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ウィーンの森、ベートーヴェンの散歩道を勝手に認定!?

2009年5月8日金曜日@ウィーン

今日は旅の8日目。ウィーンWienの3日目です。

お~、今日もいいお天気です。快晴です!
こんな日は、薫風に吹かれながらウィーンの森を散策するしかないでしょう。
早く朝食を済ませて出かけましょう。でも、今朝は配偶者が用意した美味しいシュパーゲルとトリュフ入りハムがあります。中庭で朝食を楽しまなくっちゃ。配偶者がゆがいたシュパーゲルもなかなか美味で、贅沢な朝食です。

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ウィーンの森は市街地からトラムで30分程です。ホテルを出たところで、トラムに乗る前にホテル界隈をちょっと探検してみることにします。このあたりはウィーンの中心からトラムで10分位のところですが、多くの人たちが住んでいます。生活感のあるお店が一杯です。ジャパニーズ・レストランもありますね。

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やはり、現地の人の生活ぶりを知るためにスーパーをのぞいてみましょう。お惣菜から肉・野菜、冷凍食品、調味料・・・、日本のスーパーとさほどに違いは感じられません。なんと、「おかき」まであります! 我々も住めそうです。が、食料品だけで日用雑貨品は全く置いてありません。厳格に分けられているようです。じゃ、どこに・・・
隣にあります。洗剤や化粧品、歯磨き関係、傷バンなど何でもあります。日焼け止めや香料が多いのにはビックリです。いろいろあるけど、やはりシャンプーは見つけられません。何故かな・・・。

ともあれ、そろそろトラムに乗りましょう。ランゲガッセLange Gasseから5番のトラムに乗って、シュピタールガッセSpitalgasseで38番のトラムに一度だけ乗り換えると終点がグリンツィングGrinzingというウィーンの森の麓の町です。そこはホイリゲというワインの新酒を造って飲ませる居酒屋があるところです。ウィーンに何回も来ていながら、夜はいつもオペラで忙しいので、来る機会がありませんでした。そこで、お昼ご飯でも頂こうと思って、行くことにしました。
トラムがグリンツィング大通りGrinzinger Alleeのゆるやかな坂道を登り、周りの緑が多くなったところがトラムの終点です。

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トラムの終点のグリンツィングの停留所は線路がぐるっと1回転して、また、逆方向に戻るようになっています。その線路が建物のアーチのトンネルをくぐるところを出て、ヒンメル通りHimmelstraßeに出ます。

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お昼ごはんの前に気持ちのいいところですから、まずは散策しましょう。ここグリンツィングから、もう一つの街ハイリゲンシュタットHeiligenstadtのほうに向かいます。ここはベートーヴェンが住んでいたところで、ベートーヴェンにまつわるところが多くあります。ここにもベートーヴェンの散歩道があるようなので、その方に向かいます。一昨年、ウィーンから程近い温泉地、バーデンBadenを訪れたときも、その地のベートーヴェンの散歩道を散策したことを懐かしんでのことです。
しかしながら、道の両脇はずっと住宅が続くばかりでとてもウィーンの森という風情ではありません。まあ、このあたりは郊外の住宅地らしく、お庭のきれいなお宅が多いのが救いで、歩いていて気持ちのいいところではあります。木々が綺麗な花を咲かせています。

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これは藤の花かな。

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マロニエの美しい花も満開です。

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ずい分、歩いたところでやっと緑の多いところがあったので、その緑のなかを歩きます。公園では家族連れがピクニックでしょうか。

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とりあえず、このあたりがベートーヴェンの散歩道だろうと勝手に認定したりします。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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散策はさらに続きます。



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ウィーンの森、ベートーヴェンの散歩道を遂に発見!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/2回目

ベートーヴェンの散歩道を勝手に認定しながら、このあたりの散策を続けます。
この季節のヨーロッパは木々の花が一斉に咲いて、とても綺麗です。マロニエやライラックが目を引きます。

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綺麗な草原にも白い小花が咲き、とてもいい感じです。

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木々の花も一斉に咲き出しています。

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ウィーンと言えば、マロニエの花ですね。

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これもマロニエ。

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そうこうするうちに、勝手に自分で認定したのではなく、本物のベートーヴェンの散歩道Beethovengangを発見。プレートにしっかりと明記されているので間違いありません。エロイカガッセEroicagasseという通りから、小川に沿って伸びる小道です。

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この写真だけを見ると、いかにもそれらしい雰囲気ですが、実際は結構まわりに高級住宅が建てられており、当時の風情は失われています。

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が、それでも渓流シュライバー川Schreiberbachが横を流れ、緑濃い散歩道ではあります。

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楽聖ベートーヴェンに思いを馳せながら、ベートーヴェンの散歩道を逍遥します。

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このあたりはところどころ、綺麗な花々も咲いており、ついつい観察してしまいます。配偶者が花好きなので、これは何の花かなって感じになります。

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これはライラックの白い花ですね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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まあ、ベートーヴェンの散歩道も見つかったことだし、いよいよベートーヴェンが通ったというホイリゲでお昼をいただきましょう。



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この記事へのコメント

1, APPLE STAFFさん 2009/09/18 13:06
こんにちは。アップルワールドスタッフです。
お写真とても癒されます。
優雅な旅ブログをいつも拝見させて頂き勉強させて頂いております(^v^)
ブログからとても暖かいご夫婦像が目に浮かび、こちらも暖かい気持ちになります。

2, saraiさん 2009/09/18 13:30
大変なお褒めのお言葉、ありがとうございます。
5月の連休にヨーロッパに行くことが習慣になっていますが、この時期はマロニエ、ライラックなどの花の季節で街中も郊外もとても綺麗です。
生き甲斐になっている夫婦2人の旅、少しでも旅の楽しさ・感動が伝えられればと思っています。旅の間、ふとしたことで夫婦間がぎすぎすすることも正直ありますが、夫婦なればこその旅かなと、常日頃、配偶者に感謝しています。
今回の旅ももう終盤です。最後までお楽しみください。

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ウィーンの森、ホイリゲを求めて・・・

2009年5月8日金曜日@ウィーン/3回目

ベートーヴェンの散歩道Beethovengangを発見できたことに気をよくして、ベートーヴェンが通ったというホイリゲHeurigerのマイヤーMAYER AM PFARRPLATZに向かうことにします。ホイリゲでランチしましょう。
ホイリゲ・マイヤーはベートーヴェンの散歩道からエロイカガッセの通りを少し行ったところにあります。

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そのホイリゲ・マイヤーの隣にはアーチがあったりして、綺麗に整備されています。

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ホイリゲ・マイヤーの壁にはベートーヴェンゆかりの建物であることをウィーン市が認定する紅白の旗があります。ベートーヴェンハウスBeethovenhausと書かれています。

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このホイリゲの町にあるベートーヴェンのゆかりの建物の案内図もあります。

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お隣にはカトリック教会ザンクト・ヤコブKatholische Kirche St. Jakobもあります。

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このホイリゲ・マイヤーをまわりからさんざん見物した後、それでは、さあ、はいってみましょう。

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ところが入口に行ってみると、残念ながら、今日は平日なので夕方4時からの営業です。明日の土曜日ならば11時からの営業だったのですが・・・

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うう・・・残念。うらめしく看板を見上げるのみです。

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まあ、仕方がないので、丁度、となりにも大きなホイリゲがあるので、そこにしましょう。ここは営業中のようです。中にはいると、大きな庭園になっています。でも、係りの人が近寄ってきて、今日は一般営業はやっていないとのこと。貸切か何かのようですね。
本来、ホイリゲは居酒屋なので、お昼は営業しないものらしい。観光ガイドブックで確かめると、グリンツィングGrinzingのホイリゲはお昼にも営業しているお店もあるようです。このハイリゲンシュタットHeiligenstadtは見物だけにして、早々にグリンツィングに戻りましょう。

グリンツィングに戻る前に、この近くにベートーヴェンが遺書を書いた家Beethoven Wohnungがあるので寄ってみます。

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ここは何と20年程前、初めてウィーンに行ったときにツアーの案内で行ったことのあるところです。またしても、ツアーで人に連れて行ってもらったところは印象が薄かったことを実感。もう一度、しっかりと遺書の家をじっくりと見ます。

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周りの木には花が咲いています。とてもよい季節ですね。ベートーヴェンもこの花を眺めたのかしらね。

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このあたりは少し歩くと、やたらにベートーヴェンゆかりのものに行き当ります。紅白の旗が出ているので分りますが、特に興味はありません。だって、ベートーヴェンがここに住んでいたのだから、このあたりはみんな記念のところばかりは当たり前でしょう。ここはベートーヴェンと作家で詩人のグリルパルツァーが住んでいた家、ベートーヴェン・グリルパルツァー・ハウスBeethoven-Grillparzer-Hausです。

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お昼がいただけるホイリゲを求めて、結局トラムを最初に下りたグリンツィングに戻ります。結構、距離もあるので、歩き疲れて、途中のバス停、ノイゲバウアーヴェーグNeugebauerwegでグリンツィング行きのバスに乗ります。もちろん、ウィーンカードが有効です。
無事、グリンツィングのホイリゲの有名店、ルドルフスホーフGrinzing Heuriger Rudolfshofに行き着きます。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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お昼は結構、客が少ないのですが、それでも有名店ですから、客が次々にやってきます。気持ちのいいお天気ですから、中庭のテーブルに着きます。
まずはハウスワインをいただきます。ワイン1杯が3ユーロとお安い料金です。

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陽光を浴びながら、ワインをいただきます。

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中庭はこんな感じです。真っ黄色の壁に囲まれた可愛い空間で、聖母子像まで建っています。

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中庭から見たホイリゲのキッチンの建物。

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ここでは、ビーフとポークのミックスグリルを食べましたが、なかなか素朴な味で美味しいものです。ジャガイモやピーマン、パプリカ、ズッキーニなどの野菜に混じって、なんと西洋なしのグリルしたものもあります。これはこれで意外に美味しい!と配偶者には受けています。この料理は15.5ユーロ。まあまあです。

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お腹もふくれ、ワインでご機嫌になったところで、この快晴の中、このまま終わるのももったいない。で、ウィーン市内のドナウ運河クルーズに行くことにします。




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ドナウ運河クルーズ、滑り込みセーフ!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/4回目

グリンツィングGrinzingのホイリゲの有名店、ルドルフスホーフGrinzing Heuriger Rudolfshofでのランチをいただいて、次はウィーン市内のドナウ運河クルーズに向かいます。
また、グリンツィングからバスに乗って、またまた、ハイリゲンシュタットHeiligenstadtに向かいます。ハイリゲンシュタットに着くと、そこには大きな駅があります。ここで地下鉄U4に乗ります。シュヴェーデンプラッツ駅Schwedenplatzで地下鉄U1に乗り継いで、クルーズ船乗り場のあるライヒスブリュッケReichsbrückeに急ぎます。というのも出航時間が迫っているからです。
最寄の駅、フォルガルテンシュトラーセVorgartenstraßeに着いたときは出航の5分前。小走りで乗り場に急ぐと、もう船は出航しそうです。そこは配偶者のこと、遠くから、船員さんに手を振って、コンタクト。無事に乗船できます。左上に見えている橋がドナウ川に架かるライヒス橋Reichsbrückeです。

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乗船後、船内でチケットを購入します。

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チケットというよりもレシートを渡されます。

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まず、クルーズ船は国連シティ(UNO-City)Internationales Zentrum Wienのあたりのドナウ川Donauを出発します。ドナウタワーDonauturmも近くに見えています。

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ドナウ川は広々としていて、クルーズすると気持ちがいいです。両岸もずっと見渡せます。国連シティの高層ビルがずらっと見えています。

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クルーズ船はドナウタワーの前をゆっくりと通り過ぎます。

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この川幅の広いドナウ川にも、このウィーンには橋が多くかかっています。ライヒスブリュッケ(ライヒス橋)Reichsbrückeから出発したクルーズ船はすぐに次の橋、ブリギッテナウアー橋Brigittenauer Brückeを過ぎて、ゲオルク・ガンツァー橋Georg-Ganzer-Stegに近づいていきます。

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船の往来も多く、双胴船みたいなおおきな船が停泊しています。実はこの船は岸辺に固定された学校です。

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ベルタフォンサットナー高校Bertha-von-Suttner-Gymnasiumは建設用地を必要とせず、移動が容易なことから船として建設されました。造船所の需要を喚起するためでもあったようです。この船はしばしば訓練船とも呼ばれています。学校と船の名前は、オーストリアの作家ベルタ・フォン・シュットナー Bertha von Suttnerに由来します。

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ベルタフォンサットナー高校とドナウタワーが後ろに過ぎ去っていきます。

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このクルーズ船は屋根はありますが、両脇は空いていて、まわりの景色がよく見えるようになっています。
左手は緑の岸辺になっています。

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先ほど散策していたウィーンの森Wienerwaldに再び、今度はドナウ川のほうから近づいていきます。

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また、逆方向から来る船と行き交います。小型の貨物ボートが多いようです。今でも、ドナウ川は水運が盛んなんですね。

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また、別の一艘とすれ違います。

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ウィーンの森のこんもりとした丘が近づいてきます。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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しばらくするといよいよドナウ運河Donau Kanalにはいります。



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ウィーン市内のドナウ運河をクルーズ

2009年5月8日金曜日@ウィーン/5回目

クルーズ船は大きなドナウ川Donauから、いよいよドナウ運河Donau Kanalにはいっていきます。
ウィーン市内近くを流れているドナウ川みたいなのは実はこのドナウ運河。ドナウ川本流に比べると、まったくと言っていいほど、川幅がありません。
ヌスドルフNußdorfのあたりにドナウ川から、このドナウ運河への入り口があります。入り口は2本ありますが、手前の入り口にクルーズ船は向かいます。岸辺の向こうにもう一本の入り口があります。
岸辺越しにもう一本の入り口にある閘門の橋、ライオン橋(正式名称:シェメールブリュッケSchemerlbrücke)のライオン像が見えています。この堰監視所と橋はいずれもオットー・ワーグナーの設計によるものです。

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クルーズ船はドナウ運河の閘門、ヌスドルフ閘門Nussdorfer Schleuseに向かいます。

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運河に入るためには水位調整が必要で船は閘室内に入って水位調整にはいります。saraiも配偶者も運河の水位調整は初体験。テレビでは見慣れていますが、なかなか興味深いです。まずは後方のゲートが閉じようとしています。

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ゲートが閉じると、排水し、水位を下げていきます。水の跡が見えている分、水位が下がっています。

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どんどん水位が下がり、横に見える階段がすべて水面の上になります。

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その階段には早速、鳥が来て餌をついばんでいます。

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水位が十分に下がると、今度は前方のゲートが上がり始めます。

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前方のゲートを開けるまで、多分、15分以上はかかったでしょうか。前方のゲートが開くと、やっと出発です。

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閘門を抜けて、ドナウ運河に入ります。右側の入り口からの水路と合流します。

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シュピッテラウSpittelauあたりに近づくと、奇妙な塔が見えてきます。

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塔の下にも派手な色合いの建物があります。これは最近のウィーン名物で、有名建築家フンデルトヴァッサーの設計になるシュピッテラウごみ焼却場Müllverbrennungsanlage Spittelau - Hundertwasserです。まるでテーマパークですね。

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お隣にはウィーン・エネルギー・センターWien Energie-Welt Spittelauの派手な建物。ガスや熱などのエネルギーのサプライヤーです。

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また、ウィーン・エネルギー・センターの後方にシュピッテラウごみ焼却場の塔(煙突?)が見えてきます。

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しばらく、このごみ焼却場に見入っていました。

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でも、わざわざウィーンにまで行かなくても、フンデルトヴァッサーのごみ焼却場は日本でも見られるそうですね。大阪にあるそうですから、近くに行かれた方は必見です。

ところで、運河クルーズで面白いのは、運河は幅が結構狭いので、船が進むと、船の後ろに波がたって、それが両岸を洗っていくことです。船の上でわっと歓声が起こり、何事かと思うと、この両岸を洗う波で岸辺に座っていた人達がずぶぬれ。すると、また、前方の岸辺に座っている人達が・・・。見事にまた、ずぶぬれ。クルーズ船が進むにしたがって、この光景が繰り返されます。
人の不幸は笑えてしますのが人の性ですね。

さて、シュヴェーデンプラッツSchwedenplatzを過ぎて、横に停泊している船を見てビックリ。船がプールになっています。プール船です。初めて見ます。

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さすがにこのプール船は岸辺に固定されていますね。これはバーデシフBadeschiffという施設だそうです。長さ26メートル、水温26度に保たれたプールです。

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その先には、お洒落な施設があります。

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これは上を見上げると、その正体が分かります。ウラニア天文台Urania Sternwarteです。

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ここがドナウ運河クルーズの終点。ウラニア天文台で折り返して、シュヴェーデンプラッツ前の船着き場に向かいます。

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これでこの気持ちのよいクルーズも終了。1時間半くらいの手軽なクルーズでした。クルーズ船はその名もヴィエナVienna号。左に見える橋はシュヴェーデン橋Schwedenbrückeです。

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ドナウ運河クルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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この後はまたカフェまわりです。



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ウィーンのカフェ、お気に入りのトップ決定!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/6回目

ドナウ運河クルーズを終えて、シュヴェーデンプラッツSchwedenplatzに立ちます。ここには一昨日、ウィーン料理店、グリーヒェンバイスルGriechenbeislでランチをいただくために来たばかりです。運河前の広場から、グリーフェンバイスルに続く路地、ハフナーシュタイクHafnersteigを眺めます。路地奥の階段沿いにグリーフェンバイスルがあります。

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この後はカフェ巡りです。
ウィーンWienの旧市街の中心地のケルントナー通りKärntner Straßeにある有名店ハイナーK.u.K. Café-Konditorei L. Heinerの本店に行ってみます。1階がお菓子屋さんで2階がカフェです。2階にあがります。窓からはケルントナー通りが見えています。

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ショーケースには、美味しそうなケーキが並んでいます。

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軽食(サラダとか)も並んでいます。

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ケーキとコーヒーを注文。ここでもsaraiはしつこくアプフェルシュトゥルーデルを頼みます。今回は配偶者の助言でしっかり、熱くしてねとウェートレスのおばさんに注文。ついでにホイップクリーム添えにしてもらいます。ドイツやオーストリアでは、ケーキを注文するときにミット・シュラークと言えば、ホイップクリーム添えにしてもらえます。

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配偶者は、モカクラプフェン(コーヒー味の軟らかいクリームが乗ったケーキ)を注文。

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いずれもものすごーく美味しい! sarai&配偶者の間で、ウィーンで一番のカフェという評価が出ました。お店の雰囲気もいいしね・・・

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カフェに満足して、ケルントナー通りをぶらぶらして、シュターツオーパーWiener Staatsoper前に出ます。

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この後は最後のオペレッタです。このシュターツオーパーではなく、フォルクスオーパーVolksoperに行きます。



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この記事へのコメント

1, ちあきさん 2009/10/02 22:10
初めまして♪ 
L.Heinerのケーキ 美味しそうですね!!
私もいつかウィーンに行ったら「カフェ巡り」をしたいと夢見て
たくさんの方のブログを拝見して研究(?!)しておりました
f^^;。
で、HeinerのApfelstrudelも食べた~いと思っていたんですが
saraiさんのブログを拝見してますます食べたくなりました(^^)。支店のWollzeile店の方に行きたいと思っていましたが
ケルントナー通り店も素敵ですね☆。
実は・・・来年の3月に小二の娘と夢の「ウィーン」に行くことになったんですぅ!!!(T_T)。←嬉し涙
だから絶対絶対Heinerに行きます!!二店とも(笑)。
それではまた続きも楽しみに読ませていただきますね(*^^*)。

では♪

2, saraiさん 2009/10/02 22:36
ちあきさん、コメントありがとうございます。
ウィーンで娘さんと夢の街「ウィーン」、楽しみですね。
ケルントナー通りは今、路面工事中でハイナーの前も実はひどい状態ですが、御覧の通り、店の中は明るくて、とても雰囲気いいですよ。ウェートレスも若い子はいませんが、ベテラン(笑い)ぞろいだし。
最後にデーメルも登場しますので、楽しんでくださいね。
saraiの来年のウィーンは7月になりました。支店のWollzeile店にも行ってみようかな・・・

  3, ちあきさん 2009/10/02 22:54
saraiさん、早速!のお返事ありがとうございます(笑)。
Wollzeile店は穴場でそんなに混んでいないので、落ち着けるみたいですよ(^^)。こちらも親切な年配のウェートレスさんがいらっしゃるようです(笑)。
Demelも行きたいのでブログの続きが楽しみです♪。
私がDemelで絶対食べたいケーキはSachertorteではなく^^;、Oberscremeschnitteなんです。かなり美味しいらしいですよ~♪。
他にはTirolerhofの これまた有名なApfelstrudelではなく(^^;、Mohr im Hemdです。これもすごーく美味しいみたいですよ。

思いっきり「花より団子」の私ですがf^^;、娘が楽しみにしているプラーターにも行く予定です(^^)。
それではまた♪

4, saraiさん 2009/10/03 09:57
ちあきさん、おはようございます。
ウィーン通?を自任しているsaraiより、無茶苦茶、ウィーンに詳しいですね。
でも、デーメルのザッハートルテはホテルザッハーよりも美味しく、毎回、食べてます。是非、これも食してください。もちろん、ミット・シュラークで(笑)。
チロラーホフも今回行こうとして店の前まで行きましたが、あれっ、これってこの前に来た店だったねと配偶者と顔を見合わせて、パスしましたが、いいカフェですね。
前にアプフェルシュトゥルーデルを食べたときはつめたかった記憶があります。あったかくしてねと言わないとだめですね。

プラーターはいいですね。十分、時間をとって、広い園地を楽しんでください(ミニ列車で1周とか)。saraiはあの観覧車に乗りに2度ほど行っただけであまり全体をまわっていません。だって、子供連れじゃないですからね。

それではまた、お越しをお待ちしていますね。

5, ちあきさん 2010/04/01 20:25
ご無沙汰しております。昨日「ウィーン」から帰ってきました。「L.Heiner」には2店とも行きましたが、私は「Wollzeile店」の方が良かったです。こじんまりして落ち着いているし、対応してくれた若くて綺麗な店員さん(おばさんではありませんでした(笑))の感じがとっても良かったからです。私もApfelstrudel mit schlagを食べました♪。すごーく美味しかったです。Trueffeltorteも大変美味しかったですよ(^^)。saraiさんは「Grimm」というパン屋さんの名店をご存知でしょうか?。ここのApfelstrudelも絶品でした♪。レーズンと少しのナッツがアクセントになっているし、ずっしりしていて甘味控えめで本当に美味しかったです。7月に行かれた時によかったら召し上がってみてくださいね(^0^)。ウィーンにはぜひ!また「再訪」してみたいです。
それでは(^^)/。

6, saraiさん 2010/04/01 20:58
おかえりなさい!

ウィーンでは、すっかり楽しまれたようですね。それに、よく食べた!?

Grimmの情報、ありがとうございます。是非、行きたいですね。結構、ウィーンには長く滞在しますが、スケジュールを詰め込んでいるので、空き時間がまだ見えていません。これから、カフェの検討もするので、その先頭に置きましょう。でも、ハイナーのヴォルツァイレ店も魅力的ですね。若くて綺麗な店員さんでしょう・・・・

デーメルとか、ほかのカフェにも行かれましたか?
やはり、ハイナーが最高でしたか?

また、コメントをお寄せくださいね。

  7, ちあきさん 2010/04/02 14:01
カフェには8回行きました。夕食やお茶だけに利用した店も含めてです。   「DEMEL」のSchwarzwaelderkirschtorteは持ち帰りにして食べました。しっとり軽いケーキ♪でパクパク・・・あっという間にお腹の中へf^^;。
「Oberlaa」は混みそうなケルントナー店はやめて 美術史博物館近くの店に行きました。席があまり良くなかったので落ち着きませんでしたが、ケーキは評判どおり甘さ控えめで美味しかったです♪。ちなみにハウストルテのKurbadtorteとCremeschnitteを食べました。  私の中での1番はやっぱり「L.Heiner」Wollzeile店です!!(^0^)。
「Grimm」はGoesser Bierklinik近くのKurrentgasseという狭い路地にありますよ(^^)。

8, saraiさん 2010/04/02 22:20
ちあきさん、saraiです。

再度のコメント、ありがとうございます。

ずい分、精力的なカフェ巡りでしたね。
やっぱり、ハイナーが一番でしたか。
Wollzeile店へ行くのは必須かも・・・・
Grimmの詳細情報もありがとうございます。

また、ウィーンの楽しみが増えました♪

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やはり、ウィーンのオペレッタは滅茶苦茶楽しい!!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/7回目

カフェ・ハイナーでの美味しいケーキに満足したところで、そろそろ、ホテルに戻ってオペレッタに備えましょう。
夕食は食べる時間がないので、カールスプラッツKarlsplatzの地下街のお店でお寿司を買います。そして、配偶者は、やはり近くにあったお花屋さんで押し花用のお花を購入。何か珍しいお花はないかといつも気にかけているのですが、本当に何処に行っても日本と同じお花しかないようです。購入した花も日本にもありそうですが、記念に押して帰ることにしたとのこと。最後に、朝立ち寄ったスーパーに回り道して、そこでばら撒きお土産用塩を購入して、ホテルにたどり着きます。ふーっ・・・

ホテルでしばしの仮眠を取って、いよいよ最後のオペレッタ、レハールの名作「メリー・ウィドウ」に出かけます。今日はフォルクスオーパVolksoperです。また、一昨日と同じ経路でトラムですぐに到着です。

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今日は時間的に余裕があるので、建物の前で写真を撮ったりして、フォルクスオーパーあたりの様子を楽しみます。

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開演30分前になり、ホール内に入ります。オーケストラピットの前に立ちます。

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これが今日のチケット。

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ホールの中は、一昨日とうってかわり、今日は着飾った人達で満席。金曜の夜で人気演目だからと思いましたが、それだけではなくて、オペレッタの名物指揮者ルドルフ・ビーブルの80歳の誕生日を記念したオペレッタ公演です(4日前の5月4日に誕生日を迎えたようです)。観客席には、有名なオペレッタ歌手の顔も見えます。思わず、ハラルド・セラフィンさんと目と目が合い、彼がsaraiを怪訝な顔で見返します。こちらはセラフィンさんのことをよく知っていても、彼はこちらをまったく知らないのですから、当然ですね。いや、恥ずかしい。それとも近寄って、ファンですとでも言ったほうがよかったかな。

まもなく開演しました。ビーブルの手馴れた指揮の下、ウィーン文化の果実であるオペレッタが粋に楽しく演奏されます。昨日の素晴らしい「椿姫」とはまったく別物ですが、楽しいのなんの、終始、笑顔で聴き入るsaraiです。
途中の休憩時間は2階のバルコニーでドリンク休憩。

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このバルコニーは正面玄関の上にありますが、ここからは向かいの外の様子もよく見えます。

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向かいのカフェにはフォルクスオーパン・カフェと看板があり、休憩中の観客がドリンクを楽しんでいるようです。それもいいかも。次回、要検討。

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休憩後の演奏も好調。オペレッタにつきもののフレンチカンカンのリフレイン(拍手・喝采で繰り返してのパフォーマンスがあります)では、のりにのります。もちろん、終演後のカーテンコールでは、指揮者の誕生日を祝うセレモニーもあって、満場総立ちでのお祝いになり、この記念すべき公演に偶然立ち会えたことで幸福な気持ちになります。

今日のオペレッタ《メリー・ウィドウ》のキャストを確認しておきましょう。

 指揮:ルドルフ・ビーブル  演出:ダニエル・ドール
 ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団

 ミルコ・ツェータ男爵:シャンドール・ネメット
 ハンナ・グラヴァリ:ウルスラ・プフィツナー
 ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:ディートマール・ケルシュバウム
 ヴァランシェンヌ:ルネ・シュッテングルーバー
 ニェグシュ:ロベルト・マイヤー
 カミーユ・ド・ロション:セバスティアン・ラインターラー

これが今日のプログラム。

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プログラムに挟み込まれているキャスト表にルドルフ・ビーブルさんの80歳誕生日の記念公演であることが記されています(赤い下線)。

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うきうき気分でホテルに帰ります。

いよいよ明日は帰国の途につきます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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