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サン・ジミニャーノの朝、チステルナ広場とドゥオーモ広場

2009年5月5日火曜日@サン・ジミニャーノ

今日は旅の5日目。サン・ジミニャーノSan Gimignanoの2日目です。

昨日はアッシジAssisiからの移動で長距離バスに乗り損ねるという大変なトラブルに見舞われましたが、今朝はまたまたぐっすり眠り、気持ちよくお目覚めです。サン・ジミニャーノで迎える初めての朝です。ホテルの部屋から見えるの空は少々雲はあるものの、美しい青空です。窓を開けて、朝の空気を入れ、小鳥の声を聞きながら、しばしベッドの上でまどろみます。それはそれは美しいトスカーナの緑の丘が広がる風景に穏やかな気分になります。

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今日は昼過ぎにはフィレンツェFirenzeに戻ろうというだけで特に予定はなし。ちょっとのんびり朝寝です。
それでも、8時過ぎには食堂へ。さほどに代わり映えのしないパン、ハム、チーズ等のメニューです。

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ヨーロッパは、どこも朝は火を使わないということらしいです。日本の、ご飯の炊ける匂いとお味噌汁の匂いで目が覚めるというのは、なんとも贅沢な気がします。日本のお母さんに感謝!です。それでも何か美味しそうなものを探すsaraiです。

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さすがイタリアは果物が充実しています。

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食堂は空いていて、ゆったりと朝食を摂れます。

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食堂の窓にはトスカーナの美しい風景が広がっています。

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窓からは“塔”も見えています。

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部屋に戻ってもまだ、窓からの眺めを楽しみます。サン・ジミニャーノの小さな町は緑に囲まれています。

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部屋を出る前に最後にトスカーナ平原の眺めに目をやります。

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荷物をまとめて、チェックアウトし、荷物をホテルに預けて、街歩きに出かけます。

サン・ジミニャーノは、塔の街と言われています。それぞれの家が塔の高さで競い合い、どんどん高い塔を造り、最盛時は70塔以上もあったそうで、今でもそのうち14塔ほど残っています。その塔の中に中世の雰囲気を漂わせる路が走っていますが、街全体が城壁に囲まれた小さな街で、昨日のアッシジよりもさらにコンパクトなものです。ゼッフィレッリが監督した映画「ブラザーサン・シスタームーン」は本来、アッシジが舞台の映画ですが、より中世の雰囲気が残っているということで、このサン・ジミニャーノでロケしたそうです。確かに落ち着いた雰囲気の街です。

ホテルがあるのは街の中心のチステルナ広場Piazza della Cisternaですが、隣のドゥオーモ広場Piazza del Duomoとつながっています。チステルナ広場の中央には古い石造りの井戸があり、そのあたりからはドゥオーモDuomo di San Gimignanoや塔のいくつかも見え、とてもいい雰囲気です。

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井戸の柱の隙間から、広場の前に建つ塔を覗いてみます。

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方向を変えて、覗き込むと、saraiの泊まった(蔦のからまった)ホテル ラ チステルナHotel la Cisternaも見えます。これは誰でも俄かカメラマンになれそうですね。

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広場では、どの方向を見ても必ず塔が見えます。

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この広場からはドゥオーモ広場Piazza del Duomoがつながっています。ドゥオーモ広場に抜けると、どっしりしていますが素朴な佇まいのドゥオーモDuomo di San Gimignanoが存在感を持って現れます。

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もちろん、この広場の周りにも塔が林立しています。

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ドゥオーモの左手には、市庁舎Plazzo Comunaleであるポポロ宮殿Palazzo Del Popoloと付属するトーレ・グロッサTorre Grossaがあります。このトーレ・グロッサは現存する塔の中で一番大きく54mの高さがあります。

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このあたりの位置関係を地図で確認しておきましょう。

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トーレ・グロッサに上るのは後回しにして、先に街の高台の城砦跡に登って、眺望を楽しむことにします。



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サン・ジミニャーノ、城砦からの美しい眺め

2009年5月5日火曜日@サン・ジミニャーノ/2回目

ドゥオーモ広場Piazza del Duomoは周りをドゥオーモDuomo di San Gimignano、数本の塔、ポポロ宮殿Palazzo Del Popoloに囲まれた重厚な広場でサン・ジミニャーノSan Gimignano観光の中心地ですが、まだ朝早いため、観光客もほとんど居ません。イタリア観光は朝が一番ですね。昨日のアッシジAssisiもそうでした。
さて、ドゥオーモ広場からドゥオーモの右側の道を抜けると、ドゥオーモの裏側に出られます。

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ドゥオーモの裏側に出ると、街の一番の高台にあるロッカの城砦跡Roccaに向かう道にぶつかります。道標に従って、左のほうに行きます。

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石塀に挟まれた路地を抜けて、進んでいきます。

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城砦跡に近づくとそこは緑の多い公園、ロッカ公園Parco di Roccaになっています。

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町はずれのロッカ公園からはサン・ジミニャーノの周りに広がる美しい緑の風景が眺められます。

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城砦跡は周りの城壁のみが残っていて、内部は草花の咲く公園のようになっています。城壁には、いくつかの出入り口が開いています。

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ここは地元のかたの憩いの場所でもあるらしく、小さな子供を連れたお年寄りも来ています。城壁の一部は登れる様になっており、展望台になっています。その城砦の展望台からはサン・ジミニャーノの街の塔の半分くらいと丘の上に建つサン・ジミニャーノのまわりの広大な緑のトスカーナ平原や丘陵が360度見渡すことができます。その場に居合わせた異国の人達と思わず、ベリー・ビューティフル!ベッラ・ビスタ!と感動を共有します。

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別の方に目を転ずると・・・

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街の方に目を向けると、街に建つ塔が7~8本見えますね。

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城壁に囲まれたロッカ公園を見下ろします。

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城砦内部の公園越しにサン・ジミニャーノの塔やトスカーナ平原も見渡せます。展望台の向かい側の城壁も見えますね。

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城砦内には美しい花が咲いています。麗しい5月ですね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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しばらく、この美しい眺めにうっとりしていましたが、そろそろ城砦の丘を下って、街のほうに戻ります。



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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2009/08/08 11:13
saraiさん、こんにちは。

いやー素晴らしい街並みですね。
僕はフランコ・ゼフィレッリの映画「ロミオとジュリエット」が大好きなのですが、まるでその舞台のようですね。
今にもロミオ達が登場しそうです。一度訪れてみたいなぁ。

2, saraiさん 2009/08/08 16:45
ハルくんさん、saraiです。コメントありがとうございます。
「ロミオとジュリエット」のロケ地は知りませんが、「ブラザーサン・シスタームーン」のロケ地はここなので、ゼッフィレッリもお気に入りだったのでしょうね。ともかく素晴らしいところです。saraiもこんな美しい場所はほかに知りません。
イタリア1のオススメです。是非、行ってみてください。
saraiとしてはここでしばらく暮らしてみたいと思うほどですよ。

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サン・ジミニャーノ、塔の上から素晴らしい眺望

2009年5月5日火曜日@サン・ジミニャーノ/3回目

サン・ジミニャーノSan Gimignanoのロッカの城砦跡Roccaからの美しい眺めを満喫し、また、このロッカ公園Parco di Roccaを下って、綺麗な石畳の坂道を歩いてドゥオーモDuomo di San Gimignanoのある広場に戻ります。

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すぐにドゥオーモ広場Piazza del Duomoが見えてきます。

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ドゥオーモ広場Piazza del Duomoのまわりには7本の塔が建っており、どんな方向でも塔が目にはいってきます。この2本の塔はサルヴィッチの双塔Torri dei Salvucciでその2つの塔の間にペッティーニの塔Torre Pettiniも見えています。

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で、今度は広場の前に立つ街一番の塔トーレ・グロッサTorre Grossaに登ります。広場から建物の階段を上ったところが受付になります。

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まずはチケットを買います。一人7.5ユーロです。

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ここのロビーで荷物をロッカーにしまい、身軽になって、塔に登ります。塔はもともと権威と富の象徴として建てられた非実用のものですから、中は空洞で上に登る階段はありません。今は観光用に少なくともこの塔には内部に鉄製の階段が作られていて、それをひたすら天辺まで登っていきます。54mの高さの塔です。ヒーヒー!! 

おーっ、素晴らしい!! 苦労して登った甲斐があり、素晴らしい眺望です。昨日のシエナの眺望も素晴らしかったのですが、ここの眺望はすぐ眼下の街の眺めと周りの平原・丘陵が一体化して、心が爽やかになる眺望です。
saraiはもう感動もので、ここの街だったら、住んでみたいともうウルウル大感動です。世界にこんな美しいところがあるんですね!
ともかく、色んな方向・角度でシャッターを切ります。どうぞ、この素晴らしい眺望を楽しんでくださいね。

真下に見えるチステルナ広場Piazza della Cisternaです。

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細長く続く小さなサン・ジミニャーノの町並みの先にはトスカーナ平原が広がります。手前に見える塔はクニャネージの塔Torre dei Cugnanesiです。その左にちらっと見えているのがカンパテッリの塔Torre Campatelliです。通りの先に見える小さな塔がフィチェレッリの塔Torre Ficherelliです。

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塔と緑の平原が一体化した絶景です。この塔はベッチの塔Torre dei Becciです。

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チステルナ広場に立つディアヴォロの塔Torre del Diavoloの向こうにカステッロCastello di San Gimignanoの大きな建物が見えています。

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ロニョーザの塔Torre Rognosaとその向こうの風景です。ロニョーザの塔の左に小さなキージの塔Torre Chigiの先端が見えています。

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ロニョーザの塔とディアヴォロの塔とカステッロの風景です。

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チステルナ広場の手前にはアルディンゲッリの双塔Torri degli Ardinghelli、奥にはディアヴォロの塔が見えています。

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サルヴィッチの双塔Torri dei Salvucciとその裏にペッティーニの塔Torre Pettini、右にはキージの塔Torre Chigiが見えています。

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参事会教会の鐘楼Campanile della Collegiataの向こうにはロッカの城砦跡(ロッカ公園)が見えています。

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最後にトスカーナの平原や丘陵の美しい風景を眺めます。

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しばらく、この美しい景色を見ながら、爽やかなトスカーナの5月の陽光のなかで幸福なひとときを過ごします。しばらく眺めを楽しんだ後、名残を残しつつ、塔を下ります。結局、トーレ・グロッサからは分かっただけでも11本の塔を見ることができました。トーレ・グロッサ自身を含めると、現存する14本の塔のうち、12本は見たことになります。ロッカ公園でも10本ほどは見えたので、ほとんどの塔は見たことになるでしょう。
これから街の散策に移ります。



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サン・ジミニャーノの街散策

2009年5月5日火曜日@サン・ジミニャーノ/4回目

サン・ジミニャーノSan Gimignanoのトーレ・グロッサTorre Grossaの塔の上からの眺めにすっかり魅了されました。やがて、塔を下りて、外に出ます。

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塔を下りたところから、上を見上げると、回廊越しに塔が見えます。参事会教会の鐘楼Campanile della Collegiataです。

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回廊を進み、見上げると、トーレ・グロッサが見えます。

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もう少し移動すると、トーレ・グロッサのほぼ全景が見えます。美しい風景です。

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回廊を下りて、また、ドゥオーモ広場のほうに向かいます。

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大きなアーチのトンネルの先にはドゥオーモDuomo di San Gimignanoの前の石段が見えてきます。

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ドゥオーモのファサード前の石段です。サルヴィッチの双塔Torri dei Salvucciとその右にペッティーニの塔Torre Pettiniが見えています。

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充足した気持ちで、街を散策します。ドゥオーモ広場からサン・マッテオ通りVia S. Matteoを北に進みます。通りの先にはペショリーニの塔の家Casa-torre Pescioliniが見えています。トーレ・グロッサの上からは見えなかった2つの塔のうちの一つです。

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石のアーチの先にペショリーニの塔の家が半分ほど見えています。

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通り沿いの鉄柵の中に綺麗なお庭があります。

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素敵な通り抜けのアーチの路地があります。

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とても気持ちのよい路が続く街です。
サン・ジミニャーノはとても小さな街なので、すぐに街の端のサンタゴスティーノ教会Chiesa di Sant'Agostinoにたどりつきます。教会の中庭に入ってみると、回廊で囲まれた美しい庭です。中央には古い石造りの井戸があります。

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井戸の周りには綺麗な花々が咲いています。

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これでほぼ街全体を見たことになります。南仏の鷲ノ巣村と同じようにとてもかわいい街ですね。通りの外れには、トラックに魚の陳列台を組み込んだ魚屋さんが来ています。内陸部の街でも、新鮮な魚が手に入るのですね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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さて、街をひととおり見て歩きましたが、saraiのこの街でのお目当てはもう一つ。この街の名産の白ワインのヴェルナッチャVernaccia di San Gimignanoです。トスカーナワインと言えば、赤ワインが有名ですが、このサン・ジミニャーノにだけは白ワインがあるんです。これからワイン屋さんに直行します。



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サン・ジミニャーノでお買い物、そして、お別れ

2009年5月5日火曜日@サン・ジミニャーノ/5回目

サン・ジミニャーノSan Gimignanoの散策で目をつけていたワイン屋さん(la fiaschetteria di boboli)に直行です。サン・ジミニャーノ名物の白ワインであるヴェルナッチャVernaccia di San Gimignanoは昨夜のディナーでも既に体験済で美味しいワインです。ワイン屋さんでは、試飲もさせてくれるので、saraiは迷わず、ヴェルナッチャの試飲を希望。この周辺はキャンティワインの産地なので、それも魅力ですが、キャンティは赤ワイン。白ワイン好きのsaraiはヴェルナッチャに惹かれて、この街に泊まることにしたくらいです。

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じっくりと試飲した結果、配偶者の意見も合わせて、2本購入。また、こんな重たいものをどうするんだよ!(自分へ)

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帰国後に飲んだ白ワイン、ヴェルナッチャのボトルから剥がしたラベルです。美味しかった!!

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この店はチーズやハムなども扱っています。

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パルミジャーノ・レッジャーノ(パルマ産の美味しいチーズ)みたいなチーズはあるかって、店のお姉さんに訊くと、即座にチーズの大きな塊を取り出し、少し、試食用にスライスしてくれます。食べてみて、2人とも納得の味です。パルミジャーノ・レッジャーノをさらにクリーミーにしたような味でとても美味しい。別のチーズも試食させてくれますが、やはり、最初のチーズが最高。カットして真空パックしてもらいます。値段を訊くととても安いのに驚き、思わず、最初の3パックにさらに5パック追加。お店のお姉さんも「えっ」と訊き返すほど、呆れています。結局、ほとんど、チーズの塊ひとつを全部買い込んでしまうことになります。
ますます、この街が気に入ります。この店では生ハムも置いてあり、別のお客さんがスライスしてもらっています。ずい分、生ハムもそそられるものもありますが、買い物していると切りがありませんね。
そうそう、このお店での買い物の前に、通りすがりのかばん屋さん(Cuoieria Fiorentina S.R.L.)にふらっとはいり、実はsaraiの皮のショルダーバックも購入済。結構、物価が安いんです。この皮のカバンは今でも毎日便利に使っています。

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街歩きは実に楽しいのですが、そろそろ、フィレンツェFirenzeに戻る頃合です。

ホテルにとってかえし、預けてあった荷物を受け取ります。

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配偶者は買い物したものをロビーの椅子でせっせと整理します。

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荷物の整理も終わり、ホテルを出て、バス停のあるポルタ・サン・ジョヴァンニPorta San Giovanniのほうに向かいます。
まず、チステルナ広場Piazza della Cisternaのタバッキでフィレンツェまでのバスチケットを購入しようとしたら、何と品切れ! 仕方がないので、途中でタバッキを見つけて購入しましょう。
こんなときに限って、タバッキが見つかりません。もう、ポルタ・サン・ジョバンニが近くに見えてきます。あー、やっと、タバッキがあった。それっとばかりに店に入ると、先客が並んでいます。いらいらしながら待って、ようやくチケットをゲット。

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不思議にチケットを入手したら、また、気持ちが落ち着いて(何のこっちゃ・・・)、またまた、近くにあったチョコレート屋さんに立ち寄って、買い物モード・・・

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美味しそうなものが多くて、色々と目移りします。

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本当はお昼前のバスに乗るつもりでしたが、あまりの街の居心地の良さに時を忘れ、もう次のバスは午後1時です。まだ、乗車まで少し時間があります。そういえば、まだ、お昼ご飯をいただいていません。どこかでせめてお茶でもしようとバス停の近くを見回すと、すぐそばにセルフ式ですが、小奇麗なカフェレストランがあります。ラ・タベルナ・デル・グランドゥカートLa Taverna del Granducatoというレストランです。中にはいると、お客も居なくてガランとしていますが、ショーケースには美味しそうなケーキがあります。

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つかの間のお茶をお店の前のテラス席で楽しみます。やはり、こんなところでも、本場のパンナコッタ、ティラミスは美味しい!!

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saraiはこの街では大変寛げます。

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結局、かなりの間、このテラス席に腰を落ち着けます。

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テラス席からは、街の城門ポルタ・サン・ジョヴァンニのあたりが見えています。

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お腹も落ちついたところで、再び、バス停、モンテマッジョ広場Piazzale Montemaggioへ。再度、バスの時間を確認します。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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バスは少し遅れてやってきます。バス乗車時に運転手さんにフィレンツェに直通かと訊くと、途中の街ポッジボンジPoggibonsiで乗り換えだとのこと。ちょっと不安ではありますが、ともかく乗り込みましょう。バスが少し走ると、ふいに後方にサン・ジミニャーノの街が遠くに小さく見えます。ほんの一瞬のことです。

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数秒後にはまったく見えなくなります。

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たった1日にもならない滞在でしたが、サン・ジミニャーノの町は深く心に刻み込まれました。が、もうバスからはまったく見えません。また、いつか来ることがあるのか・・・もしまた、来ることがあれば、この街の姿が見えた瞬間にきっと懐かしい思いにかられることは間違いありません。そんな素晴らしい街に出会えて、大変幸福でした。

バスは山道を一路、ポッジボンジに向かいます。

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色々なことがあった小旅行を終えて、フィレンツェに戻ろうとしています。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

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