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ラインの旅:ドイツ編(フランスにも寄り道)~マインツから鉄道でマンハイムへ、そして乗り換え

旅の9日目(2013年4月12日(金)@ドイツ・マインツ)です。

今日は、マインツMainzからIC、ICE、REと電車を乗り継いで、温泉保養地のメッカ、バーデン・バーデンBaden-Badenへ向かいます。

今日の行程をラインの旅の全体地図で確認しておきましょう。マインツからバーデン・バーデンまで鉄道で移動。その後、バーデン・バーデンからライン川を渡って、フランス側のストラスブールStrasbourgに寄ってみる予定です。


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朝起きて、ホテルの部屋から外を見ると、何か、どんよりしたはっきりしない空です。このところ、季節のせいか、朝の天気はいつもこんなふうです。


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4月も半ば近いのですが、木々もまだ若葉がつけていません。これがドイツの早春でしょうか。


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8時になったので、急いで朝食を食べましょう。1階の朝食レストランに入ります。


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ここもお決まりの朝食が用意されています。


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窓際の明るいテーブルでちゃっちゃっと手早くいただきます。


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荷物を持って、チェックアウトをさっと済ませます。


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ホテルのドアを出ました。


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これが宿泊したホテル・ケーニッヒスホフHotel Königshofです。中級のホテルなので、そこそこの見栄えですね。


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ホテルは駅前なので、すぐにマインツ中央駅Mainz Hbfに着きます。今日のチケットも既にネットで全行程購入済です。
 マインツ→マンハイム インターシティ(IC)
 マンハイム→カールスルーエ インターシティ・エキスプレス(ICE)
 カールスルーエ→バーデン・バーデン レギオナル・エキスプレス(RE)
 バーデン・バーデン→ストラスブール TGV(フランス国鉄)
全行程、セカンドクラスですが、RE以外は指定席をとっています。


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バーデン・バーデンで途中下車して、温泉を楽しみ、今日の最終目的地はフランスのアルザス地方の中心の街ストラスブールです。

駅のホームにインターシティ(IC)が入ってきました。


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指定席の車両を探して、乗り込みます。


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マインツの駅を出てしばらくすると川沿いに走ります。ライン川です。


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マインツではマイン川がライン川と合流します。上の写真に写っている鉄橋の向う側に合流点がちらっと写っていますが、残念ながらはっきりは見えません。
このマイン川の上流はフランクフルトに続いています(この旅の初日に河畔を歩きました)。そして、大雑把に言えば、近くにはドナウ川も流れているのです(ライン川とドナウ川の源流点は近い)。そこで、ヨーロッパ人の考えることは凄い! マイン川とドナウ川を運河でつないでしまったのです。よって、ロッテルダムの海(大西洋)から、ライン川→マイン川→運河→ドナウ川を通って、黒海まで船で行けるのです。

今日は、何故か駅は大きな荷物をもった人で一杯です。週末の金曜日だからでしょうか。マインツからのICもほぼ満員です。指定席をとっておいてよかったです。今回初めてのコンパートメントタイプの席です。我々のコンパートメントは女性一人と乗り合わせて3人です。混んでいる割には、ゆったりと座れました。

先ほどの鉄橋を過ぎると、ライン川の運河の入り口が見えました。これはライン川に沿った短い運河のようです。


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しばらく、ライン川沿いに走ります。


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陸側のほうは緑の平原です。


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やがて、ワイン畑です。どうして、こんなにワインばかり作るのかしらと思うほどのワイン畑の多さです。


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遠くには、風力発電の風車が並んでいます。


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今度は畑です。ジャガイモの畑でしょうか。


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列車がライン川を渡りました。マンハイムMannheimに到着するようです。


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マンハイムまで40分ほどでした。ここで次の列車に乗り換えます。この時間には直通の列車がないんです。


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10分ほどの乗り換え時間です。この後、さらに列車を乗り継いでバーデン・バーデンに向かいますが、それは次回で。




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ラインの旅:ドイツ編(フランスにも寄り道)~バーデン・バーデンに到着・・・しかし、コインロッカーが!!

バーデン・バーデンに向かっていますが、まず、マンハイムで乗り換えです。次はカールスルーエまで行き、そこでまた乗り換えです。

マンハイムMannheimでは乗り換えに10分くらいしかないので、素通りです。ホームの向うに駅舎が見えていますが、見に行く時間もありません。


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この駅も、大きな荷物を持った人で一杯です。
ICEが定刻に到着。ICEは姿がいいですね。


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順調にICEに乗り換えられました。


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が、私達の指定席には、既に人が座っています。4人掛けの窓際2席が私達の席で、通路側は予約が入っていないので、通路側なら座ってもOKなのですが、窓際に座っているので、これはどいてもらわないとね(そのまま窓際に座るつもりだったかもね)。そこは私達の席だというと、すんなり立ってくれて、saraiの大きな荷物を網棚に上げるのを手伝ってくれました。窓際の2席に私達が座ろうとすると、隣り合わせの席に座って欲しいと言います。彼も、彼女と隣り合わせに座りたいのでしょう。それは構いませんよ。ネットで座席予約の際に窓際2席の希望を入力すると、窓際向い合せの2席をとってくれるのです。混んでいない時は、これで4席独占できるのですが、相席ならば私達も隣り合わせが良いですね。無事、席に着いて落ち着き、どこから来たのかと聞くと、ギリシャからだとのこと。確かに、大きなドイツ人の中では、私達と同じサイズです。でも、腕の筋肉の付き方が素晴らしい。海の男って感じです。いつかは、エーゲ海クルーズもしてみたいと思っていると言うと、是非どうぞとのことです。短い20分程の乗車です。私たちが降りようとすると、ギリシャ人の彼女も降りるようです。あらあら残念ね、彼は一人旅になってしまいました。カップルではなかったようですね。
これはカールスルーエKarlsruheに到着したICE。


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次はREです。REがホームに入ってきました。


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このREは指定席をとってありません。正確に言えば、REは指定席がないんです。ちょっと心配しましたが、通路を挟んだ2席に座れ、バーデン・バーデンに到着です。まあ、たった20分の乗車です。


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バーデン・バーデンBaden-Badenは小さな駅です。荷物を預けて、保養地(街の中心)までバスで移動です。が、ここで思わぬ大ピンチ。コインロッカーがほんのわずかしかなく、大きなサイズのロッカーはすべて使用されてます。駅の人に聞きますが、コインロッカーはそれしかなく荷物預かりもないとのこと。仕方がないので、小さいコインロッカーに配偶者の荷物と、saraiのカバンの中から重そうなものを取り出してロッカーに入れ、大きなカバン1つをガラガラひいての移動となりました。


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これがバーデン・バーデン駅の古風な建物です。


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駅前のバスターミナルから201番のバスに乗ります。


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バスの1日券は運転手から買えました。バスは、小さな街中を抜けて、気持ちの良いいかにも保養地という感じの緑多い清々しい空間を走ります。すっかり青空が広がり、草花も綺麗に咲きだし、いかにも春という感じです。気持ち良く、車窓を配偶者が楽しんでいましたが、実はそれどころではなく、saraiはギャッと叫び声をあげました。観光案内書のバーデン・バーデンのページをコピーしてきているのですが、その中の肝心なページが1枚ないんです。何度もファイルを探しますがありません(実は後で調べると、持っていた・・・)。saraiの大失敗です。たった1枚の紙切れですが、確かにこれがないと街の様子が分からないので、1歩も歩けないのです。
街の中心のレオポルド広場Leopoldplatzに到着です。いやあ、着いてビックリ。賑やかです。日本で言うと、軽井沢って感じでしょうか。ただ、右にも左にもどうしてよいのやら分からないので、ツーリストインフォメーションを見つけて、地図をもらいましょう。幸いにも、ツーリストインフォメーションへの道案内の標識をすぐに発見。その案内に従って進みます。オース川Oos沿いの遊歩道を歩きます。


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かなり歩かされ不安になってきたころ、また、ツーリストインフォメーションの標識を発見。しかし、このあたりには宮殿のような建物以外何もありません。


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驚くなかれ、宮殿のような立派な建物がツーリストインフォメーションでした。さすがに天下の温泉保養地ですね。


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建物の前面の高い天井のある通廊も凄く立派です。


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中に入ってもツーリストインフォメーションとは思えない豪華さです。


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まず、荷物を預かってもらえるか聞きますがツーリストインフォメーションではダメとのこと。同僚と相談してくれますが、隣りのクアハウスにはあるかもねとの返事。荷物を預けることは諦めて地図を貰うことにします。どこから来たのと聞かれて、日本と答えると、日本語の地図を出してくれました。ありがとう!


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次に、フリードリヒス浴場Friedrichsbadとカラカラ浴場Caracalla Thermeについての情報を聞いてみると、急に思いついたように、カラカラ浴場なら荷物のロッカーがあるかもねと、電話して確認してくれました。結果は・・・あるよ!とのこと。本当に親切にしてもらって、感謝です。さあ、頑張って、カラカラ浴場に向かいましょう。

ツーリストインフォメーションを出ると、そこは緑の広場になっています。荷物の問題が片付いたので、草花を見る余裕も出てきました。ところで、このツーリストインフォメーションの建物は元々はトリンクハレTrinkhalle(飲泉場)だったようです。


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再び、オース川を渡って、街中に戻ります。


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街の大通りのルイーゼン通りLuisenstraßeを歩いて、また、レオポルド広場に向かいます。


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観光客で賑やかな街を抜けて、歩きます。もちろん、大きな荷物をガラガラと引っ張っています。


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カラカラ浴場に到着。ガラス張りの大きな建物がカラカラ浴場です。総合的なスパ施設になっているそうです。


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本当に荷物ロッカーはあるのかな・・・それは次回で。

今回のバーデン・バーデンの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

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ラインの旅:ドイツ編(フランスにも寄り道)~バーデン・バーデンでも温泉、そして、美味しい黒い森ケーキ

バーデン・バーデンのカラカラ浴場Caracalla Thermeに到着。あてにしていたロッカーはすぐに見つかりました。ホッ!


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大きなロッカーにようやく荷物を預けることが出来ました。


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バーデン・バーデンにはフリードリヒス浴場とカラカラ浴場の2つの温泉がありますが、フリードリヒス浴場は水着なしの混浴のみ。カラカラ浴場は水着着用です。昨日、ヴィースバーデンで水着なしの混浴は体験済みなので、今日は水着着用のカラカラ浴場に入ることにしました。まずは、水着着用エリアで温泉を楽しみます。屋内のお風呂はこんな感じ(写真はパンフレットから借用)。


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屋内はつまらないので、露天の大きな風呂(プール?)をとことん楽しみます(写真はパンフレットから借用)。


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晴れたり、曇ったりの不安定な空ですが、温泉に浸かれば、関係なし。激しい水流の噴き出しやバブルなど、多彩なお楽しみに飽きることがありません。お風呂の後は、やはり、サウナ。2階はスッポンポンのサウナエリアです。各種のサウナを次々に楽しみます(写真はパンフレットから借用)。


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だんだん利用法にも慣れ、こういう世界も慣れてくると病みつきになりそうです。あっという間に2時間が過ぎました。

カラカラ浴場の後は、カフェ・ケーニッヒCafé Königのシュヴァルツバルト(黒い森)トルテという名のケーキが美味しいという情報をお友達から頂いたので、行ってみましょう。黒い森に位置するバーデン・バーデンにふさわしそうな名前のケーキです。でも、そのカフェ・ケーニッヒがどこにあるのか全く分かりません。カラカラ浴場のお姉さんに聞くと、とっても親切に教えてくれました。
お姉さんに教えてもらった通り、ソフィーエン通りSophienstraßeを歩いていきます。


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街の賑やかなショッピング街を歩き、大体この辺りだろうというところまで来ましたが、カフェ・ケーニッヒが見つかりません。観光客に聞いても分からないだろうと、saraiがこの街の住人という感じの身なりのよい綺麗な奥様に声を掛けると、大当たり。私もその方向だから一緒に行きましょうとお店の前まで連れて行ってくれました。本当に皆さん親切です、感謝!


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ケーキ屋さんとカフェが一緒になっているようで、表はケーキ屋さん。その左奥にカフェがあります。


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凄くお洒落なカフェで、人気のお店らしく広い店内はかなりの客で賑わっています。


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ケーキ屋さんでまず、ケーキを選びます。美味しそうなケーキが並んでいます。


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でもやはり、ここではシュヴァルツバルトトルテSchwarzwäldtorteにしましょう。シュヴァルツバルトトルテはどれかを確認してお願いします。中央奥の半分カットされているのがシュヴァルツバルトトルテだそうです。


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やがて、ウェートレスのお姉さんがシュヴァルツバルトトルテを運んできました。あれあれ、横に倒して、ケーキ皿にのっています。


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紅茶と一緒に頂きました。美味しかったですよ。


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さあ、のんびりはしてられません。急いで荷物を取りにカラカラ浴場まで戻ります。途中からはsaraiが急ぎ足でカラカラ浴場に行き、配偶者は後から付いてきます。配偶者がカラカラ浴場の前で待ちます。


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saraiが荷物を引っ張りながら、カラカラ浴場から出てきて、配偶者と合流です。


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バス乗り場のあるレオポルド広場に向かいます。


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なるべくショートカットして歩きますが、石畳の道はゴロゴロしていて、荷物を引きづらいです。


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観光客向けの綺麗なビアホールの横を通ります。もう、ここで一休みする時間はありません。


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レオポルド広場のバス停に到着。


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バスで駅に出て、そこから、ストラスブールに向かいます。

今回のバーデン・バーデンの移動ルートを地図で確認しておきましょう(次回のバス移動も含みます)。


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この後は次回で。




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この記事へのコメント

1, レイネさん 2013/08/27 03:27
ドイツの有名な温泉二か所を続けて征服されたんですね。さすがにリッチでゴージャスな雰囲気。バーデン・バーデンにはいつか行ってみたいものです。水着着用のカラカラ帝温泉の方にします。(ここってローマ皇帝と何か関係があるんですか?)
ドイツなら、家から近いアーヘンにも鉱泉が湧いていてシャルルマーニュが愛用したという温泉があるんですが、まだ一度も入ったことないので、まずそこから攻めてみます。来年は、大帝が亡くなって丁度1200年に当たるので、アーヘンでは大きな催し物が色々あるようです。
ブダペストでも温泉体験されてるんでしたっけ?

それから、ケーニッヒの名物トルテのご感想お聞きして、ますます行きたくなりました。でも、シュバルツヴァルト以外のトルテも皆美味しそうですね。ウィーン風という感じで。

2, saraiさん 2013/08/28 01:07
レイネさん、こんばんは。

念願のドイツの温泉を楽しめました。カラカラ浴場はカラカラ帝が湯治に出かけたところだそうですが、温泉施設は新しいモダーンなもので、色々な仕掛けで楽しめます。もうひとつのフリードリヒス浴場は19世紀からある歴史あるものです。シャルルマニュ没後1200年とは知りませんでした。アーヘンの温泉楽しんでください。
次に書く予定の6月の旅でブダペストでも念願のゲッレールト温泉にはいりました。そのうちにこれも書きます。

ケーキはどれも美味しそうで、結局はお勧めいただいたシュバルツヴァルトトルテにしました。また、いつかまた行こうっと。

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ラインの旅:ドイツ編(フランスにも寄り道)~バーデン・バーデンからTGVでストラスブールへ

半日ほどのバーデン・バーデン滞在。草花が美しく咲き始め、春到来の雰囲気たっぷり。ゆっくりとオース川沿いのプロムナードを散策したかったのですが、温泉にゆっくりしたところで時間一杯です。また、来ましょうね。
バーデン・バーデンのレオポルド広場のバス停から駅行きのバスに乗ります。駅行きのバスは数系統ありますが、最初にやって来た218番のバスに乗ります。途中でフェストシュピールハウス(バーデン・バーデン祝祭歌劇場)の前を通ります。ここでオペラも見てみたいですね。


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バスは途中から大通りから外れ、少し回り道をするようです。やはり、201番のバスを待ったほうがよかったかも・・・。でも、そんなに気にすることもないでしょう。バスは順調に走っていきます。


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木々にピンク色の綺麗な花が咲いています。


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次は白い花。花が満開です。


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心配するほどの余計な時間はかからずにバーデン・バーデン駅前に到着。これから乗る予定の列車の発車時刻まで20分ほどあります。


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これでドイツの旅は終了。
いよいよライン川の旅も終盤にかかります。次はライン川を越えて、ちょっとフランスに寄り道。
駅のコインロッカーでもう一つの荷物も回収し、列車の出るホームに向かいます。次に乗るのはSNCF(フランス国鉄)のTGV(特急電車)です。これで、アルザスの州都ストラスブールまで直通で行けます。実は直通列車はほとんどありません。何故かと言えば、バーデン・バーデンはドイツ、ストラスブールはフランス、距離は短くても国際路線なんです。直通のTGVだとバーデン・バーデンからストラスブールまではたったの30分ほどですが、乗り換えだと1時間以上はかかってしまいます。
このTGVが停車するホームは一番端の7番ホームです。そこまで移動。ホームはなんだかガラーンとしていますね。


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列車案内が表示されています。このTGVは、ストラスブールからアビニョンを経由してマルセイユまで行きます。


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この7番ホームはバーデン・バーデンの市街地とは反対側にあり、ホームの向かいは家並もほとんどありません。まあ、田舎ということです。


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ところで、わざわざストラスブールに行くことにしたのは、配偶者の提案があったからです。かのマリー・アントワネットがウィーンからパリにお嫁入りするときに、この辺りでライン川を渡り、フランスの第1泊目がストラスブールだったらしいのです。ちょっとこれにこだわってみるのも面白いでしょう。
定刻通りにTGVがホームに滑り込んできました。


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このTGVはコートダジュール線を走るものと同じで、2階建てです。指定席は2階席なので、階段を上がります。


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2階席からホームの駅名表示板を見ます。短い滞在のバーデン・バーデンとお別れです。ドイツからももうすぐお別れです。


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車内は混み合っています。バカンスという雰囲気ではありませんね。


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荷物は荷物置き場にうまく収まりました。2段に積み上げましたけどね。


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すぐに車掌さんがやってきて、改札です。


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TGVはセカンドクラスでもちゃんと電源コンセントが装備されています。ICEと同じです。


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美しいドイツの平原の中をTGVは走っていきます。


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枯れ木のような林もありますが、まだ芽吹いていないのでしょう。


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再び、緑の野原が広がります。


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そろそろライン川を渡りそうな時間になってきました。カメラを構えてライン川を待ちます。川を渡りますが、いくらなんでもこれはライン川ではありませんね。小さな流れです。


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ストラスブール到着10分ほど前に、ライン川を渡ります。思ったより小さな流れです。マリー・アントワネットは、このライン川の中洲で、ウィーンから着てきたものを脱ぎ捨ててすべてパリの物に着替え、お供の人達とも別れたそうです。わずか14歳でのお嫁入りでした。


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ライン川を渡ると、ドイツを離れフランスに入ります。思い出多きドイツのライン川の旅でした。これからちょっとフランスに寄り道し、明日からはスイスです。
この後は次回で。




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ラインの旅:ドイツ編(フランスにも寄り道)~ライン川を渡って、まさに渡仏、そして、ストラスブール到着

TGVはライン川を渡って、ストラスブールに向かいます。マリー・アントワネットがどの辺りで渡河したのか分かりませんが(正確な場所は分かっていないらしい)、この辺りで渡ったことには違いないでしょう。ライン川を渡るとフランスに入ります。でも、マリー・アントワネットがウィーンから着てきた服をパリの服に着替えたという中洲は見当たりませんね。


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おっと、驚いた! ライン川の対岸に渡ったと思いましたが、また川に差し掛かりました。対岸と思ったのは大きな中洲だったんですね。後で調べると、エピ島という大きな中洲でした。ちなみにこのエピ島はフランス領です。また、今渡っているのは川ではなく、運河(カナル・デュ・ローヌ・オー・ラアン)です。


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このエピ島がマリー・アントワネットが着替えた中洲かどうかは、もちろん分かりません。運河を渡り終えて、フランス本土に入りました。


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ストラスブール近くでTGVはのろのろ運転になり、少し定刻を遅れて、ストラスブール中央駅に到着。
TGVを降りて、びっくり。物凄い数の乗客がTGVに乗ろうと押し寄せていきます。TGVは基本は全席指定なのでみんな座れるんでしょうけど、ここからは結構混み合いそうですね。


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大きな荷物があるので、階段を降りるのは大変。エレベーターを探して、下に下りましょう。


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ちょっと手間取りましたが、下の通路に下りました。


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駅の外に出ます。これが駅の外なのか中なのかよく分かりませんが、駅舎は鉄骨とガラスのドームに覆われています。今、そのドームに出ました。


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ドームの中を移動しながら、出口に向かいます。


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ドームの外に出て少し離れた場所から駅を見ると、何と近代的な雰囲気なんでしょう。こんな駅は生まれて初めて見ました。ある意味、感動です!


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到着したのは夕方(午後4時過ぎ)ですがまだ日は高いので、ホテルに荷物を置いてストラスブールの街を散策しましょう。美しい街並みだと言われているストラスブールを楽しみにしていました。
地図を確認しながら、ホテルに向かいます。迷わずにホテルBest Western Monopole Metropoleに着きました。駅から歩いて5分ほどの近さです。


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チェックイン。


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なかなか立派なロビーです。


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ロビーの天井はガラス張りで、夕方とはいえ燦々と光が差し込んでいます。


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予約した部屋はコンフォートダブルルーム。思ったほど広くはありませんが、シックで落ち着いた部屋です。ベッドも広いし、満足です。


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デスクが少し手狭ですが、小さなノートブックPCを使うだけですから、これで十分。もちろん、無料WIFIです。


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壁にコンパクトな液晶テレビがかかっています。今風です。


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水回りですが、ネットで予約時にお願いしていた通り、ちゃんとバスタブがあります(ニコニコ!)。ヨーロッパ到着後1週間を経過して、ようやくお風呂に浸かれます。あっ・・・温泉には昨日も今日も入りましたけどね。


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部屋には電気ポットが備え付き。お湯を沸かしてお茶が飲めるので、配偶者はご機嫌でホテルの評価もプラス・ワンポイントです。


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部屋のチェックも終わったところで、元気に街に出かけましょう。
この後のストラスブール散策は次回で。


次回を読む:9~10日目:ストラスブールの1日

前回を読む:8日目:オーバーヴェーゼル~マインツ~ヴィースバーデン




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08/04 21:31 G線上のアリア

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07/08 18:59 sarai

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06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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