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シャーフベルク登山鉄道へ出発

2010年7月12日月曜日@ザルツブルク

今日は旅も8日目。

今日は、あの《サウンド・オブ・ミュージック》でマリアとトラップ家の子供たちがピクニックに出かけたシャーフベルク鉄道Schafbergbahnに乗って、ザルツカンマーグートSalzkammergutの絶景を楽しみに出かけます。
今日はこの旅で一番晴れて欲しい日です。ここまで異常なほどの暑い晴天が続いているので、そろそろ天候も崩れるかと思いきや・・・部屋の窓から外の景色を見ると、今日も素晴らしい快晴です。青空の下、大聖堂のドームが見えています。

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別の窓からは青空とメンヒスベルクMönchsbergの丘が見渡せます。

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それにしても、暑い!

ともかく、さっさと朝食を済ませます。朝食は美味しいです。

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昨日は夜到着したので、朝食後ホテルを出たところで、改めてホテルの正面を眺めます。ホテルとレストランが一体化しているんですね。

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ホテルの建物の上部を見上げると、確かにホテル・エレファントBest Western Hotel Elephantの名前通りに象さんの飾りが付いています。

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ホテルの前の路地、ジークムント・ハーフナー・ガッセSigmund-Haffner-Gasseの先には、ザルツブルグ市庁舎Altes Rathausの塔が聳えています。

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路地を進んで、市庁舎に近づきます。なかなか美しい塔です。

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塔の前で塔を見上げます。

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この市庁舎の前の通り、ゲトライデ通りGetreidegasseに出ると、すぐ先にはモーツァルトの生家Mozarts Geburtshausが目にはいります。それにしても、モーツァルトに関係した建物は何故みんな黄色なんでしょう?

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まずはこのザルツブルグ旧市街から、市内バスでザルツブルグ中央駅Salzburg Hbfまで出ます。ホテル近くのバス停でバス待ちをしていると、現地風の人が「どうしたんだい?」と話しかけてきます。中央駅までバスで出たいと言うと、何番のバスが一番いいとか、アドバイスしてくれます。バス待ちの間中、世間話で盛り上がります。ザルツブルグについての話題が中心です。
が、最後に彼は「俺はもともとここの人間じゃない。ドイツ人だよ。」と言って、大笑いして、去っていきました。唖然・・・。

無事、市内バスに乗って、予定通りの時間に中央駅に到着。郊外へのバスの出る乗り場に移動します。まだ、朝早いので、人はまばらです。

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中央駅からはザンクト・ギルゲンSt.Gilgenに行くためにまず150番のポストバスに乗ります。このバスはザンクト・ギルゲンを経由して、バート・イシュルBad Ischlまで行きます。観光シーズンでバスが混雑するのではないかと心配しましたが、待っている人もそう多くはなく、満員にはなりそうにありません。

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時間通りにバスが着き、ゆっくりと並びの席を確保できます。
バスはミラベル庭園Mirabellgartenあたりで左に折れ、狭い市街地の道を抜けて、郊外に出ます。
が、途中からいろんな人が乗ってきて、バスの中はそれなりに混み合ってきます。
で、一人で座っていた人の横の席もほとんど埋まり、知らない人同士が隣り合うような形でバスは満員になってきます。と、アレェ~、なんだかとっても賑やかというより、バスの中は騒がしいくらいです。驚いたことに、たぶん初対面の人達のはずの隣り合った人たちが、男女の区別なく、老若の区別なく、おしゃべりに夢中になっているんですっ!! そういえば、見ず知らずの人達が隣り合わせになったとき、お互いに不信感をいだかないように、しっかりおしゃべりをしなければいけないというようなことを、聞いたことがあるような・・・。
バスはザルツカンマーグートの村々を抜けていきます。

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このバスで1時間ほどでザンクト・ギルゲンの町のバス停まで行き、下車。
バス道路から、10分近く歩いて、ヴォルフガング湖Wolfgangseeの船着場ATS St.Gilgen Schiffstationに向かいます。
船着場の近くには、モーツァルトの母親の生家Kulturverein Mozartdorf St. Gilgenがあります。ここは以前に、ザルツカンマーグートのバスツアーでも立ち寄ったところで、懐かしい思いになります。博物館になっていて、見物もできます。

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湖畔近くの賑やかな場所に出ます。夏の陽光が燦燦と降り注いでいます。このあたりに船着き場があるようです。

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公園の広場もある綺麗なところです。

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花壇には色とりどりの花々が咲いています。

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で、ようやくヴォルフガング湖の船着場に到着します。

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船着場に着くと、次の船の乗船時間には1時間ありますが、とりあえず、船とシャーフベルク鉄道の往復コンビチケットを窓口で購入します。ここで、シャーフベルク鉄道のチケットも購入できるのは便利ですが、とっても人気のあるシャーフベルク鉄道の予約がここで出来てしまうので安心でもあるのです。鉄道の駅まで行って購入しようとすると、かなり遅い電車になってしまうことも多いそうです。

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これが購入したコンビチケットです。シャーフベルク登山鉄道の11時発の列車の予約が印字されています。

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登山鉄道の復路は、シャーフベルク鉄道の山頂駅に着いたときに時間予約するとのことです。
順調にチケットが購入でき、落ち着いたところで、船着場前にある公園のトイレに行きますが、番人が座っていて、しっかり使用料を取られます。
トイレは下の写真の公園の奥の方にある公衆トイレみたいなもので、本当にあの番人が管理していたのか(お仕事?)不明です。

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ところで、公園の様子からも猛暑っぽいのがお分かりでしょう!

まだ、時間はたっぷりあるので、近くの土産物のショップをのぞき、冷たい飲み物だけをゲット。「冷た~い飲み物」という表示はあったけど、とっても冷えているなんていえる代物ではありません。冷たいという感覚は、日本人とはかなり差がありますね。
何せ暑くて暑くて・・・日陰を探し喉を潤しながら、乗船までの時間をつぶします。
それでも、公園から眺めるヴォルフガング湖の景色は綺麗です。

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これが湖岸の様子です。

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船の乗船場には少し人がうろうろしているだけで、船はまだまだです。

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でも、この頃になると、チケット売り場に人の列ができています。早々とチケットを購入しておいて正解でした。

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ようやく、船が到着し乗船します。ここからヴォルフガング湖を渡り、シャーフベルク鉄道の駅があるザンクト・ヴォルフガングSt. Wolfgangまで行きます。湖を行くといっても今日もとにかく暑いし、船のデッキって太陽サンサンです。

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配偶者の指示で、ほんのわずかにあった船上デッキの物陰の日陰に席を取ります。
さあ、出航です。船が湖面に滑り出すと美しい風景が広がります。暑さを我慢しても、船室よりデッキですよね。

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こうして順調に船出しました。ヴォルフガング湖の美しい湖面を船は滑るように進んでいきます。

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いよいよシャーフベルク登山鉄道に向かっての短い船旅が始まります。。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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