旅の4日目です。
パリも実質3日目。今日もゆっくりのお目覚め。
お~、青空です。気持ち良くパリ散策が出来そうですね。夜、アヴィニョンに向けて出発するまで思いっ切りパリを楽しみましょう。
朝ごはんを食べ、荷物をまとめて、ホテルをチェックアウト。レセプションに荷物を預けて、さあ、出かけましょう。
明日からは印象派の画家たちが憧れた陽光あふれるプロヴァンスProvenceです。というわけで、その前にパリで印象派の絵画を見ようと、オルセー美術館Musée d'Orsayに出かけます。地下鉄を乗り継いでセーヌ河畔のアサンブル・ナシオナル駅Assemblée Nationaleで降ります。メトロの駅から地上に上がると、パリの美しい通り、サン・ジェルマン大通りBoulevard Saint-Germainです。

この通りをセーヌ川Seineの方に向かって歩くと、久しぶりのセーヌ川に出ました。やはり、パリと言えば、セーヌ川。何とも雰囲気があります。

セーヌ河畔を散歩しながらアナトール・フランス通りQuai Anatole Franceをオルセーに向かいましょう。ここもジョギングをしている人が多いですね。まだ、朝だというのに観光船も多くの人で賑わっています。

と、銅像が立っています。一体、誰の銅像かなと台座を見ると、トマス・ジェファーソンとあります。一瞬、今どこにいるのか頭が混乱します。ここはパリ。トマス・ジェファーソンといえば、アメリカ合衆国の独立宣言を起草し、後に大統領になった人物。まあ、フランスはニューヨークに自由の女神を贈ったり、アメリカ合衆国の独立とフランス大革命の関連など、色んな繋がりがあるので、何かあるんでしょうね。

次はセーヌ川にかかる歩道だけの橋があります。レオポール・ゼデール・サンゴール橋Passerelle Léopold-Sédar-Senghor(ソルフェリーノ橋Pont de Solférinoとも呼ばれています)です。オルセー美術館と対岸のチュイルリー公園Jardin des Tuileriesを繋ぐ橋です。これもお洒落な橋ですね。鋼製アーチ式歩道橋ですが、上面がブラジル産の木材で覆われていて、暖かい雰囲気です。

橋の真ん中まで行って、オルセー美術館の方を眺めてみます。チュイルリー公園を散歩してこの橋を渡り、オルセー美術館に行くのもいいですね。昨日はチュイルリー公園を散歩してルーブル美術館Musée du Louvreに行きましたが、セーヌ川を渡ってオルセー美術館というのも魅力的なルートです。

オルセー美術館の入口が見えてきました。以前は、オルセー美術館の建物に沿って長い行列ができていたのですが、入口が変わったそうで、今日は行列は見えません。が、新しい入り口に近づいても、それほどの行列はありません。人気が無くなった?

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

中に入っても、何だか雰囲気がおかしいです。館内案内をもらおうとインフォメーションに行くと、改装中のため日本語の案内書はないとのこと。えぇ、改装中!道理で何だか雑然としているのですね。改装中だから、見学者も少ないのでしょう。皆さん、よく知ってますね。というより、我々がチェック不足でした。我々のように改装中と知らずに来た人のために、場所を限ってそれなりの作品を展示しているようです。感謝しながら見て回りますが、もちろん作品数はものすごく少ないし、展示もバラバラで、かなり残念な気分です。
とはいえ、ここにあるのは印象派の珠玉の作品群。ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ルノワールなどの名作が綺羅星のごとく並んでいることには違いがありません。
とはいえ、saraiが本当に嬉しかったのは、なんとマーラー展が開催されていたことです。
会場になっている部屋にはマーラーの交響曲第4番が流れています。日本に戻ったら、すぐに聴く予定の曲です。展示作品の中に、ロダン作のマーラー像がありますがマーラーの魂を感じさせる秀作です。
本当はルーブル美術館の紹介に続いて、当ブログでオルセー美術館の紹介も行う心づもりでしたが、とてもそういう状態ではなかったのが心残りです。改装が終わったころ、また訪問しましょう。
最後にオルセー美術館の館内の全景だけはご紹介します。

ま、それでも明日からのプロヴァンス訪問に向けて、印象派の作品群の予習はできたということで良しとしましょう。
もうお昼時なので、美味しいランチでも食べて、気分を回復しましょう。
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