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熱海散歩2024:温泉と言えば、やっぱり熱海

昨日、今日と冬の熱海で温泉でほっこりしました。ついでに熱海の街を散歩。

朝、電車を乗り継いで、熱海駅に到着。駅前は相変わらずです。仲見世通りが見えています。人出はほどほど。平日ですからね。

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まずは後で早めの夕食に鰻を食べることにして、お店の確認をしておきましょう。お目当てのお店は、あれれ・・・本日閉店! 困りましたね。では、別のお店を探しましょう。仲見世通りを出たところで、次のお店は営業中です。後で来ることにして、お店のスタッフに確認したところ、3時半頃は大丈夫、食べられそうです。
安心して、熱海の急坂を下って、海岸のほうに向かいます。人はそれほど歩いていませんが、街の賑わいはほどほどです。

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坂道のなかほどに伊豆の和菓子の老舗、石舟庵の熱海店があります。吸い込まれるように入店します。色んなお菓子がありますね。単品で何種類かを旅のお供に買い求めます。このお店の大きな窓からは熱海の海が見通せます。駐車場のある、ぽっかりと空いた一画は赤尾ホテルの跡地のようです。

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やがて、糸川遊歩道に出ると、驚くことに桜がぽつぽつ咲き始めています。日本一早く咲くあたみ桜です。

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糸川沿いには瓦斯燈という珍しいものが並んでいます。

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綺麗に開いた数輪のあたみ桜が目を惹きます。

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糸川に真っ赤な花が咲いています。配偶者によると、これはブーゲンビリア。数本のブーゲンビリアが満開です。

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空を見上げると、曇り空に太陽が薄い光を放っています。不気味な雰囲気で、ぱーっと晴れた空でないのは残念ですが、雨でないのを感謝すべきでしょうか。

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1時間ほどのぶらぶら散歩で当面の目的地の熱海山口美術館に到着。ふざけた河童の噴水がお出迎えです。これでも岡本太郎の作品のようです。岡本太郎らしいと言えば、そうですが・・・何ともね。

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一応、中に入ってみましょう。配偶者は気乗り薄でこの美術館を見ることに消極的です。saraiも同意見です。でも、どんな展示物があるか、ちょっと確認してみましょう。料金は何と1400円。高っ! 陶器が中心ですが、洋画もあるようです。迷いますね。窓口のスタッフと会話しながら、決断がつきません。でも、ほかに用事もないので、思い切って、入館することに。料金には1ドリンクと小皿に絵付けする体験も含まれるそうです。そんなものは外した料金はないか、確認しますが、ないそうです。しぶしぶ、一人1400円ずつ支払って、展示室に入ります。実はこの美術館は当たりだったんです。
最初は陶器。お茶碗が並んでいますが、門外漢のsaraiとは言え、素晴らしいものばかりです。

益子焼の人間国宝、濱田 庄司の茶碗。

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十五代樂吉左衞門(直入)の楽焼の黒茶碗。十五代は先代の楽家の当主。現在の当主は十六代です。

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同じく、十五代樂吉左衞門(直入)の楽焼の黒茶碗ですが、趣きが異なりますね。

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千利休の茶杓。

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千利休の茶匙。

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鏑木清方の掛軸《春のゆくへ》。

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ここで急に毛色が変わって、バンクシーの《LOVE IS IN THE AIR》。バンクシーの実物を見るのは初めてです。これは有名な作品ですね。バンダナで顔を隠した暴徒と思しき若い男が火炎瓶の代わりに花束を投げようとしています。愛を意味する花束が空中に放たれるのは、ポジティブなメッセージとも読み取れますが、ほかにも色んな解釈ができそうです。

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バンクシーの《Because I’m Worthless(Red)》。ラットが掲げるプラカードには、《私は価値がないから》と書いてあります。英国で蔓延した広告、「Because I’m worth it 私にはその価値がある」のキャッチフレーズを皮肉ったものだそうです。

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バンクシーの《PULP FiCTION》。反銃・反暴力・反戦争がテーマ。タランティーノ監督の1994年の映画『Pulp Fiction』とアンディ・ウォーホルが描いたアルバムジャケットの黄色いバナナを再構成した作品です。銃の代わりに黄色いバナナを持たせています。

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これで1階の展示室を見終えて、2階の展示室に上がります。まだまだ、膨大な展示は続きます。



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熱海散歩2024:熱海山口美術館の驚きの展示の連続

一昨日の熱海散歩で行き着いた熱海山口美術館は外見の印象と大いに異なり、展示内容は実に充実しています。オーナーの山口氏の個人コレクションでしょうが、趣味がとてもいいですね。
2階に上がると、今度は一転して、仏像の展示です。

鎌倉時代の木彫観音菩薩立像です。すこぶる保存状態が素晴らしく、仏像としても見事な出来です。

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鎌倉時代の千手観音立像です。これも素晴らしいですね。

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次は絵画展示室が続きます。

片岡球子の《目出度き富士 西湖の富士》。大胆な構図、大胆な色遣い、紛れもなく傑作です。片岡球子の「富士山」シリーズの中の逸品。太陽は銀箔のようなもので輝いていて、異彩を放っています。

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次は再び、バンクシー。

バンクシーの《Napalm》。ベトナム戦争でナパーム弾から泣き叫びながら逃げる裸の少女の戦争写真をコラージュした作品。少女の両手をつかんで連れて行くのはミッキーマウスとマクドナルドのドナルド。一見、優しさにも見える偽善と戦争悪を痛烈に風刺した作品。なお、戦争写真を撮ったAP通信のカメラマン「ニック・ウト」はピューリッツァー賞を受賞。気になるのは冷徹に逃げる少女を撮影したカメラマンの行動ですが、彼は写真を撮ると、子供たちを車に乗せて、サイゴンの病院まで運んだそうです。ナパーム弾で火傷を負った少女は1年以上の治療と手術で奇跡的に助かり、今はカナダで生活しているそうです。よかった・・・。

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バンクシーの《Girl with Balloon 風船と少女》。ハート型の風船は愛を象徴し、その風船を離したか、あるいは掴もうとしているかしている少女が描かれています。バンクシーの一番有名な作品です。この作品はシリーズ化し、バンクシーのオリジナル作品の1枚はサザビーズのオークションで落札直後に額に仕掛けられたシュレッダーが遠隔操作で作動して、半分が縦に切断されたことは記憶に新しいでしょう。なお、このシュレッダーで切り裂かれた作品はサザビーズにより「美術史においてライブ・オークション中に作られた初の作品である」と発表され、切断される前の落札価格と同価格で落札されるという、驚くべき結果になりました。バンクシーは当初、全部切断する予定だったそうですが、シュレッダーが完全に作動しなかったんです。そして、この半分切断された作品は2021年に再び、オークションにかけられ、約29億円で落札されました。以前の落札額の17倍の価格に上昇しました。
ともあれ、ここの作品は多分、シルクスクリーンの普通の作品です。一体、いくらするんでしょう。ちょっと調べると、レプリカのシルクスクリーンならば、数万円で購入できるそうです。バンクシー自身が複製を認めているわけではなく、黙認という形になっているようです。バンクシー自身の・オリジナル ・複製画 ・NFTアート は入手が困難なようです。この展示作品がレプリカなのか、バンクシー自身の認めた作品なのかは分かりません。サインなしのエディション作品(COA付き)ならば、4400万円という価格で販売していました・・・。

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で、saraiはここで小皿に絵を描いて焼き付けられるので、バンクシーに挑戦してみました。制作時間は1分。これは無料ですが、オークションにかけるといくらになるでしょう(笑い)。

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配偶者は片岡球子の富士山に挑戦。saraiと配偶者、どちらの出来がいいでしょう?

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バンクシーの《Monkey Detonator》。自分自身が致命傷を受けることが分かっているのに、爆破スイッチを押そうとしているチンパンジーが描かれています。その不条理とも言える決意・覚悟はどう受け止めればいいのか。この作品は謎のような命題を投げかけています。

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バンクシーの《Barcode》。Barcode(バーコード)の形をした檻を破り出た野生のヒョウが描かれたバンクシーの初期の作品。バーコードは「消費主義の象徴」。野生のヒョウは「その消費主義に閉じ込められた人類」との解釈もあるそうです。バンクシーの作品はどれもそうですが、見る人がそれをどう解釈するか、自由っていうところが魅力のようです。

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ここから、また、日本画になります。

東山魁夷の《朝静》。題名通りの森閑とした静けさに包まれた雰囲気です。

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加山又造の《映》。暗い水の中に2尾の鮎が美しく浮かび上がっています。

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平山郁夫の《流沙月光》。シルクロードを進むラクダの一群が月の光に照らされています。

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速水御舟の《炎舞》。火柱が舞い上がり、その周りで蛾が舞い飛んでいます。妖しく眩しい作品です。速水御舟の代表作ですね。

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小倉遊亀の《憶昔》。徳利に添えれられた山吹の花。バックは銀地。すっきりとバランスのよい構図ですね。

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加山又造の《白桃》。見たままの作品ですが、深読みすると、シュールな感じもありますね。

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奥村土牛の《矮鶏(ちゃぼ)》。奥村土牛は鶏の絵を得意にしていたようですね。実に洒脱とも思える作品。

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ここから、ここのコレクションの種々雑多な模様が窺えます。

北王子魯山人の《自作どびん》。saraiのような一般人には、魯山人の趣味嗜好は到底窺い知れません。

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北王子魯山人の《織部木の葉形鉢》。これは理解できます(笑い)。実に美しい。手に取って愛でたくなります。

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ひゃー、まだ、展示品を紹介しきれません。残りは洋画の展示室1室のみです。



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熱海散歩2024:熱海山口美術館の名画 藤田嗣治、そして、ジャン・ジャンセンの《無心なクロエ》

熱海散歩で訪れた熱海山口美術館の展示内容の素晴らしさに驚きと興奮を抑えられない状態で最後の展示室の洋画コーナーに入ります。

最初の絵を見て、配偶者が「これはツグハルじゃない!」。saraiも確認して、「そうだね!」。「それもレベルの高い絵だよ」。

藤田嗣治の《聖母子像》です。藤田の絵画で宗教画は珍しいですね。ランスのフジタ礼拝堂は、もちろん、壁は宗教画だらけでしたが。(https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-2257.html

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この聖母子像も素晴らしいですが、ランスのフジタ礼拝堂の聖母子の慈しみに満ちた静謐さには及ばないようです。

藤田嗣治の《夢》です。横たわる裸婦の白い肌は藤田嗣治だけが描くことができた特別な《白》です。これは1948年に描かれた250部限定のリトグラフですが、かつて、エコール・ド・パリ時代に描いた裸婦(キキがモデル)の油絵を思い起こさせる《白》が再現されています。

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藤田嗣治の絵の興奮も冷め遣らぬ中、次に見た作品はこの美術館で見た最高の作品です。

ジャン・ジャンセンJean Jansemの《無心なクロエ》です。デッサン画でしょうが、あまりの美しさに衝撃を受けました。ジャン・ジャンセンって誰でしょう。20世紀から21世紀初頭まで、フランスで活動したアルメニア人画家だそうです。何と日本では1993年4月24日、安曇野に世界で初めてのジャンセンの個人美術館「安曇野ジャンセン美術館」が開館したそうです。日本で人気の画家なんですね。これはリトグラフですから、多くの本物が存在するのでしょう。

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ここで足が止まりました。まだ、ほかの作品が続きます。



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熱海散歩2024:熱海山口美術館の名画 ピカソ、ジャン・ジャンセン、シャガール、ルノワール そして、熱海の温泉

しばらく、熱海散歩の記事を中断していました。再開します。
熱海山口美術館の素晴らしい展示を見ているところです。もう、最後の展示室です。

次は紛れもなく、ピカソです。題名は《農民とマヤPaysan et Maja》というエッチングです。ピカソらしい見事なタッチ。

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次はまた、ジャン・ジャンセンJean Jansemの《褐色の髪の女》です。このリトグラフも素晴らしいですね。いつか、安曇野にあるジャンセンの個人美術館「安曇野ジャンセン美術館」に行ってみたいものです。

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次はまた紛れもなく、ピカソです。題名は《想像の中の肖像》というリトグラフです。何ともピカソの趣味のよさが滲み出るような作品です。

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次はシャガール。《サーカスより(PL21)》というリトグラフです。画商ヴォラールの依頼により制作されたサーカスを題材にしたシリーズ作品です。何を描いてもシャガールは独自のファンタジーの世界を作り上げますね。

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次はルノワール。《少女像》です。ルノワールの少女を描いた作品では、何と言っても《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢》の美し過ぎる少女が最高ですが、この作品もルノワールらしい見事な絵です。モデルの違いで美しさのレベルが変わるのは仕方がないことでしょう。

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これで展示を見終わりました。雑多な展示ですが、実に趣味のよい絵画が並んでいました。ただ、リトグラフが多く、まるで、どこかの画廊の展示即売のようなイメージもありますが、それにしても、オーナーの審美眼のよさが窺い知れます。


さて、これで今日の熱海散歩の目的は果たしました。お宿に行く前に早めの夕食をいただきましょう。
さきほど、仲見世通り近くで目を付けておいた鰻屋さんに向かいます。この海辺近くから急な坂道を上る元気はないので、駅に向かうバスに乗ります。近くのバス停に行くと、かなりの人がバスを待っています。どうやら、すぐにバスが来そうです。
すぐにやってきた熱海駅行のバスに乗り、駅のひとつ手前の仲見世通りのバス停まで行きます。PASMOも使えて便利です。
バス停から鰻屋さん、うな重はすぐです。お店に入ると、まだ、空いています。
うまきをお願いしようとすると、ここにはないとのこと。残念! では、うな重(竹)をいただきます。竹は鰻一尾、松は鰻1.5尾。量だけの違いなので、saraiの歳では竹で十分。

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なかなかの絶品でした。満足、満足。

さて、今日の宿に向かいます。熱海駅から伊東線で一駅。来宮駅まで行きます。伊豆急リゾート21に乗り込むと、海側に窓向きバケット型ロングシートがあります。席も空いているので、我々はこの窓に向いたロングシートで車窓を楽しみます。

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しかし、車窓を楽しむ間もなく、来宮駅に到着。駅にはホテルのお迎えシャトルが来ています。車はとんでもない急坂を上り、山の上に向かっていきます。眼下には梅園が見下ろせます。ほどなくホテルに到着。とても歩けるような坂道ではありませんでした。
今日のお宿は熱海風雅。相模湾を見下ろす立地のラグジュアリーなホテルです。チェックインはデジタルには滅法強いと自任しているsaraiでも難しいセルフチェックイン。幸いホテルのスタッフが丁寧にサポートしてくれました。
チェックイン後、ロビーにあるウェルカムドリンクコーナーへ。何でも飲み放題。スパークリングワインをいただきましょう。

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美味しそうなおつまみも食べ放題。ナッツとチョコをどっとお皿に載せます。

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ウェルカムドリンクサービスは5時まで。ぎりぎりセーフでした。温泉宿は早めに行くものですね。

お部屋に入ると、もう、夕食は済ませているので、早速、温泉を楽しみましょう。男湯には大きなサウナ、女湯には岩盤浴があります。いい湯でした。

お風呂の後、しばらくすると、小腹が空きます。早めの夕食でしたからね。これを見越して、配偶者は大船駅の乗り換えで名物の大船軒のアジの押し寿司を買っておいてくれました。

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さらに熱海散歩の途中で立ち寄った石舟庵で求めたいちご大福、あんドーナツ、それにウェルカムドリンクで食べきれなかったナッツが食後のデザートです。贅沢な気分になります。

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寝る前にもう一度、さっと温泉に入って、極楽、極楽・・・。

明日はまた、熱海散歩を楽しんでから、帰ります。



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熱海散歩2024:来宮神社に初詣して、パワースポットの力を充填。驚きの大湯間歇泉の吹き上げる湯の勢い。

熱海の2日目です。

温泉に来たのだから、無論、朝の温泉を楽しみます。これで身も心もほっこりです。やはり、冬は温泉に限ります。

今回のお宿、熱海風雅は素泊まり。朝食はありません。ならば、ぐずぐずせずに出発です。
しかし、ここは山の上。来たときと同様にシャトルサービスを予約してあります。10時前に車に乗り込み、来宮駅ではなく、来宮神社に送ってもらいます。まだ、1月11日ですから、初詣もどきでよいでしょう。あっという間に神社前に着きます。3年前に来たときは熱海梅園からてくてくと歩きましたが、今日はらくちん。すぐ目の前が来宮神社の大きな鳥居です。

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参道を進み、本宮の前に出て、お参りします。

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ここは本宮よりもパワースポットの大楠が有名で、見落とせません。大楠は本宮の左横を抜けて、その奥にあります。さすがに巨大です。

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この樹齢2000年以上の大楠はその全貌がカメラでは捉えられない巨大さ。幹周りが23.9m、そして、高さは26mもあるんです。
本州1位の巨樹だそうです。ちなみに日本1は鹿児島県姶良郡蒲生町にある蒲生八幡神社の「蒲生の大楠」だそうです。高さ30mもあるそうですが、樹齢は1600年です。樹齢ではこの来宮神社の大楠が上ですね。
大楠の上の方を見ていると首が痛くなります。と、何やら、前はなかった変わったものがあります。大楠の見物席みたいなものです。空くのを待って、早速、saraiも体験。

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見物席というよりも寄りかかり台ですね。楽に大楠を眺められます。その眺めはこんな風です。

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さて、朝から何も食べていないので、ここで何かいただきましょう。
事前にホテルで次のようなセット券を購入しています。

【熱海風雅×来宮神社 パワースポット巡りとスイーツ付き(来福スイーツセット)】

来福スイーツセットとは・・・
珈琲、紅茶、お汁粉、橙サイダー(來宮オリジナル)、甘酒のうち選べるドリンク1杯+福こがし

敷地内の茶寮「報鼓」でこのスイーツセットをいただきます。朝食を食べていないので、ドリンクはお汁粉にしました。あっという間にお腹の中に消えていきました。これでちょっと朝食もどき。だんだん、席が混んできたので、早めに席を空けます。

本宮前を過ぎて、石段を下りて、鳥居に続く参道へ進みます。
参道に下りると、左手にもう一本の大楠があります。これも見逃せません。
その名は第2大楠。先ほど見たのは第1大楠と言うのだそうです。この第2大楠は樹齢1300年超の大木で、約300年前に落雷を受けたにもかかわらず、生き延びたとのことです。
巨大な幹の中身は落雷で空っぽになっています。そこが祠になって、祭られています。大楠自体が神社みたいになっています。自然の力の凄さを感じます。これも確かにパワースポットですね。
2本の大楠からパワーをいただきました。木の幹に手を当てて、パワーを体に充填するんです。

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来宮神社を後にします。神社前を走る伊東線のガードをくぐって、坂道を熱海の街のほうに下っていきます。
考えてみれば、3年前も同じ道を歩きましたが、その時は足の痛みで苦しむ前で、軽快とは言えなくても、ちゃんと歩いていました。まあ、今日も杖なしで歩けるように回復してきていますが、股関節の痛みは消え去っていません。それでも足の痛みがなかった頃の8割くらいの速度で歩けるようになっていますから、よしとしましょう。
税務署の前あたりでお腹がくるくるし、催してきます。困ったな・・・。と、熱海市立図書館があります。それっとばかりに駆け込んで用を足しました。ほっ。saraiが用を足す間に配偶者は図書館のスタッフから、ちゃんと有用な情報を聞き出していました。まったく、頼りになりますね。
これから、湯前神社に行きますが、そのルートは何と、この図書館のエレベータで1階まで降りていくといいんだそうです。この図書館の入口は4階と1階にあって、我々は今、4階。エレベータで一気に1階に降りると、坂道の下に出るそうです。
1階に降りて、スタッフに教えられたとおりの道を進むと、湯汲坂に出ます。湯前神社に続く道です。

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ここから見上げると、ちょうど正面に見えている白い建物が税務署、その右手のちょっとだけ見えるのが図書館です。

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湯汲坂の途中に熱海七湯 大湯間歇泉という岩石群があります。名前からすると、間歇泉(かんけつせん)のようです。

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かつては世界の三大間歇泉のひとつに数えられた有名な自噴泉だったようですが、関東大震災後に噴出量が衰えて、今は人工的に噴出させるようになったそうです。5分に1回、噴出するらしいので、しばらく、待ちます。どこから噴出するのか分かりませんが、当たりを付けて、見守っていると、一筋の細い水が吹き上がってきます。

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やがて、湯が激しく吹き上がり、もうもうたる蒸気も上がります。たいしたものですね。

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その間歇泉の隣にラザフォード・オールコック熱海訪問記念碑・愛犬トビーの墓があります。
イギリスの医師・外交官で同国の初代駐日総領事および駐日公使を務めたラザフォード・オールコックは念願の富士登山を外国人として、初めて成し遂げて、その帰路、熱海に立ち寄り、温泉を楽しんだそうです。彼がイギリスから連れてきた愛犬(オスのスコティッシュ・テリア)、トビーは清国で妻を亡くしたオールコックにとって、唯一の家族でした。その愛犬トビーが誤って大湯間歇泉の熱湯を浴びてしまい、重度の熱傷を受け、手当の甲斐なく亡くなってしまいました。トビーの墓をここに作るにあたって、熱海の人々の親切な心に触れたオールコックは強い感銘を受け、本国イギリスに「日本人を敵視すべきではない。誠に親切な国民である」と報告し、イギリス国内の対日感情がおおいに改善したそうです。
この逸話を語り継ぐ碑が立っています。

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さて、この間歇泉のすぐ先に湯前神社がありました。

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石段がありますが、今のsaraiはこれくらいは何のその。配偶者はスマホを操作していて、上がってきませんね。

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湯前神社の本殿はひなびたものですが、かえって、いい雰囲気です。

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熱海のぶらぶら散歩はまだまだ続きます。



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熱海散歩2024:糸川遊歩道で町おこしイベント、フランス洋菓子老舗 モンブラン

熱海の2日目です。

来宮神社にお詣りして、熱海散歩を開始。大湯間歇泉を見て、湯前神社をお詣りしたところです。
再び、間歇泉の前を通り過ぎます。目に留まったものがこれ。お洒落な公衆電話ボックスです。
実はこれは市外電話発祥の地を記念するものなんだそうです。

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ここが市外電話の発祥の地というのは意外な気がしますが、古くから熱海は温泉地として格が高く、政治家や政府高官が明治時代に訪れていました。特に、内務省の噏滊館(きゅうきかん)という入浴療法を行う温泉療養医学センターがあり、重要人物の患者が疾患を治療するために滞在していました。そのため、この場所にあった噏滊館と東京木挽町の東京電信局との間で、日本初の公衆用の市外通話が行われたそうです。今置かれている電話は現在の電話機で、電話ボックスも京橋にあったものを持ってきたそうです。
熱海の古い歴史が偲ばれますね。

少し歩くと、糸川沿いの道に出ます。
糸川は、その源を熱海市の北部に位置する岩戸山(標高約700m)に発して、来宮を経由して、熱海市街地を貫流して熱海港に注ぐ小さな川です。その延長はたったの2.9kmです。
ただし、このあたりでは糸川は、市内中心部を流れ、川沿いの300m程の遊歩道にあたみ桜が植えられています。現在、糸川沿いは、あたみ桜・ブーゲンビリアに統一し、より質の高い花の名所にする計画だそうです。あたみ桜は1月から1カ月以上も咲き続ける、日本列島では、最も早く咲く桜だそうです。

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そういうわけで、この糸川遊歩道を下っていきましょう。
ドラゴン橋までやってくると、大変な人ごみになっています。
ちなみにドラゴン橋はタイル張りでしたが、ちょうど、修復工事が完了し、木目調に変わりました。まだ、真新しいですね。ドラゴン橋の名前の由来は竜を題材にした迫力ある欄干があるからです。

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この人ごみになっているイベントはドラゴン橋の修復工事の第1期が完了したオープニングセレモニーとして、街の有志による鏡開き・餅つき会があったためでした。熱海あんぱくと称して、無料で飲み物とつきたてのお餅を配っているようです。

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これも最近はやりの町おこしのイベントですね。餅つきとか鏡開きは既に終わったようです。

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お餅を丸めて、配っています。長い行列になっています。是非、食べていってくださいと誘われ、その気になりそうになりましたが、ここで、飲食すると、この後の予定が狂ってしまいます。この後すぐにカフェに行こうとしているんです。この歳になると、そんなに食べられませんからね。うらめしく、お餅を眺めながら、素通りします。

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で、すぐそばにある目的のカフェに到着。フランス洋菓子 モンブラン内のカフェスペースです。ケーキのショーケースの横の壁には古ぼけた写真が飾ってあります。谷崎潤一郎です。彼がご贔屓にされていた老舗の洋菓子店なんです。

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店内には誰もいません。やがて、上品そうなマダムが接客にお出でになります。カフェスペースも空いているので、そこでケーキとコーヒーをいただくことにします。ケーキは谷崎潤一郎が愛好していたモカロールをいただくことにします。店名になっているモンブランも気になります。saraiは無類のモンブラン好きですからね。なにやら、ここのモンブランはなんと栗を使わないサバランのようなモンブランだそうです。モンブランの意味は白い山ですから、どうしても栗を使わないといけない筈はありませんね。
しばらく、時間がかかりますと言われて、待つことしばし。モカロールとコーヒーが奥から運ばれてきます。コーヒーにはミルクたっぷりとお願いしたら、追加のミルクまでたっぷりと持ってきてくれました。美味しいミルクコーヒーになりました。

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うーん、なにやら、本格的に美味しいフランス菓子ですね。初代は横浜のグランドホテルで修行した方だったようです。
見ていると、奥の厨房でケーキを作っているようで、時々、ショーケースに新しく作ったケーキが運ばれてきます。厨房には接客のマダム以外のお二人のマダムがケーキ制作にあたっているようです。次々と入ってくる客がケーキを買っていきます。現地の人に愛されているお店なんですね。奥の厨房からアップルパイが運ばれてきたのを見て、saraiもたまらず、配偶者におねだりして、自分のお土産にするために、アップルパイを例のマダムに包んでもらいます。自宅に帰って、美味しくいただきました。何とこのアップルパイはパイの中の林檎が林檎ジャムだったんです。こんなアップルパイは初めて食べました。
熱海に行ったら、このお店は外せませんよ。ただ、どのケーキが並んでいるかはそのとき次第のようです。


熱海のぶらぶら散歩はまだまだ続きます。



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プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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最後までレビューありがとうございます。最後は時間の都合がつかず視聴できず、非常に残念でした。

アンコールも含め好評のレビューを見てますます残念ですが、お陰様でど

04/02 12:33 

michelangeloさん

saraiです。大変、ご無沙汰しています。
このたびは過分なご評価いただき、恐縮しています。

よいコンサート、オペラを聴くと、興奮して、記事を書き過

03/31 01:42 sarai

sarai様

こんばんは。

3月に8回も《トリスタンとイゾルデ》公演が開催される東京は音楽都市です。再び御感想を拝読し、改めて感じるのはsarai様のクラシック音楽オペラ公

03/29 21:28 michelangelo

《あ》さん、saraiです。

結局、最後まで、ご一緒にブッフビンダーのベートーヴェンのソナタ全曲をお付き合い願ったようですね。
こうしてみると、やはり、ベートーヴェン

03/22 04:27 sarai

昨日は祝日でゆっくりオンライン視聴できました。

全盛期から技術的衰えはあると思いましたが、彼のベートーヴェンは何故こう素晴らしいのか…高齢のピアニストとは思えな

03/21 08:03 

《あ》さん、再度のコメント、ありがとうございます。

ブッフビンダーの音色、特に中音域から高音域にかけての音色は会場でもでも一際、印象的です。さすがに爪が当たる音

03/21 00:27 sarai

ブッフビンダーの音色は本当に美しいですね。このライブストリーミングは爪が鍵盤に当たる音まで捉えていて驚きました。会場ではどうでしょうか?

実は初めて聴いたのはブ

03/19 08:00 
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