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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):今年はまずプロヴァンスへ

新しい年にはいったところで今年の旅の企画を発表します・・・ジャジャーン!!

ってほどのことはありませんが、とりあえず航空券を購入しました。
きっかけは4月にミュンヘンで見たいオペラと聴きたいコンサートがあるからです。
で、ついでと言ってはなんですが、是非プロヴァンスに行ってみようと配偶者からの提案もあり、今回はプロヴァンスに行ってみることにします。あんなにゴッホが憧れたアルルに足を運ぶのもいいかなーとも思ったのも動機のひとつです。

で、ミュンヘンとプロヴァンスに行くんだったら、やはりウィーンは欠かせないでしょう。(って意味不明?? 単にコンサート・オペラに行きたいだけのこと)
これって、どう周ればいいか頭をひねりました。
航空機でプロヴァンス、ウィーン、ミュンヘンをまわるのというのもありますが、うまく格安チケットが見つかりません。最低でも3都市以上周遊の航空券にする必要がありますからね。
いっそのこと、単純にパリ往復かミュンヘン往復して、あとヨーロッパ内は鉄道の旅でも楽しもうかという案が2人の間に浮上し、その方向で格安航空券をチェックしました。
すると欧州系か日本の航空会社で比較すると、スターアライアンス系ではSASが比較的安価でsaraiはANAのマイルを貯めていることからもよさそうです。
早速、SASに電話して聞いてみると、意外と日程に合う格安航空券はもう満席状態です。しつこくSASのお姉さんに調べてもらうとまあまあ日程に合わなくもない格安航空券もありそうだということが分かりました。
SASだと直行便はなくコペンハーゲン経由になりますので、往きがコペンハーゲン経由パリ行きで帰りがミュンヘン発のコペンハーゲン経由になります。ところがこのミュンヘン発の格安航空券がどうしても取れず、フランクフルト発だったら格安航空券がとれます。まあ、そのあたりで手を打つかなって思いましたが、ふと気になって、ANAのマイルはつくんだよねって聞くと、何とチケットの種類によってはつかないとのこと。詳細はANAに聞いてほしいと言われました。
げげーって感じです。早速、ANAのお姉さんに電話してみると、そっけなく、そのチケット(格安航空券)にはANAのマイルは積算されませんとのこと。

ここで計画はがらがらと崩れさり、再検討が必要になりました。
ANAのマイルがつかないんだったら、結局、どこの航空会社でも同列です。
ここにきて、JALを利用する案が浮上。意外にトータル額で考えると安価です。
もちろん、ANAを利用してANAのマイルを貯めてもいいんですが、この時期ANAは高額でマイルを換算しても圧倒的にJALが安そうです。
JALを利用する利点はJALのマイルを貯めればJALの国内の特典航空券くらいはゲットできそうなことです。また、パリとフランクフルトは日本からの直行便があるので楽です。
もっともANAのマイルも既に貯まっているのでそれを使う手もありますが、閑散期マイルを利用しようとすると4月頭は既に満席で、3月の通常期マイルを使うことになり、もったいない感じです。貴重なマイルは次の旅以降に温存します。

上記のもろもろを勘案してJALをあえて利用することに決定。
どうせJALにするんなら、この際、家族マイルの統合も考え、JALカードを作ることにしました。早速、JALカードに聞いてみると最短でも発行は10日はかかるとのこと。仕方がないので、その最短発行をお願いしました。

無事に予定通り、JALカード(配偶者の家族カードも)が届き、即、往きのパリ行きと帰りのフランクフルト発を購入しました。往復で1人11万円ほど(空港使用税、サーチャージ込み)でした。
JAL便と言えば、最近話題の羽田発もありますが、少し高くなるので成田の発着です。また、提携便としてパリ行きはエールフランスも使えます。エールフランスと言えば、あのA380に乗ることもできます。ただ、これはかなり高価になるのでやめました。A380以外は同一料金なんですけどね。

というわけで、まず航空券だけをゲット。
成田からパリに行き、パリからはプロヴァンス。プロヴァンス滞在後コートダジュールからジェノヴァに抜け、そこからヴェローナかボローニャを経由して、インスブルック、そして、ウィーンです。この間は長いので、ジェノヴァとインスブルックは観光もかねて1泊します。ウィーン滞在後、ミュンヘンに移動し、ミュンヘン滞在後、ニュールンベルグ経由でヴュルツブルグへ移動。そこでロマンチック街道を少し周り、フランクフルトから帰国ということになります。
フランス、イタリア、オーストリア、ドイツを鉄道でまわるので一応ユーレイルパスの4カ国セレクトパスを予定しています。6日間か8日間パスを検討中です。
ヨーロッパを鉄道で大周遊ってとこです。
旅程は3週間の予定です。これまでで最長になります。

ということでまだまだ旅の準備もこれからです。
せっせと頑張ります。年内にはもう1度はヨーロッパに旅することを考えているので、その次の旅の企画も考えないといけません。
好きなこととはいえ、旅は準備が大変です。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):ロワール古城巡りプラン作り

次の旅の企画を今日1日練っていました。

プロヴァンスに行くためにまずパリに入りますが、プロヴァンスに出発する前に念願だったロワール古城巡りに行ってみようと思います。特にダ・ヴィンチゆかりのアンボワーズ城とクロ・リュセの館は是非とも行きたかったところです。
近くのシュノンソー城も外せません。
あとはシャンボール城、ブロワ城も行ければ行きたいところです。

パリからの日帰りで考えています。
また、今回は鉄道中心の旅なのでユーレイルパスの使用も考えていますので、そのあたりの検討も必要です。ただ、ユーレイルパスの場合、TGVは利用できる席数の制限があるので、TGVに乗る場合は慎重な検討も必要になります。

一応、ロワール古城巡りに行く候補日は2日あり、天気等で切り換えたいとも思います。ロワール古城巡りに行かない日は久しぶりにオルセー美術館・ルーヴル美術館巡りにあてたいと思います。天気には左右されませんからね。

ロワール古城巡りの起点となるのはトゥールです。トゥールまではTGVで1時間程で行きます。ユーレイルパスでTGVに乗るにはパスホルダー料金を追加で支払えばいいのですが、パスホルダー料金席は席数に限りがあるのでまず、それをチェックしてみると既に満席の日もあります。ユーレイルセレクトパスでは満席でもフランスパスなら乗れそうですが、別にフランスパスを購入すると高くつきます。
また、パスホルダー料金自体もヨーロッパに着いたあとで購入すれば3ユーロと安価ですが、パスホルダー料金席が満席なら乗車できません。で、事前に国内で購入しておく必要がありますが、片道1人で1200円と高価でさらに配送料も必要です。
フランスパスの場合は片道1人で2300円とお話にならない価格です。

ところがユーレイルパスを使わずにPrem'sという割引チケットを使うことにすれば、通常チケットの50%引きで購入できます。ユーレイルパスよりも安価です。ただ、乗車日・時間が固定され、変更・払い戻し不可です。
仕方がないので、ロワール古城巡りを現時点で決めてしまうしかないかとも思います。

次にトゥールからアンボワーズ、シュノンソーへのまわり方を検討します。素直に考えれば、トゥールからアンボワーズを鉄道で往復し、またトゥールからシュノンソーを鉄道で往復するのがよさそうですが、あまりに本数が少なく、費用的にも無駄です。
もう少し調べると、トゥールから路線バスでアンボワーズ、シュノンソーをまわることも可能です。アンボワーズ、シュノンソー間のバスもあるようです。このほかトゥールからの1日観光バス・半日観光バスも出ていますが、自由度がないので、これはパス。

よく考えるとトゥールそのものに行く必要はなく、パリから直接アンボワーズに行き、アンボワーズ、シュノンソー間のバスを使ってシュノンソーに行き、シュノンソーからパリに戻ればいいかなと思います。
その方向で鉄道とバスの時刻をチェックします。ネット内を巡り巡って何とか分かりました。
鉄道でアンボワーズまでは在来線で2時間程です。
アンボワーズからシュノンソーへのバスは午前1本、午後1本です。午前は9時47分なのでこれは無理。午後は3時で遅いですが利用可能です。
シュノンソーからパリは在来線だけに乗って帰るか、途中からTGVに乗り換えて帰るのも可能です。
まあ、このあたりで可能なプランができてきたので気を良くして、さらに欲を出して、シャンボール城、ブロワ城もまわるプランを考えます。

方向性としては、一気にまずパリからシュノンソーに行き、シュノンソーからバスでアンボワーズに出て、アンボワーズから鉄道でブロワ駅に行くというものです。シャンボール城はブロワから循環バスが出ているようなので、それで往復するというものです。
このプランはまずパリからシュノンソーに行く鉄道の時間によいものがなく、昼過ぎにしかシュノンソーに着かないのですぐに頓挫。

じゃ、逆にパリからブロワ駅(アンボワーズ駅の20分手前の駅です)に行き、循環バスでシャンボール城を往復し、ブロワからアンボワーズに鉄道で行き、アンボワーズからバスでシュノンソーに行き、シュノンソーからパリに帰るという方向性で検討します。
鉄道の移動とアンボワーズからバスでのシュノンソーへの移動はうまくプランできました。アンボワーズからシュノンソーへの移動はバスは15時発ですが、場合によればタクシーを使っても27ユーロほどなのでその手も使えます。
最後にブロワからの循環バスの時間をチェックすると、残念ながら本数も少なくとてもプランに組み込めません。で、シャンボール城は断念し、ブロワ城だけに絞ることにしました。

最終的にユーレイルパスの使用について検討しましたが、割引チケットで2等を使えば、その方が割安で5000円弱/1人ですが、候補日を絞る必要があります。
ユーレイルパスは約7000円/1日で少し割高ですが、候補日を絞る必要もありません。このプランではTGVも利用しないので満席のリスクもありませんし、1等(ファーストクラス)で快適です。
で、ユーレイルパスの使用に決定。

で、以下の日程に決定です。

 パリ・オステルリッツ駅7:26⇒ブロワ8:59  ブロワ城見学
 ブロワ11:01or12:44⇒アンボワーズ11:20or13:04 アンボワーズ城・クロリュセ見学、ランチ
 アンボワーズbus15:00orタクシー27ユーロ⇒シュノンソー シュノンソー城見学
 シュノンソー17:58or18:58⇒パリ・オステルリッツ駅21:06or22:10

ふーっ、疲れた!!
丸1日以上費やしたプラン作りでした。



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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):パリ、プロヴァンス、ウィーン、ミュンヘンの旅程は?

ここ数日、4月の旅の旅程(鉄道の移動が中心)を組み立てており、SNCF(フランス国鉄)、DB(ドイツ国鉄)、EURAIL(ユーレイル)のサイトとにらめっこしています。

ロワール古城巡りプランですら1日以上かかったので、パリからプロヴァンスを経て、北イタリアを通過してのウィーンまでの移動プラン、ウィーンからミュンヘンへ移動した後のミュンヘン周辺の見物とニュルンベルグからロマンチック街道にかけての移動と最終地点のフランクフルト空港までの移動というヨーロッパ大移動プラン作りは流石に消耗しました。いや、もちろん楽しみではあるんですが・・・。

まず、パリからプロヴァンスのアヴィニョンまではTGVを使うしかないのでこれは問題なし。ただ、TGVはユーレイルパスで利用するためには安全のため、国内代理店で事前予約の必要があり、チケット1枚あたり予約料1200円と手数料1500円(これはまとめて予約すればぽっきり)で高価なので悩ましいです。パスを使わなくても割引チケットを早めにネットで購入すれば、40ユーロ/1人なのでこれも選択肢にはいります。

アヴィニョンには2泊します。アヴィニョンからはアルルにも往復しますが、これは鉄道で20分(急行)と近いのでこれも問題ありません。1時間以上かかりますがバス路線もあるのでこれも長閑でいいかもしれませんね。余裕があれば、行きは鉄道で帰りはバスでもいいかもしれません。

次はセザンヌゆかりのエクス・アン・プロヴァンスにも足を延ばしたいのですが、アヴィニョンからは在来線では直接行けず、TGV利用となるので少し面倒です。いっそのこと、アヴィニョンからまずマルセイユに行き(在来線でもTGVでも可)、そこから在来線またはTGVでエクス・アン・プロヴァンスに行くことを考えました。もちろん、TGVでエクス・アン・プロヴァンス経由でマルセイユに行ってもいいのですがTGV予約が少し面倒です。時間的な柔軟性にも欠けますね。

マルセイユに1泊した後、次は一気にコートダジュールを抜けて、イタリアのジェノヴァに向かいます。途中、ルノワールの家のあるカーニュ・シュル・メールで下車しようか、ニースで思い出のソッカでも食べようかとも思いましたが、この区間は意外に時間がかかり、それらは断念です。TGV地中海線を使っても8時間も移動にかかります。

で、ジェノヴァで1泊後、ジェノヴァから一気にアルプスを越えて、オーストリアのインスブルックまで鉄道で移動することを考えましたが乗り換えも多いし、1日中電車に乗りっぱなしになりそうで嫌気がさし、方針転換することを考えました。
ここからは格安航空を使って時間短縮を図り、余った時間を街散策にあてるというものです。

まだ、格安航空会社の便を利用したことがないので、ネットで調査開始。
ジェノヴァからは良さそうな便はありません。また、インスブルックも同様です。ところがミラノ~ウィーンはエアーベルリンとかの格安の空の便があり、1人5000円で1時間半の旅です。
ただ、それだと途中のアルプス越えとかインスブルック見物とかもできませんので、悩みどころです。初の格安航空の利用にかなり、気持ちが傾きましたが、配偶者から新たなアイディアが出てきました。
それはパリからアヴィニョンまでの移動を予定を早めて前夜にすることで旅程を1日縮めて、その分、ジェノヴァとインスブルックの間で1泊するというものです。当初、ボローニャで以前訪れた美味しい海鮮レストランに行くことも検討していたので、ボローニャでの宿泊を検討しましたが既にボローニャには行っているので新味に乏しくイマイチ魅力に欠けます。
で、急遽浮上したのがパルマです。パルミジャーノ・レッジャーノはsaraiの好物ですし、生ハムも名物ですね。食い気だけでなく、コレッジョの名作絵画も見られます。
結局、パルマの魅力に負けて、格安航空は見送り、従来路線の鉄道での移動にしました。

パルマに1泊した後はボローニャ経由かヴェローナ経由でインスブルックに鉄道で移動します。インスブルックに1泊し、少し見物した後はオーストリア国鉄の特急電車レールジェットでウィーンに4時間ほどで移動します。

ウィーンにしばらく滞在し、音楽を楽しんだ後、今度はミュンヘンに鉄道で移動します。これもオーストリア国鉄の特急電車レールジェットで4時間ほどで移動します。ミュンヘンにも少し滞在し、音楽を楽しみます。

ミュンヘンでは先日ご紹介した青騎士の跡を尋ねて、コッヘルのフランツ・マルク美術館と青騎士誕生のきっかけになった記念の地のムルナウでミュンターハウスでカンディンスキーを偲びます。コッヘルはミュンヘンからは鉄道で1時間ほどで行け、コッヘルとムルナウの間はバスで30分ほどです。バイエルン州はバイエルンチケットという格安チケットがあるのでこれが利用できます。2人で一般電車の2等が乗り放題で27ユーロです。このチケットを活用して、そのままミュンヘンからニュルンベルグまで移動し、ニュルンベルグで1泊です。

ニュルンベルグを見物し、ローテンブルグに移動します。1時間半ほどです。ローテンブルグを見物し、ヴュルツブルグへ移動し、そこで1泊。ここはsaraiの一番好きなワインのフランケンの本場。じっくりワインを楽しみます。この日の移動も格安のバイエルンチケットが利用できます。

ヴュルツブルグの世界遺産を見物し、夕方の電車でいよいよ旅の最終ポイントのフランクフルト空港に移動し、夜の便で成田に向かうことになります。

以上、ようやく、旅程が固まりました。必要な鉄道の予約やホテルの予約変更をやれば大筋は完了です。

そうそう、ユーレイルパスですが4カ国(フランス、イタリア、オーストリア、ドイツ)または3カ国(フランス、イタリア、オーストリア)の6日間セレクトパスをeurail.comから購入する予定です。現在キャンペーンでプラス1日無料追加してくれます。7日間の利用が可能になります。

後は肝心のコンサート・オペラのチケット確保です。予定の8回のうち、4回は確保済です。残りはハラハラです。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):パリ、プロヴァンス、ウィーン、ミュンヘン~ユーレイルパス

4月の旅も旅程が決まり、国内で調達すべきチケットをゲットする必要があります。

まずはユーレイルパスです。
これはいろんな種類がありますが基本的に数カ国をまわるので、セレクトパスを選択します。これも3~5カ国パス、それに2か月間内で5日、6日、8日、10日使用できるパスが選択可能です。

で、実際の旅程で通常の鉄道運賃と比較して、パス料金が通常運賃より高そうな移動日の無駄な日数は削って必要最小限の日数のパスを選びます。パス料金は1日当たりに換算すると約7000円程度です。ただ、5日以上になるとプラスされる1日あたりの料金は3500円程度に安く設定されています。そのあたりも勘案する必要がありますね。
まず、ドイツ内の移動は格安のバイエルンチケットと列車指定早割(Sparpreis)のほうが2等であれば、ずいぶん安そうです。ドイツではパスを使わないことにします。
あとイタリアも鉄道運賃が安いとのことで移動距離の比較的短いジェノヴァからパルマの間はパスを使わないことにします。

結局パスを使うのは
 1.パリからロワール古城巡り
 2.パリからアヴィニョンまで
 3.アヴィニョンからマルセイユまでとマルセイユからエクス・アン・プロヴァンスの往復
 4.マルセイユからジェノヴァまで
 5.パルマからインスブルックまで
 6.インスブルックからウィーンまで
 7.ウィーンからミュンヘンまで
ということになります。

4カ国セレクトパスの8日間ということになりますが、ユーレイルパスのサイトを見ると何と6日間以上のパスにはキャンペーンでプラス1日がつくそうで、結論として4カ国セレクトパスの6日間(実質7日間)を購入しました。

あとTGVはパスホルダー料金で乗車できる席数が限定されているので、パリからアヴィニョンまでのTGVは早めの予約が必要そうです。フランス国鉄SNCFのサイトで直接パスホルダー料金の予約はできないので、ちょっと高めですが日本の代理店であるユーレイル・ジャパンのサイトで予約しました。料金は予約料が一人当たり1200円で2人で計2400円。手数料が1500円。チケットは紙チケットだと配送料が1500円必要ですが電子チケット(TOD)なら無料です。ただし、フランスの駅の自動発券機でチケットの印刷が必要にはなります。結局、予約に3900円もかかりました。
残りの区間の予約はフランスに着いたあとでなるべく安い料金でやるつもりです。それに全席指定以外の電車はできれば指定なしで乗れば、指定料がなしになるのでケチケチで済ませたいと思っています。

残りはドイツ内でICEの早割を使うヴュルツブルグからフランクフルト空港までですがこれは92日前からの発売なのでそのときにドイツ国鉄DBのサイトで購入します。2等なら一人分19ユーロで買えます。ICEは2等でも結構乗り心地がいいですからそれでも構いませんが、贅沢すれば1等に乗りたいものです。ただ、割引チケットでも一人49ユーロとお高いので配偶者からの許可は出ないでしょう。

次はホテル予約です。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):パリ、プロヴァンス、ウィーン、ミュンヘン~ホテル予約

今度の4月の旅は今までになく長く3週間を超える旅になります。
で、ホテルの宿泊日数も多く、ホテル費用もばかにならない金額になります。

今回は配偶者からのお達しで、1泊2人で120ユーロ程度(1万5千円)目標で、それ以下の宿泊料なら、なお宜しいということです。できれば100ユーロ以下にせよという追加のお言葉もありました。
まあ、それでも全部で20泊ですから、この目標が達成できてもホテル代だけで何と30万円になります。恐ろしい金額です。

昔は5つ星の超高級ホテルに泊まったことがあるのが夢のようです。何といっても今はリタイアした年金生活者ですから贅沢は言えませんし、なるべく旅行費用を安く抑えて次の旅行に備える必要もあります。

また、ホテル選択の条件として、無料の無線LAN(または有線LAN)が客室内で使えネットに接続できることと長旅ですからバスタブのある部屋であることを目標とします。
もちろん、立地条件がよいことも肝心です。1泊の日は駅近くがベストです。
あと朝食込みも重要な条件ですね。

さて、今度の旅の宿泊地と宿泊数は以下のとおりです。

 1.パリ 3泊
 2.アヴィニョン 2泊
 3.マルセイユ 1泊
 4.ジェノヴァ 1泊
 5.パルマ 1泊
 6.インスブルック 1泊
 7.ウィーン 6泊
 8.ミュンヘン 3泊
 9.ニュルンベルグ 1泊
 10.ヴュルツブルグ 1泊

まず、パリですがパリは比較的ホテルが安いのでオペラ座の近くで探し、オペラ座から歩いて10分程度のメトロのノートルダム・ド・ロレット駅にも近いホテルを確保しました。

 ヴィラ オペラ ラマルティーヌ(Villa Opéra Lamartine)


次のアヴィニョンですが、TGVの駅近くとも思いましたが、そこらあたりは何もなく、旧市街地も遠くて不便なので、旧市街地にあるホテルを選択しました。アヴィニョンの中心部、法王庁宮殿まで約50mの好立地です。

 ホテル ドゥ オルロージュ(Hôtel de l'Horloge)

次はマルセイユです。ここも駅近くのホテルとも思いましたが、やはりマルセイユといえば港。旧港地区からノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院の景色を望めるホテルにしました。

 ホテル ベル ビュ(Hôtel Belle-Vue)


次はジェノヴァです。ここは国際列車の発着駅プリンチペ駅と旧市街が離れているので、仕方なく旧市街の中心ガリバルディ通り近くのホテルにしました。

 ベストウエスタン ホテル メトロポリ(Best Western Hotel Metropoli)

次はパルマです。ここは駅と市街地が近く、駅とドゥオーモの中間くらいの駅から歩いて5分ほどのところにある家族経営の小さいホテルにしました。

 サボイ ホテル(Savoy Hotel)

次はインスブルックです。こことウィーンはオーストリアの旅行代理店にリーズナブルな料金のホテルを紹介してもらいました。
ここのホテルは旧市街にも近く、イン川沿いでケーブルカー乗り場がすぐそこにある観光に便利な立地です。

 オーストリア トレンド ホテル コングレス インスブルック(AUSTRIA TREND HOTEL CONGRESS INNSBRUCK)


次は長逗留するウィーンです。リンク通りの外ですが、地下鉄駅Keplerplatz(ラインU1)に近く、交通の便はよさそうです。

 オーストリア トレンド ホテル ファボリタ(AUSTRIA TREND HOTEL FAVORITA)

次はミュンヘンです。昨年は中央駅からも近いホテルにしましたが今回は旧市街のど真ん中で多分、バイエルン国立歌劇場に一番近いと思われるホテルにしました。

 ホテル ファルケンツルム(Hotel Falkenturm)
 
次はニュルンベルグです。ここは駅が旧市街の城壁のすぐ近くなので、駅から徒歩5分の旧市街にはいって少しのところにあるホテルにしました。広い部屋にすれば、居室内にバスタブがあるようですが節約して普通の部屋を予約しました。このホテルは4つ星のデザインホテルです。

 ホテル ドライ ラーベン(Hotel Drei Raben)

最後はヴュルツブルグです。中央駅からは少し歩きますが、ヴュルツブルク旧市街の中心部、マイン川のすぐそばのホテルです。フランケンワインのレストランも近くにあるようです。

 ホテル レジデンス(Hotel Residence)
 
これでホテルはすべて予約できました。
結果として、全ホテルの平均宿泊料はジャジャーン!!
 97.3ユーロ
となりました。
見事に追加目標までクリアできました。
一番高いホテルでも129ユーロで、一番安いホテルは84ユーロです。
もちろん、すべて朝食込みで無料インターネットアクセス可能です。
バスタブは行ってみないと分かりませんがとりあえずリクエストだけはしておきました。

これで今度の旅はかなり固まりました。あとはじっくりと準備を進めていきます。健康維持も大切なので毎日、配偶者とWIIに励んでいる毎日です。


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この記事へのコメント

1, Feriさん 2011/01/10 17:02
saraiさま、ご無沙汰しております。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、4月にいらっしゃると伺っておりましたが、今回は、色々なところをお回りになるようですね。
お二人だと比較的宿泊料金を安く上げることが可能なので、うらやましい限りです。
余談ですが、意外と安いホテルの方が無線LANを無料で使えるようです(とくにウィーンでは)。また、ウィーンの場合、カフェで無線LANが無料で使えるところも増えているので助かります。
ところで、4月はウィーンで「アンナ・ボレーナ」はご覧になりますか? 私は手も足も出ません(^^;)

2, saraiさん 2011/01/10 21:40
Feriさん、こちらこそご無沙汰しています。
コメントありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。

さて、4月にウィーンにいらっしゃるのなら、一度お会いしたいものですね。
「アンナ・ボレーナ」ですが、手を尽くしてみましたが、手も足もどころか、グーの音も出ない状況です。困ったものです。
バイエルン国立歌劇場のグルべローヴァの「ノルマ」は何とかしたいと思っています。Feriさんも行けれますか?

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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):旅行グッズあれこれ

さて、今度の旅は今までになく長距離鉄道移動の旅になりそうです。
となると、荷物の持ち運びが大変になりそうです。
これまでは特大のスーツケース一つを持ち歩き、20キロを超えることもしばしばでした。
年のせいもあり、あまりに重い荷物を鉄道で持ち運ぶことには非常に不安があります。

そこで、荷物を軽量化するために、中型のスーツケース2つに分散することにしました。で、スーツケースそのものが重ければなんにもなりません。
色々調べてみると、RIMOWAのスーツケースが価格は高いですが圧倒的に軽いようです。しかも最近超軽量の製品が出てきたようです。ただし、日本では品薄でなかなか入手困難なようです。
正規代理店では高価(5万円を超えます)なようなので、並行輸入品を探します。壊れた場合の保証はありませんがそれは承知の上です。並行輸入品は最安だと4万円を下回る価格です。ただ、前述のとおり、品薄で品物がありません。
そこで販売店のサイトに問い合わせると次期入荷の品物を優先的に確保してくれるとのことです。
狙う製品はRIMOWA SALSA AIRというシリーズの容積61リットルの中型ケースで重量は何と2.9キロと3キロを切る驚異的な軽さで4輪キャスター付きです。
注文を出して約1か月で比較的早く製品入荷のお知らせがきたので即購入しました。
これがそのスーツケースです。


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流石にポリカーボネードの外装は薄くペコペコした感じですが、十分に強度はあるのでしょう。確かに軽いです。

でもいくらスーツケースが軽くても中身の荷物が重ければ意味がありません。特に3月末出発なので寒さ対策も必要で衣類がかさばりそうです。そこでここは今流行りのHEATTEKもしくはHEATFACTしかないだろうということで買い増すことにしました。お店に行くと時期的にかなり品薄になっていましたが2人分、上下2~3組ずつ買い揃えました。1日試着してみましたがHEATTEKのレギンスとタートルシャツの上にズボンと薄手のセーターだけで十分暖かく、外出もその上にコートを着るだけでしのげそうです。

こうやって着々と次の旅のスタイルにあったグッズも準備中です。

そうそう、ホテルと言えば、前回の記事で書き漏らしましたが、今回のホテルはすべて予約のみで直前まではキャンセル無料です。何があるか分かりませんから、なるべくリスク回避です。キャンセル不可ならばさらにお安い宿泊料金も可能なんですけどね。

また、海外のホテルだけでなく、国内前泊のホテルもJR成田駅前に予約しました。いつもは早起きして自宅から出発しますが、今回は出発前夜は大事なコンサートがあります。
サントリーホールでの東京都響の定期演奏会ですが、インバル指揮で庄司紗矢香のヴァイオリンでバルトークのヴァイオリン協奏曲です。また、バルトークのオペラ《青ひげ公の城》もプログラムにあります。バルトーク好きのsaraiとしては前々から楽しみにしていたコンサートです。
で、サントリーホールのコンサートが9時過ぎに終了したあとにわざわざ自宅に戻り、翌朝早く出発するのは馬鹿げていると配偶者に鋭く指摘され、それではと自宅ではなく、成田空港近くの格安ホテルに宿泊することにしたわけです。

てな感じで次々と準備に精を出しているところです。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):パリ、ミュンヘンのオペラ・コンサートのチケット購入

さて、4月の旅の準備状況ですが、航空券、鉄道、ホテルはほぼ予約・購入済で残りの大きな課題はオペラ・コンサートの音楽のチケットのゲットです。

オペラ・コンサートはパリ、ウィーン、ミュンヘンで計9回予定しています。
そのうち、パリ、ミュンヘンはようやくチケットを確保できました。

まずはパリでオペラを観ます。
パリにはいくつかオペラハウスがありますが、やはり、パリ・オペラ座(ガルニエ)が一番魅力的です。オペラ公演よりもバレエ公演が多いのでなかなか、ここでオペラを観る機会がありませんが今回は日程がぴったりのオペラ公演があります。逆に今回はバレエも観ようかと思いましたがこちらは日程があいませんでした。
オペラ公演は以下です。

 4月1日 ヤナーチェク:オペラ《カーチャ・カバノヴァ》 トマーシュ・ネトピル指揮、アンゲラ・デノケ、ヴァンサン・ル・テキシエ、ジェーン・ヘンシェル

実は旅の日程が決まり、パリ・オペラ座のネットサイトを見にいったら、既にチケットは発売中。あせってチケットをゲットしました。まあまあ良い席がとれたのでほっと胸をなで下ろしたというところでした。ほどなく自宅にチケットが郵送されてきました。ソプラノのアンゲラ・デノケに期待しています。以前、《薔薇の騎士》の元帥夫人を見る予定でしたが、直前キャンセルでまだ生聴きしたことがありません。

次はミュンヘンですが、ここは3公演見ます。
まずはバイエルン放送交響楽団のコンサートです。当初、ヤンソンスの指揮で内田光子のベートーヴェンのピアノ協奏曲とR・シュトラウス《英雄の生涯》を聴くつもりでいましたが、よくよくバイエルン放送交響楽団のサイトを見ると何とコンサート会場がスイスのルツェルンです。これは無理ですね。で、何とかバイエルン放送交響楽団を聴きたいので他の日のスケジュールをチェックしたところ、コンサート形式ですがオペラの公演がありました。

 4月14日 チャイコフスキー:オペラ《エウゲニ・オネーギン》ヤンソンス指揮、Veronika Dschiojewa、マリウス・ブレンチウ、ボー・スコウフス、マリナ・プルデンスカヤ、ミハイル・ペトレンコ

バイエルン放送交響楽団の本拠地のヘルクレスザールでの公演ですが、このコンサートホールは初体験になります。困ったのがチケットの確保です。ちょうど4か月前の同日の朝10時(日本時間:18時)にネットで発売ですが、その日は19時からサントリーホールでコンサートです。仕方がないのでノートPC持参でサントリーホール付近でネット接続してチケットをゲットすることにしました。
で、当日、ネット接続がなかなかうまくいかず、18時を過ぎてしまいました。何とか少し遅れてネット接続して、バイエルン放送交響楽団のサイトにはいり、これもまあまあの席をゲットしました。一安心です。ですが、ここはチケットを郵送してくれないのでコンサート当日にバイエルン放送の窓口でチケット引き取りになります。一苦労しそうです。

次はミュンヘンのバイエルン放送交響楽団と肩を並べる名門オーケストラのミュンヘン・フィルのコンサートです。これは今回特に行きたかったコンサートです。ティーレマンの指揮でクリスティーネ・シェーファーの歌唱でオールR・シュトラウスプログラムです。このコンサートで今度の旅の日程を決めたようなものです。絶対にチケットをゲットする必要があります。
公演は以下の内容です。

 4月16日 R・シュトラウス:祝典前奏曲
      R・シュトラウス:管弦楽伴奏の歌曲(8曲) シェーファー
      R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》

コンサート会場はミュンヘン・フィルの本拠地ガスタイクです。ここはとてつもなく広いホールですから何とか良い席で聴きたいものです。
チケット発売はお正月明けの1月4日の日本時間17時からです。時間ちょうどにミュンヘン・フィルのサイトにはいり、席を探すともう良い席はあまりありません。なかでもよさそうな席を指定し、購入しようとしましたが、若干の操作ミスでやり直し。もう一度席を探すともうさっきの席はなく、もう少し後ろの席しかないのでそれを購入。まあ、チケットが無事とれたのでよしとしましょう。ここもチケットは郵送してくれませんがここでのチケット引き取りの経験はあるので問題ありません。

ミュンヘンの最後のチケットはバイエルン国立歌劇場のオペラです。ここは昨年チケット購入のトラブルがありましたので要警戒です。このオペラもどうしても見たいオペラです。もう海外だけで見ることにしたグルベローヴァの出るオペラですからね。
公演は以下の内容です。

 4月15日 ベルリーニ:オペラ《ノルマ》 ハイダー指揮、グルベローヴァ、ゾラン・トドロヴィッチ、ソニア・ガナッシ

ここのチケットはスタンバイ予約でただ待つのみです。昨年は結局それで《トスカ》が全然とれませんでしたが、今年はどうでしょう。
発売が3か月前の同日の前の日です。ハラハラしていましたが、数日後にクレジットカードの明細にチケット代金が記載されたのでチケットがとれた模様です。その2~3日後にチケットが郵送されてきました。どんな席がとれたか、期待してチェックすると驚いたことに指定通りParkettの席ですが、2つの席がばらばらに離れています。それも5列もです。やっぱり、グルベローヴァのチケットがそんなに簡単にとれるわけありませんね。とれただけよかったと思うしかありません。

というわけで何とかパリとミュンヘンのチケットは確保できました。
あとはウィーンのチケットです。ウィーン国立歌劇場のアンナ・ネトレプコの公演を狙っていましたがほぼ絶望です。他のチケットを確実にゲットしたいと思います。ここ1か月の勝負です。


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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2011/02/01 17:51
saraiさま
私も4月16日Gasteigでミュンヘン・フィルを聴きます。今度は弟夫妻の案内係を兼ね、まず、4月9日バーデンで"150 Jahre Wiener Operette"、10日Konzerthausマチネーコンサート、11,12,13日Volksoperで"微笑みの国", "こうもり", "チャールダーシュの女王"の3連荘、14日楽友協会でウィーン響、15日Staatsoperで"Tosca, 16日にミュンヘンに移動して夜Gasteig、17日Gärtnerplatz劇場"天国と地獄”と、オペレッタ中心の旅行です。Gasteigは私も50€の席しか買えませんでした。Gasteigでお目にかかれるかもしれませんね。その節は宜しく。

2, saraiさん 2011/02/01 22:41
Njegusさん、こんばんは。お久しぶりです。

ガスタイクは奇遇ですね。昨年同様、同じような日程になりましたね。
フォルクスオーパーの"こうもり", "チャールダーシュの女王"もご一緒になる予定です。チケットはまだですが・・・

今回は必ずお目にかかれる運命のようです。
なお、ガスタイクは一応83ユーロの席は買えました。かなり後方ですが。

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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):渡航前日は優雅なホテルで

さて、次のヨーロッパの旅への出発まで1カ月半ほどになりました。着々と最終準備中ですが、耳寄りな情報を伝えるEメールが旅サイトから飛び込んできました。

ホテル・オークラが一人7500円で宿泊できるそうです。
以前の記事で書いたように成田からの出発の前夜はサントリーホールで大事なコンサートがあります(東京都響の定期演奏会でインバル指揮のオール・バルトーク・プログラム。オペラ《青ひげ公の城》と庄司紗矢香のヴァイオリンで協奏曲第2番。1年前から待ち遠しかったコンサートです。)。
で、とりあえず、自宅に戻るのも何なので配偶者からの意見もあり、成田空港近くの格安ホテルを1室4900円で予約しておきました。
すっかりこの格安ホテルで前泊するつもりでしたが、ホテル・オークラの高級ホテルとしては破格の安価なプランを知って、気持ちが揺らぎます。
早速、配偶者に報告すると「とりあえず、ホテル・オークラも予約しちゃいなさいよ。その日の部屋が空いてるかどうかも分からないでしょう?」って意外な答えが返ってきました。
だって、ヨーロッパ旅行中のホテルは基本的に1泊2人で100ユーロっていうお達しを出したのは配偶者です。このホテル・オークラのプランが安いと言ったって2人で1万5千円です。ユーロで言えば130ユーロを超えていますよ。

まあ、配偶者からのお許し?が出たみたいなのでその気持ちが変わらないうちに予約しちゃいましょう。
予約サイトを見るとその日は予約可です。ちなみにこのプランは3月いっぱいまでなのでぎりぎりセーフでした。
早速、予約をぽちっと入れました。
ところでこのプランには宿泊条件が付いていて、午後11時以降チェックインとのことです。
まあ、構いません。どうせサントリーホールのコンサートは9時過ぎに終了なので日本での最後のディナーでも食べていれば、その時間になるでしょう。
それに、コンサートの始まる前に旅行のスーツケースをホテルのレセプションに預けておけば、チェックインしたのと同じようなものです。

で、翌朝の成田空港への移動ですが、流石に日本を代表する高級ホテル。このホテルから成田空港行きのリムジンバスが出るようです。朝6時半か7時過ぎと早いですが楽々1時間ちょっとで成田空港に着くようで料金も3000円でいつも利用する横浜からの成田エキスプレスよりも安いです。
このリムジンバスも予約しようとしたら、これは1カ月前からなのでまだ駄目でした。これは後で予約しましょう。

ところでヨーロッパ旅行の前日にサントリーホールでコンサートを聴いて、ホテル・オークラに前泊し、成田空港に向かうっていうことで、はたと思い出したことがあります。
それは今をさかのぼる20年前、初めてのヨーロッパ・オペラ・ツアーに参加したときのことです。初めてのヨーロッパということもあり、このときは旅行会社のツアーに参加しました。時は日本中がバブル景気に酔いしれており、お金のない我が家も気持ちだけ同調して、今思えば身分不相応の超豪華ツアーに参加したわけです。もちろん、ホテルはすべて5つ星でした。航空機の座席もビジネスって言いたいところですが流石にこれはエコノミー。とはいえ、ジェット機に乗り込むと何故かsarai夫婦の近くにはあまり同行する他のメンバーが見当たりません。そうです。半分くらいのメンバーはビジネスのシートにアップグレードしていたんです。
皆さん、お金持ちで医者、経営者・・・でsarai夫婦が最も若くて最も貧しい参加者だったんです。
で、このお金持ち集団のなかでも一番のお金持ちのようだったのが病院の院長夫妻です。このかた達とお話ししていると「昨日はサントリーホールでコンサートがあったので近くのホテル・オークラに泊まって、そのまま成田空港まできたのよ」って奥様がおっしゃいました。そのときは「へーっ!!」と世の中には何と贅沢な暮らしをしている人がいるのかと思いました。どだい、そのときはホテル・オークラだって行ったことも見たこともありませんでしたからね。もしかしたらサントリーホールだって行ったことがなかったかもしれません。ですから、サントリーホールとホテル・オークラの位置関係だって知るわけないし、まさに異次元の世界の話だったわけです。

ということで配偶者もsaraiも頭の奥底にその贅沢な話が沈着したままになっており、ホテル・オークラに過剰反応したわけです。もちろん、ホテル・オークラは初宿泊になります。これまでホテル・オークラではランチをいただいたことくらいしかありません。

こんな経緯で憧れのサントリーホール⇒ホテル・オークラ⇒成田空港というゴールデンルートが実現しそうで変な感じですが、まあ楽しませてもらいましょう。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):ウィーンのオペラ・コンサートのチケット

さて、4月の旅の準備状況ですが、問題はウィーンのオペラ・コンサートの音楽のチケットの確保です。

少し前にパリ、ミュンヘンのチケットを確保はご報告済で、すべてOK。
最後に残ったのはウィーンのチケットでした。ウィーンで確保予定は5回分のチケットです。

まずはウィーン楽友協会でのウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団のコンサートです。
マーラーを聴きます。できれば、ここではウィーン・フィルを聴きたいところですが、残念ながらまったく日程が合いません。そこで次善の策っていうところ。このホールでのマーラーの響きをとにかく聴いてみましょう。
公演は以下の内容です。

4月10日 アイヴス:「答えのない質問」
    マーラー:交響曲第6番 イ短調「悲劇的」
       指揮:エストラーダ
       管弦楽:ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団

旅の日程が決まり、ウィーン楽友協会のネットサイトを見にいったら、既にチケットは発売中。あせってチケットをゲットしました。よさそうな席は既にかなり埋まっており、2人続きの席が見当たりません。仕方がないので少し離れた席をゲット。配偶者と離れるのは寂しい!まあ席がとれたのよしとしましょう。チケットはボックス・オフィスでピックアップする必要があります。忘れずにピックアップしに出かけましょう。ウィーン楽友協会のボックスオフィスは以前にも利用したことがあるので問題ないでしょう。

次は何とか観たいウィーン国立歌劇場の「アンナ・ボレーナ」です。
何といっても、今をときめくアンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャが出演するのでチケットをゲットするのは不可能かもしれません。
でも、どうしても見たい!!!!
あの手この手を尽くして努力しますが何ともなりません。そもそもチケットのネット発売前に完売なのだから、どうしようもありません。
でも、チケットが欲しい!!!!
結局、思い切って、大枚をはたいて購入することにしました。チケットの入手に優しい手を差し伸べてくれた方もいらっしゃいました。
ほかの8公演に相当する金額でともかくParkett:平土間のチケットを入手しました。
今回の旅のハイライトです。ダルカンジェロも出演するし、期待で胸が膨らみます。
オペラの公演内容は以下のとおりです。

4月11日 ドニゼッティ:オペラ《アンナ・ボレーナ》
       指揮:エヴェリーノ・ピド
       アンナ・ネトレプコ
     、 エリーナ・ガランチャ
       エリザベート・クルマン
       フランチェスコ・メーリ
       イルデブランド・ダルカンジェロ

次はウィーン・コンツェルトハウスでのウィーン交響楽団のコンサート。名匠ネーメ・ヤルヴィの指揮で北欧音楽ですから、これも是非聴きたいものです。
公演は以下の内容です。

4月9日 グリーク:抒情組曲 Op.54
    スヴェンセン:弦楽オーケストラのための2つのスウェーデン民謡
    シベリウス:『鶴のいる情景』 Op.44-2
    シベリウス:『悲しきワルツ』 op.44-1
    ケルビーニ:レクィエム ハ短調

このチケットのネット発売はコンツェルトハウス会員であれば2月1日ですが、このために高額な料金の会員になるわけにはいかないので、おとなしく一般販売の2月8日を待って、無事にチケットを購入。ほどなくチケットが郵送されてきました。
指揮者のネーメ・ヤルヴィはショスタコーヴィチのCDをずい分聴きましたが生聴きは実は初めて。息子さん達、パーヴォやクリスティアンは聴いているのにね。シベリウスの『悲しきワルツ』はパーヴォが好んでアンコール曲で演奏するのでパーヴォの指揮で何度も聴いています。親子の指揮者で同じ曲を聴くのも一興ですね。

ウィーンの最後のチケットはフォルクスオーパーのオペレッタです。3大オペレッタといわれている《こうもり》と《チャルダッシュの女王》の2つです。どちらもオペレッタ界の大御所のルドルフ・ビーブルの指揮ですから音楽的にはとても期待できそうです。
公演は以下の内容です。

4月12日 ヨハン・シュトラウス2世:オペレッタ《こうもり》 
       指揮:ルドルフ・ビーブル
       ロザリンデ:Elisabeth Flechl
       アデーレ:Bernarda Bobro
       イーダ:Elisabeth Schwarz
       オルロフスキー公:Zoryana Kushpler
       アイゼンシュタイン:Dietmar Kerschbaum
       ファルケ博士:Clemens Unterreiner
       アルフレード:Jorg Schneider
       イヴァン:Stefan Tanzer
       フランク:Martin Winkler
       フロッシュ:Gerhard Ernst
       ブリント博士:Jeffrey Treganza

4月13日 カールマン:オペレッタ《チャルダッシュの女王》 
       指揮:ルドルフ・ビーブル
       アンヒルテ(侯爵夫人):Maria Happel
       アナスタシア(スタージ):Anita Getz
       シルヴァ・ヴァレスク:Ingeborg Schoepf
       レオポルト・マリア侯爵:Peter Matic
       エドウィン・ロナルド:Ladislav Elgr
       オイゲン・フォン・ローンスドルフ陸軍中尉:Martin Bermoser
       ボーニ:Jeffrey Treganza
       フェリ・バチ:Kurt Schreibmayer
       
ここのチケットはスタンバイ予約していましたが、ネットで購入可能になる時間になっても予約できなかったので、直接、ネットで購入しました。結構、席は埋まっており、Parkett:平土間の6列目までは2席連続の席が空いていません。で、7列目以降を探すと7列目は中央がずらっと空いていました。12日も13日も同様でした。

これで予定していたチケットがすべてゲットできました。まあ、《アンナ・ボレーナ》のチケットは大変でしたが、プラチナチケットなので仕方ありません。

結局、今回の旅では以下のように9公演を聴くことになります。

・オペラ/オペレッタ:6公演
  4月1日 パリ・オペラ座(ガルニエ) ヤナーチェック《カーチャ・カバノヴァ》
  4月11日 ウィーン・ウィーン国立歌劇場 ドニゼッティ《アンナ・ボレーナ》
  4月12日 ウィーン・フォルクスオーパー ヨハン・シュトラウス2世《こうもり》 
  4月13日 ウィーン・フォルクスオーパー カールマン《チャルダッシュの女王》
  4月14日 ミュンヘン・ヘルクレスザール チャイコフスキー《エウゲニ・オネーギン》(コンサート形式) 
  4月15日 バイエルン国立歌劇場 ベルリーニ《ノルマ》

・コンサート:3公演
  4月9日 ウィーン・コンツェルトハウス ウィーン交響楽団
  4月10日 ウィーン・ムジークフェライン ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団
  4月16日 ミュンヘン・ガスタイク ミュンヘン・フィル

こうして並べてみると、やはり、オペラが多いですね。ヨーロッパではどうしてもオペラが観たくなります。
特に4月11日からは5夜連続になります。大変楽しみで今から再度ビデオで予習しているところです。
また、コンサートも含めると4月9日からは8日連続でオペラとコンサート三昧です。体調を整えて、公演に臨みましょう。
何にしても、ネトレプコ、ガランチャ、グルベローヴァ、シェーファー、デノケといった錚々たる美声の女声歌手が聴けそうなので、わくわくです。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):旅も間近・・・また、ミュンヘンのチケットでばたばた

こういう大震災からの復旧もままならぬ日が続いていますが(旅の準備中の3月11日に大震災が発生)、そうこうするうちに旅に出かける日も3日後に迫ってきました。なんだか心苦しい気もしていますが、予定通り、出発させていただきます。

さて、前回の旅ではミュンヘンのオペラのチケットで大トラブルがありましたが、どうもミュンヘンは鬼門のようで、今回もコンサートのチケットで冷や汗をかきました。

旅も直前になり、大慌てで最終準備にとりかかったところ、オペラ・コンサートのチケットのチェックで愕然!
てっきり、ガスタイクのミュンヘン・フィルのチケットは現地受け取りと思い込んでいたところ、ミュンヘンからのメールではチケットを送付するということになっていました。実際、郵送料も払い込んでありました。
でも、チケットが届いていない!!!
もうすぐ、出発ですから、どうしよう・・・・
慌ててEメールをミュンヘンに送り、状況を説明。
翌朝、Eメールが返ってきました。
現地受け取りにするので受け取り場所を指定せよとのことです。
ほっとしました。郵送料も返却してくれるとのことです。
まあ、こちらもチェックが甘く、直前まで気がつかなかったのも悪かったので、仕方ありませんね。
でも、何故、いつもミュンヘンでチケットの郵送トラブルに巻き込まれるんでしょうね。ドイツって、きっちりしている印象が強いんですけど。

結局、ミュンヘンに着いたときに、中央駅のBOX OFFICEでチケットを受け取る段取りができました。

ミュンヘンに着いた日のヘラクレスザールでのバイエルン放送交響楽団のコンサートのチケットもホールで受け取れることを確認でき、チケットのチェックはすべて完了できました。

最終準備は山場です。



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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):旅へのカウントダウン~フランスとイタリア編

さて、ヨーロッパ鉄道周遊の旅の出発へあと2日。カウントダウンです。

まずはパリにはいります。久しぶりのパリです。最後にパリに行って7年以上過ぎました。
とりあえずはパリの空港に着いてやることをまとめました。

・カルト・ミュゼ購入
・ユーレイルパスのバリデーション
・TGV予約

そして、ホテルまでの移動ですが、ホテルはメトロの12号線のノートルダム・ド・ロレット駅のすぐ近くです。バスとメトロの乗り継ぎが一番便利そうです。
が、ユーレイルパス所有者にはPERのパリ北駅までは無料のクーポンがいただけるようです。
で、PERのB線で北駅に行き、そこからメトロを乗り継ぎますが、どうも12号線への乗り継ぎは具合が悪そうです。で、メトロの7号線のル・ペルティエ駅まで行き、そこから5分ほど歩くことにします。土地勘がないので、あらかじめ、GOOGLEのストリートビューで予行演習しました。
最も面倒くさくなったら、北駅からはタクシーですね。

パリについてからの重要な移動はオステルリッツ駅発のロワール古城巡りとリヨン駅からのTGVでのアヴィニョンへの移動ですが、これも結局、メトロの7号線のル・ペルティエ駅を利用するのが効率的みたいです。

あと、パリについては美味しそうなレストランをチェックし、以下の候補を見つけました。そのときの状況でどこかに行きます。

 ボファンジェ(《のだめ》ででてきた):バスティーユ
 ル・シエル・ドゥ・パリ(中級フレンチ):モンパルナスタワー56F
 ラ・クポール(地元料理、カフェ):モンパルナス、ヴァヴァン駅
 レオン(ムール貝):シャンゼリゼ
 レ・ブキニスト(中級フレンチ):サンジェルマン・デ・プレ

パリ滞在中のロワール古城巡りでは、アンボワーズでのランチを考えています。

 Le Pavillon de Lys(地元の人気フレンチ):アンボワーズ城近く

次はアヴィニョンですが、ホテルは法王庁広場に面するという絶好の立地なので、レストランは多いようです。これはいきあたりばったり。
アルルにも足を延ばしますが、ゴッホゆかりの場所を見て、《夜のカフェテラス》で描かれたカフェあたりでランチかなと思っています。

次はエクスアン・プロヴァンスですが、町をぶらつき、ランチもいきあたりばっり。その日はマルセイユの旧港にあるホテルに泊まりますが、ここではどうしても美味しいブイヤベースを食したいです。
で、少し、高いのですが、ミシュランの星付きのシーフードレストランを予約しました。

 シェ・ミシェル

次のジェノヴァは美味しいイタリアンが多そうなので、適当にチョイスします。候補のレストランは以下です。フォカッチャは是非食べたいですね。

 イ・トレ・メルリ リストランテ・ポルト・アンティーコ
 レストラン ディソープラ

次のパルマは食の街です。ここでは大好きなチーズのパルミジャーノ・レッジャーノと生ハムのクラテッロは見逃せません。
で、評判のレストランを予約しました。

 Ristorante La Greppia

この次はインスブルックです。ここからはドイツ語圏にはいります。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):旅へのカウントダウン~オーストリアとドイツ編

さて、もう明日は自宅を出発します。最後の準備に手抜かりのないようにしないといけません。

昨日は鉄道の日程をチェックしていたら、時刻表の抜けや途中での乗換駅の情報の欠損などが多々あり、多大な手間をかけて、再度、鉄道のスケジュールのチェックと修正を行いました。
また、ユーレイルパス所有者はフランスでTGVにパスホルダー料金(多分、3ユーロ)で乗ることができますが、昨日現在でチェックしたところ、乗りたい時間のTGVはすべてsold out状態でした。フランスパスなら乗れそうでしたので、フランスでのユーレイルパスの利用は要注意ですね。
saraiはどうしても必要なパリ・リヨン駅からアヴィニョン駅のTGVの指定券は国内のサイトで念の為、高めの手数料を払って、購入済でしたが、正解でした。
で、マルセーユとエクスアン・プロヴァンスの間のTGVはもうsold outなので在来線を使うしかないということで、ユーレイルパスを使うのはやめてネットから割引チケットを購入しました。
ここで浮いた1日分のパスはドイツでの移動にあてることに変更し、ミュンヘンからニュルンベルグは贅沢にICEのファーストクラスで移動です。

成田からの航空機のWEBチェックインも済ませたので、空と陸の移動については万全の状態かなと自負していますが、とんでもないミスがあるかも・・・

さて、パルマからインスブルックへの移動ですが、これは鉄道でアルプス越えになります。当初は夜遅くにインスブルックに着くスケジュールで考えていましたが、配偶者から「初の陸路でのアルプス越えが夜で何も見えないの?」って鋭い突っ込みがありました。それもそうですね。このアルプス越えはブレンナー峠を通ることになります。ブレンナー峠といえば、古くから古代ローマ帝国軍などに利用されてきたところで、かのモーツァルトもここを通って、イタリアに旅したわけです。やはり、そのあたりに思いを馳せなければ、音楽ファンとしても失格です。何とかパルマを早く出ないといけませんね。パルミジャーノ・レッジャーノだけは早々にゲットし、何とかと思っています。でも、コレッジョの芸術作品を見損ないそうです。焦りますね。

インスブルックは寒そうですが、ケーブルカーで近くの山頂の展望台に簡単に登れそうなので、アルプスが見えればいいなあ・・・

で、ウィーンに移動しますが、ウィーンは今度で8回目の訪問になります。鉄道で訪れるのは初めてです。とはいえ、お馴染みのウィーン西駅に到着するのでいつもとそんなに変わりはないです。
ウィーンでは音楽三昧で到着翌日からは毎夜、コンサートとオペラ・オペレッタです。で、お昼も自重して体力を温存しないといけません。市内の散策に勤しむ予定で散策マップをチェックしています。どんな散策になるかはブログの記事をお楽しみに。

次にミュンヘンに移動して、移動日も含めて、オペラ・コンサートが続きます。それが完了したところでまた、観光モードに。

カンディンスキー、マルクらの青騎士の跡を尋ねて、コッヘル、ムルナウというバイエルンの田舎町を巡ります。その後、ミュンヘンからニュルンベルグに移動。

ニュルンベルグと言えば、画家のデューラーゆかりの地です。ミュンヘンのアルテ・ピナコテークでもう一度、彼の自画像を忘れずに見ておきましょう。
また、音楽ファンにとってはワーグナーの楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の舞台としても懐かしい感じです。古都の雰囲気を楽しみ、有名なニュルンベルグソーセージを食べれば、満足です。

ニュルンベルグからはローテンブルグを経て、ロマンチック街道の始点のヴュルツブルグです。ここヴュルツブルグはいつかは訪れたかった街です。
何故って、saraiの大好きなフランケンワインの聖地だからです。
この街では、ワインを楽しめれば、それがすべて。

で、ここからは終着地のフランクフルト空港はもうすぐです。
長い旅もここで終わります。
 
という感じでほぼ何とか準備も終わりつつあります。


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欧州鉄道周遊の旅(企画・準備編):出発の朝・・・世界の音楽家の温かい眼差しに感動

遂に出発の日の朝になりました。とはいえ、今日は前泊の成田空港近くのお宿に向かうだけで本番のヨーロッパへの出発は明日午前です。

昨夜は最後の詰めで深夜3時過ぎまで作業していました。まだ、後半のミュンヘン以降の資料が絶対的に不足していました。どうせ、旅に出れば、出たとこ勝負でミス・トラブルも多いんですが、なるべくリスク回避はしたいところです。
最後はモバイルノートPCにホームページなどの情報を転送して完了。

そして、寝む前に大変嬉しく、心温まる情報をネットで発見しました。
渡航前のコンサートは1つだけ残して、あとはすべてキャンセルになりました。
そのなかに半年以上前から楽しみにしていたヒラリー・ハーンの2回のリサイタルがありました。キャンセルになった当初は仕方がないとはいえ、何かしら、心にわだかまりというか、ヒラリーに対する不信感めいたものがあったことは否定できません。
で、昨夜知りましたが、彼女は24日に地元のボルチモアで仲間と一緒に日本救援チャリティコンサートを開いてくれたんです。やはり、彼女は毎年日本に来て演奏してくれる日本びいきの女性です。24日と言えば、本来、日本のオペラシティでリサイタルを開く日でsaraiも駆けつける予定でした。
日本に来なかったのは彼女の意思ではなかったようです。きっと近い将来に彼女の来日リサイタルが実現できるでしょう。その日を待ちましょう。
ヒラリー、ありがとう!

こうやって、世界中の音楽家が日本のことを心配して、見守ってくれています。
ウィーンの友人のブログによると、昨夜のウィーン交響楽団の演奏会でも日本の大震災の被災者を追悼して、冒頭に武満徹の《弦楽のためのレクィエム》が演奏されたそうです。

saraiは能天気にもこれからヨーロッパ旅行に出かけますが、ウィーンの友人からのお誘いを受け、4月10日にウィーンのフォルクスオーパーで急遽開かれることになった日本支援チャリティコンサートに観客の一人として参加することにしました。このチャリティの収益などは日本赤十字に義援金として贈られるそうそうです。日本人のソプラノ歌手の中島彰子さんを始め、ウィーンのオペレッタ界で活躍する錚々たる歌手が勢ぞろいしてのチャリティコンサートです。その模様はまたこのブログでお伝えしましょう。もちろん、saraiも1観客としてではありますが、被災地の復興を願い、ウィーンから義援金をおくりましょう。

今日はとても温かい春の日差しです。4月20日に旅から戻ったときには少しでも大震災の復興が進んでいることを願わずにはいられません。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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