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ウィーン、まずはオペレッタ「微笑みの国」

2009年5月6日水曜日@ウィーン/3回目

有名料理店のグリーヒェンバイスルGriechenbeislでのウィーン料理の美味しいランチも終えました。ここから、ぶらぶらとウィーンWienの中心街のほうに向かいます。
ローテントゥルム通りRotenturmstraßeを歩き、街のシンボル、聖シュテファン大聖堂Stephansdomにやってきます。いつもはケルントナー通りを歩いてくるので、この方向から来るのは初めてです。大聖堂の横には、フィアカー(観光馬車)がずらり。これを横目にみながら、目抜き通りのケルントナー通りKärntner Straßeにはいります。
げっ!!なんと、全面的に道路の舗装工事中。石畳が痛みやすく、歩きづらいので、舗装中のようです。しばらく来ないうちにウィーンもどんどん変わります。
シュターツオーパWiener Staatsoper(ウィーン国立歌劇場)の近くまで来たところで、予約済のオペラチケットの発行をしてもらうために、ウィーン劇場連盟のチケットオフィスKassenhalle der Bundestheaterへ立ち寄ります。無事、チケット発行も終わり、ついでにシュターツオーパ横にあるアルカディアArcadia Opera Shop(音楽用品店)に入ります。ウィーンに行くと、いつも覗いている店で、シュターツオーパのポスターを買ったりしています。今日も明日の公演(アンナ・ネトレプコの《椿姫》)のポスターを買おうと思って寄ってみたんですが、明日にならないと品物がないとのことで出直しです。
ということでカールスプラッツ駅Karlsplatzから地下鉄U2に乗って、ホテルに戻ります。初めてのホテルなので、恥ずかしながら、ちょっと、道を間違ったりしましたが・・・(恥)。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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ホテルに戻って、まだ、今夜のオペレッタまで少し時間があるので、ネットの接続をします。その間、配偶者は部屋の写真を撮っています。一応、アパート形式のデザインホテルで、スイートの部屋でなかなかオシャレです。
まずはベッドルーム。ドアがついていて、リビング&キッチンとは分れています。

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リビングの一角にはキッチンがあります。

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そして、リビング。saraiがデスクでネットしています。

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バスルームです。ちゃんとバスタブがあります。

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saraiのネット接続のほうは、最初、LANコンセントがあったので、ラッキーと思いましたが、結局はつながらず。それではと、無線LANもあるようなので、チャレンジ。すると、すぐに接続成功! もちろん、無料です。これまでの電話モデム経由に比べると、無茶苦茶アクセス速度が速くて便利。そういう時代になったんですね。
HPを見たり、メールしたりしていると、配偶者から、もう時間だよという鋭い指摘。そうです。オペレッタの開演まで、もう1時間もありません。そこで、急いで支度して、ホテルを飛び出ます。
外は少し雨がぽつぽつですが、傘をさすほどのことはなし。急ぎ、トラムの停留所を目指します。あと少しというところで乗るはずの5番のトラムがやってくるのが見えます。これはいかんと一つ先の停留所、ランゲガッセLange Gasseに向けてダッシュ。丁度、停留所に着いたところで、トラムも同時に到着。何とか間に合います。
トラムはほんの10分足らずで目的の停留所、シュピタールガッセSpitalgasseに到着。そこからは今日のオペレッタの会場のフォルクスオーパVolksoper Wienまでに歩いて5分ちょっと。このフォルクスオーパに行くのは今度で2度目ですが、近くに行くと、懐かしい姿が見えてきます。

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結局、開演20分前くらいには到着できました。劇場スタッフに案内されて、席に着き、プログラムも購入。

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チケットは先ほど、劇場連盟のチケットオフィスで受け取ったものです。

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このフォルクスオーパはオペレッタの世界的なメッカで、今夜もレハールのオペレッタ「微笑みの国」を鑑賞します。この題名の意味は中国のことです。悲しいときも常に微笑を絶やさない国だというヨーロッパ人のイメージのようですね。題名のとおり、ウィーンから始まった話が中国に移っていき、悲恋ではありますが、ハッピーエンド的に終わります。
世界最高のオペラハウスのシュターツオーパに比べると、こちらは庶民のオペラハウス。気楽に楽しむところです。ただ、今朝の早起きが祟って、2人とも眠くて堪らなかったのですが、オペレッタ自体は実に楽しい演出でした。
ところで、このフォルクスオーパの中の様子を少し、紹介しましょう。
まずは、ステージ、ピット、観客席です。

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観客席は平土間とまわりの横手と後方の2階から上の席からなっています。

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その後方です。シュターツオーパには、ここにロイヤルボックスがありますが、ここは庶民向け。そんなものはありません。

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オーケストラピットです。丁度、誰もいませんね。

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今日のオペレッタ《微笑みの国》のキャストを確認しておきましょう。

 指揮:エリザベート・アトル  演出:ベヴァリー・ブランケンシップ
 ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団

 リーザ(リヒテンフェルス伯爵令嬢):ウルスラ・プフィツナー
 グスタフ伯爵:ダニエル・シュムッツハルト
 スー・チョン王子:ミヒャエル・エンデ
 ミー:ルネ・シュッテングルーバー

リーザ役のソプラノのウルスラ・プフィツナーは大柄で声もよく出ていました。ミー役のルネ・シュッテングルーバーはもうけ役ですが、なかなかの好演。十分に楽しめました。予習したのは2001年のメルビッシュ音楽祭の公演です。やはり、レハールの美しいメロディーが最高ですね。

終演後、外に出るともちろん真っ暗。また、トラムに乗って、無事、ホテルに帰着。でも、眠くて眠くて、風呂にもはいらずバタンキュウです。とはいえ、ミュンヘン空港調達の缶詰ソーセージとスパークリングワインなどで軽く夜食はいただきました(笑)。

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というのが、今日の顛末です。

明日は美術館に出かけましょう。



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ウィーン、ベルヴェデーレ美術館に出発

2009年5月7日木曜日@ウィーン

今日は旅の7日目。ウィーンWienの2日目です。

ウィーンの朝です。青空が見えてます。saraiの情報では、ウィーンはずっと天気が悪いと思っていましたが、いえいえとても良いお天気になりそうです。さすが配偶者は晴れ女ですねえ。恐れ入りました。

まずはゆったりとホテルの中庭で朝食。ホテルの中庭を上から覗くと・・・

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中庭に下りてみると、こんな感じです。

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中庭では、既にビジネスマン風の男性諸君が朝食を摂っています。

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sarai達も早速、朝食ルームから朝食を選んできましょう。しかしながら、このホテルはキッチン付きのアパートメントスタイルなので、朝食も簡素なものです。本当にパンとコーヒー・紅茶だけです。

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では、今日はちょっと明日からの朝食を充実させるために買出しに行かなくてはね。

では出かけましょう。今日の夜の予定はこの旅で一番楽しみにしていたオペラ「椿姫」なので、あまり、無理はしないで、夜に備えて、体力を蓄えておきたいと思っています。それで、ちょっと、美術館を軽く周ろうと思います。まずはベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereで今開催中のミュシャ特別展です。ウィーン初の大々的なミュシャ展とのこと。昨年もプラハでミュシャ美術館に行きましたが、何かとミュシャに縁がありますね。トラムに乗るために、ホテルから少し歩いて、ウィーン市庁舎Rathausのリング通りRingstraße側のほうまで歩きます。市庁舎の前は噴水や緑できれいな公園、ラートハウス・パーク (市庁舎庭園)
Rathausparkになっています。

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公園の中をそぞろ歩きます。

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リング通りを挟んで、向かい側には、ブルク劇場Burgtheaterの優美な姿が見えています。

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リング通りには、フィアカー(馬車)がのどかに走っています。

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トラムの停留所、ラートハウス/ブルクシアターRathausplatz/Burgtheaterで、Dラインのトラムに乗ります。このトラムで直接、ベルヴェデーレ宮殿まで行けます。ウィーンカードがあると、いちいちトラムのチケットを気にしないで済むので便利ですね。美術館もこれで10%割引になります。
トラムに乗ると、リング通り沿いに走るので、しばらく、まわりの景観を観光しましょう。
まずは右手に国会議事堂Parlamentが見えます。古代ギリシャ神殿風の建物です。でも、19世紀の皇帝フランツ・ヨーゼフI世の時代に建てられた結構、新しいものです。

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次に、ブルクガルテン(王宮庭園)Burggartenのモーツァルト像Mozartdenkmalが見えます。これって、当ブログのプロフィール用画像に使用している当ブログの象徴みたいなものです。

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今度はゲーテ像が見えてきます。ウィーンとゲーテの関係はよく分かりません。

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次にシュターツオーパーWiener Staatsoper(国立歌劇場)が見えてきます。今晩のオペラが実に楽しみです。

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さて、トラムはリング通りから、シュヴァルツェンベルクプラッツSchwarzenbergplatzの角でベルヴェデーレ宮殿のほうに右折します。しばらくするとプリンツ・オイゲン通りPrinz Eugen-Straßeの坂道を登り始めます。ベルヴェデーレ宮殿は傾斜地にあり、上宮Oberes Belvedereと下宮Unteres Belvedereの2つの宮殿からなり、この宮殿の間の傾斜地が広大な庭園、ベルヴェデーレ・シュロスガルテンBelvedere Schlossgartenになっています。ですから、まず、トラムで上宮まで上がり、そこから入場します。

ベルヴェデーレ宮殿までのルートを地図で確認しておきましょう。

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歌舞伎って、面白い!

昨夜、歌舞伎座に行ってきました。
西欧文化かぶれ、特にオペラファンのsaraiですから、日本文化に親しむことは少なく、歌舞伎もなんと初体験!
でも、実に面白かった。変な例えですが、オペレッタを見る感覚と同じで、実に楽しく鑑賞しました。
花道寄りの桟敷席で鑑賞しましたが、この席は最高ランクですが、いつも高価なオペラを見ているので、安価に感じられる価格です。
昨日の演目は
 ①幡随院長兵衛もの2題(鞘当、鈴が森)
 ②勧進帳
 ③八百屋お七もの(松竹梅湯島掛額)
①は有名な「お若えの、お待ちなせえやし」の名セリフで知られているものです。梅玉の白井権八と吉衛門の幡随院長兵衛のかけあいが素晴らしかった。
②は山伏に扮した弁慶、義経の一行が安宅の関を通り抜ける一八番の歌舞伎で、関所の代官である富樫を演じた中村吉衛門の熱演に感動しました。弁慶を演じた松本幸四郎も流石の貫録。染五郎の義経も含めて、松本幸四郎ファミリーの伝統の芸の世界を垣間見ました。
③はお七を演じた中村福助のかわいさと見事な踊りに拍手。

ご存じのとおり、歌舞伎座は来年春で建て替えるので、現在、さよなら公演中ということで、現在の歌舞伎座も一目見ておこうという野次馬根性で出かけましたが、大変に面白くて、なんだか、はまりそうな予感です。

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行ってきました。ミラノ・スカラ座。

昨夜、ミラノ・スカラ座に行ってきました。といっても、東京文化会館での来日公演。
本場のミラノでのオペラ公演は1か月に1演目で、初日がフルキャストで、段々、キャストが落ちていくという方式で、日本から見に行くには大変、具合の悪い方式です。ウィーン、ミュンヘン、ロンドン、チューリッヒなどのオペラハウスはレパートリー方式で毎日日替わりで演目が変わり、1週間くらいで1回転するというもので、短期滞在の訪問客にとっては都合がよい方式です。
で、ミラノ・スカラ座は本場よりも来日公演のほうが見やすいですね。価格が高いのが難点ですが、これは他のオペラハウスの来日公演も同じなので、仕方ありませんね。
さて、昨夜の公演はヴェルディの傑作オペラ「ドン・カルロ」。「椿姫」や「アイーダ」ほど有名ではありませんが、内容的には、管弦楽・合唱の充実ぶり、音楽の劇的な進行、感銘深いアリアなど、ヴェルディの代表作の一つです。saraiも大好きなオペラです。
6時に幕が開き、早速、スカラ座のオケの素晴らしさに耳を奪われます。非常にメリハリがきいていて、なおかつアンサンブルがぴたっと決まっているダイナミックな演奏です。演出はなかなかモダンな舞台セットですっきりしたものです。歌手は当初、エンジンのかかりが遅い印象でしたが、2幕目になると、スカラ座の強力な合唱が響き渡り、歌手たちもだんだん力がはいってきます。まさにヴェルディの世界です。圧巻は最後の第4幕です。今やイタリア最高のディーヴァであるフリットリの素晴らしい歌唱です。有名なアリア「世のむなしさを知る神」は美しい声で歌い切り、拍手が鳴りやみません。しかし、彼女の真骨頂はこれから。この後の愛の二重唱での彼女の澄み切った美声、まるで天上の世界からの響き、天使の歌声に感じられます。saraiも随分オペラを聴きましたが、こんな美しい歌唱は聴いたことがありませんでした。
今や、グルヴェローヴァを別格とすると、ネトレプコとこのフリットリが最高のソプラノだとsaraiは思います。これからも彼女たちのオペラを追い求めていきたいと強く思いました。

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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2009/09/10 06:08
saraiさん、こんにちは。

「ドン・カルロ」行かれたのですね。実は僕は運が良いことに土曜日にゲネプロを観ることが出来ました。見事な舞台でしたね。本公演の素晴らしさが充分想像されます。
歌の素晴らしさはもちろんのことですが、ガッティの繊細な音造りには大いに感心しました。

2, saraiさん 2009/09/10 12:03
ハルくんさん、こんにちは。
ゲネプロって行ったことありません。羨ましいですね。ガッティがどうオペラ作りしているか、興味のあるところです。
本番での様子では、オケ半分、ステージ上の歌手達半分の気配りで指示を出しているようで、かなりオペラ指揮者として熟達しているようでした。オケの力もあり、これぞヴェルディって感じの迫力十分の管弦楽・合唱でした。

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ウィーン、ベルヴェデーレでミュシャ特別展

2009年5月7日木曜日@ウィーン/2回目

ベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereに向けて、Dラインのトラムに乗っています。街の中心にあるシュターツオーパーWiener Staatsoper(国立歌劇場)を過ぎます。今夜はプラチナチケットを入手したアンナ・ネトレプコの《椿姫》です。

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ベルヴェデーレ宮殿の最寄りの停留所、シュロス・ベルヴェデーレSchloss BelvedereでDラインのトラムを降ります。
宮殿の横手の門を抜けて、宮殿内に足を踏み入れます。

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ベルヴェデーレ宮殿の上宮Oberes Belvedereです。

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上宮の前をぶらぶらと歩きます。正面にはブルックナーが晩年住んでいた家が見えています。

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上宮の正面です。入り口はこの裏の庭園側です。

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上宮の入り口のある庭園側に周り込みました。上宮に入る前に慣例にしているsaraiの「タッチ」があります。何のタッチかは覚えている方もいるかも知れませんが、念のために説明すると、スフィンクス像の胸にタッチです。スフィンクス像は何故か女性なんですね。ちなみにこのスフィンクス像は庭園内に20体くらいはあります。どれをタッチしてもいいですが、いつも上宮近くのスフィンクスにタッチです。

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「儀式」も終えたので、さあ、まず上宮に入りましょう。上宮にあるオーストリア国立ギャラリーÖsterreichische Galerie Belvedereはクリムトやシーレなどのウィーンの世紀末美術の宝庫なので、見逃すことができません。まず、ここでチケットを購入します。今日は上宮のオーストリア国立ギャラリーだけではなく、下宮Unteres Belvedereで開催しているミュシャ展も含めたフルチケットを購入します。

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美術品は当然ですが、ベルヴェデーレ宮殿はハプスブルク家の離宮ですから、建物自体が実に素晴らしい。何にも描かれてなければ、単なる天井の高い大きな部屋なのでしょうが、天井から壁まで一面装飾画で埋め尽くされているのが凄い。いずれも緻密な美しい絵ですが、柱やアーチなど立体的に見えるように描かれている騙し絵の技法は本当に素晴らしいものです。金ぴかぴかの部屋や大きなガラスがはめ込まれた部屋や、贅を尽くした建物にハプスブルク家の凄さを再認識です。上宮の2階のテラスからは下宮のほうに続いている広大な庭園とさらにその下宮の先にはウィーンの市街地、なかでも聖シュテファン大聖堂Stephansdomまで望めます。

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さて、肝心の絵画作品ですが、まずはクリムトです。彼の最高傑作の「接吻」にまず直行。素晴らしい絵です。きっと、彼にも何故描けたか分からないのではないかと思えるような、神の乗り移ったかのような作品です。

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さらに配偶者のお好みのクリムトの「水蛇Ⅰ」という絵。これも素晴らしいですね。

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saraiはクリムトの風景画や草花の一見、写実的な作品もお好みです。
風景画の1枚、「ひまわりのある農夫の庭」です。

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次はエゴン・シーレ。いつもはレオポルド美術館でシーレを見ますが、ここのシーレも傑作揃いです。ちょっと見るとグロテスクにも思えますが、彼の繊細な感性に魅了されると、シーレの世界に引き込まれます。特に「家族」はシーレと妻とこれから生まれてくる筈だった子供の3人の幸福そうな絵で、最高に好きな絵のひとつです。ちなみに子供が生まれてくる前に妊娠した妻は流行した風邪で急死。すぐに後を追うようにシーレ自身も風邪で急死。死の直前に想像上の幸福な世界を描いたわけです。

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上宮を出て、庭園を下って、下宮に向かいます。

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庭園の向こうには、聖シュテファン大聖堂の尖塔も見えています。

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庭園の中には噴水も配置されています。

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途中、上宮のほうを振り返って見ると、庭園の緑と上宮の建物が調和してなかなか美しいですね。

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ここから庭園の端の道を歩きます。何故って・・・もちろん、理由があるんです。

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例のスフィンクス像もずっと下の庭園のほうまで端の道に沿って、配置されています。で、ここでも、新たなスフィンクスに「タッチ」。

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「タッチ」って、なかなか感触がいいんです。そのsaraiの様子を見ていた通りすがりの外人夫婦の男性のほうがやったね!マークを出していきます。世の男性は皆考えることは同じ(笑い)。

このあたりの庭園もなかなか美しいです。このところ、ずい分、整備されたようです。以前来たときとは様子が変わっています。庭園の大噴水が美しい姿を見せています。こんな噴水は記憶にありません。

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大噴水越しに上宮を臨みます。

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下宮近くの庭園には、音楽にまつわる彫像が並んでいます。さすがに音楽の都ですね。

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ようやく、下宮に近づきます。

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下宮の前にはパラソルの下にテラス席があり、カフェになっているようです。

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下宮の前から、上宮のほうを眺めます。美しい庭園と上宮の優美な建物がバロックの世界を形作っています。

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下宮にはいると、そこはすべてミュシャの世界。ウィーンで初めての本格的なミュシャ展です。

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有名なポスター画のほかにも多彩な作品が揃っており、彼の故郷であるプラハでも見ることができないものが多々あります。特に1900年のパリ万博のボスニア・ヘルツェゴビナのパビリオンが再現されており、壁面はすべてミュシャが描いた絵で埋め尽くされています。貴重な作品に出会うことができました。

さて、街に戻って、ランチの時間にしましょう。



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ウィーン、ザッハーでランチ

2009年5月7日木曜日@ウィーン/3回目

ベルヴェデーレ宮殿Schloss Belvedereの上宮Oberes Belvedere・下宮Unteres Belvedereを見尽くした後は食い気です。で、また、トラムで街の中心に戻ります。シュヴァルツェンベルクプラッツchwarzenbergplatzに差し掛かると、美しい建物があります。フランス大使館Französische Botschaftのようです。アール・ヌーヴォーの建物ですね。バロック様式の建物の中で異彩を放っています。

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シュターツオーパーWiener Staatsoper(国立歌劇場)の前にやってきます。お昼にしましょう。今日の夜もオペラなので、夕食を食べるタイミングがありません。しっかり食べておきましょう。saraiはケーキも食べたかったので、ザッハートルテで有名なカフェ・ザッハーCafé Sacher Wienで、ランチとお茶をすることにします。店の前には相変わらず待ち行列が出来てます。でも、今日は数人と比較的短い行列です。

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しばらく待つと席に案内されます。ランチを食べたいのだけどと伝えると、さっとテーブルクロスがかけられます。お茶だけだと、テーブルにはクロスなしです。このあたりは厳格に決まりがあり、守られています。これが文化なのでしょう。

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またまたsaraiはシュパーゲルが食べたかったのですが、昨日も食べたので、今日はやめにします。でも、やはり、ウィーン料理ということで昨日と同じ、ウィーナー・シュニッツェルとターフェル・シュピッツを注文。料理を待つ間、部屋の様子を観察。部屋の真ん中には、ケーキの陳列ケースがあるようです。興味津々です。

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ようやく、料理が運ばれてきました。昨日のグリーフェンバイスルと同じメニューですが、ウィーン伝統の料理を出すお店のものと、王宮裏のオシャレなホテルのカフェの出すものとはずい分様子が違います。でも、いずれも美味です。
まずは、ウィーナー・シュニッツェル、

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次はターフェル・シュピッツ。ソースは3種類ではなく、2種類です。

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これらを完食した後にお茶です。普通は、ザッハートルテとウィンナーコーヒー(というのは日本だけで、メランジェMelangeといいます)が定番ですが、何度もいただいているので、アプフェルシュトゥルーデルとりんごのタルトにしてみます。もちろん上品な美味しさでしたよ。りんごのタルトはケーキの陳列ケースで見て、オーダー。

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運ばれてきたケーキとコーヒーです。

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この後、saraiは美術史美術館Kunsthistorisches Museum Wienに行きたかったのですが、オペラに備えて早くホテルに帰り休養すべきという配偶者の提案を採用。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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でも、ホテルに戻る前に食料の調達のためにスーパーに寄って帰ります。



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ウィーン、最高の「椿姫」!!!

2009年5月7日木曜日@ウィーン/4回目

カフェ・ザッハーCafé Sacher Wienで、ランチとお茶をした後、ホテルに戻る前に、何か食べるものを調達して帰ろうということで、いつも利用しているグランドホテル・ウィーンGrand Hotel Wienの建物の地下にある食料品売り場(Ringstraßen-Galerien内のBILLA)に直行。
色々ありますよ。ダメダメ最低必要なものだけにしましょう。で、トリュフ入りハム(まだこのモードが続いてます!)をかごにポン! こんなスーパーでもお寿司を売ってます。夜食にしましょう。
と、またまたsaraiの目がシュパーゲルに釘付け・・・。配偶者は遂にハイハイ分かりました、調理しますよ・・・ということで、シュパーゲルとレモンとマヨネーズと塩をかごにポン! 
あらっ、ウィーン土産といえばモーツァルトチョコレートですが、スーパー価格で並んでます。これはばら撒きお土産に買っていかなくてはということで、かごにポン! 
そうそう、もう一つ。シャンプーを買わなくては。日本のお宿には、必ず歯ブラシとシャンプーは用意されているけど、ヨーロッパのホテルではよほどの高級ホテルでない限り歯ブラシは用意されてません。シャンプーがないことも多く、ここウィーンのホテルにはなかったのです。ちなみに、リンスはほとんど使われてません。お店の人にシャンプーの棚を教えてもらって、シャンプーをかごにポン! ちょっとのつもりが大変な買い物になってしまいました。

さあ帰ろうというところですが、saraiはもう一軒お茶したいと提案。配偶者はもうケーキ用の別腹も空いてなかったようですが、しぶしぶ付いてきます。
有名店コンディトライ・オーバーラーKurkonditorei OBERLAAに到着。有名店だけあって、大勢の客で賑わってます。カフェですが、元々はお菓子屋さんなので、お持ち帰りOK。配偶者のお腹具合を配慮して、ケーキを2個買って帰ることにします。

ホテルに戻って、休養とオペラに行く支度。まずは先ほどの買い物の成果を確認。
まずはコンディトライ・オーバーラーのケーキ。
簡素な紙包みです。

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紙を広げると、こんな感じでケーキが包装されています。とても美味しそうでしょう。

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次は夜食のお寿司。

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それから、シュパーゲルやハムや塩やスープの素など、もろもろ。

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これらを片付けた後、配偶者は気合いを入れて、持参した着物の着付け。その間、saraiは旅行記の作成としばしのまどろみ。

じゃあ、いよいよ行くぞ。今日は余裕の時間で早めの出発。シュターツオーパに着くと、まず、横のお店、アルカディアで今日のオペラのポスターを調達。と思ったのですが、お店の人は今日のポスターはシュターツオーパの中で売ってるよとのこと。で、シュターツオーパの中をうろうろしますが見つからず、スタッフの女性に訊くとここでは売ってないわよとのこと。聞き間違いかともう一度、アルカディアのお店のおじさんに訊くとやっぱり、シュターツオーパの中で売ってるよとのこと。で、もう一度、中にはいって、うろうろ探しまくるとありました。やっとゲットです。(このポスターは今でも我が家の額の中に入っています。ただし、今はこの後に聴くことになるアンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャが共演した《アンナ・ボレーナ》のポスターの下に隠れています。)これで落ち着いて席につけます。今日のプログラムも買って、準備OK。
これが大枚をはたいたプラチナチケット。平土間12列目です。

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まずは席に着いた配偶者の着物姿をパチリ。

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開演を待っていると、前の席は日本人の老齢のご夫婦です。団体のツアーで来たとのこと。よくチケットを入手できたものだと感心します。
saraiの席から、前の方の様子です。まあまあの席です。

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左手のほうを見ると、豪華なオペラハウスの様子が分ります。

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後を見ると、正面後の立見席の様子が見えますが、さすがにもう満員みたいです。

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天井にはシャンデリアが輝きます。

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右手の様子です。

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いよいよ、待ちに待った「椿姫」が始まります。こんなにこのオペラを楽しみにしていたのは、美貌のソプラノで今や世界最高の人気・実力を誇るアンナ・ネトレプコが出演するからです。彼女の出演するオペラだから、チケットが入手困難だったわけです。彼女は出産後、今年の3月に復帰したばかりで、かなり、太目ですが、オペラは声が一番。ところが、最初の一声を聞いて、ちょっと、くぐもった変な声。心配です。ですが、そこはやはり実力のあるソプラノ。尻上がりに調子を上げていきます。乾杯の歌が終わったあたりからは、素晴らしい声が出始め、2幕目以降は完璧です。こんな素晴らしい「椿姫」は聴いたことがありません。実に美しい声です。最後は立ち上がって拍手。気がついたら、満場、スタンディングオベーション。saraiは大満足。もう、一生、「椿姫」を聴かなくても満足っていう感じ。文句なしです。
今夜のキャストは以下です。

 ヴェルディ:歌劇「椿姫」
  指揮:アルミリアート 演出:シェンク
  ヴィオレッタ:ネトレプコ
  アルフレード:カレヤ
  ジェルモン:ストヤノフ


興奮の冷めやらないなか、地下鉄で帰路に着きます。

夜食を食べながら、ブログの記事を書いています。もう、深夜。そろそろ、寝ましょう。



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この記事へのコメント

1, Pesce rosaさん 2009/10/09 02:05
この椿姫、私も見たかったんです!!!
今日は少し時間が出来たので、ネットをぶらぶらしていたら偶然このブログにたどり着きました。それに、とてもきれいな写真ですね。

2, saraiさん 2009/10/09 08:37
Pesce rosaさん、初めまして、saraiです。

そうです。オペラ好きなら必見の椿姫です。
今や、オーソドックスな演出のオペラハウスも少なくなり、この素晴らしいネトレプコの椿姫をウィーンで見るのが最高の贅沢ですね。
最近、METのライヴ映画でネトレプコのルチアを見ましたが(近日中に記事アップ予定)、あと、このネトレプコのルチアをウィーンで見たら、もう思い残すことはないでしょう!

では、また、当ブログに遊びに来てくださいね。

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

ウィーンの森、ベートーヴェンの散歩道を勝手に認定!?

2009年5月8日金曜日@ウィーン

今日は旅の8日目。ウィーンWienの3日目です。

お~、今日もいいお天気です。快晴です!
こんな日は、薫風に吹かれながらウィーンの森を散策するしかないでしょう。
早く朝食を済ませて出かけましょう。でも、今朝は配偶者が用意した美味しいシュパーゲルとトリュフ入りハムがあります。中庭で朝食を楽しまなくっちゃ。配偶者がゆがいたシュパーゲルもなかなか美味で、贅沢な朝食です。

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ウィーンの森は市街地からトラムで30分程です。ホテルを出たところで、トラムに乗る前にホテル界隈をちょっと探検してみることにします。このあたりはウィーンの中心からトラムで10分位のところですが、多くの人たちが住んでいます。生活感のあるお店が一杯です。ジャパニーズ・レストランもありますね。

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やはり、現地の人の生活ぶりを知るためにスーパーをのぞいてみましょう。お惣菜から肉・野菜、冷凍食品、調味料・・・、日本のスーパーとさほどに違いは感じられません。なんと、「おかき」まであります! 我々も住めそうです。が、食料品だけで日用雑貨品は全く置いてありません。厳格に分けられているようです。じゃ、どこに・・・
隣にあります。洗剤や化粧品、歯磨き関係、傷バンなど何でもあります。日焼け止めや香料が多いのにはビックリです。いろいろあるけど、やはりシャンプーは見つけられません。何故かな・・・。

ともあれ、そろそろトラムに乗りましょう。ランゲガッセLange Gasseから5番のトラムに乗って、シュピタールガッセSpitalgasseで38番のトラムに一度だけ乗り換えると終点がグリンツィングGrinzingというウィーンの森の麓の町です。そこはホイリゲというワインの新酒を造って飲ませる居酒屋があるところです。ウィーンに何回も来ていながら、夜はいつもオペラで忙しいので、来る機会がありませんでした。そこで、お昼ご飯でも頂こうと思って、行くことにしました。
トラムがグリンツィング大通りGrinzinger Alleeのゆるやかな坂道を登り、周りの緑が多くなったところがトラムの終点です。

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トラムの終点のグリンツィングの停留所は線路がぐるっと1回転して、また、逆方向に戻るようになっています。その線路が建物のアーチのトンネルをくぐるところを出て、ヒンメル通りHimmelstraßeに出ます。

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お昼ごはんの前に気持ちのいいところですから、まずは散策しましょう。ここグリンツィングから、もう一つの街ハイリゲンシュタットHeiligenstadtのほうに向かいます。ここはベートーヴェンが住んでいたところで、ベートーヴェンにまつわるところが多くあります。ここにもベートーヴェンの散歩道があるようなので、その方に向かいます。一昨年、ウィーンから程近い温泉地、バーデンBadenを訪れたときも、その地のベートーヴェンの散歩道を散策したことを懐かしんでのことです。
しかしながら、道の両脇はずっと住宅が続くばかりでとてもウィーンの森という風情ではありません。まあ、このあたりは郊外の住宅地らしく、お庭のきれいなお宅が多いのが救いで、歩いていて気持ちのいいところではあります。木々が綺麗な花を咲かせています。

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これは藤の花かな。

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マロニエの美しい花も満開です。

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ずい分、歩いたところでやっと緑の多いところがあったので、その緑のなかを歩きます。公園では家族連れがピクニックでしょうか。

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とりあえず、このあたりがベートーヴェンの散歩道だろうと勝手に認定したりします。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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散策はさらに続きます。



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ウィーンの森、ベートーヴェンの散歩道を遂に発見!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/2回目

ベートーヴェンの散歩道を勝手に認定しながら、このあたりの散策を続けます。
この季節のヨーロッパは木々の花が一斉に咲いて、とても綺麗です。マロニエやライラックが目を引きます。

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綺麗な草原にも白い小花が咲き、とてもいい感じです。

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木々の花も一斉に咲き出しています。

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ウィーンと言えば、マロニエの花ですね。

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これもマロニエ。

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そうこうするうちに、勝手に自分で認定したのではなく、本物のベートーヴェンの散歩道Beethovengangを発見。プレートにしっかりと明記されているので間違いありません。エロイカガッセEroicagasseという通りから、小川に沿って伸びる小道です。

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この写真だけを見ると、いかにもそれらしい雰囲気ですが、実際は結構まわりに高級住宅が建てられており、当時の風情は失われています。

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が、それでも渓流シュライバー川Schreiberbachが横を流れ、緑濃い散歩道ではあります。

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楽聖ベートーヴェンに思いを馳せながら、ベートーヴェンの散歩道を逍遥します。

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このあたりはところどころ、綺麗な花々も咲いており、ついつい観察してしまいます。配偶者が花好きなので、これは何の花かなって感じになります。

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これはライラックの白い花ですね。

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ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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まあ、ベートーヴェンの散歩道も見つかったことだし、いよいよベートーヴェンが通ったというホイリゲでお昼をいただきましょう。



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この記事へのコメント

1, APPLE STAFFさん 2009/09/18 13:06
こんにちは。アップルワールドスタッフです。
お写真とても癒されます。
優雅な旅ブログをいつも拝見させて頂き勉強させて頂いております(^v^)
ブログからとても暖かいご夫婦像が目に浮かび、こちらも暖かい気持ちになります。

2, saraiさん 2009/09/18 13:30
大変なお褒めのお言葉、ありがとうございます。
5月の連休にヨーロッパに行くことが習慣になっていますが、この時期はマロニエ、ライラックなどの花の季節で街中も郊外もとても綺麗です。
生き甲斐になっている夫婦2人の旅、少しでも旅の楽しさ・感動が伝えられればと思っています。旅の間、ふとしたことで夫婦間がぎすぎすすることも正直ありますが、夫婦なればこその旅かなと、常日頃、配偶者に感謝しています。
今回の旅ももう終盤です。最後までお楽しみください。

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行ってきました、メータ/ウィーン・フィル・・・まるで夢のよう!@サントリーホール 2009.9.20

まるで時空を超えて、夢の街、ウィーンにジャンプしてきたような2時間でした。今日はサントリーホールでのウィーン・フィルのコンサート。久しぶりのウィーン・フィルでしたが、期待以上の演奏でした。

今日の演奏会の曲目は前半がウェーベルンの3曲、後半がブラームス。5日前に行われた今回の来日演奏会の1回目はオールR・シュトラウスのプログラムであったことを考えると、いつもウィーン・フィルのメンバーが熱意を持って臨むR・シュトラウスが全体のコンサートのプログラムの中核にあることは想像に難くはないでしょう。つまり、今日のプログラムは演奏されなかったR・シュトラウスの後に続くウェーベルンと、R・シュトラウスの前の時代に活躍したブラームスでR・シュトラウスを挟み込むという巧妙な仕掛けになっていると思われます。いずれの作曲家もウィーンで活躍した作曲家で、ウィーン・フィルの自家薬籠中の作品だといえます。

入口で渡された膨大なパンフレットを整理していると、もう、ウィーン・フィルのメンバーがステージに登場です。チューニングが終わると、おなじみのマエストロ、ズービン・メータの登場です。

最初の曲、ウェーベルンの《オーケストラのためのパッサカリア》が始まります。この曲は1908年にウィーンのムジークフェラインで初演された、ウェーベルンの初期の作品。作品番号も1です。シェーンベルク、ベルク等とともに新ウィーン楽派の一人であったウェーベルンもこの作品では、まだ調性音楽に踏みとどまり、12音技法を厳格な適用しているわけではありませんが、今、聴いても響きがとても新鮮で新しく感じられます。ちょうど、この頃、R・シュトラウスは時代の前衛的な作風から古典回帰し、保守的な作風に転換し、オペラ《薔薇の騎士》を1910年に発表します。まるで、ウィーンの前衛をウェーベルンが引き継いだかの如くです。
ウィーン・フィルの奏でる音楽はまさにウィーン風。静かに始まった音楽も終盤に向けて、一気に盛り上がっていきます。ポストR・シュトラウスとも感じられる曲も激しさを加え、後のバルトークをも思い起こさせるほどです。これがウィーン・フィルのウェーベルンなのですね。思わず、背中に戦慄が走るほど、強い感動が湧き上がります。たった10分ほどの作品ですが、内容はぎっしりと詰まっていました。

実は生でウェーベルンを聴くのは初めて。これまでは昔の定番カラヤンのCDや最近の定番ブーレーズのCDで聴いていました。これらのCDの演奏はいずれもベルリン・フィル。ウェーベルンもこの手の曲を得意とする彼らの独壇場だと思っていました。しかし、ウィーン・フィルの演奏は素直にウィーンの音楽の系譜の延長戦上にあり、もはや、ウェーベルンも古典。ベルリン・フィルのように新しい音楽として演奏するのではなく、ウェーベルンもR・シュトラウスを聴くのと何ら変わりなく聴くことができました。

2曲目は翌年の1909年に同じくウィーンのムジークフェラインで初演された《オーケストラのための6つの小品》です。これはたった1年後とはいえ、すっかり調性が破壊され、12音技法が適用された作品。なかなか、とっつきにくい作品ですが、ウィーン・フィルの名人たちの響きに素直に耳を傾けるのみです。

3曲目はオーケストラのメンバーが引き上げ、9人の精鋭たちで演奏する《9つの楽器のための協奏曲》。ある意味、ウェーベルンの到達点を示す作品でもあります。楽器もぎりぎりまで絞り、曲も凝縮させ、1つの楽器には続けて2~3音のみだけの音を発せさせ、音をリレー的につなぎ合わせるというまるでモザイク画のような音楽。禁欲的というか、エコというか、これでよく音楽が成り立つもんだと感心するような曲ですが、ウィーン・フィルの各パートの首席奏者だけで演奏する響きはそれはもう究極のウェーベルンワールド。これは1935年に初演されましたが、出版されたのはウェーベルンの死後の1948年。ウェーベルンは終戦後の1945年に疎開先のザルツブルグ郊外の娘の家のベランダで夜、煙草を吸いに出ていたところを米兵に誤って狙撃され、無念の死を迎えました。しかし、彼の音楽は既に完成点に達していたと今日の演奏で強く感じました。
これで前半のプログラムは完了ですが、ウィーン・フィルの演奏でウェーベルンの世界の一端を感じ取ることができました。これから、少し、新ウィーン楽派も聴きこんでいきたいと思います。
ところで3曲目では、楽器の1つとして、ピアノも登場。もちろん、ウィーンのピアノ、ベーゼンドルファーです。この曲はもともとピアノ協奏曲として構想されていた曲で、今日の演奏では少しピアノの自己主張が不足していたところが残念。そうそうたる弦・管のメンバーが居並ぶところで遠慮したのでしょうか?

後半はR・シュトラウスに先立つ後期ロマン派の巨匠ブラームスの最後の交響曲第4番。いわゆるブラ4ですね。
メータが指揮台に立つなり、こちらの気持ちの準備もできていないところで、さっと曲を開始。
うっ、美しい!! あの有名な憂いを帯びた旋律が美しい弱音で流れ始めます。何度、この曲を聴いたか分からないほど聴きましたが、こんなに美しく始まったのは初めての経験です。第1楽章はさらに後半部にはいり、さらに美しく盛り上がっていきます。これがウィーン・フィルのブラームスなのですね。あくまでも美しく、その洗練された美の極致は留まることがありません。よく言われるブラームスの渋さなど、どこにもありませんが、こんな美しいブラームスならすべてを許せます。夢の世界で感動している自分を感じます。
さらに第4楽章に進み、中間部では、長いフルートのソロに続く管楽器と低音弦でまさに秋の日の木漏れ陽を感じさせられているうちに、フィナーレに突入していきます。ここでも大音量とはいえ、決してうるさくなく、ただただ美しさのみを感じます。こんな美しいブラームスがあっていいのかと思うほど、夢のような演奏です。陶然としているうちにコーダ。
まったく、しびれてしまいました。きっと、ブラームスにはもっと違った演奏もあるでしょう。でも、こんなに美しいブラームスもあったんですね。
多分、ハイティンクとロイヤル・コンセルトヘボウはもっと低音弦を響かせた熟成したブラ4を演奏するでしょう。それが1つの本質としても、今日のブラームスのような美の極致のような演奏の価値を減ずるものではないと確信します。

最後のアンコールはヨハン・シュトラウスの《レモンの花咲くころ》。あまり知らない曲ですが、十分、美味しいデザートでした。特に第2ヴァイオリンとヴィオラの刻むウィーン風変則ワルツのリズムがたまりませんね。

今日のコンサート全体でいえば、最初、ウェーベルンの初期の作品の《パッサカリア》で始まり、最後、ブラームスの最後のシンフォニーの終楽章の《パッサカリア》で締めくくったのは、プログラムの妙でした。因みにパッサカリアとは、古代風の舞曲形式の1つです。ですから、古典の形式を借りて、それぞれのウィーンの作曲家がその自分の生きた時代で新しく表現してみせたわけでしょう。

最後に、マエストロ、ズービン・メータは数年振りに聴きましたが、相変わらず、無理のない指揮ながら、しっかりと表現すべきものを表現しているという感じでした。数十年前に、彼の指揮するロス・フィルでブラームスを聴きましたが、基本的には、表現は変わっていません。ただ、年輪を重ねた彼は、もっとオケのメンバーの表現力に任せるところは任せるという器量の大きさが加わったようにも思います。それにダイナミックさよりも響きの美しさに力点が変わってきているようにも感じました。

ハプスブルグ家以来続いてきたウィーン文化の底深さをあらためて感じた夢のような2時間でした。



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ウィーンの森、ホイリゲを求めて・・・

2009年5月8日金曜日@ウィーン/3回目

ベートーヴェンの散歩道Beethovengangを発見できたことに気をよくして、ベートーヴェンが通ったというホイリゲHeurigerのマイヤーMAYER AM PFARRPLATZに向かうことにします。ホイリゲでランチしましょう。
ホイリゲ・マイヤーはベートーヴェンの散歩道からエロイカガッセの通りを少し行ったところにあります。

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そのホイリゲ・マイヤーの隣にはアーチがあったりして、綺麗に整備されています。

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ホイリゲ・マイヤーの壁にはベートーヴェンゆかりの建物であることをウィーン市が認定する紅白の旗があります。ベートーヴェンハウスBeethovenhausと書かれています。

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このホイリゲの町にあるベートーヴェンのゆかりの建物の案内図もあります。

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お隣にはカトリック教会ザンクト・ヤコブKatholische Kirche St. Jakobもあります。

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このホイリゲ・マイヤーをまわりからさんざん見物した後、それでは、さあ、はいってみましょう。

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ところが入口に行ってみると、残念ながら、今日は平日なので夕方4時からの営業です。明日の土曜日ならば11時からの営業だったのですが・・・

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うう・・・残念。うらめしく看板を見上げるのみです。

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まあ、仕方がないので、丁度、となりにも大きなホイリゲがあるので、そこにしましょう。ここは営業中のようです。中にはいると、大きな庭園になっています。でも、係りの人が近寄ってきて、今日は一般営業はやっていないとのこと。貸切か何かのようですね。
本来、ホイリゲは居酒屋なので、お昼は営業しないものらしい。観光ガイドブックで確かめると、グリンツィングGrinzingのホイリゲはお昼にも営業しているお店もあるようです。このハイリゲンシュタットHeiligenstadtは見物だけにして、早々にグリンツィングに戻りましょう。

グリンツィングに戻る前に、この近くにベートーヴェンが遺書を書いた家Beethoven Wohnungがあるので寄ってみます。

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ここは何と20年程前、初めてウィーンに行ったときにツアーの案内で行ったことのあるところです。またしても、ツアーで人に連れて行ってもらったところは印象が薄かったことを実感。もう一度、しっかりと遺書の家をじっくりと見ます。

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周りの木には花が咲いています。とてもよい季節ですね。ベートーヴェンもこの花を眺めたのかしらね。

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このあたりは少し歩くと、やたらにベートーヴェンゆかりのものに行き当ります。紅白の旗が出ているので分りますが、特に興味はありません。だって、ベートーヴェンがここに住んでいたのだから、このあたりはみんな記念のところばかりは当たり前でしょう。ここはベートーヴェンと作家で詩人のグリルパルツァーが住んでいた家、ベートーヴェン・グリルパルツァー・ハウスBeethoven-Grillparzer-Hausです。

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お昼がいただけるホイリゲを求めて、結局トラムを最初に下りたグリンツィングに戻ります。結構、距離もあるので、歩き疲れて、途中のバス停、ノイゲバウアーヴェーグNeugebauerwegでグリンツィング行きのバスに乗ります。もちろん、ウィーンカードが有効です。
無事、グリンツィングのホイリゲの有名店、ルドルフスホーフGrinzing Heuriger Rudolfshofに行き着きます。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

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お昼は結構、客が少ないのですが、それでも有名店ですから、客が次々にやってきます。気持ちのいいお天気ですから、中庭のテーブルに着きます。
まずはハウスワインをいただきます。ワイン1杯が3ユーロとお安い料金です。

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陽光を浴びながら、ワインをいただきます。

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中庭はこんな感じです。真っ黄色の壁に囲まれた可愛い空間で、聖母子像まで建っています。

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中庭から見たホイリゲのキッチンの建物。

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ここでは、ビーフとポークのミックスグリルを食べましたが、なかなか素朴な味で美味しいものです。ジャガイモやピーマン、パプリカ、ズッキーニなどの野菜に混じって、なんと西洋なしのグリルしたものもあります。これはこれで意外に美味しい!と配偶者には受けています。この料理は15.5ユーロ。まあまあです。

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お腹もふくれ、ワインでご機嫌になったところで、この快晴の中、このまま終わるのももったいない。で、ウィーン市内のドナウ運河クルーズに行くことにします。




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ドナウ運河クルーズ、滑り込みセーフ!

2009年5月8日金曜日@ウィーン/4回目

グリンツィングGrinzingのホイリゲの有名店、ルドルフスホーフGrinzing Heuriger Rudolfshofでのランチをいただいて、次はウィーン市内のドナウ運河クルーズに向かいます。
また、グリンツィングからバスに乗って、またまた、ハイリゲンシュタットHeiligenstadtに向かいます。ハイリゲンシュタットに着くと、そこには大きな駅があります。ここで地下鉄U4に乗ります。シュヴェーデンプラッツ駅Schwedenplatzで地下鉄U1に乗り継いで、クルーズ船乗り場のあるライヒスブリュッケReichsbrückeに急ぎます。というのも出航時間が迫っているからです。
最寄の駅、フォルガルテンシュトラーセVorgartenstraßeに着いたときは出航の5分前。小走りで乗り場に急ぐと、もう船は出航しそうです。そこは配偶者のこと、遠くから、船員さんに手を振って、コンタクト。無事に乗船できます。左上に見えている橋がドナウ川に架かるライヒス橋Reichsbrückeです。

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乗船後、船内でチケットを購入します。

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チケットというよりもレシートを渡されます。

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まず、クルーズ船は国連シティ(UNO-City)Internationales Zentrum Wienのあたりのドナウ川Donauを出発します。ドナウタワーDonauturmも近くに見えています。

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ドナウ川は広々としていて、クルーズすると気持ちがいいです。両岸もずっと見渡せます。国連シティの高層ビルがずらっと見えています。

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クルーズ船はドナウタワーの前をゆっくりと通り過ぎます。

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この川幅の広いドナウ川にも、このウィーンには橋が多くかかっています。ライヒスブリュッケ(ライヒス橋)Reichsbrückeから出発したクルーズ船はすぐに次の橋、ブリギッテナウアー橋Brigittenauer Brückeを過ぎて、ゲオルク・ガンツァー橋Georg-Ganzer-Stegに近づいていきます。

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船の往来も多く、双胴船みたいなおおきな船が停泊しています。実はこの船は岸辺に固定された学校です。

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ベルタフォンサットナー高校Bertha-von-Suttner-Gymnasiumは建設用地を必要とせず、移動が容易なことから船として建設されました。造船所の需要を喚起するためでもあったようです。この船はしばしば訓練船とも呼ばれています。学校と船の名前は、オーストリアの作家ベルタ・フォン・シュットナー Bertha von Suttnerに由来します。

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ベルタフォンサットナー高校とドナウタワーが後ろに過ぎ去っていきます。

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このクルーズ船は屋根はありますが、両脇は空いていて、まわりの景色がよく見えるようになっています。
左手は緑の岸辺になっています。

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先ほど散策していたウィーンの森Wienerwaldに再び、今度はドナウ川のほうから近づいていきます。

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また、逆方向から来る船と行き交います。小型の貨物ボートが多いようです。今でも、ドナウ川は水運が盛んなんですね。

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また、別の一艘とすれ違います。

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ウィーンの森のこんもりとした丘が近づいてきます。

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ここまでのクルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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しばらくするといよいよドナウ運河Donau Kanalにはいります。



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ウィーン市内のドナウ運河をクルーズ

2009年5月8日金曜日@ウィーン/5回目

クルーズ船は大きなドナウ川Donauから、いよいよドナウ運河Donau Kanalにはいっていきます。
ウィーン市内近くを流れているドナウ川みたいなのは実はこのドナウ運河。ドナウ川本流に比べると、まったくと言っていいほど、川幅がありません。
ヌスドルフNußdorfのあたりにドナウ川から、このドナウ運河への入り口があります。入り口は2本ありますが、手前の入り口にクルーズ船は向かいます。岸辺の向こうにもう一本の入り口があります。
岸辺越しにもう一本の入り口にある閘門の橋、ライオン橋(正式名称:シェメールブリュッケSchemerlbrücke)のライオン像が見えています。この堰監視所と橋はいずれもオットー・ワーグナーの設計によるものです。

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クルーズ船はドナウ運河の閘門、ヌスドルフ閘門Nussdorfer Schleuseに向かいます。

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運河に入るためには水位調整が必要で船は閘室内に入って水位調整にはいります。saraiも配偶者も運河の水位調整は初体験。テレビでは見慣れていますが、なかなか興味深いです。まずは後方のゲートが閉じようとしています。

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ゲートが閉じると、排水し、水位を下げていきます。水の跡が見えている分、水位が下がっています。

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どんどん水位が下がり、横に見える階段がすべて水面の上になります。

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その階段には早速、鳥が来て餌をついばんでいます。

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水位が十分に下がると、今度は前方のゲートが上がり始めます。

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前方のゲートを開けるまで、多分、15分以上はかかったでしょうか。前方のゲートが開くと、やっと出発です。

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閘門を抜けて、ドナウ運河に入ります。右側の入り口からの水路と合流します。

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シュピッテラウSpittelauあたりに近づくと、奇妙な塔が見えてきます。

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塔の下にも派手な色合いの建物があります。これは最近のウィーン名物で、有名建築家フンデルトヴァッサーの設計になるシュピッテラウごみ焼却場Müllverbrennungsanlage Spittelau - Hundertwasserです。まるでテーマパークですね。

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お隣にはウィーン・エネルギー・センターWien Energie-Welt Spittelauの派手な建物。ガスや熱などのエネルギーのサプライヤーです。

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また、ウィーン・エネルギー・センターの後方にシュピッテラウごみ焼却場の塔(煙突?)が見えてきます。

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しばらく、このごみ焼却場に見入っていました。

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でも、わざわざウィーンにまで行かなくても、フンデルトヴァッサーのごみ焼却場は日本でも見られるそうですね。大阪にあるそうですから、近くに行かれた方は必見です。

ところで、運河クルーズで面白いのは、運河は幅が結構狭いので、船が進むと、船の後ろに波がたって、それが両岸を洗っていくことです。船の上でわっと歓声が起こり、何事かと思うと、この両岸を洗う波で岸辺に座っていた人達がずぶぬれ。すると、また、前方の岸辺に座っている人達が・・・。見事にまた、ずぶぬれ。クルーズ船が進むにしたがって、この光景が繰り返されます。
人の不幸は笑えてしますのが人の性ですね。

さて、シュヴェーデンプラッツSchwedenplatzを過ぎて、横に停泊している船を見てビックリ。船がプールになっています。プール船です。初めて見ます。

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さすがにこのプール船は岸辺に固定されていますね。これはバーデシフBadeschiffという施設だそうです。長さ26メートル、水温26度に保たれたプールです。

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その先には、お洒落な施設があります。

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これは上を見上げると、その正体が分かります。ウラニア天文台Urania Sternwarteです。

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ここがドナウ運河クルーズの終点。ウラニア天文台で折り返して、シュヴェーデンプラッツ前の船着き場に向かいます。

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これでこの気持ちのよいクルーズも終了。1時間半くらいの手軽なクルーズでした。クルーズ船はその名もヴィエナVienna号。左に見える橋はシュヴェーデン橋Schwedenbrückeです。

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ドナウ運河クルーズのルートを地図で確認しておきましょう。

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この後はまたカフェまわりです。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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充実した心豊かなご様子に励まされます.
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09/27 09:23 天野哲也

昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
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新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 
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