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聖地ルルドの聖域へ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン

旅の17日目、聖地ルルドLourdesの2日目です。昨夜、この聖地に集う信徒たちのロウソク行列に参加して、感動の体験をしました。今日の午前中はその聖地の聖域を見学します。

今日も青空です。ありがたいことですが、この好天はいつまで続くのでしょうね。昨夜は、夜のミサに参加しましたが、聖域自体の見物はしていません。早起き(8時)して、出かけましょう。saraiの洋服を整理していて、アレ?ブレザーが1枚見当たりません。どこかに置いてきたのでしょうか。そういえば、一昨日、電車に乗って、暑くてブレザー脱いで洋服掛けにかけたのは思い出したのですが、それを片づけた記憶がありません。そこで忘れてきたのでしょう。ア~・・・。(その後、よくよくチェックすると、どうやらカルカソンヌのホテルに忘れてきたようです。あのブレザーはその後、どうなったんでしょう?) 荷物をまとめ、ホテルをチェックアウト。ともかく出かけます。雲一つない青空です。

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少し歩くと、建物の屋根越しに尖塔が見えます。聖域にある教会でしょうか。

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よくよく見ると、聖域にある教会ではなく、ルルド小教区教会(サクレ・クール教会)Église Paroissiale Du Sacre-Coeur de Lourdesのようです。この教会でルルドの奇跡の少女ベルナデットが1844年1月に洗礼を受けたそうです。

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昨夜歩いて知った道は早いです。すぐに聖域への参道、グロット通りBoulevard de la Grotteに出ます。道路には、青い線が引かれています。これに沿って歩けば、ルルドの奇跡のゆかりの場所に行けるらしいです。

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しばらく、この青い線に沿って歩きます。もっとも昨夜歩いたので、この青い線に頼らなくても聖域の場所は分かっています。

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聖域に近づくと、遠くに教会の3本の尖塔が見えてきます。

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左手の岩山の上には城塞Château Fortが見えています。現在はピレネー博物館Château Fort Musée Pyrénéenになっていて、この地方の民俗文化を伝える資料が展示されています。

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ポー川Gave de Pauに架かるサン・ミッシェル橋Pon Saint-Michelを渡ります。この先は聖域Sanctuaireの入口です。

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聖域の入り口、サン・ミッシェル門Porte Saint-Michelです。ホテルから坂道をぶらぶらと歩いて15分ほどでした。昨夜の真っ暗な中とは印象が異なります。

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ホテルからここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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サン・ミッシェル門を抜けて、聖域に入ると、今日も朝から大勢の信者が詰めかけています。観光客とみられる人もちらほらいます。

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まず、目に入るのは、ブルトン人のカルバリーCalvaire des Bretonsです。十字架にかけられたイエスの像です。十字架の傍らには、聖母マリア、聖ヨハネ、マグダラのマリア、そしてキリストを突き刺したローマの兵士であるロンギヌスの4人が彫られています。

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そして、聖域の奥には、教会の3本の尖塔が聳え立っています。

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私たちは、教会へ向かいます。

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聖母マリアの像Statue de la Vierge couronnée de Lourdesが教会を仰ぎ見るような姿で立っています。

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教会に近づいていきます。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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あちこちで、頻繁にミサが行われているようです。どこを通れば失礼にならないのか不安ですが、なるべく目障りにならないように進んで、教会を見て回ります。



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聖地ルルド:ロザール大聖堂の美しきモザイク

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/2回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れているところです。ルルドは何故、カトリック最大の聖地なのかということをまとめておきましょう。

1858年2月11日、ルルド村の14歳の少女ベルナデット・スビルーが郊外のマッサビエルの洞窟のそばで聖母マリアの姿を目撃しました。当初、ベルナデットは自分が見た若い婦人の姿を聖母と思っていたわけではなく、ただ、「あれ」(アケロ)と呼びました。しかし、その噂が広まるとともにその姿かたちから聖母ではないかと囁かれるようになりました。その後もベルナデットは「あれ」を目撃し、「あれ」がここに聖堂を建てるように命じたと伝えます。土地の神父はこのことを怪しんで、ベルナデットに「あれ」に名前を訊くように命じました。ベルナデットが「あれ」に名前を訊くと、自分は「無原罪の御宿り」であると答えました。これを聞いたペイラマール神父はただちに聖母が出現したことを信じるようになりました。何故なら、教育のない少女、ベルナデットが「無原罪の御宿り」などという言葉を知るわけがないからでした。そもそも、聖母が「無原罪の御宿り」であるというカトリックの教義は4年前に公認されたばかりでした。
以降、ベルナデットは計18回も聖母マリアの出現を目撃しました。聖母はまた、マッサビエルの洞窟から泉が湧き出るようにして、そのルルドの泉を飲めば、治癒不可能な病も治癒できるようになる奇跡を起こしました。
以来、ルルドのマッサビエルの洞窟の上に大きな聖堂が建設され、多くの巡礼者がルルドの奇跡を体験するために訪れるようになりました。
この奇跡、聖母の出現のことをルルドの聖母Notre Dame de Lourdes、奇跡の泉のことをルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesと呼んでいます。
ベルナデットは1933年に聖女に列せられて、聖ベルナデットと呼ばれています。

さて、saraiの聖域巡礼に戻りましょう。ルルドの聖堂に近づいていきます。

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ルルドの聖堂は2層構造になっていて、下の聖堂はロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaire、上の聖堂は無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdes。いずれもゴシック様式の厳かな教会です。
まず、ロザール大聖堂の中に入ります。ビザンチン様式の美しい聖堂です。

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聖母の描かれた大きなモザイクが見えています。

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ドームの天井の美しいこと!

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15もの付属礼拝堂が並ぶ様は厳かとしか、言えません。信者の邪魔にならないように慎重に行動します。幸い、教会内でのミサは行われていなかったので、すべて見ることができます。中央にはキリスト昇天のモザイクが見えています。

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ドーム内にアーチ状の柱が連なる様も見事です。

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何と静謐で美しい空間なのでしょう。配偶者と言葉を交わすこともためらわれます。

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パイプオルガンです。1897年に造られました。

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素晴らしいモザイクが並んでいます。 19 世紀のベネチア様式のモザイクはジアンドメニコ ファッチーナが長い年月をかけてデザインした作品です。

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ただただ、信者でないsaraiも敬虔な気持ちでこの厳粛な空間に立ちすくんでしまいます。

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仄暗い聖堂内でモザイクだけが明るく輝いています。

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ルルドの聖母の像ですね。「白い服、青い帯、ロザリオ」という服装がルルドの聖母です。

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聖堂を出て、階上に上がり、聖域の大きな広場を眺めます。昨夜はここがロウソク行列の大群衆でぎっしりと埋まっていました。

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正面から眺めます。広場の手前は赤い布で十字架の形に仕切られています。ミサを行うようですね。広大な広場全体が見渡せます。右奥には岩山の上に城塞Château Fortも見えています。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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次は無原罪のお宿り聖堂を見学しましょう。



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聖地ルルド:無原罪のお宿り聖堂の美しきステンドグラス

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/3回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れているところです。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireの屋根の上に上がって、無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの威容を眺めています。
ところで、ロザール大聖堂の名称を正式に言うと、ノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂ということになります。ロザリオのノートルダム大聖堂というバシリカです。saraiは2015年にフランスのノートルダム大聖堂を巡る旅をしました。ノートルダム大聖堂には、カテドラル(大聖堂、司教座聖堂)とバシリカ (Basilique)がありますが、このルルドのノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂だけを訪問し損ねていました。これで全制覇できました。以下が訪れたノートルダム大聖堂の一覧です。当ブログで紹介した訪問記へのリンクも付けておきます。

ノートルダムに献堂された主なカテドラル(大聖堂、司教座聖堂)

ノートルダム大聖堂 (パリ) - 1163年着工、1225年完成。2019年一部焼損[2]。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2229.html
ノートルダム大聖堂 (ランス) - 1211年着工、1475年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2250.html
ノートルダム大聖堂 (シャルトル) - 1145年着工、1220年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2217.html
ノートルダム大聖堂 (アミアン) - 1220年着工、1288年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2282.html
ノートルダム大聖堂 (ルーアン) - 1145年頃着工、1544年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2242.html
ノートルダム大聖堂 (ストラスブール) - 1253年着工、1439年完成。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-720.html
ノートルダム・デ・ドン大聖堂(アヴィニョン、ドンのノートルダム大聖堂)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-1293.html
ノートルダム大聖堂 (ル・ピュイ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2304.html

聖母に献堂された主なバシリカ (Basilique)

ノートルダム大聖堂_(リヨン、フルヴィエール)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2308.html
ノートルダム大寺院(レピーヌ、マルヌ県)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2261.html
ノートルダム・デュ・ロゼール大聖堂(ルルド)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-3900.html
ノートルダム・ド・ラ・ガルド大聖堂(マルセイユ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-1332.html

ノートルダムに献堂された主な教会 (église)

ノートルダム=デュ=ポール教会(クレルモン=フェラン) これだけは未訪問
ノートルダム=アン=ヴォー教会(シャロン=アン=シャンパーニュ)
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2266.html


話を戻して、無原罪のお宿り聖堂の威容です。目の前には、ロザール大聖堂のドームの頂点があります。

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ロザール大聖堂の屋根の上はちょっとした広場のようになっています。

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尖塔が青空に映えますね。

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ポー川Gave de Pauが間近に見下ろせます。ポー川の向かいには聖ベルナデット教会Église de Sainte-Bernadetteが見えています。川のこちら側、左に行ったところがルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesです。

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さて、階段を上って、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。

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階段の上から、、ロザール大聖堂のドームを見下ろします。

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階段を上がって、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。無原罪のお宿り聖堂は2階建て構造になっています。まず、下の聖堂に向かいます。

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地下聖堂Crypte de la Basilique de l’Immaculee Conceptionの中に入ります。信心深そうな人たちが集い、厳かな雰囲気に満ちています。

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主祭壇には、幼きイエズスを抱く聖母マリア の像があります。後ろから黄金の光に包まれています。

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いったん、地下聖堂の外に出ます。

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階段を上がって、無原罪のお宿り聖堂に向かいます。

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聖堂内に入ります。天井の高いゴシック様式の空間が広がっています。

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主祭壇に向かって進みます。

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主祭壇の奥のステンドグラスが美しいです。

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側廊の上のステンドグラスも見事です。

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主祭壇の前から振り返ると、パイプオルガンが見えます。

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ステンドグラスの美しさに魅了されます。

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荘厳な聖堂です。建物の美しさはもとより、静謐な雰囲気に圧倒されます。

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そっと聖堂を出ます。

聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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この後、ルルドの泉に向かいます。



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聖地ルルド:奇跡の泉

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/4回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れています。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireと無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの内部を訪問し終えたところです。無原罪のお宿り聖堂を出て、ロザール大聖堂の屋根の上の斜路を下っています。

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無原罪のお宿り聖堂の威容を振り返ります。美しい尖塔が青空にくっきりと映えています。

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ロザール大聖堂の屋根の上の端はバルコニーのようになっていて、下の広場を見下ろせます。

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広場には信者が集まっています。ミサが昨夜のロウソク行列のミサと同様に教会前の広場で行われるようです。大勢の信者に対応するためには野外のほうがいいのでしょうか。

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聖堂の見学に引き続いて、1858年に14歳の少女ベルナデットの前に聖母マリアが現れたという奇跡が起こったマッサビル洞窟Grotte de Massabielleに向かいます。その手前に洞窟の泉から引かれた奇跡の水が蛇口から飲める場所がポー川Gave de Pau沿いにあります。その場所が広くて、信者さんがポットに入れたり飲んだりしています。

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膨大な数の蛇口が並びます。

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さあ、聖堂の下にあるマッサビル洞窟に向かいます。

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とても多くの人々がこの聖域に集まっています。

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マッサビル洞窟の前に行くと、折悪しく、この洞窟前でミサが行われており、洞窟をすぐ近くで見ることはできません。

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フェンスの先に行くことはできませんが、洞窟の様子は見て取れます。この洞窟のある岩盤上に教会が建設されています。

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洞窟の先にも奇跡の水が飲める場所Geste de l'eauがあります。岩の割れ目から泉の水が湧き出ているイメージです。

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洞窟内の奇跡の泉から引かれた水は自由に飲むことができます。saraiと配偶者もこの聖水をいただきましょう。

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ボタンを押すと、聖水が流れ出ます。

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saraiはこのルルドの奇跡の水Eau de Lourdesを口に入れますが、すすぐだけに留めます。ここ1週間ほど歯茎が腫れているsaraiはこの霊験新たかな聖水で治癒することを願うと配偶者に揶揄されます。信ぜよ、さらば救われん・・・。(この奇跡の水の効用ですが、歯茎の腫れはお陰で治まったような気もしますが、自然治癒だったかもしれません・・・。信者ではありませんからね。)

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この水飲み場の上には聖堂が聳えています。聖堂はマッサビル洞窟の岩山の上に築かれています。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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この後、聖堂前の芝生の地下にある聖ピオ10世地下聖堂Basilique souterraine St. Pie.Xに向かいます。



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聖地ルルド:聖ピオ10世地下聖堂~少女ベルナデットの生家(水車小屋)

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/5回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れています。
ロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaireと無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdes、さらにルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesを巡りました。最後に聖堂前の芝生の地下にある聖ピオ10世地下聖堂Basilique souterraine St. Pie.Xに向かいます。
ポー川Gave de Pau沿いに岩山の上に聳える聖堂のほうに戻っていきます。

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聖域は物凄く賑わっています。という言い方はおかしいかな?

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聖堂前の広場に戻り、聖堂の3本の尖塔を眺めます。青空に白亜の建物が映えています。

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教会前の芝生の地下には2万人以上の信者を収容する聖ピオ10世地下聖堂があります。その規模の大きさには度肝を抜かれます。ミサを行うことができる聖堂としては世界で3番目に大きな聖堂だそうです。

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多くの人が信者席に座っていますが、規模が大きいので、人の姿はまばらに見えてしまいますね。

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これでルルドの聖域の見学は完了。

聖域を出て、最後に、奇跡を体験した少女ベルナデットの生家Maison natale de Bernadetteを見学します。聖域を出て、ほんの数分歩くと、狭い路地の先に水車小屋Moulin de Bolyだったという生家が見えてきます。

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水車小屋らしく、水路が家の中に続いています。ここが入口です。

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家の中には、いきなりベッドがあります。ベルナデットの家族、スビルー一家と母方のカステロー家が生活していたスペースです。

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幼子のためのゆりかごも置いてあります。

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ベルナデットはこの部屋で1844年1月7日に誕生しました。

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家の外側には水車のための水路が見えます。

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水車の動力軸が見えます。

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ベルナデットの父親、フランソワ・スビルーは水車で小麦の粉を挽いて、一家の生計を立てていました。

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ここにも一家の生活スペースがあります。

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台所、居間など、すべてはこの部屋で兼ねていました。夕べの祈りももちろん、この部屋で行われました。

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生家の水車小屋は想像以上に大きな家です。しかし、少女ベルナデットがここで暮らしたのは10歳まででその後は極端な貧困から元牢獄だった極小の家に移ったそうです。奇跡を体験するためには試練が必要だったのでしょう。清貧の少女の前にだけ、聖母が出現したんです。

これでルルドの見学は終了。

落ち着いて、朝食をいただきましょう。参道沿いのレストランは、なんとなく落ち着かないので、駅前のホテルに戻り、ホテルのカフェで朝食にしましょう。が、戻ってみると、ブレックファーストは終了、そして、ランチはまだということで、大外れ。確かに中途半端な時間ですよね。ルルドの駅前には、開いているお店はありません。駅舎の横を見ると、簡素なカフェがあり、座って食事している人がいます。そこにしましょう。普通にパン、サラダ、飲み物はあります。クロワッサンもあります。やはりフランスのクロワッサンは絶品ですね。美味しい朝食を頂きます。

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サン・セバスティアンSan Sebastiánに向かう電車(2回の乗り換えはあります)の時間まで、あと1時間。ホテルで荷物を受け取り、ロビーでゆっくりさせてもらいましょう。



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聖地ルルドを出発して、サン・セバスティアンへ

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/6回目

聖地ルルドLourdesの訪問を終えて、電車での移動開始です。スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)まで行きます。ホテルのロビーで電車の発車時間まで休んでいましたが、発車時刻が近づき、駅のホームに出ます。フラットに移動できるので、階段の上り下りがなくて楽です。

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ホームの上に大きな鉄傘のある立派な駅です。

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あと10分ほどで電車がやってくる筈です。まず、ルルドからアンタルシテIntercitésに乗って、フランス・バスク地方の町バイヨンヌBayonneまで移動します。

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これがネットで購入済のチケットです。バイヨンヌで乗り換えて、スペイン国境の町、アンダイエHendaye(バスク語: Hendaia〔ヘンダヤ〕)まで行きます。そこまではフランス国鉄SNCFです。そこからは私鉄のバスク鉄道に乗って、サン・セバスティアンに行きます。

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時間になってもアンタルシテが来ません。少し遅れています。

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約10分遅れでアンタルシテが到着します。

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ルルドを出た電車は町の中を抜けていきます。建物の屋根の上に無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdesの尖塔が見えています。

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手前に聖ベルナデット教会Église de Sainte-Bernadetteの尖塔が見え、その奥に無原罪のお宿り聖堂の尖塔が見えています。聖地ルルドに最後のお別れを告げます。

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と思っていたら、また、木立の向こうにルルドの聖堂の姿が小さく見えます。

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やがて、木立の向こうに見えなくなります。聖地ルルドへの本当の別れです。

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アンタルシテはポー川Gave de Pauに沿って走っていきます。

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変化のない穏やかな風景が続きます。狭い畑地と緑の林と山と空です。

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時折、ポー川に沿って走ります。

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最初の停車駅です。ポーPauの町です。

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ポーを出ると、また、ポー川に沿って走ります。

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鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。

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バイヨンヌまではまだ、1時間半ほどかかります。



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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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07/08 18:59 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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