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サント・ヴィクトワール山と本場のブイヤベースに乾杯!

今朝のプロヴァンスの空は少し曇り気味ですが、日中は晴れて20度になるようです。
今日はアヴィニョンを発ちます。

マルセイユまではTGVでも行けますが、鉄道パス向けの席数には限りがあって、よい時間の列車はほとんど取れません。で、今日は昨日乗ったアルルに向かう電車と同じものに乗ります。アルルから1時間ほどで、右手にマルセイユの街が見えてきました。丘の上にたつのはマルセイユのシンボル「よき母」という名のノートルダム・ド・ラ・ギャルド大聖堂の上に立つマリア像でしょう。
で、無事にマルセイユ・サン・シャルル駅に到着です。まず、駅の構内のコインロッカーに荷物を預けましょう。
次はエクスアン・プロヴァンス行きの電車に乗り換えます。がらがらに空いた電車で出発です。この電車はマルセイユ発でエクスアン・プロヴァンスが終点のようです。ゆっくりと45分の移動を楽しみましょう。

で、エクスアン・プロヴァンスに到着。その後、まずはツーリスト・インフォメーションで地図をもらいます。ツーリスト・インフォメーションは駅から5分ほどのロトンド広場にあります。この広場は真ん中に美しく巨大な噴水彫刻があります。インフォメーションでは、日本語の地図と「ポール・セザンヌの足跡を訪ねて」(これも日本語版)をもらい、「サント・ヴィクトワール山が見たいが、どこから美しく見えるか?」って聞き、タクシーでどレくらいの料金かと聞くと、少し考え込んで、15~20ユーロくらいだとのこと。ちなみにバスは1人1ユーロです。時間もないので、タクシーで行くことにして、広場のタクシー溜りに行って、運転手に行き先を告げると、ほかの運転手たちとも相談して、先頭に停まっていたタクシーが行ってくれることになりました。帰りのこのタクシーで戻るかっていうので、そうしたいというとOKだそうです。目的地に到着すると、そのあたりでは既に木々の間からサント・ヴィクトワール山の姿も垣間見えていました。ところで、何故、こんなにこの山にこだわるかと言えば、画家セザンヌが生涯、故郷のエクスアン・プロヴァンスでサント・ヴィクトワール山の絵を描き続けていたので、そんなにセザンヌがこだわった山にこちらも多大な興味があったからです。絵からでは、単なる岩山にしか見えませんからね。

話を戻して、タクシーの運転手さんに駐車場で待ってもらって、歩きだすと、何か、深い青色の湖が見えます。同時に間近にサント・ヴィクトワール山の威容が飛び込んできます。なるほど、これは美しい!
実は青い湖に見えたのはダム湖で、目の前にはダムがあり、その向こうにサント・ヴィクトワール山の姿が見えます。向こうにダム公園があるようで、そちらに行ってみましょう。ここからはダム湖とサント・ヴィクトワール山の姿だけが見えます。ため息の出るほど、青空に映えるサント・ヴィクトワール山が美しく聳えていました。


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セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山の絵はある意味、こんなに綺麗ではありません。彼は山の美しさとはもっと別の側面、重量感とか肌合いとかを描きたかったのかもしれないと勝手に想像してしまいました。それにエクスアン・プロヴァンスの街からのサント・ヴィクトワール山はもっと遠くに見えるので印象も異なります。セザンヌは自分の街からの山の姿を大事にしていたのかもしれません。

サント・ヴィクトワール山を十分に見尽くしたので、この街に来た目的は達成です。あとは街の目抜き通りのミラボー通りに戻って、お茶でもしましょう。お茶の後はまた、今度は逆方向の電車に乗り、マルセイユに戻ります。エクスアン・プロヴァンスの駅を出るとすぐに左手の車窓になにか懐かしい景色が見えてきました。あれはサント・ヴィクトワール山ではないですか。車窓から見えるとは思っていませんでした。やはり、随分、遠くに見えます。電車ではこの風景を見るのは必須ですね。マルセイユまでの車窓は来たとき以上に青く空が晴れ上がり、空気の透明感もあり、これがプロヴァンスの空気だなあと嬉しい気持ちになるものでした。

さて、マルセイユ・サン・シャルル駅に降り立ち、メトロで今日のホテルに向かいます。ホテルのあるビュー・ポール(旧港)に着くと、そこは青空と青い海の光あふれる港です。多くのクルーザーがぎっしりと停泊しています。素晴らしく気持ちのよい開放的なところです。


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ホテルでチェックイン後、部屋のドアを開けると、部屋の窓からは港と「よき母」の絶景が目に飛び込んできました。思わず、ビューティフル! 案内してくれたフロントのお姉さんもにっこりしていました。


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まだ、日は高いのですが、ホテルでゆったりと休養です。休養後に予約してある有名なミシュランの星付のレストランにブイヤベースを食べに出かけます。
さて、いい時間になったので、食事に出かけます。レストランはシェ・ミッシェルというレストランで予約なしではほぼ断られるようです。最寄のバス停でバスを降りると猛烈な海風が吹いてきて、おおっ寒い。予約時間よりも前に着きましたが、既にお店にはお客がはいっているので、ドアを開き、予約してある旨を告げると確認の上、一番奥まった席に案内されました。もちろん、注文はブイヤベース2人前と白ワイン。料理を待っているとウェイターが窓のブラインドを開けています。ちょうど、地中海に夕陽が沈むときで美しい夕映えに地中海が輝いています。地中海の日没を見るのは初めてです。とても美しい一瞬でした。


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ブイヤベースはとても美味しいが量も半端ではなく、ブイヤベース恐るべしの巻でした。でも、やはり美味しかった!

ここからは呼んでもらったタクシーでホテルの前に横付け。お腹がきつかったのでとても楽で助かりました。
もう、今日はゆっくりと寝ましょう。ホテルの部屋の窓からはライトアップされた「よき母」が夜空に美しく浮かび上がって港の光とともに幻想的な光のショーみたい。それをベッドに横になって鑑賞できる贅沢は満足を通り越しています。

明日は午前中、マルセイユ見物し、午後1番のTGVでニースを経由して、イタリアのジェノヴァの港町までコートダジュールを一気に駆け抜けます。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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