秋の京都は今、絶好の天気。いつもながら、配偶者の晴れ女ぶりは無敵です。
今回は京都の町の中心に位置する超最新の町家ホテルに滞在中。どこに行くにも交通至便です。今回の京都の旅は予約必須の特別拝観の名所を尋ねます。まず、初日の今日は憧れの桂離宮を尋ねます。予約開始とともに数か月前に予約しておきました。予約申し込みは抽選ですが、当時はまだまだコロナ禍だったためか、スムーズに予約できました。朝11時からの拝観なので、比較的ゆっくりと10時少し前にホテルを出ます。阪急、バスを乗り継ぎ、最後は10分以上歩いて、拝観開始30分前に桂離宮に到着。
予約した拝観客はいくつかのグループに分けられて、ガイドツアーが始まります。我々は最初の11名のグループです。ガイドの方に連れられて歩き始めて、やがて、大きく複雑な形の池の周りに配置された庭園の中に足を踏み入れます。最初にその風景が目の前にパーっと広がったとき、一緒に歩いているメンバーはみな、ああっーと声を上げます。これまでの人生の中で一度も見たことのない美しい風景です。
広大な池の周りを巡りながら、その美しさのすべてを愛でていきます。

池の周りには数寄屋風の純日本風建築物が配されています。多くは茶室を備えています。これらの茶室や回遊式庭園はなんとすべて、月を愛でるために作られた宮家の別荘だったそうです。なんと風雅なことでしょう。今、季節は秋。この庭園も秋色に染まっていました。

今日のメインの予定はこれで完了。これ以上の美はないでしょう。それでも欲深いsaraiは京都の東山に移動して、智積院に長谷川等伯親子が残した日本美術の最高の精華を味わうことにします。これは予約不要です。観光客の増えた京都ですが、ここはそれほど混み合っていません。
宝物館に収蔵された長谷川等伯と夭逝した子の久蔵の障壁画をsaraiと配偶者で独り占めして鑑賞しました。残念ながら、障壁画は色落ちして、描いた当時の豪華絢爛な鮮やかさは想像するしかありません。25歳の久蔵が描いた桜図、その久蔵が26歳で急逝した翌年に父長谷川等伯が哀惜の情を振り切って、あるいはその死に手向ける思いを込めて描いた楓図の2枚の障壁画が並んで展示されていました。ずーっと前から、いつかは見たいと念願していた作品をたった二人だけで鑑賞できて本望です。写真撮影禁止なので、ここに掲載できません。
名勝庭園のある講堂に移動すると、庭園を鑑賞する大広間になんと先ほどの桜図と楓図の復元画が襖絵になっています。往時の姿の一端が垣間見えます。それにここは写真撮影ができるようです。どうぞ、ご覧ください。手前が楓図、その先に続くのが桜図です。

京都駅で夕食の食材を買い込んで、ホテルに戻ります。あー疲れた! 今日は1万5千歩も歩きましたからね。
今日は超短い記事ですが、なにとぞ、ブログランキングのポチ、よろしくね。明日も特別拝観の旅が続きます。
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テーマ : 国内、史跡・名勝巡り
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