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マルタの休日:ヴァレッタの街をガイド・ツアー

2011年10月19日水曜日@マルタ島/1回目

旅は14日目です。

マルタMaltaの陽光を侮っていました。今朝のマルタの光は、痛いほどです。これこそが地中海ですね。
昨日で旅の目標だった《カラヴァッジョの絵をできる限り見る》というチャレンジが無事完了。それに昨日の慣れないマルタ島観光ツアーの疲れもあり、今日はゆっくりしたいなと思います。そういうわけで、なかなかベッドから起きる気がせず、saraiは朝寝します。
それでも9時過ぎには起き出して、やはり当初から考えていたマルタ島の南を回るコースのバスに乗ろうということにします。昨日はマルタ島の北を回るコースだったので、今日南を回ればマルタ島を1周することになります。
そうと決まれば急いで、急いで支度をして出かけます。

バス乗り場はホテルの目の前なので楽ちんです。相変わらず観光バスやクルーズの売り込みで賑やかです。乗り降り自由(ヒップオン・ヒップオフ)の観光バスは2社あるようです。チケット売りのお兄さんに2社の違いを聞くと、会社が違うだけで内容は一緒だよとのお答え。確かに値段も同じだし、あまり違いはないような気がします。それでは昨日とは違う会社のバスにしてみましょう。


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チケットを買って乗り場に並んでいると、日本語が聞こえてきます。可愛くて若い女性の2人連れです。早速配偶者が声を掛けます。彼女達は、マルタで4泊してのんびり過ごすそうです。娘と同じ年頃の女性と一緒だとsaraiとて心が華やぎます。今回の旅は若くて綺麗な方と知り合うラッキーな旅です。

時間になり、ほぼ満員の2階建てバスが出発です。昨日と同様に、最初はヴァレッタVallettaを目指します。2度目のコースなので、余裕で車窓を楽しみます。やがてヴァレッタの城壁前の停留所に着きます。ここからのグランドハーバーGrand Harbourの眺めも美しいです。


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バスの上からヴァレッタの城壁を眺めます。


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このヴァレッタは昨日十分楽しんだのでバスを降りずにこのまま次の目的地に行こうとすると、ヴァレッタを案内するから全員降りるようにとのことです。え~乗り降り自由じゃなかったっけと思いながらも、指示に従ってガイドに連れられてヴァレッタ観光に出かけます。こんな風にガイドに連れられて観光するなんて何十年ぶりかしらと思いながらついて行きます。ただしガイドは英語ですから、配偶者はチンプンカンプンのようです。
聖カテリーナ教会St. Catherine of Italyの前を通って、歩きます。


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その先は昨日も歩いたメインストリートのマーチャント通りMerchants Stです。今日も昨日以上にとても賑やかです。


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ガイドが説明してくれるのは、イタリアのオーベルジュAuberge D'Italie(騎士団宿舎)です。現在は中央郵便局です。このヴァレッタはヨーロッパ各国出身の聖ヨハネ騎士団が防衛していましたが、街を各国の騎士団が分担して管理していました。この辺りはイタリアの騎士団の管理区域になります。


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その向かいはパリジオ宮殿Parazzo Parisioです。現在は外務省として使われています。


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ファサードには、ナポレオンが1798年にこの宮殿に数日間滞在したことが記された銘板があります。ナポレオンがマルタに滞在していたとは初耳です。


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またカラヴァッジョの絵のある大聖堂St. Johns Co-Cathedralに行きます。もう一度カラヴァッジョを見たいところですが、今日はガイド付きのツアーですからあきらめましょう。


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大聖堂からマーチャント通りを戻りながら、次はCastellania宮殿Castellania Palaceの説明です。この建物は1748年建造の宗教裁判所Inquisitor's Palaceでした。ガイドは、当時の裁判システムや刑罰について詳しく説明します。こちらの人達はこの手の残酷な話が好きですね。この建物は現在は厚生省として使われています。なんだか皮肉です。


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建物上部の見事な彫刻です。


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最後に、ヴァレッタの大きな港のグランド・ハーバーを見下ろす眺めのよいアッパーバラッカガーデンUpper Barracca Gardensに行きます。公園には噴水もあがっています。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここからは砲台越しにグランド・ハーバーの湾を隔てて、スリー・シティーズThree Citiesという古い街もよく見えます。これは絶景です。ヴァレッタの街をもう一度見せてもらった甲斐があります。


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展望台の手摺りの向こうには、グランド・ハーバーの外海の方がくっきりと見えます。海の青、空の青、そしてヴァレッタの旧市街のマルタ・ストーンの白い建物がとても美しいです。


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説明が終わり解散かと思ったら、バスへの集合時間の説明までしています。あらあら・・・。とりあえずはこの眺めのよい場所で、お嬢さんたちと写真の撮りっこしながら過ごします。
もう少し、このアッパーバラッカガーデンを楽しみます。



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マルタの休日:ヴァレッタの絶景!アッパーバラッカガーデン

2011年10月19日水曜日@マルタ島/2回目


絶景の眺めのアッパーバラッカガーデンUpper Barracca Gardensでガイドの最後の説明は、何とバスへの集合時間についてです。集合時間までは観光をしたり、お茶をして過ごせということみたい。


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sarai達も、この絶景の展望台でもう少し景色を楽しまなくってはね。展望台の一番端の方まで行くと、遮るものもなくグランド・ハーバーGrand Harbourの湾の出口の方が見渡せます。素晴らしい景色です。


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海だけでなく、ヴァレッタVallettaの街の風景も素晴らしい! マルタ・ストーンで造られた建物が立ち並んでいます。こんなに膨大にマルタ・ストーンが産出するんですね。街の建物はマルタ・ストーンの使用が義務づけされているとのことです。


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グランド・ハーバーの対岸の街もよく見てみましょう。この岬の街がヴィットリオーサVittoriosaの街です。岬の先端が聖アンジェロ砦Fort St Angeloです。この砦にあった鳥籠と呼ばれる牢獄に、聖ヨハネ騎士団の騎士になっていた画家カラヴァッジョが収監されていました。彼を誹謗した騎士を襲い、重傷を負わせた罪でした。彼はここから脱走し、シチリアに逃れるわけです。


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マルタというと、オスマン・トルコに包囲され、聖ヨハネ騎士団が7割もの犠牲者を出してまで守りきった戦い(グレートシージGreat Siegeと呼ばれています)が有名です。そのときの主戦場がこの街です。当時、この街はビルグBirguという名でした。グレートシージの戦いに勝利した記念で、勝利を意味するヴィットリオーサという街の名前になりました。ちなみにそのグレートシージの時には、まだヴァレッタの城塞都市はなかったそうです。
このヴィットリオーサの街の岬の右側の岬がセングレアSengleaの街です。岬の左側の港がドックヤード・クリークDockyard Creekです。


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グレートシージでは、このヴィットリオーサとセングレアの間を鎖でつないで、ドックヤード・クリーク辺りへのオスマン・トルコの侵入を阻みました。そういえば、コンスタンティノープルの陥落の際も金角湾の入り口に東ローマ帝国側が太い鎖を渡して、オスマン・トルコの侵入を阻みました。このときはオスマン・トルコの奇策・船の山越えで侵入されましたが、このマルタではオスマン・トルコの侵入を防ぎきりました。
ヴィットリオーサとセングレアの街、それに2つの街の間にあるコスピークワCospicuaの街は古くからある街で、3つをまとめてスリーシティーズThree Citiesと呼ばれています。
もう一度、砲台、グランド・ハーバー、スリーシティーズの絶景を眺めましょう。


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グランド・ハーバーには、今日も豪華客船が停泊しています。シチリアもこのマルタも豪華客船だらけです。本来はsaraiもマルタ島には船で来るつもりでしたが、もうシーズンオフで船便が少なく断念したんです。もっとも豪華客船ではなく、フェリーに乗るつもりでしたけどね。


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美しい風景の写真を撮り終え、お嬢さんたちに別れを告げます。公園を出ようと歩いていると、日当たりのよいベンチでのお昼寝の姿が目にはいります。


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有名なマルタの猫です。マルタは人間の数よりも猫の数のほうが多いという猫天国です。しかしながら、これがマルタで猫を見た最初で最後の機会になりました。
バスの集合時間の指示を無視して早めのバスに乗ろうと、バス乗り場に向かいます。バスターミナルに出ると、今度は猫ではなくて、これも有名なマルタの猫バスが停まっています。


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今年の初めに古い猫バスの代わりに大量の中国製バスが輸入され、猫バスは基本的になくなったと聞いていました。貴重なショットが撮れて、少し嬉しくなります。このバスの乗降口を見てください。ドアがありませんね。これも特徴です。できれば、乗ってみたいところですが、残念ながらそうはいきません。
バス乗り場に到着します。でも、一向にバスはやってきません。


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昨日乗った会社のバスはそれなりにやってきます。バス乗り場で世話をやいているお兄さんにもらったパンフレットを良く見直した結果、本日saraiが利用している会社のバスは乗り降り自由ではなく、1日ツアーであることが判明しました。2社に違いがないどころか、全く違うじゃないですか。もう観念するしかないですね。腹をくくって、1日観光を楽しむことにしましょう。素敵な2人のお嬢さんも一緒だから、たまにはこんな観光もよいでしょう。
というわけで、まだバスの出発時間まで30分以上もあります。バス乗り場の向かいに見えているヴァレッタの城壁の方に歩いていって、堅固な作りに驚きます。写真ではたいしたことはなさそうですが、実はこの城壁のまわりは深い堀になっていて、とても高い城壁になっているんです。


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グレートシージの後に来るべきオスマン・トルコの襲来に備えて、新しい城壁都市ヴァレッタを築いたそうです。城壁の上には、赤地に獅子が描かれたヴァレッタ旗(確信はありませんが)がはためいています。


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バス乗り場で長い間バスを待っている間にバス会社のお兄さんとも仲良しになり、記念撮影です。


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ようやくバスの出発時間になり皆さんがぞろぞろ集まってきて、バスは次の目的地を目指して出発です。


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マルタの休日:ヴィットリオーサの街と世界遺産の巨石神殿

2011年10月19日水曜日@マルタ島/3回目

ようやくヴァレッタVallettaを出発したバスは、グランド・ハーバーGrand Harbourの対岸の街のスリーシティーズThree Citiesに向かいます。湾が入り組んだスリーシティーズの中に入ってきます。


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この辺りが先程ヴァレッタのアッパーバラッカガーデンUpper Barracca Gardensから眺めていたドックヤード・クリークDockyard Creekのようです。


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バスはマリーナの前に停車します。ここでも下車してガイドの案内があるようです。もう観念して付いていきましょう。ここがヴィットリオーサVittoriosaの街の観光の起点のようです。街のメインゲートは別にあるようですが、ここが便利なんでしょうね。


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マリーナから見上げると、大きな教会が見えます。聖ローレンス教会Saint Lawrence Churchです。


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ガイドツアーが始まります。マリーナから階段を上がると、教会が見えます。これは聖ヨセフ教会Oratory of St Josephです。


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すぐ近くに、ヴィットリオーサの街の中心のヴィクトリー広場Victory Squareがあります。もちろん、この広場の名前の由来はグレートシージの勝利を記念したものです。広場には、勝利のモニュメントが建っています。 ここでガイドがそういう話を説明してくれます。


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広場にはもうひとつ彫像が建っています。守護聖人の聖ローレンス像です。


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この広場からガイドの説明を聞きながらのプラプラ歩き。ここは広い通りのあったヴァレッタとは異なり、狭い路地が入り組んだ街です。それに、真っ昼間だというのになぜか人っ子一人歩いていません。一人で歩いては迷いそうだし、何やら危険な香りもします。気のせいかな・・・。まあ、しっかりと集団にくっついていきましょう。


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ガイドは建物の前に立ち止まって、やたらと裁判の話とか罪人の刑罰の話をしています。ヨーロッパはどこでもその手の話が好きみたいですが、これはヴァレッタでも聞かされた話の続きです。このヴィットリオーサの街にはヴァレッタよりも前から宗教裁判所があり、異教徒を厳しく罰していたそうです。十字軍を起源に持つ聖ヨハネ騎士団としては当然のことだったんでしょう。路地歩きはしばらく続きます。


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もっとガイドツアーが続くのかと思っていたら、いつの間にか最初のヴィクトリー広場に戻ってきています。時間の都合か、ここでの説明はほどほどで切り上げられるようです。最後に、聖ローレンス教会の前に来ました。マリーナから見上げていた教会です。この教会はマルタ・ストーンでできた立派なファサードです。


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またバスに乗車。今度は巨石神殿に向かいます。バスが住宅街のなかで停車するのであれっと思ったら、そこにタルシーン神殿(Tarxien Temples)があります。外の塀からは公園みたいに見えます。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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建物の小さな出入口がこの神殿の入口です。雰囲気がないですね。


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この建物の中でチケットを購入。


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中に入ると、崩れた巨石がごろごろした古い神殿です。あまり面白くはありませんが、マルタでは有名みたいです。


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この神殿は、何と紀元前3600年から2500年頃に建造されたという凄く古いものです。「マルタの巨石神殿」として世界遺産(文化遺産)に登録もされているそうです。四つの巨石構造物から成り、それを案内板にしたがって見ていきますが、どう見ても岩が転がっているだけです。少しまともな建造物は巨大な三つの石でできている入口ですが、これは最近復元したものです。それに工事中で通れません。


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文句たらたら見て歩いていると、急に素晴らしいものに遭遇します。豊満な大地の女神の下半身像です。マッシブな造形は現代的でもあります。ピカソの絵にも通じるものでしょう。実物は大きなもので、迫力があります。


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ただし、野外に置いてあるこの像はコピーです。オリジナルはヴァレッタの考古学博物館に展示されているそうです。それも撮影禁止とか。
このタルシーン神殿での見物はこの女神像だけですが、コピーとは言え見る価値があります。

さて、またバスに乗って次の目的地に出発です。バスにゆっくり戻ったら、sarai達の席はもう2階にはなく、1階の離ればなれの席になります。配偶者が横にいないのは寂しいものです。


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早く次の目的地に着くといいな。



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マルタの休日:マルサシュロックの漁港で楽しいマルタ料理のランチ

2011年10月19日水曜日@マルタ島/4回目

バスの1階席に離ればなれに座って、バスはマルタ島の荒野をひた走ります。その荒野を農地化するために、マルタの人々は石垣を組んで、その中に土を盛り込むという努力をしたそうです。


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そして、これはワイン畑でしょうか。マルタ産のワインは人々の努力の結果ですから、とても貴重ですね。


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バスは次の目的地のマルサシュロックMarsaxlokkの漁港に到着です。なんともハデハデしい色合いのボートがいっぱい浮かんでいます。魚釣りのボートのようです。私達はここで昼食とのこと。海辺の町で美味しいご飯を食べようとの趣向のようですね。手際良くバスの中でメニューも渡されています。メニューの中に、ウニのスパゲッティを発見。マルタで食べたいナンバーワンに挙げられているもので、配偶者がどうしても食べてみたいと思っていたものです。思いがけない所で、食べる機会に恵まれます。
もう一つ、アリオッタ(魚のスープ)もあります。これらを食べれば、マルタの気になる食べ物は全部食べることになります。
連れて行かれたレストランは「pisces」です。お店と道路を挟んだ港に面した広場に、パラソルを広げてテーブルが並べられています。


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お嬢さん達2人もお誘いして、4人でテーブルにつきます。みんなでメニューの検討ですが、配偶者がウニのスパゲッティを勧めて、お嬢さん達も食べることになります。わいわい言っているうちにお2人のお嬢さんともすっかり打ち解けて、写真を撮らせてもらうことに。ブログへの顔出しOKとのことですので、札幌からのお嬢さん達をご紹介しましょう。


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まずは、マルタの厳しい環境を克服して作られた白ワインをいただきます。


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料理の前に、籠に盛られた美味しそうなプランスパンが登場。


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ウニのスパゲッティは、香ばしくてなかなか美味しい。


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アリオッタは、お米がはいっていてさっぱり系のスープです。


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シーフードのサラダもいただきます。


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これはハムとチーズのオムレツです。


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4人でテーブルを囲んで、賑やかにおしゃべりをしながらの食事は大いに盛り上がり、時間のたつのも忘れてしまいます。
ふと気が付くと周りには誰もいなくなっていて、ガイドのお兄さんがもうバスは出るよと呼びに来る始末。えっ、日本と違って食事はのんびりゆったりじゃなかったのかしら・・・。慌ててお金を払ってバスに乗り込みます。このときから、我々4人はガイドのお兄さんから要注意人物に指定されたようです。

いよいよ、このコースの目玉「青の洞窟Blue Grotto」です。カプリ島の青の洞窟とはどんなものでしょうね。駐車場に着くと、そこは強い陽光が降り注ぐ海を臨む小高い丘です。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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「青の洞窟」への案内板も出ています。その方向に向かって、みんなぞろぞろと歩きます。


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入り江では、海水浴をしている人達がいます。向かうのはその辺りです。


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坂道を下っていきます。


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やがて、坂道の突き当たりに入り江の海岸が見えてきます。坂道には、先程のマルサシュロックMarsaxlokkの漁港で見かけたようなカラフルな船が引き上げられて、ずらっと並んでいます。


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船着場に着きます。先着の人達が船を待っているようですが、船は一艘もいませんね。


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入り江で泳いでいる人達がいて危ないので、船は来ないようです。今は海水浴タイムということらしく、きっちり時間配分されているみたいです。海水浴タイムが終わるのを待つしかないのでしょう。ガイドのお兄さんや船乗りのおじさん達も、当然とばかりに時が来るのを待っている様子です。


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待っている間は、いろんな国の人達とのコミュニケーションタイムです。写真を撮りあったりして、交流を深めます。この後、恐怖のボートツアーが始まりますが、この時点ではみなさん和やかです。


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マルタの休日:マルタの「青の洞窟」って・・・恐怖体験!?

2011年10月19日水曜日@マルタ島/5回目

かなり待ちましたが、ようやく海水浴タイムが終了したようで、泳いでいた人達は海から上がってきます。それと入れ替わりで、青の洞窟Blue Grottoへのボートがやってきます。9人ずつ小型のボートで出かけます。ガイドのお兄さんは、私達日本人4人を見つけて「4人組だね、早く乗れよ」と1番に乗せてくれます。のろまな4人組だとお兄さんのブラックリストにしっかり載ってしまったようです。


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いざボートは船着場から出発です。ここは入り江なので、静かな船出です。


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もうすぐ外海に出ます。戻ってきたボートとすれ違います。


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いきなり地中海の外海に出ます。途端に、波に煽られてボートは激しく揺れます。配偶者はジェットコースターに乗ったような気分だとキャーキャー叫んでいます。表面は平静を装っているsaraiですが、実はものすごく怖い思いをしているんです。ボートは激しく揺れながらも、しばらくすると大小の洞窟が近づいてきます。


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すぐに小さな洞窟の近くまでボートは近づきます。


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ここからはいったん離れて、また次の洞窟に近づきます。


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洞窟の下の水面はとても綺麗な色です。


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光の角度によって、様々な色に変化します。


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こんな岩の狭間、奇岩もあります。カプリ島みたいですね。


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大きな岩のアーチが近づいてきました。


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想像通り、ボートはこの岩のアーチに近づいてくぐり抜けようとします。カプリ島のミニ版です。


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その先はこんな光のトンネルになっています。


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アーチの先に抜け出ていきます。


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この付近の洞窟は海の色が一番綺麗です。


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サンゴ礁だよと船頭さんは教えてくれますが、それはよく分かりません。でも、水は透き通ってとても綺麗です。


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確かに美しく青く輝いている所もあり、船頭さんが自慢げに見ろ見ろと言います。青く透き通った水と光の饗宴に心楽しくなります。


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本当に美しいんですが、カプリ島のような迫力はありませんね。午前中だともっと美しいのかも知れません。最も美しいときの光景に出会えるのは本当に難しいですね。
マルタの「青の洞窟」はこんなものかというところでボートは海岸を離れ、またまた大きく揺れながら船着場に戻ります。もう夕陽になって、水面が輝いています。


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やがて岬の突端が近づきます。そこを回れば、穏やかな入り江に入ります。


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入り江に入り、ボートは静かに進みます。船着場はすぐそこです。やれやれ・・・


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あまり船揺れには強くないのですが、なんとか乗り切ります。まさかこんな所に来て、遊園地の絶叫マシンもどきの体験をするとは思ってもみないことでした。



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マルタの休日:マルタ島サウスコースのバスツアーも無事終了

2011年10月19日水曜日@マルタ島/6回目

「青の洞窟Blue Grotto」のボートツアーを終えて正直ほっとした気持ちもありますが、もちろん成就感もあります。マルタ島の「青の洞窟」も気になっていましたからね。こんな小さなボートで地中海の外海で揺られ大変でしたが、何とか耐え忍び最後は結構慣れてきていました。


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さあバスに急いで戻り、いい席をゲットしましょう(配偶者と離れ離れは悲しい)。駐車場まで歩いていると、海は夕陽でぎらぎらと輝いてとても綺麗です。


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バスは2階の展望席を余裕でゲット。みんなが戻ってくるとバスはすぐに出発します。もう夕方です。


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後は帰るだけです。マルタ島も分かってしまうと狭い島です。サン・ジュリアン、スリーマ、ヴァレッタのホテルに戻るには、昨日回った観光ポイントのそばを走るしかないのです。イムディーナMdinaのすぐ横を通り過ぎます。今や懐かしく感じます。


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荒野の向こうにモスタMostaの街も見えます。モスタドームがシンボルになっているのですぐに分かります。


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やがて、遥か遠くに海が見えてきます。やはり、昨日と同じルートを走るようです。


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海岸線に近づいたところで夕陽が山の稜線に沈みます。マルタ島の日没は、空には雲一つなくとても強い陽射しのままの豪快な日没です。


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海岸線を走りながら、それぞれのホテルで乗客を降ろしていきます。陽はもう山影に落ちたので、強くなった風で吹きっさらしの2階はとっても寒いです。どんどんお客さんは降りていき、1日中ご一緒してもらった2人のお嬢さんともお別れです。10人位の若い子のグループとも一緒だったのですが、彼らが降りるときに「カガワシンジは知ってるか」と聞いてきます。カガワシンジ?・・・あっ、サッカーの香川真司ね。知ってるよ!と言うとなんだか嬉しそうです。こちらこそ嬉しいですよ。応援してあげてね。あの若い子たちはドイツ人だったんでしょうか。彼らが降りていくと、バスはがらんとします。楽しかった1日もお終いです。


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我々のホテルのあるスリーマSliemaのフェリー乗り場に着いた時は、もう7時近くです。もう岸壁沿いの遊歩道には街灯の灯がはいっています。美しい薄暮です。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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まだ対岸のヴァレッタの街もよく見えます。まあ思いがけない1日観光をしてしまいましたね。


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お昼にしっかりマルタ名物尽くしのランチを頂いたのでもう夕食はなしとしたいところですが、それでは少し寂しいですね。と思って歩いていると、ホテル近くの八百屋さんで果物が目に入ります。イタリアのホテルの朝食で頂いて、あまりの美味しさに癖になっていたメロンもあります。今夜はこれにしましょう。メロンとブドウとスイカを購入です。


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ホテルに戻り、早速頂きます。メロンは期待通り美味しかったのですが、スイカはダメです。ヨーロッパのスイカは、日本のようなシャキシャキした感じがなく甘味もあまりなくて水気だけです。あっ、ブドウはとっても甘くて美味しいですよ。


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こうして、マルタ最後の夜は更けていきます。
明日は、いよいよウィーンに移動です。



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この記事へのコメント

1, Ikumi Satoさん 2012/03/22 19:42
sarai様

素敵な写真がいっぱいで、マルタでの日々が蘇ってきました!
ホントに楽しかったですね!!
そして、もっとたくさん写真とるべきだったと反省。。。
今年はモロッコかトルコを狙ってます♪

2, saraiさん 2012/03/22 23:27
Ikumi Satoさん、コメントありがとうございます。

いやはや、1日付き合っていただき、楽しいマルタの1日になりました。モロッコ、トルコはsaraiの行けない場所ですね。いや、トルコはヨーロッパにトルコ経由で行けば、イスタンブールくらいには行ける可能性はあるかな。
ところで配偶者がIkumiさんにメールしたので読んでくださいね。

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

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