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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのあまりに美し過ぎるノートルダム大聖堂

ホテルを出て、ストラスブール散策に出かけます。お目当てはノートルダム大聖堂(パリも含めて同名の教会が多く、ややこしい)です。歩いていってもいいのですが、少し遠いので駅前からトラムに乗ることにします。キュヌ通りを歩いて、ストラスブール駅Gare Centraleに戻ります。


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すぐに駅前広場に到着。


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駅の横手にトラム乗り場があります。市内のトラムはA~D線の4ラインがありますが、D線に乗っていきます。ストラスブールのトラムは低床式の最新式のトラム。カッコいいですね。


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トラムのチケットは、乗り場の前の自動販売機で購入します。自動販売機までカッコいいですね。


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購入したのは24時間券です。明日もずっと使えますから、便利です。1人3.6ユーロなので、お得です。


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トラムに乗って、3駅目の旧市街のブログリ(Broglie)駅まで行きます。そこからはホテルでもらった分かりやすい地図を片手に歩きます。

ブログリ駅から大聖堂通りを真っ直ぐに進みます。大聖堂の尖塔がちらりと顔をのぞかせています。


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5分ほどでノートルダム大聖堂Cathédrale Notre Dame de Strasbourgに着きました。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ケルンの大聖堂で度肝を抜かれたばかりですが、このノートルダム大聖堂も凄い。天を突き刺すかのように巨大で、繊細な美にあふれた尖塔に圧倒されます。


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扉の周りの柔らかい襞の彫刻も美しい。


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尖塔の真下から見上げますが凄い迫力です。しかし、この大聖堂も尖塔は1本しか見えません。正面に回ってみましょう。ケルンの大聖堂の失敗を思い起こします。


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正面から見ると、この大聖堂の凄さが本当に分かります。ともかく、とても美しい。その上、巨大です。尖塔は1本だけでした。未完に終わったのですね。未完だけど、完成された美にあふれています。赤色砂岩で作られた典型的なゴシック建築です。赤い石の色が印象的で、全体がバラ色に輝いています。「バラ色の天使」と呼ばれているそうです。


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大尖塔下部の美しい彫刻を施した石壁はとても石の細工とは思えない見事なもので、彫刻に携わった職人の腕前と労力にはただただ驚くばかりです。これこそ、まさに美の殿堂と言えるでしょう。呆然として、配偶者と黙って尖塔の前に立ち尽くしていました。


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内部に入ると、ゴシック建築特有の高い天井と、暗く広い空間が広がっています。


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内陣のステンドグラス、見事です。ここのステンドグラスは12世紀、900年ほど昔に作られたものです。


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側面の壁の高い所にあるパイプオルガンもとても美しいものです。周りには美しいステンドグラス。


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バラ窓も素晴らしい! 夕日を受けて、明るく輝いています。


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内部の彫刻もとても美しい。これも12世紀のものです。


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側面のステンドグラスです。何と色彩豊かなんでしょう。


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ステンドグラスの美しいこと、あっけにとられるだけです。配偶者から、ほらねって言われます。もちろん、昨日見たマインツの教会のシャガールのステンドグラスと比較してのことです。確かにこのストラスブールのステンドグラスは天国的に美しく、saraiもぐうの音も出るものではありません。しかし、比較するレベルが違うんじゃないの? この素晴らしいステンドグラスに比肩できるものが世界中にどれほどあるでしょう。

もう少し、この美しい空間で心穏やかな時間を過ごしましょう。
次回も夕刻のストラスブール散策を続けます。



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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのノートルダム大聖堂からプティット・フランスへ

ストラスブールのノートルダム大聖堂Cathédrale Notre Dame de Strasbourgの仄かな暗がりに身を沈めていると、静謐な感情で満たされていきます。


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美しい石柱、そして光あふれるステンドグラス。


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この大聖堂は第2次世界大戦で被害を受けたそうですが、皮肉なことに、ここに進出したドイツがこの大聖堂にドイツ的な文化価値、美的遺産を見出し、多くのステンドグラスを取り外し、ドイツ国内に隠したためにステンドグラスは被害を免れたそうです。その先頭に立ったのがナチス総統のアドルフ・ヒットラーだったというのですから、唖然としてしまいます。戦後にドイツに隠されたステンドグラスは、無事大聖堂に返還されたそうです。
そういうわけで、今でも我々がこうして、美しいステンドグラスを見ることができます。幸福なことです。


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本当に素晴らしいステンドグラス!


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大聖堂の美しい内部空間を堪能した後は、いよいよ楽しみにしていた大聖堂屋上のテラスからの眺望を楽しみましょう。大聖堂の外に出て、尖塔の右手にある屋上への登り口に向かいます。何だか様子がおかしくがらんとしています。いやな予感がします。


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扉を開けて中に入ると、係の女性が現れます。屋上に登りたいのだけどと言うと、今日はクローズしているということです。時間的にはまだオープンしている筈ですが、今日は風が強いのでクローズしていると言われました。仕方ありませんね。また明日来てみましょう。屋上テラスはこの建物の一番上にある筈です。絶対に眺めがいい筈です。


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大聖堂の周りには、木組みの綺麗な建物が立ち並んでいます。


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ストラスブールはこういう建物が多く、綺麗な街だそうです。
まだ夕食の時間には早いので、もう少しストラスブールの街を散策します。ドイツ風の木組みの家が立ち並ぶプティット・フランス地区に向かいます。
メリーゴーラウンドが設置してある賑やかな広場に出ました。彫像も立っています。この広場はグーテンベルク広場Place Gutenbergで、彫像は彼が作った活版印刷の聖書を手にしているグーテンベルク像です。


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グーテンベルクと言えば、今朝まで滞在していたマインツ出身の人物で、マインツにはグーテンベルク博物館もグーテンベルク像もありました。グーテンベルクは様々な事情で一時ストラスブールに移住していたそうで、その時に活版印刷の技術の着想を得たそうです。ですから、このストラスブールもグーテンベルクゆかりの地というわけです。
サン・トマ教会(Eglise St-Thomas)の前を通ります。明日、またここに寄ってみましょう。ここのパイプオルガンは1740年にジャン・アンドレ・シルベルマンが作ったもので、モーツァルトも弾いて絶賛したそうです。


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通りを先に進むと、プティット・フランスを示す道標がありましす。この通りを進んでいけばよさそうです。


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通りには綺麗な建物が並んでいます。


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これはサン・トマ音楽学校Ecole de Musique St Thomasで、子供から大人までの音楽教育を行っているそうです。立派な建物ですね。


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通りを左に折れると、イル川l'Illにかかるサン・マルタン橋Pont Saint-Martinに出ました。石畳の綺麗な橋です。


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橋の上から右手を見ると、イル川の流れが堰に勢いよく流れ込んでいます。美しい眺めです。


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一方、左手の方は穏やかなイル川沿いの眺めです。


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イル川に沿った建物は木組み作り(ハーフ・ティンバー)です。このあたりがプティット・フランスPetite Franceの一角でしょう。


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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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この界隈を少し歩いてみます。それは次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのプティット・フランスとイル川の美しい風景

ストラスブールのプティット・フランスPetite Franceへやってきました。イル川l'Illにかかるサン・マルタン橋Pont Saint-Martinを渡って、美しいムーラン通りRue des Moulinsの石畳の路を歩きます。絵に描いたような街並みです。


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ムーラン通りをまっすぐに進むと、道は自然に右の方に曲がっていき、再びイル川を渡る歩道橋に出ました。歩道橋からイル川の先を見ると、大きな堰が見えます。ヴォーバンの堰Barrage Vaubanのようです。今日はもう遅いので、そちらに行くのはやめましょう。


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このプティット・フランス界隈にはアルザス地方の伝統的な木組み造り(ハーフ・ティンバー)の家々が立ち並びます。


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イル川沿いのこの辺りは美しい街並みです。


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しかし、それ以上にイル川の堰の流れの綺麗なことに感動です。


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イル川に木橋の通路が張り出していて、その堰の流れを見ることができます。


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木橋からのイル川の流れとイル川の周りの建物が作る風景の美しさに感銘を受けます。


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正面に先ほど渡ったサン・マルタン橋も見えています。イル川を眺めながら、食事をしている人たちもいます。そろそろ夕食時です。レストランに予約の電話を入れましょう。


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木橋から川岸に戻りましょう。


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イル川沿いの綺麗な道を歩きながら、レストランに電話します。


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ようやくレストランへの電話が通じ、予約できました。この辺りのレストランは夜7時の開店で、それまではなかなか電話も通じないんです。
と同時に、雨がポツポツ落ちてきました。


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頃合いですね。まだ予約の時間にはなりませんが、レストランに向かいましょう。
レストランはこの近くのダンテル通りRue des Dentellesにあります。綺麗な通り沿いのようです。


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なかなかお店が見つかりませんでしたが、番地を確認しながらチェックしていくと、レストランのシェ・タント・リーゼルRestaurant Chez Tante Lieselがありました。伝統的なアルザス料理のレストランです。開店時間前ですが、ドアは開きます。恐る恐る入っていくとオーナーが奥から出てきて、OKとのこと。
次回はこのレストランでのアルザス料理のディナーです。お目当てはもちろん、アルザス・ワインです。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのアルザス料理とアルザス・ワイン

ストラスブールの伝統的なアルザス料理のレストランのシェ・タント・リーゼル Chez Tante Lieselでディナーをいただきます。開店時間前なので、我々が一番乗りです。小さな店内は、可愛い装いです。


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季節はイースター。イースター飾りも可愛いです。


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壁には、アンティークな調理器具が飾られています。


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saraiのレストランでのお目当ては、何と言ってもアルザス・ワインです。アルザス・ワインと言えば、たいていリースリンクの白ワインと決まっています。この旅でも各地のリースリンクの白ワインを飲み続けていますが、これが総決算です。まずはワイングラス。アルザス風のグラスです。


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ハーフボトルをお願いすると、2008年のリースリンクが出てきました。


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ボトルのラベルです。Traenheimにあるアルザス協同組合のワインカーブ「Cave du Roi Dagobert」の2008年のリースリンクです。


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フランケンやオーバーヴェーゼルのリースリンクのワインとは、また味が異なり、葡萄の果実の風味の爽やかさが感じられます。とても美味しいですが、saraiの個人的な好みでは、フランケンやオーバーヴェーゼルのほうが上位にきます。

料理はアルザス料理。スターターはキャロットのスープとオニオンのキッシュ。


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メインの料理用のお皿が出されましたが、地方色豊かなお皿です。


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メインが出てきました。


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ふたを取ります。
ザワークラウトとソーセージ、ハム、ベーコンのオーブン蒸し焼きです。


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メインのもう一品、ガチョウの骨付き肉のグリルのジャガイモのオーブン焼き添えです。


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アルザス料理は、なかなかがっつりした野性味あふれるものでした。このベーコンの厚みを見てください。


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とても美味しくいただきました。もちろん、量が多過ぎるのはいつものことで、お腹が苦しくなります。

ストラスブールの美に酔いしれながら、夜はアルザス料理をいただき、アルザスワインに酔いしれた極上の時間でした。

お店を出ると、お店のショーウィンドウ(レストランにそういうものがあるのかな?)は可愛く飾られていました。


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お店でいただいたカードです。ストラスブールにお越しの際はお勧めですよ。


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明日はストラスブールを楽しみ、夕方の列車でスイスに移動します。ライン川の源流はスイスですからね。



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ラインの旅:フランス編~ストラスブールの大聖堂の屋上テラスへ

旅の10日目(2013年4月13日(土)@フランス・ストラスブール)です。

今日は夕方までストラスブールの美しい街を楽しみ、それからまたライン川を遡り、いよいよスイスに向かいます。

ストラスブールの朝は快晴です。昨日は風が強くて上れなかったノートルダム大聖堂のテラスに上りましょう。その前にまずは朝食です。朝食ルームに向かいますが、途中通ったビリヤード台のあるロビーの豪華なことにため息がでます。


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朝食ルームも木材がふんだんに使われた豪華な造りです。5つ星ホテル並みですね。


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チーズ、ハム、ソーセージの種類が豊富でしたが、パンも充実していました。


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朝食を済ませ、ノートルダム大聖堂に向かいます。


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クーン通りを駅前に出てトラムに乗ってもいいのですが、駅とは逆の方向に歩いて停留所フォーブール・ド・サヴェルヌ通りFaubourg de Saverneに向かいます。こちらのほうが、一駅分旧市街に近いんです。


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トラムに乗り、旧市街の入り口の停留所オム・ド・フェール広場Homme de Ferで降ります。チケットは昨日、24時間券を買っておきましたから、いちいち買う手間は省けます。クレベール広場Place Kléberを抜けて、グランド・アルカード通りGrandes Arcades通りを大聖堂に向かって歩きます。


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昨日も通ったグーテンベルク広場Place Gutenbergに出ました。また、グーテンベルク像に迎えられます。


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今日は土曜日なので、市場が開かれています。古書店がずらっと並んでいます。


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市場の通りの先に大聖堂の尖塔が頭を出しています。


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市場には、花屋さんも出ていますね。


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お店を横目に見ながらアルバルド通りRue des Hallebardesを抜けて、大聖堂の前の“カメルゼルの家”Maison Kammerzellに出ます。この家は1589年に建てられた木造の家です。外壁の木彫りの装飾は当時の流行だったそうです。現在の建物は19世紀末に修復されたものです。


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大聖堂の前に出ました。昨日も感動しましたが、やはり凄いの一語です。


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ところでちょっと調べてみると、ノートルダム大聖堂という名の大聖堂はフランス全土に30以上もあるそうです。そのうち、saraiと配偶者が行ったのはパリとマルセーユのみ。有名なシャルトル、アミアン、ランス、ルーアンあたりには、いつか行ってみたいものです。ノートルダムとは我らが貴婦人という意味で、聖母マリアを信仰するものです。そのためでしょうか、規模の大きさもさることながら、繊細さが基調にあります。

大聖堂の右手の尖塔がない方に回ります。こちらの屋上にあるテラスに上って、眺望を楽しみたいんです。


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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。


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テラスに上る入口のドアを恐る恐る開けると、係の人が今日はOKだとのこと。やったね! 2人分10ユーロ払って、テラスへの螺旋階段を上ります。


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エレベーターはないとのこと。頑張って上りましょう。
ようやく半分ほど上りました。ここからは外の景色が眺められます。


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左手にはロアン邸館Palais Rohanも見えています。ロアン邸館はマリー・アントワネットの宿になった建物です。後で寄ってみましょう。


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下を見下ろすと、随分上ってきたのが分かります。ふーっ。


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上を見上げると、テラスまでは気が遠くなるほどの高さです。くらくらっとします。


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このあたりは横に移動する回廊なので、やっと一息入れられます。


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最後はひーひー言いながらも、何とか一気に上れました。
テラスの建物のドアに手がかかりました。


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いよいよストラスブールの街を大聖堂の上から見渡します。この後は次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールの大聖堂の屋上テラスからの美しい眺め

ストラスブールの大聖堂の屋上テラスにある建物内に登ってきました。ここの窓からも街が眺められます。


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建物内は小奇麗な部屋になっています。


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この建物を出ると、いよいよ屋上テラスです。テラスは地上66mの高さです。この大聖堂には、本来あるべき尖塔が1本しかありません。地盤が弱くて危ないので、建築を諦めたようです。その尖塔の高さは地上142m。このテラスからも76mの高さがあります。目の前には、その尖塔が聳えたっています。


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この尖塔と片側の建物の間が屋上テラスになっていて、展望台のようになっています。まだ朝早いので、人もまばらですね。


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これが1階建ての建物です。上を双眼鏡で見ている人がいますが、尖塔を眺めているようです。


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展望テラスの端に寄って、下を覗き込んでみます。人が蟻のように小さく見えています。


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そして、ゆっくり視線を上げて美しい眺めを見渡します。おーっ!という感じです。素晴らしい。


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視線を右の方に向けて、眺望を楽しみます。


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ここからの眺めは、かのゲーテも絶賛しています。ストラスブールの美しい街並みや遠くアルプスの山並みまで望めます。いよいよライン川をさかのぼる旅も終盤です。この眺めに見飽きることなく、ず~っと眺めていました。
これは大聖堂の建物の屋根ですが、こんなに下に見えます。


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手前の正面の建物はロアン邸館です。その裏にはイル川が流れている筈ですが、それは残念ながら見えません。


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眺め飽きることはありません。色々な方向の眺めを楽しみ続けます。


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今度は尖塔の近くに寄って見上げます。尖塔は壁面が抜けていて、その間から向う側の空が見えます。尖塔の内部空間は、がらんどうなんですね。


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尖塔の中に入ってみました。内部は何かの作業中のようで、ごたごたした様子です。窓からの眺望も今一つ。


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内部はがらんどうで、上に上るような階段などはありません。工事用の作業台のみが組み立ててあります。


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尖塔から出て、また展望テラスに戻ります。


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振り返って、尖塔を見上げます。この尖塔は基部の四角い塔(40m)と上部の八角錐の塔(36m)から成っています。見事な石造りです。

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近くからは彫像もよく見えます。多分、地上からはこういう細部はほとんど見えないでしょうが、手抜きなしでの建築であることがよく分かります。


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尖塔が青空に映えて美しいです。この尖塔の建設は1399年から40年かけて、1439年に完成したそうです。完成後、19世紀初頭まで4世紀にわたって、ヨーロッパのキリスト教世界で1番の高さを誇っていたそうです。


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もう一度、眺望鑑賞に戻ります。クヴェール橋Pont Couvertsを探します。ありました。これです。3つの大きな塔がクヴェール橋です。


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もうちょっとよく見てみましょう。クヴェール橋の塔の先にはイル川の水面が見え、その先の茶色の屋根の白い建物がヴォーバンの堰Barrage Vaubanです。後でそのあたりを散策してみましょう。


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こうして、かなり長い間、テラスに留まっていました。
次回は大聖堂のテラスから降りて、ロアン邸館に行きます。



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ラインの旅:フランス編~ストラスブール大聖堂のファサードの素晴らしい彫刻

大聖堂のテラスから降りていきます。階段の柵越しに下の広場が見えますが、恐ろしいほどの高さです。階段から転げ落ちないように慎重に歩を進めましょう。


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階段の柵越しに大聖堂の外壁も見えます。


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まだまだ大聖堂の建物の屋根が見下ろせますから、下に辿り着くのもなかなかです。


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もう少し降りると、大聖堂の建物の屋根が直接見渡せるところに出ました。


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大聖堂前の広場を見下ろすと、今いるところはまだこんなに高いところです。


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ここから見た大聖堂の壁面の装飾です。これは比較的あっさりしたものです。


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このあたりは大聖堂の側面で、ステンドグラスの大きな窓が並んでいます。


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大聖堂の側面の装飾はあっさりしていると言っても、なかなか凝ったデザインになっています。綺麗ですね。後陣のドームも見えています。


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ほとんど降りてきました。無事に階段を降りることができそうです。


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地上に降りてきて、大聖堂前に立ちました。ロアン邸館に行く前に大聖堂西側正面のファサードをじっくりと鑑賞しておくことにします。
これはファサード中央の扉部分です。扉の周りにはびっしりと彫刻が施されています。


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仔細に観察してみましょう。
これは扉の中央部分です。聖母子の彫刻です。


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これは扉の上部です。中央部はキリストの受難の彫刻になっています。そのほか、キリストの生涯や最後の審判も彫刻になっています。呆れるほど細かい彫刻です。


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これは扉の左側。聖人像でしょうか。


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これは扉の右側。左側と同じような構成になっています。


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これは先ほどの扉上部のさらに上の部分です。羊の彫刻がずらっと並んでいます。よくよく見ないと分かりません。それほど細かい彫刻です。


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さらに上部にはバラ窓があります。このバラ窓は16花弁のバラを模したもので、窓の直径は約13mと巨大なものです。バラ窓の周りも繊細な透かし彫りで囲まれています。


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バラ窓の上の部分には、聖人像とその上に天使像が並んでいます。何とも気が遠くなるような膨大な彫刻群ですね。


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今度はファサード左側を見てみましょう。こちらは上に高さ142mの尖塔が聳えたっています。写真では142mの建物全体をカバーできないので、側廊の天井から上の部分だけになっています。すなわち、この下に側廊の高さの分のファサードがあるわけです。


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これは側廊の天井の上の部分です。バラ窓の左側になります。中央に比べると簡素ですが、それでも細かい透かし彫りで装飾されています。


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これはさらにその上部。その上はテラスの高さの尖塔の基部です。このあたりもちゃんと彫刻装飾が施されています。


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これはぐっと下がって、地上部分の扉です。中央の扉と同様の彫刻装飾に囲まれています。中央の扉よりも小さいため、扉上部の彫刻は少し簡素化されています。それでもちゃんと聖書の物語が作り込まれています。


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これは扉の上部です。素晴らしい透かし彫りが施されています。


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細かく見ていくと、この巨大な大聖堂は細部にまでこだわって、繊細な彫刻が至る所に彫り込まれていることが分かります。この西側正面には3つの扉があり、その上に施された彫刻はそれぞれ3つの彫刻師集団が競い合うように作ったものだそうです。この大聖堂は巨大な彫刻作品とも言えるものです。この大聖堂に匹敵するものとして、現在、バルセロナにサグラダ・ファミリア教会が建設中ですが、これも完成が楽しみですね。このストラスブールのノートルダム大聖堂を上回る規模になるようです。

大聖堂を十分に堪能したところで隣にあるロアン邸館に向かいます。この後は次回で。



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ラインの旅:フランス編~マリー・アントワネットゆかりのロココの館・・・ロアン邸館

大聖堂西側正面のファサードをじっくりと鑑賞しました。素晴らしい建築作品です。堂々として繊細な美に満ちた大聖堂に深い感銘を受けました。


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次は大聖堂の隣にあるロアン邸館Palais Rohanに行ってみます。大聖堂の側面を回り込みます。後陣のあたりは工事中です。これだけの建物を維持するためには、常にどこかは修復が必要でしょう,


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大聖堂を回り込むとロアン邸館が見えてきましたが、その前の広場はこれまた工事中です。


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工事中の現場の間の通路を抜けて、ロアン邸館の北側玄関の前に出ます。ドイツ風の建物が立ち並ぶ中、いかにもフランスらしい建物です。ここはマリー・アントワネットゆかりの建物で、配偶者がとても興味を持っていました。大変贅を尽くした建物で、宮殿といってもよい感じです。


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これは北側玄関の左側です。壁面が楕円の曲線を描く優美な佇まいになっています。これはロココ様式の傑作といわれるパリのスビーズ館に影響を受けているそうです。


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こちらは北側玄関の右側。


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玄関のアーチを抜けると、石畳の中庭に出ます。どっしりと落ち着いた石造りの建物に囲まれます。この建物はヴォージュ山脈から切り出した赤砂岩で作られていて、アルザス地方特有の色をしています。この砂岩は濡れると赤く、乾いて光を浴びると淡黄色になるそうです。


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中庭を進み振り返ると、北側玄関越しに大聖堂の側面が見えます。


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ロアン邸館は1732年、時のストラスブール大司教のガストン・アルマン・マクシミリアン・ド・ロアン・スビーズが造営を命じました。ガストンは太陽王ルイ14世の庶子と言われる人物で、大司教であるばかりでなくアルザス地方の領主も兼ねていて、絶大な権力を握っていました。彼は宮廷建築家ロベール・ド・コットに建築を依頼。バロック・ロココ様式を熟知したコットはヨーロッパ中から第一級の芸術家や職人を呼び寄せ、豪華なロココの館を完成させました。
そして、1770年4月、オーストリアからルイ16世に嫁ぐために旅をしてきたマリー・アントワネットが、フランスでの第1夜をこのロココの館で迎えました。その翌日、彼女は身に着けるすべてのものをフランスのものに代えるために引き渡しの儀式の場所、ライン川の中洲に向かったのでした。
この館の主、ロアン家はストラスブールの大司教を4人も輩出する名家でしたが、1785年に時のロアン枢機卿が有名な《王妃の首飾り事件》で詐欺に巻き込まれ、一時は王妃マリー・アントワネットが自分の名前を使われて侮辱されたとして、彼を逮捕させる騒ぎにまで発展します。裁判の結果、無罪になったとは言え、ロアン家の名誉は失墜します。その結果、フランス大革命後の1791年にこのロアン邸館はストラスブール市に没収されました。
その後、ストラスブール市はこの館をナポレオンに献上し、ナポレオンは妻ジョゼフィーヌを伴って、たびたびこの美しいロココの館を訪れたそうです。
いやはや、華麗な歴史に彩られた館です。これは是非、その内部も見学しないといけないでしょう。向かって左側にエントランスがあります。


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ここで入場チケットを購入。窓口のお姉さんがどのチケットが欲しいのって聞いてきます。フルチケットは併設している美術館や考古学博物館も見るものらしいので、saraiは館だけで結構と言うと、1階の装飾博物館のチケットを出してくれました。1人3ユーロです。


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まず、とても立派な大広間があります。


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大きな窓があるので、その窓から外を見ると、イル川の流れが見えます。


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この大広間から出て、ロココの館の美を巡ってみましょう。


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この後は次回で。



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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのロアン邸館の館内巡り

マリー・アントワネットゆかりのロココの館、ロアン邸館の館内を巡ってみます。
館内はヴェルサイユ宮殿をお手本とした豪華な続き部屋の形式、すなわちアパルトマン形式です。順に巡って歩いていきます。これはサロンでしょうか。豪華なシャンデリア、絵画が埋め込まれた壁面、その前には胸像が並びます。美しい木の床の上にはテーブルと椅子が並べられています。


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テーブル、椅子は見事なものです。


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これはルイ15世が滞在した「国王の間」です。ヴェルサイユ宮殿に基づいて、非対称系の彫刻、鏡で装飾されています。ベッドの裏の壁は大きなタペストリーが飾られています。


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これは巨大なタペストリー。ともかく、この館の室内装飾は豪華です。


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これは「司教図書館」。ロアン邸館でも特に知られる部屋です。壁や扉は金箔で縁取られた額縁装飾で、典型的なロココ様式です。


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部屋では、大きな天球儀(もしかして地球儀?)が目立ちます。


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部屋の中央にあるテーブルと椅子は豪華そのもの。


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壁際にはずらっと豪華なマホガニー製の本棚が並び、立派な革装の本が並べられています。金飾りも豪華です。


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壁は絵画とタペストリーで装飾されています。ルイ14世の肖像画もかかっています。


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階段室は美しい吹き抜けになっています。


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これはナポレオンの寝室のようです。


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窓からは大聖堂が見えました。


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購入したチケットで見学できるのは1階のみです。2階への美しい階段ですが、上るわけにはいきません。


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これでロココの館の鑑賞を完了とします。ロアン邸館を出ると、目の前には大聖堂が圧倒的な存在感で迫ってきます。


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次はイル川に向かいます。イル川に出ると、そこはロアン邸館のイル川に面した建物正面の前です。これは中央に4本のコリント式円柱が立つ華麗な建物です。


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イル川にはクルーズ船が走るので、それに乗ってみましょう。前から楽しみにしていたんです。それは次回で。



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ラインの旅:フランス編~えっ、ストラスブールのイル川と運河を巡るクルーズ船は休業!!

今日の最大の楽しみ・・・ストラスブールの街を囲むイル川と運河を巡るクルーズ船に乗りましょう。ロアン邸館の前が船乗り場です。乗り場が見えています。


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チケットを買おうとすると、係の人の今日は1日中船は出ないというすげないお答。確かに船着き場にはクルーズ船は一隻も見当たりません。水位が高いので、船が出せないそうなんです。そんな~! 楽しみにしていたのに・・・ブツブツ。


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イル川には呑気そうに白鳥が泳いでいます。それなのに船が出せないなんてね。


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橋の上からイル川の流れを見ると、実に穏やかで美しいです。あ~あ~。


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仕方がないので、自分の足でイル川沿いを歩きましょう。幸い、今日は天気も素晴らしいしね。船着き場はガラーンとしています。


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当てが外れた他の観光客も同じ考えらしく、ぞろぞろと川岸を歩いています。

イル川沿いには綺麗な建物が立ち並び、気持ちのよい散策になりそうです。


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目の前には橋がありますが、その下はトンネルになっていてくぐり抜けられそうです。


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ええーっ、トンネルの先は工事中らしく、しっかりとブロックされています。


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いったん川岸を離れて、迂回して進みましょう。川岸から大聖堂の方に上がると、そこは賑やかな子豚市広場。この広場には、17~18世紀に建てられた貴重な建物が並んでいます。


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今日は土曜市が立っていて、人がどっと繰り出しています。


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綺麗な建物が軒を連ねていて、人も賑わい、お祭り気分です。


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広場から続くコルディア通りも人でいっぱい。空には、何を狙っているのか鷹のような鳥が飛んでいます。


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鳥は鳶なのかよく分かりませんが、広場の上に舞い降りてきました。広場の古い建物によく似合います。


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通りを進むと、小さな広場に骨董品の店が出ています。


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このは食料品の店。


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いったん、先ほどトンネルをくぐれなかったコルボー橋の上に出てみます。イル川を眺めると、どうも次の橋までは川岸に下りるところはなさそうです。


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コルボー橋の上も人がぞろぞろ歩いています。橋の袂の左に見えている建物は歴史博物館。


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コルボー橋から、ヴュー・マルシェ・オー・ポワッソン通りを戻り、市場が出ている辺りに来ます。


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もう一度市場に出ているお店でも眺めながら、ぶらぶら歩きましょう。
この後は次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールの土曜市をぶらぶら散策し、プティット・フランスへ

イル川沿いの川岸を歩けないので、川岸近くで開かれている土曜市を覘きながら、ぶらぶら歩きます。
これは野菜屋さん。農業大国のフランスらしく、新鮮な野菜が豊富です。


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これは魚屋さん。


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これは鶏屋さん。鶏以外の鳥の肉もあるかもしれません。


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これはチーズ屋さんかと思いましたが、各種のパテを売っているようです。


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これはソーセージ屋さん。サラミが多いようですね。


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これは花屋さん。配偶者が期待しているような日本にない珍しい花は、なかなかありません。


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これはハーブ屋さん。豊富な種類が揃っています。


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これも魚屋さん。手前には、こちらでよく見かけるサン・ピエールがあります。


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市場を抜けて、ようやくイル川の川岸に下りるポイントを発見。ここはもう工事はしていないエリアです。


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うららかな陽光のもと、イル川散策は気持ちがいいです。


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ゆったりと鴨も泳いでいます。流れも緩やかなんでしょう。


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振り返ると、若い男女がベンチで寛いでいます。その向こうには橋が見えていますが、この橋とその向こうのコルボー橋の間が通行禁止区間だったんです。今歩いているのは、イル川沿いのサン・トマ通りを川岸に下ったところです。


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また、次の橋が見えてきました。マルタン・ルター通りの橋です。


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鴨が岸辺に近寄ってきました。鴨はどこの国にもいるもんですね。


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マルタン・ルター通りの橋をくぐりぬけます。


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橋を過ぎると川幅が広がり、景色が変わってきます。この先、もうプティット・フランスでしょう。


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綺麗な柳の枝が緑の葉を付けて、川に垂れ下っています。なかなか絵になる光景です。ベンチで休んでいる家族もいます。


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柳の緑の先に橋が見えてきます。昨日も渡ったサン・マルタン橋です。その辺りはプティット・フランスです。


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サン・マルタン橋が近づいてきました。その先の木組みの家々も散見できます。


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サン・マルタン橋です。今日もまたプティット・フランスにやってきてしまいました。


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今日はプティット・フランスの先にも足を延ばしてみましょう。この後は次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールのプティット・フランスをそぞろ歩いてクヴェール橋へ

イル川の岸辺を散策しながら、サン・マルタン橋の下までやってきました。振り返ると、川幅の広がったイル川のたっぷりした水面が綺麗です。左手には、サン・トマ音楽学校の建物が見えています。


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サン・マルタン橋の先には、イル川の堰が見えます。昨日もこの風景を見ましたが、明るい陽光の下ではいっそう綺麗に見えます。


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ここはイル川に張り出した木橋が作られているので、今日もその上を歩きます。気持ちがいいです。


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観光客もぞろぞろ歩いています。プティット・フランスは大聖堂と並ぶ世界遺産の街、ストラスブールの名所ですからね。


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この堰を見る限り、それほど水位が高いとも思えません。でも、クルーズ船が通行するには、橋の下を微妙にくぐりぬけられないほどの水位の上昇なんでしょう。


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堰の水門を見ると、向うの方がかなり水位が高いようです。ここで水位の調整をしているんでしょうか。


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堰を過ぎると、イル川沿いは木組みの家々が立ち並び、美しい風景を作っています。古き時代を偲ばれるプティット・フランスというわけですね。


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先に見えていたFaisan橋の上が何やら華やかです。結婚式を挙げたカップルのフォトツアーです。なるほど、ここはフォトツアーにぴったりの美しい風景ですね。後ろ向きの花嫁の顔が拝見できないのが残念。


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ここはBenjamin Zix広場です。イル川沿いの広場にはカフェのテラス席があり、大勢の人がお茶しています。


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Faisan橋の上に出ました。ここから先ほどのBenjamin Zix広場が見えます。その先に大聖堂の尖塔が頭を出しています。やはり、大聖堂はストラスブールの街のランドマーク。どこからでも見えます。


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昨日はここから引き返しましたが、今日はその先まで足を伸ばしましょう。


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Faisan橋を渡り切ってムーラン通りに入ると、水路の向うにクヴェール橋が見えてきます。あのクヴェール橋に向かいましょう。


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クヴェール橋までやってきました。橋を歩いてみます。


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クヴェール橋は石畳の幅の広い橋です。元々は13世紀に建造された木製の屋根付きの橋でした。そのため、「屋根付き」を意味する橋の名前が付けられました。今の橋は19世紀後半に再建されたものです。ここがプティット・フランスの西の端になります。


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クヴェール橋には3つの大きな石造りの塔が立っています。イル川の中洲にできたストラスブールの旧市街、すなわち、グランド・イルを防衛するための防塞です。昔はグランド・イルの周囲には80以上の見張り塔があったそうですが、現存するのはこのクヴェール橋の3塔を含めて4つだけです。写真では1つだけ写っています。


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クヴェール橋の先には、ヴォーバンの堰が見えます。ヴォーバンの堰は13のアーチから成る要塞です。17世紀に建造された要塞は、20世紀初頭の洪水から街を守り、さらに敵の侵入を防ぐ目的もありました。


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クヴェール橋から旧市街方面を眺めます。この辺りは水路が4本に分かれ、中洲のようなところは公園になっています。


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クヴェール橋から眺めたヴォーバンの堰の左端です。全体はなかなか見渡すことができません。


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ここから旧市街方面に振り向くと、やっぱり大聖堂が望めました。


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石塔の周囲は通路が川に張り出していて、周回できます。そこから、別の石塔を眺められます。


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こちらは別の石塔です。今いる石塔を合わせて、これで3本になります。


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では、クヴェール橋からヴォーバンの堰に向かいます。この後は次回で。



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ラインの旅:フランス編~ヴォーバンの堰からのストラスブールの絶景に感動!!

クヴェール橋からヴォーバンの堰まで歩いていきます。ヴォーバンの堰の横手までやってきました。アーチ状の入り口があります。


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ヴォーバンの堰(Barrage Vauvan)の案内板です。


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トンネルのような内部に入ってみます。


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このトンネル状の通路はヴォーバンの堰の建物を貫いて続いています。


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通路の途中に階段があり、上に上れます。2階の窓からはクヴェール橋を眺められます。


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そして、2階からさらに階段を上がると、屋上のテラスに出ます。いやはや、これはラッキーでした。好天に恵まれて、絶景です。ヴォーバンの堰から眺めたクヴェール橋とその向こうの大聖堂の尖塔の美しさは例えようもありません。イル川の緑色の川面も美しく輝いています。今回の旅で最高の美しい眺めです。


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ここから何十枚もの写真を撮りまくりながら、景色を楽しみます。この素晴らしい景色を見られただけでも、わざわざストラスブールまで足を延ばした甲斐があります。フェルメールにこの眺めを絵にしてもらいたいと不可能な望みを、思わず抱いてしまいました。

これはクヴェール橋の右側の2本の石塔の間に見える大聖堂の眺めです。


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クヴェール橋の左側の2本の石塔の間からも大聖堂を眺めてみます。ヴォーバンの堰の屋上はとても広いので、色んな場所に移動して眺めを楽しむことができるんです。


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これはパノラマモードで撮った風景です。クリックして拡大モードで見てください。


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わざわざパノラマモードにしなくても、ずっと左側に移動すると、クヴェール橋の全景と大聖堂を写真に収めることができました。


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ヴォーバンの堰とクヴェール橋の間に広がるイル川の水面もとても美しいです。


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こちらはヴォーバンの堰の先に続くイル川の風景です。


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下に下りて、そこからのイル川とクヴェール橋を眺めます。


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ヴォーバンの堰のアーチ状の水門越しに見たクヴェール橋です。


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ヴォーバンの堰の建物内は博物館のように彫刻も置いてあります。これは天使像ですね。


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窓越しにも大聖堂の姿を望むことができます。


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ヴォーバンの堰であまりの絶景に感動して、長い時間を過ごしてしまいました。
ようやく、建物を出ます。目の前には青空のもとにクヴェール橋の姿が見えます。


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小さな芽を吹きだした木が青空に美しく映えています。


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これがヴォーバンの堰の全景です。2階建ての要塞建築で、13のアーチ状の水門を持ち、屋上には展望テラスがあります。でも、本当の主役はイル川の美しい水面ですね。


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また、イル川に沿って、旧市街に戻ります。


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歩き出して後ろを振り返ると、クヴェール橋の大きな塔が存在感を見せつけています。その後ろには、ヴォーバンの堰。また、来ることはあるでしょうか・・・。


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クヴェール橋がどんどん遠くなってきました。


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もう、お昼過ぎの1時半です。そろそろ、ストラスブールのランチにしましょう。もちろん、アルザス料理と、できれば配偶者のお許しをいただいて、アルザスワインをいただきたいものです。
この後は次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールの美味しいタルト・フランベを初体験

ヴォーバンの堰からのストラスブールの絶景を十分に楽しんだところで、そろそろお昼にしましょう。プティット・フランスの中心の方に移動します。建物にトンネルのような通路が抜けています。いかにも昔の街らしい風景です。


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レストランの並ぶ通りにやってきました。ちょうどお店がありますが、閉店中のようです。


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これから何を食べるかということですが、友人からの情報で、ストラスブールのタルト・フランベが美味しいとのこと。どうもピザのようなものみたいです。ということは窯がなければ提供できないはずで、どのお店にもあるというわけにはいきませんね。昨夜の散策の折に目を付けておいたお店に行きます。この辺りでしょう。


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好天の土曜日とあってか、どっと繰り出した観光客で、どこのお店の前のテーブルも賑わっています。が、その狙いのお店の前は誰もいません。ちょうど日陰になるせいなのかもしれませんが不安です。でも、思い切って入ります。お店の中もガラーンと空いていますが、お店はやっているようです。


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このレストランはアルザス料理のLe Thomsienというお店です。


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注文を取りにきたお店のスタッフにタルト・フランベはあるかと訊くと、色んな種類のタルト・フランベがメニューにあるとのこと。もっとも一般的そうなものを注文すると、お店の奥の厨房で調理が始まったようです。


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saraiは、最後の最後までアルザス・ワインにこだわってみます。まずはワインを飲みながら料理を待ちます。


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料理が運ばれてきました。出されたタルト・フランベは思った通り、見た目はピザです。でも、生地が紙のように薄い!ベーコンと玉ねぎとチーズのみで、トマトやオリーブオイルはつかっていないようです。木のヘラの上に載せられて出てきましたが、30センチ四方はあると思われる大きさです。


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まずは、食べてみましょう。初体験です。


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これが、なんとも美味しい。完食です。
美味しいレストランなのに、何故かお店は空いたままです。


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空いているというよりも、誰も客がいません。謎です。


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saraiがリンゴのソルベを食べようよと言い、配偶者もお付き合いしてくれます。


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これもまたまたたっぷりの量ですが、saraiが配偶者の分も手伝って完食。美味しかったです。

残された時間は後少々。観光客でごった返す中を、聖トーマ教会堂に向かいます。


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聖トーマ教会堂の近くまで来ました。


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聖トーマ教会堂の全景が見えます。


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すぐ下で見上げると大きな建物です。壁の石がモザイクのようになっています。ここも戦災で再建したんでしょう。


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内部にはいると、天井のリブ・ヴォールトと束ね柱が目にはいります。典型的なゴシック様式です。13世紀にゴシック様式に改装されたそうです。


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この聖トーマ教会堂で有名なのは、パイプオルガンです。1778年にモーツァルトがここで演奏会を開き、パイプオルガンの音色を絶賛したそうです。また、ノーベル賞を受賞したシュヴァイツァー医師もこの教会で助任司祭を務め、「このオルガンでバッハのフーガを弾くのは至上の喜び」とオルガンを讃えたそうです。そういうわけで、オルガンの鍵盤の両側にお二人がいました。


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これがパイプオルガンの本体です。バラ窓の前に鎮座しているので、逆光になって写真がぼんやりになってしまいました。このパイプオルガンはストラスブール出身の世界的に名高いヨハン・アンドレアス・ジルベルマンが制作したものです。ジルベルマンは楽器製作で名高い家系の出身で、父アンドレアスも叔父ゴッドフリードも高名なパイプオルガン制作者。ジルベルマンの名を冠するパイプオルガンは色々な教会で見られます。この名高いオルガンの音色が聴けなかったのが残念。


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側面にも綺麗なパイプオルガンがありましたが、これは関係ありませんね。


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正面奥の祭壇には、彫刻の墓石があります。ルイ15世のもとで軍功を上げたサックス元帥の墓石です。中央に立っているのが元帥です。ルイ15世が制作を命じました。


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バラ窓の方向に見た豪華な内部空間です。


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パイプオルガンの上にあるバラ窓です。


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側面のステンドグラスもお洒落です。


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ところで、この聖トーマ教会堂は建物だけが有名なわけではありません。ルターのヴィッテンベルク、ツヴィングリのチューリッヒと並び、16世紀、宗教改革の中心でした。その中心人物はマーティン・ビューサーで、彼がこの聖トーマの参事会会長に就任し、宗教改革に取り組みました。聖トーマ教会堂は彼の功績とともに歴史に名前を残しています。
残り時間は僅かですが、もう少し、散策を続けましょう。この後は次回で。




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ラインの旅:フランス編~ストラスブールの楽しい散策も完了

聖トーマ教会堂をじっくりと見て、イル川沿いの道に出ました。緑色の水面は綺麗です。


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橋が見えてきました。橋の袂にはサン・二コラ教会が見えます。


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イル川沿いの道は木立に囲まれた可愛い並木道です。


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橋に近づくと、ちょうどトラムがやってきました。このトラムに乗るとホテルまで楽に戻れますが、まだ少し時間があるので、ぎりぎりまで美しいストラスブールの街を歩きましょう。


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足は大聖堂に向かってしまいます。尖塔が建物越しに見えてきました。


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もう一度大聖堂を見にいきます。正面に巨大な大聖堂の建物が迫ってきます。何度見ても迫力ありますね。


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もう一度大聖堂に行くことにしたのは、後陣の美しいステンドグラスの写真がちゃんと撮れていなかったからです。ついでに正面の3つの扉の装飾も吟味します。同じような美しい彫刻装飾が施されていますが、3つのグループが競い合って制作したそうなので、その違いを見極めましょう。しかし、どれも同じ様式で統一的に作成されていて、見分けが付きません。せいぜい、登場人物の違いと中央扉が大きいことぐらいでしょうか。技の卓越した職人芸術家がたくさんいたようですね。


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美しいステンドグラスです。後陣のステンドグラスは19~20世紀と新しいものだそうです。


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確かにこういう抽象的なデザインは新しいものですね。


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一方、バラ窓のステンドグラスはゴシック期を代表するものです。1284~1318年に大聖堂の建築を監督したエルヴィン・フォン・シュタインバッハが制作したものとされています。16花弁の美しいステンドグラスです。


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側廊上部にあるステンドグラスはとても綺麗です。これはゴシック期のものでしょうか。


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実に見事なステンドグラスが並んでいます。


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束ね柱の向うには、美しいパイプオルガンが見えています。このオルガンは15世紀に作られたものですが、18世紀になって、聖トーマ教会堂のパイプオルガンも手がけたヨハン・アンドレアス・ジルベルマンが改造しました。


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十分に大聖堂の復習も終えました。思いがけず美しい街に出会え、まだまだ心残りですが、この旅で1日限りのフランス滞在もこのあたりで切り上げましょう。ホテルに向かって、戻っていきます。
途中に新教会の堂々たる建物もありましたが、外から眺めるだけにします。


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クレベール広場に出ました。クレベールはナポレオンの配下で活躍し、エジプトでヘリポリスを奪還したこともある総司令官。1800年にエジプトで戦死しました。1840年、アルザス出身の彼の栄光を称えて、この広場を『クレベール広場』と呼ぶようになりました。傍らにスフィンクスが横たわっているのも、彼の経歴をふまえているんですね。


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このクレベール広場からトラムに乗って一駅分移動し、イル川の運河を渡ります。


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これがイル川の運河です。本流のほうが綺麗なようです。


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ホテルで荷物を受取り、駅に向かいます。ほんの1日の滞在とは思えないほど、ストラスブールの街からは生涯忘れ得ぬ記憶が強く頭に刻み付けられました。



次回を読む:10~11日目:ストラスブール~ベルン~チューリッヒ

前回を読む:9日目:マインツ~バーデン・バーデン~ストラスブール





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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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