通りObernstraßeに出てしまいます。マルクト広場Marktplatzの聖ペトリ大聖堂St. Petri Dom Bremenが通りの先に見えたので、何とかあたりをつけて、正しい方向に復帰します。

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結局、ブタ飼いの銅像を探しまくって、何とか見つけたのは歩き始めて、20分ほど経った後のことです。笛を吹いている男がブタ飼いですね。

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道に迷ったには、美味しかったラインガウのリースリンクの白ワインでほろ酔い加減になったsaraiの体たらくと配偶者に叱られます。ごめんなさい・・・。

行きついた金の豚はしょうもないものだと配偶者はばっさり切り捨てますが、結構、愛嬌がありますよね。

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この金の豚というブタの像は歩行者天国になっているゼーゲ通りSögestraßeの車両止めの役割も果たしているようです。

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さて、見るものは見たし、中央駅のほうに向かいましょう。トラム乗り場に向かっていると緑に包まれた綺麗な公園があります。町の真ん中の緑です。

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その公園の中に風車が見えます。カフェ・ミューレKaffeemühleというカフェになっているようです。

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シュタットグラーベンStadtgrabenという綺麗な水路を渡ります。

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すぐにトラム乗り場、ヘルデントーアBremen Herdentorに到着。

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そこから6番のトラムで駅に直行。あっという間に駅前に到着。

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素晴らしく威厳のあるブレーメン中央駅が我々を迎えてくれます。

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駅舎のなかにはいります。

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雑踏の中、構内を歩いていると、30㎝四方位のダンボールぶら下げたおじさんがやってきます。何気にチラッと中を見たら、郵便物です。先ほど投函した孫たちへの絵葉書もあるかも。こんな緊張感のない収集でよいのでしょうか。それに比べると日本はきっちりしてますね。
駅舎の壁面にはブレーメンの音楽隊が描かれています。やはり、ブレーメンと言えば、コレですね。

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こんなものもあります。SUSHI2GO(すし・ツー・ゴー)。カフェ・ツー・ゴーみたいです。

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さて、この駅にはホームへのエレベーターがちゃんとあります。くたくたに疲れている身には助かります。

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ホームに上がると、ハンブルク行きの電車はまだ発車まで20分ほどあります。

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相当に疲れていた配偶者はホームのベンチに据り込みます。saraiはホームをブラブラするうちに時間は経っていきます。我々の乗る電車の1つ前の電車が入ってきます。電車の車体には、リューネブルガーハイデLüneburger Heideのエリカ群生が派手に装飾されています。

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この電車は24分発の電車と表示されてます。と、次の瞬間、その電車はまだいるのに、ホームの表示が32分発の我々の電車に変わります。エッと電車の表示を見ると、ハンブルク行きに変わっています。ハンブルクから到着する電車の時刻も表示されていたようですね。 なんだかよく分かりませんが、慌てて、乗り込みます。もちろん、車内はがらがらで、我々が一番乗りです。

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2階席の車窓からブレーメン中央駅を眺めます。なかなか活気があります。

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乗車した電車はちゃんと定時に発車します。乗った途端にsaraiはぐっすり眠りに落ちます。途中で車掌さんが検札が来たので配偶者に起こされますが、なかなかチケットが見つからず笑われてしまいます。チケットに名前が記入されていないことを指摘され、記入。一日乗り放題のニーダーザクセンチケットは乗車する2名分の名前を記入することが義務付けられています。車掌さんが過ぎ去ると、またすぐに眠りに落ちます。1時間10分ほどでハンブルクに到着。と、車内で自転車野郎が捕まっています。ここでは、自転車は電車に持ち込んでもOKらしいですし、自転車を積み込む特別の車両もあるほどですが、利用するには決まりがあります。自転車の料金を払わなかったのかな。罰金を払わされています。
ハンブルク中央駅Hamburg Hbfから宿泊しているホテルはすぐ近くです。ホテルに入り、無料のミネラルウォーターのボトルをゲットして部屋へ戻ります。熱いお風呂に入り、おやすみなさい。今日はさすがに疲れましたが、ちゃんとエリカの群落が見られて幸いでした。

明日は1日、ゆっくりとハンブルク観光です。市立美術館さえ見れば、あとはこだわりはありません。余裕の1日になる筈です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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