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リヨンの朝、街歩きに出発

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ

旅の15日目、フランスの旅の始まりの町、リヨンLyonの2日目です。昨夕にこの町に着き、ブションの人気店で美食を堪能し、訪問の目的は果たしました。今朝はこの町を散策し、お昼のTGVでカルカソンヌCarcassonneの城塞都市ラ・シテcitéに向かいます。フランス周遊の旅、10日間が本格的に始まります。

リヨンの朝です。昨日の真夏のような暑さはどこへやら、風も冷たく寒いです。
12時過ぎの電車でカルカソンヌに向かうので、それまでリヨンの街歩きをしましょう。荷物を片付け、ホテルをチェックアウトして、レセプションで荷物を預かってもらって出かけます。気持ちの良い所で、朝ごはんでも頂きましょう。
前回のリヨン訪問ではフラヴィエールのノートルダム大聖堂La Basilique Notre Dame de Fourvièreを訪れただけで、リヨンの町自体はほとんど見ていません。体調不良でしたからね。ということで午前中、リヨンの旧市街を散策します。と言っても、たまった疲れから、早起きできず、ホテルから町歩きに出発したのはほぼ10時。11時過ぎには駅に向かわないといけないので、1時間強のミニ町歩きになります。
ホテルを出て、ソーヌ川に向かいます。歩道だけの橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスPasserelle du Palais de Justiceのアーチが見えてきます。その向こうには、フラヴィエールのノートルダム大聖堂が見えています。

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ノートルダム大聖堂をズームアップ。美しい佇まいです。

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橋を支えるワイヤです。歩行者専用の橋ですが、頑強に造られています。

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ソーヌ川の河畔には、朝市が立っています。

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美味しそうな果物も並んでいます。

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キノコもありますね。日本のスーパーではお目にかかれないようなキノコです。

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歩行者専用の橋、パセレル・デュ・パレ・ジュスティスに向かいます。

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昨夜は分かりませんでしたが、この橋は立派な吊り橋です。

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橋に上がり、朝のソーヌ川を眺めます。川縁には散策用の木製のデッキが続いています。そぞろ歩きによさそうです。

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反対方向を眺めると、昨日、渡ったボナパルト橋Pont Bonaparteが見えています。

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歩行者専用にはもったいないような橋を歩いていきます。

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ノートルダム大聖堂を頂上に頂くフラヴィエールの丘が見渡せます。立派なバロック風の建物が並んでいます。

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橋の正面にはリヨン控訴裁判所Cour d'Appel de Lyonがあります。控訴審を受け持つ高等裁判所です。裁判所の建物越しにノートルダム大聖堂が望めます。

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橋を渡り終えると、袂に昨夜も見た彫像が目を惹きます。《自分自身の重さ》The Weight of Oneselfと題された彫像です。再度、書きますが、この彫像は二人の男性が彫られていますが、実はこれはどちらも同じ男性です。一人の男性が自分自身を腕に抱えている姿です。2013年に造られたこの彫像は社会に直面して自分の運命について己に問いかけることによって、自分自身を救おうとする男を象徴的に現した像だそうです。いかにもフランスらしい哲学的な題材の彫像です。

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橋の前はちょっとした広場になっています。その一角に彫像があります。

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広場の前は裁判所の大きな建物です。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ソーヌ川を渡ったところで、まずはサン・ジャン大聖堂Cathédrale Saint-Jean-Baptisteへ向かいます。



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リヨン散策:考古学庭園とサン・ジャン大聖堂

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/2回目

リヨンLyonの朝、街歩き中です。
ソーヌ川を渡って、サン・ジャン大聖堂Cathédrale Saint-Jean-Baptisteへ向かいます。リヨン控訴裁判所Cour d'Appel de Lyonの左手の路地、ボンバルド通りRue de la Bombardeに入ると、横手に開けたスペースがあり、その向こうにサン・ジャン大聖堂の建物が見えます。

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サン・ジャン大聖堂の北にある空き地のようなスペースは考古学庭園Jardin Archéologiqueです。野外の無料の考古学博物館なのだそうです。

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リヨン市が隣接する裁判所の別館を建てたいと考えて、1970年代に古い家屋を取り壊した跡にこの考古学庭園が出現しました。その後、2つの中世の教会、サンテティエンヌSaint-EtienneとサンクロワSaint-Croixの基礎部分が考古学庭園で発見されました。

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この発見により、当初の裁判所別館の建設プロジェクトは中止されました。考古学庭園では、西暦1世紀から16世紀までのさまざまな時代の教会遺跡が発掘されています。

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アーチは再建されたものでしょうか。教会の扉口の一部のように思えます。考古学庭園のなかでシンボリックな存在です。

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古き遺跡の上を感慨深く歩きます。

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その考古学庭園の南に屹立するサン・ジャン大聖堂の北側側面に近寄ります。この大聖堂も4〜5世紀のサン・ジャン・バプティスト教会の上に建設されたものです。このサン・ジャン・バプティスト教会は間違いなくリヨンで最初のキリスト教の建物です。

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大聖堂の西側のサン・ジャン広場Place Saint-Jeanに周り込みます。広場の中央にはサン・ジャン噴水Fontaine Saint Jeanがあります。小さな歴史的記念碑です。広場の西にはフラヴィエールのノートルダム大聖堂La Basilique Notre Dame de Fourvièreが丘の上に見えています。

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広場の東にはサン・ジャン大聖堂のゴシック様式のファサードが美しい姿を見せています。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ファサードに近づきます。3つの扉口からなる第1階層、装飾アーケードが連なる第2階層、その上は大きなバラ窓の第3階層です。3つの扉口には合計320の浅浮彫が施されたメダイヨンで装飾されています。扉口の上にあるべきタンパンの彫刻は壊されてしまって、今はありません。ちょっと装飾的に寂しい印象です。

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教会の中に足を踏み入れます。高い天井の荘厳なゴシック空間が広がっています。

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内部は明るい光に満ちています。大司教座が置かれるリヨンを代表する教会の威光にも満ちています。

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側廊を横目に見ながら、主祭壇のほうに歩いていきます。

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主祭壇に向かいます。

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大聖堂の内部見学を続けます。



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リヨン散策:サン・ジャン大聖堂の美しいステンドグラス

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/3回目

リヨンLyonの朝、街歩き中です。
サン・ジャン大聖堂Cathédrale Saint-Jean-Baptisteの内部を鑑賞中です。身廊を主祭壇に向かって歩いています。側廊には小礼拝堂、すなわち、チャペルが並んでいます。サン・ヴァンサン・ド・ポール礼拝堂Chapelle saint Vincent de Paulの美しいステンドグラスの1枚が見えています。

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美しい説教台が見えます。

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身廊を進み、クロッシングに達すると、左右に翼廊が伸びています。南の翼廊の上部にはバラ窓が見えます。

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反対側の北の翼廊のバラ窓は色鮮やかです。手前の右手には有名な高さ9.35mの天文時計も見えています。

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主祭壇です。アプスのステンドガラスやバラ窓が見事です。この大聖堂には通常の周歩廊がないので、ステンドグラスが丸見えになっています。その代わり、主祭壇自体は簡素です。

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主祭壇まえから身廊を振り返ると、西側の巨大なバラ窓が存在感を示しています。

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バラ窓をズームアップしてみましょう。まばゆいばかりの色彩にあふれています。

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主祭壇前の左右には彫像が飾られています。

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南側の側廊です。

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北側の側廊です。

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側廊に並ぶチャペルを眺めながら、入口に戻ります。

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このチャペルにはマザー・テレサの写真が飾られていますね。

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サン・ジャン大聖堂の外に出て、サン・ジャン広場Place Saint-Jeanの中央にあるサン・ジャン噴水Fontaine Saint Jeanに歩み寄ります。この噴水にはヨハネから洗礼を受けるキリストの像が飾られています。

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このサン・ジャン広場から北に伸びるサン・ジャン通りRue Saint-Jeanに歩み入ります。

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雰囲気のある通りが続きます。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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とりあえずの目的地はこの先にあるサン・ポール教会Église Saint-Paulです。そこまで、街歩きを楽しみます。



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リヨン散策:パリの路地の雰囲気のサン・ジャン通り

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/4回目

リヨンLyonの朝、街歩き中です。
サン・ジャン大聖堂Cathédrale Saint-Jean-Baptisteの外部・内部をしっかりと鑑賞しました。これからはサン・ジャン広場Place Saint-Jeanからサン・ジャン通りRue Saint-Jeanをサン・ポール教会Église Saint-Paulに向かって歩きます。リヨンの旧市街散策を楽しみます。
ボンバルド通りRue de la Bombardeにさしかかると、バソシェ広場Place de la Basocheの説明板があります。ちょっと覗いてみます。

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何の変哲もないような広場ですが、ツアーの一団が寄っていますから観光ポイントなのかな。サーモンピンクの建物が目立っています。正面の建物にはイタリアルネッサンス風の3階層のアーケードがあります。歴史的な建物のようです。リヨン控訴裁判所Cour d'Appel de Lyonの別館だったようです。今はミニチュア&シネマ博物館Musée Cinéma et Miniatureになっています。リヨンは映画の誕生地としても有名なんですね。リュミエール兄弟がこの街でシネマトグラフを発明したとのことです。時間がないので、この博物館を見学するのはパス。

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サン・ジャン通りに戻ると、ミニチュア&シネマ博物館の入り口があります。

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通りを進むと、面白いものが目につきます。La Longue Trabouleという名称の、建物の中にある通り抜け通路です。数世紀前から存在する通路でリヨン市内では最も距離が長い通り抜けだそうです。暗い通路の中をどんどん人が行き交います。

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好奇心にかられます。ちょっと通路に入ってみましょう。通路の中には建物の間に小さな広場があります。上から明るい光が降り注いでいます。ここから周りの建物の階段に入れるようです。

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この小さなスペースの先にさらに通路は続きます。

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通路の中は仄暗い空間です。多分、隣の路地まで続いているのでしょう。そろそろ、配偶者が待つサン・ジャン通りに戻りましょう。

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サン・ジャン通りには、古い雰囲気と活気のあるショップが絶妙のバランスを持つ街並みが続きます。

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パリと似たような石畳の路地の美しさに魅了されます。

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古い街並みに古本屋さんは似合いますね。

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町の本屋さんです。

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どの街角も絵になります。気持ちよい散策が続きます。

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通りには、リヨンの郷土料理レストランのブションが何軒もあります。テラス席が気持ちよさそうですね。

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これはピザレストランです。

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また、ブションです。

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広場に出ます。シャンジュ広場Place du Changeです。地元のご老人たちが賑やかにしています。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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サン・ジャン通りを過ぎて、その先に続くレーヌリー通りRue Lainerieの散策を続けます。



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リヨン散策:シャンジュ広場からサン・ポール教会への界隈

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/5回目

リヨンLyonの朝、街歩き中です。
サン・ジャン大聖堂Cathédrale Saint-Jean-Baptisteの前のサン・ジャン広場Place Saint-Jeanからサン・ジャン通りRue Saint-Jeanをサン・ポール教会Église Saint-Paulに向かって歩いています。リヨンの旧市街散策です。
シャンジュ広場Place du Changeの北端を東西に横切るロッジュ通りRue de la Logeに差し掛かったところです。

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シャンジュ広場Place du Changeを過ぎると、通りの名前はサン・ジャン通りからレーヌリー通りRue Lainerieに変わります。

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壁面のデザインが面白いホテルがあります。壁面がテラス席のように椅子が張り付けられています。

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カレッジ オテルCollège Hôtelです。デザインが目立つので、迷わずに行けるホテルですね。それにリーズナブルな料金のようです。

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サン・ポール広場Place Saint-Paulに出ます。時計塔のある建物はサン・ポール駅Gare Saint-Paulです。この駅はローカル線の始発駅です。この駅舎の奥にホームがあります。

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サン・ポール広場を進むと、サン・ポール教会の尖塔が見えてきます。

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サン・ポール教会の前に立ちます。

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教会の尖塔を見上げます。

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ぐるりと教会の周りを歩きます。サン・ポール教会は外観を眺めるだけにします。内部見学はパス。

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ここからはソーヌ川を再び渡って、ソーヌ川とローヌ川に挟まれた中州にある旧市街に向かいます。サン・ポール教会前の広場を抜けると、ソーヌ川に架かる歩行者専用の橋、パセレル・サン・ヴァンサンPasserelle Saint-Vincentの前に出ます。

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この橋を渡ります。

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橋の上からのソーヌ川の眺めです。フイエ橋Pont de la Feuilléeが見えます。

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反対方向のソーヌ川の眺めです。右側の岸辺の緑はシャルトルー庭園Jardin des Chartreuxの緑です。

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橋を渡り終え、対岸に出ます。橋の銘板にパセレル・サン・ヴァンサンPasserelle Saint-Vincentと書かれています。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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リヨンの散策も残り時間が少なくなってきました。リヨン美術館Musée des Beaux-Arts de Lyonの建物くらいは見に行きましょう。



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リヨン散策:街の中心、テロー広場、そして、思わず行ってしまったポール・ボキューズ市場

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/6回目

リヨンLyonの朝、街歩き中です。
サン・ジャン通りRue Saint-Jeanをサン・ポール教会Église Saint-Paulまで歩いて、リヨンの旧市街の散策を堪能したところです。
リヨンで予定していた路地散策はこれで完了ですが、ソーヌ川を渡って、リヨンの街の中心地も覗いておきましょう。
ソーヌ川に架かる歩行者専用の橋、パセレル・サン・ヴァンサンPasserelle Saint-Vincentを渡ると、大きくて重厚な建物が立ち並ぶ通りに出ます。

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ソーヌ川沿いのサン・ヴァンサン通りQuai Saint-Vincentをフイエ橋Pont de la Feuilléeまで歩き、橋の前で左に折れて、アルジェリ通りRue d'Algérieに入ります。

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アルジェリ通りをまっすぐに歩いて、リヨン美術館Musée des Beaux-Arts de Lyonのある一角に向かいます。だんだん、散策できる時間も残り少なくなってきます。というか、朝寝坊したために元々散策できる時間は1時間ほどしかなかったんです。やがて、リヨン美術館の前の大きな広場、テロー広場Place des Terreauxに出ます。広場は改修工事中です。広場の向かいにはリヨン美術館の壮麗な建物があります。

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時間があれば、リヨン美術館にも立ち寄りたいところですが、お昼にはTGVでカルカソンヌCarcassonneに向かう予定です。リヨン美術館を見ながら、テロー広場に面する市庁舎Hôtel de Ville de Lyonの大きく美しい建物に向かいます。

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テロー広場には素晴らしい噴水があります。バルトルディ噴水Fontaine Bartholdiです。

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市庁舎の正面に出ます。1646年にこの市庁舎の建設が始まりました。中央上部にある騎馬像が印象的です。これはリヨンの紋章をいただいたアンリ4世の騎馬像です。

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リヨン美術館の建物も近くから眺めます。この建物は元々はダム・ド・サン・ピエール王立大修道院として使われていたものです。1803年に美術館として公開されました。

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市庁舎の重厚な建物の横を抜けていきます。

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オペラ座Opéra National de Lyonの前に出ます。これも素晴らしい建物ですね。ここでオペラを見たいものです。

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ここで散策の持ち時間はなくなります。今日の散策は終了します。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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急いでホテルに戻りましょう。メトロのC線を1区間乗ろうとしたら、今日は運休中。ならば、バスに適当に乗りましょう。24Hチケットはあるので、バスは乗り放題です。少しは疲れないようにしないとね。ちょうど来たC13番のバスに飛び乗ると、次はメトロの駅。ここで降りればよかったのですが、もう一区間乗ろうと欲が出ます。なるべくホテルの近くで降りたかったんです。ところがこれが間違いの元。あれあれ、バスはなかなか停まらずにローヌ川を渡ってしまいます。まあ、次のバス停で降りて、もう一度、逆ルートのバスで戻ればいいでしょう。しかし、バスの行先を見ると、何とポール・ボキューズ市場Les Halles de Lyon Paul Bocuseの名前があります。リヨンに来て、これは見逃せませんね。リヨンに来た目的は美食ですから、神のような存在のポール・ボキューズの名前を冠した市場は行かないとね。えーい、行っちゃえ。最寄りのバス停でバスを降りると目の前がポール・ボキューズ市場のモダンな建物。

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朝からやっているのか心配ですが、扉を開けると、あらゆる食材のお店が整然と軒を並べています。

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まるで綺麗なデパ地下のような感じです。なんでもありで楽しそうですが、時間がありません。さっと見て回ります。これは生ハムのお店ですね。

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これはフォアグラかな?

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これはお菓子屋さん。パティスリーのセバスチャン・ブイエ(Sébastien Bouillet)です。

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これはチーズ専門店。

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これはイタリアンの食材店かな?

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このお店は色んなお惣菜が並んでいます。どれも美味しそうですね。

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おおっ、ここは生牡蠣がありますね。

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これは肉屋さんですが、何の肉? 子羊とかがあるようです。

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またまた、チーズ屋さん。「リシャールの母」と呼ばれるルネ・リシャール(Renée Richard)氏のチーズ屋さんです。

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よだれが流れそうですが、時間もないので、見るだけで目を楽しませ、見学終了です。ギリギリまで粘ってしまうのがsaraiの悪い所だと配偶者に責められます。無理して来なくてもよかったとも言われます。それはそうですが、リヨンでポール・ボキューズの名前を見ると、見ておきたくなりますよね。

さあ、今度こそ急いでホテルに戻りましょう。ところがこれがなかなか大変だったんです。予定したTGVに乗れるか、ぎりぎりの勝負になります。



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ぎりぎりでリヨン発のTGVに乗車して、一路、カルカソンヌへ

2019年9月18日水曜日@リヨン~カルカソンヌ/7回目

リヨンLyonの街歩き中を予定外のポール・ボキューズ市場Les Halles de Lyon Paul Bocuseで終えて、急いでホテルに帰ろうとしているところです。
バス停からはモダンなポール・ボキューズ市場の建物が見えています。

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来た時とは逆方向のバスに乗ろうとしますが、そのバスがなかなか来ないのでイライラ。タクシーも探しますが見当たりません。フランスは流しているタクシーがいませんね。手を挙げて止めるスタイルではなかったような・・・もたもたしていると、ようやくバスがやってきます。そのバスに飛び乗り、ホテルに直行と言いたいところですが、最寄りのバス停からのホテルへの帰り道が途中分からなくなり、また、スマホの地図アプリの厄介になります。ホテルに着いた時点でもう11時半。予定より30分遅れです。12時10分発のTGVに乗るためにはタクシーに乗るしか選択肢はありません。かくなる上はリヨン・パール・デュー駅LYON PART DIEUまでのタクシーを呼んでくれるようにホテルのお姉さんにお願いします。お姉さんは、タクシーはあと1分でホテルの前に来るわよっていうことです。メルシー! やっぱり、フランスのタクシーは呼ぶものですね。ホテルの前の一方通行の狭い道でタクシーを待ちますが、5分経っても来ません。

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配偶者からホテルのお姉さんをせっつくように言われます。その時、つかつかと寄ってきたおじさんがタクシーを待っているなら、ここへは来ないから表通りに出た方がいいよってアドバイスしてくれます。saraiはタクシーを呼んであるよって答えたら、そのおじさん曰く、俺がそのタクシーのドライバーだよって・・・。うーん、絶句。お前の部屋は502だろうって畳みかけてきます。どうやら、道路事情でこの狭い道路にタクシーが周り込めなくて、表通りに停車してきたようです。運転手さんが配偶者の荷物をひっぱってくれて、そのタクシーに案内してくれます。ようやくタクシーに乗れ、スムーズにリヨン・パール・デュー駅に到着。たっぷり、チップをはずんでタクシーを降ります。運転手さんが急いでくれたおかげで、TGVの発車時間まで、まだ20分くらい余裕があります。TGVの入線ホームを調べるために電光掲示板のところに行くと、昨日と同じように構内は人でごった返しています。これが日常の風景なのでしょうか。リヨンは大都会ですね。

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あと10分ほどで発車ですが、朝ごはんも食べていないし、カルカソンヌCarcassonneまでは3時間半もかかります。何か食べ物と飲み物を持って乗車しないといけません。スイスと違い、このリヨンの駅の構内はパン屋が少ない。スターバックスコーヒーを見つけたので、お昼用のパンとコーヒーをスタバで購入して、TGVに飛び乗ります。5分以上も余裕があり、sarai的には結局、何も問題なし。

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昨日ほどの混雑ではありませんが、荷物置き場には、荷物がいっぱい。整理して、荷物を置き、予約席に落ちついてホっとします。TGVのファーストクラスはさすがに席がゆったりしています。

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これがカルカソンヌまでのEチケットです。もちろん、カルト・アヴァンタージュ・シニオールの割引チケットです。一人27ユーロと格安料金です。

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さあ、のんびりしていきましょう。このTGVは1日に2本ほどしかないカルカソンヌまで直通のTGVです。まずはスタバで購入した朝食兼ランチをいただきます。

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TGVは10分ほど走ると、リヨンの郊外に出ます。

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郊外を抜けると、車窓には、スイスのような牧草地ではなく、小麦畑(刈り入れ済み)が広がります。

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フランスは農業大国ですね。

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30分ほどで最初の停車駅に着きます。

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ヴァランスTGV駅Valence TGVです。

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リヨンを出て、1時間ほど経つと、車掌さんが検札に周ってきます。Eチケットとカルト・アヴァンタージュ・シニオールを提示します。

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TGVは基本、ローヌ川に沿って走ります。時折、川が見えます。

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これは何の畑でしょうか。

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いずれにせよ、プロヴァンスの大平原を走っていきます。

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色んな作物の畑が現れます。

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二つ目の停車駅に到着。

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ニームNîmesです。

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鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。

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ここまで1時間半ほど走りました。カルカソンヌまで、あと2時間ほどです。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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