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出発の朝:初のA380に搭乗

昨夜は久しぶりに12時過ぎに寝たせいか、6時前に目がさめました。
ホテルの窓から成田空港を見ると、朝霧であまり見通せません。

さて、今朝、9時半のLufthansaの便でフランクフルト、そして、乗り換えて、ミラノのリナーテ空港まで出発です。
フランクフルトまでは初めて乗るエアバス社の超大型機A380です。国際線仕様でありながら、526人乗りです。saraiは無論economy。economyは1階席で、3-4-3の配置。窓好きの配偶者のために窓側からの2席を予約。シートマップを見ると、ほとんど満席状態。よく、こんな大型機の座席が埋まったものです。2階席はfirstとbusinessでeconomyに比べると、1席あたりの専有面積は約4倍。凄いです。まあ、今のところ、saraiがbusinessに乗ることはないでしょう。それくらいなら、旅行の回数を増やすだけです。

フランクフルトとミラノ間は一転して、小型機ボーイング737-300です。月とすっぽんですね。140人乗りでfirstなし。座席は3-3です。

次はこれから就航予定のANAのボーイング787に乗りたいなあ。

ミラノは最高気温が20度ですから、今の日本なみでしょうか。天気予報は曇り時々雨とのことです。美術館とオペラなので、まあ、いいでしょう。

そろそろ、配偶者を起こして、ホテルを出ましょう。

では、行ってきます。


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ミラノに到着

今日、成田を発って、延々と空の上を飛び、無事にミラノに到着しました。
エアバスA380は流石に最新鋭機。素晴らしい静粛さでした。座席のモニタ画面にはフライトシミュレータもどきのこんなCG画面も表示されます。


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とはいえ、すったもんだがあり、フランクフルトでの発着が遅れ、予定よりも3時間近い遅れ。ホテルには、公共交通機関で安価に向かうつもりでしたが、タクシーを奮発。といっても、ミラノの空港はマルペンサではなくて、リナーテなので、随分、街に近いので助かりました。

今日は早く寝て、明日に備えます。オヤスミナサイ。


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ミラノで芸術三昧

ミラノで予定通り、3美術館を周り、カラバッジョも予定通り、2作品を鑑賞。いずれも素晴らしい作品でした。
もちろん、ドゥオーモもヴィットリオ・エマヌエーレ2世のギャレリアなどの観光も完了。


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そして、夜はミラノ・スカラ座で素晴らしいオペラを鑑賞。これは別の記事で早々に報告します。

明日はローマに高速列車で移動し、またローマ歌劇場でオペラを見ます。


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ミラノからローマへ

今日はミラノからローマへ鉄道で移動します。
イタリア国鉄ご自慢の高速列車ユーロスターAVで3時間半の旅です。


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ローマではローマ・テルミニ駅のすぐ横にあるホテルにチェックインし、ゆっくりと午睡し、夜のオペラに備えます。
今夜は6時開演なので、5時前にホテルを出ましたが、歩いても、さもない距離でローマ歌劇場に到着。
今夜のオペラは素晴らしい出来で感動しました。詳細は別途、記事をアップします。

オペラは8時過ぎに終わり、事前に予約していたレストランで今日も美味しいイタリアン。白ワインでsaraiはご満悦。

ということで、オヤスミナサイ。

明日はカラバッジョを見るために美術館をはしごします。


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ローマの美術館でカラバッジョのはしご

今日はカラバッジョを求めて、ローマ中の美術館を駆け巡ります。

ボルゲーゼ美術館
カピトリーニ美術館
ドーリア・パンフィーリ美術館
バルベリーニ美術館
コルシーニ美術館

いずれもバスで移動します。
結果、上々の出来でした。ただ、カラバッジョ作品が3点、ローマを離れ、カナダのバンクーバーに貸し出されていたのが残念。もちろん、傑作中の傑作はローマに留まっていてくれて、カラバッジョの凄さを思い知らされました。何という画家でしょう。

美術館鑑賞のあとは夕陽に輝くサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋の見物で楽しみました。


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明日は教会にカラバッジョ作品を見に行きます。


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1ユーロの明かりの名画

今日はカラバッジョの傑作を巡って、以下の教会巡りです。
 サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂:マタイ3部作
 サンタゴスティーノ聖堂:ロレートの聖母
 サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂:聖ペテロ2作
教会によっては10時まで開かないところもあり、順番を臨機応変に入れ替えつつ、無事に鑑賞。すべて傑作揃いでしたが、特にsaraiが魅了されたのはサンタゴスティーノ聖堂にある《ロレートの聖母》です。気品に満ちて、凛としていながら、優しげなマリア。まさに傑作ですが、それ以上にsaraiの心に訴えるものがありました。


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ところでこの絵は最初教会が暗くてよく見えませんでした。照明のスイッチに気が付いて、1ユーロで照明がつき、名画を味わえました。

予定以上のペースで鑑賞できたので、午前中はさらにベルニーニの傑作を2つの教会で見ました。
 サンフランシスコ・ア・リーパ教会:福者ルドヴィカ・アルベルトーニ
 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会:聖テレサの法悦

午後はバチカン美術館で締めです。一応、システィーナ礼拝堂でミケランジェロも見ましたが、絵画ギャラリーでカラバッジョを見るのが目的。これも無事に鑑賞し、ローマでの予定はすべてクリアー。

すっかり満足です。sarai的にはもうローマは見尽くしました。もう、これで最後の訪問となるかも知れません。

明日はまた高速列車でナポリに移動です。



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悠久のアッピア街道、そして、トラブル

昨日でローマでの予定を全部こなしたので、今日は急遽アッピア街道を歩いてみることにします。

ネットで歩き方を短時間でチェックし、地下鉄とバスを乗り継いでアッピア街道へ。石畳の道が真っ直ぐと続きます。


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途中、ローマ水道への道が分からなくなり、帰りの時間が心配になりましたが、何とかリカバリー。水道橋は当然見れず。

ローマ・テルミニ駅でユーロスターに乗車したのがわずか4分前という離れ業でした。ナポリ中央駅へは順調に到着。ホテルにチェックイン後、カポディモンティ国立博物館に直行。明日は休館なのでどうしても今日行く必要があります。地下鉄とバスを乗り継いで、途中、紆余曲折もありましたが、何とか到着。予定通り、ここでも素晴らしいカラバッジョを鑑賞。

夜はほぼ10年ぶりにピザの老舗ブランディで美味しいピザを頂きました。
今日は何かと疲れました。

明日はナポリで残りのカラバッジョの作品を鑑賞し、カプリ島に渡ります。


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カラバッジョとピザの街、そして、喧噪と犯罪の街、ナポリ

今日はいいこと、悪いこと、ないまぜの日でした。これがナポリなんでしょう。

まずはよかったこと。

無事、カラバッジョの2作品を見ることができ、昨日と合わせて、3作品すべてを見ることができました。すべて大作です。
今日は、
 ピオ・モンテ・デラ・ミゼリコルディア聖堂:慈悲の七つの行い
 パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館:聖ウルスラの殉教
を見ましたが、特に《聖ウルスラの殉教》はラスト・カラバッジョ。分かっているなかでカラバッジョ最後の作品です。死を迎え、漆黒の闇を見つめる聖ウルスラは迫りくる人生の終焉を迎えるカラバッジョの生き写しとも言えます。感動の作品をほとんど展示室で独り占めして、いろいろな思いを胸に静かな時を過ごしました。

昼食はもちろん、ピザ。スパッカナポリにある有名店ディ・マッティオでのピザ体験は感動もの、特に水牛のモッツァレラチーズとトマトのピザ(ブファリーナ・ドック)は絶品。こんなピザがあるのかというもの。お勧めです。みなさん、現地に食べに行きましょう。これでたかだか500円くらいです。お客さんに若い人たちの姿が目立ったのもうなづけます。店先はテイクアウトのお客さんでこんなに混雑しています。


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ナポリに別れを告げ、短い船旅でカプリ島に渡りました。ベスビオス山の美しさ、ナポリの街の風景、ソレント半島の山影、どれをとっても絶景です。


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カプリ島は丘の中腹にあるリゾートホテルを奮発。部屋もシービューにグレードアップしてもらい、専用テラスからの絶景を楽しんでします。

悪かったこと。

バスチケットのミスで多額のペナルティを取られました。24時間チケットのつもりでいたら(ミラノもローマもそうです)、ナポリだけは1日券はその日限りで24時を過ぎると無効だったんです、暗然・・・

トラムから降りるときにスリの2人組に体を挟まれ、身動きのできないところを、たまたま、ポケットに入れていた小銭入れを取られました。これは後で気づきました。暗然・・・

昨日の寝不足、アッピア街道の疲れ、罰金問題が重なり、最悪の体調・精神状態でスパッカナポリは茫然自失状態で喉は乾くし、食欲はなく、熱中症で倒れるかと思いました。救ってくれたのは、ピザの名店ディ・マッティオの素晴らしいピザでした。

カラバッジョの3名作に惹かれてやってきたナポリ、そして、絶品のピザ。しかし、喧噪と犯罪の渦巻く街。そして、何よりもsaraiと相性が悪すぎた街。多分、もう2度と訪れることはないでしょう。カプリに向かう高速船の上から、絶景のナポリの街、ベスビオ山に永遠の別れを告げました。

明日は青の洞窟に再挑戦し、アマルフィにクルーズします。



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青の洞窟、2度目のチャレンジは・・・

今日は10年前のリベンジを果たすべく、青の洞窟に再挑戦です。
ホテルで9時に青の洞窟へ行けるか、確認できます。
それまでは朝食ルームで日本人の新婚さんと仲良くなり、楽しいおしゃべりです。新婦は色白の新潟美人。顔出しOKとのことで当ブログに登場していただきます。


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そうこうするうちに9時になり、レセプションのかたに青の洞窟の確認をお願いしました。どきどきです。すると、大丈夫とのこと。やったね!
チェックアウトは後にして早速マリーナ・グランデへ行き、青の洞窟行きのクルーズ船に乗り組み、順調に目的地に到着。少し待って、手漕ぎボートに乗り換え、念願の青の洞窟の美しさを満喫。たっぷりと10年来の夢を楽しみました。


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この後、クルーズ船はカプリ島1周。名古屋から来た2組の若い男女とも仲良しになり、またまた、顔出しOKで当ブログに登場していただきます。彼らは地中海クルーズを楽しんでいるところでした。


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クルーズの後はカプリ島を少し散策し、また、船に乗ってアマルフィに向かいます。ポジターノに寄港した後、夕陽に照らされたアマルフィに到着。
夕陽の落ちたアマルフィの街を散策した後、夕食はホテルのお姉さんエステルに教えてもらったシーフードの美味しいレストランで満腹・満足。

明日はシチリア島のメッシーナに向かいます。カラバッジョ鑑賞を再開です。



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この記事へのコメント

1, jun eguchiさん 2011/10/14 20:09
昨日はありがとうございました\(^o^)/


青の洞窟見れたようで良かったです♫




今は、アマルフィにいます♪( ´θ`)ノ

僕のブログはソフトバレーと言う、スポーツの事を
中心に書いてます。


チーム名はImproveです!

2, saraiさん 2011/10/15 05:11
こちらこそ、お若いかたと楽しいひと時を持てて、楽しかったですよ。
今はアマルフィから移動して、シチリア島のメッシーナにいます。
ソフトバレーってあるんですね。ブログ見ました。スポーツ、青春、頑張ってくださいね。色白美人の奥様にもよろしく。

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列車ごとフェリーでシチリア島に上陸

アマルフィは昨日と打って変わって、すっかり曇り空。ホテルでの朝食はsaraiのお気に入りのエステル心づくし(のような?)で、テラスで食べますが若干、肌寒い。それにしてもエステルは今年4月のマルセイユのホテルのお姉さんのバネッサを思い出させます。彼女もsaraiのお気に入り。

エステルご推奨のロマンチックだという海岸沿いのプロムナードを歩きますが、強い風で雰囲気ももうひとつ。街のメインストリートももう歩いたし、この天気では何か元気が出ません。高速船でサレルノに移動するつもりでしたが、この天気では海に出る気がしません。早めのバスで移動しましょう。エステルにサヨナラして、めちゃ混みのバスでサレルノへ移動。

サレルノからはイタリア国鉄のIC(インターシティ)で延々5時間、シチリアのメッシーナまで行きます。立派な1等車を予約しておいたので、乗り心地は抜群。やがて、シチリア対岸のヴィッラ・サン・ジョヴァンニ駅に到着。ここからがこの鉄道の一番の見せどころ。列車が直接、フェリーに乗り込みます。といっても、そのままだと列車が長過ぎ。4両ずつ、2つに分割してフェリーに乗ります。フェリーがシチリアに着くと、今度は機関車がフェリーにはいってきて、列車を引き出します。まずは4両分引き出しました。ずっと、その様子をsaraiは楽しんで見ていました。


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メッシーナのホテルにチェックインし、夕食はシチリア郷土料理のレストラン。名物おやじのパドリーノさんの明るいもてなしにすっかり盛り上がったシチリア最初の夜になりました。

明日はメッシーナでまたカラバッジョを見て、シラクーサに鉄道で移動します。


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シチリアのカラバッジョは傑作揃い

2011/10/16 08:06
メッシーナの朝、曇り空。

メッシーナのドゥオーモの美しさに感じつつ、トラムでメッシーナ州立美術館にカラバッジョを求めて、急ぎます。
この美術館には晩年の大作2点があります。《ラザロの復活》と《羊飼いの礼拝》です。《ラザロの復活》の一筋の光の効果に驚き、羊飼いの礼拝》の聖母マリアのすべてを包み込む無限の優しさに癒されつつ、感動します。

メッシーナからは延々と3時間半、鉄道でシラクーサへ移動します。
シラクーサは旧市街がオルティージャ島にあり、そこのホテルにチェックイン。すぐさま、近くのドゥオーモ広場にあるサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会に行き、カラバッジョの主祭壇画《聖ルチアの埋葬》に心を打たれます。まるで画面の中に入り込み、一緒に聖ルチアの埋葬に参加し、悲しみにくれる自分を感じます。これも絵画を超えた絵画。傑作中の傑作です。今日見た3作はカラバッジョの38歳の死の2年ほど前の大作ばかりで、カラバッジョの無限の才能を感じさせられるものでした。これでイタリア国内のカラバッジョはローマで貸出中の3点を除いて、ほとんど見ることができました。カラバッジョを巡って旅して本当に幸せでした。

サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会から出て、ドゥオーモ広場の美しさにも魅了されました。これ以上美しい広場があるでしょうか。


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夕食のシチリア料理の美味しさも満点。今日は充実した素晴らしい日でした。


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シラクーサはギリシャ遺跡の街

今日はシラクーサで1日を過ごしますが、どうしてもという用事もないので、余裕の1日です。これまでは何かと気ぜわしかったので、よい休養日です。

とは言え、折角の初めての地。特にシラクーサはイタリアと言いながら、ギリシャの遺跡が多いので、それらを見て回りましょう。

ギリシャ劇場が最大の見ものです。保存もよいスケールの大きな野外劇場です。


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このシラクーサで暮らしていた、かのアルキメデスもきっとこの劇場に通ったかと思うと不思議な感じです。何かアルキメデスが身近に感じられます。配偶者にアルキメデスの原理をチェックするとちゃんと答えられました。えらいね! 物理学専攻のsaraiとしては深い内容を解説したいところですが、しつこいので、ぐっと踏みとどまりました。
隣接する天国の石切り場、ディオニソスの耳というギリシャ遺跡も巡りましたが、これらの名称の名付け親は何とカラバッジョだそうです。彼の足跡はこういうところまで残されていました。

残った時間はオルティージャ島の散策。〆は美味しいシーフードのレストランでの贅沢なディナーです。

今夜でイタリアも最後です。明日はマルタ島に向かいます。


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シラクーサを後に、空路、マルタへ

今日はシラクーサに来て初めての快晴です。青空と眩しい陽光。
午前中はオルティージャ島のおさらいをしましょう。海岸沿いに1周します。オルティージャ島は細長い形で、一方の海岸はシチリア本島に面していて、湾のようになって海も穏やかで静かで、港になっています。もう一方の海岸は外海に面し、地中海とは思えない激しい波が打ちつけています。


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島を1周後、陽光に輝く美しいドゥオーモ広場のカフェで一休み。カフェから出ると、日曜日はお休みで気が付かなかったドゥオーモ広場の地下への入口が営業中。これは見ないといけないでしょう。入場料一人4ユーロを払って、地下世界を探検。面白い発見もありました。後日ご紹介しましょう。

シラクーサ駅前からAST社の高速バスでカターニア空港に1時間10分で到着。マルタ航空のA319で無事にマルタ・リカ空港にフライト。予約していた送迎タクシーで楽ちんでホテルに移動。ホテルは首都バレッタの湾を挟んで対岸のスリーマにあります。
マルタ料理のうさぎを堪能して、ホテルの部屋からはばっちり、城塞都市バレッタの美しい夜景を楽しみます。


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明日はバレッタで総仕上げのカラバッジョを見ます。


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この記事へのコメント

1, あやさん 2011/10/19 10:55
お久しぶりです!カプリ島でホテルをご一緒させていただいた者ですo(^-^)o
あの時はどうもありがとうございました☆拙い英語しか話せないので会話もろくに成り立たず、日本人が恋しくなっていたときに、気さくに話し掛けて下さり、とても楽しい時間が過ごせました(^^)
明るく楽しい奥様と、優しくてまめな旦那様。すごく素敵なご夫婦ですね♪
本当にまた是非お目にかかりたいです!

旅もあと半分くらいでしょうか?
どうかお体に気をつけて、楽しい旅をしてきてくださいね♪
これからもブログ拝見させてくださいp(^^)q

2, saraiさん 2011/10/19 12:14
新潟美人の奥様からもコメントいただき、光栄です。
こちらこそ、旅の途中で若いカップルのかたと親しくお話しできて、楽しい時間が持てました。
もう帰国されたんですね。横浜に来られることがあれば、ご連絡ください。

旅はちょうど半分くらい。明後日からは月末までウィーンで音楽三昧です。一緒に旅したつもりでブログ読んでください。もっとも今は速報版です。詳細編は11月からになります。お2人にも再度ご登場いただきます。

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マルタでカラバッジョの旅も無事、完結!!

マルタでの初めての朝です。
とりあえず、乗り降り自由のヒップオン・ヒップオフのバスで観光します。土地に不案内で公共交通機関も不便なので、心ならずもこういう形の観光になります。滞在している海辺のスリーマの街から、内陸の古都や海辺のリゾート地を屋根なしの2階建てバスから高見の見物です。
モスタなどを通り、古都イムディーナで下車。この丘の上の城壁都市からまわりの景観を楽しみます。


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海辺のリゾートで風が肌寒いにもかかわらず、プールサイドやビーチで日光浴している西欧人を見て、ビックリです。これがリゾートライフですね。努力も必要そうです。こちらはバスの2階で強い風に震えていました。

一通り、島巡りをしたので、次はカラバッジョの仕上げです。バレッタの街の大聖堂で、ひやりとはしましたが、無事に最後の2点を鑑賞。特に凄惨なシーンを扱った《聖ヨハネの斬首》では色んな思いが頭を交錯しました。そのうちに感想をしっかりとまとめましょう。

これで無事カラバッジョを巡る旅も完了ですが、いまでも、ローマのサンタゴスティーノ聖堂にあった《ロレートの聖母》の聖母の美しさと高貴さは生涯、忘れえないものです、瞼の裏にはっきりと焼き付いています。

小さなフェリー(水上タクシー)でバレッタから湾を横断して、スリーマに戻り、今日の予定は完了。


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夜はちゃんと予約を入れて、創作マルタ料理のお洒落なレストランでディナー。またまた、うさぎを食べましたが、ここは洗練された味で絶品でした。

明日はマルタで完全フリー。何しようかと思案中です。



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マルタの休日

昨日、旅の目標だったカラバッジョの絵を見られるだけ見るというチャレンジが一区切り。今日はゆっくり、マルタの陽光を楽しみましょう。

昨日はマルタ島の北のほうを見てきたので、今日は南のほうにでかけましょう。それもゆったりとね。10時過ぎの2階の屋根なし遊覧バスに乗って、出発です。今日は可愛い女性お二人と一緒になりました。娘と同じ年頃の女性と一緒だとsaraiとて心が華やぎます。今回の旅は若くて綺麗なかたと知り合うラッキーな旅です。顔出しOKとのことで早速、札幌からのお嬢さんをご紹介しましょう。


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バレッタ、スリー・シティーズ、大昔の崩れ去った巨石神殿、魚料理の美味しい漁師町(ここでランチ、念願のうにのスパゲッティを食べられました)、そして、この日の目玉、マルタ島の青の洞窟です。

ほとんど前知識なしでしたが、乗った定員9人の小舟が外洋で揺れ、配偶者はきゃーきゃー叫ぶし、sarai自身も怖い思いをしました。それでも海岸線に点在する岩穴ではカプリ島の青の洞窟とまではいきませんが、青く透き通った水と光の饗宴に心楽しくなりました。


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帰りのバスは強い風で少し寒くはありましたが、沈む夕日を見ながらの気持ちのよいドライブとなりました。


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いよいよ、明日はフランクフルト経由でウィーンです。



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トラブルにはめげないぞ! 這ってでもウィーンに到着

今日は平穏な朝から始まりました。マルタはこれまでで最高の天気。暑いくらいの陽気です。

トラブルの第1弾は朝のメール。なんと明日予定しているウィーンとチェスキー・クルムロフ間のシャトルバスが故障で動かないというのです。リンツからバスを出すのでそれを利用せよとのこと。急いでネットでウィーンからリンツの鉄道チケットを購入。うっかりしていましたが、帰りはいったいどうなるんんだろう? 早く帰って、その夜のオペラに備えないといけないのに・・・。

トラブルの第2弾。ホテルで10時半に予約しておいたタクシーを待ちますが、時間を過ぎても来ません。代理店に電話し、タクシー会社に確認を取ってもらった結果、20分以上も遅れて到着。代理店と運転手の遅れた言い訳が違っていましたが、まあ、いいでしょう。十分、飛行機の時間には余裕があります。

トラブルの第3弾。空港に着いて、早速、チェックインをすると、ルフトハンザの空港職員が出発時間が1時間以上遅れるということを宣言。結局、もっと遅れて、2時間ほどの遅れでフランクフルトに向けて出発。

トラブルの第4弾。フランクフルトへは結局1時間半ほどの遅れで到着。当然、ウィーンへの連絡便は影も形もなし。次のウィーン便のゲートまで走り、力尽きます。ここでも満席で乗れないとのこと。では、どうしてくれる?もたもたとPCを操作して、結果は約40分後の便があるので、それに乗れとのこと。トランスファー・チェックインのカウンターで手続きをしろとのことで、今度はゆったりとそこに行くと、そこは大行列。配偶者にこんなところで並んでいてもいいのって、強い指示を受け、係の人にもう搭乗まで時間がないけど大丈夫かって詰め寄ると、彼はあくまでも自分の意見だが、直接、搭乗ゲートにいったほうがいい、ただし、もう、無理だろうと無責任な態度。再度、遠い・遠い搭乗ゲートまで配偶者と走りました。ゲートに着いたら、もう、精魂尽きました。そこの係の方にウィーンまでの搭乗券を示すと、みんな難しい顔をします。それでも、何か検討しているみたいです。しばらくすると、その中の責任者が配偶者のほうを向いて、しばらく待ってくれとのこと。もしかしたら、何とかなるのかと期待します。結局、搭乗時間を過ぎて、やっと、ゲートを通してもらいました。何とか、ウィーンに行けそうです。

閑話休題 何と配偶者はビジネスのシート、saraiはエコノミーのシートと明暗を分けました。
配偶者は豪華食事。


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saraiは貧弱な食事。


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一体、人生の岐路を分けるのはなんでしょう。

トラブルの第5弾。無事にウィーンに到着。しかし、恐れていたとおり、荷物が着きません。窓口に行くと、状況説明もそこそこに書類を書かされます。これって、荷物は届かないってことなのね。調査の結果、荷物はまだフランクフルトにあり、真夜中にウィーンに着くので、朝、ホテルに届けるとのこと。本当でしょうか? これも信じるしかありませんね。
渡されたのは2組のお泊りセットです。


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立派なケースの中にお詫びのメッセージ(日本語もあります)、寝間着代わりのXLサイズのTシャツ、洗面道具、なぜかニベア、洗剤、女性用品といったものです。記念にはなりますね。

疲れたので、空港からは大枚はたいてタクシーでホテルに。今年の4月にも長逗留したホテルなので勝手が分かっています。レセプションの可愛い女の子もいました。リメンバー・ミーというと戸惑った顔をしていました。やっと、気持ちが癒されます。

明日の準備やはっぱさんと連絡をとったりして、ともかく、今夜は寝て、明日がよい日であることを祈りましょう。

明日はチェスキー・クルムロフに1泊の旅です。


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おもちゃのような街、チェスキー・クルムロフ

今朝のウィーンは青空。一向に荷物は届きませんが、元気に朝食。

空港に連絡すると、11時頃には荷物をホテルに届けるとのこと。多分、チェスキー・クルムロフへの出発には間に合いません。着のみ着のまま、出かけることになりそうです。11時にホテルをチェックアウトし、20分ほどロビーで待ちますが、荷物は届かず。タクシーを呼んでもらって、ウィーン西駅に向かいます。西駅でザルツブルグ行のレールジェットに乗り、まずはリンツ中央駅に向かいます。いつもながら沿線の丘陵の家々と緑は美しい。


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リンツで予約してあったシャトルバスにピックアップしてもらい、一路、チェスキー・クルムロフに向かいます。途中の草原は広大で美しい。


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しかし、saraiは携帯にかじりつき、荷物の状況確認に大童。結局、はっぱさんの力を借りて、ホテルにちゃんと荷物が届いたことを確認し、一安心。

チェスキー・クルムロフでは短い滞在時間ながら、念願のお城の塔の上からの眺めを楽しみ、大満足。


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美味しいチェコ料理に舌鼓を打ち、ホテルからお城の夜景を楽しみながら、就寝。


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明日はウィーンに戻り、早速、国立歌劇場でオペラ。音楽三昧の日が始まります。


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この記事へのコメント

1, あやさん 2011/10/22 22:16
ものっすごぃ大変な2日間でしたね(@_@)。。しかしそれにもめげず、旅を楽しんできていらっしゃるsaraiさんご夫妻!すごい!!
明日は念願のオペラ鑑賞だそうで☆しっかり体調を整えて、楽しんできてください!

しかし奥様の機内食と旦那様の機内食… レディーファーストですね♪

2, saraiさん 2011/10/23 05:52
あやさん、コメントありがとうございます。

今、ウィーン国立歌劇場から帰ってきたところです。
オペラは感動、また感動。別記事でアップします。

トラブルも後からは思い出になりますが、その時はそれどころでなく、必死の戦いです。
機内食はやはり、女性に華を持たせるのが世界の常識ですね。

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ボヘミヤの白い霜降草原はとても幻想的

今日はチェスキー・クルムロフからウィーンにとんぼ返りです。
朝9時前にホテルに迎えに来たシャトルバスで、朝もやのかかるボヘミヤの白く霜の降った幻想的な草原を突っ走ります。


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3時間でウィーンに到着。
昨日チェックアウトしたばかりのホテルに暖かく迎えられ、目出度く空港でロストした荷物とも再会です。
荷物から取り出した防寒具で早速、ウィーン国立歌劇場に出発。時間を1時間も間違えて早く行ってしまったので、カフェ・オペラで時間つぶし。
オペラは感涙の素晴らしさ。別記事で報告します。
明日も楽友協会でウィーン・フィルを聴きます。


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10月のウィーンはやっぱりシュトルム

今日は念願だったウィーン楽友協会でのウィーン・フィル定期演奏会を聴けて、大満足。それもマーラーとベートーヴェンの素晴らしい演奏が聴けたので、なおさらです。開演前の楽友協会のグローサーザールの美しい装飾を施された内部空間です。音の響きも素晴らしいホールです。


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夜はホイリゲに乗り込みます。ベートーヴェンがここで「英雄」の一部を作曲した由緒あるマイヤー・アム・プファールプラッツです。この時期しか飲めない未発酵のモスト、発酵途上で口当たりのよいシュトルム、そして、今年の新酒のワインを飲み比べ。料理は別棟のビュッフェで自由に選択して、コストパフォーマンス最高です。アコーディオン弾きのおじさんにチップをはずみ、「ウィーン、我が夢の街」をリクエストして、歌ってもらいました。


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明日は演奏会も入れなかったので、リンツに日帰り小旅行です。


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リンツ、ブルックナーのオルガンの響き・・・

今日はリンツへ小旅行。
何でリンツかって言うと、既にお分かりのあなたは偉い。
そうです。他の音楽好きと一緒でブルックナー詣で。リンツはブルックナーが生まれ、教会オルガニストとして、音楽の腕前を磨いた街です。

朝早いウィーン西駅発のICEに乗り、リンツ中央駅へ。リンツ中央駅からはポストバスで30分ほどかけて、郊外の聖フローリアン修道院へ行きます。ここの教会がブルックナーがオルガニストを長年務め、そして、教会のオルガンの下のお墓に彼は今も眠っています。
秋色の濃い教会では運よくいわゆるブルックナー・オルガンの重量感のある響きを聴くことができました。これが彼の交響曲の原点かと思うと感慨一入です。


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お墓は今日はガイドツアーがなかったので、見られませんでしたが、十分に彼の存在感を感じることのできたブルックナー詣でになりました。

リンツの街に再び戻り、今度は鉄道ファンもどきです。アプト式ではない通常軌道の電車としては世界最高の急坂を上るペストリングベルク鉄道に乗ってみます。街の中心のハウプト広場にトラムの軌道を使って、このペストリングベルク鉄道の登山電車が乗り入れています。見た目には普通のトラムに見えますが、ペストリングベルク鉄道の区間にはいると箱根登山鉄道のように山道を登って行きます。やがて、標高500mを超える山頂駅に到着。こんな3両編成の綺麗な電車です。


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山頂には美しい教会があります。教会の近くにひっそりとしたレストランのシュロス・エッゲンベルクがあります。つい見逃しそうなレストランでしたが、ここの料理は1級品です。それに安い。リンツにお立ち寄りのかたには絶対のお勧めです。ただ、リンツのハウプト広場から電車代が往復で5.6ユーロ必要です。それでも、山頂の展望台からのリンツの街やドナウ川の眺めも素晴らしいので、決して損はないでしょう。また、今の時期、秋は黄葉がとても綺麗です。

明日はそのブルックナーの7番のゲネプロを楽友協会でプレートル指揮ウィーン・フィルで聴きます。本番は30日です。
夜はアン・デア・ウィーン劇場でオペラ《セルセ》を聴きます。1日でダブルの音楽鑑賞です。
明日に備えて、早めに寝ましょう。



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またまた音楽三昧、その間にカフェ・ハイナーでランチ

今日は1日ウィーンでダブルヘッダーで音楽三昧。
朝は10時から、ウィーン楽友協会でウィーン・フィルのゲネプロです。
内容は別記事でアップ済です。

楽友協会からは国立歌劇場の横の劇場連盟のオフィスで明日と29日のバレエとオペレッタのチケットを受け取ります。その後、久しぶり、と言っても半年ぶりのケルントナー通りを歩き、ショッピング。それなりに成果はありました。
遅めのランチにお気に入りのカフェ・ハイナーに入ります。混み合ってはいましたが、ここで美味しいランチとケーキ。やはり、何を食べてもカフェはここが最高です。このカフェ自慢の食器です。Johnson Brothers製のハイナー特製の食器です。


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夜7時からはアン・デア・ウィーン劇場でヘンデルのオペラ《セルセ》を鑑賞。内容は別記事でアップ済です。またまた、このオペラにも感動です。ウィーンって凄い街です。やはり、saraiの第2の故郷、我が街です。


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ウィーンのカラバッジョ、そしてラーメン

今日もウィーンは曇り空。その割にはそれほど寒くないのが救いです。

今日はカラバッジョの総決算として、番外編ながら、ウィーン美術史美術館に行ってみましょう。ここには、カラバッジョがナポリで描いた祭壇画《ロザリオの聖母》があります。美術館ではちょうど特別展(冬のメルヘン)をやっていました。冬に関連した絵画などを一堂に展示していました。モネの積藁シリーズの冬の季節の積藁がありました。
ともあれ、まずは目的のカラバッジョです。《ロザリオの聖母》のほかにも2点もあって、びっくり。さすがですね。《ロザリオの聖母》はナポリの作品の《七つの慈悲の行い》に似た描き方に思えましたが、カラバッジョとしては今一つの印象でした。


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まあ、それほど、カラバッジョの作分群のレベルが高いとも言えます。あとは名画の数々、世界1のブリューゲルのコレクション、クラナッハとデューラーの素晴らしいコレクション、ベラスケスの王女マルガリータの一連の肖像画、レンブラントの一連の自画像、そして、フェルメールの代表作と言われる「絵画芸術」などをゆっくりと堪能しました。

芸術の後は食い気。まだ行っていなかったカフェ・シュペールを探して、行き着いたのが何とラーメン屋。刀削麺のラーメンですっかり体が温まりました。


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ホテルで午睡をとって、夜はウィーン国立歌劇場でバレエ《ラ・シルフィード》のプレミエです。内容は別記事でアップ済です。
幕間には、はっぱさんと楽しいおしゃべり。
今日も楽しいウィーンの1日でした。

もう、ウィーンも残り4日になりましたが、オペラ、オペレッタ、コンサート2つ、合計4回も音楽、それも超一流のものを楽しめます。ラストスパートです。


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レオポルド美術館はシーレ一色で最高!

今日はチェスキー・クルムロフ訪問を記念して、シーレの絵画をレオポルド美術館で鑑賞です。
折も折、ちょうどエゴン・シーレ・プロジェクト展も開催中で膨大なシーレ作品を鑑賞でき、とても充実した日になりました。4階の常設展でまずクリムト、シーレ、ココシュカを楽しみました。シーレのチェスキー・クルムロフを描いた作品ももちろんありましたよ。


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次いで、地下1階のエゴン・シーレ・プロジェクト展。ここではお馴染みの作品以外にも初めて見る作品もかなりあり、とても有意義でした。シーレに関する理解が一層深まった思いです。

芸術の後はいつもの食い気。昨日行き損なったカフェ・シュペールにリベンジでようやくはいれました。昔の内装を残した良いカフェで料理も美味しく、ウィーンのカフェはハイナーだけではないという感じ。


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夜食を求めて、ナッシュマルクトを一回り。いつ来てもここは面白いですね。

ホテルの午睡して、ウィーン国立歌劇場に最後のオペラ《フィデリオ》を聴きに出かけました。内容は別記事でアップ済です。

明日も午前中は美術館で、夜は楽友協会でウィーン交響楽団のコンサートを聴きます。


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この記事へのコメント

1, sarahoctavianさん 2011/10/28 15:52
こんにちわ!ご無沙汰しております。丁度時を同じくしてウィーンに行ってたので(私たちは週末の2泊3日でしたが)、読む記事ごとに嬉しくなってしまい書いております(笑)。セルセもハイナーもシュペアルもレオポルト美術館も・・・もしかしてどこかですれ違ったかもしれませんね?!

2, saraiさん 2011/10/29 00:00
ワーオー! なんとなんと! レイナさんのブログをダマで読んでいましたが、ウィーンに一緒に行かれた方はsarahoctavianさんでしたか。
レイナさんの言われた通り、マレーナ様はかっこよかったです。
明日あたり、sarahoctavianさんの紹介されたナッシュマルクトの魚やさんにでも行ってみようかと思ってます。生ガキが美味しそうだったので。
sarahoctavianさんのようなファッショナブルな日本人とはすれ違っていないので、残念ながらニアミスはなかったかも。今回はミュンヘンはパスしますが、また、ミュンヘン訪問の折には、是非、お茶でもいかがでしょうか。

3, sarahoctavianさん 2011/10/29 00:54
そうなんです、レイネさんと一緒だったのはワタクシだったのです(笑)。マレーナ様、本当かっこよかったですよねえ。私たち楽屋口で待ち伏せして(一番先に出てきたトドニースは無視してw)その飾らぬ気さくなお人柄にこれまた惚れこんでしまいました。サライさん、ミュンヘンでお茶の際は是非お声かけてくださいね!

4, saraiさん 2011/10/29 16:28
出待ちですか!! お若いですね。
もうすぐ帰国なので、帰国後にsarahoctavianさんとレイネさんのブログにもお邪魔させてもらいます。なお、次回は来年4月にウィーンのつもりです。ミュンヘンに寄るかも知れませんので、その際はよろしく。

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ベルヴェデーレ宮殿でクリムト展開催

この秋はウィーンは音楽だけでなく、美術も充実しています。今日で3日目の美術館通い。きっちりと見るために1日1美術館の方針です。

今日はベルヴェデーレ宮殿にあるオーストリア・ギャラリーです。クリムトの名品の所蔵では有名ですが、saraiにはシーレの名品がたまりません。昨日のレオポルド美術館の膨大なコレクションをもってしても、このオーストリア・ギャラリーのシーレの珠玉のコレクションは欠くことのできない存在です。特に「家族」、「妻の肖像」、「4本の木の風景」とういう彼の28歳の死までの2年間の作品はとても素晴らしくいつまでも見ていたい作品です。

現在、ベルヴェデーレ宮殿では以上の常設展に加えて、下宮で「クリムトとホフマン」という特別展を開始したところです。来年の2012年はクリムトの生誕150年の記念の年だそうで、それに向けた展示会で来年の4月まで開催されるようです。ベートーヴェンフリースなどのモデル展示や個人蔵・美術館蔵の作品を一堂に集めた注目の展覧会です。なかなかの見応えでした。クリムトとベルギーとのつながりの強さから、ベルギーの美術館からクノップフの名品も出展されており、これも楽しみの一つでした。確かにクリムトとクノップフの女性ヌード画は並べて展示されていましたが、同質性が感じられます。意外でした。このクノップフの絵は実に魅力的でした。

1年ぶりのベルヴェデーレ宮殿は庭園の工事がすっかりと完了し、見事な眺めになっていたことも付記しないといけませんね。


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美術の後の食い気も3日目で、どこに行こうか思案した末、選択したのはコンディトライ・オーバーラー。ここのケーキは絶品です。ただ、時間も時間なのでランチ1人前を2人でシェアし、ケーキと紅茶を頂きました。もちろん、美味しかったですよ。

で、またホテルで仮眠して、ウィーン楽友協会でウィーン交響楽団のコンサート。この内容は別記事でアップ済です。

明日はフォルクスオーパーで楽しくオペレッタ《メリー・ウィドウ》です。


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ウィーンの生ガキ、そして明日は帰国

イタリアを縦断して、マルタ島まで足を伸ばしたカラヴァッジョを巡る旅、そして、ウィーンに腰を落ち着けての音楽三昧、それも明日が最終日です。

今日は帰国に向けて、ホテル近くの大型ショッピングセンターでお土産のお買い物。最上階は大型電器ショップ。電器は何でも大好きなsaraiですから、ぐるぐると興味深く見て回りました。売っているものは日本とそう変わりがあるわけではありません。やはり、液晶TVが目立ちます。すると、ヘッドフォンコーナーを発見。ヨーロッパ製のものが揃っています。ヘッドフォンと言えば、やはり、オーディオファンにはゼンハイザー。モバイル型のいつも持ち歩いているのもゼンハイザーですが、かなり古くなったので、新しいものがないかをチェック。ありました、ありました。ちゃんとIPOD対応を謳っています。値段も買ったものの半分以下です。これは連れて帰らないといけないでしょう。配偶者の冷たい視線も何のその。ただ、クレジットカードが使えなかったのが計算外でした。地下の食料品売り場でチョコレートやバート・イシュルの塩などを購入して買い物は終了。

今日のお昼ご飯は当ブログにコメントを頂いたミュンヘン在住のsarahoctavianさんの情報で、ナッシュマルクトの魚屋さんレストランUMARに向かいます。今日は土曜日でナッシュマルクトは混雑。案の上、レストランUMARも一杯で予約なしでは断られました。で、隣のお馴染みのNORDSEEのオープンカフェ、というより、立ち食いに毛が生えたようなオープンコーナーに配偶者がテーブルを見つけてくれました。このコーナーでは、店頭で生ガキを処理して販売しています。それが食べたいんです。早速、スパークリングワインと生ガキ10個(2人で)を注文。まさか、ウィーンで生ガキが食べられるとは驚きです。無論、美味しかったですよ。フランス産とオランダ産のカキでした。


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今日はこれからフォルクスオーパーでオペレッタ《メリー・ウィドウ》を聴きます。その前にウィーンのお友達のはっぱさんと最後のおしゃべり。オペレッタの後は、ブログのお友達のsteppkeさんが今日、日本からいらっしゃって《メリー・ウィドウ》をご覧になるというので、オペレッタが終わった後に食事会。また、はっぱさんも駆けつけてくれるとのことです。

また、明日は今回の旅で一番の目的のプレートル指揮ウィーン・フィルのコンサートが11時からウィーン楽友協会であります。

というわけで、ヨーロッパからの旅のレポートも今回が最後になるでしょう。帰国後に旅の詳細記事の連載を開始しますので、是非、ご愛読ください。

もう、帰国に向けてのトラブルがないといいな・・・・


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この記事へのコメント

1, あやさん 2011/10/30 00:30
ついに帰国なんですね〜!!長かった!!私達はもう普段の生活に戻りきってしまいましたm(__)m

旅行中は毎日パスタやピザを食べていたので飽きてしまいましたが、これで帰るのかとなるとそんな毎日も貴重に思えてきました。
って言うほど長くいたわけではありませんが。笑

あの日イタリアのカプリ島に言ってあのホテルに宿泊して、港で同じ車に乗らなければ、saraiさん達とも出会えなかったんだと思うと、本当に奇跡です。
イタリアの収穫はsaraiさん達と出会えたこと!感謝です!!!

何事もなく戻って来られることを祈っています。
お気をつけてっo(^-^)o!!!!!

2, saraiさん 2011/10/30 08:36
あやさん、saraiです。

これも縁なので、末永く、よろしくお願いしますね。
今から寝て、明日は最重要のコンサートを聴き、その後、お友達とランチして、魔のフランクフルト空港から帰国です。もうここまで来たら、何があっても帰ります。ご心配いただき、ありがとうございます。

また、コメントお待ちします。

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ノートラブルの帰国(帰国前日~帰国日)

もう、お気づきかもしれませんが、月曜日の夕方、無事帰国しました。

ウィーンからの出発前日はナッシュマルクトで贅沢な生牡蠣を食べたところまでご紹介しましたが、その後、フォルクスオーパー近くのカフェではっぱさんとお茶して音楽論はほどほどに形而下的な話に花が咲き、開演ぎりぎりまでおしゃべり。
ここでいったんはっぱさんとは分かれて、フォルクスオーパーで楽しくロマンチックなオペレッタ《メリー・ウィドウ》を鑑賞。詳しい内容の記事はアップ済です。記事にもある通り、ブログのお友達Steppkeさんと初対面。で、そのまま、アフターオペレッタで先程のカフェに再度直行して、夜食をいただきながら、音楽論はほどほどに世間話。しばらくすると、楽友協会とコンツェルトハウスをダブルで梯子してきたはっぱさんがいきなり乱入。一気に話のテンションはあがり、あらゆる分野の話に飛び火しながらの無茶苦茶なおしゃべり。ふと気づくと閉店時間になり、客は残り少なくなっていました。でも、今日の土曜日から明日の日曜日にかけては夏時間から冬時間の切り替えで夜が1時間長いんです。閉店時間も延ばせばいいのにね。結局、はっぱさんのご好意でホテルまで車で送っていただき、この日はオシマイ・・・

翌日はそれはもう大事なプレートル+ウィーン・フィルのコンサート。急いで9泊もしたホテルをチェックアウトし、ウィーン楽友協会に向かいます。コンサートの結果は既に詳しく記事にアップしています。ともかく、これ以上の演奏は考えられないほどの素晴しい演奏で言葉もなしです。
もうすぐ帰国ですが、少し余裕があるので、はっぱさん、Steppkeさん、sarai、配偶者の4人で豪華にグランド・カフェでランチ。ここでも盛り上がっていたら、出発時間ぎりぎりになりました。あわてて、地下鉄でホテルに戻り、預けていた荷物を受け取り、空港に向かいます。もちろん、タクシー代は節約し、トラムとSバーンを乗り継ぎます。ところがSバーンが足の踏み場もないほど混み合っていて、大荷物のsarai達は大変。こんなこともあるんですね。日曜日の午後だからでしょうか。

ウィーンからはルフトハンザでフランクフルトまでです。逆の経路で大トラブルだったので少しいやな気がしましたが、定刻通りの運行で問題なし。フランクフルトから成田まではANAですから、もう日本に帰ったも同然。内装の新しくなったB777で気持ちよくフライトを楽しみました。というよりも食事の後、白ワインを飲み、ぐっすり。到着2時間前の朝食で起こされるまで意識なしです。

ところでこんなに長旅なのに最後の日はコンサートを聴いて、そのまま帰国という強行日程になったのかというと、次の日に庄司紗矢香のコンサートがあるからです。まわりはちょっと呆れ顔。saraiにとって、音楽のない人生は考えられないですからね。お蔭で配偶者にはご迷惑をかけてばっかりでゴメンナサイ!

今回の長旅は早々に詳しいレポートを長期連載しますので、期待?していてください。


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この記事へのコメント

1, Steppkeさん 2011/11/02 16:56
saraiさん、Steppkeです。

無事帰国されたようで何よりです。
(帰国の記事がなかなかアップされないので、またFrankfurtで足止めかと思ってました)

ヴィーンでは、楽しい時間を有難うございました。
素晴らしい体験の後、それについて(他もいろいろと)語り合うのは本当に良いものです。
またご一緒したいですね。

私がこちらに来ると大雨とかになり天気に恵まれることはほとんどないのですが、saraiさんが帰国される日から好天で暖かく、悪天候を連れて行って頂けたかと思ってました。しかし、昨日の万聖節から寒くて暗い日に戻っていしまいました。まあ、死者を想うのには、ふさわしい感じですが..

では、詳細レポート、期待しています。

2, saraiさん 2011/11/02 18:05
Steppkeさん、こんばんは。

まずはコンサートの記事を優先したので、帰国の記事が遅れました。また、強靱な体力を誇るSteppkeさんと違って、帰国後すぐのコンサートに備えて自重もしていました。悪夢のフランクフルト空港はもうまっぴらです。

ウィーンでは、当方こそ、勝手にしゃべりまくり、申し訳ありませんでした。懲りずにお付き合いください。

やはり、ウィーンの10月は寒いですね。もうすぐ冬かな。暖かい日本への無事な帰国をお待ちします。

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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