2019年9月13日金曜日@ルツェルン~バーゼル~ベルン/13回目
ベルンBern郊外のパウル・クレー・センターZentrum Paul Kleeでクレーの作品をたっぷりと鑑賞しました。もう、午後2時過ぎです。そろそろ、ルツェルンLuzernに帰りましょう。
美術館の最寄りのバス停、パウル・クレー・センターZentrum Paul Kleeでベルン中央駅Bern Hauptbahnhof行の12番のバスに乗ります。車窓からはアルプスが見えています。

バスが旧市街に近づき、アーレ川に架かるニーデック橋Nydeggbrückeを渡り出すと、バラ公園Rosengartenのある丘が見えます。

駅前のバスターミナルに到着。聖霊教会 Heiliggeistkircheの前を通って、駅舎に向かいます。

駅舎に入り、電車の時間を確認。20分ほどで3時発のルツェルン行きのIR(InterRegio:インターレギオ)が出ます。1時間ほどでルツェルンに着く最速の急行です。

まだ、時間があるので、駅構内のスーパーを覗いてみます。美味しそうなお寿司がありますね。でも、これで3000円ほどの値段は高い! スイスの物価は異常です。とても買えません。

何故か、日本のお酒もあります。でも、日本ではあまり見かけないお酒です。

結局、飲み物だけを購入して、ベルン中央駅のホームにスタンバイ。あと10分ほどで電車が来るはずです。と、ホームの反対側に電車が入って来ます。乗客がぞろぞろと乗り込んでいきます。慌てて案内表示を見ると、ホームが変更になっています。直前にホームを変更するのは止めて! 結構混んでいて、一人の男性との相席になります。まあ、乗り遅れなかったことをよしとしましょう。
定刻の3時に発車したIRはすぐにアーレ川を渡って、ベルンの町を離れていきます。高い塔が見えますね。ベルン大聖堂でしょうか。

電車が出発して10分ほどで、素晴らしい山並みが見えます。慌ててカメラを向けると、別の電車がやってきて、視界を遮られます。エエエエっと思っていると、すぐにその電車が過ぎ去ってくれて、何んとか山並みを写真に収めることができます。アルプスの雪をかぶった連峰が見えています。快晴ですからね。

もちろん、その中心には、アイガー、メンヒ、ユングフラウの3山も望むことができます。

ほっとしていると、相席の男性によかったねと言われ、本当に素敵な景色ですねとおしゃべりになります。手持ちのピーナッツを食べながら、景色を楽しんでいるうちに早くも中間の駅、ツォフィンゲン
Zofingenに到着。この電車はオルテンOltenは通らずに、より近いルートを走るようです。

次の停車駅、ズールゼーSurseeに到着。次は終点のルツェルンです。

この駅を出ると、車窓に湖が見えます。ゼンパハ湖Sempacherseeです。

やがて、車窓にピラトゥス山Pilatusが見えてきます。

ルツェルンに戻ってきました。
ところで、夜のコンサートのある時は、夕食を食べる時間がありません。コンサート前は早過ぎるし、終了後は遅過ぎるしね。ランチをしっかり食べれればよいのですが、今日のようにタイミングを外すとどうしようもありません。スーパーで、何か仕入れて帰りましょう。
駅からはバスに乗らずにぶらぶらとロイス川沿いを歩きます。折角の美しい風景を明るい陽光のもとで眺めたいからです。ロイス川に架かるカペル橋Kapellbrückeが見えてきます。

カペル橋と対岸の街並みを眺めます。

なんど見ても美しい橋ですね。

橋は花で飾られています。橋の上は多くの観光客で賑わっています。

カペル橋の隣に歩行者用の橋、ラートハウスシュテークRathausstegが架かっています。橋の先の対岸には、市庁舎Rathaus Stadt Luzernが見えています。

ホテルに戻ってきました。スーパーで仕入れてきた今日の夕食はこれです。なかなかのものでしょう。

お風呂に入り、コンサートのための正装に着替えて出かけます。
昨夜から、ルツェルン音楽祭のクルレンツィス&ムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ3部作の公演を聴いています。今日は番外編で、チェチーリア・バルトリとクルレンツィスの初共演で、モーツァルトのオペラのアリアを中心としたモーツァルト尽くしのコンサートです。
今日の席は、日本人のツアー客と一緒に並んだ席です。今回のルツェルン音楽祭には、日本から多くのツアー客が来ています。
さて、今日の演奏ですが、不世出の希代のメゾ・ソプラノのバルトリは常に驚異的な超絶技巧の歌唱を聴かせてくれます。今日も異次元の歌唱です。一方、クルレンツィスの天才はいつも超個性の音楽を聴かせてくれます。その二人が共演するとどうなるか・・・結果は最高のものでした。互いがリスペクトし合いつつも、己の音楽を貫きとおし、天才同士ならではの未曽有の音楽を作り出します。
恐るべし、クルレンツィス。そして、素晴らしきかな、バルトリ。このコンサートについての記事は
ここに書きました。
楽しい一夜になりました。
明日も明後日もクルレンツィス&ムジカエテルナのモーツァルトのダ・ポンテ3部作の公演が続きます。まさに音楽三昧の贅沢を味わい尽くします。
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