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ドレスデンを出発。国際列車でプラハへ。

2008年5月6日火曜日@ドレスデン~プラハ/1回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの5日目、最終日です。

ドレスデンでの日程は既に昨日で終え(充実した4日間でした!ドレスデンは想像した以上に素晴らしい街でした)、今朝、列車(EC:ユーロシティという国際列車)でプラハに移動します。
まずはホテルをチェックアウトします。このホテル(Artis Suite Hotel)で4泊しましたが、トラムやSバーンの駅に近く、街の中心や中央駅へも10分~15分くらいで、便利でした。また、ホテルの名前のとおり、部屋も非常に広く、簡易キッチン付きで、快適でした。ただひとつの難点はバスタブなしのシャワーだけだったこと。交渉しましたが、バスタブ付きの部屋には代えてもらえませんでした。ホテルの前で記念撮影。saraiと配偶者、そして、saraiの姉の3人です。

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さて、ここでいつもなら、トラムでドレスデン中央駅に向かうところですが、大きなスーツケースを持っての移動なので、同行者の希望もあり、タクシーを呼んでもらいます。これから向かうプラハと違って、ドレスデンはタクシーが使いやすくていいですね(不正運賃請求とか、気にしなくて済む)。もう、何度も通った道で見慣れた風景が通り過ぎ、すぐに中央駅に到着。
駅舎に入ると、当時、ドレスデン国立歌劇場の音楽監督になったばかりのファビオ・ルイージの大きなポスターが掲げられています。期待の大きさと人気が感じられます。(15年後にまさか我がN響の首席指揮者になるとは想像できませんでした。)

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まだ、乗車予定のECの出発時間まで少しありますが、とりあえず、プラットホームに移動しようとすると、同行者が「ドレスデンが気に入ったので、是非、ドレスデンの名所の入った来年のカレンダーがほしい」とのことで、駅の中の本屋さんを物色し、無事にゲット。これでドレスデンでのショッピングは本当に完了。
さて、乗車予定のECのプラットホームを探しますがなかなか見つかりません。ドレスデン中央駅はSバーンの線路を除き、ターミナル駅の形式になっています。ヨーロッパの主要な駅はたいてい、そうですね。そのターミナル駅のプラットホームの番号を探しても、ECが発車するホームの番号がないんです。で、よくよく、見回してみると、ありました。その番号のホームはこっちだという表示です。でも、それだと、駅から出てしまいそうですが、とりあえず、大きな通路を通って、そちらに行くと、ターミナル駅に隣り合ったホームがあります。このホームはまだ新しいらしく、広い階段はありますがエスカレータもありません。重いスーツケースを持って、上る気もしないので、探してみると階段の反対側にエレベータがあるので、きっと、これでホームに出られそうです。やっと、ホームに辿りつきます。

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このドレスデン中央駅はターミナル駅をSバーンの通過駅と長距離列車用の通過型駅がサンドイッチのように挟んだ形式の駅だったんです。ライプツィヒやフランクフルトやベルリンなどから来るICEがドレスデンが終着駅の場合はターミナル駅に、さらに南のほうに向かう列車は通過式の駅ということではないかと推測しています。
この通過式のプラットホームはまだ新しそうですが、それでもエスカレータもないのはおかしいと思い、ホームの端まで行ったら、端のほうにはエスカレータがありました。まだ、全体に整備中なんでしょうか。
そうこうしているうちに、ECが到着します。このECはベルリン発で9時過ぎにドレスデンを通過し、11時過ぎにプラハを経由し、最終的にブダペストまで行く長距離国際列車です。しかし、はいってきた列車はライプツィヒ往復で乗車したICEとは違い、外見の見栄えが少しもよくありません。

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少し、がっかりしながら、重いスーツケースを持ち上げて、乗車します。乗車後、まだ、発車までに時間があるので、ECを外部からチェックしてみます。長距離列車なので、食堂車が連結されています。この食堂車の表示が面白いことに気が付きます。まず、これは英語表記。

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次はフランス語。

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次はイタリア語。

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もちろん、ドイツ語もあります。

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次はハンガリー語。

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流石に国際列車ですね。あれ、チェコ語がありませんが、多分、見落としたんでしょう。

さて、再び、座席に戻ります。予約していたのはセカンドクラスのコンパートメント。ファーストクラスにしてもよかったのですが、ライプツィヒ往復のICEと違い、往復ではないので、割引運賃がないので節約したわけです(多分、割引運賃はあった筈ですが、saraiの旅の技術がまだ未熟だったようです)。それに国際列車といっても、乗車時間はわずか2時間ちょっとです。乗り込んだ列車は空いていて、3人でコンパートメント(6人がけ)を独占できて快適です。

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出発した列車は最初、エルベ川沿いに走ります。

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saraiは初めての国際列車で国境を越えます。短い鉄道旅ですが、楽しみです。



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プラハに到着

2008年5月6日火曜日@ドレスデン~プラハ/2回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はドレスデンの5日目、最終日です。

ドレスデンでの日程は既に昨日で終え、今、EC(ユーロシティ)でプラハに向かうところです。
ドレスデン中央駅を出発したECは数日前にエルベ川の船旅を楽しんだピルニッツ宮殿のほうに向かいます。エルベ川の眺めを最後にまた楽しめます。ところで、今回のドレスデンの旅では、ザクセンスイスSächsische Schweizという景勝地を訪れることも検討していました。結局、最後には、何とかスイスっていうのはスイスに比べるとたいしたことはないだろうと思ったことと結構標高の高い所まで行くので、いかにも交通の便が悪そうなので断念しました。このザクセンスイスが列車から見られそうなので、それでよしということでもありました。エルベ川沿いをずい分走ったところで、それらしい切り立った岩が連なるところが車窓に眺められます。これがザクセンスイスなのでしょう。

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残念ながら、車窓からの眺めはそれほどのものではありません。行かなくて正解だったのか、列車からの眺めはよくなかったのか、どっちだったんでしょう? 

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そのあと、少し、山間部を走り、チェコに入ってからはヴルタヴァ川(モルダウ川)沿いを走ります。ヴルタヴァ川はエルベ川の支流です。川沿いの丘の上には城が点在しています。眺めを楽しめる区間です。そこで、車窓が眺めやすい食堂車に移動し、プラハ到着の直前まで、座り込みます。

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オーダーしたのは3人でケーキ1つとコーラ・スプライト・缶紅茶だけです。ケチな客ですね。

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ECは国際列車ですが、EU国間の移動なので出国や入国などの面倒な手続きはなく、国境通過を意識することもありません。ただし、車掌などの乗務員は国境の街で交代します。日本人にとっては、これも面白い光景ですね。

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さて、時間的にプラハ到着の時刻ですが、いつまでも、ヴルタヴァ川沿いの田舎が続き、街らしい街になりません。今回のプラハで降りる予定の駅はホレショヴィッチェ駅Praha-Holešoviceです。プラハには主要な駅が6つあるとのことで本当はプラハ本駅PRAHA HLAVNÍ NÁDRAŽÍ(略して、PRAHA hl.n.)に行きたかったのですが、DB(ドイツ国鉄)のサイトでは、いくら指定しても、ドレスデンからはプラハ本駅に直接も間接も行かせてくれません。おかしいと思い、ずい分、調べたところ、ドレスデンからプラハ本駅に行く列車もありますが、それはプラハが終着の列車で、普通はsarai達の乗った列車のようにプラハを通過する列車(ブダペスト行きでした)で、プラハ本駅には行かずに、少し、町外れのホレショヴィッチェ駅だけを通過します。本駅に行きたければ、ここで地下鉄に乗換えて、10分ほどで本駅に着きます。そういうわけで、プラハの街の中心まで行かないので、ホレショヴィッチェ駅に到着する最後の最後まで、街らしい街の風景にならなかったわけです。

ホレショヴィッチェ駅に到着し、ホームに降り立ちます。そう立派でもないホームで、どう見てもエレベータとかありそうにありません。すると、ベビーカーを押す女性がホームを歩いていきます。よし、着いていこう。ですが、その先には、どうみても階段しかありませんが? えっ、そうだったんだ。階段には、エスカレータはありませんが、スロープが付設しています。重いスーツケースを担ぐことなく、無事に駅を出ることができます。
プラハで泊まるホテル(Absolut Design Hotel、現在はAbsolutum Wellness Hotelという名前に変わったようです。)はこのホレショヴィッチェ駅のすぐ近くのところです。荷物を持って、移動したくなかったこと、プラハのタクシーは不正運賃請求の噂があること、プラハ本駅のあたりは治安が悪そうなこと、プラハ空港へのバスはこのホレショヴィッチェ駅から出ること、ホレショヴィッチェ駅から街の中心へは地下鉄でもトラムでも10分から15分で行けて、本数も多いこと、等々を考慮した結果、ホテルを当初予約したプラハ本駅近くのホテルから変更したのです。一応、デザインホテルを謳っているので、それなりに期待できます。
さて、駅から、ホテルに向かいますが、まずは地下道を通って、バスターミナルに向かいます。駅からは地下道はスロープになっていて、しめしめ。ところが最後にバスターミナルに上がるところは階段のみ。観念して階段を重い荷物を抱えあげました。バスターミナルからはホレショヴィッチェ駅の駅舎が見えています。

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ここから見渡すと、丁度、駅の反対側のほうに目指すホテルが大きな道の向こうに見えます。あとは平坦な道をスーツケースを押して、ホテル到着。ご苦労様!! プラハもタクシーを何とかしてほしいね。
無事にホテルにチェックインします。

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あとで調べたら、駅とホテルは地下鉄のホームを経由することでエレベータとエスカレータ利用であんな苦労せずに移動できることが判明。帰りは楽チンでした。ただ、エレベータはボタンを押し続けていないと途中で止まってしまうのには驚きましたが・・・
なお、このとき、ホテル前の砂利道を重いスーツケースを押したためにスーツケースのキャスターのひとつが壊れ、回転しなくなり、この後、スーツケースを移動させるのに苦労することになります。(修理してもらいましたが、キャスター交換で3000円でした。)
いよいよ、プラハの街に出かけます。まだ、12時前です。



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初めてのプラハ:ヴァーツラフ広場を散策

2008年5月6日火曜日@プラハ/3回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はプラハの1日目です。

ドレスデンから鉄道でプラハのホレショヴィッチェ駅Praha-Holešoviceに着き、駅近くのホテルにチェックインしたところです。
ホテル(Absolut Design Hotel)の部屋を一通り、チェックします。まあ綺麗な部屋ですが、デザインホテルってほどではないなという印象です。

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でも、ネットでの予約時に指定しておいた通り、バスタブ付きの部屋で安心。ドレスデンのホテルでも、事前に指定しておけばよかったと後悔します。
まだ、12時前。早速、ホテルから出発。すぐ前の大通りを渡ったところが地下鉄のホレショヴィッチェ駅です。トラムやバスの停留所もありますが、まずは地下鉄に乗って、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを目指します。そのためにはチケットが必要と自動販売機に向かいますが、操作がよく分からん! あたりを見て回ると、販売窓口があるので、そこで1デイチケットを購入。

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地下鉄のホームに降りていくと、なかなか立派なホームでびっくり。

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ほどなくやってきた地下鉄の電車も立派です。感心しながら、10分ほど乗って、プラハ本駅PRAHA hl.n.の次の国立博物館Národní muzeumの下車駅のムゼウム駅Muzeumで降ります。地上に上がると、見慣れた?ヴァーツラフ広場の景色が目に飛び込んできます。初めてのプラハですが、ずい分、テレビでも紹介されることが多いので、何だか、初めてって気がしません。昔、ソ連軍の戦車にチェコの自由化の運動が封じ込められたことでも印象の強いヴァーツラフ広場(通り)を歩きます。いかにも慣れた?様子でずんずん歩いていくと、俄かに雲模様が怪しくなってきます。同時に同行者が周りのお店の何かが目にはいったらしく、ここでいったんショッピングへ。何とここで同行者はドイツでも買わなかったヘンケルの刃物をゲット。
再度、歩き始めますが、ますます、雨が強くなり、お茶にすることにします。テレビ番組で草野満代さんがお茶していたホテル・エウロパHotel Evropaのカフェに向かいます。ホテル・エウロパが見つかり、そこのカフェに入ります。ここはアールヌーヴォ建築で有名なので、もちろん、室内に席を確保。シャンデリアが輝いていますね。

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まずは紅茶をいただきます。意外なことにオーストリアの老舗高級スーパーJulius Meinlユリウス・マインルのティーカップです。紅茶もきっとユリウス・マインルなんでしょう。ウィーンと同じとは・・・

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ちょっと、お腹も空いたので、飲み物だけでなく、オムレツなどの軽食もいただくことにします。まず、調味料セットが置かれます。

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次いで、オムレツやハムエッグですが、これがシンプルながら、なかなか美味しいんです。

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カフェの室内はほの暗く、20世紀初頭のお洒落な雰囲気です。

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外はヴァーツラフ広場沿いのオープンテラス席になっています。ホテル・エウロパの名前のパラソルが並んでいます。

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会計でちょっと大目のチップをはずんで、ウェートレスのお姉さんに喜ばれます。実はプラハに着いてすぐなので、コインが不足していて、貴重なコインを温存して、札でチップをはずんだだけなんです。それにプラハの物価は円に換算するとすごく安いので、札と言ってもたいした額ではありません。冷たい接客態度だったウェートレスのお姉さんのいかにも狂喜乱舞する様には複雑な思いにかられます。

外に出ると、もう雨は上がっています。このあとも急に降ったり、晴れたりと、何だか難しいお天気です。そういえば、ドレスデンでも、午前中は晴れ渡っていても、決まって、夕方には雨が降っていたような気がします。まるで熱帯の気候みたいですね。

次はここからそう遠くないところにある筈のミュシャ(ムハ)美術館Mucha Museumに向かいます。



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初めてのプラハ:ミュシャ美術館、市民会館(スメタナホール)

2008年5月6日火曜日@プラハ/4回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はプラハの1日目です。

初めてのプラハはまず、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを歩きます。小雨に降られて、避難がてら、有名ホテルのホテル・エウロパHotel Evropaのカフェでお茶とランチをします。アールヌーヴォ建築の佇まいを満喫したところで雨の上がったヴァーツラフ広場界隈を歩きます。
すぐ近くにあるこじんまりした美術館を訪れます。プラハの画家といえば、アルフォンス・ミュシャ。ミュシャ(ムハ)美術館です。ヴァーツラフ広場の通りから少しはいったところの建物の一角にあります。ミュシャの絵やポスターは日本でも、よく見ますが、ここでは、一通り、まとまって見られるのと、チェコ関連の絵が見られるのがポイントですね。それとなんと言っても、ミュージアムショップがなかなか充実しています。saraiもつい大き目のポスターを購入。持って帰るのが大変なのにね。もっとも、ポスターお持ち帰り用の筒も販売しているので、これを買えば、比較的、持ち運びが楽です。ポスターの値段も内容とサイズを考えれば、まあまあリーズナブル。むしろ、帰ったあとでの額縁手配のほうが高くつきそうです。

購入したのは《黄道十二宮》です。1897年、ミュシャ36歳の作品です。雑誌《ラ・プリュム》のために描かれたカレンダーの原画です。これは本当に美しい作品です。パリ時代を代表する作品であるだけでなく、ミュシャの代表作とも言えます。saraiの最も愛するミュシャ作品です。

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我が家のオーディオルームの壁もご覧ください。左がミュシャの複写品を額装したもの。額装費用は複写品の価格の10倍以上かかりましたが、まるで本物のように見えます(笑い)。右はウィーン近くの街トゥルンにあるエゴン・シーレ・ムゼウムの小さなポスターです。非売品をおねだりして頂きました。絵はシーレの《ひまわり》。どれもsaraiの宝物です。

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このあと、いよいよ、プラハのメッカともいうべき旧市街広場Staroměstské náměstíに向かいます。
まず、saraiはのだめカンタービレのファンなので、あの指揮者コンクールの舞台になったスメタナホールSmetanova síňのある市民会館Obecní důmのほうにぶらぶら。だんだん、観光客の数も増えてきます。やがて、古色蒼然とした火薬塔Prašná bránaが目に入ります。火薬塔は15世紀終わりごろにプラハの旧市街の入り口として建てられた門です。17世紀に火薬置き場として塔を使ったので塔はその時代から火薬塔と呼ばれています。

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その火薬塔のお隣が市民会館の建物です。このあたりは共和国広場Náměstí Republikyで観光客の多い場所です。

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既に写真などでよく知っている市民会館の正面に立ちます。市民会館は1905–1911年に造られたアール・ヌーヴォー様式の建物です。人ごみを避けながら、記念撮影、パチリ。

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青空を背景に美しく映えています。

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ちょっと、中を覗いてみましょう。入口を入ると、正面が広い階段で、両脇にチケット窓口。なかなか重厚な内部です。

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ここにあるスメタナホールもミュシャの絵で装飾されているので見てみたいのですが、ここから先は進めません。念のため、今夜のコンサートをチェックしてみますが、いかにもレベルの低そうなコンサート(saraiの印象です。間違っていたら、ゴメンナサイ)なので、内部を見るためだけには無駄と判断し、さっぱりとあきらめます。プラハ交響楽団の本拠地なので、そのコンサートであれば、聴きたいところでした。
ここから、ウィンドウショッピングとかしながら、うろうろと歩きながら、旧市街広場に向かいます。



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初めてのプラハ:観光客で溢れている旧市街広場

2008年5月6日火曜日@プラハ/5回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はプラハの1日目です。

初めてのプラハはまず、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを歩き、有名ホテルのホテル・エウロパHotel Evropaのカフェでお茶とランチ、ミュシャ(ムハ)美術館Mucha Museumから、市民会館Obecní důmを巡り、そして、プラハのメッカともいうべき旧市街広場Staroměstské náměstíに向かいます。お店の立ち並ぶツェレトナー通りCeletnáをぶらぶらウィンドウショッピングしながら旧市街広場に歩いていきます。
ついに旧市街広場に到着。ヒエーという感じです。もう遠くから、人!人!人!という感じが分かります。大きな広場が人で埋め尽くされています。ドレスデンとは桁違いの世界の観光地ですね。それも、私たちには見たこともないような顔立ちも多く、もちろんわけの分からない言葉が飛び交っています。恐るべしプラハ!です。

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広場の中心には、チェコで尊敬されているヤン・フスの像Památník Jana Husa。

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後で知りましたが、このヤン・フスの像の裏が韓国テレビドラマの「プラハの恋人」に出てくる願いの壁だったんですね。もちろん、あれはテレビ用に特別に作ったセットなので、実際には、願いの壁はありません。

広場の周りには綺麗な建物が並んでいます。
手前が石の鐘の家Dům U Kamenného zvonu、奥がキンスキー宮殿Palác Kinskýchです。

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特徴的な姿のティーン教会Týnský chrámが特に印象的でした。ただ、その前に別の建物が邪魔しているため、ずい分、下がってもなかなか全容を撮影することは困難です。尖塔の上の部分だけを撮影します。

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これは広場の南側。左手奥はさきほど歩いてきたツェレトナー通りです。

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広場の北の奥には、聖ミクラーシュ教会Kostel sv. Mikulášeが見えます。

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広場の石畳には、銅板が埋め込まれています。プラハの子午線Pražský poledníkです。東経14度25分17秒だそうです。
聖母マリア記念柱の影がこの銅板に写るのが正午です。今は夏時間なので、正午ではなく13時に影が写るようです。もっとも、その聖母マリア記念柱はなく、記念柱の跡を示すものがあるだけです。(2020年に聖母マリア記念柱が再建されたそうです。)

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聖ミクラーシュ教会に近づいてみましたが、中には入れないようです。もう、教会の機能は果たしていなくて、コンサート会場になっているようです。

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これは旧市庁舎Staroměstská radniceです。後で見ますが、天文時計があるので有名です。

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この旧市庁舎あたりまで来ると、ようやく、ティーン教会の全貌が見えます。

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まあ、とりあえず、この旧市街広場は見たし、また、後で戻ってくることにして、プラハ土産とかのショッピングモードにはいることにします。狙いはボヘミアングラスとガーネット(1月の誕生石ってことです)あたりで最後の土産物調達です。旧市街広場の近くには、いくつか大きなボヘミアングラス専門のショップがあり、そこではガーネットを使った装飾品も販売されています。日本人のスタッフのいるショップもいくつかあり、そのひとつで、無事にそこそこの品物をゲット。もう少し、歩いていると、ブランドショップの集まっている通りを発見。ヴィトンとかグッチとか、たいていの有名ブランドはあり、しかもショップの規模もフランクフルトよりも大きいくらい。日本での事前情報では、プラハには、ブランドショップは余りないって聞いていましたが、とんでもない。思わず、高価なブランドのネクタイなんぞを同行者に買ってもらいました。ラッキー!



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初めてのプラハ:旧市街広場の天文時計と美味しいチェコ料理

2008年5月6日火曜日@プラハ/6回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日は最終目的地のプラハの1日目です。

初めてのプラハはまず、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを歩き、有名ホテルのホテル・エウロパHotel Evropaのカフェでお茶とランチ、ミュシャ(ムハ)美術館Mucha Museumから、市民会館Obecní dům、そして、プラハのメッカともいうべき旧市街広場Staroměstské náměstíと巡り、その後はショッピングモードに入っていました。
今日はずい分、歩きまわり、疲れてきて、そろそろ、夕食の時間でお腹が空いてきます。さらに空模様も変です。旧市街広場にお目当てのレストランがあるので、急いで戻ります。すると、一角に人だかりがあります。近くによると、皆が近くの建物の上のほうを見ています。これが有名な天文時計(プラハのオルロイPražský orloj)です。

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ちょうど、仕掛けが動く時間だったんですね。毎時、ちょうどの時間に時を告げると、12使徒の像が現れるようです。どうも、ヨーロッパの仕掛け時計はどこの有名な時計も、日本人の目から見て、そうたいしたことがないと思います。これもそれほどのことは・・・。それにちょうどショータイムが終わったところです。時計の上の2つの青い小窓はぴったりと閉じています。

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大粒の雨も降ってきたので、それどころではなく、レストランを探し、駆け込みます。広場の混雑に比べると、オープンテラスになった席はまだまだ空いており、なるべく、雨の影響のないお店近くの席を確保できます。お店のスタッフのお兄さんもとても愛想がいいです。まるでイタリアみたい。お店の名前はスタロミェストスカーStaroměstská restaurace・・・チェコ語は発音が難しいね。

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まずは飲み物。チェコと言えばビールでしょうが、saraiはやっぱり、白ワイン。配偶者はチェコだからと言ってビールを注文。ピルスナービールですね。

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ここで美味しいチェコ料理なるものをいただきます。
まずは少し濁ったコンソメスープ。ウィーン風ですね。

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これはどろっとしたポタージュのようなスープ。そうそう、オレンジジュースも美味しかったそうです。

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テーブルで寛いでいるsaraiと配偶者。

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これがレストランのテラス席の全貌です。

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肝心のメインの写真はありませんが、ドイツ料理のような、オーストリア料理のようなという印象です。
クネドリーキがもちもちとした食感で何とも美味しかったです。

ここでゆったりと食事しているうちに、あの激しい雨も嘘のようにあがってしまいます。
次の定時の天文時計ショーが始まろうとしています。観光客がたくさん集まっています。

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時計の右脇の骸骨人形がベルを鳴らそうとしています。

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ベルの音を合図に時計の上の2つの青い小窓が開きます。この小窓から12使徒が姿を現します。正面からでないと姿が見えませんね。

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まあ、それだけのことです。
今日の観光の最後はカレル橋Karlův mostに向かいます。



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初めてのプラハ:カレル橋からのプラハ城とヴルタヴァ川の美しい眺め

2008年5月6日火曜日@プラハ/7回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日は最終目的地のプラハの1日目です。

初めてのプラハはまず、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを歩き、有名ホテルのホテル・エウロパHotel Evropaのカフェでお茶とランチ、ミュシャ(ムハ)美術館Mucha Museumから、市民会館Obecní dům、そして、プラハのメッカともいうべき旧市街広場Staroměstské náměstíと巡り、ショッピングの後、旧市街広場のお目当てのレストランでチェコ料理のディナーをいただきました。
さあ、いよいよ、カレル橋Karlův mostとそこからのプラハ城Pražský hradの眺めを見に行きましょう。路地を抜けながら、ヴルタヴァ川Vltavaの方に移動します。途中、マレー広場Male namestiの一画に美しい壁面の建物があります(現在はハードロックカフェになっているようです)。

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やがて、カレル橋に到着。と、カレル橋越しに夕陽を背に受けて、夕空に暗く浮かび上がるプラハ城が見えます! ハァァァァ・・・ウッ美しいぃぃぃぃ。世界の人々が押しかけるのも納得の美しさです。

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カレル橋の上から、プラハ城とは反対側の今、歩いてきた方を振り返ります。旧市街橋塔Staroměstská mostecká věžなどが夕日を浴びて、輝いています。

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カレル橋の上からのヴルタヴァ川の眺めです。何と美しいのでしょう。

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暮れなずむ空に黒いシルエットになるプラハ城の姿。どこか哀愁を感じます。

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夕日に明るく映えるカレル橋はまだまだ賑やかです。

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もう夜の8時近くですが、まだまだ明るいです。もう少し、夕闇のカレル橋を感じられるまで粘ってみましょう。



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初めてのプラハ:街灯の灯ったカレル橋から夕闇に浮かび上がるプラハ城

2008年5月6日火曜日@プラハ/8回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日は最終目的地のプラハの1日目です。

初めてのプラハはまず、街の中心のヴァーツラフ広場Václavské náměstíを歩き、有名ホテルのホテル・エウロパHotel Evropaのカフェでお茶とランチ、ミュシャ(ムハ)美術館Mucha Museumから、市民会館Obecní dům、そして、プラハのメッカともいうべき旧市街広場Staroměstské náměstíと巡り、ショッピングの後、旧市街広場のお目当てのレストランでチェコ料理のディナーをいただきました。
そして、カレル橋Karlův mostとそこからのプラハ城Pražský hradの眺めにうっとりとしているところです。
その美しさに見とれながらカレル橋の上をウロウロ。それにしても、カレル橋の上から見るヴルタヴァ川の美しさは心に沁みてきます。

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写真や映像では、この雰囲気は絶対に分からないと思います。心の底に深く刻み付けておきましょう。

カレル橋には左右の欄干に15体ずつ、計30体の聖人像が置かれています。
なかでも印象的なのがこれ。聖ヤン・ネポムツキー(1683年ブロコフ作)です。
元々は司祭でヴァーツラフ王の宮廷説教師でしたが、投獄後にカレル橋の上から川に投げ込まれて亡くなりました。カレル橋で一番最初に制作された彫像です。

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この場所から離れがたく、橋の上を行ったり来たりしているうちに少しずつ暗くなってきます。

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仕舞いには、プラハ城側の方の通りを歩いたりします。

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そのうちに9時頃まで明るいこの地も薄暗くなってきます。

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それでも、まだまだ、人が賑わっています。

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と、街灯に明かりが・・・。とてもロマンティックな雰囲気ですね。同行者の提案でこの時間までねばった甲斐がありました。

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街灯の灯ったカレル橋越しに夕闇に浮かび上がるプラハ城です。思い出にいつまでも残ることでしょう。

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夕焼けに染まるプラハ城を眺めて、本日の観光終了です。遠くに見えているプラハ城には明日ゆっくり行ってみるつもりです。

もう、夜の9時を過ぎましたが、カレル橋脇の大通りには、トラムがそこそこに走っています。ホレショヴィッチェ方面行きのトラムがほどなく、やってきます。トラムの窓越しに夜のヴルタヴァ川や美しい町並みを眺めているうちにすぐにホレショヴィッチェ駅に到着。ホテルはすぐそこです。

明日でこの旅もオシマイ。
ホテルで、三人で夜遅くまでおしゃべりをしながら過ごし、初めてのプラハの1日目は終了。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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