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ラインの旅:ドイツ編~ボンを出発し、ライン川沿いにコブレンツへ

旅の6日目(2013年4月9日(火)@ドイツ・ボン)です。

今日はボンBonnを出て、ライン川をさらに遡り、コブレンツKoblenzを経由し、そこから、モーゼル川Mosel沿いのコッヘムCochemまで足を延ばしてみます。コッヘムからはまたコブレンツに戻り、1泊します。コブレンツはモーゼル川がライン川に合流する街です。
今日の行程をラインの旅の全体地図で確認しておきましょう。


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この行程の鉄道チケットはネットで購入済みです。この周遊に近いチケットはとてもお得な料金でゲットできました。


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朝起きて、部屋のテラスから外を眺めると、見えるのは建設中の建物の無骨な姿のみ。これにはがっくり。


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まず、ボンのホテルで遅めの朝食をとります。遅めのせいか、朝食ルームはがらーんとしています。


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手早く、パン、飲み物、ハム、チーズなどを選びます。


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特にこれと言った特色もありません。さっさと朝食を済ませましょう。


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10時頃にホテルをチェックアウト。荷物を持って、駅に向かいます。ボンの街の様子は分かったので、ホテルの前からトラムで駅に向かいます。歩いてもたいした距離ではありませんが、なるべく疲労を溜めないように心がけます。ずい分、余裕のある時間にボン中央駅に到着。


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時間があるので、駅の様子を観察します。いったん、駅舎を出て、ボン中央駅の駅舎を撮影。なかなか、重厚な建築です。


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駅前の広場には綺麗な花(桜?)が咲いています。


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再び、駅構内に戻り、列車の発着予定を確認します。10時37分のインターシティでコブレンツに向かいますが、10分ほど遅れて到着すると表示されています。既にEメールでDB(ドイツ国鉄)から遅延情報が来ていたので、この遅れは折り込み済です。


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この遅れの時間を利用して、ケルンで書いた絵葉書を投函します。郵便ポストは駅の正面入り口の左手にあります。


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そろそろ、プラットホームに上がりましょう。ホームに着きました。もう10分足らずで電車がやってくる筈です。


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10分遅れでインターシティがホームに滑り込んできました。


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停車して電車に乗り込みます。今日はセカンドクラスですが、ちゃんと指定席は取っているので、あわてて乗り込む必要はありません。


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インターシティはボンの駅を発車。列車はライン川沿いに進むのですが、線路はライン川からかなり離れているので、川は見えません。


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それでも発車後10分ほどすると、コブレンツへの途中1か所だけ、数分間、ライン川沿いに走るので、そのときはカメラのシャッターを切り続けます。


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昨日の夕食を食べたレストランから見た通り、このあたりのライン川は川幅が広く、橋もありません。川は船が行き交っています。


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曇り空の下、ライン川は湾曲して流れています。


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低い丘にも囲まれて、ライン川の景色は悠々たるものです。


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たっぷりした量感のあるライン川を二人は惹きつけられるように見続けていました。


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ライン川の行く手は霞んで朦朧たるものです。とても素晴らしい雰囲気です。


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Remagen駅に停車し、いったん、ライン川は視界から消えます。


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また、ライン川に沿って、インターシティは走りますが、この後は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~ライン川の眺めを楽しみ、コブレンツに到着

ボンからコブレンツへ向かうインターシティ。途中にライン川沿いを走る風光明媚な区間があります。左側に10分間程ライン川を望めます。


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ライン川の流れが大きく彎曲して、雄大な眺めです。


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ライン川には、次々と細長い船が航行します。


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対岸の丘の斜面はワイン畑。ラインガウのワインの産地です。


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河畔に古い塔が見えます。


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古い城もあります。


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街の中に入ってくると、ライン川が見えなくなってきます。


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Andernach駅に到着。


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この先はまったくライン川は見えず、やがてコブレンツに到着。ボンからは40分弱でした。


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このコブレンツ中央駅で次の電車に乗り換えて、今度はモーゼル川に向かいます。が、その前に荷物を今日泊まるホテルに預けておきます。そのために、コブレンツ駅前のホテルを予約したんです。荷物を引っ張って、ホテルに向かいます。
コブレンツ駅内を歩くと、この駅は花にあふれています。綺麗な花壇です。


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花のポットも置いてあります。


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駅前に出ると、タワー型の花の鉢が並んでいます。


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ピンク色の花も綺麗に咲いています。


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花を楽しんでいるうちに、Hotel Hammに到着。駅前のホテルといっても、結構駅から遠くて5分位は歩きます。ホテルのお姉さんに荷物を預けようとすると、名前を確認した後満面に笑みを浮かべて、あなたはラッキーね!・・・って言われました。


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何だろうと思っていたら、部屋のキーを渡してくれます。何とまだ12時前なのにチェックインすることができました。若干の期待はありましたが、本当にラッキー!
早速、部屋に直行。広々としたベッドです。


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明るい窓辺には、テーブルと椅子。


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作業デスクの上には、嬉しい無料のミネラルウォーター。


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部屋に荷物を置き、ネット接続の確認までできたところで、出発です。

駅前近くには、面白いオブジェが置いてあります。女性を表現しているのでしょうね。コブレンツは先ほどの花々と言い、このオブジェと言い、街を美しく飾ろうという気持ちにあふれているようです。


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駅の隣は郵便局。いつでも葉書が出せそうですね。


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コブレンツ駅に戻ってきました。今度は身軽になっています。


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プラットホームに向かいます。


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ホームには、モーゼル川方面に向かう電車が既に入線しています。


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あまり天気がよくないのが心配ですが、予定通りこの電車に乗って、モーゼル川沿いの街コッヘムに向かいます。この後、どうなるのかは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~モーゼル川を遡り、コッヘム駅に到着

コブレンツ駅から、いったんライン川を離れ、モーゼル川を遡ります。
モーゼル川はフランスのヴォージュ山脈が源流で、ルクセンブルクを通り、コブレンツでライン川に合流します。今回、いっそのこと、ルクセンブルクまで遡ることも検討しましたが、そんなに無理することは止めました。

モーゼルワインで有名なコッヘムまで、鉄道で移動します。モーゼル川クルーズという手もありますが、あまりに時間がかかり過ぎるので、鉄道移動で手を打ちました。鉄道だと、ほんの30分ほどでコッヘムへ到着です。

コッヘムに向かうRE(急行)は真っ赤な2階建て電車です。


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眺めのよい2階席に乗り込みます。後、数分で発車です。


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電車がコブレンツ駅を出て、コブレンツの街の中を抜けていきます。


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モーゼル川にかかる鉄橋を渡ります。初めて見るモーゼル川は川幅も広く、ライン川に似た感じ。


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コッヘムまでずっとモーゼル川沿いに電車が走るので、船に乗るのと同様に川の景色が楽しめます。左側の窓際に座るのが肝要です。
ちょうどモーゼル川をクルーズ船が走っています。


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あっという間にクルーズ船を追い抜いていきます。クルーズ船は、コブレンツからコッヘムまでモーゼル川の流れに逆らって航行し、5時間以上もかけての旅になります。鉄道に比べて10倍以上も時間がかかる勘定です。


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モーゼル川の対岸には綺麗な街並みが続いています。コブレンツの郊外でしょうか。街並みの先の丘の向こうにライン川が流れている筈です。


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対岸は丘の斜面が川岸にまで迫り、絶好のワイン畑が作れそうですが、このあたりはワイン畑ではなさそうです。


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可愛い観光船が停泊しています。モーゼル川の観光船にしてはレトロ過ぎる感じ。何でしょうね?


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電車はモーゼル川に沿って、どんどん走っていきます。


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段々と空模様が怪しくなってきました。


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遂に大きな雨粒が落ちてきました。まさにモーゼル川観光に暗雲が立ち込めてきた感じです。何とか天気回復を祈りたい気持ちです。


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天候は一進一退。
いよいよ対岸の丘の斜面はワイン畑。モーゼルワインの産地の始まりです。丘の上にはお城のような建物も見えます。


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川の手前もワイン畑になってきました。モーゼル川の流れの美しさが際立ってきました。


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対岸の岸辺の緑の中に白い車が点在しています。


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正面から見ると、キャンピングカーです。このあたりはキャンピング場のようです。モーゼル川の自然に溶け込んで、気持ちのよさそうなレジャー施設ですね。


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ライン川を航行する細長い貨物船と同じ形の船がモーゼル川も航行しています。水運が盛んですね。


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モーゼル川が左に大きく蛇行していきます。


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蛇行する川の流れに沿って、電車も大きく回り込みました。


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Treis-Karden駅に停車です。コッヘムまで、もう10分程でしょう。


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Treis-Karden駅を出ると、またまた対岸にはたくさんのキャンピングカーが止まっています。モーゼル川はアウトドアの憩いの場なんですね。


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予定の時刻ぴったりにコッヘムに到着。


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まだ午後1時少し前です。コッヘムではゆっくりと時間が取れそうです。


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コッヘムは小さな駅だと思っていましたが、意外に立派な駅舎です。


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小雨模様なのが残念ですが、コッヘムの街を散策してみましょう。それは次回でご紹介します。



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ラインの旅:ドイツ編~Sesselbahnのリフトを目指して、コッヘムの街を散策

コブレンツから鉄道でモーゼル川を遡り、コッヘムに到着し駅前に出ると、霧状の雨が降っています。


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この街での一番の楽しみは、Sesselbahnというリフトで山の上に上がって、景色を楽しむことだったのですが、この天候ではこれは無理かも・・・とりあえず街の中心の方に向かいます。天気が良ければ、モーゼル川沿いの道を歩きたいところですが、建物の間の道を選択して、雨風を避けます。通りには花屋さんがあります。店先の花々を見ると春を感じはします。


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この通りは街の中心に続くラヴェネ通りRevenestrasseです。


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ピンナー通りPinnnerstrasseの通りと交差する角から山側を見ると、鉄道のガードの先にワイン畑の丘が続いています。モーゼルワインの産地に来た実感が湧いてきました。


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逆のモーゼル川の方を見ると、川自体は見えませんが、対岸の丘の斜面にはこちらにもワイン畑が広がります。


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ラヴェネ通りRevenestrasseを歩いて街の中心に近づきます。通りも広くなり、ドイツらしい建物が並んでいます。


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駅から10分程でエンデルト広場Endertplatzに着くと、観光用のプチトランが停車しています。誰も乗る人はいません。この天気ですから仕方ないでしょう。


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この広場はバスターミナルにもなっています。


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広場の一角にツーリストインフォメーションがありました。街の情報をいただきましょう。


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係のお姉さんにリフトの運行状況を訊いてみると、動いてますよっていうことです。一安心です。街のマップもいただき、Sesselbahnのリフト乗り場の場所を確認します。ここから山の方に延びる通りをまっすぐ行けばいいっていうことです。


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Sesselbahnのパンフレットもいただきました。


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ついでに、試飲できるワインショップについて訊いてみました。いくつか候補を挙げてくれました。パンフレットも置いてあります。


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パンフレットをいただいていきます。


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さあ、リフト乗り場に向かいましょう。
広場の先に面白いオブジェ兼ベンチを見つけました。雨に濡れていなければ、ここで一休みするのもよいのですが・・・。


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モーゼル橋Mosel-Brückeから続くエンデルト通りEndertstrasseをSesselbahn乗り場に向かいます。


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5分ほどでSesselbahn乗り場に到着。雨もほとんど止みました。なるほど、リフトはちゃんと動いています。どうやら予定通り山の上に登れそうです。


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コッヘム駅からSesselbahn乗り場へのルートを地図で確認しておきましょう。



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この後、山の上からの眺めを楽しめるかどうか不安はありますが、ともかく行っています。この先は次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~Sesselbahnのリフトで山頂に・・・そして、展望台からのモーゼル川の絶景

コッヘムCochemの街のSesselbahnのリフト乗り場にやってきました。リフトに乗って山に上ってみましょう。リフトと山の上からの眺望を楽しみにしていたんです。

往復券を買って、リフトに乗ります。チケットは一人6.3ユーロ。まあまあですね。チケットの裏面には、古城ライヒスブルクの宣伝?が印刷されています。コッヘム観光の目玉ですから、当然かもね。


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リフトはオープンタイプのシートとフード(キャノピー)でカバーされたシートが交互にやってきます。小雨模様なので、フード付のシートを選びます。我々の他には誰も客がいないので、選び放題なんです。


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我々二人で独占状態のリフトで山を上っていきます。


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少し上ると、足元の斜面はワイン畑。このコッヘムはちょっとした斜面はすべてワイン畑と言っても過言でありません。


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下を見下ろすと、谷間は建物がびっしりと立ち並んでいます。ドイツには珍しく平地が少ないんですね。


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ほとんど雨は降っていないのでフードを上に跳ね上げてリフトに乗っていましたが、試しにフードを下げてみます。すると、フードについた雨粒でほとんど視界が遮られます。雨が強かったら、リフトに乗る楽しみは半減してしまいますね。


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再び、フードを跳ね上げます。リフトは山の中腹までやってきました。


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周りの景色を楽しむうちに、山の上に到着。我々が降りると、係の人が我々の乗ったフード付きシートのフードを下げています。そうしておかないと、小雨でシートが濡れてしまうのでしょう。


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このリフトの終点でもモーゼル川は見渡せますが、樹木や高い草がちょっと邪魔です。


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少し小高いところに上ってみると、綺麗にモーゼル川が見えました。左の方が川下でコブレンツに至ります。川にかかるのはノルド(北)橋です。


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案内板によると、10分ほど歩くともっと見晴らしのよい展望台に出るようです。そっちに行ってみましょう。

2分ほど歩くと、真下のコッヘムの街の中心地とその前を流れるモーゼル川が見えます。川にかかるのはモーゼル橋です。川の右の方が川上で、ルクセンブルクを経て、フランスへと続いていきます。


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やがて展望台も見えてきました。十字架が見えます。


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山道をさらに歩いていくと、十字架(ピンナー・クロイツPinnerkreuz)の立っている展望台に出ました。


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山の上からの眺めは絶景です。遥か下に流れるモーゼル川、コッヘムの街並み、すべてが美しい眺めです。


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モーゼル川の川上の方にある丘の上には古城ライヒスブルクReichsburgの姿が見えます。この古城からのモーゼル川の景色も良さそうですが、今立っている展望台の方が遥かに高いところから、モーゼル川、コッヘムの街並み、古城ライヒスブルクの景色が楽しめています。


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しばらくの間、この絶景を2人で独占していました。

さて、戻りましょう。リフトも見えています。リフトの先の山頂にあるのは山頂レストランです。


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切り立った岩山にそった山道を戻っていきます。


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山道からは正面に古城ライヒスブルクとモーゼル川が見えていました。来るときは気が付きませんでした。山道を進むのに懸命だったせいでしょう。


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古城ライヒスブルクは目を凝らすと細部までくっきりと見ることができました。後で、お城の近くまで行ってみようかな。


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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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この後、リフトで麓に下りて、コッヘムの街を散策しますが、それは次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~コッヘムの旧市街散策、そして、古城ライヒスブルクへ

コッヘムのSesselbahnのリフトで山頂に上って、展望台からモーゼル川の風景を楽しみました。

再び、フード付きリフトに乗って麓に下ります。


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麓のリフト乗り場が見えてきました。


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展望台に立っていた十字架(ピンナー・クロイツ)も見えます。


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傍らの崖に生えている木の枝に綺麗な鳥が留まっています。豊かな自然にあふれたモーゼル川の流域です。


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麓の建物がはっきりと見えてきました。


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麓に到着です。


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リフトを降りて、山を見上げると、山頂に十字架(ピンナー・クロイツ)が小さく見えています。


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コッヘムの街の中心のほうに戻り、コッヘムの街を散策します。エンデルト通り(Endertstrasse)から、雰囲気のよさそうな裏通りにはいります。


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裏通りの先にはエンデルト門 (Enderttor)があります。この門は旧市街の市壁の門(Altes Stadttor)です。門をくぐって、旧市街にはいります。旧市街側から振り返って、門を眺めます。実に重厚な石造りの城門ですね。門の右側のクリーム色の建物はホテル Alte Thorschenke。このホテルはハーフチェンバー様式(half timbering)のドイツ最古のワインハウスの一つです。


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それまで、ほとんど人がいなかったのに、旧市街は観光客で賑わっています。平日なのに驚きです。


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旧市街の賑やかなベルン通り(Bernstrasse)を進んでいきます。ベルン通りの先には聖マルティン教会の塔(Tor des Kirchtums von St. Martin)が見えます。


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聖マルティン教会の塔の前に出ました。この塔の下の門をくぐって先に進みます。


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マルクト広場(Marktplatz)です。この広場はコッヘムの旧市街の中心です。ハーフ・ティンバー様式の木組みの家(half-timbered houses) が並んでいて、綺麗ですね。


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マルクト広場からヘレン通り(Herrenstrasse)の先を右に折れて、シュロス通り(Schlossstrasse)にはいります。ここからは急な上りの坂道です。


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このシュロス通りにはいって、すぐ右手にワインショップ Walter J.Osterがあります。ツーリスト・インフォメーションで紹介してもらったワインショップのひとつです。ちょっと様子を窺いながら、とりあえず先に進みます。


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この坂道はさっき展望台から見えたお城ライヒスブルク(Reichsburg)に続いています。saraiの希望で、少しお城の方に歩いてみることにしました。しかし、すごく急な坂道です。


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途中で引き返すことも考えましたが、お城の見えるところまでは行ってみましょう。やがて、丘の斜面は一面、ワイン畑になってきました。さすがにモーゼルワインの本場です。そして、そのワイン畑の向こうにお城が顔を覗かせました。


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少し上ると、お城の全景が見えます。なかなか美しいですね。もう、ここまで来たら、引き返すわけにはいきません。


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リフトSesselbahnから、この古城ライヒスブルクの下までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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さあ、お城まで上ってみましょう。それについては次回、ご紹介します。



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ラインの旅:ドイツ編~古城ライヒスブルクからのモーゼル川の眺め

コッヘムの古城ライヒスブルクへの坂道を上り、最後の石畳の道までやってきました。お城はすぐそこ。


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石畳の坂道をどんどん上っていくと、城門が見えてきました。まさに古城って感じですね。


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城門の前までやってきました。堂々たる構えです。


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城門をくぐって、先に進みます。振り返ると、城門の裏側はこんな感じで、石造りの城門の上に家が乗っかっています。面白い構造です。


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お城の真下に着きました。結局、お城のある丘の上まで歩いてしまいました。


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ここからはワイン畑ごしにモーゼル川の流れが見下ろせます。コッヘムの旧市街も見渡せます。美しい眺めです。


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お城には結構、観光客が遊びに来ています。
お城の入口まで来ましたが、中に入っていく人、その前で眺めを楽しむ人と様々です。


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我々はお城の内部にはあまり興味がないので、ここで眺めを楽しんで引き返すことにします。
モーゼル川の上流です。湾曲して流れるモーゼル川はとても綺麗です。


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こちらはモーゼル川の下流です。


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坂道を下りながら、もう一度お城の塔の威容を鑑賞。上ってきたのは正解でした。


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坂道の手摺りの端っこが妙な形をしているのに気が付きました。動物の頭の形ですね。東洋では龍の頭と言いたいところですが・・・。


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お城の丘から坂道を下り、上るときに目を付けていたワインショップ Walter J.Osterに入ってみます。


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コッヘムへ来た目的のひとつ、モーゼルワインを目の前にして、saraiは興味津々。


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モーゼルワインがずらっと並んでいます。


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お店のおじさんに試飲できるかと訊いてみるとOKとのこと。モーゼルワインと言えば、リースリンクの白ワイン。その白ワインのドライなタイプの試飲を希望すると、おじさんが4本のボトルを並べてくれました。


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配偶者と一緒に飲み比べましたが、2本にまで絞り込んだところで、もう味の違いが分からなくなりました。最後はお店のおじさんにリコメンドしてもらい、その1本を旅のお供にすべく購入しました。2010年のリースリンクでした。

これで、小さなコッヘムの街の観光は終了です。ちょっと雨も降ってきたので、モーゼルワインを頂きながら、遅めの昼食というか早目の夕食を頂くことにしましょう。日本のテレビ番組で紹介していたお店に行くことにしました。そのお店はモーゼル川沿いです。しかし、お店の前に行くと残念ながら灯りが消えています。今日がお休みなのか、まだ開店していないのか分かりませんが、仕方ありませんね。それではと、旧市街の中心のマルクト広場に戻ります。
ピンク色の建物は市庁舎です。聖マルティン教会の塔も見えています。


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広場の真ん中には噴水があります。「聖マルティンの噴水」(Martinsbrunnen) です。元々は18世紀に作られた古いものです。


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その噴水の向こうにビストロがあります。ちょっと覗いてみましょう。よさそうなら、そこで食事しましょう。

古城ライヒスブルクからマルクト広場までの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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食事については次回で。



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ラインの旅:ドイツ編~コッヘムでの美味しい食事、もちろん、モーゼルワイン付!

コッヘムのマルクト広場に面したビストロ BISTRO Am Marktに入ることにします。手頃な料金でのメニューが充実しているようです。


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店に客は1組だけ。そのパソコンを開いていたおじさんが、やあと声をかけてきます。常連さんかと思ったら、お店の人でした。お腹の出っ張った人のよさそうなオヤジさんです。ということは、客は誰もいなかったんですね。まあ、時間が3時半頃ですから、普通の客はいないでしょう。がらんとした店内で落ち着けそうなテーブルを選択。


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とりあえずモーゼル産のスパークリングワインを注文。


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ドイツ語のメニューを何とか読み解き、スープとメイン1品ずつを注文すると、オヤジさんがキッチンに消えていきました。


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料理を待っている間に、ようやく別のお客さんが入ってきました。少し賑やかになります。


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まず、スープが出てきました。
豆のスープです。ソーセージ付です。


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グーラッシュです。鍋で出てきました。


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どちらもボリュームたっぷりで、なかなかの美味。
スープを食べていると電気屋さん(多分?)が入ってきて、天井の電灯をチェックし交換しています。やはり、客の少ない暇な時間帯なんですね。電気屋さんは口に電球をくわえて、おどけてみせてくれました・・・。


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スープを完食です。
オヤジさんが調理している間に、今度は女性がやってきて、オヤジさんが使っていたパソコンの前に座ります。年の頃から言えば、親子でしょうか。
彼女は電気屋さんと打ち合わせを始めました。


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出てきたキノコのオムレツを見て、もうビックリです。なんともビッグサイズ。料理を運んできたオヤジさんの娘さんと思われる女性と大笑いしてしまいました。


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ザワークラウトの上にのったニュルンベルグ・ソーセージもビッグサイズ。


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ビッグサイズのメイン料理に苦戦。食べても食べても、一向に減りません!
調理を終えたオヤジさんは、娘さんと一緒にパソコンでの作業に戻りました。


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後からやってきたお客さんも出ていって、また店内は我々2人とパソコンの前に座るオヤジさん達だけになりました。


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キノコのオムレツもニュルンベルグ・ソーセージのザワークラウト添えもとっても美味しかったので悔しいのですが、残してしまいました。オヤジさんも、胃が小さいから仕方がないねと許してくれました。

さあ、帰りましょう。お店を出ると、またまたマルクト広場。


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雨も上がったので、今度はモーゼル川沿いの道を歩いて駅に向かいます。コッヘム橋(Mosel Bruecke)の前を通過。


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ぶらぶら歩いて、10分程で駅の前に出ました。
マルクト広場からコッヘム駅まではほぼ一直線のルートです。一応、地図で確認しておきましょう。


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駅もマルクト広場の建物と同様にハーフ・ティンバー様式の綺麗な建物です。


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駅に入り、階段を上ります。



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予定の電車よりも2時間早い電車に乗れそうです。


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お天気も今一つだし、早目に宿でゆっくりするも良いでしょう。
帰りの電車では、saraiはほろ酔い加減でウツラウツラしていましたが、時々目を開けてはモーゼル川に向かって、シャッターを切リます。青空も見えてきて、夕方のモーゼル川がとっても綺麗だったのです。


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雲も出ていますが、モーゼル川の水面が夕陽に輝いています。


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薄暮のモーゼル川にぽつんと貨物船が浮かびます。なぜか、寂しげに感じます。


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モーゼル川の鉄橋を渡り、コブレンツ中央駅もすぐです。


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ホテルに戻って、明日の朝の対応について、レセプションのお兄さんと交渉します。
ライン川クルーズに乗るには、ホテルを朝6時半に出発しないといけません。チェックアウト時間には早過ぎるし、朝食もその時間では食べられません。また、荷物(スーツケース)もライン川クルーズに持っていくわけにはいかないので、ホテルで預かってもらう必要があります。
お兄さんの決断で、チェックアウトは今、済ませてしまい、朝食代は割引(10ユーロがバック)、荷物はパックした状態で部屋に置いておけば、ホテルの人が回収してレセプションで預かってくれることになりました。部屋のキーは、6時半にホテルを出発する際にホテルの玄関のポストに放り込んでおけばいいそうです。7時まではホテルの玄関もロックされているので、キーがないと外にも出られないようです。気の利いたお兄さんのサービス精神に感謝!

明日の朝のことが決まり、一安心で部屋に戻ります。ホテルには相変わらずシャワーしかないのですが、シャワーを浴びてさっぱりして、コーヒーを煎れて(コーヒーマシンがあった!)ゆっくり過ごします。配偶者は、せっせとお洗濯です。

明日はいよいよライン川をクルーズして、憧れの古城ホテルにお泊りです。古城ホテルの部屋の小さなバルコニーからはライン川も望めるそうです。朝早くの移動になるので、早目に休みましょう。


次回を読む:7日目:ライン川クルーズ~ドイチェスエック~古城ホテル

前回を読む:5日目:デルフト~ケルン~ボン




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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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