初めて4月に訪れたヨーロッパでした。まさに春爛漫!
生命の息吹を感じ、あまりにも美しい。
これは特番を組んで、『欧州、春の花々』をレポートしなくてはと思ったのですが、如何せん花の名前には疎く、美しさに感動するばかりで写真が上手く撮れていない。
でも、報告したい!ということで、お付き合いくださいね。
写真は小さいですが、写真の上でクリックしていただくとちょっとは大きくなり、少しは美しい花をご覧いただけるかも・・・。
これぞ春!という感じがするのは、インスブルックのアルプスの山々を背景にした次の一枚でしょう。

鮮やかな黄色で、華やかなのはレンギョウです。アチコチで見られ、ものすごく目立ちます。
その後ろに隠れるようにしている白い花は、アーモンドの花(だと思う)。ゴッホもアーモンドの花から桜を想像していたと思うのですが、実際に近付いて幹でもよく見てみないとわかりませんが、日本人には桜に見えますね。
その黄色と白のコントラストがともかく美しいのです。
そして、足元には、ラッパ水仙とチューリップとムスカリ・・・。
そして、そして、これらの花々を引き立たせるのが、木々や草原の美しい緑で、これが本当に素晴らしい。
レンギョウについでよく咲いているのは、ライラック。濃い紫・薄紫・ピンク・白など色々な色があります。写真は、ヴュルツブルクのマイン川に沿った散歩道で撮ったものですが、残念ながらちょっと終わりかけていますね。

そして、もちろん桜もいっぱい咲いています。ただし、日本のように、一面に桜ばかりが狂おしいように咲いているのではなく、楚々とした一本桜です。ソメイヨシノよりヤマザクラの方が多いような気がします。写真は、ミュンヘンのシュライスハイム城の近くのオーバーシュライスハイムの住宅街の素敵なお家の庭にあった桜です。

日本的な花で意外ですが、よく見かけるのが藤の花。アルルの古代劇場の石塀に咲いていた藤です。古い石塀に映えて美しいものですね。

いろんな色や大きさのモクレンもよく咲いています。インスブルックの街中で見つけたモクレンです。

少し遅れて咲いてくるのは、マロニエですね。この旅の終わりの頃には咲き始めました。白・ピンク・赤紫などいろんな色があります。上記でご紹介したライラックに並んで咲いていたヴュルツブルクのマイン川散歩道のマロニエです。

ここまでは花の咲く木をご紹介してきましたが、足元にもいろんな草花が咲き乱れています。
一番多いのは、白や黄色のラッパスイセンでしょうか。インスブルックのイン川沿いの公園で咲いていたラッパスイセンです。

もちろん、チューリップは色もとりどり、種類も豊富で、こんなに小さなチューリップもあるのかとビックリするものもありました。ウィーンのパルメンハウス(植物園カフェ)の横の広大な王宮庭園(ブルクガルテン)のチューリップです。

どこにでも咲き乱れているのは、パンジーですね。ミュンヘンのシュライスハイム城の花壇のパンジーです。ところでこの花壇はルストハイム城の前にあります。ずっ~と奥のほうに小さく見えるか見えないかしているのがシュライスハイム城(ノイエシュロス)です。

雑草のように思われているタンポポも見事な群生で、可愛いことこの上なし。マルク美術館のある小高い丘からの風景です。向こうに見えるのはコッヘル湖。

ミュンヘンのシュライスハイム城に沿った川の土手一面に咲き誇っていたのは、真っ白な二輪草。一輪草も混じっていました。黄色いものも咲いていました。写真の花は黄色なのでキンポウゲかもしれませんが、テカテカ光った感じではなく、花の雰囲気はとっても二輪草に似ているので、勝手にキバナ二輪草と命名します。もちろん、キンポウゲはどこにでもいっぱい咲いてましたよ。

これらがよく見かける花ですが、次のようなかわいい花もありました。シランでしょうか・・・。インスブルックのイン川沿いの公園に咲いていました。

面白いところでは、アルルのアリスカン墓地の道に咲いていた花です。ゴッホはこのアリスカン墓地の並木の絵をよく描いていました。ゴッホの絵によくあるアイリスにしてはちょっと小さいような気がしますが、アイリスであって欲しいですね。

この他、ヒヤシンスやクロッカス、プリムラやスミレなどいろんな花が賑やかに咲いていました。これらを組み合わせて素敵な花壇にしてあるところも多く、その色の組み合わせ方は素晴らしかったです。もっとも華やかだったのは、ゴッホのアルルの療養所の庭でした。

春の到来を待ちわびたように咲き誇る花々が、石造りの建物や美しい木組みの家に映えるんです。ヨーロッパの春がこんなに美しいとは思いませんでした。また花の季節に訪れたいですね。
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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報