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歌舞伎って、面白い!

昨夜、歌舞伎座に行ってきました。
西欧文化かぶれ、特にオペラファンのsaraiですから、日本文化に親しむことは少なく、歌舞伎もなんと初体験!
でも、実に面白かった。変な例えですが、オペレッタを見る感覚と同じで、実に楽しく鑑賞しました。
花道寄りの桟敷席で鑑賞しましたが、この席は最高ランクですが、いつも高価なオペラを見ているので、安価に感じられる価格です。
昨日の演目は
 ①幡随院長兵衛もの2題(鞘当、鈴が森)
 ②勧進帳
 ③八百屋お七もの(松竹梅湯島掛額)
①は有名な「お若えの、お待ちなせえやし」の名セリフで知られているものです。梅玉の白井権八と吉衛門の幡随院長兵衛のかけあいが素晴らしかった。
②は山伏に扮した弁慶、義経の一行が安宅の関を通り抜ける一八番の歌舞伎で、関所の代官である富樫を演じた中村吉衛門の熱演に感動しました。弁慶を演じた松本幸四郎も流石の貫録。染五郎の義経も含めて、松本幸四郎ファミリーの伝統の芸の世界を垣間見ました。
③はお七を演じた中村福助のかわいさと見事な踊りに拍手。

ご存じのとおり、歌舞伎座は来年春で建て替えるので、現在、さよなら公演中ということで、現在の歌舞伎座も一目見ておこうという野次馬根性で出かけましたが、大変に面白くて、なんだか、はまりそうな予感です。

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行ってきました。ミラノ・スカラ座。

昨夜、ミラノ・スカラ座に行ってきました。といっても、東京文化会館での来日公演。
本場のミラノでのオペラ公演は1か月に1演目で、初日がフルキャストで、段々、キャストが落ちていくという方式で、日本から見に行くには大変、具合の悪い方式です。ウィーン、ミュンヘン、ロンドン、チューリッヒなどのオペラハウスはレパートリー方式で毎日日替わりで演目が変わり、1週間くらいで1回転するというもので、短期滞在の訪問客にとっては都合がよい方式です。
で、ミラノ・スカラ座は本場よりも来日公演のほうが見やすいですね。価格が高いのが難点ですが、これは他のオペラハウスの来日公演も同じなので、仕方ありませんね。
さて、昨夜の公演はヴェルディの傑作オペラ「ドン・カルロ」。「椿姫」や「アイーダ」ほど有名ではありませんが、内容的には、管弦楽・合唱の充実ぶり、音楽の劇的な進行、感銘深いアリアなど、ヴェルディの代表作の一つです。saraiも大好きなオペラです。
6時に幕が開き、早速、スカラ座のオケの素晴らしさに耳を奪われます。非常にメリハリがきいていて、なおかつアンサンブルがぴたっと決まっているダイナミックな演奏です。演出はなかなかモダンな舞台セットですっきりしたものです。歌手は当初、エンジンのかかりが遅い印象でしたが、2幕目になると、スカラ座の強力な合唱が響き渡り、歌手たちもだんだん力がはいってきます。まさにヴェルディの世界です。圧巻は最後の第4幕です。今やイタリア最高のディーヴァであるフリットリの素晴らしい歌唱です。有名なアリア「世のむなしさを知る神」は美しい声で歌い切り、拍手が鳴りやみません。しかし、彼女の真骨頂はこれから。この後の愛の二重唱での彼女の澄み切った美声、まるで天上の世界からの響き、天使の歌声に感じられます。saraiも随分オペラを聴きましたが、こんな美しい歌唱は聴いたことがありませんでした。
今や、グルヴェローヴァを別格とすると、ネトレプコとこのフリットリが最高のソプラノだとsaraiは思います。これからも彼女たちのオペラを追い求めていきたいと強く思いました。

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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2009/09/10 06:08
saraiさん、こんにちは。

「ドン・カルロ」行かれたのですね。実は僕は運が良いことに土曜日にゲネプロを観ることが出来ました。見事な舞台でしたね。本公演の素晴らしさが充分想像されます。
歌の素晴らしさはもちろんのことですが、ガッティの繊細な音造りには大いに感心しました。

2, saraiさん 2009/09/10 12:03
ハルくんさん、こんにちは。
ゲネプロって行ったことありません。羨ましいですね。ガッティがどうオペラ作りしているか、興味のあるところです。
本番での様子では、オケ半分、ステージ上の歌手達半分の気配りで指示を出しているようで、かなりオペラ指揮者として熟達しているようでした。オケの力もあり、これぞヴェルディって感じの迫力十分の管弦楽・合唱でした。

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行ってきました、メータ/ウィーン・フィル・・・まるで夢のよう!@サントリーホール 2009.9.20

まるで時空を超えて、夢の街、ウィーンにジャンプしてきたような2時間でした。今日はサントリーホールでのウィーン・フィルのコンサート。久しぶりのウィーン・フィルでしたが、期待以上の演奏でした。

今日の演奏会の曲目は前半がウェーベルンの3曲、後半がブラームス。5日前に行われた今回の来日演奏会の1回目はオールR・シュトラウスのプログラムであったことを考えると、いつもウィーン・フィルのメンバーが熱意を持って臨むR・シュトラウスが全体のコンサートのプログラムの中核にあることは想像に難くはないでしょう。つまり、今日のプログラムは演奏されなかったR・シュトラウスの後に続くウェーベルンと、R・シュトラウスの前の時代に活躍したブラームスでR・シュトラウスを挟み込むという巧妙な仕掛けになっていると思われます。いずれの作曲家もウィーンで活躍した作曲家で、ウィーン・フィルの自家薬籠中の作品だといえます。

入口で渡された膨大なパンフレットを整理していると、もう、ウィーン・フィルのメンバーがステージに登場です。チューニングが終わると、おなじみのマエストロ、ズービン・メータの登場です。

最初の曲、ウェーベルンの《オーケストラのためのパッサカリア》が始まります。この曲は1908年にウィーンのムジークフェラインで初演された、ウェーベルンの初期の作品。作品番号も1です。シェーンベルク、ベルク等とともに新ウィーン楽派の一人であったウェーベルンもこの作品では、まだ調性音楽に踏みとどまり、12音技法を厳格な適用しているわけではありませんが、今、聴いても響きがとても新鮮で新しく感じられます。ちょうど、この頃、R・シュトラウスは時代の前衛的な作風から古典回帰し、保守的な作風に転換し、オペラ《薔薇の騎士》を1910年に発表します。まるで、ウィーンの前衛をウェーベルンが引き継いだかの如くです。
ウィーン・フィルの奏でる音楽はまさにウィーン風。静かに始まった音楽も終盤に向けて、一気に盛り上がっていきます。ポストR・シュトラウスとも感じられる曲も激しさを加え、後のバルトークをも思い起こさせるほどです。これがウィーン・フィルのウェーベルンなのですね。思わず、背中に戦慄が走るほど、強い感動が湧き上がります。たった10分ほどの作品ですが、内容はぎっしりと詰まっていました。

実は生でウェーベルンを聴くのは初めて。これまでは昔の定番カラヤンのCDや最近の定番ブーレーズのCDで聴いていました。これらのCDの演奏はいずれもベルリン・フィル。ウェーベルンもこの手の曲を得意とする彼らの独壇場だと思っていました。しかし、ウィーン・フィルの演奏は素直にウィーンの音楽の系譜の延長戦上にあり、もはや、ウェーベルンも古典。ベルリン・フィルのように新しい音楽として演奏するのではなく、ウェーベルンもR・シュトラウスを聴くのと何ら変わりなく聴くことができました。

2曲目は翌年の1909年に同じくウィーンのムジークフェラインで初演された《オーケストラのための6つの小品》です。これはたった1年後とはいえ、すっかり調性が破壊され、12音技法が適用された作品。なかなか、とっつきにくい作品ですが、ウィーン・フィルの名人たちの響きに素直に耳を傾けるのみです。

3曲目はオーケストラのメンバーが引き上げ、9人の精鋭たちで演奏する《9つの楽器のための協奏曲》。ある意味、ウェーベルンの到達点を示す作品でもあります。楽器もぎりぎりまで絞り、曲も凝縮させ、1つの楽器には続けて2~3音のみだけの音を発せさせ、音をリレー的につなぎ合わせるというまるでモザイク画のような音楽。禁欲的というか、エコというか、これでよく音楽が成り立つもんだと感心するような曲ですが、ウィーン・フィルの各パートの首席奏者だけで演奏する響きはそれはもう究極のウェーベルンワールド。これは1935年に初演されましたが、出版されたのはウェーベルンの死後の1948年。ウェーベルンは終戦後の1945年に疎開先のザルツブルグ郊外の娘の家のベランダで夜、煙草を吸いに出ていたところを米兵に誤って狙撃され、無念の死を迎えました。しかし、彼の音楽は既に完成点に達していたと今日の演奏で強く感じました。
これで前半のプログラムは完了ですが、ウィーン・フィルの演奏でウェーベルンの世界の一端を感じ取ることができました。これから、少し、新ウィーン楽派も聴きこんでいきたいと思います。
ところで3曲目では、楽器の1つとして、ピアノも登場。もちろん、ウィーンのピアノ、ベーゼンドルファーです。この曲はもともとピアノ協奏曲として構想されていた曲で、今日の演奏では少しピアノの自己主張が不足していたところが残念。そうそうたる弦・管のメンバーが居並ぶところで遠慮したのでしょうか?

後半はR・シュトラウスに先立つ後期ロマン派の巨匠ブラームスの最後の交響曲第4番。いわゆるブラ4ですね。
メータが指揮台に立つなり、こちらの気持ちの準備もできていないところで、さっと曲を開始。
うっ、美しい!! あの有名な憂いを帯びた旋律が美しい弱音で流れ始めます。何度、この曲を聴いたか分からないほど聴きましたが、こんなに美しく始まったのは初めての経験です。第1楽章はさらに後半部にはいり、さらに美しく盛り上がっていきます。これがウィーン・フィルのブラームスなのですね。あくまでも美しく、その洗練された美の極致は留まることがありません。よく言われるブラームスの渋さなど、どこにもありませんが、こんな美しいブラームスならすべてを許せます。夢の世界で感動している自分を感じます。
さらに第4楽章に進み、中間部では、長いフルートのソロに続く管楽器と低音弦でまさに秋の日の木漏れ陽を感じさせられているうちに、フィナーレに突入していきます。ここでも大音量とはいえ、決してうるさくなく、ただただ美しさのみを感じます。こんな美しいブラームスがあっていいのかと思うほど、夢のような演奏です。陶然としているうちにコーダ。
まったく、しびれてしまいました。きっと、ブラームスにはもっと違った演奏もあるでしょう。でも、こんなに美しいブラームスもあったんですね。
多分、ハイティンクとロイヤル・コンセルトヘボウはもっと低音弦を響かせた熟成したブラ4を演奏するでしょう。それが1つの本質としても、今日のブラームスのような美の極致のような演奏の価値を減ずるものではないと確信します。

最後のアンコールはヨハン・シュトラウスの《レモンの花咲くころ》。あまり知らない曲ですが、十分、美味しいデザートでした。特に第2ヴァイオリンとヴィオラの刻むウィーン風変則ワルツのリズムがたまりませんね。

今日のコンサート全体でいえば、最初、ウェーベルンの初期の作品の《パッサカリア》で始まり、最後、ブラームスの最後のシンフォニーの終楽章の《パッサカリア》で締めくくったのは、プログラムの妙でした。因みにパッサカリアとは、古代風の舞曲形式の1つです。ですから、古典の形式を借りて、それぞれのウィーンの作曲家がその自分の生きた時代で新しく表現してみせたわけでしょう。

最後に、マエストロ、ズービン・メータは数年振りに聴きましたが、相変わらず、無理のない指揮ながら、しっかりと表現すべきものを表現しているという感じでした。数十年前に、彼の指揮するロス・フィルでブラームスを聴きましたが、基本的には、表現は変わっていません。ただ、年輪を重ねた彼は、もっとオケのメンバーの表現力に任せるところは任せるという器量の大きさが加わったようにも思います。それにダイナミックさよりも響きの美しさに力点が変わってきているようにも感じました。

ハプスブルグ家以来続いてきたウィーン文化の底深さをあらためて感じた夢のような2時間でした。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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お返事ありがとうございます。
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心配ですね。私はそのまま、沈静化するのを待っています。シュターツオーパーのチケットも購入しました。何としても行こうとは思って

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利益目的でもなくまた素人でも分かる記事

01/18 13:50 hisa

のりしんさん

saraiです。コメントお寄せいただき、ありがとうございました。
同じ追っかけ仲間、今後ともよろしくお願いいたします。
彼女の声は素晴らしいですね。

12/01 12:07 sarai

私も中村さんの追っかけやっております。昨日の演奏も圧倒的でしたね。中村さんの歌を聴いていると、なぜか涙腺が緩んで来ます。

12/01 09:39 のりしん
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