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イタリア半島を南下し、シチリアへ:アマルフィの海岸道路を一路、サレルノへ

2011年10月14日金曜日@アマルフィ~メッシーナ/1回目

旅は9日目です。

まずはお天気チェック。あ~、かなり曇ってます。それに風も強い。昨日、青の洞窟を楽しめて本当に良かったです。この強風では船は出ないでしょうね。


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ところで、昨夜saraiが夜遅くまで旅の記事を書き、寝る頃に海を見ると、それはビックリすることが起きてました。目の前の海に、大きな船がマストから船室まで明かりをつけて輝いているのです。あわてて、もう寝ていた配偶者を起こし、2人で見物です。まるで幽霊船のようにも見えます。


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saraiは、さぞかし立派な豪華客船が停泊しているのだろうと主張します。が、そんな大きな船ではないと言っていた配偶者の方が当たりで、そこそこの連絡船だったそうです。配偶者は朝早く起きたので目撃したのですが、その船はsaraiがまだ寝ているうちに出航していったそうです。

まずは朝食を頂きましょう。エステルが朝食を用意してくれます。風が強いので室内で食べるかと聞かれたけど、やはり海の見えるテラスをお願いします。saraiのお気に入りのエステル心づくし(のような?)の朝食は、真っ赤なオレンジジュースとヨーグルトといろんなパンにコーヒー(配偶者はやっぱりチョコレート)です。やはり、テラスで食べると若干肌寒かったです。


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パンの中に珍しいものを発見。二枚貝の形をしていて、デーニッシュのように生地が層になっています。でも、デーニッシュとは全く生地の感じが違い、パリパリしています。エステルにこのパンは美味しいねと言うと、ナポリやこの辺の名物なのよと教えてくれました。スフォリアテッラ (sfogliatella)というんだそうです。また、10月になると今日のような強い風の吹く日が多くなるとのこと。いよいよアマルフィも、夏の賑わいから寂しい冬に向かっていくのでしょうね。それにしてもエステルは、今年4月のマルセイユのホテルのバネッサを思い出させます。彼女もsaraiのお気に入りでした。

今日はシチリア島SiciliaのメッシーナMessinaへの移動日です。アマルフィAmalfiを離れるお昼過ぎまで、アマルフィの街を散策しましょう。散策するには気分の盛り上がらないお天気ですが、雨が降っていないだけでもありがたいですね。ウィンドブレーカーを着て、ゆっくり出かけます。エステルがロマンチックな道だよと言っていた海岸通りを歩いてみましょう。まずは港の前の広場に出ます。


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広場の片隅には、こんな泉もあります。


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見上げると、我々の泊まっているホテルも見えます。手前の建物の一番左側の屋上のテラスが泊まっていた部屋の専用テラスなんです。


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海岸沿いに散歩道が続いています。それほどの散歩道ではありませんが、とりあえず歩いてみましょう。


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港には、クルーザーというより小船がいっぱいです。


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散歩道の端まで歩いて来ました。港の向こうにアマルフィの街が見えています。


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海に出っ張った突堤があり、突堤の上に上がる階段があります。高いところに上るのが大好きなsaraiですから、当然上がってみます。


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突堤の先端からはアマルフィの街がきれいにみえます。


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街の反対側の方は、岬の方まで家々が点々と建っています。海もよく見え、よい眺めです。


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が、あまりにも風が強いので早々に退散です。街のメイン通りに戻ってきます。次々と多くの観光バスが到着し、観光客でごった返しています。みなさん、並んでドゥオーモDuomoの写真を撮っています。上部が黄金で装飾されているので、光が強いとさぞ綺麗でしょう。記念に1枚撮っておきましょう。


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特に何があるというわけでもない街なのに、大観光地なんですね。夏は青い海と眩しい太陽のリゾート地なのでしょうから、その頃はもっともっと多くの人が押しかけるのでしょうね。ここも早々に退散です。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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当初の予定ではサレルノSalernoまで高速船で行くつもりでしたが、海も荒れているのでバスで行くことに変更です。バスは渋滞も考えられるので、ちょっと早めのバスに乗ることにしましょう。
ホテルに戻り、エステルに手伝ってもらってカバンを下まで降ろします。saraiはもちろんエステルと記念撮影です(この写真は大事な秘蔵写真なので公開しません。悪しからず)。さようなら、エステル。

このホテルはエレベーターがないのが最大の問題ですが、お気に入りのエステルもいて、眺めは最高。料金もそこそこ(2人で1泊100ユーロ)で、とても居心地のよいホテルです。お勧めのホテルです。

バス乗り場に行くと、ずらりとバスが並んでいますが、どれがサレルノ行きか分からないので、全体が見渡せる場所で待機です。と、雨がポツポツ落ちてきました。困ったなと思っているうちに、サレルノ行きの表示が出たバスを発見。大きなカバンも、一緒に座席まで持ち込むようです。まだまだ席は空いているので、後ろの方に座ることにしました。カバンと一緒に広々と席を占拠しているとどんどん人が乗ってきて、出発時間間際になると中学生?くらいの子がどっと乗ってきて超満員です。カバンを調整して詰めあって座ります。出発すると、窓からアマルフィ海岸の景色がばっちり見えます。


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出発したバスには停留場毎に次々と人がのってきます。もう乗れないと思うくらい・・・。バスは海に迫る山肌の細い道を対向車と譲り合いながら進みます。運転が上手といえば上手なのですが、なんとか道路整備は出来ないもんですかね。


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景色は素晴らしいです。saraiが配偶者に海側になるバスの右側に座るようアドバイスしたので、配偶者はばっちり楽しんでいます。


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海の色がきれいです。青の洞窟だけが特別なのではなく、この辺りの海の色は本当に綺麗です。点在する入り江は、海水浴が楽しめるようです。道路よりも海側の崖には張り付くようにホテルや別荘が建っています。


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バスは一路、サレルノに向けて、アマルフィ海岸の海際の道を進みます。


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イタリア半島を南下し、シチリアへ:サレルノから鉄道でシチリアへ

2011年10月14日金曜日@アマルフィ~メッシーナ/2回目

アマルフィAmalfiを出発したバスは大勢の乗客で混雑したまま、海岸線沿いをサレルノSalernoに向かいます。車内は学校からの帰りと思われる子供達で騒がしくなっています。曇り空の下、アマルフィ海岸の海には船が一艘航行しています。本来はあの海を気持ちよく高速船でサレルノに向かっているところだったのにと、ちょっと今日の天候が恨めしく感じます。


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しばらく走ると、少し大きな街を通り過ぎます。


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車窓を楽しんでいると、いよいよ雨は激しくなってきました。車窓にも大きな雨粒が目立ちます。


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そんな中、小さな街やちょっと大きな街で、学校帰りの子供達が乗り降りしていきます。
ようやくひときわ大きな街が見えてきました。サレルノでしょう。自動車の積出港のようです。多くの自動車が並んでいます。コンテナも一杯です。


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サレルノの街は大きく、10分近く走ってようやく海沿いの公園横にやってきます。駅は間近でしょう。


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この公園の前にバスは停車。運転手の駅だよという声にほとんどの人がぞろぞろと降ります。バスはかなり遅れて結局1時間半ほどかかりました。バスから降りると強い風が吹き雨も降っています。ウィンドブレーカーの帽子をかぶり、駅まで5分ほど歩きます。雨ということで、駅もなんだかゴタゴタしています。


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電車の時間をチェックすると5分遅れの表示が出てますが、大きな混乱はないようです。


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駅の建物の端っこにあった軽食レストランで、お昼用にフォカッチャと書かれているもの(見た目はフォカッチャには見えないけど)を購入。


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風が強いのでギリギリまでホームの下の連絡通路で待機します。皆さんも同じ気持ちのようで、連絡通路は電車待ちの人でいっぱいです。


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発車時間が迫ってきたので、いよいよホームに上がります。雨も風も強いです。


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プラットホームにもかなりの人が待っています。メッシーナMessinaまではIC(インターシティ)で5時間もかかるので、ここは張り込んでファーストクラスの席を予約・購入しました。その指定席の車両がホームのどの辺りに停まるのかは、いつも通りさっぱり分かりません。


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まもなく電車が入線。あ~、走らなければ・・・。
私達の指定した席には既に人が座っています。我々の席だと言うと、すんなり空けてくれます。指定を取っていないか、指定の取れないチケットなのでしょうね。カバン置き場がないので、saraiが頑張って網棚に上げます。大きい方のカバンは足元に置きましょう。

電車が出発します。ようやくメッシーナ行きの電車に乗れて一安心です。メッシーナまでは長旅です。先ほど購入したフォカッチャを食べますが、配偶者の判定ではフォカッチャではない!とのことで不満げ。同じイタリアでも大分違いますね。


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列車の座席は非常にゆったりしていて、寛げます。


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設備もよく、窓際のテーブルの下にはコンセントが装備されています。早速PCの電源を接続し、バッテリーの消耗を気にせずにゆっくりと旅記事が書けます。


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30分程走ると、雨は小止みになり進行方向の空は明るくなってきます。間もなく雨も止みます。ヤッタね! でも、相変わらず風は吹き荒れています。海は強風で白い波頭がたっていますが、美しいエメラルドグリーンの色に輝いています。これまで見たこともないような美しさです。


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まだメッシーナまでは3時間程もあります。ゆったりと鉄道の旅を楽しみましょう。


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イタリア半島を南下し、シチリアへ:列車がそのままフェリーに載り、シチリア島へ

2011年10月14日金曜日@アマルフィ~メッシーナ/3回目

今日はアマルフィからサレルノ経由でシチリア島のメッシーナまで大移動しています。行程を地図で確認しておきましょう。


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サレルノSalernoからメッシーナMessinaまでの長い鉄道の旅のお供は「おせんにキャラメル」ですね。日本から持ってきた海苔巻せんべいやピーナッツをつまみながら旅は続きます。途中の大きな駅、ラメツィア・テルメ中央駅Lamezia Terme Centraleを過ぎます。まだ、メッシーナまでは2時間以上かかります。


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やはり、10月は日が沈むのが早いですね。6時頃には薄暗くなり、ようやく海峡の対岸のシチリアのメッシーナの綺麗な街明かりも見えてきます。


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ヴィッラ・サン・ジョバンニ駅Villa San Giovanniに到着です。


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いよいよ列車を分断して、このまま列車ごとフェリーに乗るのです。この列車は8両編成なので、4両ずつに切り離してのフェリー乗り込みになります。フェリーの中には線路が3本あるので、最大12両を3分割して搭載可能です。我々の乗った車両の切り離し作業が始まります。


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切り離し作業が完了です。


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切り離した4両分の車両は接続した電車によって、フェリーに積み込まれます。もう、車両はフェリーの船内です。


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車両を押してきた電車は切り離されて、次の車両を積むために戻っていきます。


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電車はフェリーの外に出て行きます。


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我々の車両が積み込まれたフェリーの船内の様子です。我々の車両の乗っている線路の右側にもう2本の線路が空いています。


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やがて、分割されたもう一方の4両の車両がフェリーに乗り込んできます。


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車両はほとんど船内に飲み込まれようとしています。


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我々の車両と並行して、もう4両の車両が船内に収まりました。まだ、真ん中の線路が空いているので、もう4両分積み込める余裕があります。


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やがて、役目を終えた電車がフェリーから出て行きます。


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列車乗り込みが完了すると、フェリーは実に静かに出航します。乗客はそのまま車両に残ってもいいのですが、折角ですから、車両から降りてフェリーの上部デッキに出てみましょう。船内の階段を勝手に上ってもよいみたいです。


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車両を格納した層の1つ上の層には自動車が乗り込んでいます。一番上のデッキに出ると、夜の暗闇のなかにイタリア本土とシチリアの両方の街灯りが見え、間の海峡は真っ暗闇です。


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舳先を転回したフェリーはイタリア本土のサン・ジョバンニを離れて行きます。


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ミラノに到着してから1週間ほどのイタリア本土滞在でした。よかったことも悪かったことも多々ありましたが、ずい分長居をしたような気がします。まだイタリア国内ではありますが、この後はシチリア島に渡り旅は続きます。もうトラブルは勘弁してほしいものです。何の根拠もなく、もうこれ以上は何も起きないような気がしていたのですが・・・。この後海峡を渡ります。


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イタリア半島を南下し、シチリアへ:海峡を渡り、シチリア島へ上陸

2011年10月14日金曜日@アマルフィ~メッシーナ/4回目

我々と列車を載せたフェリーはサン・ジョバンニSan GiovanniからメッシーナMessinaに向かいます。真っ暗な海面を激しい波しぶきを上げながら、疾走していきます。


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フェリーのデッキで飽きずに周りの明かりを見ていました。フェリーはとても巨大な船体です。


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シチリアのメッシーナの街の空には時折雷がぱっと光り、おどろおどろしい感じ。かなりメッシーナの港が近づいてきました。そろそろ列車に戻りましょう。フェリーの船内は閑散としています。


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階段を降りて、列車のひとつ上の階の自動車を載せたフロアに降ります。


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ここで下に降りる階段が分からなくなり、少し迷いましたが何とか階段を発見。


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列車はもちろん行儀よく並んで、我々の帰りを待っています。


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フェリーはほどなくシチリア島に接岸。フェリーの先端の部分が開いていきます。


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急いでいる乗客はここでフェリーを降りて、徒歩で出ていきます。この港から駅までは近くて、急ぐときは歩くのが一番早いそうです。saraiはもちろんこの列車の今後の成り行きを見定めるために、ゆっくりと列車から見物を決め込みます。

作業員の人達のてきぱきとした動きで、たちまち港側の線路とフェリーの線路が連結されました。向こうから、明るいヘッドライトの機関車が近づいてきました。


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機関車がフェリーに乗り込み、車両に近づいてきます。


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やがて、無事に連結完了。


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まず、その連結した4両分をフェリーから引き出していきます。


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最後の4両目がフェリーから出て行こうとしています。


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そのままその4両を引っ張りだして、また機関車だけが戻ってくるのかと思っていたら、案に相違して別の展開です。
いったん引き出された4両の車両が、またフェリーの中に戻ってきます。


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その4両がフェリー内に残っていた4両(saraiの乗っていた車両)と連結。全部が連結して、フェリー乗り場と隣り合わせのメッシーナ中央駅Messina Centraleに粛々と進みます。メッシーナにようやく到着です。


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5時間列車に乗って、約10分の遅れ。まあまあでしょう。それにこのフェリーと連動した鉄道のシステムは大変面白かったので、ずい分楽しめました。


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イタリア半島を南下し、シチリアへ:メッシーナの名物レストランでシチリア料理に舌鼓

2011年10月14日金曜日@アマルフィ~メッシーナ/5回目

サレルノSalernoからの5時間の鉄道の旅を終え、海峡の街メッシーナMessinaに到着しました。メッシーナ中央駅Messina Centraleで列車に別れを告げます。


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我々の乗っていた列車はさらにシラクーサSiracusaに向けて走り出します。ちなみにシラクーサは我々の明日の目的地です。

saraiは駅を出て、小雨の中を駅近くのホテルに無事チェックインしました。このホテルはNHロイヤルパレス(NH Royal Palace)ホテルです。ここでは1泊のみです。

メッシーナはカラヴァッジョの絵画を見ることだけが目的です。あまり観光地ではないようで、ホテルの選択の余地はほとんどなく、メッシーナ中央駅のすぐ近くのこのホテルが最適です。したがって、超早い時点でキャンセル不可の安い料金(2人で1泊86ユーロ)で予約しました。

ここは無線LAN接続が有料なので、まずは約10ユーロを支払いパスワードを発行してもらいました。ネット接続は問題なく?つながりました。

部屋は広く、ベッドも大変広いです。


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デスクもしっかりとして、PCの作業もやりやすそうです。


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ちょっと部屋に落ち着いたところで、夕食はシチリア料理のレストランへ行きます。ところが、ホテルからレストランへ予約を入れるものの、英語が通じずなかなか話が進みません。と、お店の人からアメリカーナと代わるから待ってくれとのこと。待つことしばし、英語の分かる人が電話に出てきて、スムーズに会話が進みました。最初から英語の分かる人に代わればよかったのにね。ホテルのレセプションでレストランの場所を教えてもらい、暗い道を通ってレストランに到着です。アル・パドリーノAl Padrinoというトラットリアで、名物おやじのパドリーノさんが仕切っている店です。太った調子のよいパドリーノさんに迎えられ、まず食事中のお客さんに紹介されました。なんと、先ほど電話で英語で会話してくれたのが、このアメリカ人夫婦のご主人だったんです。感謝の握手をして、テーブルに着きます。この旅は何かとアメリカ人と関わりがあります。昨夜のアマルフィのレストランでもアメリカ人のご夫婦とテーブルを隣り合わせ、少しお話をしました。その方はペンシルベニアからの方で、saraiがペン・ステートですねって言ったら、よく知っているねって驚いていました。
このパドリーノさんのレストランは日替わりコース料理があるので、それを注文しました。
まずはシチリア産の白ワインです。ちょっと癖のある香りの強いワインでした。


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料理を待つ間、配偶者がパドリーノさんに写真を撮っていいかと聞くと、OKと言いながら若い人を連れて我々を店先に誘い出します。一体何事だろうと思っていると、saraiのカメラをその若い人に渡し、看板を背景にしてのパドリーノさんとsaraiと配偶者の3人並んでの記念撮影となりました。面白いオヤジさんです。


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料理が出てきました。
盛り合わせのアンティパストです。


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パスタです。このパスタはシチリア郷土料理のパスタ・アッラ・ノルマ。ナスとマカロニのトマトソースのパスタでたっぷりとリコッタチーズをふりかけて食べます。


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メインの魚料理です。イワシのロール巻とパン粉を付けたイワシのオリーブオイルのグリルです。


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デザートはシチリア名物のカンノーロです。


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盛りだくさんのシチリア料理でした。saraiは美味しく完食しましたが、配偶者はかなり残してパドリーノさんに叱られていました。それでも、パドリーノさんから食後のリキュールをサービスです。パドリーノさんはつねにレストラン内にいて、お客さんを楽しませ接待していました。


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レストランは外からは目立たない建物ですが、中はご覧のとおり満席の賑わいです。


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シチリア料理に満足してsarai達は席を立ちますが、まだまだこれから地元の人達が集まり賑やかな会食が始まるようです。


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見送りに出てきたパドリーノさんと店先でサヨナラし、大変盛り上がった夕食も終了です。言葉は通じなくとも、人間同士気持ちは通じるものですね。

ホテルにもどり、長旅に疲れた配偶者はぐっすりです。明日に備えてsaraiもそろそろ寝ましょう。オヤスミナサイ。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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