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ザルツカンマーグートへ小旅行:アッター湖の快晴の朝、裏山を散策

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/1回目

旅の21日目です。

アッター湖畔の朝は快晴。湖面がさざなみ、美しい絵になっています。


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昨日、《クリムトの道Klimt Themenweg》を散策したので、今日は何も予定がありません。お昼頃まで、ここでのんびり過ごしましょう。朝寝坊をして朝食に行くと、もう既に我々2人だけです。愛想の良いオーナーの女性の甲斐甲斐しいサービスで朝食を頂きます。もちろん、テラスでアッター湖Atterseeを眺めながらです。


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湖畔を眺めると、《クリムトの道》の標識が目に入ります。ここは《クリムトの道》の最終地点かもしれません。


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湖岸にはクリムトゆかりの船着き場も見えています。


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朝食は新鮮な食材で美味しく感じます。


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アッター湖の湖岸は弧を描きながら、カンマーKammerの方に伸びています。


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テラスは裏山が迫ったところにあります。緑に囲まれた気持ちの良いところです。


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建物の白壁も綺麗です。


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今日も快晴で寒くもありません。朝食を食べながら周りを見ていると、テラス横に裏山に通じる道を発見。


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行ってもいいのかと聞くと、もちろんOKとのことで、いろいろ裏山の説明をしてくれました。朝食後、裏山に上ります。


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木々の間からアッター湖を見下ろす景色は、また一味違います。


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ホテルの屋根を見下ろすところまで上ってきました。


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山道にはホテル、リッツルベルガー・ケラーLitzlberger Kellerの標識も立っています。


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裏山の尾根辺りまで上ると、記念碑が建っています。これが先ほど宿の女性オーナーが説明してくれたもののようです。


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フランツ・カール・ギンツカイFranz Karl Ginzkey(1871-1963)というこの地方の名誉市民だった偉大な詩人の記念碑でした。


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尾根からのアッター湖の眺めです。


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裏山の尾根は真っ直ぐ天に向かって伸びる樹木が美しく、小鳥の鳴き声がうるさいほどです。


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林の中に尾根道が続いており、これは散策せねばと思わせられます。


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東の方に進んでいくと、やがて林が切れて集落に達しました。


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ここでは視界を遮る林の木々もなく、眼下に美しいアッター湖の眺めが広がり、おおーっと歓声を上げてしまうほどです。


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裏山の尾根の散策は続きます。


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ザルツカンマーグートへ小旅行:ホテルの裏山を散策後、アッターゼー駅に出発

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/2回目

アッター湖畔のクリムトゆかりの宿、リッツルベルガー・ケラーLitzlberger Kellerの裏山を散策しています。尾根道の外れにある住宅地からはアッター湖Atterseeの素晴らしい眺めが見渡せます。


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裏山の住宅は綺麗な緑に包まれています。こういう家に住める人は幸せですね。


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犬の散歩をさせる地元親子もおり、住民の方たちは静かな空間を楽しんでいるようです。


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裏山の尾根道には、湖の眺めを楽しみながらゆっくり休息できるベンチもあります。


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また宿の屋根が見えてきます。ここから階段を降りてもいいのですが、このまま裏道を西の方に進み、さらに初めての道を体験してみましょう。


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木々の間を抜けて裏山を下りていきます。


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裏山を西側に下りてきました。綺麗な野原です。公園になっています。緑が目に染みます。


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広大な緑が広がっています。とても気持ちの良い公園です。青空も綺麗です。


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緑の野原は湖畔の道まで続いています。緑の野原とアッター湖の湖面の調和が美しいです。


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湖畔の道を左手に進んでいくと宿に至ります。


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宿の入り口に戻ってきました。ドアの向こうには明るいレセプションがあります。


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宿の入り口を入って、階段の途中からレセプションを眺めたところです。白壁が綺麗ですね。


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部屋に戻って休息しながら、チェックアウトぎりぎりの時間までアッター湖の眺めを楽しむことにします。昨日と違って、快晴の下の美しい景色が窓の外に広がります。


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宿の船着き場も美しく見えています。


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部屋からの眺めも満喫し、荷物を持って部屋を出ます。階下のレセプション横の壁に貴重なポスターが張られているのを発見!
アッター湖の観光ポスターですが、問題はその写真の内容です。再三書いたグスタフ・クリムトとエミーリエ・フレーゲが、この宿リッツルベルガー・ケラーの船着き場から船に乗ろうとしている写真です。当時のリッツルベルガー・ケラーのご主人も写真に写っています。当時の船着き場は現在の船着き場に比べると、かなり粗末だったんですね。この写真は以前、レオポルド美術館でのクリムト展で展示されていたものです。


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チェックアウトをしてタクシーをお願いしようと、オーナーの女性を探しますが見つかりません。


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メイドさんにも探してもらいますが、オーナーの女性はどこかに出かけているようで見当たりません。もう時間もないので、メイドさんがチェックアウトの対応をやってくれます。オーナーとのお別れの挨拶が出来ず残念です。タクシーを呼んでもらっている間、湖畔の眺めをたっぷりと楽しみます。


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ほどなくタクシーがやってきて、問題なく宿を出発します。タクシーは湖畔の道を走ります。楽しい車窓です。


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アッターゼー駅Atteresee Bahnhofに向かいます。



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ザルツカンマーグートへ小旅行:アッターゼー駅のまわりを散策

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/3回目

今日はアッター湖Atterseeを後にして、ウィーンに戻ります。昨日はカンマー鉄道Kammer Bahnの電車に乗ってカンマー・シェルフリンク駅Kammer-Schörflingに着きました。今日はアッター湖の西の方のアッターゼー駅Atteresee Bahnhofから電車に乗ります。私鉄のアッターガウ鉄道Attergau Bahnです。saraiの、この辺りの鉄道を乗り尽くしたいというバカな拘りから、無理無理このアッターガウ鉄道に乗ることになったんです。タクシーは美しい湖畔の道をスイスイ走り、10分ほどでアッターゼー駅に到着です。アッターガウ鉄道は、このアッターゼー駅からフェックラマルクトVöcklamarktまでの短い区間のローカル鉄道です。
このあたりの交通ネットワークを地図で確認しておきましょう。


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アッターガウ鉄道の車両は1両のみの可愛い車両です。


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2両連結の客車もあるようですね。


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クリームイエロー色の駅舎も可愛いです。


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1人いた駅員さんからチケットを買うと、何もお願いしていないのに、駅員さんの方から荷物は駅舎に置いておけばという嬉しいお申し出。発車までに1時間近くあるので、そこらを楽しんで来いよということでしょう。ご親切に感謝しながら散策に出かけます。


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駅のすぐそばにバス停があります。昨夜泊ったリッツルベルガー・ケラーLitzlberger Keller前のバス停からこのバス停まで路線バスで移動するつもりでした。が、ちょうどよい時間のバスがなかったので、やむなくタクシーを利用しました。


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大きな建物があります。これはアッター湖のツーリストインフォメーションです。今日はシーズンオフのせいか、開いていません。


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同じアッター湖でも場所が変わると、また眺めも違います。ここは山が近くなり、快晴の青空に真っ白な雪をいただいた峰が美しいです。3年前にシャーフベルク鉄道Schafbergbahnで登ったシャーフベルクSchafbergを探しますがどうもよく分かりません。
湖畔に近づくとレジャー施設があります。シーズンオフなので観光客は誰もいなくて静かです。施設はまだ営業していないようです。


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施設内ではプールを掃除する人やボートを運んでくる人など、シーズンに向けて皆さん忙しそうです。人間も自然も、寒い冬から目覚めた春の活気はウキウキしますね。


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施設内に立ち入っても咎められないようなので、施設内を見学します。施設内の桟橋に出てみます。湖の中に水に飛び込む滑り台が見えます。夏には賑わうのでしょう。


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空は晴れ渡り、アッター湖の対岸がくっきりと見えます。


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高く聳える雪山はグラースベルクGrasbergでしょうか。


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湖畔からレジャー施設を眺めます。緑に囲まれた素晴らしい環境ですね。


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アッター湖の南の方を眺めますが、遠く霞んでいます。あの辺りが昨日訪問したマーラーの作曲小屋のあるシュタインバッハSteinbachでしょう。


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アッター湖の湖面は今日もさざ波が立って、美しい風景になっています。


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レジャー施設前の湖岸の風景です。


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アッター湖の湖水は透き通っていて、素晴らしく綺麗です。


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レジャー施設を出て、湖岸道路沿いに歩いてみます。


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少し歩くと、建物が立ち並んでいるところに出ました。この辺りの中心地のようです。船着き場の案内板が出ています。船着き場に行ってみます。


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船着き場が見えました。実は、カンマーKammerの船着き場からここまでクルーズするのが当初の計画だったんです。


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しかしながら、アッター湖のクルーズ船は今週末からの運航で乗ることはできませんでした。船着き場にも4月27日(土)から運航という張り紙があります。


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この船着き場は見晴らしがよいので、しばらくここでアッター湖の風景を楽しみます。


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ザルツカンマーグートへ小旅行:アッターゼー駅でアッターガウ鉄道の電車に乗車、間もなく発車

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/4回目

アッターゼー駅Atteresee Bahnhof近くの船着き場は、今週末からの運航の準備中です。既に今シーズンの時刻表も掲示されています。


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今週末からの運航を待つ船着き場は閑散としています。今は格好のアッター湖の見晴らし場です。船着き場からのアッター湖の眺めは、湖面、周囲の山、遠くの雪山が美しい風景を作っています。


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船着き場の桟橋から湖岸を振り返ると、綺麗な街の風景です。この辺りは観光の中心地のようです。


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無人のボートがあります。ここでボートを漕ぐと楽しそうです。向こうには、先ほどのレジャー施設の滑り台も見えています。


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湖面の先遠くには、カンマー城Schloss Kammerも垣間見えます。


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ボート乗り場でボートの手入れをしている人がいます。時間があればボートを借りられたかも・・・残念。


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しばらく桟橋の突端でアッター湖の眺めに見とれていましたが、そろそろ撤退します。


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これが船着き場の広場。小屋はチケット売り場でしょうか。


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そろそろ時間ですから、アッターゼー駅に戻りましょう。


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湖畔は綺麗な緑が広がります。


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駅前のバス停にちょうどバスがやってきました。このバスはカンマー方面行です。


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アッターゼー駅に行くと、ちょうど電車が入ってきたところでした。この電車が折り返していくのでしょう。


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学校帰りの子供たちが下りてきます。


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自転車野郎たちも下りてきます。ヨーロッパならではですね。


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預かっていてもらった荷物を引き取り、電車に乗り込みます。学校帰りの子供達の他には、ほとんど乗客はいません。子供達はみんな車両の前部に固まって座っています。近づいて「グリュス・ゴット!」と声を掛けますが、うさん臭いおじさんと無言で無視されただけでした。それともここの子供たちはシャイなんでしょうか。


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電車の後方の座席は誰も乗っていません。


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最後部にある運転席です。先ほどまではこちらが先頭だったので運転士が座っていたところです。


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後方のガラガラ席に余裕で座ります。


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まもなく出発です。もう誰も乗ってくる様子はありません。駅舎の反対側の方を眺めます。駅に隣り合った建物は農業用車両の車軸を作っている工場のようです。


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アッターガウ鉄道Attergau Bahnの電車はそろそろ出発です。初めて乗る路線なので、なにかワクワク感があります。十分に楽しみましょう。


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ザルツカンマーグートへ小旅行:アッターガウ鉄道の美しい風景を堪能

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/5回目

アッターガウ鉄道Attergau Bahnに初体験乗車です。いよいよ、始発駅のアッターゼー駅Atteresee Bahnhofを発車して終点のフェックラマルクト駅Vöcklamarktに向かいます。たかだか13.4kmの短い区間のローカル鉄道です。乗車時間は25分。フェックラマルクト駅で乗り換えてウィーンに向かいます。
アッターガウ鉄道のルートを地図で確認しておきましょう。


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この鉄道は緑の野原の中を走る風光明媚な路線です。発車してすぐに美しい緑の中を走りだします。抜けるような青空も綺麗です。


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沿線近くの木々が視界を遮っていましたが、いきなり視界が開きました。美しい野原が続き、その向こうには丘陵が連なっています。とても綺麗な風景です。


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野原の中に時折、綺麗な住宅が点在しています。


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3分ほどで最初の停車駅パルムスドルフPalmsdorf。乗客が電車を待つための小屋があるだけの無人駅です。


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すぐに発車して、また緑の野原の中を走ります。


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発車してすぐに1分くらいでまた停車。シュテトハム駅Stötthamです。駅と駅の間の距離はたった600m。のんびりしたものです。若い女の子が1人降りました。


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発車するとまた美しい野原です。


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途中の駅は乗降客がいないと停まらないようです。運転手がすべての乗客のことを把握しているんですね。1駅飛ばし、次の駅に近づくと住宅が増えてきました。


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今度の駅ザンクト・ゲオルゲン・イム・アッターガウSt.Georgen im Attergauは大きな駅舎があります。アッターガウ鉄道の途中駅では1番大きな駅です。始発駅アッターゼー駅から8分ほどで到着しました。


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ザンクト・ゲオルゲンSt.Georgenを発車するとすぐに小川を渡ります。緑の樹木に覆われた清流です。


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野原には住宅が点在しています。


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3分ほどでまた次の駅コーグルKoglに停車。駅と言っても、周りには何もありません。


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この駅を出ると、広大な野原の中を走ります。見渡す限り、何もありません。日本人には想像できない風景です。いやはや美しい!


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電車の最後部から線路の様子を眺めると、人の気配の少ないところを線路だけが続いています。やはり、ヨーロッパは平坦な土地がありあまるほどあります。人口密度も低いから、こういう景色になりますね。


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どうです・・・この広大な平野の雄大な風景は。素晴らしいですね。


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ヒッピング駅Hippingに停車。無人駅が続きます。


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相変わらず緑の大平原が続きます。


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野原の無人駅ヴァルスベルクWalsbergに停車。小学生の女の子が1人降ります。


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女の子はとぼとぼと野原を歩いていきます。どこまで行くんでしょう。


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快晴の空の下、素晴らしい緑の野原が続いています。


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アッターガウ鉄道も半ば以上過ぎました。美しい景色を楽しみます。


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ザルツカンマーグートへ小旅行:アッターガウ鉄道を満喫し、フェックラマルクトで乗り換えて、アットナンク-プフハイムへ

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/6回目

アッターガウ鉄道Attergau Bahnの旅は続きます。どこまでも美しい緑の野原が広がります。本当に気持ちの良い景色です。


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時折、野原のなかにポツンと建物があらわれるだけです。大いなる自然の中に人々の生活が溶け込んでいます。


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最後の停車駅ハイトHaidです。もちろん無人駅で、駅に接して家が一軒建っています。この家の専用駅みたいですね。終点フェックラマルクトVöcklamarktまでは3分ほどです。


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終点のフェックラマルクトに到着。のんびりした鉄道の旅でした。1時間に1本しか走らない不便な路線ですが、saraiの一押しの鉄道です。周囲の景色が夢のように美しい素晴らしい鉄道です。
これはフェックラマルクトに到着したアッターガウ鉄道の1両電車です。


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ホームから離れたところにアッターガウ鉄道の小さな駅舎が建っています。


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反対側の方に目を向けると、オーストリア国鉄ÖBBの立派な駅舎が見えます。この駅はアッターガウ鉄道とオーストリア国鉄の乗換駅です。この駅はウィーンとザルツブルグを結ぶオーストリア国鉄の幹線上に位置しています。


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ホームを移動中、アッターガウ鉄道の電車の運転席に運転士さんが見えます。


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アッターガウ鉄道の電車の先頭部分です。この駅で折り返し運転ですから、行先はもちろんアッターゼーAtterseeになっています。


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オーストリア国鉄のプラットホームに移動しました。この駅には特急列車は停車しません。この駅からいったん特急列車停車駅まで移動して、そこからウィーン行の電車に乗り換えます。電車の発車時刻表を見ると、3分弱でリンツLinz行の急行(REX)が出ます。


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定刻から2分ほど遅れてリンツ行の電車が近づいてきました。


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電車がホームに滑り込んできます。


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電車に乗り込むとすぐに発車。この電車もがらがらです。


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緑の中を、乗換駅アットナンク-プフハイムAttnang-Puchheimまで走っていきます。


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フェックラマルクトVöcklamarktからアットナンク-プフハイムへのチケット(オーストリア国鉄ÖBB)はネットで購入してあります。


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最初の駅Redl-Zipfに到着。


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また美しい緑の中を走ります。


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次の停車駅ティメルカムTimelkamに到着。


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次の停車駅はフェックラブルックVöcklabruckです。昨日、アッター湖畔のカンマーに向かうために慌てて乗り換えた駅です。ちょうど24時間ほど前のことでしたが、もうかなり前のことだったようにも思えます。


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次の駅は乗換駅のアットナンク-プフハイムAttnang-Puchheimです。アットナンク-プフハイム駅は、昨日間違った電車に乗ってしまい大騒ぎをした駅です。ホームに降り立つと、ちょうど真ん前に昨日電車に乗り込んだしょぼいホームが見えます。地下道からの出入り口も見えます。


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今、午後1時。なんと、偶然にもちょうど昨日と同じ時間帯です。乗り換え時間の30分を利用して、昨日のトラブルの原因を解明しましょう。

ここまでの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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ザルツカンマーグートへ小旅行:前日アットナンク-プフハイムで電車を乗り間違えた謎を解明

2013年4月24日水曜日@アッター湖~ウィーン/7回目

昨日、アットナンク-プフハイムAttnang-Puchheimで何故間違った電車に乗り込むことになってしまったのか・・・その謎を今日こそ解き明かしましょう。

そわそわして待っていると、来ました、来ました。昨日私達が何の疑いもなく乗り込んだオンボロ電車がしょぼいホームに入ってきました。


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この電車は、隣のフェックラブルック駅Vöcklabruckが終点の電車のようです。だから、乗客がいなかったんですね。昨日と同様にこの電車はホームをすぐに出ていきました。ホームは空っぽです。今日は電車を待つ乗客もいません。


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10分ほど経つと、本来我々が乗るはずだった2両連結の綺麗な電車がホームに入ってきました。


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電車には誰も乗客は乗っていません。この電車はこの駅が始発のようです。


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なんだかタイムマシーンで、昨日の出来事を再現しているみたいです。
ホームに張ってあった時刻表で確認してみました。すると、アッター湖畔のカンマー・シェルフリンク駅Kammer-Schörflingに行く電車は1日に4本しかなく、そのうちのたった1本がこのアットナンク-プフハイム駅始発で、残りの3本は隣のフェックラブルック駅発のようです。


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この時刻表を昨日しっかりと見ていれば慌てることにはならなかったというお話でした。

アットナンク-プフハイム~フェックラブルック~カンマー・シェルフリンクの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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それにしても負け惜しみになりますが、カンマー・シェルフリンク駅行きの電車は4本すべてがフェックラブルック駅発でいいのにね。
それに、このアットナンク-プフハイム駅が大工事中だったのも一因でした。工事中の様子を見てください。


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この工事のせいで、あのしょぼいホームが使われたのでしょう。しょぼいホームには時刻表はおろか、出発電車の表示板もありませんでしたから、初めて訪れた異国の旅人には正しい電車を選択することは困難でした。
そうこう考えているうちに我々がこの駅で本来乗るべきだった電車が出発していきました。これも今となっては、楽しい思い出です。
以上、昨日の失敗の反省会は終わり。

アットナンク-プフハイムからウィーンへは、初めて乗るヴェストバーンWestbahnという私鉄を利用します。私鉄と言っても、実際はウィーンとザルツブルグ間のオーストリア国鉄(ÖBB)の線路を走ります。料金が安く設定されているのが魅力です。ネットで事前にウィーン西駅Wien Westbahnhofまでのチケットを購入しておきました。


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始発のザルツブルグ駅からではなく、途中駅のこのアットナンク-プフハイム駅から乗車するので、念のため座席指定チケットも合わせて購入しておきました。


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この座席指定チケットには100号車の2階席としか表示されていないので、座席指定のシステムがよく分かりません。ともかく、ヴェストバーンの電車の到着をホームで待ちます。


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やがて、初めて乗車することになるヴェストバーンの電車が定刻にホームに滑り込んできました。


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到着した電車の100号車に乗り込みます。ピカピカの車両ですね。


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100号車の2階席に上がると、結構混み合っていて空いた座席はあまりありません。よくよく探すと、4人席がぽっかり空いているところがあります。その座席を見ると、テーブルに予約席Reserviertという布が巻かれています。カフェやレストランのテーブルに予約席と表示されているのと同じです。どうやら、これが我々の指定席のようです。


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座席は革張り風のシートでなかなか豪華です。


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そこに座っていると、発車してすぐに若い女性の車掌さんがやってきて、検札です。


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検札といっても、乗車券はチェックせずに指定券のみのチェックです。指定席券を渡すとチェックOK。この席でよさそうです。それに2人分の指定で4人分の席を確保して構わないようです。これはお得ですね。1人分の指定料は5ユーロでした。
紅茶とサンドイッチを頂きながら、快適な鉄道の旅を楽しみます。紅茶とサンドイッチは車内でゲットしました。


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2時間ほどでウィーン西駅に到着です。


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ヴェストバーンは車両も綺麗だし、接客も丁寧で気に入りました。また利用しましょう。


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ただし、オーストリア国鉄の線路を借りているせいか線路利用の優先度が低そうで、ウィーン近くでかなり速度が落ちて到着時刻は少し遅れました。まあ、オーストリア国鉄のレールジェットもよく遅れるので、同じことかも知れません。

ウィーン西駅に降り立ちましたが、澄み切った青空と、穏やかな湖面と、白い頂の峰と、小鳥のさえずりと、目にまぶしいどこまでも広がる緑の草原と、美味しい空気のアッター湖にすぐさま舞い戻りたくなりました。そんな思いを振り払いながら、ホームを歩いていきます。


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西駅のご贔屓のお店で夕食用に、お寿司を購入して(しかし、マグロがひどくて評価が大暴落)、ウィーンの定宿に向かいます。24時間チケットを購入して、地下鉄利用です。


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今夜はこの旅で最後のコンサート。
ホテルで正装に着替えて、マリス・ヤンソンス指揮のウィーン・フィルのコンサートを楽友協会で聴きました。


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プログラム後半のハイドンの《V字》とバルトークの《中国の不思議な役人》は素晴らしい演奏でした。このコンサートの感想はここです。

コンサートの後は、1年ぶりのウィーン音楽愛好会のオフ会です。楽友協会、国立歌劇場、フォルクスオーパーで、それぞれ音楽を楽しんだ5人がカフェ・ムゼウムに集まって気炎を上げました。主要メンバーの一人が所用で参加できなかったのはとても残念でしたが、大いに盛り上がり、閉店時間で追い出されるまで楽しく過ごしました。
次のオフ会は6月(2013年)に場所をドレスデンに変えて開催することを決定。いやはや、皆さん音楽にのめり込んでいますね。何故ドレスデンなのかと言うと、ティーレマン指揮でガランチャがオクタヴィアンを歌う楽劇《薔薇の騎士》の公演に皆が駆けつけるからです。

かくして、長かった4月の旅もこれで実質的におしまい。いよいよ明日の夜の便で帰国です。実り多い旅でした。旅物語はまだ明日に続きます。



次回を読む:22日目:ウィーン最後の日 (2)

前回を読む:20日目-3:クリムト@アッター湖 (5)



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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