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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘンの朝食といえば・・・白ソーセージ

配偶者が、面白い記事が載っていたと言って、ANAの機内誌を持って帰ってきました。『ミュンヘンの白い悦楽』と題された記事で、副題は「白ソーセージと白ビールを求めて」となっています。(帰りのANAは羽田空港の濃霧で欠航になりましたが、行きのANAでしっかりと確保したとのことです。)

ドイツといえばビールとソーセージですが、ミュンヘンを中心としたバイエルン地方といえば、白ビール(ヴァイスビア)と白ソーセージ(ヴァイスヴルスト)で、ミュンヘンでの定番の朝食とは、白ソーセージとハチミツやザラメの入った甘いマスタードと岩塩をまぶしたプレッツェルだそうです。

そして、“ミュンヘンっ子”たちはこぞってビアホールに朝食を食べに出かけるとのこと。朝からビアホールなのかと驚きますが、「飲めや歌えや」の夜の賑わいとは違い、市場食堂といった明るく生活感あふれる賑わいだそうです。

エェ~、これは出かけて行って、“ミュンヘンっ子”気分を味わってみたいですね。次の旅ではミュンヘンに3泊もするのですから、是非行ってみましょう。
ところで、今では冷蔵庫が普及したのでそれほどではないけれど、昔は白ソーセージは「正午の鐘を聞いてはいけない」といわれていたそうで、それくらい、傷みやすく保存も利かない食品らしく、伝統を守るビアホールでは12時を過ぎるとピタリと白ソーセージを出さないとのこと。
で、ビアホールは朝の8時から開いていて、朝早く働く人が昼前に改めて朝食を摂る習慣のために昼頃までは開いているらしい。
では、私達もホテルの朝食を頂いた後、2度目の朝食または早めの昼食ということで、出かけてみましょう。
マリエン広場周辺にあるビアホールで、「白ソーセージはまだある?」って、聞いてはいると間違いないとのこと。

見た目は湯豆腐のようにお湯の張った金属の器に浮かんでいる白いソーセージ。
重たいドイツ料理とは違い、あっさりとして軟らかい白いソーセージ。
つるりんと上手に皮から中身を出して食べる作法の白いソーセージ。
ウ~ッ、もうよだれが出てきそうです。
そして、この白いソーセージにあうのは白ビールとのこと。
白といっても褐色に近い色をしていて、醗酵中に泡で真っ白になるのが名前の由来らしいです。パンの原料になる小麦を材料にした贅沢なビール・・・。
もちろん、これも頂いてみましょう!
でも、ビールは最低でも500mlだそうなので、アルコールを多く飲めないsaraiは朝から酔っ払いそう・・・



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

長谷川等伯展@東京国立博物館

孤高の天才絵師、長谷川等伯の没後400年を記念した大回顧展が京都での公開に続き、上野の東京国立博物館で開催中です。
既に会期半ば、これからは大変な混雑も予想されるので、平日ですが、年休を取って、出かけることにしました。

既にチケットは入手済。といっても、特別協賛のIDC大塚家具で買い物中にこの長谷川等伯展に興味を示したところ、対応してくれた女性がご厚意で後日、2人分の招待券を郵送してくれたわけで、まったくのタダ。感謝あるのみです。


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さて、出かけるにあたり、作戦を練りました。以前、やはり同じ東京国立博物館で開催された雪舟の大回顧展もすごく混雑したことを思い出したからです。(そういえば、そのときも毎日新聞の無料招待券でした!)
で、朝1番で早めに入場し、混み合う前にゆっくりと鑑賞することにしました。

予定通り、上野駅に9時に着き、上野公園を東京国立博物館に急ぎます。開館は9時半です。東京国立博物館に着くと、既にもう並んでいる人たちがいますが、そう多くはありません。ざっと数えて30人ほど。やったね!
この後、続々と人が詰めかけてきました。


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9時半少し前になると、係のかたの誘導で入場し、長谷川等伯展が開かれている平成館に向かいます。
いざ、入館です。
エスカレータで2階にあがり、いよいよ、鑑賞開始。

とりあえず、ざっと展示物に目を配りつつ、足を早めて、どんどん先に進みます。第1会場を通過し、第2会場に入ります。第2会場は水墨画の世界。
そこでも足を緩めることなく、先に進みます。
で、展示物の最後に達しました。

1番見たかった「松林図屏風」です。
流石に同じ考えの人たちが既に鑑賞中ですが、まだ、まばら。
すぐにこの屏風絵に見入ってしまいました。
何と深い絵なんでしょう。日本画の到達した最高峰と思います。
まずはお土産に買ったミニチュアの「松林図屏風」をご覧ください。


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実物を見ると、右の屏風の激しい気迫、左の屏風の幽玄の世界、とても色のない水墨画と思えない内容のぎっしり詰まった等伯の渾身の屏風画です。
saraiは特に左の屏風の霧で霞んでしまった松の木のぼんやりした風景にすっかり魅せられました。
比べては申し訳けありませんが、ターナーの絵を連想してしまいました。
ターナーは風景を霞ませ、霧や光の大気を間接的に絵で表現しました。
モネもターナーに続いて、駅や教会などの対象物を描きつつ、光の変化を表現しようとしました。
等伯はそれよりもずっと前にこの松林図で霧に包まれた大気を屏風画に描き切っています。それも色のないモノクロームな世界。

京都・智積院の金碧画の国宝2点、楓図、松に秋草図屏風もこの回顧展に特別展示されています。この華麗な絵を描き、当時の全盛期にあった狩野派に対抗し、頂点に上り詰めた等伯。
しかし、等伯以上の才能と言われた長男の久蔵が若くして亡くなり、失意の等伯。
彼の最後に到達した厳しい孤高の境地がこの松林図です。
華麗な金碧画とはまったく異なる禁欲的ともいえる、色もなく、形も簡素で、限界ぎりぎりまで絞り込んだ表現です。逆にそこにこそ、深く広い精神世界が見えてきます。

不意に、昨年聴いたウィーン・フィルのコンサートのウェーベルンを思い出しました。このブログでもご紹介しましたね。
このウェーベルンの《9つの楽器のための協奏曲》も音楽的にぎりぎりまで表現を絞り込んだ深い内容の楽曲でした。
芸術のジャンルを超えて、芸術家が最後に到達する世界はそのようなものなのかも知れませんね。

深く静かな感動を胸に平成館を出ると、3月の暖かい日差しに包まれました。
この暖かい日差しの中、まだ、ぞくぞくと人が詰めかけていました。


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敷地内では既に河津桜が満開。


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とてもよい自分だけの休日を配偶者と分かち合えて、幸福な1日でした。



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テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

 

ウィーン放送交響楽団@オペラシティ 2010/3/6

いろんな経緯があり、3月6日(土)にドゥ・ビリー指揮のウィーン放送交響楽団のコンサートを東京オペラシティに聴きに行きました。

当初、ウィーン放送交響楽団の来日コンサートはパスするつもりでした。
というのも、みなとみらいホールでのコンサートは、ベートーヴェンの運命と田園というプログラム。いくらなんでも、こんな名曲コンサートはご勘弁をという感じでパス。

ところが、ウィーン在住のはっぱさんの強力なご推奨があり、かなり、心が揺れました。
そして、そこにタイミングよく、Eプラスから、50%割引の得チケのメール。
しかもプログラムを見ると、みなとみらいホールのプログラムとは異なり、はっぱさんがウィーンのチャリティコンサートで聴いたプログラムと同じ。
こりゃ、行くしかないでしょうって思い、チケットを購入した次第。

ちなみに東京オペラシティでは翌日もコンサートがあり、この日のプログラムはsaraiが敬遠した運命と田園です! なんだかね・・・

ともあれ、saraiが聴いたのは次のプログラム。

 ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2組曲
 ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(ハープ版)
  ハープ:グザヴィエ・ドゥ・メストレ
 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ドビュッシー:交響詩「海」

スペイン・フランス系の曲目で、名曲揃いではありますが、ドイツ系好みのsaraiには少し、苦手なものもあります。
とりあえずは、事前の予習ですが、なんと、「三角帽子」のCDがない。
あせって、ネットで購入。あまり、最近のCDにはよさそうなものがなく、相当に古い往年の名演奏、アンセルメ+スイス・ロマンド管弦楽団のCDを選択。
ところがこのCDは素晴らしかった。やはり、よく昔聴いていたこのコンビの演奏は歯切れがよく、バレエ音楽、スペイン系の曲にぴったり。しかも、1960年頃の録音にもかかわらず、見事な96ビットによるデジタル化が成功し、素晴らしい音質。
久々に聴いた「三角帽子」はすっかり楽しめました。
アランフェス協奏曲はもちろん、ギター演奏のCDしか持っていないので、定番のイエペス盤で予習。

さて、コンサートですが、まずはその「三角帽子」。
アンセルメの演奏と同様に歯切れのよい演奏。特に弦のシャープな響きがこの曲にぴったりです。管楽器も弦との調和がよく、バランスのよいアンサンブル。
ウィーン・フィルのように美の極致に酔わせるとか、名人芸を披露するというのではなく、素直にすっきりした美しい響きで調和のとれた演奏という感じで好感が持てます。
この日の曲目はスペイン・フランス系ということもありましたが、音色も明るく、目をつぶって聴いていると、ウィーンのオーケストラというより、まるでパリ管弦楽団の演奏を聴いている錯覚にとらわれる感じです。
往年の絶頂期のアンセルメ+スイス・ロマンド管弦楽団に優るとも劣らないという演奏でした。

次はハンサムなメストレがハープ独奏のアランフェス協奏曲。ハープ版のアランフェス協奏曲を聴くのはもちろん初体験。
第1楽章はハープ独奏から始まります。興味駸々で聴き始めましたが、さすがに違和感があります。意外に音量が小さく、ギターと同程度。音色もギターのような響きではありません。特にギターの左手がフレットを擦るシュッという雑音がないのが何故か寂しい。当たり前ですが、これはギター協奏曲ではなく、ハープ協奏曲ですね。
そう思いながら、第1楽章が終わり、いよいよあの超有名な第2楽章。別名、「恋のアランフェス」なんて言いますね。
これはなかなか聴かせました。楽章全体を哀調を込めた響きが包み込みます。ハープ演奏も第1楽章の感じとがらっと変わり、よく弾き込んでいます。特筆すべきは大活躍するコールアングレです。ぐっと抑えた渋いとも言える演奏で、逆に聴衆を引き込みます。
弦楽器を中心としたアンサンブルもすっきりした透明感で曲を盛り上げます。
第3楽章はまた、よくも悪くもハープ協奏曲。
第2楽章の感じで第1・第3楽章もいければ、ハープ版もなかなかよいのですが、これはハープ独奏者の問題。オーケストラは十分にアランフェスの世界を表現していたと思います。

ここで、ハープのアンコールが2曲。

 ファリャ:歌劇《はかなき人生》より ...「スペイン舞曲」第1番
 タレガ:アルハンブラ宮殿の思い出

ギターつながりでのアンコール曲ですね。基本的にギター曲って、ハープで弾けるんですね。妙な感心。

ここで休憩にはいり、休憩後はドビュッシー。
まず、牧神の午後への前奏曲。
始めのフルートの独奏、よく響いていました。このオーケストラ、なかなか木管がうまい。続いて、オーケストラですが、全体を通して、あまり、けだるい感じにはならず、すっきりした表現。これはこれで納得のいく演奏です。思いのほか、あっという間に曲が終わったと思いました。これはいい意味でこの有名な曲を新鮮に聴かせたということです。なかなかの好演です。

最後は交響詩「海」。よい曲だとは思いますが、聴くたびに結構、その単調さ故に退屈し、眠くなることも暫しというのも事実。
この日も演奏も少し、その気配もありましたが、響きの美しさと正確な演奏でかなり救われました。実演ではこれまでで一番、聴けました。

全体を通して、このコンビはバーンと何かインパクトのあるものを聴衆に押し出してくるのではなく、聴衆自身がその演奏のなかにあるものを主体的にくみ取るというスタイルなのかなと感じました。実際、演奏のレベルは高く、中身も十分にあるので、あとは聴衆自身の感性と素養の問題でしょう。

そんなことを考えながら、このコンビはベルリオーズはどう演奏するのか、さらにはR・シュトラウスはどうなんだと興味は尽きないところ。
とか何とか、拍手が続く中、アンコールが2曲。

 ビゼー:カルメン前奏曲
 ヨハン・シュトラウス:ポルカ「雷鳴と電光」

いやはや、カルメンは「海」のような微妙なニュアンスの揺れ動く曲とは異なって、明快なメロディーが思いっきり、前面に飛び出してきます。このような名曲アワーのような曲の演奏が実にうまい。心の底から、楽しめる演奏です。
で、最後はやっぱり、ウィーンかって感じですね。自由奔放に弾きまくりました。これを聴くと、やっぱり、ウィーンのオーケストラですね。

saraiは7月にウィーンに行き、アン・デア・ウィーン劇場でオペレッタ「こうもり」を聴きますが、はっぱさん情報では、オーケストラはこのウィーン放送交響楽団だそうです。「こうもり」では舞踏会の場面でよくこのポルカ「雷鳴と電光」を演奏しますが、また、これを聴くことになるのでしょうか?

ウィーン・フィルとはまた一味も二味も違った別物のウィーンのオーケストラを聴きました。うーん、ウィーンの音楽文化は深く、そして広い。



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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2010/03/07 15:00
saraiさま
私も「はっぱ」さんのブログを見てあわてて2月22日東京文化会館でのRSOの公演(saraiさまが聴かれたのと同じプログラム)の切符を買って聴きに行った口です。スペインとフランスの作曲家の作品だけのプログラムも良かったですが、ハープでのアランフェス協奏曲、素敵でしたね。7月15日のTheater an der Wien「こうもり」でのビリー+RSOの演奏が楽しみになりました。
ところで、バイエルンのフェストシュピーレの7月10日の「トスカ」立見券と12日の「悪魔たちの悲劇」の切符を申込んでいるのですが、まだなんの返事も来ませんが、取れることを期待しています。
7月9日Essen Aalto Theaterでの「チャールダシュの女王」の切符は来週くらいには発売されるようで待っているところです。

2, saraiさん 2010/03/07 23:14
Njegusさん、たびたびのコメントありがとうございます。

どうも、Njegusさんとは聴くものがかぶりますね。好みが似ているんでしょうね。
アン・デア・ウィーン劇場の「こうもり」楽しく聴けそうですね。

バイエルンですが、「フィガロ」でさえ、予約がおかしく、メールを送っていますが、反応が悪くて困っています。とりあえず、「フィガロ」のそこそこの席を確保したという連絡だけでももらったので、よしとすべき状況かもしれません。
あんまり、毎日オペラを見るなという神のお告げかも???

Njegusさんも頑張って、チケットを予約できることをお祈りします。

3, はっぱさん 2010/03/08 10:14
Sarai さま、
Njegus さま、

バタバタしていて御礼を書くのが遅くなってごめんなさい。
強力に推した手前、「何だ、この!」とか怒っていらしたら、と
心配していましたが(ほら、音楽って、主観の問題ですし)
お気に召していただけたようでホッとしています。

アンコール、やっぱりやりましたか (^^)v
ウィーンでも、カルメンとポルカを演奏したので
あ、これ、日本公演のアンコール曲だな、と
一人、ニヤニヤしておりました。

すっきりした音で、ヘンな思いこみのない誠実なオーケストラですが
ポルカを弾かせると、やっぱりウィーンの音を出すんですよね(笑)

このオーケストラが本領を発揮するのは現代曲の初演だったりするのですが、これを聴けるのは、まぁ、ウィーンにいる特権という事で f(^^;)

4, saraiさん 2010/03/08 10:56
はっぱさん、saraiです。

当ブログ、初登場、ありがとうございます。
これから、ご報告を書こうと思っていた矢先でした。
こちらこそ、色々な情報へのお礼が遅れて、ごめんなさい。
こちらも昨日の東フィル定期演奏会とかばたばたしていました。

アンコールですが、配偶者の感想はカルメンはともかく、ポルカは何て荒っぽい演奏なのって驚いていました。
それまでの精妙な演奏が吹き飛び、まあ、乗りまくりの演奏でウィーン丸出し。
確かに唖然としましたが、楽しかったですよ。ウィーンでもあんな演奏をして、ウィーンっ子は驚かなかったんですか?

現代音楽の初演はさすがに東京でも客が集まらないでしょう。それはウィーンにお任せ。はっぱさんにお任せってことで・・・

5, Njegusさん 2010/03/09 16:10
saraiさま
昨夜から今日にかけ、Essenの「チャールダシュの女王」の切符が取れたのと、バイエルン・オペラフェストシュピール事務局から「トスカ」立見席券と「悪魔の悲劇」の券を郵送してきまして、これで、7月の旅行で予定しているオペレッタ5本、オペラ2本はとりあえず見れることになりました。(立見席があまりにもひどいようならRegensburgの「ジプシー男爵」も考えてみますがどんなものでしょうか?)途中13,14両日はザルツブルクからGrossglocknerとHalstattあたりに日帰りで足をのばしてみる予定です。なにしろ、年寄りの一人旅なのでこのあたりが精いっぱいというところです。
自分のことばかり書きまして大変失礼いたしました。

6, saraiさん 2010/03/09 21:33
Njegusさん、saraiです。

チケット揃って、よかったですね。バイエルンの立見席って、どんなのでしょう。ウィーンみたいでは? とりあえず、途中まで見て、疲れたら、帰るつもりでいいんじゃないでしょうか。帰れないほど、いい公演なら、それで結構だし。
こちらはまだバイエルンは2晩(フィガロ、トスカ)とも未決着です。
事務局の反応が鈍くて困ります。
ザルツブルグはニアミスですね。こちらはミュンヘンに向かう途中。Njegusさんはウィーンに向かう途中ですね。
お互い、楽しみですね。

7, ハルくんさん 2010/03/12 07:25
saraiさん、こんにちは。ご無沙汰して失礼しました。

自分もビリー/ウィーン放送交響楽団はパスしましたが、面白そうでしたね。聴けば良かったな。でも僕ならやはり「運命」「田園」ですね。(笑)

バイエルン歌劇場は3年前に行って「神々の黄昏」を聴きました。本場の劇場に毎年行けるsaraiさんが実に羨ましいですよ。今年の夏も現地レポートを楽しみにしていますね。

8, saraiさん 2010/03/12 09:32
ハルくんさん、saraiです。

こちらこそ、ご無沙汰しています。
マーラーの4/5/6番はどれも好きな曲で、あんまり思いがありすぎで、うかつなことを口走りそうで、コメントを自粛していました。
それにマーラーって、やっぱり、実演で聴くのが楽しいです。
また、お邪魔させていただくので、よろしくお願いします。

「運命」「田園」は、プログラムを見て、日本人の聴衆を舐めてるんか!って、怒り狂ったのですが、考え過ぎですかね。
それにそもそも、saraiは「運命」は子供の頃にクラシックの世界に誘った記念碑的曲はともかく、「田園」は生ぬるくて、とても相性が悪い。

7月の現地レポートはお楽しみに。オペラ・オペレッタのみですが。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

歌劇「ウィリアム・テル」 by ゼッダ+東フィル 2010.3.7

前日のウィーン放送交響楽団のコンサートに引き続き、本日はオーチャードホールで東フィルの定期演奏会を聴きます。色んな思いがあり、東フィルの演奏会はこれでしばらく打ち止め。2010年度は東京都交響楽団のサントリーホール定期演奏会の会員になりました。しばらく、インバルの指揮を聴いてみます。

東フィル最後のプログラムは

 ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」(コンサート形式)

この歌劇はロッシーニ最後のオペラで4時間の大作。ワーグナー並みの長さですね。もともとフランスで書いたオペラでオリジナルはフランス語版。今回は原作に忠実にということで、フランス語で公演。で、題名もフランス語の題名「ギヨーム・テル」というのが、今回の上演の正式な題名になります。また、長大なオペラなので、今回は抜粋版でコンサート形式。

それでも、なかなか公演の機会が少なく、また、オリジナルのフランス語版ということで貴重な上演です。ロッシーニの権威であるゼッダが指揮するのも注目です。
特別な抜粋版で出演者も3名に絞っています。

 指揮:アルベルト・ゼッダ
 マティルド(ソプラノ):イアーノ・タマー
 アルノール(テノール):石 倚浩
 ギヨーム・テル(バス):牧野 正人
 合唱:新国立劇場合唱団

なお、当初、マティルド役はマリーナ・レベカの予定でしたが、急病のため、交代になっています。

聴きどころは、有名な序曲、マティルドのアリア《暗い森》、アルノールのアリア《涙誘う無人の家》あたりでしょうか。

ソロを歌った3人の歌手はそれぞれの持ち味を活かした歌唱で好演というべきでしょう。
特にソプラノのタマーは容姿も美しい上に、なかなかの美声でテクニックも上々。少し、音程に甘さがありますが、十分、魅力的でした。
テノールの石は少し線が細いですが、張りのある高音で会場を沸かせていました。
ゼッダの指揮はつぼを押さえた指揮で安心して聴いていられる演奏で、ロッシーニらしい音楽の流れを作っていたといえるでしょう。
ただ、抜粋版ということで、オペラの構成上、曲と曲の間の有機的な流れがとぎれるのは仕方のないところかもしれません。もう少し、省略を減らして、音楽の強い流れが欲しかったところではありました。

ともあれ、DVDでも、1988年のミラノ・スカラ座(ムーティ指揮)のイタリア語版しか、めぼしいものが無いなかで、日本でこういうものが聴けたのは誰にとっても貴重な経験だったでしょう。saraiもこの公演に先立って、上記のDVDで予習したことも含め、よいロッシーニ体験になりました。




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スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘン・オペラチケット騒動

さて、本年7月のスイス・オーストリア・ドイツの旅はほぼ日程も固まり、肝心のオペラのチケットもバイエルン国立歌劇場でのミュンヘンオペラフェストシュピーレのチケットを残すのみでした。

 7月14日 フィガロの結婚
 7月15日 トスカ

2月1日からの事務処理開始ということで、いよいよでしたが、2月3日にはJCBでフィガロの分の引き落としがあったので、一応、安心して、フィガロ分だけでもチケットが郵送されてくるのを待っていました。しかし、じっと待っていましたが、なかなか待てど暮らせど、郵便も来なければ、連絡もなし。

遂に2月末になって、もう満席になったので、あなたのチケットは取れませんという非情なeメール!!
でも、それって、トスカのことでしょう、フィガロは大丈夫ですよね、早く、フィガロだけでもチケットを送ってよと気持ちが割り切れないままに即座にメールしました。

すると、暫く経って、やっと先週末にeメールが来ました。
フィガロのカテゴリー2の席を用意したので、それでよければ、クレジットカードの番号を知らせろとのこと。席の位置を見ると、14列目と少し後ですが、カテゴリー2では最前列で中央でまあまあの席です。

でも、それよりも、既にJCBカードで2月3日に既にカテゴリー1相当の金額が引き落とされているんです。
また、払えってことかい!!!

これまでの事情をなるべく冷静になって、eメールしました。

すると、今度は3日ほど経って、今度はプロバイダから、あなたのメールはそのメールアドレスには届きませんでしたとのこと。
何だよ。向こうから送られてきたメールのアドレスに返信しただけなのに!
それに何で3日もかかって、メールがはねかえされるんだ!!

あせって、すぐに有効と思われるメールアドレスに変更して、eメールを送りなおしたのがこの月曜日。

いらいらしていると、今度は昨夜(つまり、火曜日、今度は1日で返事)になって、eメールが来ました。
今度はカテゴリー1の席で2列目の少し横っちょの席でまあいいかって感じです。でも、メールをよく読むと、また、前回同様、これでよければ、クレジットカードの番号を知らせろとのこと。

いい加減にしてよ!!!!

すぐにまたメール。席はそれでOKだけど、お金はもう2月3日にJCBカードで払い込み済みなので、すぐにチェックしてメールして欲しいって文面。

すると、今度は1時間ほどで返事が来ました。
「あなたは正しいよ」って!
だけど、チケットは既に2月5日に郵送済み。届いてないんだったら、もう郵送はしないので、ボックスオフィスでスペアチケットを受け取れとのこと。

仕方ありませんね。郵便が悪いのか、どこか、途中で貴重なチケットが失われたようです。でも、事情が明確になれば、いいんです。でも、チケットのオーダー番号は分りましたが、席位置については分りません。いざというときに困りますね。

で、昨夜、就寝前にeメール。
「それでOKです。了解しました。チケットはボックスオフィスでピックアップします。でも、念のために席位置だけは教えてね」って、送信。

今朝、起きて、まず、メールチェック。
返事が来てます。それも2通も!

とりあえず、1通目を読みます。
席位置の通知です。やはり、カテゴリー1の2列目ですが、前とは別の席番号(後で調べたら、2列目のほぼど真ん中でした。やったね!)

で、2通目。
絶句しました。
まあ、原文を読んでください!

I just found out, that the tickets are still here.

何だって、チケットがそこにあったって!
詫びの一つもない文面ですが、怒りよりも、むしろ、心が晴れました。

早速、チケットの郵送をお願いしました。
あとはチケットが届くのを待つだけです。
正直、ホッ・・・

ところでもう一つのトスカですが、あがいて、ほかのサイトにもあたってみましたが、公式サイトで売り切れなのにある筈なし。立見席だったらあるよって言われましたが、丁重にお断りしました。

Njegusさんは同様に別の日のトスカが取れずに立見席を取られたようなので、頑張ってご覧くださいね。

で、7月15日がポカンと空いてしまいました。
どうしたものでしょう。
ほかを調べると、サンクト・マルガレーテンのオペラ・フェスティバルで「魔笛」をやるようです。
ローマ時代の石切場跡のオープンエア舞台ということで、まあ、いいかも。
7月15日はあまりよい席は残っていないようですが、あるにはあります。
ウィーンからのシャトルバスも出るようです。
これは、いつもお世話になっているオーストリア事情に詳しいサイトでお伺いをたてなければと思っています。昨年、このサンクト・マルガレーテンでオペラを見られたようだし。



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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2010/03/10 13:50
saraiさま
バイエルンNTの切符の件では大変なご苦労をされたとは知りませんでした。私の場合には3/4にカードから引落されその日に発送、9日に受取っており問題なしでした。立見席は色々な方のブログで拝見する限りなかなか大変のようですね。まあ、覚悟を決めて声だけでも聴くつもりで行ってみます。
St. Margarethenはメルビッシュ近くのようで往復が大変ですね。Feriさまか「はっぱ」さまの記事で見たような気もします。お二方のブログには私も大変お世話になっており、昨年10月は"Opetettts"と「小鳥売り」を、一昨年6月(大変暑かった)は「メリーウィドウ」と「天国と地獄」をVolksoperまで観に行きました。

2, saraiさん 2010/03/10 21:05
Njegusさん、saraiです。
無理にコメントいただいたみたいで、恐縮です。

そうなんです。今回は結構、苦労しました。
まあ、でも、これで間近にフリットリを見られるのですから、苦労した甲斐もあります。

立見席は声だけと言わず、なんとか舞台も御覧ください。マッティラは何と言っても演技派ですからね。特に第2幕は必見でしょう。

サンクト・マルガレーテンはおっしゃるとおり、遠いですから、ミュンヘンから移動して、すぐというのは大変かなとも思っています。思案中です。

3, sarahoctavianさん 2010/03/11 20:27
こんにちわ、突然のコメントで失礼します。こちらミュンヘン在住のsarahoctavianと申すものです。州立歌劇場のチケット騒動も結局丸く収まってよかったですね。それまでのメールやり取りにさぞかしヤキモキされたこととお察しします。私もチケットは郵送してもらうのが常なんですが、一度(あれは一年前~)紛失したことがありました。それもたかが市内ごときで。郵便やさんがこんなもの盗むとは思えないし、いったいどこに消えたんだか?当日再発行してもらいましたが、まさか私たちの席にちんまり座ってる人がいたら怖いななんて取り越し苦労も。とにかくたまにはこういうケースもあるみたいですね。ボックスオフィスの人も慣れた口調でしたし。以下続く

4, sarahoctavianさん 2010/03/11 20:28
あ、それから私は17日のフィガロを確保してます。無口な女は無残に敗退(苦笑)。トスカはプレミエなのとカウフマン人気のせいでしょう。昨年のローエングリンには初めて立ち見体験しましたよ。腰を下ろせる段があったので意外に悲惨ではなかったけど・・もう沢山ですっ。

5, saraiさん 2010/03/11 22:39
sarahoctavianさん、saraiです。

初めまして。
コメントありがとうございます。
ミュンヘンのかたさえ、郵送トラブルがあったんですねって、いいたいところですが、当方は単に未郵送っていうだけのことでした。
それにしても、ヨーロッパのオペラハウスは一部の演目に人気が集中してしまいますね。まるで、ポップ歌手なみの人気歌手ですね。
やはり、トスカはカウフマンの人気ですか。saraiはマッティラとウーシタロを聴きたかったんですが・・・・

やはり、立見は大変ですか。オペラはいい席で見たいですね。

また、ミュンヘン情報をお寄せください。

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

スイス・オーストリアの旅(企画・準備編):ミュンヘン・オペラチケット騒動、その後

さて、大騒ぎしたミュンヘンのOpern Festspieleのチケットですが、今週、無事に「フィガロの結婚」のチケットが我が家に郵送されてきました。ほっ!

これでとりあえず、一件落着。

すると、今度は「トスカ」がsold outになった7月15日をどうするかが焦点です。
前回、書いた通り、サンクト・マルガレーテンのオペラ・フェスティバルの「魔笛」が第1候補。

今度は本気でチケットが取れそうか、調べてみます。すると、公式サイトでは、もう、最低ランクのカテゴリー5しか残っていません。
他のサイトではどうかと調べると、klassik.oeticket.comというチケットサイトが一手に代表して販売しているようです。このオペラ・フェスティバルのスポンサーにもなっているようで、他のチケットサイトも結局このoeticketのサイトにリンクされています。
また、このサイトは公式サイトと違って、席マップを表示して、自分で席を選べる方式で分りやすいことが利点です。
さらに公式サイトでは売り切れになっていたカテゴリー5以外もまだ少しだけ残っています。
2席続きでは、カテゴリー2で前から11列目の端っこが取れそうなので、ええいって、これをゲット。
合わせて、当日のウィーンからのバスチケットもゲット。
公式サイトと違って、少し、手数料を取られましたが仕方がありませんね。
これも郵送をお願いしました。

このサンクト・マルガレーテンはローマ時代からの石切り場で、ウィーンの聖シュテファン大聖堂もここの石が使われているとのこと。
石切り場にステージを作っているので、普通、あまり、舞台では使えない火が思いっきり使えるので、演出で利用されるということです。
「魔笛」はタミーノ、パパゲーノの試練の場で大いに火が活躍しそうですね。
フリーメーソンの雰囲気が思いっきり、派手に演出されるでしょう。
これも楽しみです。
キャストは残念ながら、皆、無名の人たちですが、マイク・スピーカーを使うので、声量の問題はありません。

これで、本当に7月の旅でのオペラ・オペレッタのチケットはすべて揃いました。

 チューリッヒ歌劇場 「魔弾の射手」、「薔薇の騎士」、「カルメン」
 バイエルン国立歌劇場 「フィガロの結婚」
 サンクト・マルガレーテン・オペラ・フェスティバル 「魔笛」
 バーデン夏劇場 「ウィーン気質」
 アン・デア・ウィーン劇場 「こうもり」
 メルビッシュ湖上音楽祭 「ロシアの皇太子」

前半、オペラが5つで、後半、オペレッタが3つ。
初体験の野外音楽祭も2つ。

まあ、満足です。

野外音楽祭はいずれもウィーンからのバスの往復で、ウィーン帰着は深夜1時過ぎで、それだけが辛そうですが、これも好きな道に励むためでやむを得ないですね。修行です。

これでスケジュール確定ですから、ホテルの予約を一部、変更して、これも確定。スケジュールを変更しただけで、泊まる予定のホテルはそのままです。

さあ、次はザルツブルグ滞在時のシャーフベルグ登山鉄道とヘレンキームゼー城の具体的な検討を開始します。

と、平静な気分でいたのも束の間!!!

昨日、とんでもないeメールが飛び込んできましたっ・・・
な、何と、ミュンヘンの「トスカ」のチケットをお願いしていたチケットサイトから、7月15日の「トスカ」のチケットが何枚か手に入ったが、どうするかっていうものです。
だって、もう、サンクト・マルガレーテンのチケットとバスバウチャーを買ってしまったよ!
あー、もー、何てこった。
渋々、丁重にお断りのメールを送ったら、向こうからも、それは残念ねって返事が速攻で返ってきました。その通りです。残念!!

こういうこともあるので、どうしてもチケットを入手したいかたはこのチケットサイトにお願いしておけばどうでしょう。何でも、キャンセルチケットらしいです。



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この記事へのコメント

1, Njegusさん 2010/03/19 17:49
saraiさま
観られる出し物と旅程が決まられ良かったですね。楽しいご旅行を! Opernhaus Zürichでは私、昨年10月「蝶々夫人」を観ました。
さて、Diventoをご紹介頂き有難うございました。7月10日日の"Tosca"の券、アクセスしてみたのですが、かなり手数料を取られるようで、当方、後期高齢者間近のPensionärでもあり立見席で我慢します。(ホテルは空調のあるところを奮発しましたが)
MattilaさんはYouTubeでダウンロードした1994年ウィーン国立歌劇場日本公演の「こうもり」のロザリンデ役で観ましたが、あれから16年、トスカ役をどんなにこなすか期待がもたれます。

2, saraiさん 2010/03/20 10:37
Njegusさん、saraiです。

いつもコメントありがとうございます。

昨年、チューリッヒ歌劇場行かれたんですね。saraiは初めてなので、期待しています。

トスカは立見、頑張ってください。saraiもマッティラを生で見たのは、その1994年の「こうもり」だけです。あのときは、今一つに感じましたが、今は素晴らしい歌手に成長しましたね。saraiは見逃すことになりましたが、是非、ミュンヘンでどうだったかのご感想をお聞かせくださいね。

3, あべくるたんさん 2010/04/03 00:43
はじめまして。
7月にミュンヘンで上演される「トスカ」は昨年METの新演出で上演され、その後、映像化されMETライブビューイングで日本でも映画館で上映されました。それを見たのですが7月にミュンヘンでカウフマンがカバラドッシで出演、上演されると知り、実際の舞台を見たくすぐさま劇場のサイトで7月2日のチケット購入を試みたのですが「立ち見」しかなく、とりあえずこの立ち見と4日の「ロベルト....」これは1階中央の席を購入しました。
同じ見るならトスカも良い場所で見たく様々な情報を探していたところ、このサイトを見つけました。
早速saraiさんの本文にあるチケット販売サイトにアクセスしました。ラッキーなことにチケットが存在するのですが、手数料などが付加されとても高価になります。どうするか現在思案中です。
気長に良い席を探し続けたいと思います。

4, saraiさん 2010/04/03 23:10
あべくるたんさん、saraiです。

初めまして。コメントありがとうございます。
同じ「トスカ」残念組ですね。
METライブビューイングを見られたんですね。
マッティラのトスカは賛否両論だったようですね。saraiはまだ見ていません。いずれ、NHKで放送されるでしょうね。

高価なチケットを買うか、どうか、ご本人の価値観の問題ですね。
昨年、saraiはウィーンのネトレプコの「ラ・トラヴィアータ」のチケットを2倍の価格で購入しましたが、結果的に大満足でした。
saraiも今回はそれだけの熱意に欠けていたとも言えます。

よく思案され、悔いが残らないことを願っています。

トスカを観られたら、また、感想をお寄せくださいね。
大変、興味があります。

5, あべくるたんさん 2010/04/04 00:04
トスカのMETでの賛否両論はまずボンディの演出にあったようですね。METフアンに愛され続けたゼッフィレリの演出からすれば天と地がひっくり返ったような演出に変わりましたから。(読み替えとか奇想天外な演出ではありません)マッティラは映像を見た限りですが全幕とも緊張感が漂っているよう感じられたのと、キャスティングにおいての賛否両論はあるように思われます。

高価なチケットで躊躇しているのは、これまではオンラインで正価で購入していましたから。ミュンヘンも何度か足を運びました。ウィーンに比べればサイズが小さいですから立ち見席でも見易いのかなと思っております。チケットには一応番号が記されていますから開演前から並ぶ必要がなく安心です。

6, saraiさん 2010/04/04 22:01
あべくるたんさん、saraiです。 またまた、コメントありがとうございます。

マッティラは同じく、METの「サロメ」のあまりの素晴らしさに、ミュンヘンの「トスカ」のチケットを申し込みましたが、さて、トスカはどうでしょうね。

立ち見席で、楽しめると、大変、経済的でいいですね。ご健闘をお祈りします。当方はミュンヘンでは、フリットリで十分、楽しませてもらいます。
お互い、オペラでよい時間が持てれば、これ以上のことはありませんね。

7, ユノチさん 2010/06/16 22:56
はじめまして。
ブログを楽しく拝見させていただいております。
そして、この夏急にザルツブルグ音楽祭に行くことになりましたので
ウイーンでのサンクト・マルガレーテンの「魔笛」のチケットも
手配してみました。
saraiさんはとてもお詳しいようですので
差し支えなければ、ウイーンからのバスでのアクセス、予約(した方がよいなら)など教えていただけませんか?
オペラ、ヨーロッパ個人旅行初心者なんです。
素敵なオペラブログをこれからも楽しみにしてますね!

8, saraiさん 2010/06/16 23:33
ユノチさん、初めまして、saraiです。

コメント、ありがとうございました。
ザルツブルグ音楽祭とは羨ましいですね。
何を見られるのでしょう?

ウィーンに宿泊されるなら、サンクト・マルガレーテンはシャトルバスを予約したほうがいいですね。
詳しくは以下のサイトをご覧下さい。

http://wien.cocolog-nifty.com/operette/2010/03/stmargaretenope.html

9, ユノチさん 2010/06/20 21:25
saraiさん、ありがとうございました。
いましがたバス予約を完了いたしました。

ザルツでは、ヨナス・カウフマンのコンサートと
オペラは「ロミオとジュリエット」を見ます。

何もかもが初めてのことだらけですので
どんな旅になるのやら・・ですが、とても楽しみです。

saraiさんもますます素敵な音楽の旅を楽しんでいらしてくださいね。

10, saraiさん 2010/06/20 23:25
ユノチさん、こんばんは。

首尾よくバス予約できたのですね。
saraiの場合、旅の出発前に日本でできることはなるべく済ませるようにしています。それでも失敗、トラブルに見舞われますが・・・

ロミオといえば、ネトレプコとベチャラのコンビですね。メトのルチアのゴールデンコンビ、再び・・・でも高そう、チケットが。

ユノチさんも音楽と旅、楽しんでください。

11, ユノチさん 2010/09/01 23:30
saraiさん、こんばんわ。
昨日ウイーンから帰国しました。
サンクト・マルガレーテンの「魔笛」は
おかげ様で、無事にみることができました!
バスチケットの件ではありがとうございました。
ここでFeriさんにもお問い合わせしたところ、次にFeri
さんのところへ飛べなくなり、そのままの状態になってしまいましたので、もしもFeriさんご覧になられてたら「すみませんでした」
今回は服部ジョウジさんの指揮だったようです。
舞台にあがられてました(帰りの飛行機もご一緒でした)
すごく寒くて現地で買ったコートが役にたちました。
エンタテイメント的なオペラを楽しみ
最後に花火があがり、美しい夜でしたよ!

12, saraiさん 2010/09/02 09:38
ユノチさん、こんにちは、saraiです。

お帰りなさい。
サンクト・マルガレーテンの「魔笛」、よかったですね。
最後の花火、見たかったなあ!
メルビッシュでレハールの音楽をバックにした花火を見たので、よしとしときましょう。
寒かったんですね。では、虫は発生しませんでしたね。
ところで、FeriさんのURLは以下です。
 
 http://wien.cocolog-nifty.com/operette/

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