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諏訪内晶子+バシュメット@みなとみらいホール  2010.5.8

久しぶりに諏訪内晶子さんの演奏を聴いてみることにしました。
一時期、よく聴いたこともありましたが、あまり心に響かないコンサートが続いたこともあり、すっかり、足が遠のいていました。

で、今回、バシュメットと国立ノーヴァヤロシア交響楽団の来日コンサートで別の日に上原彩子さんが共演するので、これは是非聴かねばと思い、その一環で、この諏訪内晶子さんの共演するコンサートも聴いてみる気になりました(諏訪内晶子さん、ごめんなさいね)。

諏訪内晶子さんといえば、リサイタルで聴いたバルトークのソナタ第1番は今でも記憶に残る快演でした。どうも彼女は20世紀ものの演奏が向いているような気がいしており、今回のショスタコーヴィチの演奏にも期待したわけです。

コンサートはsaraiのホームグラウンドのみなとみらいホールで5月7日(金)7時開演。
プログラムは以下のとおりです。

 ショスタコーヴィチ:祝典序曲
 ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》
  [アンコール]
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 アブレウ:ティコティコ

最初の祝典序曲は最近、コンサートでよく取り上げられるそうですが、saraiは初聴きです。ブラスバンドでも定番の曲みたいで、金管が大活躍する曲です。
ロシアのオーケストラらしく、エネルギーに満ちた金管のパワーが炸裂します。
アンサンブルはまだ発展途上といった印象です。

さて、この短い序曲に続き、いよいよ、諏訪内晶子さんの登場です。
ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番では、最初の第1楽章が音楽的に充実し、ショスタコーヴィチらしさが出ていて、好きな部分です。
諏訪内晶子さんはとても丁寧にきれいな音色で演奏していました。が、ここにこめられた沈痛な心が響いてこなかったのはとても残念です。表面ではきれいな旋律が流れ、底流ではショスタコーヴィチ特有の沈痛さが心を打つという演奏がsaraiは好きなんです。
この日の演奏の白眉は思いがけず、第3楽章。ゆったりとした印象的なメロディーを淡々と演奏しましたが、それが何ともいえず、心地よい。美しいとさえ、言っていいかもしれません。虚飾のない演奏というのか、素直に聴ける音楽です。

ところで、この日はさすがに諏訪内晶子さんのファンの方々が詰めかけていたようで、必ずしもそうでないsaraiは何か、いたたまれない思いではありました。
結果的に彼女とsaraiはあまり相性がよくないようです。

休憩をはさんで演奏されたチャイコフスキーの悲愴は、このオーケストラの今後の成長は予感できるものの、指揮のバシュメット含めて、もっとアンサンブルを磨き、よい響きを欲しいということを強く感じました。

次の上原彩子さんとの共演に期待したいものです。



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ノリントン+シュトゥットガルト放送響、そしてパク・ヘユン!@みなとみらいホール 2010.5.12

今日は興奮のコンサートでした。
何といっても、若手ヴァイオリニストのパク・ヘユンとの出会いです。
またまた、saraiのお気に入りが増えました。
ヴァイオリンでは、ヒラリー・ハーン、庄司紗矢香に今日、まったくの無名(少なくともsaraiにとっては)の韓国出身の18歳の女の子が仲間入り。
saraiの今後の生涯、ヴァイオリンには満ち足りた人生が約束されたようです。
それにしても、最初のフレーズを聴いただけで、胸が熱くなり、涙が滲みました。音楽の世界にも一目ぼれ(一耳ぼれ?)ってあるんですね、初恋みたいです。
ブラームスの最初の激しく重音をかき鳴らすフレーズの何と情熱的なことか! これがブラームスですね。

さて、ともあれ、今日のコンサートの話を始めましょう。
サー・ロジャー・ノリントン指揮のコンサートが聴けるのでそれなりに期待していたコンサートでした。
オーケストラはシュトゥットガルト放送交響楽団。まったく聴いたことありませんが、ドイツのそれも放送オーケストラはどれも素晴らしい音楽を聴かせてくれますから、安心?して、期待できます。
チケットは売り出し当日にゲットしたので、最上の席。残念ながら、数日前にネットで半額チケットが販売されましたが、それもなんのそのです。
演奏会場はいつもの横浜みなとみらいホールです。

今日のプログラムです。

 ハイドン:交響曲第1番ニ長調
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
  ヴァイオリン独奏:パク・ヘユン
  《アンコール》イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番から第1楽章
 --休憩--
 ドヴォルザーク:交響曲第7番二短調
  《アンコール》ワ-グナー:「ローエングリン」第3幕への前奏曲

で、事前に予習したCDがこれ。

 ハイドン:交響曲第1番ニ長調
  A.フィッシャー+アウストロ・ハンガリアン・ハイドン管弦楽団
   33枚組みの全集です。今や定番です。
 ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
  ヒラリー・ハーン+マリナー+アカデミー室内管弦楽団
   最近のCDではピカ1でしょう。今を感じさせる演奏です。
 ドヴォルザーク:交響曲第7番二短調
  ノイマン+チェコフィル
   ご当地もののCDですが、普遍的な名演です。

コンサートですが、まずは、オーケストラメンバーが入場する前に異様なステージセッティングに仰天。ステージの全面には椅子も何も置いてありません。それどころか、指揮台はないし、指揮者用のような譜面台が何個も立っています。
オーケストラメンバーがはいってきましたが、超少ない!
ハイドンの初期も初期、1番ですから少ないとは思いましたが、これほどとはね。
しかもヴァイオリンやヴィオラの奏者は椅子に座らず立ったまま。あの指揮者用と思った譜面台は彼らの立奏用だったんです。
ヴァイオリンとヴィオラで7人。チェロ、コントラバス、管楽器で7人。計14人です。まさに室内オーケストラです。

ノリントンが登場し、彼は譜面台なし。暗譜ですね。
いやあ、こんなハイドン、初めてです。バロック風の演奏です。
まるでバロックオペラを聴いている感じでなかなかの雰囲気です。
第2楽章にはいり、ますますエンジンがかかり、美しい緩徐楽章を奏でます。
あまり、この手の演奏に触れていないので、とても新鮮に響きます。
第3楽章もあまり走らず、ゆったりとした演奏で典雅な響きです。
すっかり、魅了されました。
このオーケストラでバロックオペラを聴くといいだろうなあ。
あまり演奏されないハイドンの初期の交響曲でsaraiも生聴きでは初めてでしたが、満足!満足!

次はさすがにフルオーケストラのブラームスですから、ステージのセッティングに時間がかかります。
ブラームスはさすがにバロック風の演奏は無理だけど、どんな演奏なんだろうと待ち構えます。
オーケストラのメンバーが揃ったところで、若いどこにでもいるようなかわいい女の子がヴァイオリンを持って入ってきました。今日まで、名前も知らないヴァイオリニストでまったく期待してはいませんでした。
まずは長大なオーケストラの前奏が続きます。その音色、響きに驚嘆!
すべての楽器がノン・ヴィブラートで演奏しています。こんなブラームス初めてです。楽器自体は古楽器ではなく、普通のモダン楽器ですが、奏法が古楽器風。
まるでオーケストラ全体がオルガンになったように感じます。
また、ヴィブラートがないせいか、非常にピュアーな響きです。特に弦楽器のピュアーさが感じられます。

そして、冒頭に書いたとおり、パク・ソユンの衝撃的なヴァイオリンソロがはいってきます。もちろん、彼女はヴィブラート(控えめですが)をかけており、オーケストラとの対比で華麗にも響きます。
第1楽章の最後までsaraiは感動のあまり、涙うるうる・・・
反則ですが、第1楽章の終ったところであえて軽く拍手してしまいました。お恥ずかしい。
そして、第2楽章の何と美しいこと!!
第3楽章はまた激しく情熱的に歯切れのいい真のブラームスの響き。メリハリを利かせて、ピアノの部分ではうっとりする美音。
何と素晴らしいヴァイオリニストが登場したんでしょう。
saraiがこれまで聴いたブラームスのコンチェルトでも、最高の演奏でした。

大拍手の後、アンコールで弾いたイザイがまた素晴らしい。実に音楽的な情熱に満ちた演奏です。昨年聴いたヒラリー・ハーンのイザイも完璧なテクニックで高い音楽性の素晴らしい演奏でしたが、このような情熱的な演奏にも心を打たれます。

休憩の時間、高ぶった気持ちがなかなか静まりませんでした。

休憩後はドヴォルザークの第7番。一体、どんな演奏になるのか、予想もつきません。
で、とてもとても、バランスのとれたアンサンブルの素晴らしい演奏でした。
表現は難しいですが、8番でも9番でもなく、7番というのがとてもよかった。
演奏機会が比較的少ない手垢のついていない7番を、有機的に一体化したオーケストラがピュアーな響きを最弱音から最強音まで、美しきホールに響かせていました。
ボヘミヤの民俗的な演奏ではありませんが、美しい響きは何者にも代え難く、インターナショナルに感動を覚える演奏です。平明ともいえる演奏でした。
ドヴォルザークの第7番の素晴らしさを再認識したのも事実です。

アンコールのワーグナーはスーパーオーケストラの定番ですが、この手の曲も金管が吠え、贅沢なサウンドを響かせていました。さすがですね。

今年1番のコンサートでした。
これだから、音楽はやめられない。



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上原彩子+バシュメット@東京オペラシティ  2010.5.14

何と凄い演奏だったのでしょう!
上原彩子のすさまじいまでの音楽への集中力にただただ圧倒されました。
最初から最後まで、こちらも緊張しっぱなしの演奏でした。

さて、今日は前回のみなとみらいホールでのコンサートに引き続いて、バシュメット指揮、国立ノーヴァヤロシア交響楽団のコンサートです。
ホールは代わって、今度は東京オペラシティコンサートホールです。
そして、何といっても、ピアノ独奏が上原彩子。絶対に聴き逃せません。

6時半頃に初台に着き、急いで下のレストラン街で食事です。いつも平日のコンサートは食事が大変です。
ステーキハウスTEXASの前を通りかかると、コンサートセットの文字が目にはいってきました。これはきっと特急で食べられそうですね。
早速、それをsaraiと配偶者の2人前注文。700円と価格もリーズナブル。
おろしハンバーグのセットでボリュームもたっぷりでした。

で、開演7時の15分前には会場にはいり、ゆったりと席に着きました。
今日は6列目の真ん中でほぼかぶりつき状態。すでにステージには、でーんとピアノ(やっぱり、今日もYAMAHAだった。)が置かれています。
すごくピアノが近く見えます。上原彩子のピアノをこんなに間近に聴くのは初めてだねと配偶者と会話。

さて、今夜のプログラムは以下。

 チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
  ピアノ独奏:上原彩子
    《休憩》
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調
    《アンコール》
 ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
 アブレウ:ティコティコ

何といっても注目は上原彩子のチャイコフスキーですが、まずは「ロミオとジュリエット」です。
前回のコンサートからいって、あまり期待しないで聴いていましたが、今回はずい分、アンサンブルがよくなりました。今日で来日後6回目のコンサートなので、かなり修正されたようです。前回のみなとみらいのコンサートは来日後1回目のコンサートだったので、まだまだ調子もでていなかったのでしょうか。
今回は気持ちよく聴けました。

で、いよいよ上原彩子の登場。
いつものようににっこりしながら挨拶。
しかしながら、ピアノに向かうと表情が一変。
大変集中力を高めているのが見て取れます。

オーケストラが有名な主題を奏でるのを圧倒するかの如く、上原彩子の強烈なピアノが鳴り響きます。素晴らしい響きです。
続いて、ピアノが主題のメロディーを弾き始めました。スケールが壮大で音楽が光り輝くかの如くです。
ぐんぐん心が引き寄せられていきます。
テンポの早いパッセージは切れ味の鋭いクリアーなタッチで音の魅力に耳が酔ってしまいそう。
緊張感の高い演奏がずっと持続し、また、上原彩子が音楽そのものに没頭して、こちらもインスパイアーされます。緊張感が聴衆にまで伝染し、ぼーっとして聴けるものではありません。
saraiも音楽に集中して、まったく雑念のない状態で、身じろぎもできません。
天才音楽家が音楽に真正面から向かい合っている姿を見て、saraiの心も音楽に純化していくかのようです。

大変な演奏に出会ってしまいました。言い古された表現ですが、まさに鬼気迫る演奏でした。

曲を弾き終えると、また、上原彩子はけろっとして、にっこりと挨拶をしています。この人は一体何なんでしょう。
あれだけの演奏をすれば、疲れて、ぐったりの筈ですが・・・

ところで、上原彩子の天才的なひらめきのピアノに対して、オーケストラが十分についていけなかったのは一つだけ、残念でした。
ただ、あれに反応できるのは超一流オーケストラだけでしょう。
シュトレーゼマン指揮のロンドン交響楽団とかね・・・

そうそう、今回の予習CDをご紹介しときましょう。

 チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調
  ピアノ独奏:上原彩子、デ・ブルゴス指揮ロンドン交響楽団
   上原彩子らしいシャープなタッチのピアノとさすがにオケのうまいこと。
   ただ、ライブの緊張感には欠けるかも。
 チャイコフスキー:幻想序曲「ロミオとジュリエット」
 チャイコフスキー:交響曲第5番ホ短調 
  バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル
   これは新番のほうです。久しぶりに聴きましたが、さすがに聴かせる演奏。

休憩後はチャイコフスキーの5番のシンフォニー。
上原彩子の演奏がまだ頭に残った状態で、シンフォニーの間にピアノの音が脳裏によみがえります。
そんな状態で聴きましたが、今夜の演奏は前回の《悲愴》と違い、水準以上の立派な演奏でした。
少し、このオーケストラを見直しました。

いただけなかったのはアンコール。それって、前にやったのと同じでしょう。もう少し、レパートリーはないの?

ともあれ、一昨夜に続き、今日も素晴らしい演奏に出会えて、音楽好きとしてはこの上もない幸せです。



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この記事へのコメント

1, カンパさん 2010/05/15 01:43
はじめまして。
私もTOCでの公演行きました。

上原さんにはいつも驚かされます。
本当に素晴らしいピアニストですね。

チャイ5には不満若干不満でしたが、
なかなかの公演だと思います。
オケも若く通常のロシアのノリとは違って面白かったです。

アンコールの件は勘弁してあげてくださいww
オケの場合はなかなか融通がきかないですし、
(アンコール要員でオケメンバー連れてきてたりしてますし)
特に外来はレパートリー固まってしまうもんですので。。。

2, Dさん 2010/05/15 17:16
はじめまして。同じコンサートを聞きました。座った席が悪かったからか、ピアノの音が時々聞こえにくく、ちょっと印象が違いました。次回、上原さんのリサイタルで再確認したいです。オーケストラについては、弦が分厚くてアンサンブルも非常によく、感激しました。

3, saraiさん 2010/05/16 19:04
カンパさん、saraiです。
初めまして、コメントありがとうございました。

所用で出かけていたので、お返事が遅れ、ごめんなさい。

上原さんはいつもsaraiの耳を楽しませてくれる数少ないピアニストの一人です。というか、追っかけに近い聴き方をしている唯一のピアニストです。

チャイコフスキーの第5番ははっきり言うと、《悲愴》とは雲泥の差でなかなかでした。まあ、超一流のオーケストラとは比べないことにしましょう。

アンコールは事情は分からないでもありませんが、せめて、プログラムごとにそれに合わせたアンコール曲の構成は考えてほしいなあと思います。カンパさんのせっかくのお言葉ですから、水に流すことにしましょう。

また、音楽ネタへのコメントお願いします。

4, saraiさん 2010/05/16 19:47
Dさん、saraiです。
初めまして、コメントありがとうございました。

確かに席によっても印象が変わることってありますね。ホールは場所によって響きが変わりますものね。ただ、saraiの席でも、おっしゃるようにピアノの特にパッセージのなかでピアノッシモの音が聴こえない、あるいはタッチミスしているかもしれないのは十分、感じていました。それでも、それはピアノ演奏の完全さよりも音楽表現を優先させた結果と解釈しました。以前の上原さんの演奏と違い、今年のサンリーホールのリサイタルあたりから、さらなるステップアップ目指して、新しいスタイルを模索していると感じています。ピアニストというより音楽家として、一回り大きくなっていくような予感がします。

5, saraiさん 2010/05/16 19:49
Dさん、お返事の続きです。

今回のコンサートはそれが成功しつつあると思い、大絶賛のエールを送りました。

次回の鎌倉芸術館のリサイタルでも多いに楽しませてくれるものと信じています。

でも、まあ、演奏の受け止め方は人それぞれなので、saraiの意見は単に参考レベルに聞き流してくださいね。

6, Dさん 2010/05/16 23:34
sarai様、ありがとうございます。上原さん、今年は国内での演奏が続くようですね。ジャパンアーツのサイトでスケジュールが確認できます。今回の上原さんの演奏で少し気になったのは、オケとの呼吸の若干のズレがなかったか、ということでした。途中で上原さんが身を乗り出してオケの音を聞こうとしていたのも、なんとなくオケとのズレが気になっていらっしゃったかなあと、これは単純な空想です。今回のオケは、おそらく独奏者のテンポの揺らぎや癖などに瞬時に反応するだけの余裕がないのではないでしょうか。同時に、上原さんも、コンチェルトの際にテンポを保つことから少し逸脱気味なのかもしれませんね。今晩の長野の演奏はどうだったでしょうか?それにしてもテクニックは素晴らしい。また、こちらの記述も理解に非常に助けになります。おかげで、気になるソロイストがまた一人、増えました。

7, saraiさん 2010/05/17 00:40
Dさん、saraiです。
再度のコメント、ありがとうございます。

上原さんはもう今回、何度もこのオーケストラとやってきて、きっと、このオーケストラとの折り合いを自分の中でつけたのではと想像しています。
すなわち、オーケストラのことはあまり気にしないで、自分の音楽を構築するということです。
オーケストラがついてこないのに、自分の音楽のレベルを下げて、合わせるといのは芸術家にとって、あるまじき行為ではないでしょうか。
逆に、このために、上原さんはいつも以上に自由に演奏できたのではないでしょうか。あの自由闊達な演奏は実際、素晴らしかったですからね。

たとえば、ベルリン・フィルあたりと真正面からぶつかり合う演奏だったらと想像すると、楽しくてたまりませんが、本当に実現してほしいものです。

ピアノ・リサイタルはその面、安心できます。

8, たんばさきさん 2012/05/29 14:01
素人の意見です。右脳の活性のためにクラッシックを聞いています。上原さん上手いのですが、右脳に響きません。手さばきは上手いが脳に響かない…。素直な感想です。

9, saraiさん 2012/05/29 21:16
たんばさきさん、saraiです。コメントありがとうございます。

音楽に素人も何もないでしょう。ただ、みなさん、色々な感じ方ですね。saraiはこの演奏にただただ感動しました。

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       上原彩子,  

のだめカンタービレ最終楽章(後篇)@上大岡

これって、クラシック音楽ネタかって、言われるかもしれませんが、所詮、saraiのレベルはその程度なので、お許しを!! 

で、観客も減ったに違いないと思い、楽しみにしていたのだめカンタービレ最終楽章の後篇を昨日、見てきました。

若い優秀な音楽家が成長する姿を見守るのはsaraiも大好きです。
saraiもシュトレーゼマンの心境ですね。
実際、現実世界でも、自分の子供よりも若い世代のヒラリー・ハーン、庄司紗矢香、先日のパク・ソユン、上原彩子など、成長が楽しみな逸材が次々に登場し、活きのいい演奏をしてくれるのは、凄い楽しみになっています。
彼らがどう変貌し、熟成していくかをこれからも見届けていくつもりですが、これってとても贅沢な楽しみ以外の何者でもありませんね。

この映画もそういう現実と重ね合わせて観ていると、胸が熱くなりました。

ただ、音楽的には、正直、前篇のほうがよかったですね。前編はどちらかというと千秋のオーケストラ指揮が中心でしたが、今回はノダメのピアノ中心。

コミックスで読んで、思わず感動したノダメのシュトレーゼマン+ロンドン交響楽団とのデビューコンサートが後篇の山場だと期待していましたが、やはり、恐れていたようにラン・ランの演奏がイメージとあまりにも異なっていました。

コミックスでは、長大なオーケストラの前奏に続いてはいってくるピアノソロが異常に遅いテンポで、それでいながら、凄く音楽的な表現になっているということです。
これって、是非とも、saraiが聴いてみたい演奏そのものじゃないですか。
一体、どんな演奏なんだろう。型破りの個性的な演奏でいながら、音楽の本質をついているという、まさにsarai好みですね。

で、映画でそのシーンを楽しみにしていたら、まあ、ラン・ランらしい個性的な演奏ではありますが、ピアノの音のタッチの素晴らしさは認めるものの、音楽的に感動させてくれる演奏とは程遠いと感じました(ラン・ランのファンのかたにはごめんなさいね)。もちろん、テンポも普通だしね。
まあ、悪く言えば、元気のいいだけのショパンですね(ああ、言いきっちゃった・・・)。

先週の金曜日に聴いた上原彩子がピアノ表現を超えて、音楽表現を追求していた姿勢だったのが、saraiには、本当に音楽を愛するものにとって大切なことだと思います。ピアノは音楽を表現する手段であって、ピアノそのものが最終目的ではないと思うからです。

最後の盛り上がりになるはずのモーツァルトの「2台のピアノのためのソナタ」も、ショパンのコンチェルトと同じように聴こえます。これもラン・ラン節。元気がよくて、跳ねまわるのが悪いとも思いませんが、やはり、モーツァルトの本質からは外してほしくないというのが、モーツァルトファンとしての気持です。

勝手なことを言わせてもらえば、この映画はピアノの部分だけを上原彩子の演奏に差し替えてもらえば、saraiはきっと、大感動するでしょう!!

ショパンでいえば、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンでのベレゾフスキーの演奏のほうが個性的だが音楽的でずっとよかったと思います。

少し、書き過ぎですが、素人の勝手な偏向した意見と思い、お許しください。

なお、今回、4月に新しくできた上大岡のTOHOシネマズに初めて行きました。なかなか立派な設備で感心しました。
それに同じビルにヤマダ電機のLABI(横浜唯一)がはいっていて、便利です。
この日、オープン4日目でした。
思わず、新しい携帯を買ってしまうというオマケつきでした。




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快調!大野和士+東京都響@サントリーホール  2010.5.20

今日は東京都響の2回目のサントリーホール定期演奏会でした。

指揮は大野和士。ヨーロッパのオペラハウスでも実績を積み重ねているそうです。方向性はいいですね。

で、今日のコンサートのテーマはマンフレッド。イギリスの詩人バイロンのロマン的な詩劇「マンフレッド」にもとづいた複数の作曲家の作品をまとめて演奏するという珍しい構成のコンサートでした。なぜか、この詩劇は作曲家の心をとらえたんですね。
その作曲家はシューマンとチャイコフスキー。
シューマンの「マンフレッド」序曲はそれなりに聴く機会がありますが、チャイコフスキーの交響曲「マンフレッド」はまったく聴いたことありません。演奏機会も少ないと思います。

今日のプログラムです。

 シューマン:「マンフレッド」序曲
 細川俊夫:打楽器とオーケストラのための協奏曲 旅人
  打楽器ソロ:中村功
 --休憩--
 チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」
           (バイロンの劇的詩による4つの音画の交響曲)

で、事前に予習したCDがこれ。

 シューマン:「マンフレッド」序曲
  クーベリック+バイエルン放送交響楽団
   シューマンの交響曲第3番、第4番とのカップリング。
   特に3番「ライン」の演奏が素晴らしい。
   シューマンを妙に重く演奏していないところがよい。
 チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」
  スヴェトラーノフ+ソヴィエト国立交響楽団
   今回予習用に購入したCD。
   初めて聴いた曲なので、比較評価はできないが、
   古い録音というハンディをものともせず、立派な演奏。
 細川俊夫:打楽器とオーケストラのための協奏曲 旅人
  さすがに予習なしです。未知の曲。

コンサートですが、はっと目をあげると、今日はコンサートミストレスです。
四方恭子さんです。でもそのお隣には矢部達哉さんも座っています。
お二人のソロ・コンサートマスターという豪華さで、今日も力のはいったコンサートかなと期待が膨らみます。

まずは、シューマンです。
大野和士さんの棒で始まりましたが、最初のフレーズからシューマンワールドです。これはよい演奏です。
ロマンに満ちたシューマンの世界を描きながら、情熱にあふれた音楽が湧き出してきます。いつものようにこのオーケストラの素晴らしい弦楽セクションが繊細でかつ熱い演奏で、魅了します。
終始、シューマンの魅力が散りばめられたまま、演奏が終了。久々に満足できたシューマンのオーケストラ曲でした。

次は様々な打楽器のセッティングが大変で演奏までずい分時間がかかりましたが、ようやくステージにメンバーが並び、演奏が始まります。
打楽器のソロでスタート。打楽器の弱音がホールに木霊します。このホールの残響時間がはっきりと分かりました。
この作品は細川俊夫さんの2000年の作品。いわゆる現代音楽です。
この方面に疎いsaraiにはほとんど理解できませんでした。
これまで聴いた曲では武満の曲が雰囲気近いですが、もっと情熱的でダイナミック。それ以上は分かりません。もっと、現代音楽も聴かないといけませんね。
演奏後、会場は沸いていました。saraiもまだまだですね。

休憩後、チャイコフスキー。
フルオーケストラでの演奏です。
両端の第1、第4楽章が劇的な曲想が続き、秀逸です。
シューマン同様、弦楽アンサンブルの素晴らしいこと、この上なし。
大野和士の指揮もダイナミックでこの情熱的な曲をうまく表現していました。
ところで、以前、小澤征爾さんがインタビューでチャイコフスキーのオペラ(スペードの女王)は交響曲だといっていたのが印象深かったですが、逆にこの交響曲はオペラ的な要素が多いと感じました。
標題音楽であることのためでしょうか。まるで「エウゲニ・オネーギン」でも聴いているような部分もあり、ロシア語の歌が聴こえてきてもおかしくないような雰囲気で、それはとても好感が持てました。

あまり、コンサートで聴かない曲ばかりでしたが、なかなかの好演で満足して帰途につきました。

いよいよ次回の定期演奏会はインバル指揮でマーラーの「復活」です。
とても楽しみです。



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若冲展@静岡県立美術館

saraiの配偶者の母が米寿を迎えました。心身壮健で長生きできるのはとてもめでたいことですね!!

で、これは一族集まってお祝いしなくてはということに。
さて、悩ましいのはどこに集まるかです。
関東、関西いろんなところに一族が散らばって生きています。

こういうときにはやはり地理的な日本の中心は静岡でしょう。
紆余曲折ありましたが、静岡県の日本平に集まることに決まりました。

車や新幹線を使って、参加者が集まってきますが、とりあえず集合場所は、静岡駅とのお達し。

横浜から車で向かうsarai達にとって、渋滞での遅れも考慮に入れると、早めに出て、集合場所近くで時間調整をしなければいけません。
どこがいいかなあといろいろ考えているときにふと思い出したのが、静岡県立美術館。ロダンの地獄門や考える人、カレー市民の群像などがあることで有名です。今までにも何度も行ったことがありますが、久しぶりにこれらを見るのもいいなと思いながらも、さらに特別展でもやっていないかと調べてみると、なんと『若冲展』をやっているではないですか。

伊藤若冲の色鮮やかで緻密な動植物綵絵は何点か観たことはあるのですが、いつかはまとめて観てみたいものだと思っていました。今回、かなりのまとまった作品が観られるという情報に、予定よりも更に早く出発してじっくり鑑賞することにしました。

静岡県立美術館は、緑豊かで閑静な丘にあり、美術館を含む広大な公園になっています。ゆっくり散歩するにも絶好の所ですが、美術館に直行です。


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若冲展の看板が出ています。ちゃんと間違いなく、美術展が開催されているようで一安心。


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まだ午前中だというのにもう駐車場は少し込み合っていますが、東京の美術展のように入口で並ぶというようなことはありません。


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それでも中に入ると、絵の前には人だかりができている状態です。
さすがに若冲は今や人気画家ですね。

若冲の絵が初期から順に最晩年まで展示されており、彼の画業を辿りながら、絵を鑑賞できます。
やはり、圧巻は彼の驚くほどの細密な表現ですが、その対象は結構、彼の頭の中で再構成されており、ある意味、漫画ちっくな感じもあります。
そのため、今、現代の私たちが見ても、少しも古さを感じないし、日本画というジャンルを超えているとも言えます。

また、彼の画家人生の時期によって色のない墨絵の時代もありますが、その細密さ故に色彩感すら感じさせる力作もすくなからずあることに驚きを禁じ得ません。
無論、極彩色で描かれた動植物の細密画(そう言っていいものかどうか分りませんが、西洋絵画に慣れ親しんだsaraiにはそう見えます)には、ただただ、圧倒され、その画力に呆れてしまいます。

この人こそ、日本絵画史上、異色の画家と呼ぶにふさわしいと感じました。
伝統の上に、自分独自の境地を切り開いた偉大な画家です。

大変、素晴らしい美術展を見ることができ、幸運でした。

若冲に満足しましたが、この美術館ではロダンの彫刻群は見逃せません。
彫刻は撮影OK(もちろん、ノーフラッシュ)なので、ロダンの名作をいくつかご覧ください。
まずは地獄門。


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お次はカレーの市民。


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最後は考える人です。


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若冲とロダンを鑑賞した後は、集合場所に向かいます。

本日の一族のお祝い会は、日本平ホテルです。あのテレビドラマの『華麗なる一族』の撮影に使われたホテルです。
見事な庭園ですね。一日だけ華麗なる一族になった気分で、皆で優雅に散歩しました。


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翌日はやはり、石垣いちご狩りでしばらくはいちごを見たくないほど食べまくりました。
お天気にも恵まれ、よいお祝い会になりました。

それに15年乗った愛車の最後のドライブにもなりました。少し、寂しいですね。


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テーマ : 絵画・美術
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ヒラリー・ハーン+サロネン@東京芸術劇場  2010.5.30

今日は待ちに待った久しぶりのヒラリー・ハーンのコンサート。
初めて聴くヒラリーのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。
一体、どんなチャイコフスキーになるんだろうといろいろと想像していました。

で、それは伯爵令嬢の弾くチャイコフスキーでした!!

落ち着いて気品の漂う演奏、ある意味、天上の世界の音楽でした。

もっと熱気に満ちた熱情的なチャイコフスキーもあるでしょうが、これがヒラリー・ハーンのチャイコフスキーでした。
普通の演奏であるようで、でも、やはり、彼女にしか表現できない世界。
ずっと、彼女の演奏を聴いてきたsaraiには、納得できるチャイコフスキーでした。

ただ、これは今のヒラリー・ハーンの表現したチャイコフスキー、彼女は今後、さらに高みに向かってもっともっと飛翔してくれるでしょう。

さて、今日のコンサートは今回の来日公演の1回目のコンサートで、池袋の東京芸術劇場で開催されました。
共演はペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団。
サロネンはシベリウスのヴァイオリン協奏曲のCDでヒラリー・ハーンと共演しており、よいコンビで期待できます。
また、秋に予定されているウィーン・フィルの来日公演でも、降板した小澤征爾に代わって、このサロネンが指揮することになっており、話題の人です。

今日のプログラムは以下のとおりです。

 サロネン:ヘリックス
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
  (アンコール)
    バッハ:サラバンド(無伴奏ヴァイオリン・パルティータより)
 --休憩--
 シベリウス:交響曲第2番
  (アンコール)
    シベリウス:組曲「ペレアスとメリザンド」より「メリザンドの死」
    シベリウス:組曲「カレリア」より「行進曲調で」
    シベリウス:「悲しきワルツ」

予習したCDは以下のとおりです。

 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
  オイストラフ、ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ・フィル
   これはライブ録音で、オイストラフの熱気にあふれた会心の演奏です。
 シベリウス:交響曲第2番
  ヤンソンス指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
   これはネットで無料で提供されているCDですが、なかなかの聴きごたえです。

で、コンサートの話に移りましょう。
まず、1曲目は指揮者自身の作曲した曲で、自作自演。
もちろん、初めて聴きました。
ゆったりとした打楽器の響きで始まり、低弦の上にピッコロの北欧風のメロディーが重なり、次第に楽器が加わり、大音響のクライマックスに至る現代の音楽としては明快な曲です。
この1曲だけでは、saraiとしても、どう理解するかは困難で評価は今後にペンディングですね。

次がいよいよヒラリー・ハーンのチャイコフスキー。
珍しく真っ赤なドレスのヒラリーです。
演奏はいつものようにパーフェクト。彼女にとって、これくらいの曲は技術的には何も問題ないでしょう。
音楽表現ですが、ロシア的な要素は切り捨て、純粋に普遍的な音楽のエッセンスだけに向かい合って、それを究極まで磨き上げることで、ヒラリー・ハーンの解釈したチャイコフスキーが生まれているようです。
一体、音楽芸術とは何かという問いが頭のなかを渦巻きます。
オイストラフのように鋭く切り込んで、熱い演奏を繰り広げるのはもう文句なしに感動の世界です。
でも、音楽の切り口は広く、色々なアプローチがあります。
ヒラリー・ハーンの演奏を聴く度に、saraiは「この曲にはこんな演奏もあり得たのか」と驚かせられます。
今回のチャイコフスキーは実に端正で気品の高い演奏でした。
芸術に対して、聴衆も襟を正さずして、向かい合わざるを得ない気持ちに高めてくれるような演奏だともいえます。
この潔癖過ぎるほどの演奏でsaraiの心も洗われました。
これがヒラリー・ハーンの世界ですね、

アンコールのバッハ・・・・
何もいうことなし。天上の音楽でした。

最後はシベリウスの2番。
すべては終楽章の美しい主題に収れんしていくかの音楽です。
オーケストラの響きにもう少し透明さ・ピュアな響きがあれば、いうことなしですが、構成力に満ちた演奏でした。
特筆すべきはアンコールのシベリウスの3曲。
とても美しい表現でした。
サロネンの実力はなかなかのもの。
秋のウィーン・フィルのマーラーの交響曲第9番も期待できるかもしれませんね。

実はsaraiは今回のコンサートへの期待が大きく、6月2日のサントリーホールのチケットも購入済。
まったく同じプログラムですが、サントリーホールではどう聴こえるか、楽しみにしています。
2回目のレポートも楽しみに待っていてくださいね。




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この記事へのコメント

1, stephさん 2010/06/01 22:57
はじめまして。この公演、私も参りました。天上の世界の音楽・・・分かる気がしました。6/2のレポートも楽しみにしております。

2, saraiさん 2010/06/01 23:13
stephさん、初めまして。
コメント、ありがとうございます。

いよいよ、明日、また、ヒラリーの美しい音楽が聴けます。
楽しみでいっぱいです。
じっくり聴いて、早々にレポートします。

3, ambさん 2010/06/02 08:59
はじめまして。通りすがりですがカキコさせて頂きます。私も今日6/2の演奏を聴きに行きます。初めての生ヒラリーハーンの音なので楽しみで楽しみでよく眠れてませんが、コーヒー飲んでしっかり脳みそに音を記憶させたいです。
saraiさんもどこかにいらっしゃるんだと思いながら楽しもうと思います。^^

4, saraiさん 2010/06/02 09:19
初めまして、ambさん、saraiです。
コメントありがとうございました。

昨晩はぐっすり眠って、今日のコンサートに備えました。
もっとも、寝不足でも、ヒラリーのヴァイオリンを聴いていれば、緊張感と高揚感で眠くなんかありませんけどね。

初の生ヒラリーとのこと、繊細でパーフェクトな美しい響きはライブでしか味わえません。一緒に楽しみましょう!

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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