旅の3日目です。
朝は何やら外がうるさいので早くから目が覚めます。毎朝ではないけれど、朝のまだ暗いうちから(五時くらいから?)通りの清掃が始まります。ガ~ガ~結構うるさい音。このお蔭でいつも美しい街並になっているのでしょうが、かなりうるさいですよ。もっとも、眠かったので、また、眠ってしまいましたけどね。
時間になり、そこそこに起き出します。今朝は、曇り空ですが雨は降りそうにありません。でも、結構寒いですよ。
さて、朝食は無論無料で付いています。昨日の朝はロワール古城巡りに早起きして出かけましたから、朝食は残念ながらパスしましたが、今日からはしっかり頂きます。朝食のレストランは地下です。レンガ造りのワイン倉庫のような感じの空間です。狭いですがなかなかいいですね。

メニューの内容はパンとハムなどで普通です。
が、メイドさんが「コーヒー?チョコレート?」と聞きます。チョコレートって言うなんて、さすがにパリですね。もちろん配偶者はチョコレートをお願いしています。が、出してくれるのは、粉末チョコレートとミルクです。今どきなのでしょうね。配偶者はちょっと残念そうですが美味しいので良しとしましょうとのこと。

総合的な評価ではこのパリのホテルが今回の旅のホテルでは最低なので、この後のホテルが快適に感じられるのが今回の旅での特徴でしょうか。
朝食を済ませ、ホテルを出発。ホテルの外に出ると、ちょうど出たところが公共自転車の駐輪場。自転車を使えば、街中を颯爽と風を切ることもできるでしょうが、今回はその機会がなく、残念です。

今日は本当に久しぶりのルーブル美術館訪問です。前回訪れてから10年以上経っているかもしれません。
メトロを乗り継いで行きます。最寄りのノートルダム・ドゥ・ロレット駅Notre-Dame-de-Loretteからメトロの12号線でコンコルド駅Concordeまで行き、乗り換えです。
ノートルダム・ドゥ・ロレット駅はホテルから3分ほどのすぐ近くにあります。駅名の由来であるノートルダム・ドゥ・ロレット教会Notre-Dame de Loretteの前がメトロの入口です。折角ですから、メトロに乗る前に教会に入っておきましょう。入ると、特徴のある素晴らしい天井、側面の列柱と絵画など重厚な空間が広がっています。入ってみてよかった!

教会の名前になっているロレットはイタリアの地名Loretoで、この教会はロレートの聖母マリアに捧げられているそうです。ロレートの聖母と言えば、カラヴァッジョの名画を思い出します。いつか、ローマのサンタゴスティーノ聖堂Santa'Agostinoまであの名画を見に行きたいと思います。
中程から後ろを振り返ると、見事なパイプオルガンが天井とマッチしています。

さて、メトロに乗って、乗り換え駅のコンコルド駅に到着。ここで乗り換えですが、久しぶりにパリの中心地を歩いてみるのもよいかなと思い付き、コンコルド広場Place de la Concordeから歩いてルーブル美術館Musée du Louvreに向かうことにします。地上に出ると、いきなりコンコルド広場の中心に建つオベリスクとその向こうにパリのシンボルのエッフェル塔Tour Eiffelが見えます。

すぐ近くのオランジェリー美術館Musée de l'Orangerieの向かいに建つジュ・ド・ポーム美術館Galerie nationale du Jeu de Paumeの小高いテラスにあがると、このあたりが一望できます。

セーヌ川方面に目を向けると、ずっと向こうにアンバリッドInvalidesの金色のドームも見えます。

エッフェル塔がかなり遠くに見えるので、ズームアップして撮影してみます。コンコルド広場のオベリスクと並んで美しいですね。

久しぶりのパリの景色に興奮しながら、ひとしきりカメラのシャッターを切り、ようやくルーブル美術館の方に向かいます。せっかくですから、チュイルリー公園Jardin des Tuileriesの芽吹き始めた美しい木々の間を歩いて行きましょう。

この公園はパリの中心にあるにもかかわらずとても広大で、ジョギングしている人たちがいます。東京のどこかみたいですね。
公園の中ほどまで来ると、はるか遠くにルーブル美術館に隣接するカルーゼル凱旋門Arc de Triomphe du Carrouselが見えてきます。

さらに進むと、やっとルーブル美術館が見えてきます。

チュイルリー公園の美しい花壇には、チューリップ、ヒヤシンス、ラッパ水仙が咲いています。春ですね。

別の花壇には見事に咲き誇った花木があります。花桃でしょうか?

いよいよ、チュイルリー公園からルーブル美術館にはいるところまでやってきました。チュイルリー公園を抜けるのに10分ちょっとでしたが、とても遠かった印象です。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

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