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今日はロワール古城巡り

昨日、無事にパリに到着し、今日は早速、朝、早起きし、ロワール古城巡りに出かけました。

まわったのは

まず、ブロワ城。パリから鉄道で1時間半。ここは何と言ってもお城からのブロワの街の眺めとロワール川の眺めが絶景でした。

次はアンボワーズ城とクロリュセ。アンボワーズ城の美しさは筆舌に尽くし難しです。
アンボワーズ城の美しい姿をご覧下さいね。


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最後はシュノンソー城。観光客も一番多く、お花の飾りつけや整備状況は砂らしく、お城の優美さも評判通りでした。印象的だったのは、お城の入口に日本語で日本の大震災へのお見舞いの言葉が書いてあったことです。日本人を代表して?、お礼を言っておきました。

いずれもロワールの古城を代表する城でそれらの美しい景観に魅了されました。

では、またヨーロッパからの便りをお楽しみに。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

究極のヤナーチェク!デノケの《カーチャ・カバノヴァ》@パリオペラ座(ガルニエ宮) 2011.4.1

今回の旅は計10回のオペラ・コンサートを聴きましたが、その皮切りがパリオペラ座(ガルニエ宮)でのチェコの作曲家ヤナーチェクのオペラ《カーチャ・カバノヴァ》でした。オペラとしてメジャーな作品ではなく、saraiも生で聴くのは初めて。

この日のキャストは以下です。(歌手名の日本語表記は間違っているところもあると思います。ご容赦くださいね。)

 ヤナーチェク:オペラ《カーチャ・カバノヴァ》
  管弦楽:パリ国立オペラ座管弦楽団
  指揮:トマーシュ・ネトピル
  演出:クリストフ・マルタラー
  カーチャ・カバノヴァ:アンゲラ・デノケ
  ヂコイ:ヴァンサン・ル・テキシエ
  カバニハ:ジェーン・ヘンシェル
  チホン:ドナルド・カーシュ
  ボリス:ヨルマ・シルヴァスティ
  クドゥルヤーシュ:アレス・ブリシャイン
  ヴァルヴァラ:アンドレア・ヒル
  クリギン:ミカル・パルティカ

この日の公演の目玉は主役のカーチャを歌うアンゲラ・デノケ。彼女に惹かれて、このチケットを買いました。ところが開演直前にステージに人があらわれ、フランス語でマダム・デノケがどうのこうのと言っています。実はsaraiは以前もデノケの直前キャンセルがあって(そのときは《薔薇の騎士》のマルシャリン)、まだ一度も生の舞台を見ていなかったので、またかとがっかりです。ところが、その人の説明の最後で拍手が沸きました。きっと、喉か体調が悪いが、彼女は歌いますということだったんでしょう。

まずはオーケストラの序奏から始まります。何と素晴らしくヤナーチェックの旋律が響くんでしょう。弦も管もこれ以上の演奏はないって感じです。これはオペラですがこのオーケストラの響きを聴いているだけでもヤナーチェックのオーケストラ曲を満喫している感じに思えます。
で、すぐに幕が開くと、予想はしていましたが、やはり驚きました。舞台セットも衣装もそして演出もすべて1998年のザルツブルグ音楽祭のものとまったく同じです。妙なダンス風の動きまでまったく同じです。もう10年以上前の演出ですが、今見てもとてもモダンで新鮮な演出です。
で、肝心のオペラですが、オーケストラの色彩感があふれて、それでいてデリカシーに満ちた演奏と、主役(カーチャ)を歌うデノケのリリシズムあふれる抒情と繊細な女性の心のひだをめんめんとした表現で歌い上げる歌唱力にsaraiはいたく感動しました。
オーケストラの音楽の響きが素晴らしく、歌手はメロディーというより、チェコ語の語法で心理描写が中心なので、目をつぶって聴いていても心に沁みてくるような音楽でした。ヤナーチェックの音楽で今までで一番の感動でした。
歌手はデノケの名唱につきます。何と透明な声で、傷つきやすい純真な乙女(実年齢とは関係なしに)の心を表現していることでしょう。ありふれた日常のなかで一途な心が蝕まれていき、遂には日常の破綻に至る過程が実に細やかに歌われます。現代を生きる我々自身もピュアーな心を持ち続ければ、いつでもこの状況にはまりかねない。それを回避するために心に鎧で閉ざす毎日を過ごさざるを得ない。カーチャに自分を重ね合わせてしまいます。そう聴衆に考えることを迫るデノケの名唱でした。ある意味、悲しすぎます。しかし、何故か重くはありません。それがこのオペラの素晴らしいところでもあるでしょう。
デノケ以外の歌手では義妹のヴァルヴァラ役のヒルの素晴らしい声の響きがよかったです。特にデノケと2人で歌うところでは、二人の声の質が透明で似ているので、素晴らしい響きになっていました。これから期待できるメゾソプラノです。
そうそう、指揮のネトピルにも触れないといけないでしょう。このヤナーチェックの表現の難しいと思われる音楽を実に丁寧に的確に、そして美しく指揮し、見事にパリオペラ座管弦楽団の最高の響きを引き出していました。ヤナーチェックの管弦楽曲も聴いてみたいと思わせる素晴らしい指揮者です。

さて、名演の誉れ高い1998年のザルツブルグ音楽祭の公演と比べてですが、saraiとしてはオーケストラの出来とデノケの歌手としての熟成が素晴らしかった今夜の公演のほうを評価します。それにヴァルヴァラ役のヒルの素晴らしさも加味されますが、残念ながら、1998年のザルツブルグ音楽祭にも出演していたジェーン・ヘンシェルの声が少し衰えていたのは唯一のマイナス材料です。
この日の公演は期待以上のもので、多分、今回の旅で聴くオペラでベストなものになるだろうと思うほどの素晴らしさでした。パリ・オペラ座恐るべしです。
ただし、さすがにこの後に聴いたネトレプコとガランチャの最強コンビの《アンナ・ボレーナ》は感動し、泣かされたんですが・・・・

いずれにせよ、ヨーロッパのオペラハウスで聴くオペラは最高の音楽芸術と思ってしまいます。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       デノケ,  

今日はパリで朝晩芸術三昧:ルーブル美術館、パリオペラ座

今日はお昼はルーブルで美術鑑賞、夜はパリ・オペラ座(ガルニエ)でオペラ鑑賞と芸術三昧の1日でした。

まずはルーブル美術館です。
今日は本当に久しぶりのルーブル美術館訪問です。10年以上経っているかもしれません。
メトロを乗り継いで行こうとしましたが、乗り換え駅がコンコルド広場だったので、久しぶりのパリの中心地を少し歩いてみようと思い、コンコルド広場に出ました。大通りを歩いてもつまらないので、チェイルリー公園の芽吹きお始めた木々の間の道を歩きます。
かなり歩いて、やっとルーブル美術館の端に到着。ここからも広大なルーブル美術館の敷地・建物をかなり進まないと入館入口のガラスのピラミッドに着きません。

今日はダ・ヴィンチの絵を見るのがメインテーマなので、ともかくモナリザの案内指示に従って、館内をひたすら進みます。モナリザは黒山の人だかりに囲まれています。しかもしっかりとガラスケースにおさまっていました。そんなにモナリザに思い入れはないので見るだけ見て、他のダ・ヴィンチ作品を探します。が、ラファエロとかのイタリア作品はありますが、ダ・ヴィンチは見つかりません。で、配偶者が粘って、館内案内の男の子からダ・ヴィンチ作品の展示場所を聞きだしました。
で、教えられた場所に行くとありました。特に「岩窟の聖母」のマリアのよく書きこまれた美しい顔は素晴らしいものでした。あとは好きな作品を見て行きましょう。ラ・トゥールが見たいということで迷路のような館内をうろうろしながら、何とか到達しました。
そののラ・トゥールですが、彼の残っている作品は極めて少なく、ここには彼の最大のコレクションがあります。といってもせいぜい10枚程度です。彼の名作が独り占めできるのがルーブル美術館の凄さです。
あとはやはり2枚のフェルメールは欠かせないということでそこに向かうと、先着の団体が取り囲んでいて、長々と説明員の話が続き、待たされます。迷惑な話です。ようやく、場所が空き、ゆっくりと鑑賞です。
こんなところで鑑賞は終わりそうになりましたが、ここにはsaraiのルーブルの恋人と言っていいダヴィッドの「レカミエ夫人」があり、しっかりと再会を楽しみました。

こんなところでもう心身ともに疲れ果て、もう今日の予定はすべてキャンセル。それでも満足できる充実した美術鑑賞でした。

ランチだけはちゃんと食べようと予定していたシャンゼリゼのレストランにメトロで向かいます。ムール貝だけのレストランですが、実に堪能しました。アルザスの白ワインも美味しかったし。


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夜はオペラでえす。今日の演目はチェコの作曲家ヤナーチェクの「カーチャ・カバノヴァ」。オペラとしてメジャーな作品ではなく、saraiも生で聴くのは初めて。
今夜の公演の目玉は主役のカーチャを歌うアンゲラ・デノケ。彼女に惹かれて、このチケットを買いました。ところが開演直前にステージに人があらわれ、フランス語でマダム・デノケがどうのこうのと言っています。実は以前もデノケは直前キャンセルがあって、まだ一度も生の舞台を見ていなかったので、またかとがっかりです。ところが、その人の説明の最後で拍手が沸きました。きっと、喉か体調が悪いが、彼女は歌いますということだったんでしょう。
で、肝心のオペラですが、オーケストラの色彩感あふれるデリカシーに満ちた演奏と主役のデノケのリリシズムあふれる抒情と繊細な女性の心のひだをめんめんとした表現で歌い上げる歌唱力にsaraiはいたく感動しました。演出は10数年前のザルツブルグ音楽祭とまったく同じでしたが、公演のレベルは甲乙つけがたし。saraiとしてはオーケストラの出来とデノケの歌手としての熟成が素晴らしかった今夜の公演のほうを評価します。
今回の旅は計10回のオペラ・コンサートを聴きますが、多分、今夜の公演がベストになるだろうと思うほどの素晴らしさでした。パリ・オペラ座恐るべしです。

興奮さめやらずの中、オペラ座の前にある超有名カフェのカフェ・ドラペで夕食がわりのスイーツをいただきます。
とても美味しくいただきました。流石にパリは食事・カフェが美味しいですね。

明日はゆっくりして夜アヴィニョンに出発です。いよいよプロヴァンスにはいります。

では、お休みなさい・・・・


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

オルセー美術館は不完全燃焼、凱旋門とモロー美術館で挽回

今日もゆっくりのお目覚め。
お~、青空です。気持ち良くパリ散策が出来そうですね。夜、アビニィヨンに向けて出発するまでパリを楽しみましょう。

明日からは印象派の画家たちが憧れたプロヴァンスです。というわけで、印象派を見に、オルセー美術館に出かけましょう。オルセーが見えてきました。以前は、オルセーの建物に沿って長い行列ができていたのですが、入口が変わったそうで、行列は見えません。が、新しい入り口にも、それほどの行列はありません。人気が無くなった?中に入っても、何だか雰囲気がおかしいです。館内案内をもらおうとインフォメーションに行くと、改装中のため、日本語の案内書はないとのこと。えぇ、改装中!道理で何だか雑然としているのですね。。とはいえ、ここにあるのは印象派の珠玉の作品群。ゴッホ、ゴーギャン、モネ、ルノワールなどの名作が綺羅星のごとく並んでいることには違いがありません。もうひとつ、saraiが喜んだのは、マーラー展をやっていたことです。会場になった部屋にはマーラーの交響曲第4番が流れていました。日本に戻ったら、すぐに聴く予定の曲です。また、ロダン作のマーラー像がありましたがマーラーの魂を感じさせる秀作でした。

では、そろそろお昼のランチです。
向かった店は謎の休業中でしたが、代わりにガイドブックから見つけたレストランはビルの5階にあり、ポンヌフが正面に見え、空とセーヌ川が一望できる見晴らし抜群のお店「コング」。
セーヌ川に近い席に案内してくれたので、そこからはポンヌフとセーヌ川が見えます。さて、料理ですが、色んな料理を組み合わせたプレートがあり、刺身やマグロのタルタルなどの和風のものも含めた料理が食べられそうです。配偶者はUDON(うどん)も食べてみようと提案。白ワインももちろんオーダー。なかなか美味しいお刺身でしたが、うどんが絶品でとても美味しく、味付けが一体何なのか最後まで不明でした。ちなみにうどんにはお汁はなく、ソースがかかっているだけ。讃岐のぶっかけうどんみたいですが、醤油味ではありません。ただし、このうどんは日本では考えられない高価ですから、ソースの食材がよいものを使っているのでしょうね。


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さて、美味しいランチで身も心もよみがえり、少し観光モードにはいります。
昨日果たせなかった凱旋門に上ってみることにします。メトロで凱旋門の駅に降り立ち、凱旋門の下に出ました。カルト・ミュゼが有効なので、チケットの行列に並ばずにすっと凱旋門の内部にはいれます。ここからぐるぐる螺旋階段を上り、展望台を目指します。いやはや、心臓ばくばくで疲れ果てました。それでも上からは360度パリの市内が見渡せ、景色が素晴らしい! モンマルトルの丘の上のサクレクール寺院、エッフェル塔、金色に輝くアンバリッド、シャンゼリゼ通りもまっすぐに伸びているのが見渡せ、コンコルド広場のオベリスク、その向こうにはチェイリュリー公園とルーブル美術館の巨大な建物が見えます。


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探すとパリオペラ座(ガルニエ)も見えます。シャンゼリゼ通りの裏のほうにまわると、新凱旋門とそのまわりの高層建築が異様に感じられます。

凱旋門の次は予定通り、ギュスターブ・モロー美術館に向かいます。
ギュスターブ・モロー美術館はモローの自宅がそのままの形で美術館になったもので、高級アパートメントが立ち並ぶ一角にあります。あまりにも周りの風景に溶け込んでいるので、思わず通り過ぎてしまいました。ようく見てみれば、フランス国旗が出てました。ドアを開けて入ると受付です。二階は自宅で見学もできるらしいのですが、部屋には鍵がかかっていて入れません。そのまま三階に上がります。上がったとたん茫然としてしまいました。かなり広い空間なのですが、すべての壁がモローの作品で埋め尽くされています。しかも大作ばかりです。特徴的なモローの作品ばかりです。次の階も同様にモローの世界が広がります。一目でモローの作品と思われるものばかりなのですが、よく見ると、ほとんどが未完成です。でも十分鑑賞に値する出来栄えです。何故にこんなに未完成の作品ばかり残したのでしょう。ルーブルで見たモローの「オルフェ」や、昨秋大原美術館で見たものはすごく小さな作品でしたが、それは素晴らしいものでした。モローの緻密な画風ではこんな大作は仕上げられないというか、全体の構想がほぼ出来上がればそれでもいいのかもしれませんね。でも、完成品を見てみたかったですね。
というふうに色んな思いに駆られ、芸術家は如何に芸術のため一筋に身を捧げ尽くすものかとしみじみ感じながら、時を過ごし、そろそろおいとましよう。

ここからは歩いてホテルまではすぐでした。ホテルで預けておいたスーツケースを受取り、また、メトロを乗り継ぎ、リヨン駅に向かいます。メトロの駅の階段でエスカレーターのない部分もかなりあり、重いスーツケースを抱えての移動は体力を消耗します。タクシーに乗ればいいのですが、あくまでも公共交通機関で旅のコストを抑えるのもひとつのこだわりです。

リヨン駅につくと、チケットを買ってあるTGVの時間までは2時間弱もあります。それでも、1時間半ほど待つと乗車になりました。
流石にTGVのファーストクラスは立派です。
定刻にTGVは発車しました。行き先はマルセイユ行ですが、途中はアヴィニョンまでまったく停まらないようです。2時間40分です。割り切りが凄いですね。途中にはリヨンとかの大きな街もあります。まあ、お蔭で早く着くので有り難いことです。
アヴィニョンには予定通り着きました。アヴィニョンの市街地へはシャトルバスが出ています。

無事に予約していたホテルにチェックイン。もう遅いので早く寝て、また、明日はアルルとアヴィニョン観光です。まさに体力勝負の日々が続く旅です。みなさんの応援もよろしくお願いします。
オヤスミナサイ・・・でも、土曜の夜で街一番の繁華街は若者の熱気でうるさいぞ!


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プロヴァンスのきらめく陽光:アルルとアヴィニョン

今日はプロヴァンスの朝、アヴィニョンは晴れ上がっています。やったね!!今日はまず先にアルル観光です。プロヴァンスに行く目的はゴッホが期待して行き、夢と失望に至った風物を感じたかったからです。

ホテルから街を貫通する道を歩き、アヴィニョン・サントル駅に向かいます。昨日着いたTGVの駅とは別の在来線の駅です。アルルまではわずか20分ですが、車窓のプロヴァンスの風景を楽しみます。

アルルの街は画家ゴッホの足跡を訪ねます。まず、「黄色い家」の広場です。意外に大きな広場で「黄色い家」の所在が分かるまで少し時間がかかりました。今や黄色い家の跡はまったくありませんが、絵にあるそれ以外の建物はそれなりに残っていました。


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次は「夜のカフェテラス」です。この作品はフォーラム広場にあるカフェがモデルになっています。その広場に行くと、まさに絵の通りのカフェテラスがあります。少し、出来すぎで、多分、ゴッホの絵にあわせて、お店を作っているんでしょうが難しいことは言いっこなしでそのまま受け入れることにします。

お次は「療養所の中庭」です。ゴッホが自分の耳を切り落とした後に強制入院させられていた市立病院の庭が描かれた絵です。今はゴッホ文化センターになっていて、中庭には綺麗な花々が咲いていました。ここも絵のとおりですが、絵と同じように再現されているようです。有名画家の持つ力は凄いものですね。

次はアリスカン墓地に向かいます。少し遠いので間違えずに歩かないといけません。地図を辿り、アリスカン墓地に到着。鉄道線路の踏切のすぐ先に鉄柵に囲まれた墓地がありました。これで一応ゴッホの足跡を巡るツアーは終了。

時間も時間なのでランチでもいただきましょう。ガイドブックのご推薦のレストランを見るとなんとちょうど目の前にそのレストランがありました。ただ、12時からの営業なので、まだ15分くらいあります。恐る恐るドアーを開けてみると、中から「ボン・ジュール」という声がします。中に案内され、12時まで待ってくれとのこと。結構です。ここは店の奥のお庭がテラス席になっていて、燦々とプロヴァンスの陽光が降り注いでいます。雰囲気がよく、ゆったりとしました。料理もプロヴァンス家庭料理とのことで肩の凝らないもので美味しくいただきました。注文した白ワインもとても冷たく美味しいものでした。

また、アヴィニョンまでの電車で配偶者は車窓にかじりついて、saraiはワインもまわってきて、よい気分でうとうと。あっと言う間にアヴィニョン・サントル駅に帰着。

ホテルに戻って休憩です。夕方になって、アヴィニョン見物に出かけました。アヴィニョンといえば、昔法王庁があったことで有名です。今でも堅固で巨大な建物が残っています。ホテルからすぐのところです。法王庁の建物を外側から見物しながら、その先にあるプチ・パレ美術館に向かいます。ここには美しいボッティチェリの「聖母子」の絵があります。ところがその絵の前に立つと、絵がなく、1枚の小さな白い張り紙。現在修復中という無情のお知らせ。6ユーロもした入場料を返してほしいと思いました。だって、ほかにはたいして興味を誘う絵は1枚もありませんでしたからね。美術館を出て、法王庁の隣のカテドラルのなかを見学。ここは豪華ではありせんが、なかなか充実した美しいマリア像がありました。先ほどの美術館でのがっかりも少し気分がよくなりました。

この後、高台にあるロシェ・ドン公園に上り、ローヌ川と有名なアヴィニョンの橋のサン・ベネゼ橋を文字通り、高見の見物。天気もよく、プロヴァンスの青空のもと、素晴らしい眺めです。この公園からローヌ川の河畔に下りて、サン・ベネゼ橋に向かいます。この橋は橋と言っても、対岸までつながっていない橋としての機能を持たないもので悪く言えば単なる観光資源です。で、橋の上に上るには入場料が必要です。それでも我々は入りましたよ。多分、2度と来ることはないでしょうからね。橋から見るローヌ川の流れやアヴィニョンの街はとても綺麗でした。この美しい景色をもう少し堪能しようと、ちゃんと対岸の中洲まで通じている橋を渡って、中洲から夕景のローヌ川、サン・ベネゼ橋、城壁に囲まれたアヴィニョンの街を見て、その美しさを堪能しました。でも、疲れた・・・


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明日はマルセイユに移動して、セザンヌゆかりのエクスアン・プロヴァンスに行く予定です。だんだん、体力を消耗していますが、楽しく過ごしています。



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サント・ヴィクトワール山と本場のブイヤベースに乾杯!

今朝のプロヴァンスの空は少し曇り気味ですが、日中は晴れて20度になるようです。
今日はアヴィニョンを発ちます。

マルセイユまではTGVでも行けますが、鉄道パス向けの席数には限りがあって、よい時間の列車はほとんど取れません。で、今日は昨日乗ったアルルに向かう電車と同じものに乗ります。アルルから1時間ほどで、右手にマルセイユの街が見えてきました。丘の上にたつのはマルセイユのシンボル「よき母」という名のノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂の上に立つマリア像でしょう。
で、無事にマルセイユ・サン・シャルル駅に到着です。まず、駅の構内のコインロッカーに荷物を預けましょう。
次はエクスアン・プロヴァンス行きの電車に乗り換えます。がらがらに空いた電車で出発です。この電車はマルセイユ発でエクスアン・プロヴァンスが終点のようです。ゆっくりと45分の移動を楽しみましょう。

で、エクスアン・プロヴァンスに到着。その後、まずはツーリスト・インフォメーションで地図をもらいます。ツーリスト・インフォメーションは駅から5分ほどのロトンド広場にあります。この広場は真ん中に美しく巨大な噴水彫刻があります。インフォメーションでは、日本語の地図と「ポール・セザンヌの足跡を訪ねて」(これも日本語版)をもらい、「サント・ヴィクトワール山が見たいが、どこから美しく見えるか?」って聞き、タクシーでどレくらいの料金かと聞くと、少し考え込んで、15~20ユーロくらいだとのこと。ちなみにバスは1人1ユーロです。時間もないので、タクシーで行くことにして、広場のタクシー溜りに行って、運転手に行き先を告げると、ほかの運転手たちとも相談して、先頭に停まっていたタクシーが行ってくれることになりました。帰りのこのタクシーで戻るかっていうので、そうしたいというとOKだそうです。目的地に到着すると、そのあたりでは既に木々の間からサント・ヴィクトワール山の姿も垣間見えていました。ところで、何故、こんなにこの山にこだわるかと言えば、画家セザンヌが生涯、故郷のエクスアン・プロヴァンスでサント・ヴィクトワール山の絵を描き続けていたので、そんなにセザンヌがこだわった山にこちらも多大な興味があったからです。絵からでは、単なる岩山にしか見えませんからね。

話を戻して、タクシーの運転手さんに駐車場で待ってもらって、歩きだすと、何か、深い青色の湖が見えます。同時に間近にサント・ヴィクトワール山の威容が飛び込んできます。なるほど、これは美しい!
実は青い湖に見えたのはダム湖で、目の前にはダムがあり、その向こうにサント・ヴィクトワール山の姿が見えます。向こうにダム公園があるようで、そちらに行ってみましょう。ここからはダム湖とサント・ヴィクトワール山の姿だけが見えます。ため息の出るほど、青空に映えるサント・ヴィクトワール山が美しく聳えていました。


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セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山の絵はある意味、こんなに綺麗ではありません。彼は山の美しさとはもっと別の側面、重量感とか肌合いとかを描きたかったのかもしれないと勝手に想像してしまいました。それにエクスアン・プロヴァンスの街からのサント・ヴィクトワール山はもっと遠くに見えるので印象も異なります。セザンヌは自分の街からの山の姿を大事にしていたのかもしれません。

サント・ヴィクトワール山を十分に見尽くしたので、この街に来た目的は達成です。あとは街の目抜き通りのミラボー通りに戻って、お茶でもしましょう。お茶の後はまた、今度は逆方向の電車に乗り、マルセイユに戻ります。エクスアン・プロヴァンスの駅を出るとすぐに左手の車窓になにか懐かしい景色が見えてきました。あれはサント・ヴィクトワール山ではないですか。車窓から見えるとは思っていませんでした。やはり、随分、遠くに見えます。電車ではこの風景を見るのは必須ですね。マルセイユまでの車窓は来たとき以上に青く空が晴れ上がり、空気の透明感もあり、これがプロヴァンスの空気だなあと嬉しい気持ちになるものでした。

さて、マルセイユ・サン・シャルル駅に降り立ち、メトロで今日のホテルに向かいます。ホテルのあるビュー・ポール(旧港)に着くと、そこは青空と青い海の光あふれる港です。多くのクルーザーがぎっしりと停泊しています。素晴らしく気持ちのよい開放的なところです。


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ホテルでチェックイン後、部屋のドアを開けると、部屋の窓からは港と「よき母」の絶景が目に飛び込んできました。思わず、ビューティフル! 案内してくれたフロントのお姉さんもにっこりしていました。


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まだ、日は高いのですが、ホテルでゆったりと休養です。休養後に予約してある有名なミシュランの星付のレストランにブイヤベースを食べに出かけます。
さて、いい時間になったので、食事に出かけます。レストランはシェ・ミッシェルというレストランで予約なしではほぼ断られるようです。最寄のバス停でバスを降りると猛烈な海風が吹いてきて、おおっ寒い。予約時間よりも前に着きましたが、既にお店にはお客がはいっているので、ドアを開き、予約してある旨を告げると確認の上、一番奥まった席に案内されました。もちろん、注文はブイヤベース2人前と白ワイン。料理を待っているとウェイターが窓のブラインドを開けています。ちょうど、地中海に夕陽が沈むときで美しい夕映えに地中海が輝いています。地中海の日没を見るのは初めてです。とても美しい一瞬でした。


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ブイヤベースはとても美味しいが量も半端ではなく、ブイヤベース恐るべしの巻でした。でも、やはり美味しかった!

ここからは呼んでもらったタクシーでホテルの前に横付け。お腹がきつかったのでとても楽で助かりました。
もう、今日はゆっくりと寝ましょう。ホテルの部屋の窓からはライトアップされた「よき母」が夜空に美しく浮かび上がって港の光とともに幻想的な光のショーみたい。それをベッドに横になって鑑賞できる贅沢は満足を通り越しています。

明日は午前中、マルセイユ見物し、午後1番のTGVでニースを経由して、イタリアのジェノヴァの港町までコートダジュールを一気に駆け抜けます。


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コートダジュールを鉄道大移動でジェノヴァへ

美しい青空です。
プロヴァンス、マルセイユの朝は抜けるような青空です。
ちょっと朝寝をして、ホテルのテラスで朝食です。陽射しが痛いほどです。正面には真っ青な空を背に「良き母」が見えます。朝食も終え、さぁ、マルセイユの街を散歩しましょう。ホテルの前は港です。マルセイユ名物の魚屋さんが市を並べています。


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マルセイユはフランスではパリに次ぐ大きな街です。
せめて「良き母」だけは行ってみようと、60番のバスに飛び乗りました。15分ほどで到着。素晴らしい眺めです。マルセイユの街が一望できます。ここノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂はマルセイユ1の高台にさらに高い塔を建て、さらにその上に大きな金色のマリア像(これがよき母)を載せているので、マルセイユの街のどこからも見えます。大聖堂自体は2層式で祭壇も上下2つあります。特に上の祭壇は金色の装飾でビザンチン様式の影響も感じさせる豪華な内装でびっくりです。


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また、上の祭壇の外はテラスになっていて、素晴らしい展望です。マルセイユの湾内の2つの港、新港と旧港、湾内に浮かぶ島々、地中海、古い家並み、まさに大パノラマです。


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この後、いったんホテルに戻り、荷物を持ってメトロで、マルセイユ・サン・シャルル駅に移動。これから乗るTGVは一階だけのノーマルなタイプ。やはり、車内はファーストクラスの豪華な内装。
さぁ、地中海に沿って移動しますよ。カンヌに近づく頃いきなり地中海に出ます。コートダジュールの海岸です。快晴の真っ青な空のもとの地中海はとてもビューティフル!やがて、ニースに到着。懐かしい駅です。
時間通りに乗り継ぎ電車が到着しました。ニースからモナコの間はとても地中海が綺麗に見える区間です。


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モナコも過ぎ、そろそろフランスとイタリアの国境の街マントンです。相変わらず美しい地中海は続きます。
で、今日の最後の乗り継ぎ駅ヴァンティミョーラに到着。
次の電車に乗り込みます。コンパートメントタイプです。この電車は特急タイプのIC(インターシティ)で事前の予約が義務付けられています。指定席に行くとまだがらがらです。
ここからはいよいよイタリアです。1週間のフランス滞在もあっという間に過ぎました。これから2日はイタリアです。車内放送のイタリア語がイタリアを感じさせます。
2時間ほどで定刻でジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ駅に到着です。
駅からはタクシーで移動し、無事にホテルにチェックイン。ここは街の中心地で便利なところです。事前にホテルにお願いしてあったレストランの予約もちゃんとしてくれてました。
時間になったので、レストランに向かいます。
料理は2人それぞれパスタと魚料理、それに白ワインを頼みましたが、やはり、イタリアでしか味わえない料理で本格イタリアンを堪能しました。
ホテルに戻り、立派なバスタブでゆったりとお風呂につかり、気持ちよく就寝です。
お休みなさい。

明日は午前中、ジェノヴァ見物をして、午後、パルマに向かいます。



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ジェノヴァの底力、パルマの美味しい料理

今日も気持ちよく晴れています。

さぁ、ジェノバ散策に出かけましょう。一番の旧跡の残るガリバルディ通りに向かいます。
白の宮殿、ドーリア・トゥルシ宮殿、赤の宮殿にはいりましたが、いずれも1級の美術品や天井画、調度品に彩られ、豪華で重厚です。最後の赤の宮殿で屋上にあがると360度のパノラマが楽しめ、ジェノヴァ中の景色がよく見えます。港までよく見え壮観でした。


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ところで時間のない中、これらの宮殿にはいった目的はドーリア・トゥルシ宮殿(今は市庁舎)に展示してある伝説の大ヴァイオリニストのパガニーニのヴァイオリンが見たかったからです。パガニーニが生前愛用していたガルネリ作成の名器です。実はこの後に向かうパルマにパガニーニのお墓があるというのは偶然にしてはできすぎかも・・・


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さて、次はサン・マッテオ広場の教会を見て、今度はフェッラーリ広場に移動。ここのは規模の大きい噴水が噴出していてびっくりです。ここからはもうホテルも近いはずですが、少し行くと見慣れた場所に出ました。ホテルのあるフォンターネ・マローゼ広場です。まだ、駅に向かうには少し時間があったので、昨夜のレストランに行き、昨夜は満腹で食べられなかったデザートを食べ、2日間でコースを完成させました。
ホテルで荷物を受取り、広場にいたタクシーで駅に向かいます。駅では駅前の広場にあるコロンブス像とご対面。コロンブスはジェノヴァ出身なんです。


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短時間でしたが、ジェノヴァを見て歩き、その底力というか歴史を感じて、圧倒されるものがありました。恐るべしジェノバです。
さて、パルマまでの列車に乗ります。定刻にミラノ中央駅の2つ手前のミラノの乗換駅に到着。パルマ行に乗り換えます。
ようやくパルマに到着です。ホテルまで10分ほどを歩きます。なかなかおしゃれなホテルです。どんどんホテルがよくなりますね。というかパリがあまりにも狭かった・・・。
ホテルに荷物を置くと、すぐに出かけます。だって、パルマを明日10時過ぎには出発するので、観光は今日の内に済ませておかないといけません。ここにはコレッジョが天井画を描いた教会があるのです。
パルマ大聖堂はファサードが古古しく年輪を感じさせますがどっしりとした素朴な印象です。


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大聖堂に閉まる前に早くはいろうと気がせきます。でも、まだ1時間以上開いているようです。内部にはいって、横手の階段を上がり、見ると、天井の中央がよく見え、昇天するマリアの有名な絵がありました。この大聖堂のかなりの部分がコレッジョの手になるものと見ました。だまし絵の手法に基づき、平面的な絵で凹凸感を見事に表現しています。かのミケランジェロのシスティーナ礼拝堂も真っ青の出来でした。コレッジョ恐るべし!
この大聖堂の隣の8角形の洗礼堂も見学します。こちらは閉館5分前でしたが、滑り込みセーフ。またしても最後の観客になりました。我々の出たのと同時に閉館になりました。
さらに大聖堂の奥手には隣接した聖ジョヴァンニ教会があり、ここにもコレッジョの作品があります。恐る恐る教会にはいると聖職者の夕べの祈祷中でした。その美しい歌声に心を洗われながら、そっと教会を出ました。
あとはパルマのオペラハウスの建物の外観だけでも見ておきましょう。テアトロ・レージョです。なかなか立派な外観です。オペラが見られないのが残念ですね。

時間になり、レストランに向かいます。レストランではもちろん、この地の名物のパルミジャーノ・レッジャーノ、クラテッロをお願いし、合わせて、唐辛子のきいた辛いパスタとグリーンアスパラガスをパルミジャーノ・レッジャーノで味付けしクラテッロで巻いて焼いたメインをそれぞれ1人前だけ注文。
パルマの美味しい料理に満足して、夜道をホテルまで帰りました。

明日は1日かけて、一気にパルマからオーストリアのインスブルックまで鉄道で移動です。インスブルックの少し手前ではブレンナー峠でアルプス越えです。明日はイタリア語からドイツ語に変わります。


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ブレンナー峠からアルプス越えでインスブルックに

今日もまたまた晴れです。日中は暑くなるのでしょうが、朝はひんやりしています。
今日は一番長く電車に乗って、いよいよアルプスを越えてオーストリアに入ります。

パルマは今朝は国立美術館に行く程度にします。時間も1時間くらいしかありませんからね。で、ピロッタ宮殿に向かいます。
このピロッタ宮殿のなかにいろんな美術館・博物館などがはいっています。そのひとつが国立美術館です。もうひとつ、ファルネーゼ劇場というヨーロッパ最古の劇場のひとつがあります。この劇場はヴィツェンツァにあるオリンピコ劇場をモデルにしているとのことで、以前ヴィツェンツァで閉館時間を過ぎて見逃した苦い経験を払拭するためにもsaraiと配偶者は必見の劇場です。この美術館と劇場は2階(日本風では3階)にあり、まとめて見学できます。入館するといきなりファルネーゼ劇場の内部です。ぐるりと階段状の急な観客席が半円形になっており、正面に舞台があります。


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舞台に上がってみましたが、今は舞台セットが奥の方に片付けられているので、舞台の作りは実感できません。舞台の奥からは美術館への通路です。お目当てはパルマの2大芸術家のコレッジョとパルミジャニーノです。またもや、この美術館の目玉のパルミジャニーノの「トルコの女奴隷」は小さな写真だけが貼ってあって、ゴメンナサイです。どうして、目玉作品ばかり修復中なんでしょう。
これで、観光終了。パルマ駅からボローニャ経由でインスブルックに向かいます。ボローニャには1時間ほどで到着です。

さて、ボローニャからインスブルックへは長時間の移動になります。旅便りでも書きながらのんびり行くことにして、パソコンを出します。期待して探すと、コンセントもありました!コンセントを繋ぎ寛ぐと、自宅みたいですね。

ヴェローナを過ぎたあたりからはアルプスの白い雪をいただいた山々が姿をあらわすようになり、ブレンナー峠も近くなると、迫る険しい山の間には、渓流と線路と道路のみとなり、列車はゆっくりと登っていきます。
やっとブレンナーの駅に到着。降りてみましたが、とても暖かい陽気でアルプスの峠とは思えません。まわりは雪もなく、単なる山の中。それでもプラットホームの一番端に行くとアルプスの雪山が望めました。


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定刻にインスブルックに着きました。時刻は夕方4時半ですが、こちらのこの時間はまだまだ明るくお昼下がりの感じです。イン川の流れとまわりの山並みの美しいことは想像以上でした。
で、早速、旧市街地に向けて出発です。
インスブルックはチロル出身のハプスブルグ家の都のあったところで街の中心には王宮と王宮庭園があります。王宮を過ぎて、この街で一番有名な黄金の小屋根に向かいます。すぐ近くの旧市街の中にそれはありました。


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テレビで見てもあまりぱっとしませんが、やはり本物ももう一つです。ともかく街自体より街の周辺の山の景色の方が最高に素晴らしいです。


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折角ここまで来たのだから、チロル料理でも食べていこうということに。料理を堪能し、といっても昨日までのような高級な料理ではなく、気さくな田舎料理です。
食後、日が沈み、山の雪の白さと山の斜面に建つ家々の灯がぽつんぽつんと付いているのを印象的に感じながら、ゆっくりホテルに戻りました。
明日は天気次第ですが、もう少しこのインスブルックあたりを見て、ウィーンに向かいます。
では、おやすみなさい・・・


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インスブルックからのアルプスの眺め、そして一気にウィーンへ

インスブルックの朝です。昨夜のsaraiのネットで調べた情報によると、明け方から夕方まで雨とのこと。恐る恐るカーテンを開けると、雲は多いですが、雲の隙間から陽射しもあります。これから降り出すのでしょうか。ま、最悪ではなさそうですね。

天気のことも勘案し、まずクリスタルガラス製品で有名なスワロフスキーのテーマパークに行くことにしました。
スワロフスキーのテーマパーク・クリスタルワールドへは駅から直通のバスが出ています。
バスは、イン川に沿ってどんどんインスブルック郊外へと走ります。と、高速に乗りました。エ~、そんなに遠くまで行くの~。やがて30分ほど走って、クリスタルワールドに着きました。素晴らしい!インスブルックの郊外なので、建物といえば可愛い戸建てだけ。何も遮るものはなくアルプスの山並みが360度見渡せます。そして、天気予報は、見事に大外れして素晴らしい快晴です。気温も上がり、爽やかな風が吹いています。

早速、入場口に向かいます。クリスタルワールドは緑に覆われた低い丘の下に作られているので、地上には何も見えません。正確に言えば、入場口の横の丘の斜面に巨人の顔があり、口から水を吐き出しています。この丘全体が巨人を表しているそうです。その内部にクリスタルワールドの地下世界が広がっています。


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中に入ると、次々とクリスタルをテーマにしたホールが続き、よくこんなに作ったものだと驚かされます。特にクリスタルドームは周りがクリスタルカットの球体の内部にいる感じで次々と照明が変わり、異様な体験ができます。ここで世界的なソプラノ歌手ジェシー・ノーマンがコンサートを行った様子が大きなスクリーンで流されていました。いや、オペラ好きとしてはたまりませんね。歌っていたのもイギリスの古い作曲家ヘンリー・パーセルのオペラからのアリアで美しい曲です。ついつい聞き惚れてしまいました。

さて、クリスタルワールドの地下世界から地上に復帰し、また、まわりのアルプスの山並みに圧倒されます。帰りのバスの時間まで大分あるので、クリスタルワールドの地上部分に作られた公園を散策します。美しく花々も咲き、まわりのアルプスの山々とうまく溶け合った感じです。


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一番丘の上にはちょっとした展望台があり、大型双眼鏡が2台設置されています。双眼鏡でも楽しめますが、なにはともあれ、見渡す限りアルプスとチロルの草原の眺めは素晴らしい限りです。クリスタルワールドもそれなりに楽しめますが、この景色を楽しむだけでも来てよかったというくらい、大満足しました。お天気も良く、気持のよいことこの上なしです。


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さて、そろそろバスの時間です。来たときとは一部別のルートで駅に着きました。今日乗る予定の電車レールジェットが発車する時間まで2時間ほどあるので、昨日見ていなかった市街地観光をしておきます。
歩いて街に向かいます。すぐにお目当ての凱旋門に到着。マリア・テレジアの息子の結婚を記念して建てられたものです。


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ここからはマリア・テレジア通りが昨日見た黄金の小屋根までまっすぐに続きます。昨日は遠くから見た聖アンナ記念柱を今日は間近に見て、すべての観光は終了です。この聖アンナ記念柱はスペイン継承戦争でハプスブルグがバイエルン軍を撃退したことを記念して建てられたものだそうです。1700年頃ですから、300年ほど前のものですね。
観光終了で小腹も空き、喉も乾いたので、カフェでもはいりましょう。ちょうど、近くにトラップ大佐(多分、サウンド・オブ・ミュージックのお父さん)の旧宅にオシャレなカフェがあるとのことでそこに向かいます。
このカフェは建物の中庭のようなところにオープンなテラス席があり、街の喧噪はシャットアウトし、静かで光に満ちた素晴らしいロケーションです。


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カフェといっても、ここらあたりはかなり本格的な料理も出してくれます。配偶者のお好みのスープをまずいただきましょう。saraiはほかの人が白ワインを飲んでいるのを見て、堪らずリースリンクのグラスワインを注文。ついでに冷たいデザートもいただきましょう。そうこうするうちに駅に戻る時間になりました。
ここの駅はすべてのホームは上り下りのエスカレーター装備で荷物の移動が楽です。今回の旅で最も素晴らしい駅でした。ほぼ予定通りの時間にレールジェット(オーストリア国鉄自慢の新幹線みたいな特急電車)がホームに入ってきました。
インスブルック駅を出ると、ほぼ真北の方向にミュンヘンを目指して走ります。電車はいったんドイツ領にはいり、ミュンヘンに近いところでザルツブルグ方面の線路に合流。ザルツブルグに到着。駅の工事はかなり進んでいるようでした。さらにリンツを抜け、そろそろお腹も少し空いてきたので、食事でもお願いしましょう。列車の中の食堂とは思えないほど美味しいんですよ。これはファーストクラスの特権です。
ようやく、ウィーン西駅に到着。何度目のウィーンでしょう。我が街って言ったら言い過ぎですが、なんだか、とてもよく知っている街にきたようでほっとします。西駅も工事中でしたが、なにやらかなり工事が進んだようで、駅の中の移動が楽になりました。この駅からはUバーン(地下鉄)に乗って、ホテルに移動します。途中、1回の乗り換えがありますが、無事にホテルの最寄駅に到着。
チェックイン後、ネットは何とか繋がったので、さあ、今日はゆっくりと休み、明日からの8日連続、計9回のオペラ・コンサートに備えます。しばらくはウィーンに滞在します。



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ネーメ・ヤルヴィ+ウィーン交響楽団@ウィーンコンツェルトハウス 2011.4.9

さて、今日のコンサートの報告です。
先ほど偵察したコンツェルトハウスです。初めて中にはいります。今日はウィーン交響楽団の演奏会で指揮はネーメ・ヤルヴィ。CDでだけは特にショスタコーヴィチの交響曲を聴いてきた大指揮者です。あのころは彼の新しいショスタコーヴィチのCDを心待ちにして、聴いていました。当時はショスタコーヴィチ演奏の大本命でした。

ところで彼の息子のパーヴォとクリスティアンも若手のばりばりの指揮者です。息子たちの生演奏は聴いていますが、肝心の父親の生演奏は初めて。期待してしまいます。

今日のプログラムは前半が北欧音楽。

 ・グリーグ:抒情組曲
 ・スヴェンセン:弦楽合奏のための2つのスウェーデン民謡
 ・シベリウス:交響詩「クオレマ」より
         第2曲《鶴のいる風景》
         第1曲《悲しきワルツ》
 《アンコール》
 ・シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ

後半は休憩をはさんで

 ケルビーニ:レクィエム ハ短調

ウィーン風の美しい弦の音色とネーメ・ヤルヴィの骨太かつ繊細な指揮がぴたっと合い、素晴らしい演奏でした。特にアンコールのシベリウスの素晴らしさには感動してしまいました。初聴きの曲だったにもかかわらずです。弦の響きと指揮が見事にマッチしての奇跡の演奏ともいえます。

さて、最初の北欧音楽はもともと抒情的な曲ばかりで、情緒に流された演奏だとBGM風にしかなりません。ネーメの指揮は芯の通った抒情性なので映画音楽のようにやわな音楽にはなりません。ウィーン交響楽団の美しい弦の響きをいかしつつ、底に秘めた音楽の本質をしっかりとつかみだしてきます。
特に顕著だったのが、《悲しきワルツ》です。息子のパーヴォは何故か、どんなオーケストラを指揮しても決まってアンコール曲は《悲しきワルツ》。演奏は美しいのですが、今日のネーメの演奏を聴いていると、パーヴォは若さの勢いで美しいだけの音楽にしていたことに気が付きました。ネーメは抑えた表現で内面的なやるせなさからくる抒情を見事に表現していました。これが年輪でしょうか。そして、その演奏に魅了されていると、突如、アンコール曲のアンダンテ・フェスティーヴォで一気に美しさの極みをウィーン響の弦から引きだしてしまいました。感涙ものの演奏でした。

後半のケルビーニ。初めはなぜこんなにマイナーな曲を選んだのか不思議でしたが、実に美しいレクィエムで聴き入ってしまいました。心に沁みとおってくるような演奏でとくに静かな部分は最高でした。特に変わった曲ではありませんが妙に胸をうつのはなぜだったんでしょうね。いずれにせよ、ウィーンでこそ聴けた曲で有り難いことでした。

パーヴォも頭で考えすぎることをやめて早く父親の域に達すればいいのにとsaraiの年相応の感想をいだいた素晴らしいコンサートでした。



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ウィーンのオットー・ワーグナー畢生の大作アム・シュタインホフ教会

今日も・・・晴れてます!

まず、コンサートのチケットのピックアップの用事は完了。ここは国立歌劇場の裏手でまわりを見ると、ちょうどアルベルティーナ美術館の高台が見えます。いつも気になってはいましたが、上がったことがありません。ちょっと上がってみましょう。ちょっと小高いだけですが意外に高い目線でこの付近の眺めが違いました。裏手のほうから見下ろす感じの国立歌劇場もなかなか面白い。


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アルベルティーナ美術館のほうを見ると美術展の案内ポスターが目に着きました。何と青騎士展をやっているではありませんか。今回の旅のテーマの一つは青騎士です。青騎士というのはミュンヘンでカンジンスキー、マルク等が始めた美術運動のグループのことです。ミュンヘンでは青騎士が誕生するきっかけになった美しい街ムルナウ、コッヘルを訪問することにしています。その青騎士の美術展ですから、これからの旅のはずみにもなります。早速、美術館にはいってみます。青騎士はカンジンスキー、マルク、ミュンター、クレーなど盛り沢山な展示です。大作こそありませんでしたが、充実した展示で大満足。
思わぬ美術鑑賞でもう昼時になりました。すぐ近くには王宮庭園(ブルクガルテン)があり、そこの温室植物園がカフェになっています。このパルメンハウスでランチでもいただきましょう。


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暑さに負けずに料理を完食し、時計を見ると、もう2時半。今日は建築家オットー・ワーグナーの代表作のアム・シュタインホフ教会を見に行かなければなりません。少し焦ります。48A系統のバス乗り場はフォルクスシアターにあります。20数個先の停留所まで20分ほど乗って、ぎりぎりの時間に精神病院前のバス停に到着。目的の教会はこの精神病院に付属した教会で病院の門をはいり、長い坂道の先の丘の上に黄金の丸いドームの美しい教会はありました。


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息を切らせながら、教会にはいると、3時からの説明(ドイツ語)がまだ続いており、それが終わるまでははいれないとのことで教会を外から眺めながらしばらく待ちます。説明が終わり、教会内部が開放され、見放題、写真撮り放題で無料です。あまりに申し訳けないので少しですがお布施をさせてもらいました。で、教会内部ですが、こんなに美しい教会はめったにありません。アールヌーヴァオー様式のモダンな意匠で統一され、美しさの限りです。


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ステンドグラスは同じ時期のアーティストのモーザーの傑作で素晴らしいものです。教会の内外の素晴らしさにすっかり魅了されました。


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で、また、急いでバスに乗り、ホテルに戻り、今夜のコンサートに出かけました。
先ほど偵察したコンツェルトハウスです。初めて中にはいります。
コンサートの様子は別稿で報告します。

満足して、ホテルで夜食のお持ち帰り寿司をつまみながら、記事を書きました。
では、これでオヤスミナサイ。


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マーラーの響きを実感:ウィーン・トーンキュストラー管弦楽団@ウィーン楽友協会 2011.4.10

ウィーン楽友協会でのウィーン・トーンキュストラー管弦楽団の演奏会です。曲目はマーラーの交響曲第6番《悲劇的》です。
平土間の9列目のど真ん中での鑑賞になりました。楽友協会と言えば、作曲家マーラーがウィーンフィルを指揮していたところで、マーラーのメッカです。彼はこの素晴らしい響きを持つホールを念頭に置いて作曲していたのではないかと思います。
で、このホールでのマーラーの響きを実感し、マーラーの音楽の本質の一端を新しく感じ取れたような気がします。ともかく、弦も管も打も豊潤な響きがホールに満ち渡ります。ほかのホールでは決して感じなかった響きで、もちろん、自分の知る限り日本にはこんなホールはありません。マーラーの音楽の響きはこんなに豊かな響きを前提に作曲されたので、あのような木管楽器のフレーズが意味を持ったのを初めて理解しました。
演奏自体も若い指揮者ゴンザレスの熱い指揮で非常に密度の高い演奏です。ウィーンのオーケストラの実力の高さも思い知らされました。
第1楽章の力強く、熱い表現。第2楽章の優しくデリケートな表現から、一転して、苦悩と葛藤に揺れる思い、そしてまた静かで優しさに満ちた表現。第3楽章は諧謔的で激しい表現。そして、第4楽章はまさに嵐のような音楽を濃密に熱く表現し、そのまま、救いのないフィナーレ。
体をゆすらされるほどの強い響きから、静寂でデリケートでいて明瞭に耳に伝わってくる響きまで、マーラーの音楽の響きに酔いしれたコンサートでした。この響きは実演を聴かなければ絶対に体感できないもので、感動的な体験でした。


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これが実質的にウィーン楽友協会での本格的に聴く初めてのコンサートでした。今度はここでウィーンフィルを聴いてみたいと思いました。それもプレートルかハイティンクの指揮でといったら贅沢すぎますね。



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ウィーンの日本チャリティコンサートに熱い思い・・・そして、グルメ

やっぱり・・・晴れてます!
でも、今日も冷たい風が強く吹いています。

今日は、saraiのウィーンのお友達のはっぱさんと2つのコンサートをご一緒するので、saraiはルンルンです。10時30分の待ち合わせなので、急いで身支度をして、ちゃっちゃと朝食を済ませて出かけます。
行き方はいろいろあるので、新しい物好きのsaraiとしては、利用したことのない路線を利用して移動します。待ち合わせ時間ぴったりに、フォルクスオーパーに到着。はっぱさんはまだのようです。

今日のチケットを取り換えるために列に並んでいると、はっぱさんが登場です。9か月ぶりの再会です。
と、これまたブログ仲間のFeriさんとも待ち合わせだっのですが、はっぱさんのお引き合わせで、初対面となりました。
皆がここで集合となったのは、このフォルクスオーパーで、日本支援のチャリティーコンサートがあるからです。

これはもちろん震災後に急きょ決まったコンサートでフォルクスオーパーに関係する歌手たちが一堂に集まったガラ・コンサートです。このコンサートの収益は日本赤十字に寄託されることになっています。日本人歌手でここで以前に活躍していたメゾソプラノの中嶋彰子さんも参加しています。最後は山田耕作の赤とんぼなども歌われ、全員起立しての《君が代》で幕を閉じました。収益金は600万円以上になったそうです(隣の席のウィーン在住の方に教えてもらいました)。日本人として、こういうコンサートを企画してくれた方々やコンサートに参加してくれた音楽家のみなさんやコンサートに来場し、チャリティに参加していただいた聴衆のみなさんの一人一人にありがとうを言いたい気持ちになりました。日本は全世界から復興を支援してもらっているのが現地でよく分かりました。1日も早い復興を力を合わせて成し遂げていきたいものですね。世界も暖かい目で見守ってくれています。

コンサート終了後は、ブログ仲間4人での楽しい食事会となりました。
Feriさんは帰国のため、慌ただしくさようならです。その後は、そのままお茶をしながらおしゃべりは続きます。

さぁ、本日2つ目のコンサートに移動しましょう。はっぱさんの車での移動なので楽ちんです。もちろん慣れた運転と、手慣れた駐車場探しで、無事コンサートホールに到着です。
このコンサートはもともとの予定。ウィーン楽友協会でのウィーン・トーンキュストラー管弦楽団の演奏会です。曲目はマーラーの交響曲第6番《悲劇的》です。この演奏会の記事は別稿にします。

コンサート終了後は、はっぱさんご推奨のグルメレストランに向かいます。ハンガリーとの国境近くまで、高速を利用しての1時間のドライブです。ウィーンの市街地を抜けると、小高い丘が延々と続きます。すべてブドウ畑。ブドウ畑の中に点々と桜の木あり、今まさに満開です。さらに進むと、どこまでもどこまでも真っ平らな大平原が広がります。一面美しい緑の大地です。うっとりと見とれてしまいすね。

と、ワイン蔵が立ち並ぶ村に到着。その中にさりげなくそのレストランはありました。元は古い農家だったそうですが、とってもオシャレなレストランにリノベーションされています。レストランの隣の建物の煙突の上に、コウノトリが巣を作っていました!
シェフは意外にもとっても若く、はっぱさんに親しげに挨拶にいらして、私達も紹介してもらいました。

食事は、6品のコースを選択。で、すべての料理にそれぞれ合うワインも選んでもらうことにしました。しかも、sarai&配偶者に別々にということで、なんと12 種のワインを楽しめるということになりました(はっぱさんは車の運転があるので我慢してもらいました。)。次々と出される料理は、実に洗練された素材の味を引き出した料理で、素晴らしいものでした。量も、6品を楽しみながら頂ける(満腹にならない)よう配慮されていて、最後まで本当に美味しく頂けました。どれほど美味しかったかを伝えられないのが残念です。メインの料理、ガチョウのソテーだけ紹介しておきましょう。


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この料理に合わせていただいた赤ワインはこの2本でした。


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鉄道でもバスでも行けないレストランではっぱさんのアテンドなしには絶対に行けなかったレストランでした。持つべきものは友ですね。
食事の後は、美しい星空を眺めながら、ホテルまで送っていただきました。はっぱさんに、充実した楽しい1日を感謝です。

明日もオペラ。一番楽しみにしていたウィーン国立歌劇場の《アンナ・ボレーナ》です。世界の歌姫で人気を2分するアンナ・ネトレプコとエリーナ・ガランチャの2人が出演する超豪華オペラです。


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ネトレプコ+ガランチャ《アンナ・ボレーナ》@ウィーン国立歌劇場 2011.4.11

アンナ・ネトレプコは決して期待を裏切ることがありません。まだまだ、興奮さめやらないうちに記事を書こうと深夜のウィーンのホテルでPCに向かっています。

さて、今夜のウィーン国立歌劇場の公演は今シーズンの最大の話題の公演といってもいいネトレプコとガランチャの共演する超豪華版の公演です。プルミエが4月2日にあり、その後、5日、8日と公演が続き、今日、11日が4回目です。あとは14日、17日の2回を残すのみ。いずれの公演も発売前に完売という不思議なチケット販売ですが、何とか11日の公演のチケットを2枚確保しました。いわゆるプラチナチケットです。当初の心配はこういう公演だとオペラ好きというよりもネトレプコやガランチャ目当てのミーハーがかなり集まって、せっかくのオペラの雰囲気を台無しにすることもあるんじゃないかということでした。実際、前回、この歌劇場でネトレプコの《椿姫》を聴いたときにはオペラとは異質の聴衆を見かけました。しかし、これは杞憂に終わり、今日は実にオペラを愛する聴衆が集まり、気持ちよくオペラを鑑賞することができました。つまり、オペラに集中できたということです。

今夜のキャストは以下の通りです。

 指揮:エヴェリーノ・ピド
 演出:エリック・ジェノヴェーゼ
 アンナ・ボレーナ:アンナ・ネトレプコ
 ジョヴァンナ・セイモア:エリーナ・ガランチャ
 スメトン:エリザベート・クルマン
 ペルシー卿:フランチェスコ・メーリ
 エンリーコ8世:イルデブランド・ダルカンジェロ
 ロシュフォール卿:ダン・パウル・ドゥミトレシュー
 ハーヴェイ:ペーター・イェロシッツ

名実ともに力のあるネトレプコ、ガランチャ、ダルカンジェロが目立ちますがほかのメンバーもすべて実力のある歌手でまったく隙のない布陣です。

いよいよ序曲に続き、第1幕が始まります。合唱に続き、いきなり、ガランチャが歌い始めます。何と深くリッチな美しい声の響きでしょう。それにホール全体に響き渡る声量の大きさにも驚きます。まったく無理のない歌唱です。メゾソプラノの理想を具現化しているといっても過言でありません。生で聴くのは初めてですが、随分、ヴィデオでは聴いているので、どんな声かは知っていましたが、この深い響きと声量の豊かさには圧倒されます。まるで主役が登場して歌っている貫禄もあります。そうです、歌の力だけでなく、この人はやはり華のある人です。実に堂々たる存在感に満ちています。もちろん、顔も姿も美しいのはいうまでもありません。
で、続いて、ネトレプコの登場です。おっ、今日は最初から実に声が出ています。いつもの澄んだ美しい声です。すぐに魅了されます。もしかしたら、ガランチャを意識して、最初から飛ばしているのかもしれません。そして、いきなり、その2人の掛け合いです。もう、超弩級の歌声でホールの響きが凄いことになっています。それに2人の衣装もイギリスの古典的な衣装でとても豪華で舞台の華やかなこと、素晴らしいです。合唱団の女性(女官役)の衣装までとてもきらびやかで、こんなに豪華な舞台は滅多にあるものではありません。これもウィーン国立歌劇場ならではの実力のひとつでしょう。
スメトンを歌うクルマンはこの難しい役どころをネトレプコ、ガランチャというスーパー歌手にはさまれて、なかなか好演していました。
次はダルカンジェロが登場し、ガランチャとの絡み合いがありますが、もちろん、彼はとても力のあるバリトン。モーツァルトのオペラを歌わせたら、この人以上に歌える人はいないでしょう。で、今日のオペラはドニゼッティですが、何となく、モーツァルトを聴いている感じになってしまうのはご愛嬌です。とはいえ、堂々たる歌い振りで英国王の貫禄を遺憾なく表現しています。ガランチャとの掛け合いの素晴らしいこと、文句なしです。
続いて、ペルシー卿を歌うメーリも張りのある声のテノールで声の伸びが実によい。ネトレプコとの掛け合いも素晴らしく、もっとほかのオペラでも相手役がやれるかもしれません。
まあ、ウィーンの豪華絢爛な舞台に目も耳も奪われているうちに第1幕は完了。大満足です。
ご機嫌で休憩時間はシャンパンで乾杯。
第2幕はまあ凄いの一語。ネトレプコは第1幕はあれはまだ声ならしだったのかという感じです。合唱の後のネトレプコとガランチャの掛け合いは茫然としてしまうほど素晴らしい。ガランチャの豊かで切り込むような響きに対して、ネトレプコは澄んでいて、それに甘さも感じさせる優しい声の響き。この2つの声の響きがぶつかりあい、ホールが響きで満たされます。緊迫感もあります。続くネトレプコ、ダルカンジェロ、メーリの3人の掛け合いも素晴らしい。ダルカンジェロが王の権威を示し恫喝的な響きで圧倒するなか、メーリとネトレプコはリリックに純情な響きの歌を重ねていきます。実にオペラの醍醐味を感じます。続くガランチャとダルカンジェロの絡みもガランチャの深い響きの歌声に魅了されつくしです。
こう書いてきましたが、すべては最後の狂乱の場のネトレプコの絶唱に尽きます。ルチアのような狂乱の場に比べると派手さでは負けるかもしれませんが、底流にある人間の心情という点では遜色ありません。特にホーム・スイート・ホームのメロディーに乗って、ネトレプコが実に美しさの極致を極めた天使の声で祈るように歌うところでは、もう、こちらは心がずたずたで涙が止まりません。何という贅沢な喜びを与えてくれるのでしょう。
この後はネトレプコが一転して強烈な声の響きで狂乱の場、オペラを締めくくります。なんという感動でしょう。もう我を忘れて、ネトレプコの声の響きに身を委ねるのみ。感涙しているのかどうかも分からない状態です。本当にオペラは芸術のなかで自分という存在を根幹から揺さぶってくれます。その源は人間の声。声の力の計り知れない力に今日も翻弄されました。

saraiにとって生きていることを実感するのはオペラを聴いて感動している瞬間です。このために生き、今後もオペラを聴き続ける。それがsaraiの人生。かなり、感傷的になっています。



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この記事へのコメント

1, 佐々木 辰彦さん 2011/04/14 10:33
saraiさんの記事をまったく同感を持って読ませてもらいました。
このオペラは1年前から注目していて必ず観ようと思ってました。
一昨年ロンドンの「カプレーティと 」でネトレプコに振られ、昨年はウィーンの「カルメン」でガランチャに振られ、三度目の正直で二人の共演を観ることができました。4月2日のプレミエはまた異常な雰囲気で、紳士淑女が着飾った中で圧倒されました。
オペラそのものについてはあなたの文章に付け加えることはありません。当日のプログラムによると「ボレーナ」のウィーンでの上演は、まだケルントナートーア劇場当時の1833年以来の様です。
また、このオペラは二人のプリマを揃えなければならず、カラスとシミオナートの名演の壁を越えることができないと言われてきましたが、今回の公演はそれに並んだか、超えたのではないかと思います。その初日の公演を感動とともに感激で来た自分は果報者です。

2, saraiさん 2011/04/15 07:13
佐々木さん、初めまして、saraiです。
コメントありがとうございました。

何と何とプルミエに行かれたんですね。それは凄い。
カラスとシミオナートですか。それも凄いですが、ネトレプコとガランチャも人気だけでなく、実力も認めています。佐々木さんの並んだか、超えたというご意見、同意します。
また、佐々木さんのようにちゃんとご自分の耳で感動・感激できる聴衆あってのオペラだと思います。これからも彼女たちの素晴らしい声を楽しみましょう。
今後ともよろしくお願いしますね。

3, masahikoさん 2011/05/04 00:24
偶然このブログを見つけました。私も4/5~12まで2年ぶりのウィーンでオペラざんまい。本来は2009年5月以来の指輪目当てでいったのですが、こんな凄いアンナボレーナを8日と11日2回聴けました。8日は1幕のフィナーレが最高。今まで聴いたイタリアオペラのなかでもベストかという位、ただ休憩後はイマイチで、ちょっとがっかり。逆に11日は休憩後のネトレプコの調子がよく最後は凄かった。カラスとシミオナートをこえたかも。2回聴けてほんとにラッキー。やはり肉声ですから、その日のコンデションによって微妙にちがうのでしょう。
あとはワルキューレのジ―クリンデとフンディングがウィーンデビューのようで注目。2人とも知らない歌手ですがチェックです。
saraiさん。またよい情報あったら教えてください。

4, saraiさん 2011/05/04 01:12
masahikoさん、初めまして、saraiです。

アンナ・ボレーナをウィーンで聴いた希有な存在の日本人がこれで3人(saraiの配偶者も入れて4人)揃いましたね。いずれも熱狂的なオペラフリークのようです。
しかし、あのアンナ・ボレーナは素晴らしかったですね。少なくとも今年1番でした。それを2回も聴くとは、よくチケットを購入できるチャンスと財力がありましたね。羨ましい限りです。saraiも8日の公演もチェックしていましたがリーズナブルな価格のチケットが取れませんでした。
リングも歌手が揃っていたのでよかったことと思います。今回はワーグナーを聴く心境になかったのでパスしました。
また、当ブログにもお越しください。次はメトの6月の公演をレポートします。何といってもドン・カルロが期待です。

5, masahikoさん 2011/05/04 17:23
saraiさん。アンナボレーナのチケットは8日がパルケット最前列R6。11日はガレリーのハルブミッテ最後列で両方とも生まれてはじめて額面の3倍だしました。佐々木さんのようにネトレプコのキャンセルに会った人はたくさん知っているので、だした価値はあったと思っています。ネトレプコはウィーンの10-11シーズンではこれしかでないので、キャンセルなしと予想していました。あと8日はとなりに関西からきたご夫妻が、11日はとなりにウィーン在住の日本人の方がいたので、すくなくともあと3人このアンナボレーナを聴いています。

6, masahikoさん 2011/05/04 17:24
続き
私は熱烈なワグネリアンで、最近のウィーンでは2006の2月のトリスタン(3回聴きました。このときウィーンは凄い寒波でマイナス15℃位、あとバラを2回、テアターのイドメネオを2回聴き、毎日ワイン漬けでした)と2009年5月の指輪の新演出が印象に残っています。あとどうしてもウィーンのボリスゴドノフが聴きたくて2007年の5、6月にも行きました。このときはボリスよりもボータ、ストックマン、フリットーリのオテロが素晴らしく(2回聴きました)またコンビチュニー演出のフランス語版のドンカルロが面白かったです。このドンカルロの演出は超斬新で(ブーイングも凄い)見てなければお勧めします。1991年はじめてウィーンに行ってから今回で15回目ですが、仕事の関係でしばらくいけません。ぜひまたいろいろ情報ください。それでは。

7, saraiさん 2011/05/04 18:58
masahikoさん、再度の詳細なコメント、ありがとうございます。

こちらはウィーンで初めてオペラを観たのが1990年ですから、masahikoさんとほぼ同時期ですね。ただ、今回でウィーンは8回目ですから、回数はほぼ半分。最近は厳選してオペラを観ているので、シュターツオーパーでのオペラは通算15回です。最近では、2009年5月のネトレプコの椿姫、特に後半の素晴らしかったこと! 2007年5月のグルベローヴァのルチア、これも後半、それも狂乱の場の凄さ! 2006年5月のオランダ人はオケ、歌手、演出、セット、・・・すべてがパーフェクトでした。ちなみに指揮はオザワでしたが彼の指揮では最高のものでした。思い出としては1992年のフレーニのミミを聴けたのが感動でした。
また、おいでください。熱く語り合いましょう!

8, レイネさん 2011/12/10 19:10
最新の旅行記事から、saraiさんが4月にウィーンで『アンナ・ボレーナ』をご覧になってることを知り、
遅ればせながらコメントさせていただきます。(ホルバインの絵の下にこの記事へのリンクがあると便利)
現地ではなくTVのライブ中継で「アンナ・ボレーナ」を観賞したので、歌手の声や歌唱などは生ではないのでなんともコメントしがたいので、ブログ記事にはコスチュームのことを主に書きました。まるで、ホルバインの絵から抜け出たような登場人物の美しさにうっとりでした。(10月のメトのプロダクションでは、もっと凝ったコスチュームだったようですが)

ネトレプコとガランチャの黄金コンビによる『カプレッティとモンテッキ」を2009年にロンドンで観賞しました。翌日のサラ様ダイドーが第一目的でロンドンに行ったのですが、この二人の方に圧倒されました。

9, saraiさん 2011/12/11 02:15
レイネさん、こちらへもコメントありがとうございます。
ところで、ローマ歌劇場《エレクトラ》の記事にsteppkeさんからレイネさんにコメントがついています。左の『最新のコメント』欄からリンクできます。

確かに衣装はホルバインそのものでしたね。それにしてもあの2人は凄かった。レイネさんもロンドンに遠征してプラチナコンビを聴いたのですね。メトはガランチャの出産でプラチナコンビは実現しませんでしたね。4月のウィーンでガランチャのオクタヴィアンのチケットを購入しましたが、どうなることやら。今が旬の2人からは目が離せません。

10, 佐々木 辰彦さん 2012/01/06 22:13
 久しぶりにsaraiさんのブログを見て、年末に3回ほどコメントを入れたのですが届かなかったようです。(システムエラー?)
 このオペラ、昨年11月12日にTVで放映されたのをビデオに撮り、繰り返し繰り返し観てはあの夜の感動と至福なひとときを再現しています。5列目にいた自分は残念ながら写っていませんでした。
 saraiさんの最近の記事で4月の「ばら騎士」の件ありましたが、私も絶対観なくてはと思って計画していたところでした。他の演目やコンサートの関係で15日の公演にしようと考えていますが、もし差し支えなかったらsaraiさんがGETされたチケットの公演日を教えていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。

11, saraiさん 2012/01/06 23:32
佐々木さん、お久しぶりです。

年末にコメントいただいたそうですが、こちらには届いていませんでした。当方のブログサイトに問題があったのかもしれませんね。申し訳けありませんでした。

TV放映の件、知りませんでした。クラシカ・ジャパンだったんですね。ウィーンではDVDが販売されていましたが購入しませんでした。
さて、4月の「ばら騎士」ですが、15日はベルリンに遠征中でベルリンから戻った18日のチケットを購入しました。なお、前日の17日は「ウェルテル」を見るつもりです。こちらはまだチケット未購入です。

12, 佐々木 辰彦さん 2012/01/07 15:25
 「ウェルテル」は14日に計画しています。これも欲を言えばガランチャのシャルロッテで観たいところですが…。「ばら」のシュテンメは以前ウィーンで「オランダ人」のゼンタで観て彼女の才能に感心しましたが、その後頭角を現し今やワーグナーソプラノの第1人者ではないでしょうか。またパーションも09年のザルツで「コジ」のフィオルディリージで好演してましたね。
 4月のウィーンでは「ばら」が主目的ですが「パルジファル」とキュッヒル四重奏団によるショスタコのSQも聴きたいのでsaraiさんの1サイクル前の観劇になります。またの機会にお会い出来ることを望んでいます。

13, saraiさん 2012/01/07 20:08
「ウェルテル」も1回前の公演を見られるのですね。カサロヴァのシャルロッテですから、文句は言えませんよ。もっとも、カサロヴァがキャンセルして、ガランチャが代役に出たりして・・・なんてこと、ある訳ないですね。「薔薇の騎士」はガランチャ以外も配役がいいですね。楽しみです。「パルジファル」はベルリン遠征前の8日のチケットを購入済みです。これもティーレマン、デノケ、シュトルックマンと豪華ですね。完売必至のチケットでしょう。ティーレマンは楽友協会でのウィーン・フィル定期のシューマンを聴く予定です。いつか、お会いしましょう。

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またまた、オットー・ワーグナーの建築

今日起きたら曇り空。雨が降るような感じではありませんが、すこし寒くなるかなとコートを着て出かけます。
今日は夜、今回の旅で一番大事なオペラがあるのでそれがすべてです。したがって、自重して早くホテルに戻り、休息をしてオペラに備えます。
で、今日は先日も見た建築家オットー・ワーグナーの代表建築を見て歩くくらいにしましょう。
まずはカールスプラッツまで地下鉄で出て、そこからトラムに乗り、ドナウ運河まで行きます。そこに彼の代表作の郵便貯金局があります。いかにもワーグナーらしいモダンななかに意匠を凝らしたすっきりした建築です。内部も自由に見られるので(業務は行っています)ゆっくりと見学。


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次はマジョリカハウスを見に行きます。トラムでカールスプラッツまで戻ります。ここから歩きますが、ついでにいつも見ているカールスプラッツの駅舎も見ておきましょう。これもオットー・ワーグナーの代表作のひとつです。で、今度はマジョリカハウスを求めて、ウィーンの市場ナッシュマルクトのお店を見ながら進むとありました。オットー・ワーグナーの代表作のマジョルカハウスとメダイヨンマンションが並んで建っています。いずれも公共アパートの筈で外からしか見られません。随分、同じ人の設計なのに違っています。モダンということでは同じですが。
これがマジョリカハウス。


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これがメダイヨンマンション。


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そろそろお腹も空いたので、まだウィーンに来て食べていないウィーナー・シュニッツェルが食べたいとsaraiが言いだしました。フィグルミューラーというお店に行ってみました。注文はもちろん、ウィーナーシュニッツェルを2人前と水。運ばれてきたシュニッツェルは皿からはみ出した巨大なシュニッツェル。


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美味しかったが、如何せん、大き過ぎ、食べるのに大変。

このあと、ホテルに戻り、午睡をとり、時間になり、ウィーン国立歌劇場に参上。
世界の最高の歌姫ネトレプコとガランチャの美声に聞き惚れ、オペラ《アンナ・ボレーナ》を堪能。saraiは感動のあまりうるうる状態でした。詳細は別稿で記事をアップしました。

明日も基本的に予定はなく、夜、フォルクスオーパーでオペレッタ《こうもり》を見るだけです。


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《こうもり》@ウィーン・フォルクスオーパー 2011.4.12

今日のウィーンはフォルクスオーパーでオペレッタの定番中の定番、ヨハン・シュトラウスの《こうもり》を聴きます。色々と《こうもり》は聴きましたが、本場といっていいフォルクスオーパーではまだ聴いていませんでした。

今日のキャストは以下です。

       指揮:ルドルフ・ビーブル
       ロザリンデ:Elisabeth Flechl
       アデーレ:Bernarda Bobro
       イーダ:Klaudia Nagy
       オルロフスキー公:Zoryana Kushpler
       アイゼンシュタイン:Dietmar Kerschbaum
       ファルケ博士:Marco Di Sapia
       アルフレード:Jorg Schneider
       イヴァン:Stefan Tanzer
       フランク:Martin Winkler
       フロッシュ:Gerhard Ernst
       ブリント博士:Jeffrey Treganza

この公演の印象はまさに正統的という感じです。ある意味、安心してみていられます。特に変わったことは何もなし。ドイツ語の分からないsaraiでも状況はほぼ分かり、現地の方と一緒に笑えます。私見では、ウィーンではこういうものを是非残してほしいと思いました。昨年聴いたアン・デア・ウィーン劇場の《こうもり》は刺激的で音楽的にも水準が高く、忘れられないプロダクションですが、正統あっての新機軸です。ウィーンにはフォルクスオーパーやシュターツオーパーで正統中の正統を残した上で、さらに実験的・野心的なアプローチに挑戦してもらいたいものです。

さて、公演の内容ですが、まず大御所のビーブルさんの指揮で序曲が始まります。これもまさに正統的な演奏。テンポといい、そのテンポの変化といい、いい意味で特別なことは何もありません。まったく問題なしの演奏。刺激がないと言えばそうですが、それを望むのなら、ほかでいくらでも聴けるでしょう。これはあくまでもオペレッタです。
歌手ではアイゼンシュタイン役のケルシュバウムのお芝居の熱演が光りました。また、ロザリン役のフレッヒルさんの美しさと優雅な身のこなしが抜群。歌はまあまあですね。アデーレ役のボブロさんは可愛さは出ていましたが歌は少し粗さが目立ちます。勢いがあると言えば、そうも言えますが、この役は意外に歌が重要です。オルロフスキー役のクシュプラーさんは演技はともかく、よく声が出ていて好感がもてました。まあ、異常な性格を表現するところまではいってませんでしたが、演出の問題もあるでしょう。昨年のアン・デア・ウィーン劇場でのエキセントリックなオルロフスキーのイメージが頭から離れないので、なにか生ぬるく感じてしまうことも事実です。ファルケ役のディ・サピアさん、アルフレード役のシュナイダーさんも好演でした。フランク役のヴィンクラーさん、フロッシュ役のエルンストさんには笑わされました。巧みな演技力ですね。

この公演は全体を通して、音楽性よりも歌芝居という側面を強調したものでそれはそれでよかったと思います。ある意味、有名歌手を起用したシュターツオーパーの《こうもり》は歌手の歌はうまくてもオペレッタとしての面白みには欠ける部分もあります。それにしても、高音を誤魔化すのがうまいなあとも思う反面、もっと歌の響きがよければなあと感じたのも事実でした。

よくも悪くもこれがフォルクスオーパーの《こうもり》であり、素直に受け取って満足しましょう。オペレッタの楽しさは存分に味わえましたからね。


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ウィーンのブルク劇場のクリムトの絵を拝見

昨夜は素晴らしかったオペラの興奮冷めやらず、深夜までブログを書いていたので、今朝は9時過ぎに起きて、慌てて、服を着替えて、朝食を食べ損ねないように朝食ルームに飛び込み、ほとんど最後の朝食客になりました。

ところで今日のウィーンは小雨模様。降ったり、やんだりです。フード付のウィンドブレーカーを羽織って出かけます。特に大きな目的があるわけではありません。また、夜のオペレッタに備えて自重するのが1番です。

それでも今まで気になっていたブルグ劇場に向かいます。ここにはクリムトの装飾画があるので前から見たかったんです。で、館内ガイドツアーでしか見せてもらえませんが、その時刻が15時なので、場所とかをチェックしに行きました。結果、ガイドツアーには随分、時間があるので、付近を散歩することにしました。
ウィーン市内には珍しく高台があり、階段もあります。この階段を上るとベートーヴェンが住んでいたパスクァラティハウスと呼ばれる建物があります。「運命」、ベト7(のだめカンタービレの主題曲の第7交響曲)、オペラ《フィデリオ》、「エリーゼのために」などが作曲された歴史的な建物です。まあ、そういうこともありますが、この高台をぐるっとまわって、向こう側に降りる階段があり、その階段の風情のあること、驚くほどです。下から見た階段をご紹介しましょう。


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ちょっと疲れたところでカフェの老舗のラントマンで休みます。お昼時なのでケーキにするか、ランチにするか迷いましたが、とりあえず、ランチを頂きました。スープとメインのセットです。で。ケーキですが、別の有名カフェに行くことになりました。昔王室御用達でエリザベートも愛用していたカフェ「ゲルストナー」です。ここで2人でチェコレートトルテを分け合って頂きました。


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こんなにゆっくりしていたら、ブルク劇場のガイドツアーの時間が迫ってきました。ガイドツアーの案内はすべてドイツ語でさっぱりです。事前に配布してくれた英語の紙を参考にします。いずれにせよ、見たいのはクリムトの天井画だけです。


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この後、ホテルで休息しましたが、たいして午睡できる時間はなく、そこそこで今夜のオペレッタを聴きにフォルクスオーパーに向かいました。今日の演目はヨハン・シュトラウスの《こうもり》。有名なオペレッタですから、気楽に聴きましょう。とても楽しい公演でした。ここでもブログでお付き合いのある方と初対面。ウィーンも狭いですね。


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オペレッタの詳細は別稿で記事を書きました。
今日も夜遅くなってのホテル帰還です。明日も朝寝坊パターンですね。

明日はウィーン最後の夜でまたまたフォルクスオーパーでオペレッタ《チャルダッシュの女王》です。


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《チャルダッシュの女王》@ウィーン・フォルクスオーパー 2011.4.13

いやはや、久しぶりに見たフォルクスオーパーのオペレッタ《チャルダッシュの女王》はよりショーアップされ、華やかなものに仕上がっていました。
明らかに目立つのはバレエが増え、踊り手のレベルも確かなものになっていました。また、特筆すべきは舞台のセットです。アールヌーボー調のとても華やかなセットでミュシャの絵と見紛うばかりのオシャレな大きな絵が目立ちます。ブダペスト、ウィーンの世紀末の感じがよく出ています。昨日の《こうもり》といい、素晴らしく派手な仕上がりのオペレッタになっています。まあ、派手過ぎともいえ、賛否両論もあるかも知れませんがオペレッタはこれくらいやったほうが楽しめるでしょう。もちろん、演出もこのショーアップ路線上にあり、もうやれるだけのことはやるという徹底ぶりです。

今日のキャストは以下でベストとも思えるメンバーです。

カールマン:オペレッタ《チャルダッシュの女王》 
 指揮:ルドルフ・ビーブル
 演出:ロベルト・ヘルツル
 アンヒルテ(侯爵夫人):マリア・ハッペル
 アナスタシア(スタージ):アニータ・ゲッツ
 シルヴァ・ヴァレスク:インゲボルク・シェプフ
 レオポルト・マリア侯爵:ペーター・マティック
 エドウィン・ロナルド:セバスティアン・ラインターラー
 オイゲン・フォン・ローンスドルフ陸軍中尉:マーティン・ベルモーザー
 ボーニ:ジェフリー・トレガンザ
 フェリ・バチ:クルト・シュライブマイヤー
 シギ・グロス:ニコラウス・ハッグ

序曲が華やかに響き、第1幕の冒頭、スクリーンの向こうに主要人物が登場、なかなかいい始まりですね。最初に舞台の大階段からシルヴァ役のシェプフが華やかに登場、絵になり、声も伸びています。中低域の声の響きがもうひとつですが高い声はよく響いており、演技・踊もうまく、シルヴァ役としてはこれまで聴いたなかでは一番の出来です。ボーニ役のトレガンザは身のこなしも演技も及第点で歌もまあまあです。役どころを心得ている感じですね。フェリ・バチ役のシュライブマイヤーは渋い演技で狂言回しを十分こなしていましたし、ヨイ・ママンもよく踊っていました。エドウィン役は好調なラインターラー、声も演技も素晴らしいですが、彼ならもっと歌えたと思う部分もありました。第1幕はこれらの登場人物が存分に役どころをこなし、カールマンの哀愁のあるメロディーに乗って、ときにはテンポの自在な変化でのりのりの舞台を作って、大拍手のなか、終了。

休憩後、街2幕から第3幕まで休憩なしに一気に舞台は進みます。そうそう、舞台の転換の見事さには脱帽です。幕の下り方、つりさげた大道具の上下の動き、すべてが素早く、きびきびした舞台進行になっており、密度の濃い舞台作りになっています。2幕目も相変わらず、バレエシーンが目立ち、世紀末の華やかさを演出しています。ここで出色だったのは、今評判のスタージ役のゲッツです。歌良し、踊り良し、演技良しで、さらに器量良し。これまでのスタージの印象を変えてしまい、主役を食ってしまいかねない勢いです。無論、saraiも一遍でファンになってしまいました。彼女で見てみたいオペレッタがいろいろ想像できます。今日の全登場人物でも最高でした。彼女とエドウィンの絡み、彼女とボーニとの絡み、いずれもなかなかの見ものでした。ヨイ・ママンも一緒に踊らせたいくらい(笑い)。
第2幕も哀愁とテンポ変化ののりが続きます。ビーヴルさんの指揮ぶりは無理がなく壺をおさえたもので流石です。時折、このフォルクスオーパーの大きさでは鳴らし過ぎもありましたが、これもオペレッタの醍醐味として許容しましょう。最後は少し悲しい人生哀歌模様で終了です。

すぐに引き続き、第3幕が始まります。また、アールヌーボー調のセットに目が奪われます。素晴らしいセットです。この幕は話が二転三転するセリフの多い幕です。まあ、それ以上に幕の初めのほうでのヨイ・ママンの素晴らしさがすべてでもあります。オペレッタ好きはみな心が躍る場面ですね。この日のヨイ・ママンも歌のテンポのノリの良さ、そして、3人の息の合った踊りは楽しさの極致です。リフレインは一度だけ。これだけが不満です。聴衆の受けを見ての臨機応変も欲しいですね。何せ一番の山場ですから。それから、もうひとつ残念だったのはリフレインが減ったせいか、日本語の歌詞がなくなったことです。サプライズで嬉しかったんですけどね。
フィナーレは嬉しいハッピーエンドがダイナミックにしめくくられ、とてもほろりとしてしまいます。このあたりがオペラとの最大の相違点ですね。誰も死なないしね。

大満足のオペレッタで、今回のウィーン訪問も幕。やはり、ウィーンはオペラもオペレッタもマーラーもすべてが素晴らしく、決して、裏切られることがありません。体が動き、感性に曇りが生じない限り、今後もウィーン詣では続きそうです。



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ウィーンのカフェ文化:美味しい朝食・ランチ、そして、美味しいケーキ

今日は1日雨との予報でしたが、太陽が顔を出しています。でも、風は冷たい。

どうせ今日は何の予定もないゆるゆるの1日ですから、完全休養日としましょう。まだ、旅は続きますからね。

カフェでウィーンの朝食をしようと、地下鉄でカフェ・ムゼウムに向かいます。老舗のカフェですが、経営が昨日行ったカフェのラントマンにかわり最近新装開店したのでチェックです。店内は明るく、ソファの色調が赤になってました。
時間はもうお昼時を過ぎ、メニューはランチになってました。が、どうしても朝食にこだわるsaraiは、お店の人に朝食もOKか確認すると、いいよ!とのことです。で、saraiはモーニングセットを、配偶者は日替わりランチをお願いしました。
ま、ホテルの朝食メニューと内容は変わり映えしませんが、もちろん各素材は美味しかったですよ。半熟卵の茹で具合が絶品でした。


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と、外を見ると、雨がザァーザァー降ってます。ちょっと雲があったので傘を持ってきたのですが、よかったねと話しているうちに止んでしまいました。本当にこちらの天気は分からない。

スーパーでお土産の買い物を済ませ、ホテルに戻り、気持ちよ~くお昼寝となりました。
たっぷり休養をとって、さっぱりした気分でフォルクスオーパーに向かいますが、ちょっと早めに出かけます。というのも、いよいよ明日にはウィーンを離れます。saraiは、まだまだケーキを食べ足りないのです。お気に入りのカフェのL.ハイナーで、夕食代わりのお茶をしようというのです。2人でポットのダージリンを頼み、ケーキのショーケースに行き、ケーキを選びます。どれも美味しそうで目移りしますが、2人ともチョコレートを素材にしたケーキをそれぞれ選びます。このケーキの美味しかったこと、日持ちが許せば、日本に連れて帰りたいほどの美味しさです。


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やはり、色々とカフェを試しますが、お店の雰囲気、ケーキの美味しさ、飲み物の美味しさ、接客の良さでこのカフェはsaraiにとってウィーン1のカフェです。それもヴォルツァイレ支店ではなく、ケルントナー通りの本店が1番です。今回、また、確信を深めました。気をよくしたsaraはここのウェートレスのおばさんの写真を撮らせてもらいました。ここのウェートレスはみんなベテランのおばさんですが民族衣装(たぶん、チロルかな)に身を包み、なんだか可愛いんです。なお、写真を撮るときには女性らしく、眼鏡をさりげなく外したのが印象的でした。


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フォルクスオーパーで楽しくオペレッタを鑑賞。今日の演目はカールマンの《チャルダッシュの女王》です。一番好きなオペレッタです。これでウィーンは最後ですが、それにふさわしい最高の舞台を見せてもらいました。今日も昨日に引き続き、ブログで知り合ったお友達と楽しいお話に花が咲きました。

ホテルに戻り、荷物を作って、就寝です。明日は、早々にミュンヘンに旅立ちですから。


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この記事へのコメント

1, 洋子さん 2011/04/15 00:16
音楽への造詣に敬服します。毎日楽しそう。

このティセット、なんとジョンソンブラザーズのローズブーケですね。
20年間探し求めている幻のお皿です。このお店用に銘入り?
凝視してしまいました。何度も拡大してみました。そうです。
今東京では買えません。
素敵・・・。

2, saraiさん 2011/04/15 07:25
洋子さん、初めまして、saraiです。
コメントありがとうございます。

L.ハイナーは支店も含めて、この陶器で統一しています。てっきり、ハイナーのオリジナルだと思っていました。ウィーンの他のカフェではこういう可愛いものは見たことがありません。これもL.ハイナーのポイントの一つです。ジョンソンブラザーズのローズブーケというのですね。我が家はそれなりにティーカップをコレクションしたので、このカップにも食指は動きましたが、ぐっと我慢したところです。次回、また、ウィーンに行ったら、入手経路とかチェックしてみましょう。

3, pikuさん 2011/04/25 04:10
初めまして。pikuと申します。
今日、まさにハイナーで昼食をとり、このウェイトレスの女性に担当してもらいました。偶然に驚いています。
ウィーンのウェイトレスにしては、
話し方がゆっくりエレガントで、笑顔もキュートな方だなあと思ったので、お顔に間違いありません。

そして、以前、支店のハイナーで、
食器がかわいいので、個人的に購入出来るか聞いた事も有ります。
オリジナルだから販売はしていないと言われたのですが、
今も見る度にセットで欲しくなります。

ジョンソンブラザーズのローズブーケなのですか?
知りませんでした。
もっと詳しくお話を聞いておけばよかったです。

4, saraiさん 2011/04/25 17:59
pikuさん、saraiです。初めまして。

楽しい偶然ですね。コメントいただき、ありがとうございます。
ウィーンにお住まいなのですね。羨ましい限りです。
我が夢の街、ウィーンですものね。

ハイナーもよく行かれるんですね。また、行かれる機会があれば、是非、カップの入手についての情報をチェックいただき、お知らせくださいね。

帰国しましたが、また、ウィーンに行く日もそんなに遠い日ではないでしょう。では、また、楽しいコメントをお寄せください。

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極め付き!ヤンソンス指揮バイエルン放送響《エウゲニ・オネーギン》@ミュンヘン・ヘルクレスザール 2011.4.14

これまであまり好みでなかったヤンソンスの音楽世界に圧倒されました。まさに偉大な指揮者としての歩みが見えました。

それにしても本拠地ミュンヘン・ヘルクレスザールに響き渡るバイエルン放送交響楽団の素晴らし過ぎる演奏にもあわせて圧倒されました。

チャイコフスキーのオペラ《エウゲニ・オネーギン》はコンサート形式での演奏でしたが、オペラ形式の上演に比べても、音楽内容の充実度は驚くべきレベルに達していました。ヤンソンス一人がなしえたことではないとして、ドラマチックで緊迫感にあふれた演奏は凡庸な指揮者では決して達成できないものだと思います。今夜のオペラは単なるオペラというよりもオペラと交響曲を融合し、高い次元の人間の愛と心理葛藤の芸術劇とでもいうべきものに昇華していました。ヤンソンス、オーケストラ、歌手、合唱団のみなさんに敬意を表したいと思います。こういう《エウゲニ・オネーギン》に接したのは初めてで音楽の流れのひとつひとつが強い意味をなして、頭のなかに認識を形づくることができました。チャイコフスキーの音楽の本当の凄さが分かったような気がします。
しかし、最初からだんだんと音楽が熱を帯びてきて、最後はほとんど熱にうかれて狂おしくなるような音楽、これはチャイコフスキーの交響曲第4番、第5番あたりをもっと強烈にした感じ、こういう世界を表現した音楽家には脱帽しかありません。

さて、今夜のキャストは以下。

 チャイコフスキー:オペラ《エウゲニ・オネーギン》
  ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団・合唱団
   タチアーナ:Veronika Dschiojewa
   レンスキー:マリウス・ブレンチウ
   オネーギン:ボー・スコウフス
   オルガ:マリナ・プルデンスカヤ
   グレーミン公爵:ミハイル・ペトレンコ
   ラリーナ:Stefania Toczyska

さて、歌手の出来について、あまり触れていませんでしたが、いずれも大満足の出来でした。もっとも、saraiの席は最前列の中央で歌手の息遣いも聴こえる席だったので、その分、割り引かないといけないかも知れませんね。
オネーギンのスコウフスはそれは柔らかい声で歌い始め、最後は狂乱のような歌に達するという素晴らしい出来で流石ですね。タチアーナ役のDschiojewaは何と読むのか分からないくらいまったく知らないソプラノですが、実に美声で透き通った響きを聴かせてくれました。最初の純情可憐な乙女のリリックな響きから最後の成熟した女のドラマチックな響きまで見事に歌い分けてくれました。素晴らしいソプラノでこれからが楽しみな人です。
それにレンスキー役のブレンチウはこれまた美声のテノールで一途な青年の情熱を歌いきってくれました。張りのある声で声量も十分。楽しみなテノールが最近は随分出てきましたね。そうそう、グレーミン公爵を歌ったペトレンコの素晴らしいバスには聞き惚れました。これまた流石の一言。

ヘルクレスザールは初めてでしたが、ウィーンのコンツェルトハウスと似たような響きに思えました。よい響きのホールです。ここを本拠地とするバイエルン放送交響楽団ですが、清冽な弦の響きはとても素晴らしく、なかでも低弦の素晴らしさには驚嘆です。ドイツの重厚な音色に切れの良さを併せ持つ世界超1級のオーケストラです。ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ、シカゴなどと並ぶ素晴らしさで感激の極みでした。

オペラ自体の個々の部分には触れられませんでしたが、手紙の場やフィナーレの素晴らしさはとてもsaraiの貧しい筆力では伝えられないほど、魅了されるものでした。あ、レンスキーとグレーミンのアリアも素晴らしかったし・・



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レールジェットでミュンヘンへ

細かい雨の降る朝です。今日はミュンヘンに移動するだけですので、雨が降るなら今日にしてほしいという日が雨になりました。しかも、ホテルから駅への移動には傘をさす必要もないほどの小雨ですから、ラッキーということこの上なしです。

さぁ、チェックアウトして出発しましょう。西駅に向かいます。ウィーン西駅は大改装中ですが、大分できてきましたね。でも完成までにはまだまだかかりそうです。
ホームで待つこと暫し、ちょっと遅れて列車は入ってきました。ブダペストから来て、ウィーン・ザルツブルクを経て、ミュンヘンまで行く国際列車の特急電車レールジェットです。結構多くの人が降りましたが、乗る人も多く大騒ぎです。ミュンヘンまで乗り換えなしの直行で行ける列車は、さすがに本数が少ないからでしょうかね。手際良くsaraiが指定されていない席を確保。たいていのヨーロッパの鉄道には指定車両というのがなく、車両各シートの上に表示板があって、例えばウィーン西駅からミュンヘンというような表示があれば、そこは既にその区間が指定済のシートだということです。よって、何も表示がなければ、自由に座っていいシートになります。指定を取ってもいいのですが、無駄に指定料金を支払う必要がないほど、大体のところシートは空いています。特に今回はファーストクラスなので余計空いているはずです。

西駅を出発。ウィーンとお別れです。saraiは、既に次に来ることを目論んでいます。暫しのお別れってことですね。

ザルツブルクに到着。まだまだ雪の残った山々が聳えています。やはりウィーンよりずっと寒そうです。ここからミュンヘンまでは1時間半。
深夜までのブログ書きで寝不足のsaraiはここで熟睡モード。目が覚めたら、もうミュンヘン中央駅です。これが駅に着いた特急電車レールジェット。赤い色が印象的ですね。


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市内交通機関の3日券を買って、ホテルに向かいます。トラムの駅が近そうなので、19番のトラムに乗ります。ミュンヘンではお馴染みのトラムです。バイエルン国立歌劇場を通るトラムだからです。今回のホテルはそのバイエルン国立歌劇場に一番近いと思われるホテルです。すぐに場所が分かり、チェックイン。3 日間宿泊します。

今夜のコンサートの時間までホテルで休み、時間になって、コンサートホールへ。
今夜のコンサートはレジデンツ(王宮)の中にあるヘルクレスザールで、バイエルン放送交響楽団のコンサート形式のチャイコフスキーのオペラ《エウゲニ・オネーギン》。ホールへは王宮庭園を通って行きます。

ホールに入るとポスターが目につきました。ここミュンヘンでも5月2日に日本チャリティのコンサートとして、ミュンヘンの3大オーケストラが合同でベートーヴェンの第9番《合唱》を演奏するようです。本当に世界の暖かい気持ちが有り難いですね。


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ドイツで最高とも評されるバイエルン放送交響楽団、世界的な指揮者マリス・ヤンソンス、実力のあるオペラ歌手による圧倒的な音楽にsaraiはまたしても感動の嵐。今回は特に素晴らしい音楽に恵まれて幸せです。
コンサートの詳細は別稿でアップしました。

歩いて帰れるホテルに夜風を浴びながら帰着し、夜食で腹ごしらえをして、さあ、ブログ書きです。配偶者はすやすや。長旅の疲れを落としてくださいね。

明日はミュンヘン周辺の王宮を見て、夜はバイエルン国立歌劇場でコロラトゥーラソプラノの女王グルベローヴァのオペラ《ノルマ》を楽しみます。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

長い間ありがとう!グルベローヴァ《ノルマ》@ミュンヘン・バイエルン国立歌劇場 2011.4.15

実に長い間、グルベローヴァの超絶歌唱を聴いてきました。今回は第1幕の不満とか、特に「清き女神」への欲求不満とか問題もありましたが、第2幕が最高の出来で、まあ、終わりよければすべてよしというところです。もう、これでグルベローヴァを聴くのは最後になるでしょう。もう十分に感動や喜びを与えてくれました。
思えば、もう20年以上前にバルセルナのリセウ劇場でR・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタを聴いたのが始めでした。彼女も40代にはいったばかりで溌剌としていました。その後、今回まで数えてみれば、11回聴きました。国内7回、海外4回です。ウィーンで聴いたツェルビネッタ、ドレスデンで聴いたルチアが最高でしたが、いつも期待を裏切らないのがグルベローヴァでした。

そのグルベローヴァも60代にはいり、流石のグルベローヴァも高音で絶叫するところでは衰えを感じました。ですが、芸の力、ノルマが最後にお父さんに残していく子供のことをお願いして切々と歌うところの情感のこもっているところ、涙なしには聴けません。これで長い間お付き合いをしたグルベローヴァも聴き納めです。よい終わり方で嬉しいです。まさに不世出のコロラトゥーラソプラノでしたね。

今年はバイエルン国立歌劇場の日本公演にグルベローヴァも参加予定なので日本の聴衆のかたも聴かれるかたも多いかと思います。saraiはNBS・ロイヤルオペラとの決別宣言をした以上、聴くわけにはいきません。また、グルベローヴァの引退もそう遠い日ではないでしょう。
これだけの人は最後にいい歌唱を聴いて、オシマイにしたいというsaraiの勝手なロマンがあります。そういう意味で今回のオペラは一生忘れられない
ものになるでしょう。

一応、今日のキャストを紹介しておきます。

 ベルリーニ:オペラ《ノルマ》
  フリードリッヒ・ハイダー指揮バイエルン国立歌劇場管弦楽団・合唱団
  演出:ユルゲン・ローズ
  ノルマ:エディッタ・グルベローヴァ
  ポリオーネ:ゾラン・トドロヴィッチ
  アダルジーザ:ソニア・ガナッシ
  フラーヴィオ:フランチェスコ・ペトロッツィ
  オロヴェーゾ:スティーヴン・ヒュームス
  クロティルデ:オッカ・フォン・デル・ダムラウ

失礼ながら、グルベローヴァのノルマに尽きてしまうオペラなので、通常はコメントすべき他のキャストにも言及しないことにします。演出内容も同様です。ただ、グルベローヴァがらみで言えば、第1幕では不満だったアダルジーザとの2重唱が第2幕ではバランスもアンサンブルも格段に良くて、それだけでガナッシに拍手です。

妙な感想になりましたが、思い入れのある大歌手への切なる思いを込めた感謝の言葉のつもりです。
本当に長い間、感動をありがとう! エディッタ



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

ミュンヘン郊外の美しいお城と庭園

久しぶりに、雨の心配のない青空が広がっています。ミュンヘン郊外のお城に出かけるには最適のお天気ですね。ちゃっちゃと朝食をすませて出かけたいところですが、saraiはまたまた寝坊しました。でも、なんとか、朝食の時間に間に合いました。

で、早速出かけますが、マリエンプラッツ駅からオーバーシュライスハイム駅までは24分のSバーンでの移動で市内の密集した建物のあるところから緑あふれるところに脱出です。ここに今日の訪問先のお城があります。シュライスハイム城とルストハイム城です。シュライスハイム城には古い城のアルテス・シュロスと新しい城のノイエス・シュロスの2つがあります。主たるお城はノイエス・シュロスでマックス・エマヌエル選帝侯の美しいバロックのお城です。
駅からお城へはバスも出ていますが、お天気もよく、歩いて15分という表示が出ていたのでぶらぶら歩くことに。駅からお城までは1本道で、道沿いはきれいな住宅街です。どの家もとてもよくお庭が手入れされていて、花々が美しい。イースターも近いので、色とりどりの卵が吊り下げられている木もあります。


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配偶者は大喜びで、パチパチ写真を撮っていると、あっという間にお城に着きました。アルテス・シュロスとノイエス・シュロスは向かい合って立っていて、アルテス・シュロスは可愛いお城で前庭は花々が植えられており、ノイエス・シュロスは巨大なお館です。まずはこのノイエス・シュロスを見学。内部はだだっ広い空間が広がっています。そこは美術館にもなっていて膨大な絵が展示されていました。見ものは2階への巨大な階段です。大理石と白い漆喰の彫刻で飾られた空間に1歩足を踏み入れると、思わず驚嘆の叫びが口を出ます。大きくて美しく圧倒される・・・そうとしか表現できません。はるか上方のドームには美しい天井画も描かれています。


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選帝侯というのは国王にも匹敵する権力と財力を持っていたんでしょう。あとはお城につきものの執務室や天蓋付のベッドが並ぶ回廊が続きます。
お城の裏庭はまるでベルサイユ宮殿を思わせる延々と続く水路がどこまでもどこまでも伸びていて、その遥か彼方にまたお城が見えます。これがルストハイム城でしょう。お天気も良いので、ピクニック気分でこの水路脇の森の中の小道を歩きルストハイム城を目指します。水路には鴨や白鳥が浮かび、長閑です。それに何と言っても観光客がすくなく、森林浴の気分です。やがて、ルストハイム城に到着します。ここから後ろを振り向くと水路の向こうのはるか先にさきほどのノイエス・シュロスが美しく見えています。


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さてルストハイム城は、とっても小さなお城で内部ではマイセン陶磁器コレクションを展示していました。美しい陶磁器に目を奪われます。
で、また、別の水路沿いの道を散歩しながら戻ります。

また、駅からSバーンでマリエンプラッツ駅に戻ります。夜食のお弁当(モロ日本のコンビニ弁当です!)を買って、ホテルに帰着です。1時間ほど仮眠して、またオペラ。バイエルン国立歌劇場です。コロラトゥーラソプラノの第1人者グルベローヴァの出演するベルリーニのオペラ《ノルマ》です。尻上がりに調子を上げた彼女の思いのこもった歌声にsaraiは感動の涙。これが彼女のオペラの聴き納めになることでしょう。引退ももうすぐでしょうからね。このオペラは別稿で記事を書いていますので詳細はそちらをご覧くださいね。
ホテルに戻って(歩いて5分もかからないほど)、夜食とブログ書きの毎日になりました。
早く寝ましょう。明日はいよいよヨーロッパ最後のコンサートです。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

 

会心のティーレマン!ミュンヘンフィル《オールR・シュトラウス》@ミュンヘン・ガスタイク 2011.4.16

今日のコンサートで今回の旅のオペラ・コンサートの締めくくりです。計10回の音楽体験はいずれも素晴らしく、またまたヨーロッパ文化の奥深さを感じさせられました。
今日は今回の旅のきっかけになったコンサートです。このコンサートを知り、今回の日程をそれにあわせて組んでいきました。今ヨーロッパでとても人気のあるクリチティアン・ティーレマンがメゾソプラノのクリスティーネ・シェーファーと一緒にオールR・シュトラウスのプログラムをやるというのでいてもたってもいられなくなったわけです。

今回のコンサートはミュンヘンフィルの本拠地ガスタイクです。1度聴いたことがありますが、このホールの巨大で現代的なデザインには本当に驚かされます。とても広い客席がすべて傾斜状になって、ステージから放射状に伸びています。そして、その傾斜状の客席の下は休憩時間にドリンクを楽しむ巨大なスペース。日本のプロ野球の球場も思い起こさせますが、モダンで上品な空間です。

さて、今夜のプログラムは以下です。

 R・シュトラウス:祝典前奏曲
 R・シュトラウス:管弦楽伴奏の歌曲(8曲) シェーファー
  1.あなたの歌が心に響くとき
  2.私の眼
  3.解き放たれた心
  4.東方から訪れた三博士
  5.憩え、わが魂
  6.森の幸せ
  7.愛の讃歌
  8.春の饗宴
 《休憩》
 R・シュトラウス:交響詩《英雄の生涯》

特に前半の歌曲に一番期待しました。
さて、まずは祝典前奏曲です。あまり、聴かない曲ですが、いきなりパイプオルガンの独奏でエネルギーに満ちたダイナミックな演奏で度肝を抜かれます。オーケストラとオルガンが交互に演奏するスタイルで曲は進み、題名のとおり、祝典的な楽想が続きます。最後は全楽器が大音響でホールを満たし、派手にフィナーレを迎えます。まあ、どうのこうのという曲ではありませんが、コンサートの出だしとしてはいいし、滅多に聴けない曲を聴けたのが嬉しいですね。それにしてもこのホールは巨大なのによく音が響くホールです。最後の強奏はうるさいくらいでしたからね。

で、いよいよシェーファーが登場して、歌曲です。これは残念ながら少し期待外れ。saraiの席がかなり後ろの上方でステージ遠く、シェーファーの細かい歌いまわしが把握できませんでした。そもそもこのホールでは難しい選曲だったかもしれません。2曲目の《私の眼》とか3曲目の《解き放たれた心》とか7曲目の《愛の讃歌》などはシェーファーの中音域の声の響きが弱音で抒情的に歌われ、とてもよかったのですが、全体で言えば、高音域の声の響きの通りが悪く、オーケストラの音響に飲み込まれていました。
最前列で聴けば、印象は全然変わっていたでしょう。また、シェーファーはオペラのほうで聴かせてもらいましょう。

休憩後、《英雄の生涯》です。これは最初の有名な主題から、その後の演奏を暗示するかのように全く颯爽とした演奏です。これはもうティーレマンの面目躍如ですね。激しい部分も静かな部分も実に推進力に満ちた魅力的な演奏です。ミュンヘンフィルの弦楽合奏力もなかなかのものでティーレマンの要求に応えます。第1ヴァイオリンのソロも終始美しく響いていました。
個々の部分がどうだという演奏ではなく、全体の構成が実に流れるように耳に自然にはいってくるようなR・シュトラウスの模範的な演奏です。瑞々しく若々しい演奏はティーレマンの指揮に帰するところが大であると感じました。これからも動向に目を離せない指揮者の一人であることは間違いありません。

今回のヨーロッパシリーズを締めくくるにふさわしい《英雄の生涯》であったことが何とも嬉しい夜でした。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ティーレマン,  

やっぱりドイツはシュパーゲルと白ソーセージ

今日はsaraiは朝寝坊を決め込みました。というのは、ホテルの朝食をパスして、ドイツの朝ごはん「白ソーセージ」を食べようと目論んでいるからです。

気温は低く寒いですが、気持ちよく晴れています。さぁ出かけましょう。
白ソーセージ屋さんは、すぐそこです。10時過ぎですが、お店はお客さんでいっぱいです。何とか席を見つけて座ります。かわいいエプロンのおばさんが注文を取りに来ます。もちろん、飲み物は白ビールです。朝からぁ~なんていうものではありません。全員の前にビールがあるのですから・・・。
さぁ「白ソーセージ」と9か月ぶりのご対面です。こんなに早くお会いできるとは思ってもいませんでした。皮は上手くはずせました。甘いはちみつ入りの洋からしをつけて頂きます。美味しい!本当に美味しいです。

お店を出ると、街は大勢の人でごった返しています。朝市も出ています。賑わいに誘われるようにブラブラ朝市のお店の方に行きます。あらぁ、白ソーセージも売っています。しかも、真空パックになっているものもあります。買って帰ろうかとかなり迷いましたが、新鮮さが売りの白ソーセージですから、止めました。また食べに来ましょう。
と、saraiの目が点に!その目が釘付けになったのは「シュパーゲル(ホワイトアスパラ)」。ウィーンでは、まだちょっと時期が早すぎると言われたシュパーゲルが、ここドイツでは旬の時期がスタートしていたのです。どの八百屋さんの店先にもホワイトアスパラが山積みになっています。そのぶっとくて美味しそうなこと・・・。


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もう、saraiは食べさせてくれるお店探しに必死になってきました。
でも、その前に今日の予定の教会巡りを済ませましょう。
まず、フラウエン教会に入りましょう。
プロテスタントの教会でしょうか、とっても立派ですが装飾がシンプルです。
内部のずらっと並んだ柱が印象的です。
次に、少し歩くと聖ミヒャエル教会です。外側は工事中ですが、中に入ってみると、ミサが終わった直後なのでしょうか、お香の匂いがしています。内部は白が基調になったいかにもドイツの教会でとても美しいです。


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主祭壇のドームの下で、4人の男女がミサ曲を歌っています。たった4人の声とは思えないほどに美しく教会内に響き渡っています。と、祭壇横の地下に通じる階段が開いています。有料で公開しているようで、ルードヴィッヒ2世の写真が出ています。行ってみることにしました。王族の棺が安置されていました。もちろん、ルートヴィッヒ2世のものもありますが、ひときわ立派で、お花も添えられています。彼の作ったお城をすべて見に行った配偶者は、祈りを捧げることができ、ルードヴィッヒへの思いが完結したそうです。

さて、シュパーゲルで必死のsaraiは、白ソーセージを食べさせてくれるもう1軒別のお店で、シュパーゲルはあるかと尋ねると、あるわよとのこと。即、入店。シュパーゲルのスープとシュパーゲルのオランデーズソースかけを注文します。2人でこの2品ですから、エ?という顔をされましたが、めげずにその2品のみの注文でOKをもらいました。が、やはりそれで大正解でした。なんと見事に太いアスパラが6本も乗ってます。これは多分、ちゃんとしたドイツ国内産のシュパーゲルでしょう。最近は輸入物も増えているようですが、正式にはドイツ国内産でなければシュパーゲルとは言えずに単なる白アスパラガスです。このシュパーゲルの皿にはジャガイモと鶏のシュニッツェルまでついていました。saraiは大満足です。


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さて、これから今日のお目当ての美術館に向かいます。9か月前にはノイエ・ピナコテークに行ったので、今回はアルテ・ピナコテークに行きます。マリエンプラッツからSバーンで1駅目のカールスプラッツで 27番のトラムに乗って、すぐにピナコテークの停留所に着きます。広大な敷地内にあるアルテ・ピナコテークの入口を目指して歩きます。すると、フェルメールの絵のはいった大きな垂れ幕がかかっています。フェルメールの絵の展示をやっているようです。今回の旅ではルーブルで見たフェルメールに続き、2度目です。チケットを買って、とりあえず、フェルメールの展示に向かいます。その方向に行くと、カフェしかありません。でも、そこを進む人もいるのでカフェのテーブルの間をウェーターとかを避けながら進むと大きな扉が閉まっています。そこを開けるとフェルメールやクラナッハの展示会場でした。右手がフェルメールなので、はいると展示室の真ん中の正面に有名なフェルメールの「天秤を持つ女」です。実に繊細なタッチの絵で左の窓のカーテンの隙間から光が差し込んでいます。机の上の真珠(宝石?)が光って見えるのはフェルメール得意の手法ですね。恥ずかしながら、配偶者に指摘されるまで女の人が持つ天秤が見えていませんでした。それほど微細な表現で天秤は描かれています。これは素晴らしい名作ですっかり魅了されました。アムステルダムの「牛乳を注ぐ女」、ドレスデンの「手紙を読む女」と同レベルのフェルメールの傑作だと思います。

さて、2階に上がって常設展を見ます。何といってもここではデューラーの作品を見ておきましょう。明日行くニュルンベルグはデューラーの街ですから、ある意味、記念して見ておきましょう。特に彼の自画像はまるでキリストのように自分を表現し、芸術家としての矜持が見て取れます。決して自己満足やうぬぼれになっていないところが芸術家としての懐の深さです。その向かいの壁には代表作の「4人の使徒」。まったくゆるぎのない表現で文句の付けようのない傑作です。あとはダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、フィリッポ・リッピなど名作の数々があり、まあ、見て回るのが大変です。こういう美術館はやはり1 日に一つしか見ることができませんね。体力も集中力も必要です。頭の中がすっかり美に埋め尽くされて、トラムを乗り継ぎ、ホテルに戻りました。もちろん、夜のコンサートに向けて、休養の仮眠をとります。

6時にホテルを出ます。今日の会場はミュンヘンフィルの本拠地のガスタイクのコンサートホールで少し遠いんです。検討の結果、トラムを乗り継いで行きましたが、トラムの乗り換えで乗り継ぐ28番のトラムの停留所の場所が分からず、うろうろ。結局、そのトラムが行き過ぎるのを見て、停留所の場所が分かり、少し時間をロスしました。が、十分早めにホテルを出たので7時の開演には十分に間に合いました。
今一番乗っている指揮者のティーレマンが率いるミュンヘンフィルの演奏は広大なホールをR・シュトラウスの響きで満たし、《英雄の生涯》を見事に演奏し、まったくもって、彼の魅力に取りつかれてしまいました。詳細は別記事でアップしてあります。

今日は早めに寝て、明日からの観光モードに備えます。音楽は今夜で終了です。結局、今日は旅の記事が未完成になり、翌日の電車のなかで書いています。今はミュンヘンからニュルンベルグに向かうドイツ国鉄の特急ICEの車内です。



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テーマ : ヨーロッパ
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青騎士のルーツを求めて、バイエルンの街々を彷徨

晴れてます!見事な青空です。
今日は、青騎士の人たちの活動の原点になったコッヘルとムルナウに出かけます。その後、ミュンヘンを後にして、ニュルンベルクに向かうので、荷物をミュンヘン駅のコインロッカーに預けることにします。

コッヘル行きは、一番はずれのホームのまだまだ先の方から出ます。2階建ての2等車の上の階の席を確保。車窓を楽しみながら行きましょう。
大きな湖が現れました。シュタルンベルク湖です。とっても大きな美しい湖です。ここでルートヴィッヒ2世は謎の死をとげます。その場所は、個人の所有なので行けません。思いがけず、彼の最後の湖まで見てしまいましたね。これで、ほんとうにルードヴィッヒを巡る旅も完結かもしれませんね。

さて、コッヘルには途中の駅で乗り換えです。乗り換え後30分ほどでコッヘル駅に到着です。コッヘルは、本当に小さな田舎の村で、ここでは青騎士の主要メンバーのフランツ・マルクの美術館を訪れます。駅前でフランツ・マルク美術館への標識を見つけたので、それを頼りに歩きます。1キロ以上も歩くようですが、上天気で歩くのも楽しいです。小高い丘の上に真っ白な瀟洒な建物が見えてきました。それが、フランツ・マルク美術館です。


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荷物を預けて中に入ると、フランツ・マルクの世界が広がります。短い36年の人生ですが、初期の作品からいわゆる青騎士の作品までを、こんなにまとめて見るのは初めてです。マルクって本当に絵がうまいんですね。初期には印象派のような絵を描いていたようです。突然絵が変化しますが、そのマルクらしい絵を描いていたのは晩年の2,3年なんですね。色彩から、激しい絵のような印象を持っていたのですが、よく見ると、なめらかな曲線や視点からは、とっても繊細で優しさを感じます。配偶者は、ますますマルクが好きになったようです。

ちょうどお昼になったので、美術館の脇のレストランでお昼を頂くことにしました。湖や山々が美しく眺められるテラス席をゲット。お店の入り口のメニューにシュパーゲルの文字があったので、シュパーゲルが食べられるかとお願いすると、了解とのことなのでお任せしました。生ハムの前菜とシュパーゲルの盛り合わせ。何とも美味しそうなシュパーゲルが6本です。周りの景色がさらに味を深めてくれ、実に美味しく頂きました。

さて、そろそろムルナウへのバスの出る時間です。電車でも行けますが、バスの方がショートカットでき早いのです。バスは、近隣の村々で地元の人たちを乗り降りさせ、途中でトレッカーを拾いながら進みます。途中の風景の美しさは比類ないものです。本当にバイエルン地方のアルプスの麓の風景は緑のなだらかな丘が続き、これ以上の風景を見たことがありません。やはり、バスでの旅は風景を満喫するには最高です。


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うっとりするうちにバスは30分ほどでムルナウに到着です。
ムルナウは、コッヘルに比べればずっと大きな街(村ですけど・・・)です。ここには、カンディンスキーのパートナーで、彼の作品をナチから守ったミュンター女史の家があるのです。この家ではカンディンスキーとミュンターが6年ほど夏を過ごし、楽しい時間を持ったようです。で、ここにも、しっかり標識があるので、それに従って歩きます。快晴のお天気で、暑いほどです。ムルナウの街を見下ろせる小高い山の方に上っていきます。そこに目的の家はありました。


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彼女の家がそのままのミュンターハウスという美術館になっていて、作品は彼女のものがほとんどです。でも、カンディンスキーの部屋があったり、彼が階段の手すりに絵を描いてたりしていて、生活の中に創作活動が感じられ面白かったです。家の周りは花畑でかわいいです。ムルナウの街や山々が美しく眺められ、素敵な住まいです。事実上、この地でインスピレーションを得たカンディンスキーがそれまでの作風からモダンで過激な作風に変貌を遂げ、青騎士の芸術運動が生まれました。この風光明媚な地から新しいものを作り上げるエネルギーを得たというのがなかなかぴんと来ませんが、それが芸術家というものかも知れません。この街をちょっと訪れただけで彼らの芸術活動を理解したという傲慢なことはとても言えません。ただ、同じ土地の空気を吸えただけでもよかったと思います。このミュンターハウスの広い庭でしばらく美しい風景を眺めて過ごしました。

さて、そろそろ帰りましょう。
ミュンヘンに帰ってきました。荷物をコインロッカーからとり出して、今度はニュルンベルク行に乗ります。この間、20分。だんだん列車にも慣れてきましたね。
今度の列車はケルン行のICEです。もちろん1等車が付いています。今度は北に向かいます。1時間少しでニュルンベルクに到着です。いきなり城門が見え、中世の雰囲気です。まずは、駅から 10分ほどケーニッヒ通りを歩いて、今夜のホテルにチェックイン。お部屋に案内され、ビックリ。今回の旅で、一番の立派な部屋です(まだ明日がありますけど)。

またまた食い気で、ここの名物のニュルンベルクソーセージを夕食に頂きに行きましょう。
ニュルンベルグソーセージの美味しいレストランを先ほどのホテルの受付のお兄さんに教えてもらいます。街の真ん中を流れるペグニッツ川の眺めのよいハインリヒ・ガイスト・シュピタールを推薦されました。では、それを目標に出かけましょう。ケーニッヒ通りをペグニッツ川の方に向かうと堂々たる教会が見えてきます。聖ローレンツ教会です。夕陽を浴びたその姿の美しいこと、驚嘆の声を上げてしまいました。


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さて、レストランの入口が分からず、川の周りを一周してしまいましたが何とかレストランに入館。川の見える窓に近いテーブルをなんとか確保。早速、飲み物に白ワインを注文しようとしたらワインリストを持ってきてくれました。何と白ワインは 5ページほどにわたって、大好きなフランケンワインのリストが並んでいます。これまでこのワインは随分飲んでいるのでそんなに迷わずにワインを選択。リースリンクのトロッケンを頼みました。かなり大きめのグラスになみなみと注がれたワインの美味しいこと。さて、肝心のニュルンベルグソーセージは6本セットにまた季節の旬のものとしてシュパーゲルとポテトが付いてきます。昨日から3回目のシュパーゲル、だんだん美味しいシュパーゲルが出てきます。ソーセージは日本で食べられるソーセージと似た感じ。ただ、この店は焼きソーセージの専門店ではないので、明日また別の店で試してみましょう。

美味しい食事と美味しいワインで気持ち良くなって、周りのお店の照明で明るい夜道をライトアップされた聖ローレンツ教会を眺めながらホテルに戻りました。

明日は午前中このニュルンベルグの街を見物し、午後からはロマンチック街道の街をまわる予定です。



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ニュルンベルグ散策、そしてロマンチック街道へ

気持ち良い青空です。
さぁ、ニュルンブルクの散策に出かけましょう。

まずは昨日も通ったケーニッヒ通りをペグニッツ川のほうに向かいます。もう、すっかり見慣れた風景です。夕陽に輝いていた聖ローレンツ教会は朝日の陰になり、また、雰囲気が変わっています。1日の太陽の動きで刻々と印象を変えていくようです。モネだったらこれを題材に連作の絵にでもしそうです。さて、この教会に入ってみましょう。ゴシック様式の広い内部空間です。正面の天蓋には色鮮やかな受胎告知のレリーフが吊り下げられています。珍しい様式ですね。


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さて、教会を出て、少し進んで、ハウプトマルクトの広場には美しの泉という何十もの彫像が飾られた金色の塔があります。ここには後で気が付いて戻ったのですが、金色の輪があり、それを3回回しながら願い事を思うと叶えられるという、よくある伝説があります。ご利益のほどは分かりませんが、折角ですから、saraiも配偶者もお願いごとをしました。何を願ったかは夫婦同士でもヒミツです。誰かに話したら願い事はかなわなくなるそうですから。
さて、さらに旧市庁舎の前を通り、かなり急な坂道をふうふう言いながら上っていくと、カイザーブルグというお城の前に出ます。ここから城門を抜けるさらなる急坂を上るとニュルンベルグの市内を一望できる展望台に出ます。とてもよい眺めです。


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あえて、お城の内部の見学はパスして、この高台から右手の方に降りていくと、デューラーハウスがあります。デューラーが亡くなるまでの20年ほどを過ごした家です。これも外から見ただけで失礼します。デューラーの素晴らしい絵は既にミュンヘンのアルテ・ピナコテークで見てきました。こういうところで生活しながら、絵を描いていたんだなと感慨も一入です。ほとんど見るべきものは見たという感じですが、まだこの街を去るまでの時間が残っています。ワーグナーの楽劇《ニュルンベルグのマイスタージンガー》ゆかりのものをもう少し見て歩きましょう。まずはまたペグニッツ川の向こうに出ます。川の中洲を通って向こう側に行く橋があります。木の屋根付きの橋です。これって結構映像で見る有名な橋です。そこからの川の流れも美しい。


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橋を渡り終え、その橋を少し遠くから見るために川沿いに移動します。中洲の向こうに次の橋のマックス橋があるのでその橋の上から見物します。ああ、これがテレビの番組でよく見ている風景です。偶然ですが、いいところを見せてもらいました。なかなか絵になる風景ですね。さて、オペラゆかりのものは川から少し歩いたルードヴィッヒ広場にあります。その広場に立つ高い塔の「白い塔」の前に泉の銅像があり、高いところにハンス・ザックスの像があります。そうです、昨日もハンス・ザックスの銅像は見ましたが、これはまた別物です。これで満足して、お昼時なので昨日から狙っていたニュルンベルグソーセージの専門店に行きましょう。また、ペグニッツ川を渡り、フラウエン教会や美しの泉を過ぎて、旧市庁舎前にあるブラートヴルストホイスレという街一番の焼きソーセージ専門店にはいります。もう、レストランは客でいっぱいですが、なんとか眺めのよいテーブルを確保。美しの泉が見えています。もちろん、ニュルンベルグソーセージを6本ずつ、ザウアークラウト添えで注文。さすがにパリッと焼けていてあっという間に美味しくいただきました。ザウアークラウトも酸っぱくて美味しく完食です。さて、ホテルで預けていた荷物を受取り、ニュルンベルグ駅まで歩きます。

ニュルンベルグ駅はなかなか大きく立派ですね。今日はバイエルンチケットを買います。各ホームの一番端にエレベーターがあるので、ずっと歩いていきます。ま、エレベーターがあるだけだ有り難いです。楽してホームに出ていると、定刻に列車が入ってきました。2回乗り換えて、ローテンブルクにいきます。バイエルンチケットですから2等車にしか乗れませんが、ローカル線なので1等車は付いていません。もうすっかり見慣れたバイエルンの景色の中を30分ほど走り、乗換駅に到着。まもなく列車は出発です。

20分ほどで次の乗り換えです。ここの乗り換え時間は4分。乗り換えは何とかうまくいき、無事に2回の乗り換えが出来、ローテンブルクに到着しました。
まず、荷物をコインロッカーに預けて街をうろつきます。ローテンブルグの旧市街地は歩いて10分もかかりません。えらく古びた小さな城門が見えてきます。まあ、なんと情けないと思っていたら、それは外側の城門で内側には立派な城門レーダー門とそれに続く城壁があります。


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そこから旧市街地の色とりどりの家々の通りを歩くとすぐに街の中心のマルクト広場に着きます。途中のマルクス搭やレーダーアーチがこの街の一番の売りだそうですが、今一つピンときません。さっきのニュルンベルグのほうが規模もすべて立派に思えます。まあ、それはそれとして、話を戻して、マルクト広場です。この広場はなかなか立派でここには市庁舎や仕掛け時計のある市議宴会館があります。ひとしきり眺めて、その市議宴会館の1階にあるツーリスト・インフォメーションで市内マップをいただきました。さすがにここは日本人観光客に人気のある街で日本語版マップがありました。
この広場からはまたまっすぐ進み、街の反対側の城門ブルク門に到着。この門から城壁を出ると、そこは緑豊かなブルク公園です。ここは昔の城跡だそうです。ここからは眺めがよく、湾曲した城壁に囲まれたローテンブルグの街とその街の築かれた丘のずっと下の方のタウバー渓谷が見えます。ここで眺めを楽しみながら、ゆっくり休み、その城壁が見えている端の城門シュピタール門を目指して歩きます。シュピタール門に着き、このあたりで城壁の上に上ろうとしますが上り口が見つかりません。何とか苦労の末、城壁に上り、街を高みから見ながら散策です。先ほど街に入ってきたレーダー門あたりで下に降り、また、少し、街を散策し、それから駅に戻りました。

で、また、電車に乗り、先ほどの乗換駅シュタインナッハでヴュルツブルグ行に乗り換えて、無事にヴュルツブルグに到着。トラムに乗り、最寄りの停留所で降りると、すぐにホテルが見つかり、チェックインしようとすると名前を告げるだけでキーを渡してくれました。部屋に落ち着き、今夜のレストラン・バックエーフェレに予約を入れ、しばらくして、そのレストランまで歩きました。路地の奥にあったので少し迷いましたが無事到着。フランケン料理ともちろん極上のフランケンワイン(リースリンク)を飲み、酩酊して、ホテルに帰り、記事も書かずにバタンキューで朝までぐっすり。

今、朝のホテルで記事を書きました。この記事はフランクフルトの空港でホットスポットに接続し、アップしています。もうすぐ日本への飛行機に搭乗です。



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ヴュルツブルグはやはりフランケンワインの街

今日でこの旅も終了。夕方にはフランクフルトに移動して、夜には日本に向けて飛び立ちます。最後の観光を楽しみましょう。

それにふさわしく、見事な青空です。昨日からグングン気温が上がり、コートはカバンにしまいましたが、途中からセーターも脱いでいました。今日は半袖の上にジャケットで十分でしょう。

まずは、フランケンワインショップに一目散です。何故ヴュルツブルクに来たかというと、もちろんフランケンワインの産地だからです。それ以外の理由は何もないと、saraiはキッパリです。強いて言えば、さらに世界遺産のレジデンツがあるからです。
日本にワインを送ってくれるワインショップ・ヴュルガーシュピタールがあるとのことで、そのワインショップを発見。入口には日本語で日本に送ってくれると書いてあります。お店に入って聞くと、6本で宅配料は48ユーロとのこと。で、早速、リースリンクのワインの試飲を4本ほどして、そのなかで気に入ったものを3種類、6本(1本+1本+4本)選択します。


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1本当たり免税で1000円くらい。1本だけ高い2000円強のものを選択。これはかなり甘口です(配偶者用)。満足して店を出ました。

お次はレジデンツに行きましょう。このワインショップからはそう遠くありません。大きな通りテアターシュトラーセをまっすぐに行くと壮大なレジデンツの建物に出ます。


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とりあえず、入場です。最初に入った大きな部屋(庭園の間)にはアントニオ・ボッシの素晴らしい漆喰装飾にびっくり。すごく豪華で立派です。レジデンツですが、一番重要な部分は中央にある部分で、そこは奇跡的に戦災にあわなかったそうで、オリジナルの素晴らしいものが見られます。先程の庭園の間の隣はとても天井の高い玄関ホールで、そこから2階へ続く階段の間がレジデンツで最も有名なものです。この階段の間はドイツバロックの天才建築家バルタザール・ノイマンの傑作で、さらに天井に描かれたベネチア派の巨匠ティエポロのフレスコ画は世界で一番大きいフレスコ天井1枚画です。4辺にそれぞれヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアという4大陸を描いています。アジアの端は中国、日本だということですが、残念ながら日本を思わせる部分は見いだせません。まあ、ティエポロは見てもいない世界を想像で描いているので仕方ありませんが、それで芸術性を損なっているわけではなく、素晴らしく見事な芸術作品に仕上がっています。階段を上がった2階にはまず、白の間があります。天井と壁面は恐ろしく手間のかかったスタッコ(漆喰)飾りで覆い尽くされ、それは見事で感嘆します。ここを作り上げたのも1階の庭園の間を漆喰で飾ったアントニオ・ボッシです。続く皇帝の間は一番豪華な部屋でふんだんに黄金が使われ、ノイマン、ティエポロ、ボッシの3人トリオが力を合わせて作り上げたものです。続く先の鏡の間は鏡がきらきらと輝き、美しい部屋です。ここは戦災で崩れ落ちたものを修復したそうです。鏡を始め、家具調度は事前に地下に運び出していたそうで、それらはオリジナルとのことですが、いずれにせよ、ドイツ人の文化財の修復にかける執念と粘り強さには感服するのみです。ミュンヘンにしかり、ニュルンベルグにしかり、以前訪れたドレスデンにしかりです。いずれベルリンも再訪して、どんなに変わったか、あるいは変わらないようにしたかをこの目で確かめたいと思います。

さて、次にドームとそのドームに隣り合うノイミュンスター教会に向かいます。裏側から見る形にはなりましたが、時間もないので外側から建物だけを見せてもらい、そこからはマイン川の向こうの丘の上にたつマリエンベルク要塞に向かいます。楽をしてタクシーを使うことにしました。丘の上のマリエンベルク要塞まで横付けしてくれました。マリエンベルク要塞に行った本当の目的は丘の上からヴュルツブルグの街とフランケンのワイン畑を眺めることです。まずは要塞のなかを見て回ります。何の役に立つのか分からない巨大な石造りの塔や丘の上まで水をくみ上げるものすごく深い井戸、それにもちろん礼拝堂。要塞の内部の見学はパス。要塞といってもレジデンツができるまでは大司教の住まいだったそうですから、宮殿みたいなものでしょう。次に目的の眺めのよい場所を探しましょう。要塞の入口まで戻ったところで、城壁の左側に沿って進むと要塞の前面に出ることができ、真下にマイン川と旧市街の素晴らしい眺めが広がります。これは気持ちがいいですね。少し右手に回り込むとアルテ・マイン橋も見えました。


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しばらく眺めを楽しみ、すっかり満足。そろそろ丘をおりて、アルテ・マイン橋を間近に見ましょう。途中から急な階段をおりていきます。下からは苦しそうに上ってくる人とすれ違います。ご苦労さま。やがて、街中の道にはいるとマイン川岸に出ました。すぐにアルテ・マイン橋もありました。この石造りの橋はちょうどプラハのカレル橋みたいなもので、橋の欄干沿いに石像が左右6人ずつ立っています。橋を真ん中ほどまで渡ると、先程のマリエンベルク要塞やその要塞の斜面にあるワイン畑も見え、マイン川の流れや旧市街も美しく、プラハと似た風景です。


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川を除くとザルツブルグのホーヘンザルツブルグ城の雰囲気にも似ています。どこにも似ていないのは、斜面に大規模なフランケンのワイン畑があることです。やはり、ヴュルツブルグは何といってもフランケンワインの街です。saraiとしてはきっぱりと言いたいところです。
これでヴュルツブルグの街も満喫です。

橋を渡って、ホテルの方に向かいます。荷物をピックアップして、まだ少し電車の時間には早いですが、最後の行程なので早めの行動をとります。昨日と逆の経路でトラムの2番に乗って、ヴュルツブルグ中央駅です。予定を少し遅れてICEが到着。今回はセカンドクラスです。1時間半で順調にフランクフルト空港駅にICEは滑り込みました。電車からおりるときは近くにいた車掌さんが親切に荷物を下ろすのを手伝ってくれ、空港への通路まで教えてくれました。ダンケ・シェーン!!

さて、ターミナル2に入って少し探すと JALのカウンター。WEBチェックインは済んでいるので荷物を預けるだけです。まだ時間が早いせいかカウンターもがらがらで、すぐに荷物を預けます。ただ、今回はウィーンでRIMOWAのスーツケースを免税で買ったので、いったんスーツケースを持って、出国審査の外側の税関のスタンプをもらう必要があります。JALのお姉さんに場所をよく聞いて税関に行き、免税書類にスタンプをもらって、そこでスーツケースも預けます。これですっかり身軽になりました。

そろそろ時間なので、出国審査を受け、手持ちの免税品の書類の税関スタンプをもらい、横にあったリファンドのカウンターで免税金をいただきました。もちろん、ユーロのキャッシュです。また、すぐにヨーロッパに戻ってきたいですからね。
これですべて終わり。で、手荷物検査を受け、搭乗口に。まだ、搭乗までの時間が1時間はあったので、PCを立ち上げ、空港のホットスポット(TELECOM)に1時間だけのアクセス権でネットに接続し、それまで書いたブログ記事のアップと帰国メールを何通か出して、ちょうど搭乗時間になりました。
で、無事搭乗し、またまた最後尾の2人席に落ち着き、帰国の途につきました。

現在は自宅に帰り着き、この最後の記事の編集・投稿を行っています。

一応、オンタイムでの旅の記事もこれで終了です。これらは速報版の記事だったので、これからゆっくりと記事も写真も大幅に増量した詳細版の記事をアップしていく予定です。楽しみにお待ちくださいね。


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ヨーロッパの旅のお土産を大公開:フランス編

3週間のヨーロッパの旅でしたが、何せ鉄道を使った旅なので、荷物はなるべく絞り込みたいという気持ちが強く、お土産は極力買わないという方針でした。もちろん、旅行費用も抑えたいという気持ちもあったかな・・・

そういうわけで、まず旅の始めのフランスではかなり徹底できました。
シャンゼリゼ通りを歩いていたら、懐かしい車が展示されています。そうです、わが愛車プリウスです。いつのまにか、こんな目抜き通りにトヨタのショールームができていたんですね。で、ふらふらっとなかにはいって、コンセプトカーなどを鑑賞。すると、テーブルの上に何やら置いてあります。
それが最初の戦利品です。もちろん、無料。国内のディーラーにもあるんでしょうか。プリウスの塗り絵とオーリスの紙製組み立てモデルです。


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次はパリのギュスターブ・モロー美術館で大量の未完成作品を鑑賞し、ますますモローに興味を持ち、帰りに受け付けを覗くと、日本語の本が置いてあるので帰国後の楽しみに配偶者が購入。


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フランスでは、たったこれだけ。だって、まだまだ旅は長いのに荷物は増やせません。


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ヨーロッパの旅のお土産を大公開:イタリア編

ヨーロッパの旅のお土産、フランス編に続いて、イタリア編です。

イタリアといえば、やはりイタリアン。なかでも食の街パルマParmaに行けば、そのイタリアンの食材はお土産に欠かせません。ちょうど、パルマで泊まったサヴォイホテルのお隣が食材のお店ヴェルディということで、パルマに到着直後に、早速そのお店で試食しながら買い物をしていたsaraiです。

まずはチーズ。パルマのチーズはもちろんパルミジャーノ・レッジャーノ。大きな丸いかたまりを少し切り取ってもらって試食します。美味しいチーズです。2つ切り出してもらって真空パックしてもらいます。


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帰国後、早速食べますが、本場の味と思うと何か嬉しいですね。

次は生ハム、プロシュートです。なかでもパルマはプロシュートの王様とも言えるクラテッロの本場です。お店には色々な等級のクラテッロがぶら下がっています。少し力を入れて、高級なものにします。もちろん、まず試食。たっぷりと切ってくれます。これは口のなかでとろけるように美味く、風味も豊か。これにしましょう。でも、どれくらい要るかと聞かれて、どう表現するか分からず、うっとつまりますが、そこは我が配偶者、すかさず、10スライスと答えてくれます。早速、スライサーで切ってくれて、これも真空パックしてくれます。


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3パックもありますが、実は後で思い直し、翌朝、10スライスをもう2パック分追加買いしたんです。結構、高価なお土産になりましたが、帰国後、我が家分の10スライスはワインを飲みながら、あっという間に食べてしまいました。これは本当に美味しいです。
真空パックでは中身が分からないので、そのパックを開けた状態をお見せしましょう。


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イタリアでは、これだけですが、実に充実したお土産になりました。だって、自分の好物が一番のお土産ですからね。



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ヨーロッパの旅のお土産を大公開:オーストリア編

ヨーロッパの旅のお土産、フランス編、イタリア編に続いて、オーストリア編です。

まずはインスブルックです。ここではスワロフスキーのクリスタルワールドで長年の夢だったワイングラスを購入。実はシャンパングラス(フルート)にするか相当に悩みましたが、シャンパングラスはかなり背が高く、我が家のカップボードにはいるか不安だったのと普段は白ワインを飲む機会が多いので、より使うことの多いワイングラスにしました。シャンパングラスもワイングラスも形状の違い以外は価格も同じです。グラスの持ち手の部分のきらきら感も同じで、このきらきら感が素敵で以前から気になっていたんです。


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このワイングラスの清算と免税書類の作成をしているとどこかに消えた配偶者が手に持ってきたのがこれです。孫の女の子へのお土産です。クリスタルのタトゥーです。


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次にウィーンに移動して、ここでは目的は音楽。オペラの殿堂、ウィーン国立歌劇場でのネトレプコ+ガランチャのプラチナコンビのオペラ《アンナ・ボレーナ》に感動しましたが、これぞというオペラを見るときには必ず、そのオペラの公演ポスターを入手することにしています。オペラハウスの開館とともに2階にある「アルカディア」のショップに直行します。ここには必ずその日の公演ポスターが置いてあります。この日もショップの見えるところにはポスターはまだ置いてありませんでしたが、「今日のポスターは?」とショップのおばさんに聞くと、下の方からごそごそと取り出してきました。これはsaraiにとって宝物みたいなものです。


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今、saraiのオーディオルーム(防音室)の正面の壁に飾ってあります。ちなみにその額の中にはウィーン国立歌劇場で観たネトレプコの《椿姫》やグルベローヴァの《ルチア》なども入っていますが、残念ながら、それらのポスターは《アンナ・ボレーナ》のポスターの裏側にあり、もう見えません。見られるのは最新の1枚だけ。

次は今回のテーマのひとつ、オットー・ワーグナーです。代表作の郵便貯金局のなかを見ていると奥の方に彼のミュージアムがあり、その入口がミュージアムショップのようになっています。そこに彼のデザインをもとにしたと思われる3種類のグラスがあります。とてもお洒落で、一緒に日本に連れてってという感じなので、3ペア購入します。長男、長女、そしてsaraiで分け合いましょう。


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次はいわば衝動買いです。たまたまウィーンの日本人向けショップのワルツの1割引優待券が手に入り、ふらふらっと別に購買意欲なしにお店に入ります。それで、目に付いたのが今回の旅のために購入した超軽量スーツケースのRIMOWAのSALSA AIRです。購入済のものは61ℓの中型ケース。ここには84ℓの大型ケースが置いてあります。で、価格を見ると安い! しかもその価格から1割引でさらに免税20%弱が付きます。実はこの旅では配偶者がそのRIMOWAを使い、saraiは婿殿から借りた大型ケースを使っていて、saraiは荷物の重さに閉口していました。RIMOWAの超軽量ケースはほかのケースの半分以下の重さですからね。それは欲しくなるのは肉体的本能でもあります。ただ、スーツケースの場合、どうしても旅行中に使用する必要がありますが、免税を受ける購入品は税関スタンプをもらうまでは一切使ってはならず、使えば免税でなくなると思っていました。お店の人によるとスーツケースは使っても免税になるそうです。ただ、スーツケースは空港で預けるのでチェックイン後、出国審査前に外側にある税関でスタンプをもらって、そのまま税関にスーツケースを預かってもらいます。また別の問題として新しいスーツケースを購入すると、持っていったスーツケースの処分が問題です。で、お店の人の話によると、不要になったものは何でもホテルの部屋に放置しておくとホテル側が処分してくれるそうです。ただ、そのスーツケースは借り物なので勝手に処分できないので、日本の長女にEメールで了解を取った上で、新しいRIMOWAのケースを購入。ただ、これはホテルの人の了解がないと変なことになるのがいやなので、しかるべく人にホテル側に状況を説明しておいてもらいます。今のところ、トラブルはありません。
なんだかんだ配慮して、ようやく憧れのRIMOWAのSALSA AIRの2個目をゲットできました。


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で、結果として、ずい分カバンが軽くなり、また、キャスターの滑りもすこぶるよくて、この後の旅が楽になり、大正解の買い物です。ちなみにRIMOWAはドイツ製。ドイツのミュンヘンのRIMOWAショップでも同一価格でした。もちろん、正規代理店での購入ですから、全世界で5年間保証も付きます。

次はショッテントーアの青空市で物色していたら、シュパーゲルの皮むきを発見。即購入です。


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帰国後、配偶者が生の白アスパラガスを買ってきて、早速利用しています。本当はシュパーゲル専用の鍋も欲しかったんですが、とても持ち帰れる大きさではありませんね。

次はスーパーでのお買い物。配偶者お好みのクノールのスープです。日本ではなさそうなものをゲットしてます。


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ついでに安いチョコレートもゲット。


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ウィーン最後のお土産はお気に入りのカフェのL.ハイナーでミニチョコレートを購入。とても美味しそうです。


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こうしてみると、オーストリアでは、実に雑多なお土産を買いました。結構、いい買い物だったとは思いますが・・・


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ヨーロッパの旅のお土産を大公開:ドイツ編

ヨーロッパの旅のお土産、フランス編、イタリア編、オーストリア編に続いて、最後はドイツ編です。

まずはミュンヘン中央駅から青騎士の跡を尋ねて向かったコッヘルのフランツ・マルク美術館です。海外の美術館はミュージアムショップのグッズとして子供向けのグッズにも力を入れているところが結構あります、ここもそのひとつです。配偶者が見つけてきて、是非、孫達に買って帰りたいとのこと。孫達が喜ぶかどうか分かりませんが、情操教育の一環にはなるでしょう。それでお買い上げ。塗り絵ですが、大芸術家クレーとマルクの塗り絵です。2人とも青騎士の重要メンバーですから、この土地で買うのは意味のあることでしょう。


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次はムルナウからミュンヘン中央駅に戻り、ニュルンベルグ行きのICEに乗るわずかの間にちゃちゃっと買ったsaraiの姉向けのお土産。saraiの姉は薔薇好きの本格的なガーデナーです。それで駅の本屋さんで配偶者が事前に目を付けていたガーデニングの美しい雑誌をゲットしました。日本では結構珍しいし、お庭の花の配置の参考にも少しはなるでしょう。


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ヨーロッパ最後のお土産はヴュルツブルグのフランケンワインです。これが欲しくてわざわざヴュルツブルグまで足を伸ばしたんですからね。早速、有名なワイン屋さんに行くと店の入口に張り紙。


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そうです。とてもワインは重いし、割れ物なので飛行機には手荷物にしないといけないし、かつ、空港外で買った液体の持ち込みは原則禁止なので、少し高くても託送してもらう必要があります。結局、ワイン自体の価格と託送料は同じくらいですが仕方ありません。
少し高価になりますが、リースリングのワインを指名して、試飲の結果、免税の範囲内の6本に絞ります。ところで免税というのは日本側の話、ドイツ側は何本でも免税ですよ。試飲したワインは以下の4本です。


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基本的には一番右側のボトルが気に入りましたが、それは4本にして、味の傾向のかなり違う左から2本目を1本、この2種類は日本円で1000円ほど、送料を加味しても2000円くらい。品質を考えれば、お安い買い物です。で、残りの1本は一番左端の1本、これはかなり甘いワインで配偶者の好みに合わせましたが、2000円程度の1番高いワインになりました。食前・食後にでも飲みましょう。
ところでここのワインはお店のラベルBürgerspitalが貼ってあります。その後、フランクフルトの空港の免税店でも同じ銘柄のフランケンワインを売っていました。リースリングもあったので、それがどのリースリングか分かりませんが、今度からはちゃんとラベルの表記のメモを携行し、空港でも美味しいフランケンワインを買いましょう。
でも、1カ月以内には届くものの、ワインの到着が待ち遠しい!!

結局、今回の4カ国でのお土産は多かったのか、少なかったのか判然としませんが、帰りの航空機の荷物の重量が2人で35キロと余裕だったので、まあまあかなと自己満足しています。


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欧州の春を彩る花々って・・・

初めて4月に訪れたヨーロッパでした。まさに春爛漫!
生命の息吹を感じ、あまりにも美しい。

これは特番を組んで、『欧州、春の花々』をレポートしなくてはと思ったのですが、如何せん花の名前には疎く、美しさに感動するばかりで写真が上手く撮れていない。
でも、報告したい!ということで、お付き合いくださいね。
写真は小さいですが、写真の上でクリックしていただくとちょっとは大きくなり、少しは美しい花をご覧いただけるかも・・・。

これぞ春!という感じがするのは、インスブルックのアルプスの山々を背景にした次の一枚でしょう。


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鮮やかな黄色で、華やかなのはレンギョウです。アチコチで見られ、ものすごく目立ちます。
その後ろに隠れるようにしている白い花は、アーモンドの花(だと思う)。ゴッホもアーモンドの花から桜を想像していたと思うのですが、実際に近付いて幹でもよく見てみないとわかりませんが、日本人には桜に見えますね。
その黄色と白のコントラストがともかく美しいのです。
そして、足元には、ラッパ水仙とチューリップとムスカリ・・・。
そして、そして、これらの花々を引き立たせるのが、木々や草原の美しい緑で、これが本当に素晴らしい。

レンギョウについでよく咲いているのは、ライラック。濃い紫・薄紫・ピンク・白など色々な色があります。写真は、ヴュルツブルクのマイン川に沿った散歩道で撮ったものですが、残念ながらちょっと終わりかけていますね。


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そして、もちろん桜もいっぱい咲いています。ただし、日本のように、一面に桜ばかりが狂おしいように咲いているのではなく、楚々とした一本桜です。ソメイヨシノよりヤマザクラの方が多いような気がします。写真は、ミュンヘンのシュライスハイム城の近くのオーバーシュライスハイムの住宅街の素敵なお家の庭にあった桜です。


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日本的な花で意外ですが、よく見かけるのが藤の花。アルルの古代劇場の石塀に咲いていた藤です。古い石塀に映えて美しいものですね。


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いろんな色や大きさのモクレンもよく咲いています。インスブルックの街中で見つけたモクレンです。


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少し遅れて咲いてくるのは、マロニエですね。この旅の終わりの頃には咲き始めました。白・ピンク・赤紫などいろんな色があります。上記でご紹介したライラックに並んで咲いていたヴュルツブルクのマイン川散歩道のマロニエです。


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ここまでは花の咲く木をご紹介してきましたが、足元にもいろんな草花が咲き乱れています。
一番多いのは、白や黄色のラッパスイセンでしょうか。インスブルックのイン川沿いの公園で咲いていたラッパスイセンです。


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もちろん、チューリップは色もとりどり、種類も豊富で、こんなに小さなチューリップもあるのかとビックリするものもありました。ウィーンのパルメンハウス(植物園カフェ)の横の広大な王宮庭園(ブルクガルテン)のチューリップです。


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どこにでも咲き乱れているのは、パンジーですね。ミュンヘンのシュライスハイム城の花壇のパンジーです。ところでこの花壇はルストハイム城の前にあります。ずっ~と奥のほうに小さく見えるか見えないかしているのがシュライスハイム城(ノイエシュロス)です。


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雑草のように思われているタンポポも見事な群生で、可愛いことこの上なし。マルク美術館のある小高い丘からの風景です。向こうに見えるのはコッヘル湖。


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ミュンヘンのシュライスハイム城に沿った川の土手一面に咲き誇っていたのは、真っ白な二輪草。一輪草も混じっていました。黄色いものも咲いていました。写真の花は黄色なのでキンポウゲかもしれませんが、テカテカ光った感じではなく、花の雰囲気はとっても二輪草に似ているので、勝手にキバナ二輪草と命名します。もちろん、キンポウゲはどこにでもいっぱい咲いてましたよ。


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これらがよく見かける花ですが、次のようなかわいい花もありました。シランでしょうか・・・。インスブルックのイン川沿いの公園に咲いていました。


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面白いところでは、アルルのアリスカン墓地の道に咲いていた花です。ゴッホはこのアリスカン墓地の並木の絵をよく描いていました。ゴッホの絵によくあるアイリスにしてはちょっと小さいような気がしますが、アイリスであって欲しいですね。


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この他、ヒヤシンスやクロッカス、プリムラやスミレなどいろんな花が賑やかに咲いていました。これらを組み合わせて素敵な花壇にしてあるところも多く、その色の組み合わせ方は素晴らしかったです。もっとも華やかだったのは、ゴッホのアルルの療養所の庭でした。


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春の到来を待ちわびたように咲き誇る花々が、石造りの建物や美しい木組みの家に映えるんです。ヨーロッパの春がこんなに美しいとは思いませんでした。また花の季節に訪れたいですね。


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伊藤恵ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール 2011.4.29

ヨーロッパの長い旅から帰国して、久しぶりの国内で聴くコンサートです。
紀尾井ホールで、午後2時から、伊藤恵のピアノリサイタルです。

地下鉄銀座線の赤坂見附で下りて、ホールに向かいます。天を突くような高層ビルが立ち並んでいますが、緑も多くしっとりとした街ですね。どこかで軽くお昼をと探しながら、紀尾井坂の方に向かうと、テラス席の並んだカフェ・レストラン「AUX BACCHANALES KIOICHO(オーバカナル 紀尾井町)」を発見。


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昼時のせいか、かなり混雑しています。お店の人が、通りを見渡せるテラス席を見つけて案内してくれました。なかなか気持ちのよい席です。


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で、注文をとりにきたのは、なんとフランス人(ハンサム!)。いやあ、落ち着いて見渡せば、なかなかオシャレなお店です。ラフな室内着をさりげなく着こなし散歩のついでに立ち寄ったという感じの人達や小さな子供を連れた家族や外人さんたち・・・。お店の前には、プジョーやBMWなどのコンヴァーティブルが並んでいます(違法駐車でしょうが・・・)。さすが赤坂ですね、日本離れした雰囲気です。
sarai達は、紀尾井ホールでのコンサートに間に合わせて欲しいとお願いして、鴨のコンフィと真鯛のポワレを美味しく頂きました。

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で、コンサートに向かいました。並木が綺麗に繁る傾斜の急な紀尾井坂を上ると紀尾井ホールです。


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伊藤恵のピアノリサイタルは先月、鎌倉芸術館でも聴く予定でしたが、残念ながら計画停電の影響で中止になりました。ですから、今回はいい演奏を期待しています。
今回のプログラムはなかなかよい構成です。

 ・ハイドン:アンダンテと変奏曲 ヘ短調 Hob.XVII-6
 ・シューベルト:即興曲集 D.935 Op.142
  《休憩》
 ・ハイドン:ピアノ・ソナタ ホ短調 Hob.XVI-34
 ・シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調 D.850 Op.53

ハイドンからシューベルトという構成でウィーンの作曲家としては間のモーツァルト、ベートーヴェンが隠し味ってところですね。

で、まずはハイドンのアンダンテと変奏曲です。白状すると、ハイドンの鍵盤曲はほとんど聴いていないので、この曲も初聴きです。おっ、最初の一音から美しい響きです。最初のアンダンテの部分は典雅でなかなかよい感じ。続く変奏曲も装飾音が綺麗に散りばまれて、耳に心地よく響きます。バロックから古典派への流れが感じられる優しい曲を伊藤恵が素晴らしく演奏。ハイドンのピアノ曲もなかなかいいですね。短調の曲というのもポイントでしょう。

お次はシューベルトの即興曲集です。今回のリサイタルでは一番の有名曲で名作でもあります。saraiも昔から聴き込んできた曲でもあります。全体に入念に弾き込まれて完成度の高い演奏で美しいタッチ、特に右手の高音のタッチの響きが素晴らしい。なかでも第2曲の主題はたんたんと弾かれますが、心にしみ入ります。この主題が回帰するたびに祈りにも近い響きを感じてしまいます。

休憩後、ハイドンのソナタです。非常にコンパクトな構成ですが、モーツァルトとは違ったハイドンの様式感を感じます。ここでも伊藤恵の仕上がりは素晴らしい。よくここまで弾き込んだものと驚嘆します。音楽への真摯な態度が感じられます。ハイドンのピアノ曲も一度全曲聴いてみるのもいいかなと思ってしまいました。

最後がシューベルトの17番のソナタです。これまで、あまり意識的に聴いていなかった曲ですが、今日の伊藤恵の演奏は素晴らしく、この日の演奏で一番光っていました。さすがに最後に持ってきただけのことはありますね。そもそも第1楽章から、この曲はこんな曲だったっけという感じの素晴らしい出来で生き生きした表現でとても激しい。第2楽章は少し柔らかい感じになりますが、それでも中間からは熱い感情のほとばしりが感じられます。そして、躍動する第3楽章を経て、第4楽章はあの郷愁に満ちた旋律が美しく歌います。この旋律は形を変えて何度も登場しますがとても胸が熱くなる演奏です。無理な演奏、勝手な解釈はありませんが、十分に弾き込まれた演奏は作曲家のオリジナルな楽想を気持ちよく聴かせてくれます。シューベルトの演奏のひとつの規範ではないでしょうか。フィナーレで心から満足しました。熱狂はなくても、音楽を聴く喜びを十分に感じさせてくれたリサイタルでした。

アンコールは、同じオーストリアの作曲家ということでモーツァルトのソナチネ(第1楽章のみ)でした。saraiとしては、今日の構成であれば、シューベルトの即興曲 Op.90の1曲か、楽興の時あたりのほうがよかったかなと思わないでもありませんでした。

いずれにせよ、期待を上回るピアノ・リサイタルで満足して紀尾井坂をゆっくりと下っていきました。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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天野さん

saraiです。初めまして。コメントありがとうございます。ブログを書く励みになります。当日は快晴で素晴らしい日でしたが、夏の陽光がまぶしいほどで暑さに悩ま

09/27 14:15 sarai

充実した心豊かなご様子に励まされます.
情報、有り難うございました.
いつか、ふらっと訪ねてみたいです.

09/27 09:23 天野哲也

昨日投稿した記事の一部に誤りがありました。ドイツ騎士団の中庭はパスしないで、ちゃんと見ていました。追記・修正しました。申し訳ありません。

08/07 00:28 sarai

えりちゃさん、saraiです。お久しぶりです。

これは昨年の9月のウィーンですが、現在のコロナ禍では、古き良き日という風情ですね。もう、ポスト・コロナでは、行けたにし

07/20 12:41 sarai

Saraiさま、
お元気ですか?
新型コロナウィルス、自粛中。
このウィーンの散策を読んでいると、なんだか切なくて悲しくなってきました。
次はいつ行けるのかな、とか思う

07/20 05:08 えりちゃ

はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai
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