相変わらず、どこにも預けられなかった荷物を引きながら、カンマー城Schloss Kammerの正面にやってきました。

ところが、正面の扉は閉まっているような感じです。saraiが近くまで行って確認しますが、やはり開いていないようです。

これがカンマ―城の銘板です。1249年からの歴史が刻まれています。750年以上の長い歴史です。

扉の鉄柵の間から手を差し込んで、門内のカンマ―城の様子を写真に収めました。

城内の見学はあきらめましょう。正門の前から続く美しい並木道です。

美しい並木道をぶらぶらと歩いていきます。途中でカンマ―城を振り返ります。このカンマー城前の並木道はクリムトの絵画を彷彿とさせます。この風景を題材にしてクリムトは有名な風景画を描いています。

もう少し離れたところから並木道を眺めます。こちらの方がクリムトの風景画のイメージに近いでしょうか。カンマ―城には入れませんでしたが、並木道からカンマー城が見れれば十分です。

並木道の端からカンマ―城の方を眺めます。カンマ―城はあまりよく見えませんが、並木道の美しさは格別です。

すぐ近くにクリムトセンターを発見。探す手間が省けました。

クリムトセンターの案内板も立っています。

クリムトセンターは今日の月曜日は休館なので明日行くつもりなのですが、クリムトセンターの建物を偵察しましょう。クリムトセンターの建物の1階はカフェになっていて、このカフェは今日も営業中です。クリムトセンター自体はカフェの2階にあり、小さなオフィスという感じです。ウィーンのレオポルド美術館と提携しているそうなので期待していましたが、少しがっかりの感じです。とりあえず、クリムトセンターの1階にあるカフェで休みましょう。暖かい陽射しを浴びて、多くの人がお茶しています。カンマー城や並木道、アッター湖を眺めながら配偶者はアイスコーヒー。

saraiはコーラを飲み、アッター湖とカンマ―城に乾杯。

現在は朝のお天気が信じられないぐらい晴れ渡り、とても暑く、冷たい飲み物が喉を潤してくれます。ついでにクリムトセンターにもコーラで乾杯! クリムトセンターの壁にはクリムトの姿が大きく描かれています。アッター湖で寛ぐクリムトですね。

お茶しながら、これからの行動を検討します。今日の宿はここから2キロ程先で、ここからバスかタクシーか、または歩いてくるようにと案内されてます。ちょっと歩くには遠いのですが、その道は《クリムトの道Klimt Themenweg》として整備されているアッター湖畔の道です。明日出直して、クリムトセンターと《クリムトの道》を楽しむ予定だったのですが、クリムトセンターはそれほどの魅力はなさそうだし、今湖畔の道をブラブラ歩きたい気分です。絶好のお天気ですからね。荷物を引きながらになりますが、アッター湖畔を散策しながら宿に向かうことに決定です。
《クリムトの道》を示す標識が立っています。ここから《クリムトの道》の散策をスタートします。

《クリムトの道》の右側は瀟洒な建物です。

左側は公園(シュロスパルク)の緑に挟まれています。

この道を湖畔の方に向かって歩いていきます。

道の傍らに児童公園が見えます。平日の午後ですが、家族の憩う様子に気持ちが和みます。

湖畔に出ましたが、湖畔にも家族の憩う姿が見られます。平安を感じさせる風景に海外にいることを忘れ、人間の原点に帰ったような優しい気持ちに包まれます。

湖岸からはさきほどのカンマ―城が湖上に浮かんで見えています。

《クリムトの道》は歩き始めたばかり。《クリムトの道》を歩き、今夜の宿に向かいます。
散策のルートを地図で確認しておきましょう。

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