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マルタでカラヴァッジョ:カラヴァッジョを求めて・・・ヴァレッタの大聖堂!

2011年10月18日火曜日@マルタ島/4回目

バスはスリーマSliemaの街を過ぎ、ヴァレッタVallettaの街に向かいます。当然ヴァレッタの街の入り口で停まるものと思っていたら、停まらずにそのまま通過してどんどん坂を下りていきます。そして、ヴァレッタの先のグランドハーバーGrand Harbourまで行ってしまいます。そこでどっと人が降ります。どうもそこに停泊している豪華客船の乗客のようです。私達もすごすごと一緒に降りて、とぼとぼとヴァレッタの街に引き返します。が、ヴァレッタの街は巨大な城壁の上・・・これは大変!!


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そのままバスの来た道を引き返すのも悔しいので、初めての土地とはいえ地図とにらめっこしながら、勘を働かせ作戦を考えます。城壁沿いに歩き、何とかヴァレッタの街に入りましょう。城壁沿いの道を少し上っていきます。道の右側には、グランドハーバーの向こうにスリーシティーズThree Citiesが見えてきます。


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グランドハーバーには豪華客船が停泊しています。


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土地勘が働いたのか、偶然のなせる業なのか、城壁から街に入ることのできる城門が見えてきました。ヴィクトリア門Victoria Gateです。やったね。


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早速、門のアーチをくぐります。


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そこから上を見上げると、門の上部に鉄の橋がかかっています。そこに街の中心に向かう道があるようです。何とか、目処がたってきましたね。


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石段を上って上の道に出ます。石段はそのままずっと続いています。でも、ヴァレッタの街は勾配だらけの街だということはあらかじめ分かっているので、これくらいの石段では驚きませんよ。


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真っ直ぐの坂道をどんどん進むと、とても賑やかな通りに出ます。これは、街のメインストリートです。


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目的地はカラヴァッジョの絵のあるヴァレッタの大聖堂St. Johns Co-Cathedral(サン・ジョヴァンニ大聖堂とか聖ヨハネ大聖堂とかいろんな呼称で呼ばれています)です。ついに、その大聖堂の堂々たる構えが見えてきます。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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大聖堂の正面は工事中です。そのせいか、入口は正面ではなくぐるっと側面にまわったところです。


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教会とはいえ、今はその機能を果たしていないようで、博物館・美術館のような扱いで1人6ユーロの入場料です。教会だから当然無料だと思いますが、仕方がありませんね。チケットを購入します。


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中に入ると、教会の内部とは思えない黄金で豪華に装飾した作りになっています。ものすごく立派です。


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当然カラヴァッジョは主祭壇画の場所にあると思っていましたが、その場所にはヨハネがキリストに洗礼する大理石の彫刻が飾ってあります。


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それにしてもこの教会はとても立派です。壁面や天井も黄金の装飾が素晴らしい!


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床面にも色大理石の装飾が施されています。名門の騎士たちのお墓なのでしょうね。


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どこもかしこも本当に立派な教会ですが、カラヴァッジョはどこを見てもありません。なんだかイヤな予感が頭をよぎります。配偶者は本当にここでいいのってsaraiに疑問を投げかけますが、ここでいい筈です。業を煮やした配偶者が係の人にカラヴァッジョはどこですかって聞くと、係の人は黙ってある方向を指さします。そこは入口に大きなマルタ十字の衝立が立っていて、入場制限がされているようです。そこには何人かの人たちもたむろしています。さては修復中とかで見られないのかという失望感が脳裏を横切ります。カラヴァッジョは見られるのでしょうか。


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マルタでカラヴァッジョ:カラヴァッジョは見られるのでしょうか?

2011年10月18日火曜日@マルタ島/5回目

カラヴァッジョははたして見られるのでしょうか。心配しながらマルタ十字の衝立の前に佇んでいました。そして、入場制限している綱の近くから中を覗き見ようとしていると、中から係の人が出てきて、もうしばらく入場は待ってくれとのこと。
安心します。待てばいいのね。待ちますよ。いつまでも待ちますよ。カラヴァッジョが見たくて、わざわざこんな地中海の島まで来ちゃったんですからね。この際、30分や1時間が待てないことはありません。
随分待っていますが、ここに張り付いて待っている人はそう多くはありません。カラヴァッジョがお目当ての人って、そんなにはいないようです。衝立の向こうでは女の人の声が響いています。きっとその人のせいで待たされているのでしょう。さすがに係の方も申し訳ないと思ったのか、衝立の向こうでその女の人と話をしているようです。ようやく綱が外されて中に入れます。中には中年の女性がいます。この人のせいで待たされたかと思い恨めしそうな視線を投げかけましたが、一顧だにされません。そして、この部屋(オラトリオっていう大きな礼拝堂)の中央には三脚に立てたビデオカメラとカメラマンの姿があります。女性の指揮の下、カラヴァッジョの絵の撮影が行われていたようです。
ともあれ、カラヴァッジョを巡る旅をしめくくる作品を見ましょう。このオラトリオの主祭壇画に照明があたっていて、ちょうどシラクーサの聖ルチア教会のような感じです。最後を締めくくるにふさわしい大作、《聖ヨハネの斬首》です。わざわざマルタ島まで見に来ただけの価値ある素晴らしい傑作です。残念ながらこの教会内でもこのオラトリオ内だけは写真撮影禁止なので、買い求めたポストカードでこの作品をご紹介しましょう。
まず、オラトリオ全体はこんな感じです。


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主祭壇画の《聖ヨハネの斬首》です。


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絵のテーマは、サロメの要求で首切り人(つまり死刑執行人)が聖ヨハネの首を切りつけ、多分聖ヨハネはもう息もないと思われますが、さらに首を切り取るために小刀を腰から抜こうとしている凄惨でショッキングな場面です。この有名な場面はほかの画家もたくさん絵に描いていますが、たいていはサロメが聖ヨハネの首を銀の盆にのせているシーンです。カラヴァッジョは、あえて主役の一人のサロメを絵の端に寄せ、腕に光を当ててこの事件の首謀者であることを示していますが、顔は暗くて明確に描かずにこの絵では脇役にしています。そして、中央の逞しい筋肉の首切り人と瀕死の聖ヨハネが主役になっています。これまで見てきたカラヴァッジョの中心的なテーマ、暴力と静謐さの対比がそこにあります。ただ、この絵の場合、首切り人の圧倒的な存在感、そしてある意味ではその美しさが描き出されています。それはカラヴァッジョが持っていた暴力的な面の肯定・賛歌とも見えてしまいます。実生活で暴力や無法さにのめりこんでいたカラヴァッジョ、そして絵画芸術において精神的な高みに上りつめたカラヴァッジョ、この二律背反的なものはカラヴァッジョの内部で矛盾なしに結合していたかも知れないというとてつもない怖い考えに至り、思わず戦慄を覚えます。瀕死の聖ヨハネの顔には光があてられていますが、精気のない死に顔で静謐さや高貴さはそれほど感じられません。暴力の美化といっては言い過ぎですが、暴力的な面が画面の中心テーマとしか感じられません。暴力への陶酔・・・カラヴァッジョ自身の実生活の昇華、それがこの作品に感じられます。もちろん別の見方も山ほどあるでしょう。カラヴァッジョの名画は劇的な空間表現で見るものをその空間の中に引きづりこみ、見るものの人生と対峙させてしまう力を持っています。それほどの傑作とこのマルタで向かい合うことができて、実に幸せです。
この後、ウィーンではこのサロメと聖ヨハネ(オペラではヨカナーン)を巡るドラマをR・シュトラウスの名作オペラ《サロメ》で鑑賞します。大芸術家2人のアプローチの違いを楽しみましょう。(R・シュトラウスのオペラ《サロメ》についてはここ
にご紹介しています。)
そうそう、このオラトリオには例の入口のマルタ十字の衝立の裏側に、もう1枚のカラヴァッジョの作品《執筆する聖ヒエロニムス》の絵もあります。緻密に描きこまれたよい作品なのですが、もう1枚の《聖ヨハネの斬首》のインパクトが強過ぎて、それほどの感銘はありません。


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これでミラノ⇒ローマ⇒ナポリ⇒シチリアと見てきたカラヴァッジョの絵画鑑賞がついに完了し、ほっとしたような残念なような妙な感覚です。それにしても晩年に描いた教会を飾る大作群は、宗教画というジャンルを超えて、恐ろしいほどの芸術的高みに達したものばかりで、圧倒され尽くしました。しかしながら、この1枚と言えば、ローマのサンタゴスティーノ聖堂にあった《ロレートの聖母》を挙げないといけないでしょう。あの聖母の美しさと高貴さは、生涯忘れえないものです。瞼の裏にはっきりと焼き付いています。
カラヴァッジョ巡礼は最終的に計28枚見ることができました(取りこぼしは3枚)。カラヴァッジョの作品を十分に堪能できました。

オラトリオから外に出ます。オラトリオの入口はマルタ十字の衝立で仕切られ、印象的です。


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再び、大聖堂のなかを見て回りますが、驚くほど豪華です。聖ヨハネ騎士団の強力な財政基盤が想像できます。


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大聖堂を後にします。大聖堂の出口には美しい緑があります。ふいに、カラヴァッジョ巡礼が終わってしまったことに感慨を覚えます。


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イタリア、マルタを巡ったカラヴァッジョの旅は忘れられない旅になりそうです。



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マルタでカラヴァッジョ:カラヴァッジョの後はカフェ・カラヴァッジョ、そして、ヴァレッタ散策

2011年10月18日火曜日@マルタ島/6回目

ヴァレッタの大聖堂St. Johns Co-Cathedralでの感動のカラヴァッジョ巡礼完結の後は、カフェで一休みして軽く遅めのお昼でも頂きましょう。大聖堂の正面にあるカフェに座ります。カフェの名前はカフェ・カラヴァッジョです。この場の気持ちにぴったりです。


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正面の大聖堂をじっくりと鑑賞。この石材もマルタ・ストーンなんでしょうね。


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屋根の上にはマルタ十字があります。


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カフェではスパゲッティをいただきます。

ボロネーゼです。


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トマトソースです。一応違うものをお願いしたのですが、エッ?と思うくらい変わり映えしませんね。


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味も語るほどのものではありません。観光客向けの店というのは、どうしてこうなんでしょうね。リピーターはいないと思っているのかもしれませんが、もうちょっと何とかならないでしょうか・・・。
一息ついた後は、騎士団長の宮殿Palace of the Grand Masterでも見てみようということで歩き始めます。メインストリートのマーチャント通りMerchants Stを歩きます。マルタ・ストーンの建物が続きます。


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通りから横に入る路地は急な下り坂です。歩き疲れたらしい男性が小休止中です。この街の散策は大変そうですね。


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騎士団長の宮殿の場所が分からずに同じところを何度も歩き回ります。建物沿いにはイタリアで言うところのポルティコもあります。


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歩き回った末にようやくパレス広場にたどり着きます。いかにも子供が水遊びしそうな噴水が上がっています。


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騎士団長の宮殿へのアーチを入っていきます。天井も立派です。


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でも、チケットの窓口を見つけた時には既にクローズド。ああ、無情!


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それでも中庭へのゲートはまだ開いているので、無理やり入場します。一応中庭だけは見ることができたので、よしとしましょう。


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中庭からは宮殿の武器庫Palace Armouryへの入口もありますが、もちろん固く扉が閉じられています。


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宮殿の中は見学できませんでしたが、宮殿のまわりは十分に散策できました。
そろそろホテルのある向こう岸のスリーマSliemaまで、フェリーで帰りましょう。乗り場と思われる方向に歩きながら、またまた街を散策です。通りを歩いていると、オーディオショップが目に留まります。何と日本メーカーのパイオニアのショップです。そう言えば、昨日のレストランでがんがん音楽を鳴らしていたのもパイオニアの音響機器でした。ヴァレッタVallettaではパイオニアが浸透しているのでしょうか。


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こんな美しい街角があります。思わず足を止めて、見とれてしまいます。


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ヴァレッタはビックリするほど起伏が激しく、ものすごい坂道があります。見るだけで、その方向には絶対に行きたくないですね~。写真ではもう一つ分かりづらいかもしれませんが、ものすごい下り道の先にはものすごい上り道が続いています。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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フェリー乗り場に向けて、ヴァレッタの散策は続きます。



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マルタでカラヴァッジョ:水しぶきをあげるフェリーでスリーマへ

2011年10月18日火曜日@マルタ島/7回目

ヴァレッタVallettaのスリーマSliema行きフェリー乗り場に向かう途中で見つけた美しい4つ角・・・これはカーマライト教会Carmelite Church(カルメル山の聖母教会)の4つ角です。通りからは教会の大きなドームが見えないので、分からなかったんです。教会の中に入ってみます。


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石灰岩でできた真っ白い教会です。ドーム内は楕円形の珍しい形です。この教会を出ると、今度はすぐ近くに聖パウロ教会St. Paul's Anglican Cathedralの尖塔が見えます。


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この聖パウロ教会の脇の道を下っていくと、その先に湾が見えます。


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湾に面する道路に出ます。湾の向こうにスリーマの街が見えます。


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湾から外海のほうです。ヴァレッタの城壁は高く聳えています。


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ちょうど正面に、湾内の島のマノエル島Manoel Islandがよく見えます。手前にあるVARETTA UNITEDという表示のあるプールは、ウォーター・ポロの競技場のようです。


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下の方を見ると船着場があります。ようやくフェリー乗り場を発見です。


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しかし、上からは見えているのですが下におりていく道が見当たりません。フェリー乗り場を恨めしそうに眺めながら、城壁の上をうろうろします。


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城壁からは何とか下りましたが、どうしてもフェリー乗り場に行く道が見当たりません。配偶者が茫然と佇んでいると、そこにいたおじさんがこっちにおいでと手招きをします。フェリー乗り場はそっちでいいのと聞くと、いいんだよと言います。でもどう考えても、おじさんの家の敷地を通らせて貰ったような気がします。ありがとう!
 
フェリー乗り場がある広場に到着です。


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フェリー乗り場には小さな船が停泊していますが、もう乗客でいっぱいです。


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とりあえず次の船のチケットを購入して待ちます。我々の他にもそこそこの人が待っています。やがてフェリーが到着します。


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これはフェリーというよりも、船に表示されているように水上タクシーですね。
乗り込むと、すぐに出発です。キャップテンは、太い腕にタトゥーを入れた大きなお兄さんです。


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凄いスピードで波頭を立てながら船は湾を快走します。これは、気持ちがよくて楽しいです。


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後ろにはヴァレッタの街が見えています。尖塔は聖パウロ教会、ドームはカーマライト教会です。


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夕陽で湾の水面が輝いています。絶景です!


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残念ながらあっという間に、ヴァレッタの対岸のスリーマのホテル近くのフェリー乗り場に着いてしまいます。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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とりあえずホテルに戻って、小休止します。それからディナーです。



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マルタでカラヴァッジョ:創作マルタ料理のお洒落なレストラン「ザ・キッチン」でディナー

2011年10月18日火曜日@マルタ島/8回目

ヴァレッタVallettaからフェリーでスリーマSliemaにあるホテルに戻ってきました。

ホテルに戻ると、早速saraiはネットのチェックです。昨日は部屋では繋がらないというホテルの説明に我慢して、ロビーまで出向いてネットに接続しました。今日は繋がるという説明でした。が、やはり繋がりません。これは抗議に行かねばならないでしょう。ついでに、お風呂の栓ももらってきましょう。そうそう、チップの効果があって、バスタオルが1枚増えて3枚になり足ふきマットも用意されてます!
レセプションへの抗議の結果、8階のフロアは無線LANがつながらないことが判明し、無線LANのつながるフロアに部屋を代えてもらうことになります。新しく用意してもらった部屋で、ネット接続のチェックです。接続成功! この部屋から8階の部屋で待っている配偶者に電話して、部屋をチェンジすることになったよと連絡です。新しい部屋は4階のフロアですが、部屋そのものは8階の部屋とまったく同じです。強いて言えば、テラスからの眺めが低くなりましたが、ホテルの前は海岸通りですから遮るものはないので眺望は十分です。この4階の部屋はネットもしっかり繋がるし、お風呂の栓もあります! でも、この部屋にはバスタオルは2枚しかないので、ようやく獲得したバスタオルと足ふきマットは持って8階の部屋から移動します。ところで、バスタブにお湯を貯めようとすると途中から湯温が下がってしまうのには閉口します。だましだまし、使いますけどね。

繋がったネットを利用して、シェフ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた美味しいとの評判の創作マルタ料理のお洒落なレストラン「ザ・キッチン」の場所を入念にチェック(プリントアウトできないから)。場所を把握できたところで、早速予約の電話を入れます。昨夜は予約なしでは入店を断られたレストランがありましたからね。やはり有名レストランには予約が必要です。「ザ・キッチン」はホテルからはちょっと遠いのですが、時間はあるのでメモった紙を見ながらぶらぶら歩いて向かいます。坂道を越えて、スリーマの街の岬の反対側に出ます。夜の8時を過ぎるともう真っ暗です。


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海沿いの道を少し歩くと、すぐにレストランがあります。


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予約していたので、問題なくテーブルに案内されます。店内はとっても賑わっています。予約なしでは無理ですね。
マルタは黙っていても英語のメニューが出てくるので楽です。


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まずは地元マルタ産のシャルドネの白ワインをしっかり頂きます。


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スターターはポテトスープです。


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さらにブッファーラ(水牛のモッツァレラチーズ)とトマトです。凝った盛りつけです。


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昨日も頂いたマルタの名物のウサギもお願いしますが、全く違う調理の仕方で絶品です。


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メインのもう1品はサーモンのフィレにパン粉を付けて焼いたものです。


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これらのメインの付け合せの温野菜サラダのお野菜の美味しいこと・・・久しぶりだったということ以上に本当に美味しいんです。こんな風にして野菜は食べたいなと思います。


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最後のレモンシャーベットはマルタ特産のレモンだけに強い味で堪能できます。


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評判通り、とても美味しいお店です。

上機嫌のsaraiは、千鳥足でホテルに戻るなりバタンキューです。しばらくして配偶者に起こされて、今日のカラヴァッジョの感想をブログ記事に書きます。夜も更け、配偶者はお風呂にも入りぐっすりと寝ています。こちらももう寝ましょう。明日はマルタで完全フリー。何しようかと思案中です。明日はゆっくりしたいですね。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

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