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狩猟の館、モーリッツブルグ城:SLに乗車して、いざ、モーリッツブルグ城へ

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/1回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日の夜はオペラが控えているので、さっと観光にと思っています。モーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館に出かけることにします。実はバスで行くのが早くて便利なのですが、森の中を走るSL(レースニッツグルンド鉄道Lößnitzgrundbahn)があるというので、海外でのSL初体験といくことにしましょう。普段は日本ではさほどSLに興味を示すわけではないsaraiですが、海外というと何か気がそそられます。

とりあえず、ホテルで朝食をいただきます。

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気持ちのよい朝食ルームです。

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さあ、出かけましょう。ン?怪しげな空模様・・・悔しいけど傘を持たなければ。

まずはSLの起点のラーデボイル・オスト駅Radebeul OstまでSバーンの電車で行きます。Sバーンの駅ドレスデン・ミッテ駅Dresden Mitteまでホテルから歩いても10分足らずです。まずはこの駅で今日1日有効な1デイチケットを買わなくてはなりません。自動販売機が見当たらないので、キオスクで購入。

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プラットホームに上がると、そこに自動販売機があります。そんなもんですね。

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Sバーンは少し遅れるものの20分くらいでラーデボイル・オスト駅に到着。すると、停車しているSLが目に入ってきます。それっとばかりにSLに向かって急ぎます。

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機関車に乗っている運転士のかたがにこやかに迎えてくれます。

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意外なことにどの車両もがらがら。2時間に1本しかないのにこれでいいのかしら? 
ともあれ、簡素な車内の席にゆったりと座ります。

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発車時間になると、SLが出発。構内には別の機関車も停車しています。

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楽しい蒸気機関車の旅が始まります。



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狩猟の館、モーリッツブルグ城:SLでモーリッツブルグ駅に到着

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/2回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館に出かけることにします。森の中を走るSL(レースニッツグルンド鉄道Lößnitzgrundbahn)で目的地に向かいます。このSLはずーっと今まで現役で走っていたらしいのですが、最近は観光ブームでますます人気が出てきたようです。日本でも蒸気機関車になど興味を示さない我々だすが、旅となると反応してしまうんですよね。

まずは、市街地のなかをまるで路面電車のように進んでいきます。しばらくすると新緑で美しい森や小川のなかを走ります。テントをはりアウトドアライフを楽しんでいる人達もいます。

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発車してしばらくすると車掌さんが検札に周ってきます。ドレスデン近郊用の1デイチケットでは駄目とのことでSL用のチケットを車掌さんから購入します。印刷されたチケットにボールペンでチェックを入れるだけの簡易なものです。

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秀逸なのはこのチケットの裏面。SLの綺麗な写真と路線図が印刷されています。このSLは我々が乗ったラーデボイル・オスト駅Radebeul Ostからラーデブルク駅Radeburgまでを結んでいます。我々はほぼ中間地点のモーリッツブルグ駅Moritzburgまで行きます。

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SLの各車両は連結部が通り抜けられるようになっていないのですが、車掌さんは体を連結部の外側を伝って、器用に移動していきます。

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停車中にsaraiも挑戦してみましたが、見るほどは難しいことではありません。ですが、走っているときはちょっとね・・・。
途中、大きな湖、ディッペルスドルフ池Dippelsdorfer Badeteichを通って、無事に30分でモーリッツブルグ駅Moritzburgに到着。
ここで降車しますが、SLはしばらく停車しています。saraiはSLと記念撮影。

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運転士のかたと何やら、たわいのない会話をしてsaraiはご機嫌です。

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まだ、SLは出発しないので、saraiと配偶者はSLの前でパチリ。

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駅舎を出ると、おじいちゃんに連れられた可愛い女の子と目が合います。ぬいぐるみを持って、ご機嫌の女の子は我々に笑いかけてくれます。

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駅を出ても、周りには城らしきものも何もない町並みです。よく見るとSHROSSという小さな標識があり、どうやら線路の脇の大きな道を前方に進むようです。小雨まじりの中、傘をさして歩き始めます。道は大きく左に曲がっていますが、そのまま進むと、やがて、大きな道にぶつかります。この交差点で見渡すと、ずっと右手遠くの方に大きな石造りの建物が見えます。きっと、あれがモーリッツブルグ城でしょう。

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お城に向かっていると、道に面したお宅のお庭でライラックが花盛りです。

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もうすぐモーリッツブルグ城です。



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狩猟の館、モーリッツブルグ城:お城の周りの湖を散策、そして、急遽、マイセンへ

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/3回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館に出かけることにします。森の中を走るSL(レースニッツグルンド鉄道Lößnitzgrundbahn)に乗って、最寄りの駅、モーリッツブルグ駅Moritzburgに行き、そこから、道標を手がかりにモーリッツブルグ城に向かいます。町の中はまだ、朝早いので、開いていませんでしたが、お店もちらほら並んでいます。小雨の中、歩くこと20分ほどで、湖の中に立つモーリッツブルグ城に着きます。

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入口の門を抜けていきます。

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お城に近づくと、なかなか、がっちりと堅牢な雰囲気のお城です。

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ここでお城を背にして、振り返ってみると、湖の先に一直線の道が町の中を抜けています。その先は地平線の彼方に消えています。

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森と湖の中の古城にはほとんど人もいなくて、なかなかの風情です。城の中にもはいりますが、中はこれというほどのことはありません。

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まだ、係りの人もいなかったので勝手に見て周りますが、有料だったのかな? お城の裏側の外に出ると、そこは湖の前です。

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湖に沿って、お城の回りをぶらぶらと歩きます。

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裏から眺めたお城の全景です。

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お城をぐるっと1周します。

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城は湖の中の島に立っているので、いい散歩道です。

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一周して元の表側に出ます。

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というところで、まだ、朝の10時頃。本来はこのままSLに乗ってドレスデンに帰って、街をぶらぶらしながら、夜のオペラに備えて、休養するところです。

しかし、ここは丁度、ドレスデンとマイセンMeißenの中間あたりなんです。同行しているsaraiの姉から、折角、ここまで来たのだから、マイセンを素通りってこともないでしょうとの要望。もう二度と来ないのだからマイセンに是非行こうよと言われ、やはりそうかな・・・と急遽行くことにします。

紅茶好きの配偶者としては真っ先にマイセンを訪問地に選ぶところですが、あえて行かないと決めてましたが、もろくもその決心は崩れます。ドレスデンからはモーリッツブルグもマイセンも同じ方向にあるので、ドレスデンまで戻らなくてもきっとマイセン行きのバスはあるはずだという配偶者の予想はズバリ的中。お城の前にあるバス停の時刻表を見ると、ドレスデン行きはもちろんですが、マイセン行きもあります。しかも、電車やバスが1日乗り放題の1デイチケットで乗れちゃうのです。ラッキー!とやってきたマイセン行きのバスに乗り込みます。



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マイセン:マルクト広場からアルブレヒト城へ

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/4回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館を訪れた後、急遽、マイセンMeißenまで足を延ばすことにしました。モーリッツブルグ城前のバス停でマイセン行きのバスを待っていると、時刻表通りにバスが到着。1デイチケットを運転手さんに見せるとそれでOKとのこと。このバスもがらがらです。このバスはドレスデンからマイセンを結ぶバスで観光用というより、地域の足という感じ。村々をくねくねと走り、次々に地元の方が乗降します。ザクセンの美しい森や村を通り抜け、ドイツの空気を満喫できます。いくつもの村を経て、大きなバスターミナルに到着。40分ほどの乗車です。運転手さんにマイセンはここでいいかと聞くと、陶磁器工房もここから近いとのこと。よく分からないままにバスから降りて、少し周りを歩くとすぐ近くにドイツ国鉄のマイセン駅があります。マイセンの街はここからエルベ川の橋を渡ったところです。
マイセンは、陶磁器で有名ですが、ドレスデンに領主が居を移してからは街としてはさびれました。しかし、マイセンの陶磁器は国を豊かにしたようです。まずは、高台に聳え立つお城を訪ねます。
エルベ川の向こうにアルブレヒト城Albrechtsburg Meissenが丘の頂きに見え、絵葉書のような景色です。

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エルベ川に架かる橋に向かって歩いていくと、だんだん、アルブレヒト城の姿が大きくなってきます。

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景色を楽しみながら、エルベ川の前に立ちます。ここからは素晴らしい景色が広がります。

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橋を渡り、そのまま進むと、ほどなく旧市街の中心です。街の案内板があります。

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とても小さな街ですね。街の中心のマルクト広場Marktplatzに向かって、路地を歩いていきます。

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マルクト広場に出ます。福音教会Frauenkirche Meißenがランドマークになっています。

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ここにツーリストインフォメーションがあったので、マイセンの地図をゲット。

このマルクト広場から石畳の道がくねくねとお丘の頂上のお城まで続いています。さあ、アルブレヒト城を目指して上っていきます。途中はマイセンの陶磁器ショップがいくつもあり、のぞきながら、ぶらぶら。少し、購入意欲にもかられますが、荷物になるので、とりあえず、ぐっと我慢。ほどなく、分かれ道。うろうろしていると、地元のおじさんがこっちだよとのこと。そうですね。外国の観光客が行くところは決まってますよね。急な坂道・階段をずんずん登っていくと、ようやく丘の上に到着。丘の上からはエルベ川とマイセンの街が見渡せます。

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塔門Torhausを抜けると、アルブレヒト城です。

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ここまで、息を切らしながら上ってきました。塔門の先を抜けると、マイセン大聖堂Dom zu Meißenが見えてきます。

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お城と教会がセットになっているんですね。見学していきましょう。



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マイセン:マイセン大聖堂とアルブレヒト城

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/5回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館を訪れた後、急遽、マイセンMeißenまで足を延ばしました。

マイセンの旧市街から丘の上にあるアルブレヒト城Albrechtsburg Meissenまで登ってきました。
お城と隣り合わせているマイセン大聖堂Dom zu Meißenです。

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この丘の上からはエルベ川を見下ろす風景が望めます。エルベ川のクルーズ船が停泊していますね。

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折角来たので、アルブレヒト城と大聖堂の内部をチケットを購入して、見学することにします。コンビチケットを購入します。

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まず、大聖堂の内部に入場。ゴシック様式の高い天井の空間です。

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大聖堂の内部は比較的、簡素です。ステンドグラスの美しさが印象的です。

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次にアルブレヒト城の内部に入ります。仄暗い広い空間広がっています。

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お城の中は壁画などの素晴らしい装飾が施されていて、今は博物館のようになっています。

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天井のアーチ状のヴォールトが見事です。

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お城には小部屋もあります。かつて、錬金術師のベドガーがこの城に幽閉されて、白磁のマイセン陶磁器を開発させられたことを思い起こさせます。

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ということで、ここでの見学は早々に終えて、本命のマイセン陶磁器工房に急行しましょう。



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マイセン:マイセン陶磁器工房で美味しいランチとアウトレット品購入

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/6回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館を訪れた後、急遽、マイセンMeißenまで足を延ばしました。

マイセンの丘の上にあるアルブレヒト城Albrechtsburg Meissenの見学を終えたところです。

次はいよいよマイセンに来た最大の目的、マイセンの陶磁器です。また、ここから歩くのも疲れるので、街を走るミニバスに乗ります。ここの丘の上から、先ほどの街の中心を経由して、マイセン陶磁器工房まで直接行けます。このミニバスはまさに観光用で街の狭い道をぐるぐる回り、街じゅうを走ります。南仏に行ったときによく乗ったプチトランを思い出します。ということでまっすぐ走るときの倍ほどの時間をかけて、陶磁器工房に到着。残念ながら、このミニバスは1デイチケットは使えません。3人で9ユーロです。

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陶磁器工房には工場に隣接して、陶磁器博物館のビルが建っています。壁面にマイセンのマークが並んでいます。

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入口ではマイセン陶器で作られたお馬さんがお出迎え。

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なんだかんだするうちにお昼も過ぎたので、まずはこのビルの上(多分4階)にあるレストランでランチを食べましょう。当然、ここではすべて、マイセンの食器が使われています。

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紅茶とスープをいただきます。食器だけでも豪華でしょう。これは一押しですね。

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これはダンプリンクのスープ。

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マイセン陶磁器のランチのメインは海老とヌードル。

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お腹も落ち着いたところで、いよいよショッピングモード。もちろん、ここの1階には、マイセン陶磁器の直売店があります。

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狙いはアウトレット品。それなりの割引価格になっていますが、元値が元値だけに庶民に手の届くものに絞って、物色。気に入ったものがあったので、これは2つありますかって、ショップのお姉さんに訊くと、ちょっと調べるから待ってねとのこと。しばらくたつと、そのお姉さんが「あるから、ちょっと待ってね」というので、ぶらぶらしていると、多分、隣の工場からと思いますが、工場の従業員らしいおばさんが持ってきてくれます。アウトレットはちょっとした傷物が多いのですが、これは工場で作りたての普通の新品じゃんと内心思います。それが割引価格なので、結構!結構!

購入したマイセン陶磁器はこの15年、我が家の普段使いの食器として活躍しています。



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ドレスデンのドイツ菓子の有名店クロイツカム

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/7回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館を訪れた後、急遽、マイセンMeißenまで足を延ばしました。

マイセンの丘の上にあるアルブレヒト城Albrechtsburg Meissen、そして、マイセンの陶磁器工房を訪問しました。

マイセン陶磁器(と言ってもケーキ皿2枚だけです)を手に入れたので、安心?して、帰途へ。もう、街の様子は分かったので、陶磁器工房のそばの一般のバス停(ミニバスではない)で待っていると、路線バスが来たので、駅に行くかと訊くと、OKとのこと。マイセンに着いたときは歩いて渡った橋をバスで楽チンでしかも1デイチケットで無料で渡ります。あっという間にマイセン駅に到着。

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しばらく待つとドレスデンに向かうSバーンの電車が来たので乗ると、あっという間に朝降りたラーデボイル・オスト駅を通過して、ドレスデン中央駅に到着します。
駅前に面白いお店が出ています。この時期が旬なシュパーゲル(ホワイトアスパラガス)のお店です。お土産に買って帰りたいですね。でも、生ものですから無理です。残念。

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まだ、夜のオペラには、時間があるので、ドイツ菓子の有名店クロイツカムKonditorei Café Kreutzkamm Dresdenに向かうことにしました。クロイツカムはバウムクーヘンやシュトーレンで有名ですが、以前、ミュンヘンに行ったときに、美味しいバウムクーヘンをこのクロイツカムでいただきました。そのときはそのミュンヘンのクロイツカムがてっきり、バウムクーヘン発祥のお店だと思っていました。今回の旅でそのクロイツカムの本店がドレスデンにあることを初めて知りました。これはどうしても行かねばということになったわけです。駅から旧市街に向かうトラムに乗るとすぐにクロイツカムに着きます。お土産のバウムクーヘンを買い、併設するカフェでバウムクーヘンとケーキをいただきます。

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これが店内の様子です。綺麗なお姉さんがドイツ菓子を販売しています。

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美味しいケーキを食べて満足です。お店を出るとすぐそばにあったチョコレート屋さんも美味しいチョコレートを置いています。驚いたことにここで販売しているモーツァルトのチョコレート(モーツァルトクーゲル)は見た目はそっくりですが、ここのオリジナルのチョコレートです。いいんですかねー?(後で調べてみると、オリジナルのモーツァルトクーゲルを作り出したザルツブルクの菓子舗フュルストはモーツァルトクーゲルに対する商標権を有していないため、夥しい数の模倣品が存在しているそうです。)

あっという間に時間が経ち、夜のオペラのための休養とドレスアップのために急いでトラムでホテルに戻ります。
ホテルでちょっとだけ休息します。

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しばしの休息の後、ドレスアップして、オペラハウスに向かいます。これこそ、今回の旅の一番の目的です。



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ゼンパーオーパーでグルヴェローヴァが迫真のルチアを熱唱・・・ただただ感動!

2008年5月5日月曜日@ドレスデン~マイセン/8回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの4日目です。

今日はモーリッツブルグ城Schloss Moritzburgというドレスデン郊外の狩猟の館を訪れた後、急遽、マイセンMeißenまで足を延ばしました。

マイセンの丘の上にあるアルブレヒト城Albrechtsburg Meissen、そして、マイセンの陶磁器工房を訪問し、マイセン陶磁器を手に入れたので、ドレスデンにとってかえします。

ドイツ菓子の有名店クロイツカムKonditorei Café Kreutzkamm Dresdenで美味しいケーキをいただき、いったん、ホテルに戻り、ドレスアップして、オペラハウスに向かいます。ドレスデンのオペラハウスはゼンパーオーパーSemperoper Dresdenという名前で呼ばれる建物ですが、第2次世界大戦の空襲で瓦礫になり、ドイツ人の執念で再建された記念碑的な建物です。
トラムを降りて、歴史的なバロック建築物群の中を抜けて、ゼンパーオーパーに向かいます。
これはツヴィンガー宮殿 Dresdner Zwingerの陶磁器コレクションPorzellansammlungのある建物の時計とマイセン磁器のカリヨン(鐘)です。

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これはツヴィンガー宮殿の中庭からアルテ・マイスター絵画館 Gemäldegalerie Alte Meisterを望むところです。

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これはドレスデン城 Residenzschlossです。

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そして、ゼンパーオーパーの前に到着。

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そもそも今回のドレスデンへの旅はほぼ1年前に計画を始めましたが、その大きな目的がこのゼンパーオーパーでオペラを見ることにありました。5月の連休の公演予定を調べているとなかなかよい演目がありません。それはそれで航空チケットだけを手配後に再度、公演予定を見ると、驚いたことにドレスデンを離れる予定だった5月5日に素晴らしい公演が予定されています。これは何とかしないといけないということで、航空チケットを再手配し、スケジュールを1日延ばすことにしたわけです。それだけ楽しみにしている今回の旅の最大のハイライトです。オペラのチケットは流石に1年前に予約するときはまだがらがら状態。きっと世界のオペラファンが気がつく前に手配できたんでしょう。なおかつ、S席が約8千円。日本では考えられない低価格です。
これがそのチケット。2列目の中央です。

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さて、このゼンパーオパーに入館後、なかなか、ホール内の座席へのドアが開かれません。開演15分ほど前にようやくドアが開き、内部にはいると、美しい装飾で驚きます。これらはすべて修復されたものでしょう。

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見上げると素晴らしい天井ドームです。吊り下げられたシャンデリアが輝いています。

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これがステージ。これも素晴らしい装飾です。

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ステージの上方には美しい絵が描かれています。

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saraiが座る2列目の席は何と最前列なんです。

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開演時間になると、スーツ姿の人がステージに現われ、ドイツ語で何か話し始めます。もちろん、ちんぷんかんぷんです。途中、観客から笑いがわきおこりますが、まったく状況がわかりません。ところが、話が終わると、観客が皆、席を立ち始めます。どんどん、人がいなくなります。事ここに至ると、さすがにsaraiもあせります。今日は公演キャンセルかと、観念の気持ちもよぎります。すると、saraiの気持ちを感じたらしく、配偶者が突如、後ろを振り向き、後ろの客席にいたドイツ人に「どういうことなのか?」と訊いてくれます。すると、何かのトラブルでオーケストラの到着が遅れ、開演が30分遅れるとのことと英語で教えてくれました。
30分後、無事にオペラが開演し、一安心。今日は会場に来て初めて、分かりましたが、コンサート形式といって、歌手が舞台衣装をつけずに、舞台装置もなしで、オーケストラの前で、歌うだけのものです。それはそれで、今回は素晴らしいソプラノ歌手、エディッタ・グルヴェローヴァが出演するのが楽しみだったので、そんなに問題はありません。逆にオペラが始まると、いつもオーケストラの向こうで歌っている歌手がステージの一番前で歌うので、すごい迫力です。席も最前列だったので、ほんの2~3メートル先で歌手が歌い、グルヴェローヴァのソプラノの声は耳が痛いくらいです。今日のオペラは昨年のウィーンのシュターツオーパーで聴いたのと同じドニゼッティの「ランメルムーアのルチア」でルチアを歌うのも同じグルヴェローヴァです。昨年と違い、彼女は今回は絶好調。有名な狂乱の場は生涯で2度と聴けないような素晴らしい歌唱でsaraiは涙が出るほどの感動!! 会場もものすごく盛り上がり、全員総立ちのスタンディングオベーションです。めったにあることではありません。配偶者はいつもの調子で近くのドイツ人の紳士と「すごかったですね」と握手を交わしています。感動の余韻を残しながら、トラムでホテルに戻ります。もう、この旅で思い残すことはないと思いながら・・・



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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