今日は旅の3日目。フィレンツェFirenzeの3日目です。
元気よくお目覚め!
大事をとって休養したおかげでsaraiも体調回復です。
今日から二泊三日のアッシジAssisi・シエナSiena・サンジミニャーノSan Gimignanoを巡る小旅行に出かけます。最小限の荷物を小さなカバンに詰め、大きなカバンはホテルで預かってもらいます。まずは朝食。ホテルの朝食ルームはなかなか立派です。

ホテルには何故か、クリムトの複製画が飾ってあります。フィレンツェの後、saraiがウィーンに行くのを知ってて応援しているみたい。

昨日から日本人のツアーと同宿で、朝食の食堂にいると日本人だらけで、どうもイタリアにいる気分になれないので、さっさと食事をすませて出発です。
真っ青な空と昨日の暑さから薄着で出かけると、ウッさぶ!道行く人はダウンや革ジャンを羽織っています。
歩いて数分のフィレツェ中央駅Stazione Centraleに直行。駅前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会Basilica di Santa Maria Novellaは青空に映えていますね。

すぐに駅前に着きます。

駅舎にはサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局がありますが、もちろん、あの有名なサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は別の場所。

発車までにまだ30分もあるのに、午前中にはこの一本しかないアッシジ行きの電車は、一番端の16番線に既に入線してます。

なかなか精悍な車体です。

まだ、ずい分、発車までに時間があるので、ホームの先端まで歩いてみます。先頭車両を確認。やはり、ターミナル駅への出入りがあるせいか、前も後も同様の車両ですね。当たり前か(笑)。

一等車のチケットを既に購入済みなので、なんなく乗り込みます。このチケットは1週間前にネットで購入し、自宅のプリンターで印刷した紙です。ネット購入のチケットはバリデーションも不要。余計な手順は必要なく、気楽ですね。で、2両しかない1等車に乗ると、おっ、暖房が入ってます。乗客もそこそこ乗っています。イタリア人も結構時間にルーズじゃないなと思ったら、周りでは英語の会話が聞こえてきます。さすがにアッシジ行きなので、観光客が多いのかも。で、早めの行動なのかな。
車窓を眺めると、遠くのホームには特急電車が停まっているようです。

さらに、次々と人が乗り込んできて、間もなく電車はホームを離れます。
フィレンツェ郊外を出て、電車はアルノ川沿いに走ります。なだらかな丘から山(とはいっても日本の山に比べれば超低い)に景色は変わった頃から、いきなり霧! そうか、この辺りは美味しいワインと生ハムの産地。この霧が美味しさを生み出しているのね。一時間半ほどで、アレッツォArezzoに到着。車掌さんがホームに降りて、何かチェック中。

アレッツォといえば、映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の舞台として有名ですね。この街も見ていこうかと心がうずきますが、電車の本数も少ないし、先を急ぎましょう。この頃には断続的に出現した霧もすっかり晴れ、また青空とのどかな大平原が広がっています。アッシジまではまだ1時間ほどかかります。
しばらくすると、笠松が並木になっている立派な道があります。ローマ街道の名残でしょうか。

と、いきなり、海のように大きな湖の横を列車が走ります。イタリア半島部で最大の湖、トラジメノ湖Lago Trasimenoです。湖の中には、小さな島々が浮かんでいますね。

これは湖のヨットハーバーでしょうか。マストが林立しています。

ここまで来れば、アッシジももう30分ほどです。このあたりでようやく、車掌さんが検札に回ってきます。プリンターに印刷したチケットをじっと確認していますが、何も言わずに返してくれます。

最後にペルージャPerugiaを通過します。セリエAで中田選手が活躍していたのもずい分昔の話ですね。

ペルージャでは多くの乗客が降りていきます。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

いよいよアッシジに到着します。
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