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大混雑の電車でジュネーヴからリヨンへ

2019年9月17日火曜日@ヴヴェイ~ローザンヌ~リヨン/12回目

ローザンヌLausanne散策を終えて、スイスでの日程を完了。次はフランス、鉄道の旅です。まずはリヨンLyonに向かいます。ローザンヌからインターシティに乗って、ジュネーヴGenèveのコルナヴァン駅Gare de Genève-Cornavinに着いたところです。フランスのリヨンLyon行の電車に乗り換えます。ジュネーヴからはフランス国鉄のテーウーエルTERでリヨンまで2時間弱の鉄道旅。リヨン行の電車が出る8番ホームに向かいます。8番ホームは、フランス方面への電車が出るホームのようで、細い通路を通り、ちょっと出入国検査の雰囲気ありです。何にもチェックはないんですけどね。ホームに着いて、ぼーっと電車の到着を待ちます。入線してくる電車は意外にも短く4両ほどです。しかも、ファーストクラスは1車両の半分もありません。乗り込んでみると、既にファーストクラスは満席。荷物を置けただけでもラッキーかも。同じ車両内のセカンドクラスの空席を見つけ、相席させてもらいます。なんだかとっても混んでいて、みんなウロウロ大騒動です。電車は出発。国境の雰囲気のある山の中を走っていきます。そのうち空くだろうという考えは甘く、国境の町、ベルガルドBellegardeで少しの乗り降りはあるけれど、ますます混む方向です。ともかく、セカンドクラスでも座れたのはよかったんです。相席はなんだか素敵な若い女性ですが、みな、ぼんやりと車窓を眺めています。

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フランスに入り、次の停車駅、セイセル コルボノ駅Seyssel Corbonodを通過。自転車野郎まで乗り込んできて、仕方なく通路に座る人も出てきます。車掌に、なんとか女性を座らせろと交渉する人もいます。さすがフランス人。我々の席は変化なし。車窓を見たり、PCで作業したりしています。車窓にはローヌ川が見えています。ジュネーヴからリヨンまではローヌ川沿いに電車は走ります。

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我々と同じくファーストクラスのチケットを持っているのに満席で座れない人もいます。そういう人は車掌さんにその旨をチケットに書き込んでほしいと言っている人もいます。それもそうですよね。払い戻ししてもらわないと損ですよね。それではsaraiもお願いしてみましょう。

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車掌も、了解と書き始めたのですが、saraiが英語で詰まる単語があり悩んでいると、近くの女性が助け舟を出してくれて、無事完了。世界にはいろんな言語があり、助け合いは大切ですね。これが書き込んでくれたチケットです。このチケットはファーストクラスとは言え、Carte Avantage senior(カルト・アヴァンタージュ・シニヨール)の割引で購入したチケットです。30%割引料金です。

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フランス国鉄SNCFのシニア割引カードのCarte Avantage senior(カルト・アヴァンタージュ・シニヨール)を事前に購入しておきました。プラスティックのカードではなく、通常のチケットと同様の紙製です。その代わり、携行用のビニールケースがもらえます。
これがそのビニールケースの表と裏です。

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このケースにカルト・アヴァンタージュ・シニヨールを装着します。これは三つ折りにして、コンパクトサイズになります。また、証明書サイズの写真を貼り付けないといけません。

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フランス国鉄SNCFの鉄道チケットはすべて、シニア割引料金で購入したので、車内での検札時にはチケットと共にこのカルト・アヴァンタージュ・シニヨールを車掌さんに見せる必要があります。なお、このカルト・アヴァンタージュ・シニヨールは一人分49ユーロで1年間有効です。

このまま、最後の停車駅を過ぎて、リヨンに近づきます。

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お隣はむっつりとしたおじさんに変わり、窓際の女性は眠り込んでいます。リヨンまであと5分ほどです。

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ようやく、リヨン・パール・デュー駅LYON PART DIEUに到着。最後まで、混雑は解消せず、ほぼ全員リヨンまで行きました。
前回のリヨン訪問時は原因不明の高熱でうなされた苦い記憶があります。今でいう感染症だったのかもしれません。今回は大丈夫。しかし、あまりの人の多さに呆然とします。電車にトラブルでもあるのか、ホームが表示される電光掲示板の前などは、大勢の人でごった返しています。行き交う人も半端ない多さです。さすがリヨンですね。

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ここからは、メトロを乗り継いでホテルに向かいます。人ごみの中、メトロの駅に移動します。

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メトロ駅に着き、チケットを自販機で購入。英語モードを選んで楽々購入。

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明日の移動のことも考えて、24Hチケットを購入。

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夕刻のラッシュに巻き込まれ、大きなスーツケースを持って、満員電車に乗ります。乗換駅のでザクセ ガンベッタ駅Saxe - Gambettaでちょっと迷っていたら、今度はリヨンのマダムがアドバイスしてくれて、正しいホームに行き着けることができます。こちらから尋ねるのではなく、困ってそうな人を見つけると声をかけてくれる感じです。
おかげさまでホテルの最寄り駅、ベルクール駅 Bellecourに到着です。そこからホテルに無事到着。今夜泊まるのはベストウエスタンホテル リヨン サン-タントワーヌBEST WESTERN Hôtel Saint-Antoineです。
早速、チェックインしましょう。レセプションでスタッフを呼びます。

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可愛い女性スタッフがチェックインしてくれます。部屋は5階だけどエレベータで4階まで行って、後ちょっと上がってねとのこと。えっ・・・階段は10段ありました。バスタブ付きの部屋ですが、余計な10段の階段も付いてきました。バスタブにこだわってはいけないのかもしれません。部屋には大きなベッドがあります。

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PCを使うのによさそうなデスクもあります。

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これがバスタブ。大きくて立派です。

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一服していると、予約していたブション(リヨンの地方独特の郷土料理店Bouchon)の予約時間の7時が迫ってきます。楽しみにしていたリヨンの美食を食べにいきましょう。



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リヨンの人気ブション、ダニエル・エ・デニーズ・・・美食を堪能

2019年9月17日火曜日@ヴヴェイ~ローザンヌ~リヨン/13回目

今日はヴヴェイVeveyを出て、途中、ローザンヌLausanneで散策し、スイスでの全日程を完了。今はフランス、リヨンLyonのホテルの部屋で一休みしているところです。時間となり、予約していたブション(リヨンの地方独特の郷土料理店Bouchon)のダニエル・エ・デニーズDaniel et Denise Saint-Jeanへディナーに出かけます。歩いてすぐなので、ぶらぶらと散策していきます。夕暮のソーヌ川の向こうの丘の上にはフラヴィエールのノートルダム大聖堂La Basilique Notre Dame de Fourvièreが見えています。この町のランドマークですね。前回訪れたので、今回は行きません。

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ソーヌ川の河畔には遊覧船が停泊中です。

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ソーヌ川の河畔に沿って歩いていきます。薄暮の暗い川面が夏の終わりを感じさせます。

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丘の向こうに沈んだ夕日の残照でノートルダム大聖堂が暖かい色に染まっています。

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ソーヌ川に架かるボナパルト橋Pont Bonaparteの上からの眺めです。彼方に見える丘はまだ夕日に輝いています。

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アドルフ・マクス通りAvenue Adolphe Max、ジャン・カリ通りRue Jean Carriesを進んでいくと、真正面に目的のブション、ダニエル・エ・デニーズが見えてきます。

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ダニエル・エ・デニーズの入り口に向かいます。

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入店すると、まだ、開店早々という感じです。

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まだ、テーブルはがらがら・・・何とsaraiたちが今夜の一番乗りのようです。

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予約確認の上、テーブルに案内されます。お店はブションらしく簡素な作りです。しかし、テーブルはきちんとセッティングされていて、さすが有名店だけのことはあります。
まずはブションのお作法通り、アペリティフをお願いしますが、なぜかオーダーは通ったのにアペリティフは出てきませんでした。まあ、いいか・・・。

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さて、料理のオーダーをしましょう。
オーダーはまず、ワイン。料理はメインだけ注文します。saraiは鴨が食べたかったので、訊いてみるとないとのこと。代わりに七面鳥をローストして、色んな食材のソースをかけたものを勧められます。それにしましょう。それに定番のカワカマスのクネルを注文。

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料理を待つ間、お通しをいただきます。そのお通しの美味しかったこと。カリカリに焼いたラスクのようなパンにクリームチーズを塗って食べますが、そのクリームチーズの美味しいこと、この上なし。

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次いで、パンを持ってきてくれます。

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フランスですから、ワインはブルゴーニュのシャブリをいただきます。もちろん、文句のない美味しさ。ミネラルウォーターはもちろん、エヴィアンです。

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料理がいよいよ運ばれてきます。皿の上に大きな丸いかたまりがあり、その上に濃いソースがかかっていて、見ただけでは何なのか、分かりません。お蔭でsaraiと配偶者の料理を最初は取り違えてしまいました。
これは七面鳥のロースト。

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これはカワカマスのクネル。魚をすりぶつして固めたもので、はんぺんみたいなものに凝ったソースがかけてあります。

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これはつきあわせのサイドメニューのポテトとペンネ。

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どちらの料理も濃厚で深い味のソースで今まで味わったことのないもの。リヨンのブションの料理はソースが決め手のようです。

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正直言って、美味しいとかなんとか、判断はつきかねますが、これがリヨン料理なのですね。二人とも完食しました。

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つきあわせのポテトとペンネももちろん、美味しかったのですが、量的に多く、少し残してしまいます。

料理を待っている間、次々と客が入店。予約のない客は断られています。最後は予約客で全席が埋まります。ほとんど、地元の常連さんたちのようです。リヨンのブションの人気店、恐るべし。

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1時間半ほどかけて、リヨンの美食を堪能しました。これで二人分の総額が80ユーロですから、とてもリーズナブルです。チップは10ユーロ。ようやく、前回、突然の高熱で食べ損ねたリヨンの美食を食べ、リベンジを果たせました。



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リヨンの美しい夜景

2019年9月17日火曜日@ヴヴェイ~ローザンヌ~リヨン/14回目

今日の夕方、スイスの旅を終えて、フランスのリヨンLyonに到着。リヨンを訪れた目的は美食を楽しむためです。予約していたブション(リヨンの地方独特の郷土料理店Bouchon)のダニエル・エ・デニーズDaniel et Denise Saint-Jeanで美味しいディナーを堪能しました。ホテルまでの帰り道は夜景を楽します。ブションを出ると、リヨンの街角が光にあふれています。

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リヨン・サンジャン大教会Cathédrale Saint-Jean-Baptisteの南側面が夜の闇に浮かび上がっています。

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ソーヌ川河畔に出ます。向こうに歩道だけの橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスPasserelle du Palais de Justiceが見えています。あの橋を渡った先が滞在中のホテル、ベストウエスタンホテル リヨン サン-タントワーヌBEST WESTERN Hôtel Saint-Antoineです。

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歩道橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスに向かって、ソーヌ川河畔のロマン・ローラン通りQuai Romain Rollandを歩いていきます。周りの光を反射するソーヌ川の川面が綺麗です。

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リヨン・サンジャン大教会の東側が見えます。ファサードのある西側の反対側です。後陣のあたりですね。

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しばらくリヨン・サンジャン大教会を眺めます。明日はこの教会を訪問してみましょう。

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リヨン控訴裁判所Cour d'Appel de Lyonの前に出ます。立ち並ぶ円柱が美しいですね。

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裁判所の建物の横からフラヴィエールFourvièreの丘の上のノートルダム大聖堂La Basilique Notre Dameがライトアップした姿を覗かせています。美しいですね。

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歩道橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスの横に変わった彫像があります。《自分自身の重さ》The Weight of Oneselfと題された彫像は二人の男性が彫られていますが、実はこれはどちらも同じ男性です。一人の男性が自分自身を腕に抱えている姿です。2013年に造られたこの彫像は社会に直面して自分の運命について己に問いかけることによって、自分自身を救おうとする男を象徴的に現した像だそうです。いかにもフランスらしい哲学的な題材の彫像です。

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歩道橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスを歩いて、ソーヌ川の対岸に渡りましょう。

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歩道橋の上から眺めたソーヌ川の夜の川面です。

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橋の上で後ろを振り返ります。リヨン控訴裁判所の建物越しにフラヴィエールのノートルダム大聖堂の姿が見えます。リヨンの夜の絶景です。

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橋を渡り終えると、すぐ先がホテルです。ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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リヨン料理とワインを堪能し、リヨンの街の綺麗な夜景を眺めることができました。リヨンに来た目的は果たせたという充実感に浸ります。

ホテルに着くなり、ベッドに倒れ込みます。2時間ほど寝て、また、起き出して、ブログ記事を書きます。フランスの旅は始まったばかりですが、上々の滑り出しです。お風呂に入って寝ます。

明日は午前中、リヨンの旧市街を散策し、その後、TGVに乗って、カルカッソンヌCarcassonneの城塞都市シテcitéを訪れます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

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これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

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CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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