
すぐに駅前広場に到着。

駅の横手にトラム乗り場があります。市内のトラムはA~D線の4ラインがありますが、D線に乗っていきます。ストラスブールのトラムは低床式の最新式のトラム。カッコいいですね。

トラムのチケットは、乗り場の前の自動販売機で購入します。自動販売機までカッコいいですね。

購入したのは24時間券です。明日もずっと使えますから、便利です。1人3.6ユーロなので、お得です。

トラムに乗って、3駅目の旧市街のブログリ(Broglie)駅まで行きます。そこからはホテルでもらった分かりやすい地図を片手に歩きます。
ブログリ駅から大聖堂通りを真っ直ぐに進みます。大聖堂の尖塔がちらりと顔をのぞかせています。

5分ほどでノートルダム大聖堂Cathédrale Notre Dame de Strasbourgに着きました。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

ケルンの大聖堂で度肝を抜かれたばかりですが、このノートルダム大聖堂も凄い。天を突き刺すかのように巨大で、繊細な美にあふれた尖塔に圧倒されます。

扉の周りの柔らかい襞の彫刻も美しい。

尖塔の真下から見上げますが凄い迫力です。しかし、この大聖堂も尖塔は1本しか見えません。正面に回ってみましょう。ケルンの大聖堂の失敗を思い起こします。

正面から見ると、この大聖堂の凄さが本当に分かります。ともかく、とても美しい。その上、巨大です。尖塔は1本だけでした。未完に終わったのですね。未完だけど、完成された美にあふれています。赤色砂岩で作られた典型的なゴシック建築です。赤い石の色が印象的で、全体がバラ色に輝いています。「バラ色の天使」と呼ばれているそうです。

大尖塔下部の美しい彫刻を施した石壁はとても石の細工とは思えない見事なもので、彫刻に携わった職人の腕前と労力にはただただ驚くばかりです。これこそ、まさに美の殿堂と言えるでしょう。呆然として、配偶者と黙って尖塔の前に立ち尽くしていました。

内部に入ると、ゴシック建築特有の高い天井と、暗く広い空間が広がっています。

内陣のステンドグラス、見事です。ここのステンドグラスは12世紀、900年ほど昔に作られたものです。

側面の壁の高い所にあるパイプオルガンもとても美しいものです。周りには美しいステンドグラス。

バラ窓も素晴らしい! 夕日を受けて、明るく輝いています。

内部の彫刻もとても美しい。これも12世紀のものです。

側面のステンドグラスです。何と色彩豊かなんでしょう。

ステンドグラスの美しいこと、あっけにとられるだけです。配偶者から、ほらねって言われます。もちろん、昨日見たマインツの教会のシャガールのステンドグラスと比較してのことです。確かにこのストラスブールのステンドグラスは天国的に美しく、saraiもぐうの音も出るものではありません。しかし、比較するレベルが違うんじゃないの? この素晴らしいステンドグラスに比肩できるものが世界中にどれほどあるでしょう。
もう少し、この美しい空間で心穏やかな時間を過ごしましょう。
次回も夕刻のストラスブール散策を続けます。
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