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ハイドンの棺に黙とう・・・そして、アン・デア・ウィーン劇場で「こうもり」

2010年7月17日土曜日@バーデン~ウィーン/4回目

アイゼンシュタットEisenstadtでハイドンゆかりのエステルハージ宮殿Schloss Esterházyを見たし、満足です。

で、この後、今夜はアン・デア・ウィーン劇場でオペレッタがあるので、早めにウィーンWienに戻りたいところですが、このアイゼンシュタットにはハイドンゆかりのものがもうひとつあります。ハイドンの棺です。Hさんによるとベルク教会Bergkircheにその棺があるそうで、寄ってもらいます。

ベルク教会に隣接してカルヴァリエンベルクKalvarienberという人工の丘があり、多くの礼拝堂や祠が配され、ゴルゴタの丘へ登るキリスト受難の道を再現しています。ここは時間がないので外から見るだけです。

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なんだか面白そうですね。

さて、目的のベルク教会に向かいます。

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教会の入り口の左手にハイドンの棺が収められているハイドン廟の小部屋(ここは有料)があります。教会に入る前にここにあるハイドンの棺に対面しましょう。

これが入場チケット。

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ハイドン廟の小部屋に入ると、すぐに美しいハイドンの棺があります。

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ウィーンのお墓から、このエステルハージ家のベルク教会に遺体が移されたのはハイドンの死後、11年経った1820年のことでした。そのときは頭蓋骨が行方不明になっていて、最終的にこの棺に頭蓋骨が納められたのは1954年です。このとき、ハイドンは145年ぶりにようやく五体満足になりました。

そういう長い歴史を聞きながら、黙とう・・・・

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後日談ですが、この年の秋、アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥスムジクスの来日公演で、ハイドンの最高傑作であるオラトリオ《天地創造》の素晴らしい演奏を聴いて感動したのもこの因縁でしょうか。何せ、ハイドンを聴いて本当に感動したのはこのときが初めてですからね。

ハイドン廟を出て、今度はベルク教会にはいります。とても内部が美しい教会です。

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もちろん、古いオルガンもあります。ハイドンも演奏したのでしょう。

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ウィーンのホテルに戻り、Hさんとロビーでお茶しながら、明日も車で案内してもらえることになります。ちなみに、Hさんのお仕事は旅行業なので、プロに案内してもらうわけで恐縮ですが、まあ、お友達ってことで甘えてしまいましょう。それにまだ話は尽きていないしね。

アン・デア・ウィーン劇場に出かける前にいったん、ホテルの部屋で休憩します。また、ウィーンの同じホテル(ベストウエスタン プレミア ホテル カイザーホフ ウィーンBest Western Premier Kaiserhof Hotel Wien)に3度目のチェックインです。レセプションのスタッフとはすっかりお馴染みになりました。
3回目の部屋は2回目の部屋ほどではありませんが、まあ問題ありません。
ベッドも清潔です。

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バスルームもちゃんとバスタブ付きです。

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ネット接続ももう手慣れたものです。

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ゆっくり休んで、今夜のオペレッタに出かけます。昨日に引き続きヨハン・シュトラウスですが、今日は「こうもり」。劇場はアン・デア・ウィーン劇場Theater an der Wienで、この「こうもり」を初演した歴史ある劇場です。ナッシュマルクトNaschmarktに隣接しており、ホテルからは歩いて5分ほどで着きます。
劇場に着くと、既に劇場の前には人が集まっており、劇場前の歩道に並べられたテーブルで、ワインなどを頂いています。

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劇場の壁面には今回の「こうもり」の公演ポスターが貼られています。

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この公演ポスターはウィーン市内の各所に張り巡らせてありました。
さて、早速、劇場の中に入りましょう。

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最前列中央の席だったので、第2ヴァイオリンのトップの金髪のきれいな女性に「東京で聴いたよ。よい出来だったよ」と声をかけると、「どこで聴いたの?」って返事。「オペラシティだよ」って言うと、「ありがとう。今回はバカンスで来ているの?」と言われ、「長いバカンスでね」って言うと、横の第1ヴァイオリンの男性が「楽しんで行ってね」とのこと。
写真はオーケストラピットにいる第2ヴァイオリンのトップの女性とその横で話し込んでいる第1ヴァイオリン(多分)の男性。

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劇場内部の様子もご紹介しておきましょう。今回の演出では、観客席も演出の対象。ということで、観客席の天井から派手な色のライトが当たっています。観客の顔色がおかしいのは写真のせいではなく、客席に赤い色の照明があたっているからです。

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天井を見上げますが、赤い照明のせいで、あまり、よく見えませんね。

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これは右サイドの様子。

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これは左サイド。写真のように舞台に近いボックス席は男性1人が座っています。これはこの後、開演する「こうもり」の演出に関係しています。この人の横の席はずっと空いていて、第1幕後半でアルフレードが舞台から仕切りを跨いで、この空いたボックス席に座り込みます。第2幕がはじまってもずっとそのまま。第3幕になって出番になったところで、再び、仕切りを跨いで、舞台に復帰するわけです。今回の演出では、全員が出ずっぱりなんです。出番のない人もこうして、舞台や観客席のどこかでずっと顔を見せています。

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さて、そろそろ開演です。オーケストラのメンバーが揃ってきます。

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このオペレッタについてはここに詳細にご紹介済です。音楽的には、さすがにウィーンの音楽水準の高さを示す素晴らしいものです。ウィーンで音楽を聴くと、よそがどうしても霞んでしまいますね。

終演後、劇場の外に出ると、コンサートの途中に激しい雷雨があったようで、道路はビショビショ、気温もグッと下がっています。まだ少し雨粒が落ちていますが、この程度でウィーンでは傘はさしません。我々もそれにならい、余韻を楽しみながら満足でホテルに。ホテルは近い所で便利です。

明日も夜は野外のオペレッタに出かけます。それが最後の音楽イベントです。旅ももう少しで終わります。
なんだか寂しいものです。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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10/07 08:57 堀内えり

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じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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