旅の8日目、グラーツGrazの2日目です。
今日は朝から快晴です。ホテルの部屋の窓には青空が広がっています。

これから、どんどん気温も上がりそうですが、空気は爽やかです。軽く半日、初めてのグラーツの街を散策してきましょう。ところが旅のガイドブックはウィーンWienの情報は詳しくてもグラーツの情報は極めて希薄です。こういうときに頼りになるのは、ツーリストインフォメーションです。グラーツのツーリストインフォメーションは旧市街の中心のハウプト広場Hauptplatzに面した市庁舎Rathaus der Stadt Grazのお隣の州庁舎Grazer Landhausの建物にあります。
手早くシャワーを浴びて、荷物を作り(ほとんど開いていないので簡単)、ホテルをチェックアウトします。ホテルのレセプションで荷物を預かってもらって、トラムでハウプト広場に向かいます。チケットは昨日、24H乗り放題チケットを購入したので、どこへでも行けます。グラーツ中央駅Graz Hauptbahnhofの地下でトラムに乗り、さあ、出発。

昨夜、ド派手なイルミネーションで驚かされた奇抜なデザインの建物、クンストハウス・グラーツKunsthaus Grazの横をトラムは走り抜けます。

トラムはムーア川に架かるハウプト橋Hauptbrückeを渡っていきます。橋の手摺にはお決まりの南京錠がびっしりとぶら下がっています。

明るい陽光の下の橋の上は現地の人たちが歩いています。

ハウプト広場でトラムを降りて、今日もまた、ヨハン大公にご対面。すっかり、顔見知りになりました。

取り急ぎツーリストインフォメーションに向かいたいところですが、市庁舎のほうは広場が工事中で歩けません。

広場の中央が工事中で仕切られています。

仕方がないので、広場の中を歩くことはあきらめて、通りのほうから迂回することにします。

トラムの走る通り、ヘレン通りHerrengasseを歩きます。通りには美しい建物が並んでいます。一番左には、スタッコ(漆喰)作りのファサードのルークハウスLuegg-Hausがあります。

配偶者はいつものように花屋さんに視線を投げています。

工事現場を迂回して、市庁舎の前にやってきます。市庁舎は白亜の壮麗な建物ですね。

市庁舎の先に州庁舎の建物があります。

州庁舎の建物の正面中央には、中庭への通路が続く大きな門があります。

その門の横の壁に、州庁舎Landhausの記念プレートが飾ってあります。

州庁舎の前からハウプト広場のほうを眺めます。賑やかなヘレン通りです。

ヘレン通りをトラムがこちらにやってきます。今、気が付きましたがスリムな車体のトラムですね。

ヘレン通りを挟んで州庁舎の真向いの建物を眺めます。この建物も大きな門の中に中庭に続く通路が抜けています。このグラーツ特有の造りのようです。

さて、肝心のツーリストインフォメーションですが、州庁舎の左端にありました。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

中に入ると、アーチ状の天井が続く独特の構造の細長い通路のような部屋です。

このツーリストインフォメーションでシティマップをもらった後、スタッフのお姉さんに町をぶらつきたいけど、何か情報がないかと訊きます。しかし、これがなかなか意味が分かってもらえずに何度も説明します。すると、ようやく分かってもらえて、あなたはどこの国から来たのって訊かれます。日本だというと、いったん、席を外して、何かを探しにいってくれます。そして、小冊子を持って帰ってきます。何と日本語の資料です。《グラーツ観光名所 グラーツの歴史的かつモダンな町並みを楽しむ散策》という、まさに求める情報そのものの資料です。ありがたく頂戴します。無論、無料。

冊子内には3つの散策コースが紹介されています。とりあえず、1番目に紹介されている世界文化遺産を巡る旧市街散策コースを歩きましょう。

その後で、3番目に紹介されているグラーツの街並みを一望するシュロスベルク散策コースを歩きましょう。

ついでにここで孫たちへの超豪華版絵葉書もゲットします。
さあ、日本語版のウォーキングマップを参考にグラーツ散策を開始しましょう。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!
