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秋の箱根ちょこっと旅・・・復活した箱根登山鉄道

コロナ禍も長期化していますが、秋風に誘われて、手近な箱根に旅することにしました。
小田原駅に着いて、小田急・箱根登山鉄道のホームに行くと、箱根湯本行のロマンスカーが発車していきます。

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停車している箱根湯本行の普通電車に乗ります。

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空いた電車で箱根湯本に着き、箱根登山鉄道の強羅行の登山電車に乗り換えます。

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ところがこの登山電車が意外に混み合っています。ところどころ、空席はありますが、配偶者と一緒に座れる席がなく、車両を探すと、何とか相席ですが、並んで座れる席を見つけます。ほっとして、席に落ち着きます。これで終点の強羅までゆっくりできます。車内放送によると、この登山鉄道は80パーミルの急角度で山の斜面を登るそうで、粘着式鉄道(ラック式でない普通の車輪)では世界でも2番目にランクされるそうです。因みに世界1は以前、当ブログでもご紹介したオーストリア・リンツのペストリングベルク鉄道Pöstlingbergbahnの116パーミルです。
昨年の12月にも箱根に足を運びましたが、その時は箱根は台風の水害でこの箱根登山鉄道が不通になっていて、代行バスのお世話になりました。それ以前はもっぱらマイカーで箱根を訪れていたので、箱根登山鉄道に乗車した記憶はまったくありません。現在、当ブログでは昨年のスイスのアルプス訪問の記事を書いており、スイスの登山鉄道の記事を連日書いているところです。スイスの連載記事をちょっと中断して、日本を代表する箱根の登山鉄道の体験を書くのも何か関連したものがあるのではないかと思います。
箱根登山鉄道の車両はスイスのパノラマ車両とまではいきませんが、大きな窓の車両です。運転席前に行ってみると、運転席前の前方視界はすこぶる良好です。

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塔ノ沢駅に着くと、ホームに隣接した形で深沢銭洗弁天が見えます。時間があれば、立ち寄ってみたいものですね。

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塔ノ沢駅を出るとすぐ、深い渓谷の上の鉄橋を通ります。出山の鉄橋(でやまのてっきょう)として知られる早川橋梁で、現存する日本最古の鉄道橋だそうです。もっとも一瞬にして通り過ぎますので、あわてて、カメラのシャッターを切りました。

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このあたりから、登山電車は急傾斜の山を登り始め、大きく蛇行を続けます。そして、遂にスイッチバックします。出山信号場です。

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次に大平台駅に着き、ここでもスイッチバックします。スイッチバックの度に運転士と車掌さんが車両の横を通って入れ替わります。ご苦労様です。この駅では先に到着していた箱根湯本行の電車がスイッチバックするのを待ちます。スイッチバックするために交差している線路が見えますね。

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箱根湯本行の電車がスイッチバックしていきます。

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我々の電車が走ってきた線路に入っていき、箱根湯本方面に下っていきます。

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今度は我々の電車がスイッチバックします。

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右側の線路に割り込んでいきます。

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無事、スイッチバック完了です。

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右側の線路を強羅方面に向かって登っていきます。

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すぐにまた、スイッチバックするために上大平台信号場で停車します。ここで箱根湯本行の電車と交差するために到着を待ちます。そうです。この登山鉄道は単線なんです。そう言えば、スイスの登山鉄道もほとんど単線ですね。山岳鉄道は山の斜面の狭いところを切り開くために複線という贅沢な選択肢は許されないのでしょう。

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箱根湯本行の電車がこの信号場に入ってきます。ここは駅ではなく、乗降はできない信号場で電車が交差するために停車するだけのところです。

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入れ替わりに我々の電車が信号場をスイッチバックして出ていきます。これで計3回のスイッチバックがすべて完了。

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仙人台信号場で一時停車した後、また、出発。

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宮ノ下駅、小涌谷駅、彫刻の森駅を経て、強羅駅に到着。箱根湯本駅から40分以上もかかりました。バスと大差ないですね。登山電車はこの強羅駅で折り返すために既に箱根湯本行になっています。

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強羅駅のホームの向かい側は何とサン・モリッツ駅になり、ベルニナ急行の電車が停車しています。と言っても、これは単なる絵で描いた電車です。

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箱根登山鉄道とベルニナ急行を運行するスイスのレーティッシュ鉄道は1979年に姉妹鉄道になったそうです。それは明治時代に箱根登山鉄道を建設するにあたり、模範としたのがベルニナ鉄道だったのが縁の始まりになっています。

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さて、いよいよ、箱根・強羅に到着し、秋の箱根、ちょこっと旅が始まります。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・箱根美術館の苔庭を眺めながら、お茶を一服

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。強羅駅に着いたところです。強羅駅の中の看板を見ていると、今夜のディナーを予約している人気の高級懐石料理レストラン、強羅花壇の看板が目立つところに立っています。今夜のディナーが楽しみです。

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駅のホームの横に変わった色合いのアジサイが咲いていることを配偶者に教えられます。そういえば、箱根登山鉄道はアジサイ電車として有名ですね。

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強羅付近の散策に出かける前に今日のお宿に寄って、荷物を預かってもらうことにします。最低に近い荷物だけ持って出かけてきましたが、坂道の多い強羅付近を歩くためには、少しでも身軽になったほうが有利ですからね。今日のお宿は強羅駅のすぐ近くです。地図で確認しながら、お宿に向かいます。すぐにお宿が見つかります。天翠茶寮のお洒落な看板があります。

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これが天翠茶寮の瀟洒な玄関です。

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玄関に近づくと、どこからか現れた旅館のスタッフが世話を焼いてくれます。こちらの名前を伝えると、ロビーに招き入れながら、予約のチェックをしてくれます。結果、チェックインは予定通りの3時からでそれまでは荷物を預かってくれることになります。ところでこの旅館はもちろん、Go To Travel対象です。で、チェックイン前ながら、あらかじめ、地域共通クーポン券を渡してくれます。それを持って、意気揚々、散策に出かけます。目的地は箱根美術館です。庭園の紅葉が綺麗だという情報を配偶者がキャッチしていたからです。
再び、強羅駅に戻り、ケーブルカーの線路沿いに坂道を登ります。ちょうど、上の方からケーブルカーが下りてきます。

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フーフー言いながら、線路沿いに坂道を登っていきます。後ろを振り向くと、ケーブルカーが強羅駅に停車しています。

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秋めいた箱根にはススキが似合います。

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線路沿いの道を離れて、箱根美術館に向かって、ゆっくりと急坂を登っていきます。スイス・アルプスのトレッキング並みに体力を使います。箱根の山、恐るべし!

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ようやく、急坂の先に箱根美術館が見えてきます。あとちょっと・・・。

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箱根美術館に着き、入場チケットを求めます。最初はシニアチケットを購入するつもりでしたが、茶室のお茶とのセット券がお得とのことで、それを求めます。配偶者がクレジットカードで清算しようとしたときにsaraiが窓口に貼ってあるポスターに気が付きます。地域共通クーポンのマークです。ここでは先ほど旅館でゲットしたクーポンが使えそうです。待ったをかけて、クーポンを使わせてもらいます。ほぼ無料でセット券をゲット。やったね!

美術館に入場すると広い庭園が続いています。まずは苔庭です。渓流が庭園内に流れています。

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渓流に架かる橋を渡ります。まず、めざすはお茶をいただく茶室です。

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橋の上から渓流を眺めます。渓流の先には小さな滝もあります。しかし、残念ながら、このあたりの木々はまだ紅葉していませんね。

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苔に覆われた庭園の中を進んでいきます。

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おおっ、少し紅葉しています。

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この木は真っ赤です。

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全体的には紅葉はまだのようですが、部分的でも紅葉していたので、よしとしましょう。

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茶室に到着。真和亭という茶室で、予想していた畳の茶室ではなく、モダンな椅子とテーブルの茶室です。全面ガラス張りの壁面からは美しい苔庭が眺められます。

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抹茶とお菓子をいただきます。苔庭を眺めながらの一服を楽しみます。

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どうです・・・とてもよい雰囲気でしょう。

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これがsaraiと配偶者のお昼です。もうこれで十分な歳になりました。
お茶をいただいた後はまた、庭園を散策します。苔庭よりも素敵なお庭が待っているんです。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・箱根美術館の見事な庭園、石楽園

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。強羅近くの箱根美術館の庭園内の茶室、真和亭でお昼ご飯代わりのお茶をいただいたところです。
茶室から苔庭に出て、石段を登ると、第2の庭園、石楽園が姿を現します。広大な斜面には紅葉も見えます。素晴らしい空間です。後から来る配偶者に驚きを伝えます。

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斜面を登っていくと、大きな石を配した見事な庭園が見渡せます。

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庭園の左手の道を辿り、石橋を渡り、紅葉の木々に近づきます。

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石と紅葉の絶妙な配置の斜面の先に、東屋が見えます。観山亭です。

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石の庭の中に渓流が流れています。

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斜面を少し登ったところから、庭園を見渡すと、周りの山々が借景となったスケールの大きな風景に感嘆します。すべてを計算しつくした作庭なんですね。

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斜面の庭園の頂点には、観山亭の上にある黄色い壁が特徴の箱根美術館の本館の姿が見えてきます。

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下方には石と緑に囲まれた渓流と背景の山が眺められます。

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石楽園には見事な紅葉の木が立っています。

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石楽園の上にある本館に入り、陶磁器を中心とした東洋美術の逸品を拝見します。朝鮮の青磁が特に見事です。巨大な縄文土器にも驚嘆します。ともかく保存がよく、完品です。(写真を撮らなかったので、パンフレットから写真を拝借)

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本館の2階には素晴らしいピクチャーウィンドウがあります。そこからの眺めです。

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本館を出ると、美しい竹庭があります。

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ここを抜けていくと、出口のほうに行けますが、さきほどの石楽亭と苔庭をもう一度、鑑賞してみましょう。
再び、石楽亭の紅葉と再会します。

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庭に置かれた巨石に施されたデザインが見事です。しばらく、じっと眺めます。

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先ほどまでいた本館を見上げます。庭の樹木に程よく隠されていますね。

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石楽亭を下って、苔庭に出ます。素晴らしく分厚く繁茂した苔です。庭職人さんが忙しく作業しています。こういう苔庭はメンテナンスなしにはコンディションを維持できませんね。

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盛り上がった苔が点在します。職人さんによると、もっと凄い状態のときもあるそうです。

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広大な苔庭を散策します。

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入口近くの渓流の前に戻ってきました。

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苔の中に流れる渓流と小さな滝の美しさに魅了されます。

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正直なところ、まだ、紅葉には早かったのですが、庭園の美しさは十分、堪能できました。箱根もまだまだ、知らないところがありました。
そろそろ、旅館に戻り、チェックインしましょう。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・高級旅館、天翠茶寮のおもてなしと温泉。夕食は強羅花壇の懐石料理で舌鼓。

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。強羅近くの箱根美術館の美しい庭園を楽しんだところです。
旅館に戻って、チェックインしましょう。
天翠茶寮に着くと、先ほどと同様に玄関前で待つスタッフがすっと寄ってきて、チェックインの世話を焼いてくれます。最後は女性スタッフがコロナ時代にふさわしく、程よい対応でチェックイン完了。
3階の部屋に入ると、既に布団が敷いてあります。広い部屋ですから、布団が敷いてあっても居住性は損なわれません。

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この旅館を選ぶにあたって、重視したポイントは露天風呂付の部屋だということです。バルコニーにお風呂があります。気兼ねなくお風呂に入れますね。

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部屋でゆっくりしながら、お茶でもいただこうと思っていたら、何と期待していたお茶菓子が置いてありません。最近はそんなものかとがっかりしていたら、フロントから電話がかかってきます。チェックインの際、ロビーでウェルカムドリンクのサービスを受けようとしたら、生憎、席が空いていなかったので、空き次第、電話をもらうことにしていたんです。その電話がかかってきました。早速、ロビーに下りていきます。ウェルカムドリンクはカウンター席でいただきます。ドリンクのメニューから迷わずにスパークリングワインを選びます。

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で、このカウンター席は何と足湯になっています。ジーンズの裾を上げて、ほっこりします。

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ロビーは広々、ピカピカです。天井から吊るされている照明がお洒落ですね。

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よく冷えたスパークリングワイン。配偶者とグラスをかちりと合わせていただきます。

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そして、何とも美味しそうなプチケーキが出されます。これは驚き。だから、部屋にお茶菓子なんて無粋なものがなかったわけです。ケーキをつまみながら、足湯でほっこりしつつ、スパークリングワインを味わいます。何とも結構!

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部屋に戻ると、今朝の早起きと箱根の坂道散策、そして、スパークリングワインの軽い酔いで眠気が襲ってきて、敷いてある布団にもぐりこみ、ぐっすり。1時間ほどで目を覚まし、部屋の露天風呂でほっこりします。温泉ではありませんが、酸化還元水で肌に効果があるとのことです。常時、沸いていて、お湯があふれて減ったら、自動的にまた満たされます。いつでも好きなときにすぐに入れて便利です。モデルがsaraiで申し訳ありません。

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そうこうするうちにディナーの時間になります。予約した懐石料理レストラン、強羅花壇のメルセデス・ベンツがこの旅館まで迎えに来る時間です。旅館のロビーで少し待つと、レストランの運転手さんが呼びに来てくれます。旅館の玄関前に横づけしたベンツに乗り込み、レストランに案内されます。強羅花壇の由緒ある建物の前にベンツが横づけ。さっとテーブルに案内されます。1階フロアの奥のテーブルに落ち着きます。ゆったりしたテーブル配置です。

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テーブルには杯だけが置かれ、すぐに食前酒のサービス。

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これからいただくのは水仙という一番リーズナブルな懐石料理コース。もちろん、Go To Eatキャンペーンを利用します。
まず、先付と八寸。八寸だけで12品もあります。白ワインの肴にして、美味しくいただきます。いつもは食べない食材、唐墨、銀杏、むかごなどをぱくぱく食べます。

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お椀は湯葉真丈、海老、松茸などがはいっています。薄葛仕立ての汁は松茸の香りが高く、絶品。

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向付はお刺身三品盛り。これも白ワインに合います。一応、今月は結婚記念日なので、これも記念食事会・・・ということで、お赤飯のサービスがあります。(saraiはあと3年は是非とも生き抜いて、金婚式を迎えることを宣言しています。金婚式の食事はどこにしようかな。ぱーっとはり込みたいものです。この強羅花壇に泊まるというのもありかもね。)

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焼き物は銀鱈西京焼き。あれっ、写真を撮り忘れ!

煮物は蕪、小芋、隠元に蟹の餡をかけたもの。

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あとはご飯。筍ご飯と赤味噌仕立ての味噌汁と香の物。これも写真を撮り忘れそうになって、慌てて、食べかけの様子を撮りました。

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甘味は洋梨のコンポート。これも撮り忘れて写真なし・・・。

以上、美味しく完食しました。

お会計を済ませ、テーブルで待っていると、ベンツの用意ができます。記念に強羅花壇前に横付けしたベンツを撮影。

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これが夜の闇に浮かぶ強羅花壇の建物です。昭和5年に避暑用に建てられた旧閑院宮邸をそのまま利用した建物です。

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うーん、また、贅沢しちゃいました。旅館に戻って、ちょっと休んで、今度は大浴場に行きます。これは正真正銘、温泉です。大涌谷と仙石原の温泉を混合した箱根温泉の湯です。
ほっこり温まって、箱根の夜、ゆっくりとやすみます。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・強羅~早雲山~大涌谷・・・富士山は見える?

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
今日は2日目。早朝、布団で熟睡していると、配偶者が声をかけてくるのが夢心地に聞こえてきます。なんだか、朝日が上ってくるとか言ってます。それは無理です。ムニュムニュ言いながら、再び、眠り込みます。
配偶者が見ていた明けてくる空はこれ。昨日は曇っていましたが、今日は快晴のようですね。

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朝日が顔を出そうとしています。

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朝日が出ました。これを見て、配偶者はまた、寝たそうです。ちなみに配偶者は部屋の露天風呂につかりながら、朝日を見ていたそうです。いい湯だな♪ もちろん、この間、saraiはぐっすり。

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やがて、朝食の時間が迫り、いやいやながら、saraiも布団を出ます。朝食ルームに行くと、既に準備の終わっているテーブルに案内されます。テーブルを見ると、朝食とは思えない盛り沢山の献立が並んでいます。美味しそうですが、食べきれるかな。

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この籠がメインの料理。朝からお刺身とはね。

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メインと言えば、こっちかな。鯖のみりん干しです。

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熱々の湯豆腐も美味しいね。

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朝から満腹になります。さあて、箱根逍遥に出かけましょう。旅館を出ると、すぐ、強羅駅です。今日はここから箱根一周のルートです。まずはケーブルカーで早雲山へ。朝の箱根は晴れ渡っています。

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早雲山駅に到着。これが乗ってきた箱根登山ケーブルカーの車両です。

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ここからロープウェイに乗り換えますが、その前に展望テラスからの眺めを楽しみます。いつの間にか、この早雲山駅に新しい展望テラスが出来たんですね。どうやら、今年の夏に出来たばかりのようです。強羅や箱根外輪山の風景が一望できます。

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早雲山のロープウェイの駅に行きます。どんどん、ゴンドラが回ってきます。

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ゴンドラには密にならないように少人数で乗り込んでいます。ゴンドラが到着するたびに係りの方が座席などのゴンドラ内部を消毒しています。ご苦労様です。

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ゴンドラに乗り込みました。別のご夫婦と4人だけの乗車です。見えているのは後続のゴンドラ。次々と乗客が来ていますが、ほどよくゴンドラに割り当てられています。

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ゴンドラは大涌谷を目指して、上昇していきます。

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下りのゴンドラと次々に交差しながら、ぐんぐん上昇していきます。

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ゴンドラが最後に急角度で上昇し、やがて、峰を超えます。このときを待って、カメラを構えます。見えました!! 富士山です。みんなで歓声を上げます。

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期待はしていましたが、見えないことも多いのが富士山。箱根ではこのロープウェイからが一番の眺めです。下方には煙を上げる大涌谷が見えてきます。

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富士山を眺めながら、大涌谷駅に近づいていきます。

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大涌谷に到着。降り立ったロープウェイ駅からも富士山が見えています。

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久しぶりに見る大涌谷は盛大に煙を上げています。そう言えば、ここに来るときは去年まではマイカーで来ました。ロープウェイで来たのは覚えていないくらい昔のことです。

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芦ノ湖へ向かう前にちょっと大涌谷を見物していきましょう。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・大涌谷~桃源台、そして、海賊船に乗る羽目に・・・

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅からケーブルカーで早雲山へ。早雲山からロープウェイで大涌谷にやってきたところです。
大涌谷は盛大に煙を上げて、その先には箱根山が見えています。

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目を転じると、ここまで乗ってきたロープウェイのゴンドラが見えています。

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大涌谷の噴煙を眺めながら、ぶらぶらします。

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素晴らしい秋空に煙が吸い込まれていきます。

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大涌谷は十分に見たので、大駐車場の前を通って、富士山が見えるところに行ってみましょう。駐車場の外れまで行くと、美しい富士山が見通せます。絶景かな~。

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これで大涌谷見物は終了。また、ロープウェイ乗り場に戻って、芦ノ湖の桃源台に向かいます。ゴンドラは空いています。

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可愛い女性スタッフに見送られて、ゴンドラに乗ります。同年齢くらいのご夫婦と4人でゴンドラを相席します。

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ゴンドラが出発。

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また、前方に富士山が見えてきます。

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本当に富士山がよく見えています。これは僥倖ですね。

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途中の姥子駅を通過します。駅舎の窓越しにも富士山が見えます。

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姥子駅を通過して、ちょっとすると、前方に芦ノ湖が見えてきます。

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富士山はもうすぐ外輪山で隠れてしまいそうです。

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最後にその雄姿を眺めておきましょう。

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その姿を大きくズームアップして、富士山に別れを告げます。

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桃源台駅に到着します。この後、山のホテルに行って、お茶しようと配偶者が提案。そうしましょう。いつも近くをドライブしましたが、寄ったことはありません。駅舎からは芦ノ湖の海賊船が見えています。

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でも、海賊船に乗るつもりはありません。湖畔を走るバスで山のホテルに行きます。海賊船に別れを告げて、バス乗り場に下りていきます。

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ところがバス乗り場に行って、山のホテル行のバス乗り場を探すと、係りの方がこの後のバスは午後までないよっていうご託宣です。じゃあ、海賊船で元箱根のほうに行くしかないのね・・・。
すごすごと海賊船乗り場に向かいます。海賊船のチケットを購入していると次の海賊船が出航するところです。急いで海賊船に向かいます。

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結局、海賊船へ乗る最後の乗客になりそうです。

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考えてみれば、海賊船に乗るのは40年ぶりのことです。湖のクルーズを楽しみましょう。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・海賊船に乗って、芦ノ湖を横断

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。桃源台で芦ノ湖を渡る海賊船に乗船したところです。明るい陽光の下、芦ノ湖の湖面は輝いています。

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船は舳先を回頭させていきます。目指すは元箱根方面です。

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出航した桃源台の船着き場が見えます。もう一隻の海賊船が停泊しています。

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徐々に桃源台が離れていきます。

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海賊船は湖岸に沿って、元箱根方面に向かって、航行していきます。

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やがて、ザ・プリンス 箱根芦ノ湖や芦ノ湖畔 蛸川温泉 龍宮殿の建物が見えてきます。

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海賊船は帆船仕様になっています。でももちろん、エンジンで航行しています。

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saraiたちは2等のチケットです。デッキに陣取って、芦ノ湖の景色を楽しみます。

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やがて、左手に駒ヶ岳ロープウェーの駒ヶ岳頂上駅が見えてきます。

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駒ヶ岳の麓には、箱根園、プリンスホテルが見えています。

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その箱根園の前辺りに海賊船が現れます。桃源台行です。少なくとも芦ノ湖を3隻以上の海賊船が航行しているんですね。

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元箱根が遠望できるようになります。

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駒ヶ岳の前を過ぎていきます。箱根園ゴルフ場が見えています。

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山のホテルが見えます。さて、どうやって行くのかな。湖尻からのバスが一番便利そうだったんですが、あまりにもバスの本数が少ないようです。スマホで山のホテルのサイトを見てみましょう。

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元箱根にずい分、近づきました。

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パワースポットとして、最近人気の箱根神社の水中鳥居が見えてきます。以前、成川美術館から、あれは何だろうと思って見ていました。

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山のホテルの真正面を通過します。ここでお茶できるか心配でしたが、どうやら、ロビーでお茶できるようです。スマホで調査した結果です。

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一番目の寄港地、箱根町港に近づいていきます。

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箱根町港に到着。ここでは下船せずに元箱根まで行きます。山のホテルに直接電話して確かめると、元箱根から20分置きに送迎バスが出ているとのことです。

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どうやら、無事に山のホテルでお茶できそうです。どんなところかな。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・元箱根に着いて、山のホテルへ

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅~早雲山~桃源台とケーブルカー、ロープウェイで移動し、桃源台からは海賊船で芦ノ湖を渡りました。今、箱根町港に着いたところです。ここで船を下りずに次の寄港地、元箱根港まで行き、そこから、山のホテルまで送迎バスで向かいます。
船上から港周辺の穏やかな様子を眺めています。

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船上では既に乗降が終わっています。

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左手には箱根関所跡も見えています。

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さて、出航です。元箱根港に向かいます。

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元箱根港に近づくと、箱根神社の赤い水中鳥居が見えてきます。最近のパワースポットだそうですね。

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と、配偶者が横から富士山が見えるよって叫びます。どこどこってsaraiは言われたほうを眺めます。慌てて探すと水中鳥居の上に富士山が見えます。ほんの一瞬だけの富士山との邂逅でした。

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元箱根港に入港します。穏やかな風景ですね。

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早速、下船します。多くの乗客が乗船しようとしています。

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元箱根港のターミナルに向かいます。

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ターミナルの建物を抜けると、バスターミナルがあります。山のホテルの送迎バスの姿はありません。ちょうど出たばかりの時間です。小高い丘の上には日本美術で名高い成川美術館の姿がみえています。

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次の送迎バスまで15分ほどあります。このあたりをぶらぶらしましょう。湖畔に出ると、先ほど下船した海賊船が出航するところです。

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やがて、出航した海賊船は芦ノ湖を渡って、桃源台に戻っていきます。

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さて、これから山のホテルに行って、お茶しますが、その後は箱根旧街道の石畳を歩くつもりです。一応、甘酒茶屋まで歩いて、そこのバス停でバスに乗るつもりです。甘酒茶屋までちゃんと歩けるかどうか、自信がないので、歩けないときは途中のバス停でバスに乗ればよいと配偶者に教えられます。一応、元箱根から箱根湯本まで行くバスの路線図をチェックしておきましょう。甘酒茶屋の手前には、旧街道石畳というバス停もありますね。

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バスの時刻表をチェックすると、この路線のバスは30分置きです。これが後で大きなドラマを生むんです。読者のみなさん、これをよく覚えておいてくださね。

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バスターミナルの前には箱根神社の大鳥居が見えます。

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その大鳥居の横に鄙びた道があります。

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この道の先に後で歩く予定の箱根旧街道石畳の入り口があるようです。最悪、ここに戻ってきてから、そこに向かえばよさそうです。

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そうこうするうちに山のホテルの送迎バスがやってきます。予定の時刻よりも10分以上も早いです。

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一番乗りでバスに乗車し、バスの運転手さんの軽妙なおしゃべりで楽しませてもらいながら、山のホテルに向かいます。ほんの5分ほどで山のホテルに到着します。途中、サロン・ド・テ ロザージュというカフェレストランに寄ってくれるそうです。それを聞いて、バスに同乗していたおばさま方が喜びの声を上げています。はて、サロン・ド・テ ロザージュって? みなさん、結構なリピーターのようです。後で調べると、山のホテルの別館で芦ノ湖畔に面したおしゃれなカフェレストランのようです。乗客の半数以上がそのカフェレストランで降りました。saraiと配偶者は山のホテルを見物するのが目的のひとつですから、終点のホテル前で降ります。配偶者は気安い運転手さんに何やら尋ねています。後で箱根旧街道石畳にどうやって行くのかを確認していたそうです。実は今回の旅のナビゲートは配偶者に全面的に委ねていたんです。配偶者のこの周到な根回しが後でとっても役立つことになります。

さて、山のホテルの高級そうなエントランスに入ります。まずはロビーでお茶しましょう。エントランスから階下にゆったりしたロビーが見えます。

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結構、高いお茶になりそうな雰囲気ですが、旅に出たら、少々の贅沢は仕方がありません。ロビーに下りていきましょう。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・山のホテルの庭園散策、そして、美味しいお茶

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅~早雲山~桃源台~元箱根とケーブルカー、ロープウェイ、海賊船で移動し、元箱根港からは送迎バスで、山のホテルを訪れました。お茶するのが目的ですが、有名なホテルを見物するのも目的のひとつです。これまで何度も近くを通り過ぎましたが、訪れたことはなかったんです。

まずはお茶するためにエントランスからロビーに下りていきます。なかなか豪華な設えですね。

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ところが、あろうことか、満席。みなさん、ゆったりと座っているので、とても満席には思えませんが・・・。しかも待ち行列ができているとのことで、席に着くためには30分ほど待たなくてはいけないとのことです。スタッフの綺麗なお姉さん(マスクをしているので顔は分かりませんが、雰囲気が・・・)に柔らかく言われると黙って従うしかありません。時間を確認し、予約だけして、席を待つ間、ホテルのお庭を散策してきましょう。ロビーの前の扉を抜けると、庭に出ることができます。出たところで建物を振り返ると、ロビーのカフェのテラス席が見えます。うーん、日本とは思えないくらいのお洒落さですね。

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庭に出て、山のホテルの建物を見上げます。このホテルは三菱グループの創始者、岩崎彌太郎の甥である岩崎小彌太男爵が1911年(明治44年)に建てた別邸をもとに1948年に開業しました。当時の建物はジョサイア・コンドルが設計した石造りの建物が1923年に関東大震災で壊れた後に木造でコンドルの設計をもとに建て替えられたものでした。現在の建物は1959年に改築された建物が老朽化したため、取り壊された後に1978年に建て替えられたものです。比較的、新しい建物なんですね。

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ジョサイア・コンドルが当初、設計した石造りの別邸を参考のために見ておきましょう。今、これが残っていれば最高なんですけどね。ちなみに岩崎男爵がこの地に別邸を構えた目的はケンブリッジ大学に留学していたときに覚えた狩猟を思う存分、楽しむことだったそうです。ですから、ここで手に入れた土地は10万坪もあったそうです。金持は考えることが違うものだと感心します。

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庭園を進むと、木々の間から芦ノ湖が顔を覗かせます。

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庭園の奥にはバラ園があります。

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バラ園の前には小さなチャペルがあります。ロマンティックな結婚式になりそうですね。

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バラ園からの山のホテルの建物の眺めです。額縁から覗きます。

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花好きの配偶者は色とりどりのバラを眺めています。

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色んなバラが咲いています。秋バラです。

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黄色いバラもありますね。

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そろそろ、ホテルの本館に戻りましょう。ホテルの前に立つ7本ほどの高い木が見事な姿です。

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まだ、予定の時間までは10分近くありますが、喫茶ロビーの近くに行くと、さっきの女性スタッフが目ざとく我々を見つけて、XX様、もうお席の準備ができましたと声を掛けてくれます。意外に早く席が空いたようです。早速、空いた席に案内してもらいます。贅沢な空間の中で落ち着きます。

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配偶者は何故か、マロンラテをオーダー。美味しかったそうです。

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saraiは普通にケーキセット。シュークリームが何故か、無性に食べたくなったんです。ドリンクはアイスコーヒー。狙い通り、普通に美味しいシュークリームでした。

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お腹が満たされたところで、ホテルを出発しましょう。ホテルの玄関に行くと、送迎バスが出発したばかりです。20分待ちですね。と、大きなバスがやってきます。これは路線バスです。桃源台から来たバスです。午後に最初に出発したバスはこの時間に着くんですね。やはり、海賊船で来たのが正解でした。

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この後、箱根旧街道石畳に向かいますが、山のホテルの送迎バスの運転手さんの親切さが身に沁みることになります。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・箱根旧街道、石畳の道を往く

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅~早雲山~桃源台~元箱根と大移動し、山のホテルでお茶しました。山のホテルから送迎バスで箱根旧街道石畳に向かうところです。
送迎バスの運転手さんは配偶者の箱根旧街道石畳に行きたいという意向を覚えていてくれて、何と旧街道入口のほうに迂回してくれます。運転手さんと乗り合わせた乗客に感謝を述べながら、バスと下りると目の前に箱根旧街道の入口があります。これは迷いようがありませんね。改めて、感謝の念を覚えます。

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箱根旧街道、畑宿、湯本を経て、小田原に至る・・・という看板が立っています。

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何かの記念碑があります。箱根の美しさを世界に紹介したドイツの博物学者、ケンペル、そして、この地に別荘を持っていた英国の貿易商、バーニーはケンペルの著を引用して、箱根の自然を大切にするようにという碑を建てました。箱根町は二人の功績を讃えて、記念碑を建てたそうです。箱根の自然はヨーロッパの人によって見出されたんですね。

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杉並木を紹介する案内板もあります。徳川幕府によって1618年に箱根宿が造られたとき、旅人に木陰を与えようとして杉が道の両側に植えられたそうです。現在、420本の杉が残されているそうです。

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その杉並木の道を歩き始めます。

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道の傍らには綺麗なアジサイが咲いています。

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木漏れ日を浴びて、美しい杉並木です。

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箱根旧街道の案内図があります。須雲川に沿ったルートです。箱根旧街道は杉並木と石畳が昔の面影を残しているとのことです。

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運転手さんに教えられた橋(歩道橋)があります。杉並木歩道橋です。この歩道橋で先ほど送迎バスが走っていた自動車道路を渡ります。

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歩道橋の上から杉並木を眺めます。

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歩道橋を渡ると、緑濃い山道に変わります。いい雰囲気です。

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史跡 箱根旧街道の石碑の先には、いよいよ、石畳の道が始まります。

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登り勾配の石畳の道は緑の苔でうっすらと覆われています。

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軽い登りの石畳の道が続きますが、ゆっくりと歩いていけば、楽に歩けます。

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権現坂の立て看板があります。ここらあたりから芦ノ湖が望めるそうです。

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ちょっと横道にそれて、展望台に上ってみましょう。赤い鳥居が続いています。

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急な石段を気を付けて登っていきます。

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やがて、頂上が見えてきます。

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お社はなくて、木の根っこの張った大きな木がご本尊のようです。その前に賽銭箱だけが置いてあります。

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肝心の芦ノ湖は見通せません。昔は眺められたのでしょうが、今は変わってしまったようです。箱根も開発されていますからね。

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石段を下りて、また、箱根旧街道に戻りましょう。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・箱根旧街道、石畳の道はどこまでも続く

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅~早雲山~桃源台~元箱根~山のホテルと大移動し、山のホテルから送迎バスで送ってもらって、箱根旧街道石畳を歩いているところです。
権現坂を進むと、お玉観音堂(興福院)の入り口前に出ます。

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江戸時代、関所破りで死罪になった少女、お玉の霊を弔う観音堂があるようです。観音堂には遠くから手を合わせます。

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お玉に因む名前のお玉が池もありますが、それはちょっと遠いようですから、パスして、箱根旧街道を進みます。湯本まで2時間ということです。意外と近いんですね。

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旧東海道の案内板があります。このあたりの旧東海道は何と鎌倉時代からあったようです。歴史が古いです。

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杉木立に覆われた石畳の道を進みます。

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このあたりは土くれの道の中に所々、石が残っています。

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ここは完全ではありませんが、石畳の雰囲気の残る道です。むしろ、こういう道は石を避けて歩くと歩きやすいんです。

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再び、山道風の道になります。石は瓦礫のように道に散らばっています。

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道標に目的地の甘酒茶屋が出てきます。

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また、石畳がよく残っている道になります。

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石畳の残る道を登っていきます。勾配が緩やかなので、楽に歩いていけます。

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石畳の案内板があります。江戸時代の初めは細竹を敷き詰めていたそうです。そのほうが歩きやすかったでしょう。メンテナンスコストの関係で石畳になったとのことです。ローマ街道との違いについて、考えてしまいます。車輪のわだちの有無が一番の違いですね。

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石畳の道が延々と続きます。

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箱根の森、休憩広場というのがあるようです。ちょっと寄っていきましょう。

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この木々の間の開けた空間が休憩広場のようです。木々の向こうに見える2つの山が二子山でしょうか。

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案内板があります。現在いるのは展望広場。自動車道路の箱根旧街道の先にお玉が池があるようです。

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それを見て、配偶者が一人でどんどん先に行ってしまいます。見えなくなった配偶者に戻って来いとsaraiが叫びますが、まったく応答なし。しばらくすると、配偶者が戻ってきました。お玉が池を見るのはあきらめたそうです。
再び、箱根旧街道石畳に戻って歩き始めます。杉並木が鬱蒼と生い茂る美しい道です。

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まだまだ、石畳の道が続きます。



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秋の箱根ちょこっと旅・・・箱根旧街道、石畳の道の散策は偶然の成行きで突然の終了

秋の箱根、ちょこっと旅をしています。
2日目は箱根をぐるっと大周遊します。強羅~早雲山~桃源台~元箱根~山のホテルと大移動し、今は箱根旧街道石畳を歩いているところです。
石畳、杉並木の昔からの風景の中を歩きます。上り坂が続きますが、快調に気持ちよく歩き続けます。
このあたりの石畳は保存もよく、石畳の中の排水溝もはっきりと分かります。きちんと石畳が造られていたんですね。

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杉並木の間に素晴らしい石畳の道が続いています。

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杉木立が真っすぐ伸びています。そして、鬱蒼とした林を作っています。

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遂に石畳の道は下り始めます。

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周囲に林立する杉の美しさに魅了されます。

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湯本まで1時間半という案内板があり、その先は自動車道路にいったん、ぶつかります。

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文化庁の立てた史跡、箱根旧街道の案内板があります。現在残っている石畳は文久2年(1862年)に改修されたものだそうです。江戸時代の末期ですね。

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自動車道路(箱根旧街道)にはバス停があります。旧街道石畳のバス停です。次のバス停が目的地の甘酒茶屋です。どうやら、目的地まで歩き通せそうです。まだまだ、元気いっぱいです。

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甘酒茶屋まで残り400メートルという標識があります。

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こちらの標識にも同様の標記があります。元箱根からはここまで1.2キロメートル歩いてきたようです。

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ここからの道は少し荒れていますね。

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石畳ではなく、木材で階段状になっています。かえって歩きやすく、ぐんぐん進みます。

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おや、ヒメシャラの木があります。

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今度は杉の根っこが張った道になります。躓かないように注意して歩いていきます。

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山道をどんどん下っていきます。

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再び、石畳の道が現れます。

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甘酒茶屋と思しきところに出ます。

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須雲川自然探勝歩道の案内図があります。たしかにここは甘酒茶屋の駐車場前のようです。

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甘酒茶屋の前に出ます。配偶者はここでお茶しようと提案します。と、目の前に見える甘酒茶屋のバス停に何と30分に1本のバスが停車。この好機は見逃せないので、ダッシュして、そのバスに乗り込みます。箱根湯本行のバスです。配偶者は1本後のバスにして、茶屋で休めばよかったと言ってますが、こんなグッドタイミングを逃すことはsaraiの美学に反します。ぴったりと無駄のない交通機関の利用がsaraiの理想です。

かくして、箱根のちょこっと旅は突然の終わりとなります。箱根湯本に着くと、すぐに小田原行の電車が出ます。当初は小田原の駅前で前回見つけたお寿司屋さんでアジフライを食べて帰る予定でしたが、まだ、4時です。夕食には早過ぎます。と言って、今更、小田原を散策する気ににもなれません。それにちょうど、小田原始発のアクティが発車するところです。ええい、もう、帰っちゃいましょう。
戸塚に着き、そのまま、家に帰るのも何なので、お蕎麦を食べたいという配偶者の提案に乗って、駅前のお蕎麦屋さんで夕食のお蕎麦をいただきます。鎌倉に本店のある峰本というお蕎麦屋さんです。美味しい天せいろ蕎麦でした。

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これにて、箱根ちょこっと旅はお天気にも恵まれて、楽しく無事に終了しました。

(長く中断していた昨年のヨーロッパ遠征、スイスのアルプス・ハイキングの旅を再開します。お待たせして申し訳けありませんでした。)



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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