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サロメ@METビューイング

NHKがBSハイビジョンで恒例になっているメトロポリタン歌劇場のLIVE VIEWINGを続けて5本放送しました。

なかでも、saraiが注目したのは、R・シュトラウスの楽劇「サロメ」です。
今、録画を見終わって、感動という言葉では正しくないと思い、言葉を探しました。
実に圧倒されたというのが一番、近い表現かなと思います。
これまでも「サロメ」は生でこそ見ていませんが、ビデオでは見てきました。そして、今回の「サロメ」は久しぶりに見た「サロメ」でした。
期待はしていましたが、正直、この作品がこれほどとは考えていませんでした。
R・シュトラウスの楽劇といえば、「ばらの騎士」、「ナクソス島のアリアドネ」が大好きで繰り返し、生でもビデオでも見てきました。

が、「サロメ」の真髄を今日、初めて知りました。R・シュトラウスの楽劇でも先ほどの2作と並んで素晴らしい傑作です。

今回の公演は以下の顔ぶれです。

サロメ (ヘロディアスの娘):カリタ・マッティラ
ヨカナーン (預言者):ユーハ・ウーシタロ
ヘロデ (ユダヤの領主):キム・ベグリー
ヘロディアス (領主の妻):イルディコ・コムロージ
ナラボート (若いシリア人、護衛隊長):ジョゼフ・カイザー
管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団
指揮:パトリック・サマーズ
演出:ユルゲン・フリム

以上の顔ぶれで2008年10月11日にメトロポリタン歌劇場での公演でした。
1年少し前ですね。

前半はサロメとヨカナーンの一方的な(サロメの)愛の歌です。
マッティラとウーシタロの歌唱が素晴らしい。息つぐ暇がないほど、切迫感に満ちています。メロドラマといえば、メロドラマ。
求愛するサロメ。頑なに拒絶するヨカナーン。
R・シュトラウスの気品に満ちた美しい音楽に乗って、切実なドラマが進行し、見る者をぐいぐい惹きつけます。
マッティラの歌唱は声の美しさというよりも、人間の肉声に気迫がこもり、直接、こちらの感情を揺さぶるかごとくです。

中間部は有名なサロメの7つのヴェールの踊りがあり、マッティラも思い切った演技。ここでも彼女の気迫を感じます。後半につながる重要な場面ですが、どんどん盛り上がります。

そして、いよいよ、後半。ヨカナーンの首を銀皿にのせて、錯乱するサロメ。
これはまるで、R・シュトラウスが描いた狂乱の場です。
マッティラが狂ったように歌い、叫びます。
最初に書いたように、こちらはひたすら圧倒され続けます。
マッティラがサロメか、サロメがマッティラか、人間が生の感情を肉声にのせて、聴く者に迫ってきます。聴く者も正面から向き合わないととても聴いていられません。

そして、いきなり、じゃじゃじゃーん、じゃじゃじゃーん、じゃじゃじゃーん・・・でジ・エンド。

はっと我に返り、思わず、saraiも椅子を立ち、液晶スクリーンに向かい、スタンディングオベーション。
だって、これだけ、全身全霊を傾けた歌唱に対しては、たとえ、画面越しとはいえ、十分な敬意を払わなければ、オペラファンとは言えませんものね。

カリタ・マッティラ、恐るべきソプラノです。
そして、作曲したR・シュトラウス、これも恐るべき作曲家。
もちろん、原作を書いたオスカー・ワイルドも恐るべし。

でも、正直、こちらも疲れました!!



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):メルビッシュ湖上音楽祭

さて、久々に今年(2010年)7月の旅について書きましょう。
1年前に旅の準備を始めましたが、早いものでもう旅まで、あと5カ月ほどになり、ペースをあげて予定を詰めているところです。

前半のスイスはほぼ固まっていましたが、後半のウィーンがアン・デア・ウィーン劇場のオペレッタ「こうもり」だけというお寒い状況でした。
確かに7月、8月のウィーンは音楽のオフシーズンですが、とはいえ、寂し過ぎる。
で、アン・デア・ウィーン劇場の情報もいただいたサイトで、また、耳寄りな情報がありました。毎年、NHKでも放映されるウィーン近郊のメルビッシュ湖上音楽祭が丁度、saraiがウィーンに滞在している期間に始まるとのこと。

メルビッシュ湖上音楽祭というのは、オーストリアとハンガリーの国境にあるノイジードラー湖の湖上にステージを組み、毎年、夏にオペレッタを上演する野外音楽祭です。TVでは毎年見ていて、楽しんではいましたが、遠い存在でした。何故って、saraiは夏のヨーロッパは基本的に敬遠していたからです。それが今年に限って、スイスに行くことになり、配偶者から、スイスはやっぱり夏でしょうっていうご指導がはいり、初めての夏のヨーロッパになった次第。

もしかしたら、あのメルビッシュ湖上音楽祭に行けるかも知れないと思うと、もういてもたってもいられなくなるのがsarai。でも、一体、どうやって、ウィーンから出かけて行くのか分からない。
で、また、例のサイトでご指導を仰ぎ、音楽祭の期間には、ウィーンから、特別仕立てのバスが出ることを知り、一安心。

あとはもうひたすら手配を進めるまでです。もちろん、配偶者からも快く、了解をもらったことは言うまでもありません。

まず、今年の演目はレハールのオペレッタ「ロシアの皇太子」。名前くらいは聞いたことがありますが、まだ、まったく見たことがありませんが、構いません。作曲家がレハールなので、それなりのレベルでしょうし、いずれにせよ、予習しますからね。

音楽祭のサイトで調べてみると、7月18日(日)がスケジュール的によさそうです。で、席の空き具合を見ると、ステージに近い中央の席はすっかりうまっています。これは困った。でも、席は後ろになりますが、VIP席というのが3席ほど、あります。ええい、ままよ。少し、料金は高いですが、滅多に行けないメルビッシュ。気が付いたら、予約完了! 1週間後にチケットを発送するとのメールが即届きました。

VIP席は一般席に比べて、座席のクッションが良く、ステージからは遠いけれど、会場全体の見晴らしは良いようで、音楽祭のサイトでもVIP席からのビューを公開しており、雰囲気はよさそう。また、フリードリンク(カナッペ付き)およびお土産付きです。また、スワロフスキーの双眼鏡も貸してくれるので、少し遠くであることのデメリットを軽減できます。saraiはいつも愛用のズーム付き双眼鏡を持ち歩いていますが、スワロフスキーもいいですね。また、化粧室もVIP席専用で、混みあわなくていいみたい。

次は往復のバスの手配。ネットで探してみると、バスのバウチャーの予約サイトを発見。早速予約。往復で一人27ユーロは少々お高いですが、仕方ありませんね。ウィーンからは地下鉄U3 エルドベルクシュトラーセErdbergstrasse 200aからの発着で往きは17時30分発で、オペレッタの開演は20時30分。帰りは夜中の1時過ぎになるようです。帰りはバスターミナルからはタクシーですね。歩いたら、30分以上はホテルまでかかりそうです。

その後、メルビッシュ湖上音楽祭のチケットも郵便で届き、予習用のDVDも唯一発売されているものを無事調達。すべて、完了です。

まさか、メルビッシュ湖上音楽祭に行けるとは思っていなかったので、うきうき・・・。ご機嫌なsaraiです。

ですが、これだけで満足するsaraiではありません。次回も続くぞ、旅の準備!



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):バーデン夏劇場

さて、なんとか、オフシーズンのウィーンでオペレッタ2公演のスケジュールが決まりましたが、その程度では、まだまだ満足できません。

前から、目をつけていたバーデンの夏劇場のオペレッタ。遂に2月にはいり、公式サイトでスケジュールが公開され、チケットも発売。
saraiのスケジュールでは、7月11日(日)のオッフェンバック「パリの生活」か、7月16日(金)のヨハン・シュトラウス「ウィーン気質」が調整可能なところです。気持ちは演目的に定番ではありますが、「ウィーン気質」に傾いています。「パリの生活」もなかなか上演されない演目とのことで食指も動きます。

で、結局、オペレッタ初心者のsaraiとしては、定番の「ウィーン気質」に決定。チケットも購入。前から2列目のど真ん中という席が取れました。
これで、3夜連続のオペレッタ鑑賞と相成りました。

 7月16日 バーデン夏劇場 「ウィーン気質」
 7月17日 アン・デア・ウィーン劇場 「こうもり」
 7月18日 メルビッシュ音楽祭 「ロシアの皇太子」

どうです。オフシーズンとしては、なかなかの充実ぶりでしょう。
早速、「ウィーン気質」の予習用のDVDも入手したのは言うまでもありません。2007年のメルビッシュ音楽祭でも公演されたので、まだ、TVで見たばかりではありますが、予習は大事です。

バーデンの夏劇場はバーデン市立劇場とは別物で、バーデンのクアパークのなかにあり、夏だけ使われる天井開閉式の劇場です。バーデン市立劇場は来日公演で「こうもり」を見たことはありますが、まだ、肝心の現地では見たことがありません。ですから、一足先に夏劇場を見ることになりますが、本拠地の市立劇場もそのうちに行かなければと思います。
クアパークは緑深い大きな公園で、その先の丘にはベートーベンの散歩道もあります。これは以前、当ブログでもご紹介しました。

前回は温泉(スパ)を楽しみましたが、今回もどうせ行くなら、スパ付のホテルにでも泊まろうということになり、バーデンのホテルに宿泊します。
当日はミュンヘンからの移動で大変ですが、好きなことですから、苦労もなんのその。

ところで、これまで予定になかったミュンヘンが突如、登場したのは、わけがあります。それについてはまた次回で。



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ヘレン・キームゼー城

さて、ウィーン滞在中の音楽関係のスケジュールも固まってきて、いよいよ、オーストリア小旅行(構想では、ザルツブルグ、リンツ、インスブルック、チェスキー・クルムロフあたりを周るっていうことでした)も考えないといけません。

具体的にチェスキー・クルムロフ訪問について調べると、どうもリンツ~チェスキー・クルムロフの鉄道移動は時間もかかるし、ややこしい。ウィーンから国境沿いに鉄道で移動する方法もあるが、リンツ経由よりも余計時間がかかる。現実的なのは、チェスキー・クルムロフのペンションが運営しているミニバスですが、何分にも本数が少なく、スケジュール上、無理がありそう。ウィーンからの直接往復で丸2日はみないと苦しそうです。

で、新たな候補として、配偶者から、ルードヴィッヒ2世の作った第3のお城であるヘレン・キームゼー城の提案があり、saraiはそれはバイエルンにあるので遠いだろうと言うと、実はザルツブルグからも近いと配偶者から指摘がありました。調べると、最寄りの鉄道駅は丁度、ザルツブルグとミュンヘンの中間でどちらからでも1時間くらい。その駅からは鉄道(SL?)とバスと船(キーム湖の島にある城なので最後は船)を乗り継ぐとのこと。
当ブログでも紹介したルードヴィッヒ2世をテーマにしたバイエルンの旅(2001年の6月(9日~17日の9日間))では、ノイシュヴァンシュタイン城、リンダーホフ城は行きましたが、ヘレン・キームゼー城だけは残っていました。
ということで、チェスキー・クルムロフはともかくとしても、これは行こうということになりました。これでルードヴィッヒ2世への思いも完結します。

また、ザルツブルグからは天気の良い日を選択して、サウンド・オブ・ミュージックの舞台にもなったシャーフベルク鉄道で山に登り、ザルツカンマーグートの湖の大パノラマとアルプスを見渡してみようということはもともとの計画です。これは何としても行ってみたい。これも前回のザルツカンマーグート巡り(2002年の10月)からの宿題になっています。そのためにはザルツブルグに複数日滞在し、天気の変化に対応する必要があります。

このあたりまで考えたところで、インスブルックは遠過ぎるし、特に目当てもないので、断念することに。
で、ザルツブルグ周辺とチェスキー・クルムロフに絞って、計画を練り始めました。

ところが、ここでsaraiの脳裏に横切ったのは、むむっ、意外とミュンヘンが近いなということです。特にヘレン・キームゼー城に行くということはもう、ミュンヘンまで鉄道で1時間のところまで行くということ。

じゃ、それなら・・・・

以降は次回でまたまた欲望の尽きないsaraiの思いを紹介しましょう。



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘン・オペラ音楽祭

さてさて、オーストリア小旅行で目的地のひとつにヘレン・キームゼー城を追加したことで、saraiの頭の中で俄然、ミュンヘンが近い存在に思えてきました。

ミュンヘンの7月と言えば、何といっても、ミュンヘン・オペラ音楽祭(Münchner Opernfestspiele)が思い起こされます。
といってもそんなことを思うのはオペラファンだけかなあ・・・。

当ブログでもご紹介した以前行ったバイエルンの旅(2001年)は6月の旅でしたが、本来はこのミュンヘン・オペラ音楽祭に行くことが目的で7月の予定だったんです。
ところが、saraiのミスでオペラのチケットの申し込み時期を思い違え、気が付いた時には、もうチケットはなし。
バイエルン国立歌劇場は通常は3カ月前からの予約開始ですが、この音楽祭に限って、約半年前からの予約開始となるんです。
で、前回は仕方がないので、予定を逆に1カ月早めて、6月に行くことにしたわけです。それだと、通常のオペラ公演のチケットの予約ができたからです。また、そのために新たな出会いもあったのもご紹介しましたね。

ともあれ、今は丁度、音楽祭の半年前。ちょっと調べてみましょう。
ええっ!! 「フィガロの結婚」の伯爵夫人役にsaraiが現在、最も大好きなソプラノの2人、ネトレプコとフリットリのうちのひとり、バルバラ・フリットリが出るじゃありませんか。
しかも、丁度、公演日はザルツブルグのあたりに行っている7月14日です。
これは見逃せませんね。一生、悔やむことになります。

で、恐る恐る配偶者にこの件を切りだしてみました。思いのほか、優しく了解してもらえました。感謝!です。

もうこの時点で予約開始の2月1日が数日後に迫っていました。早速、ネットのサイトでチケットの申し込みを済ませました。
1か月にわたる音楽祭の膨大な申し込みチケットの処理は大変らしく、チケットがとれるかどうかはまだまだ現時点では不明です。
今はただ祈るのみです。

もっとも、このヨーロッパの旅から日本に帰った直後、その翌週には、トリノ歌劇場の来日公演でフリットリの出演する「ラ・ボエーム」を見るんですが、それはそれ、別のことです。本当に今が旬のフリットリの天使のような歌声は、何度でも聴きたいのがオペラファンです。

そういうわけで、ミュンヘンに足を延ばすことになりました。
ついでにまた、美術館巡りでもしてこようかな。
アルテ・ピナコテーク、ノイエ・ピナコテークは再訪になりますが、さらに前回見逃した青騎士の美術館もなんとか見てみたいものです。

そんなわけで、ミュンヘンからウィーンにとんぼ返りして、バーデンの夏劇場に駆けつけることになってしまいました。

いつの間にか、随分、スケジュールが詰まってきました。
次回は、少し、整理して、次回の旅のスケジュールをご紹介しましょう。



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘン・オペラ音楽祭その2

さて、前回の記事で今回は、次の旅のまとめと予告しましたが、ちょっと予定変更。

もう、オペラ・オペレッタはこれくらいで満足と思い、打ち止めのつもりでした。
が、しかし、METライブビューイングの「サロメ」を見て、大きく気持ちがぐらついてきました。サロメを演じたソプラノのカリタ・マッティラとヨカナーンを演じたバリトンのユーハ・ウーシタロのまさに迫真のドラマ、鬼気迫るものがありましたし、気迫のこもった声の力も凄まじい。

なんと、この2人がミュンヘン・オペラ音楽祭のプッチーニの「トスカ」でトスカ役とスカルピア役を歌うんです。第2幕でのトスカとスカルピアの対決の場面が今から想像できます。「サロメ」同様、壮絶なドラマになりそうな予感があります。
そもそも、saraiは音楽祭でこの「トスカ」をやることは把握していましたが、その時点ではマッティラはともかく、スカルピア役の歌手はまったく未知の存在。で、この演目はパスするつもりでいました。

しかしながら、ウーシタロの歌唱力の素晴らしさを知ってしまった今、気持ちはほとんど崩壊寸前。こうなると、カバラドッシ役を今をときめく若手テノールのカウフマンが歌うのも俄然、魅力的に思えます。「トスカ」って、主要な3人が揃えば、成功間違いなしのオペラですものね。
残念な要素は、saraiが行ける日の「トスカ」の指揮者がそれ以前の公演でのファビオ・ルイージでないことですが、それでも、アルミリアートの指揮ですから、そんなに問題はないでしょう。

ここまで考えたところで、saraiの指は自然に動いて、音楽祭のサイトへ一直線。既に2月1日から、予約の処理は開始されていますが、まだ、締め切ったわけではないので、ええいって感じで7月15日の公演の予約依頼をぽちっとしてしまいました。本当にこの状況でチケットがとれるかどうか分かりませんが、チャレンジです。もちろん、配偶者の同意は無理やり?、取り付けましたよ。

でも、これでチケットが取れれば、7月14日、15日がミュンヘンでオペラ、翌日はウィーン近郊のバーデンでオペレッタ、その翌日はウィーンでオペレッタ、またその翌日はメルビッシュ湖上音楽祭でオペレッタということになります。
ウィーンに行く前には、チューリッヒで3日連続のオペラもあります。

saraiに付き合わなければならない配偶者には、なんだか申し訳ない気持ちですが、これもオペラファンの性ですね。



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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2010/02/27 18:07
saraiさま
直接saraiさまのブログにコメントを差し上げ申し訳ございません。
実は、バイエルン国立歌劇場の7月10日の「トスカ」の予約を入れていたのですが、昨日メールで満席なのでとれない、悪しからず、と連絡してきました。saraiさまの方は如何だったでしょうか?
添付されていた空席表では、「トスカ」はどの日も全席売切れのようでした。かろうじて立見席?14ユーロの席だけが残っているようなので、駄目元で再度申込んではみましたが。
これでも駄目なら、レーゲンスブルク市立劇場での「ジプシー男爵」かミュンヘンゲルトナープラッツ劇場での「マルタ」を観るより仕方ないかと思っております。
勝手なコメントを差し上げ、お許しください。

2, saraiさん 2010/02/27 18:54
Njegusさん、saraiです。

いえいえ、当ブログへのコメントは歓迎ですよ。ご遠慮なく!

ところで、バイエルン国立歌劇場はご存じのとおり、こちらは遅くなって申し込んだこともあり、当然、Njegusさんと同様に非情のメールがきました。7月15日のトスカで指揮がルイージでないので、大丈夫だろうと思いましたが、予想以上にカウフマン人気でしょうか。

saraiとしては前日の7月14日のフィガロが見れれば満足なのですが(フリットリの大ファン)、それでも駄目元で別のサイトからトスカをチャレンジしています(http://www.divento.com
)。
ただ、こんなサイトに申し込むとその日の予定が固定される恐れがあるので、saraiの申し込み結果を見てからが良いかもしれません。saraiの場合、その日はほかに予定を入れるつもりがありません。

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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):スイス~オーストリア~ドイツ

さて、ここにきて、次の旅もおおよそ、日程が固まってきました。
まだ、5か月先のことですが、そんなのはあっという間です。
まあ、順調なペースですね。

ここで、現状決まっている日程をまとめて、ご紹介しましょう。
前半はスイス。チューリッヒを拠点にバーゼル、ベルンと周ります。
後半はオーストリア。ウィーンを拠点にザルツブルグ、そして、国境を越えてドイツのミュンヘンを周ります。全部で半月に及ぶ旅になりました。

7月5日 成田出発、オーストリア航空でウィーン経由チューリッヒ
7月6日 バーゼルでココシュカの「風の花嫁」を見て、
    夜はチューリッヒ歌劇場でウェーバー「魔弾の射手」
7月7日 ベルンのクレーセンターでクレー三昧し、
    夜はチューリッヒ歌劇場でR・シュトラウス「ばらの騎士」
7月8日 チューリッヒ見物し、夜はチューリッヒ歌劇場でビゼー「カルメン」
7月9日 午前、ウィーンへ移動。ウィーン観光(姉と姪を案内)。
7月10日 終日、ウィーン観光(姉と姪を案内)。
7月11日 午後1番のオーストリア航空の成田直行便で姉と姪が帰国するのをお見送り。
     その後、配偶者と2人でザルツブルグへ鉄道で移動し、宿泊。
7月12日 シャーフベルグ鉄道でザルツカンマーグートの景観を楽しむ(お天気次第)
7月13日 予備日。お天気次第では、この日にシャーフベルグ鉄道。
     夜、鉄道でミュンヘンに移動。
7月14日 ヘレン・キームゼー城訪問。夜はミュンヘン音楽祭、「フィガロの結婚」
7月15日 ミュンヘンの美術館訪問。夜はミュンヘン音楽祭、「トスカ」
7月16日 朝、鉄道でウィーン経由バーデンへ。
     夜はバーデン夏劇場でオペレッタ「ウィーン気質」。バーデン泊。
7月17日 バーデンのスパを楽しみ、ウィーンへ移動。
     夜はアン・デア・ウィーン劇場でオペレッタ「こうもり」
7月18日 ウィーン散策。夜はバスでメルビッシュ音楽祭「ロシアの皇太子」
7月19日 ウィーンでぶらぶら。特に予定なし。
7月20日 午後1番のオーストリア航空の成田直行便で帰国
7月21日 早朝、成田着。

またまた、いつものとおり、びっしりしたスケジュールになってしまいました。もっと、余裕のある旅を目指してるんですけどね。
それにこれって、まるっきり、オペラツアーですね。自分で言うのもなんですが・・・・。

概要が固まってきたので、これからは鉄道などの移動手段や美味しいカフェやレストランなど、細部の詰めです。

そうそう、大事なのはホテルの選択・確保もありますね。
そのあたりを次にご報告しましょう。



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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ホテル探し

さて、7月の旅もほぼ日程が決まったので、次はホテル探しです。

前回の旅の準備でも書きましたが、我が家にはホテル選定の厳しい規準が配偶者から言い渡されています。saraiの勝手にさせておくと、天井知らずでホテルを選びかねないですからね。
で、その規準は次のとおりです。

2人1泊で上限20000円、できれば、10000円を努力目標とすること。

で、その制約の中で、まずは交通の便を優先し、何かポイントになるホテルというのが狙い目です。

今回の宿泊は以下のようになります。

チューリッヒ 4泊
ウィーン   2泊(前半)+3泊(後半)
ザルツブルグ 2泊
ミュンヘン  3泊
バーデン   1泊

まず、最初のチューリッヒですが、初めての街で土地勘まったくなし。
候補としては、鉄道利用の利便性を考えて、駅前のバーンホフ通りのホテルか、毎日通うチューリッヒ歌劇場の近くのチューリッヒ湖畔のホテルに絞りました。バーンホフ通りのほうが比較的、お安いホテルがあるようです。チューリッヒ湖畔は場所柄、高級ホテルが多いようですが、湖畔の眺めとかも魅力的ですね。
で、結局、あれこれ悩んだ結果、チューリッヒ歌劇場の近くのチューリッヒ湖畔のそこそこリーズナブルな価格の小さなホテル(全20室)を選択し、予約。
 ホテル・ゼーホフ(Hotel Seehof)

次にウィーンですが、前回泊まったアパートメント形式のホテルでもよかったのですが、少し、気分を変えて、初めてのホテルを選択。しかし、やはり、ウィーンのホテルは高い! 今回の選択ポイントは街の中心、カールスプラッツに近く、口コミの評判が高いこと。
お馴染みのベストウェスタン系列のホテルですが、プレミアが付いているのでランクが高いそうですが、どうなんでしょう?
 ベスト・ウェスタン・プレミア・ホテル・カイザーホフ・ウィーン
 (Best Western Premier Hotel Kaiserhof Wien)

次はザルツブルグ。狙い目はザルツァッハ川の旧市街地側のほうの川に近いあたりでどうかと思います。前回は比較的駅に近いところということで、ミラベル庭園の近くでした。ザルツブルグはどうせ小さな街なので、今回は交通の便はともかく旧市街地の中に泊まってみたいということです。で、手頃なホテルはまたまたベストウェスタン系列のホテルです。口コミの評判も上々。
 ベスト・ウェスタン・ホテル・エレファント
 (Best Western Hotel Elefant)

次はミュンヘン。オペラハウスの近くもいいですが、かなり高くなるのと、鉄道の出入りが多いことを考慮して、ミュンヘン中央駅に近いホテルにしましょう。ミュンヘンは地下鉄やトラムなどの公共交通機関も便利ですから、オペラハウスからの帰りで困ることはありません。
で、ここも手頃なホテルを選択。どうやらバスタブ付の部屋がなさそうなので、それが難点ですが、今後、変更することも視野に入れていきましょう。
 ホテル・ダニエル(Hotel Daniel)

最後は温泉地バーデン。これはやはりスパ付属のホテルしかないでしょう!
もちろん、バーデン夏劇場のあるクアガーデンからは近いほうが便利です。
ホテルの支配人にEメールでバーデン夏劇場の往復について確認をとった上で決定しました。オペレッタだけではなく、温泉も楽しめそうです。
 スパ・ホテル・シュロス・ヴァイカースドルフ
 (Spa Hotel Schloss Weikersdorf)

これでホテル探しも完了。
もちろん、すべて、キャンセル可能な予約ばかりですから、今後の予定変更やもっとよりよいホテルが見つかれば、直前まで粘って変更するのがsaraiのいつものパターン。

あくまでも現状でのホテル予約状況です。



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アントワープ王立美術館展@水戸

現在、水戸の茨城県近代美術館でアントワープ王立美術館展を開催しています。
『アンソールからマグリットまで』という副題がついており、そのマグリットの名前に惹かれて、行ってみました。

アントワープ王立美術館といっても、今回の展示ではいわゆるフランドル絵画の展示はなく、近代の作品の展示になっています。

まずは、クノップフがあるというので、それは貴重だと思い、期待していると、何と『クノップフの父の肖像』というもので、とてもクノップフらしい作品ではなく、がっかり。
知らない作家の作品ばかりでそれなりに見て歩きました。

ようやく、マグリットがありました。まあ、3点も彼らしい作品があったので、それでよしとしましょう。そのうちの1点をご紹介しておきましょう。『リベンジ』という作品です。


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と、マグリットの作品の隣にひときわ目立つ作品が目にはいります。紛れもなく、ポール・デルヴォーの作品に間違いありません。
とても素晴らしい作品です。彼らしく、大きな眼で表情のない女の人たちが大きな蝶結びのリボンを身につけて、古代の建物を背景にしています。実に不思議な雰囲気を醸し出しています。この絵は初めて見ますが、なかなかの傑作です。
これもご紹介しましょう。


CfNo7earfAe287.jpg



この絵が見られただけでも、この美術展に足を運んだ甲斐がありました。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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