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バイロイト詣でに出発

2018年8月23日木曜日@ハンブルク~バイロイト

旅の11日目、ハンブルクHamburgの4日目です。

さて、今日はいよいよバイロイトBayreuthに参上です。予定通りに起きだし、支度をして、ホテルをチェックアウトです。エレベータがないのが残念ですが、ミネラルウォーターも無料で、とっても居心地の良いホテルでした。さて、頑張って、荷物を持って下りましょう。簡単にチェックアウト完了。
ハンブルクから出発するICEの発車時刻が30分以上も早まるというドイツ国鉄からのEメールが来ていたので、急いでハンブルク中央駅に行きます。駅はすぐそこです。駅に着いて、ICEのホームの確認です。あれ・・・表示されてません。そのICEが電子掲示板の一覧に見つかりません。

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ホームをすべて見回ってもそれらしいものがありません。出発時間にさらなる変更でもあったのでしょうか。しかし、よくよくチケットを見ると、出発時間を1時間も誤認していました。8時45分発ではなく、9時45分発でした。繰り上げてのミスなので、良しとしましょう。結局、当初の予定よりも1時間半以上も早く来てしまいました。旅も日を重ねるにつれて、だんだんミスが増えてきます。気を引き締めないとね。時間があるので、ゆっくり朝ごはんでもいただきましょう。ここでsaraiがまたまた大ピンチ。お腹が緩くなってきました。おトイレのあるお店にしましょう。マックが目に留まります。ここは避けて、別のハンバーガーのあるお店を選択。だって、ハンブルクですからね。

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お店に入り、メニューを確認。ハンバーガーをお願いすると、今の時間帯は、モーニングメニューだけでダメとのこと。残念ですが、選び直して、注文です。周りの席はゆったりと朝食やコーヒーで寛ぐお客さんがちらほらです。

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ガラス越しに駅の中の店舗が見えています。saraiは用を足しに出かけ、すっきりして戻ってきます。

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至って普通の朝食プレートが届きます。

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ポイントは美味しいオレンジジュース。

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朝食を美味しく頂きました。支払いはカードはダメでした。

今度こそ、いよいよ出発の時間です。もう一度、電子掲示板を見にいくと、今度はちゃんと乗るべきICEの表示があります。エレベータを見つけます。たいてい、透き通った箱を探せばよいようです。コツを掴んだ感じです。ホームに出ると、物凄く混んでます。何なんでしょうね。ファーストクラスの予約席なので問題はありませんが、車両の停車位置を確認しないといけません。掲示板によると、Aエリアのようです。一番向こうです。人をかき分けて移動です。と、電光表示板をもう一度見ると、全く反対のFエリアがファーストクラスの位置と変更されています。慌てて戻りますが、ICEが入ってきてしまいます。車両の表示の変更で、またまたホームは大混乱。皆が走り回っています。なんでいつもこうなるのでしょうね。車両のドアの前に車掌さんが立っているので、ここでよいかと訊くと、ともかく乗れと言います。ヨイコラショと乗り込みますが、通路はみんなの移動でもう大変です。我々も人をかき分けて一車両移動し、予約している席にいきます。珍しくコンパートメントタイプです。予約した席のコンパートメントには、既に家族連れがいます。予約されていることを承知だったようで、我々を見ると、おじいさんとおばあさんは他の席に移動していきます。まさか始発電車のファーストクラスで家族揃って座れないとは思わなかったのでしょうね。この混み方は異常です。相席は仕方ないですが、荷物を置く場所がありませんね。大きなスーツケースはドアの外に置きます。小さい方は、エイヤと網棚に持ち上げます。ようやく整理がついたと思ったら、電車は走り始めていました。
すぐにエルベ川の鉄橋を渡ります。

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今日は鉄道で6時間半かけて、バイロイトに大移動です。まずはICEで5時間半かけて、ニュルンベルクまで行きます。ハンブルク始発でファーストクラスですが、念のため、席の指定もいれておいたのが正解でした。と言ってもファーストクラスは席の指定料金は無料ですけどね。指定を入れておいたお陰で窓際の向かい合わせの2席が確保できました。先に座っていた家族連れには悪いですが、仕方がありません。やはり、夏のバカンスシーズンは鉄道も混むんですね。日本のお盆の帰省列車のようです。
これがインターネットで購入したハンブルクからバイロイトまでのファーストクラスのチケット。Sperpreisという割引チケットで2人分で約90ユーロ。日本円で1万2千円ほどです。

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座席にはこのICEの詳細な時刻表が置いてあります。それを旅のお供にして、ルートと各停車駅の時間をチェックしながら、鉄道旅を楽しみます。

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ハンブルクを出ると、靄っています。

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でも、またすぐに青空が広がります。リューネブルクの町を通過します。

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この後、曇ったり、小雨が降ったり、土砂降りを思わせる雨の跡だったりと、目まぐるしくお天気はかわったようです。電車の移動なので、問題ありません。ハンブルクとリューネブルク間が問題があるようで、貨物車にも抜かれるスピードです。この区間の遅れと大混雑と関係があるのかしら。

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やがて、車掌が検札にやってきます。女の子がキンダーカードをちょうだいと言うと、車掌さんはカードの束を取り出し、その中から一枚を抜いて渡してくれます。サービスがいいですね。パパは、スマホでチケットを示していました。配偶者がその女の子にキンダーカードを見せてとお願いして、写真を撮らせてもらってます。

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その女の子はおじいさんとおばあさんのところに行って戻ってくると、電車のおもちゃと絵本ももらっています。これは頼まなくても積極的に配偶者に見せてくれます。もう、女の子と配偶者はすっかりお友達です。

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ニュルンベルク到着3時までの5時間半の長旅です。電源もあり、インターネットは無料で快適に使えます。ICEの地図上での位置確認もできます。鉄道も飛行機並みのサービスですね。ブログを書いたり、ネットをしたりして過ごします。
走って1時間半ほどでツェレを通過。

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次はハノーファーを通過。

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広大な丘の肥沃な耕地が続きます。

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ドイツらしい美しい大平原の中をICEは走っていきます。

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ここまで2時間半ほど走りました。乗換のニュルンベルクまではまだ3時間ほど走らないといけません。



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バイロイトへの鉄道旅:ゲッティンゲン~ヴュルツブルク

2018年8月23日木曜日@ハンブルク~バイロイト/2回目

北ドイツのハンブルクHamburgを出て、鉄道でバイロイトBayreuthに向かっているところです。ハンブルクから2時間半ほど走り、ドイツの中央部にさしかかっています。見渡す限り、豊かな畑が広がる大平原の真っ只中を走ります。

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ゆるやかな起伏もありますが、すべてが農地に変えられて、ドイツの豊かさの根源を見せつけられます。

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森の中には豊かな水を湛えた湖もあります。

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やがて、メルヘン街道Märchenstraßeの中央に位置するゲッティンゲンGöttingenに到着。

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しばらく走って、次のカッセル・ヴィルヘルムスヘーエKassel-Wilhelmshöheに到着。

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ここで乗務員が交代。男女のカッコいいメンバーです。

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このカッセルから東に行けば、ベルリン、西に行けば、フランクフルト。そのどちらにも向かわずに南下して、フルダ、ヴュルツブルクのほうに向かいます。ICEは高台を走り、周りの平原を見下ろしながらの絶景の鉄道旅です。

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遠くの地平線まで大平原が続いています。

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盆地のようなところを抜けていきます。

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大きな町が見えてきます。フルダFuldaです。

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フルダの駅に到着。

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フルダを出て、しばらくすると、雲と青空が入り混じる不安定な天候です。

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やがて、マイン川の大きな流れが見えてきます。

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このマイン川に沿って、ICEはスピードを落としていきます。

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やがて、ヴュルツブルクWürzburgに近づいていくと、マイン川の対岸の丘の上にマリエンベルク要塞Festung Marienbergが見えてきます。

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すぐにヴュルツブルク中央駅Würzburg Hbfに到着。

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ハンブルクからずっと、ご一緒だった家族はこのヴュルツブルクで下りていきます。仲良くなった女の子ともバイバイです。ところで、ICEの食堂車からケータリングしてもらい、お昼を食べようと思っていたのですが、車内が混雑してたので無理でした。もっとも、朝をゆっくり食べたのでお腹もすいていません。柿ピーが旅のお供です。

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次の停車駅は乗換えのニュルンベルクNürnbergです。もっとも、このヴュルツブルクからまだ1時間ほどかかります。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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もう、目的地のバイロイトが近くなってきましたね。でも、まだ、2時間以上かかります。



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バイロイトへの鉄道旅:ヴュルツブルクからニュルンベルクを経て、バイロイトに到着!

2018年8月23日木曜日@ハンブルク~バイロイト/3回目

北ドイツのハンブルクHamburgを出て、鉄道でバイロイトBayreuthに向かっているところです。ハンブルクから4時間半ほど走り、ヴュルツブルクWürzburgを過ぎて、ニュルンベルクNürnbergへICEは走ります。ヴュルツブルクを出て、しばらくすると、マイン川の鉄橋を渡ります。これでマイン川とはお別れです。

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曇天の下、ニュルンベルクに向かって、ICEは快調に走ります。風力発電の大きな風車と太陽光発電の黒いパネルも多くみられます。

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そろそろニュルンベルクです。ここまでICEは常に遅れ気味で走ってきました。一時は15分以上も遅れて、ニュルンベルクでの乗り換え時間をオーバーし、不安になったときもありました。その後も予定時刻から遅れたり早まったりと不安定な走りでしたが、結局、最後は5分早くニュルンベルク中央駅Nürnberg Hbfに到着。

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乗り換え時間はたったの15分だったので、遅れを心配してましたが、結果的には余裕の乗り換えになりました。バイロイト行きの電車の前に到着。

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いよいよ、ここからバイロイトまでREで後1時間です。この電車も混んでいて、ファーストクラスはほぼ満席です。日本人の老夫妻も乗ってきます。バイロイト詣ででしょう。もうすぐ電車は出発します。

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さあ、電車が動き始め、ニュルンベルク中央駅から離れていきます。

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と同時に早速、車掌さんが検札にまわってきます。ファーストクラスが最初です。

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すぐ目の前に車内電光表示板があります。時刻が表示されています。

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行先の表示に変わります。この電車はバンベルクBamberg行です。

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経由駅の表示に変わります。バイロイト経由と表示されます。このREはニュルンベルク~バンベルク間を途中、バイロイトを経由して往復しています。

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最初の停車駅、ヘルスブルックHersbruckです。

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このあたりは風景が変わり、大平原の中ではなく、木立の中を走ります。saraiは次第に緊張してきます。ワグネリアンにとって、バイロイトは聖地ですからね。

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次の停車駅、ペグニッツPegnitzです。

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ペグニッツの小さな町を抜けていきます。

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すぐに田舎の風景に変わります。ドイツの片田舎という風情ですね。こういうところにバイロイトが出現するとはね。

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周りは畑が続きます。

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バイロイトへの最後の停車駅、クロイセンCreußenです。

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バイロイトに予定通りの到着です。実に6時間半の長時間の鉄道旅でした。
ハンブルクからニュルンベルク経由、バイロイトまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。4日前にザルツブルクSalzburgからドイツを縦断して北ドイツに移動したばかりですが、再び、また縦断して戻ってきた感じです。我ながら実に効率が悪い旅ですが、急遽、バイロイト音楽祭を旅のスケジュールに割り込ませたので、仕方がありません。

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さて、バイロイトの駅前からホテルまでのバス移動についてはしっかり調べができています。駅前のバス停からの3分後出発のバスは、目の前で出発していきました。次も別の経路で10分後にあるので、問題ありません。

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バスを待つ間、小高い丘の上にバイロイト祝祭劇場の姿が見えます。心躍るものがあります。

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今、4時を少し過ぎたところ。もうすぐバスがやってくるでしょう。ホテルにチェックイン後、バイロイトの町を少し散策しましょう。



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バイロイト散策:目抜き通りのマクシミリアン通り

2018年8月23日木曜日@ハンブルク~バイロイト/4回目

北ドイツのハンブルクHamburgを出て、長時間の鉄道旅でバイロイトBayreuthに着いたところです。すぐに出るバスは乗り損ねたので別経路の10分後のバスを待ちます。駅前のバーンホフ通りBahnhofstraßeの先にはバイロイト祝祭劇場Bayreuther Festspielhausの重厚な姿が見えています。

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予定通りにバスが到着。バスのドライバーからチケットを買い求めて、乗車します。

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しっかりシミュレーションができていて、バイロイトの旧市街近くのホテルに無事到着。ホテルはH4 ホテル レジデンツシュロス バイロイトH4 Hotel Residenzschloss Bayreuth。この春に改装したばかりの4つ星ホテルです。ホテルは夏季料金で馬鹿高いことを除けば、実に快適なホテルです。そうそう、旅している途中で、ホテルと祝祭劇場の往復の足が気になって、当初予約していたホテルを解約し、このホテルに変更したんです。このホテルは祝祭劇場との無料送迎シャトルサービスがあるんです。祝祭劇場に出かける前にお祝いのシャンパンも飲ませてくれるんだとか・・・。でも、超高い。このホテルはシーズンオフは激安の筈です。この時期ですから仕方ありませんが、我々の旅としては破格の高さです。しっかりホテルのレセプションのお姉さんの説明を聞きながら、チェックインです。ここまでは、マイカーなの?タクシーなの?と訊かれ、バスと答えるとニッコリ笑われます。我々の3日間宿泊する部屋は最上階の立派な部屋です。
快適なクイーンサイズのベッド。

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ポットやコーヒーメーカーも完備。

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使いやすそうなデスク。横にはしっかりとコンセントも装備されています。

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設備は改装したてで真新しくて、気持ちがいいです。

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リクエスト通り、バスタブ付きの部屋です。

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バイロイト音楽祭は快適なホテルで過ごせそうです。でも、この部屋は後から楽しむことにして、早速、初めてのバイロイトの町に繰り出すことにします。部屋に滞在した時間はわずか5分ほどです。部屋を出て、1階のロビーあたりに行くと、お洒落なバーカウンターが目に付きます。

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ロビーにはバイロイトに欠かせない人が腰掛けています。リヒャルト・ワーグナーです。ちょっと目礼します。

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レセプションで、シティマップをもらおうと思うと、日本人のご夫妻が何やら話し込んでいます。

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ちょっと待って、首尾よくシティマップをいただきます。その地図を片手にホテルの前に出ます。

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旧市街はすぐそこなので、ぶらぶら歩いていくことにします。ホテルの前の大通り、エアランガー通りErlanger Straßeを歩いていけば、旧市街はすぐのようです。

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歩いて5分ほどで旧市街の入り口にさしかかります。

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ここでエアランガー通りを渡って、旧市街に入ります。ヤーン通りJahnstraßeです。お店が通りの両側に並んでいます。

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目抜き通りのマクシミリアン通りMaximilianstraßeに出ます。通りの先に福音教会Spitalkircheが見えています。

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通りにある紳士服専門店のショーウィンドウにはタキシードが飾られて、ワーグナーの写真もあります。ワーグナーの聖地、バイロイトらしい雰囲気です。

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マクシミリアン通りを進むと賑やかな一画にさしかかります。

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配偶者は目ざとく、花屋さんを横目でちらり。

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賑やかなマクシミリアン通りを進んでいきます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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目指すはバイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhausです。



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バイロイト散策:超豪華な装飾に度肝を抜かれる辺境伯歌劇場

2018年8月23日木曜日@バイロイト/5回目

長時間の鉄道旅でバイロイトBayreuthに着き、早速、バイロイトの旧市街の散策に出かけました。目抜き通りのマクシミリアン通りMaximilianstraßeを歩いているところです。目指すはバイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhausです。
マクシミリアン通りから右手に伸びる通りの先に教会が見えています。聖三位一体市教会Stadtkirche Heilig Dreifaltigkeitです。

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通りに何故か、巨大な恐竜が立っています。バイロイトのイメージには不似合いですが、このあたりに恐竜博物館Urwelt-Museum Oberfrankenがあるんだとか。

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通りの高台にある公園マリーエンゲルトライン・アン・デア・シュロスキルヒェMariengärtlein an der Schloßkirche Bayreuthに迷いこみます。シュロス教会の横にある公園です。

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この高台の正面には辺境伯歌劇場が見えていますが、saraiはこれが辺境伯歌劇場とは気づかずにスルーします。

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この公園の説明と周辺のガイドツアーの案内があります。

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オペルン通りOpernstraßeの広い交差点を見下ろします。既に辺境伯歌劇場の先まできています。正面の建物はバイロイト大学のアフリカ現代文化の博物館Iwalewahaus, Universität Bayreuthです。

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オペルン通りに流れる運河カナル・グランデが見えています。

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高台の公園から下の通りに下ります。目の前に辺境伯歌劇場が見えていますが、まだ、それと気づかずに探し回る迂闊なsaraiです。

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オペルン通りから、先ほどまでいた高台の公園を見上げます。公園の下には噴水が見えます。

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うろうろとバイロイト大学のアフリカ現代文化の博物館の前を歩き回ります。

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なおも辺境伯歌劇場を探し回ります。すぐそこに見えているのにね。

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辺境伯歌劇場の向かいにあるヴィッテルスバッハー噴水WITTELSBACHER BRUNNENです。高台の公園の真下です。

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ほぼ10分ほど経って、ようやく辺境伯歌劇場の存在に気が付きます。建物が目立たずに町並みに溶け込んでいるので、ちょっと探してしまいました。まったくドジでした。

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立派なファサードですが、意外に小さな建物です。次々と観光客が入っていきます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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早速、中に入って、チケットを購入します。

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チケットは一人8ユーロ。入場料というよりも歌劇場でのマルチメディアショーの観劇料です。ショーはすぐ始まるようです。

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この辺境伯歌劇場は今年、内部の改装が終わって、オープンしたばかりです。中に入ってビックリです。素晴らしい装飾です。あまりの素晴らしさに口あんぐりです。

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舞台の後方を振り返ると、超豪華な装飾に驚かされます。とりわけ、ロイヤルボックスが凄い! まさにこれでこそ、ユネスコ世界遺産です。ブランデンブルク=バイロイト辺境伯フリードリヒ3世の妻であったヴィルヘルミーネMarkgräfin Wilhelmine von Brandenburg-Bayreuthの意向で建てられましたが、ヴィルヘルミーネがプロイセンのフリードリヒ大王Friedrichs des Großenの姉であったところにこの歌劇場の豪華さの所以がありそうです。

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舞台付近から、豪華な観客席を眺めます。天井画も素晴らしいです。

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ショーが始まるまで、この驚きの歌劇場のバロック装飾に魅了されます。



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バイロイト散策:世界遺産の辺境伯歌劇場の素晴らしさを堪能

2018年8月23日木曜日@バイロイト/6回目

バイロイトBayreuthに夕刻に着き、明日からのバイロイト音楽祭Bayreuther Festspieleに先駆け、早速、バイロイトの旧市街を散策しています。目抜き通りのマクシミリアン通りMaximilianstraßeの先に今日のお目当てのバイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhausがありました。歌劇場の内部に入ると、超豪華な装飾に度肝を抜かれます。

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しばし、舞台前からその内装に見入ってしまいます。

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上方を見やると、そこも素晴らしい装飾です。

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これは舞台前から眺めた後方左の客席です。バルコンの豪華さが尋常ではありません。

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これは右側です。

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舞台上にはスクリーンが下りて、プロジェクターからの映像が映し出されています。もうすぐマルチメディアショーが始まります。

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マルチメディアショーに備えて、後方の座席に移動します。上を見上げると、辺境伯夫妻が座ったであろうロイヤルボックスの素晴らしい装飾に、目が釘付けになります。

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天井を見上げると、素晴らしい天井画があります。天井画のテーマは辺境伯夫妻の栄光を讃えるものです。

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バロック劇場の様式で作られた舞台の豪華さも目を惹きます。

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バルコニー席は明るい照明で輝いています。

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3階層のバルコニー席の装飾の豪華さにはため息が出ます。すべて大理石に見えますが、木製なのだそうです。たくみな職人技です。

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改装で綺麗になった客席に座っていると、舞台ではプロジェクターによるマルチメディアショーが始まります。3Dによる素晴らしい映像が映し出されます。

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3Dによるバロック様式の舞台の再現が素晴らしく、その美しさに魅了されます。

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続いて、丁寧な説明が始まります。ほとんど分かりませんけどね。終了後、舞台を見に行きます。舞台の上方には、ヴィルヘルミーネMarkgräfin Wilhelmine von Brandenburg-Bayreuthのプロシア王室をもとにした、王冠を戴く赤いブランデンブルクの鷲のあるバイロイト辺境伯の紋章が飾られています。

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舞台の両脇には、トランぺッター・ロジェがあります。辺境伯夫妻の入場の際にドラムとトランペットを奏する音楽家たちが居並ぶ場所です。左側のトランペット・ロジェの上には、ブランデンブルク=バイロイト辺境伯フリードリヒ3世のイニシャル、F,M,z,B,Cが紋章として飾られています。

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右側のトランぺッター・ロジェの上には、辺境伯妃ヴィルヘルミーネのイニシャル、F,S,Wが紋章として飾られています。

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舞台を間近に観察します。だまし絵による舞台が見事です。

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バロック舞台は何層にも重なるのが特徴で、奥行きのある舞台を現出することができます。

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この辺境伯歌劇場の内部の豪華さと言ったら、saraiの知る限り、ヨーロッパ随一です。
ワーグナーも気に入って、自分の楽劇をここでやろうとしたくらいです。しかし、あまりの狭さに現在の祝祭劇場を自前で建てましたが、その建物の価値は変わりません。もちろん、この歌劇場は世界遺産に登録されています。ここでバロックオペラを見ると素晴らしいでしょうね。

辺境伯歌劇場から、オペルン通りOpernstraßeに出ます。目の前には改修工事中のシュロス教会Schloßkirche - Unsere Liebe Frauが見えています。左には教会付属のシュロス塔Schloßturmも見えています。

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オペルン通りから、辺境伯歌劇場を離れていきます。

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次はワグナーのお墓参りに向かいます。



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バイロイト散策:ワーグナーの終の棲家、ヴァーンフリート荘でお墓参り

2018年8月23日木曜日@バイロイト/7回目

明日からのバイロイト音楽祭Bayreuther Festspieleに先駆け、バイロイトBayreuthの旧市街を散策しているところです。超豪華な装飾のバイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhausを覘いた後は、ワーグナーのお墓参りに向かいます。明日からの祝祭劇場でのワーグナーの楽劇鑑賞の前に是非、お墓参りを済ませておきたかったんです。
オペルン通りOpernstraßeから、リヒャルト・ワーグナー通りRichard-Wagner-Straßeに出ます。

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リヒャルト・ワーグナー通りを歩いていると、ワーグナーと愛犬が休んでいます。バイロイトの町のあちこちに見られる風景です。因みにこの愛犬はニューファウンド犬のRussumuck(愛称ルスRuss)です。

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しばらく、リヒャルト・ワーグナー通りを歩いていくと、旗が立つ一画があります。かってのワーグナーの住居であったヴァーンフリート荘Haus Wahnfriedです。並木道の奥にその建物は見えます。

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並木道の入り口にはリヒャルト・ワーグナー博物館Richard Wagner Museumという表示があります。

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並木道をゆっくりと歩いていきます。

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ヴァーンフリート荘の姿が次第に大きくなります。

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もうすぐヴァーンフリート荘です。

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ヴァーンフリート荘の前に立ちます。

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銅像はワーグナーのパトロンだったルードヴィヒ2世Ludwig II.です。偉大な文化愛好家でした。

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建物の正面から横に周り込みます。

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ヴァーンフリート荘の横に出ます。建物の脇にはピンク色のシュウメイギク(秋明菊)が美しく咲き誇っています。

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ヴァーンフリート荘の横を抜けて、裏のほうに向かいます。

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建物の裏に周ると、噴水があがる小さな池があります。

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池越しにヴァーンフリート荘の裏側を眺めます。

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裏庭の奥にワーグナーとその妻コジマのお墓があります。

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生い茂った蔦に囲まれたワーグナー夫妻のお墓に近づきます。お墓の上には誰かが置いた花束があります。

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お墓を周り込んで、お墓と二人が暮らしたヴァーンフリート荘を眺めます。合掌!

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妙に心にこみあげるものはありません。saraiが真のワグネリアンではないのでしょうか。ワーグナー作品には無類の感動を覚えるんですが、ワーグナー個人に対する感傷めいたものは持ち合わせません。ワーグナーはsaraiにとってマーラーとはまったく異なる存在です。今日のお墓参りに際して、お墓の前で音楽を聴くという準備もありません。ワーグナーに対しては作曲家個人への偏愛は持たずに、作品の巨大性にのみ対峙すべきというのがsaraiの感覚です。ワーグナー詣ではバイロイト祝祭劇場Bayreuther Festspielhausで、明日と明後日、《トリスタンとイゾルデ》と《パルジファル》を聴くのが本筋と信じています。感傷のないお墓参りになりました。後はバイロイト音楽祭にのみ、集中しましょう。

ワーグナー夫妻のお墓の傍らに、ワーグナーの愛犬、ルスの小さなお墓があります。おしゃぶり用の骨が置いてあります。ワーグナーは無類の犬好きだったようですね。自分のお墓の近くに愛犬のお墓があったのはフリードリッヒ大王と同様です。彼らには愛犬との数々の物語があるようですね。

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再び、ヴァーンフリート荘の裏の噴水の前に戻ります。

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そして、ヴァーンフリート荘の表に出て、ワーグナーの終の棲家に別れを告げます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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これにて、バイロイト散策は終了です。バイロイトにはワーグナー以外、何もありません。



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バイロイト散策:夕食は有名レストランのドイツ料理

2018年8月23日木曜日@バイロイト/8回目

明日からのバイロイト音楽祭Bayreuther Festspieleに先駆け、バイロイトBayreuthの旧市街を散策していました。バイロイト辺境伯歌劇場Markgräfliches Opernhaus、ヴァーンフリート荘Haus Wahnfriedにあるワーグナーのお墓を巡りました。
ヴァーンフリート荘Haus Wahnfriedから綺麗な並木道を歩いて、旧市街の繁華街に向かいます。

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リヒャルト・ワーグナー通りRichard-Wagner-Straßeを抜けて、目抜き通りのマクシミリアン通りMaximilianstraßeに出ます。通りの右手に旧宮殿Altes Schlossの立派な建物が見えてきます。1715年に当時の辺境伯・ゲオルク・ヴィルヘルムが建設したものですが、1753年の火災で焼失し、再度、建て替えられました。が、第2次世界大戦中の爆撃で再び壊滅。大戦後に再修復されました。現在は税務署として使われています。

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夕食はスーパーで食材を買って帰ろうかと思っていたのですが、繁華街を歩いていると、レストランが目に留まります。テラス席が凄く混んでいて、とても活気があります。店名を見ると、ガイドブックに紹介されているお店です。オスカーOskar-Das Wirtshaus am Marktというレストランです。きっと美味しいに違いありません。ここで食べて帰りましょう。しかし、テラス席はいっぱいです。ウェイターに訊くと、店内ならOKだよとのこと。店内の奥に、ガラス天井の明るいエリアがあります。ここにしましょう。

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中は、老舗らしい装飾です。壁にはバイロイトの昔の写真が飾ってあります。このお店の前のマクシミリアン通りの昔の姿のようです。

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さてと、メニューを見て、注文しましょう。ここはドイツ料理のレストランです。

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まずは飲み物。このバイロイトはフランケン地方です。もちろん、saraiはフランケンワインをお願いします。が、配偶者はミネラルウォーターにするとのこと。すぐによく冷えたワインとミネラルウォーターが運ばれてきます。

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料理はお肉のメニューにします。豚すね肉のグリルハクセです。巨大な骨付き肉です。とても美味しくて、saraiは骨と格闘します。

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もう一皿はゆでた豚肉に西洋わさびの白いソースをかけたクレンフライシュです。

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物凄く安くて、美味しい料理でした。人気のお店のはずですね。
ゆっくりと食べて、飲んで、お店を出ると、レストランのテラス席はまだ満席状態です。

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夕暮れのマクシミリアン通りをぶらぶら歩きます。

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レストランのお隣には新鮮な魚介を扱う鮮魚店があります。内陸の町ですが、美味しいお魚もあるんですね。

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ワインの酔いがまわり、ふらふらしながらホテルに歩いて戻ります。途中、スーパーマーケットにも寄ってみましょう。ホテルで教えられたショッピングモール、ロートマイン・センターRotmain-Centerは、いろんな高級なテナントが入っていて、いわゆるスーパーマーケットではありませんでした。それでも、後で調べたら、ショッピングモールの一番奥にスーパーマーケットはあったようです。
このショッピングモールを出て、また、ブラブラ歩きますが、ホテルへは一筋道を間違えてしまいます。まあ、何とか、ホテルに無事到着します。

散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ホテルの部屋でPCを立ち上げて、ネットで、スーパーマーケットを確認すると、何のことはない・・・ホテルのすぐ近くにスーパーマーケットがあります。明日はそこに行ってみましょう。部屋はガンガンとエアコンも効いて、やはりお高いホテルは違いますね。今日はとても暑かったのです。でも、天気予報では明日は涼しくなるとのこと。明日のオペラに備え、早く寝ましょう。お風呂に入り、配偶者が洗濯をして、早々に寝ます。

明日はいよいよ、バイロイト音楽祭に初見参です。ティーレマン指揮の《トリスタンとイゾルデ》です。これ以上の演目はありませんね。ワクワクします。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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