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やっぱりドイツはシュパーゲルと白ソーセージ

今日はsaraiは朝寝坊を決め込みました。というのは、ホテルの朝食をパスして、ドイツの朝ごはん「白ソーセージ」を食べようと目論んでいるからです。

気温は低く寒いですが、気持ちよく晴れています。さぁ出かけましょう。
白ソーセージ屋さんは、すぐそこです。10時過ぎですが、お店はお客さんでいっぱいです。何とか席を見つけて座ります。かわいいエプロンのおばさんが注文を取りに来ます。もちろん、飲み物は白ビールです。朝からぁ~なんていうものではありません。全員の前にビールがあるのですから・・・。
さぁ「白ソーセージ」と9か月ぶりのご対面です。こんなに早くお会いできるとは思ってもいませんでした。皮は上手くはずせました。甘いはちみつ入りの洋からしをつけて頂きます。美味しい!本当に美味しいです。

お店を出ると、街は大勢の人でごった返しています。朝市も出ています。賑わいに誘われるようにブラブラ朝市のお店の方に行きます。あらぁ、白ソーセージも売っています。しかも、真空パックになっているものもあります。買って帰ろうかとかなり迷いましたが、新鮮さが売りの白ソーセージですから、止めました。また食べに来ましょう。
と、saraiの目が点に!その目が釘付けになったのは「シュパーゲル(ホワイトアスパラ)」。ウィーンでは、まだちょっと時期が早すぎると言われたシュパーゲルが、ここドイツでは旬の時期がスタートしていたのです。どの八百屋さんの店先にもホワイトアスパラが山積みになっています。そのぶっとくて美味しそうなこと・・・。


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もう、saraiは食べさせてくれるお店探しに必死になってきました。
でも、その前に今日の予定の教会巡りを済ませましょう。
まず、フラウエン教会に入りましょう。
プロテスタントの教会でしょうか、とっても立派ですが装飾がシンプルです。
内部のずらっと並んだ柱が印象的です。
次に、少し歩くと聖ミヒャエル教会です。外側は工事中ですが、中に入ってみると、ミサが終わった直後なのでしょうか、お香の匂いがしています。内部は白が基調になったいかにもドイツの教会でとても美しいです。


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主祭壇のドームの下で、4人の男女がミサ曲を歌っています。たった4人の声とは思えないほどに美しく教会内に響き渡っています。と、祭壇横の地下に通じる階段が開いています。有料で公開しているようで、ルードヴィッヒ2世の写真が出ています。行ってみることにしました。王族の棺が安置されていました。もちろん、ルートヴィッヒ2世のものもありますが、ひときわ立派で、お花も添えられています。彼の作ったお城をすべて見に行った配偶者は、祈りを捧げることができ、ルードヴィッヒへの思いが完結したそうです。

さて、シュパーゲルで必死のsaraiは、白ソーセージを食べさせてくれるもう1軒別のお店で、シュパーゲルはあるかと尋ねると、あるわよとのこと。即、入店。シュパーゲルのスープとシュパーゲルのオランデーズソースかけを注文します。2人でこの2品ですから、エ?という顔をされましたが、めげずにその2品のみの注文でOKをもらいました。が、やはりそれで大正解でした。なんと見事に太いアスパラが6本も乗ってます。これは多分、ちゃんとしたドイツ国内産のシュパーゲルでしょう。最近は輸入物も増えているようですが、正式にはドイツ国内産でなければシュパーゲルとは言えずに単なる白アスパラガスです。このシュパーゲルの皿にはジャガイモと鶏のシュニッツェルまでついていました。saraiは大満足です。


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さて、これから今日のお目当ての美術館に向かいます。9か月前にはノイエ・ピナコテークに行ったので、今回はアルテ・ピナコテークに行きます。マリエンプラッツからSバーンで1駅目のカールスプラッツで 27番のトラムに乗って、すぐにピナコテークの停留所に着きます。広大な敷地内にあるアルテ・ピナコテークの入口を目指して歩きます。すると、フェルメールの絵のはいった大きな垂れ幕がかかっています。フェルメールの絵の展示をやっているようです。今回の旅ではルーブルで見たフェルメールに続き、2度目です。チケットを買って、とりあえず、フェルメールの展示に向かいます。その方向に行くと、カフェしかありません。でも、そこを進む人もいるのでカフェのテーブルの間をウェーターとかを避けながら進むと大きな扉が閉まっています。そこを開けるとフェルメールやクラナッハの展示会場でした。右手がフェルメールなので、はいると展示室の真ん中の正面に有名なフェルメールの「天秤を持つ女」です。実に繊細なタッチの絵で左の窓のカーテンの隙間から光が差し込んでいます。机の上の真珠(宝石?)が光って見えるのはフェルメール得意の手法ですね。恥ずかしながら、配偶者に指摘されるまで女の人が持つ天秤が見えていませんでした。それほど微細な表現で天秤は描かれています。これは素晴らしい名作ですっかり魅了されました。アムステルダムの「牛乳を注ぐ女」、ドレスデンの「手紙を読む女」と同レベルのフェルメールの傑作だと思います。

さて、2階に上がって常設展を見ます。何といってもここではデューラーの作品を見ておきましょう。明日行くニュルンベルグはデューラーの街ですから、ある意味、記念して見ておきましょう。特に彼の自画像はまるでキリストのように自分を表現し、芸術家としての矜持が見て取れます。決して自己満足やうぬぼれになっていないところが芸術家としての懐の深さです。その向かいの壁には代表作の「4人の使徒」。まったくゆるぎのない表現で文句の付けようのない傑作です。あとはダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、フィリッポ・リッピなど名作の数々があり、まあ、見て回るのが大変です。こういう美術館はやはり1 日に一つしか見ることができませんね。体力も集中力も必要です。頭の中がすっかり美に埋め尽くされて、トラムを乗り継ぎ、ホテルに戻りました。もちろん、夜のコンサートに向けて、休養の仮眠をとります。

6時にホテルを出ます。今日の会場はミュンヘンフィルの本拠地のガスタイクのコンサートホールで少し遠いんです。検討の結果、トラムを乗り継いで行きましたが、トラムの乗り換えで乗り継ぐ28番のトラムの停留所の場所が分からず、うろうろ。結局、そのトラムが行き過ぎるのを見て、停留所の場所が分かり、少し時間をロスしました。が、十分早めにホテルを出たので7時の開演には十分に間に合いました。
今一番乗っている指揮者のティーレマンが率いるミュンヘンフィルの演奏は広大なホールをR・シュトラウスの響きで満たし、《英雄の生涯》を見事に演奏し、まったくもって、彼の魅力に取りつかれてしまいました。詳細は別記事でアップしてあります。

今日は早めに寝て、明日からの観光モードに備えます。音楽は今夜で終了です。結局、今日は旅の記事が未完成になり、翌日の電車のなかで書いています。今はミュンヘンからニュルンベルグに向かうドイツ国鉄の特急ICEの車内です。



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青騎士のルーツを求めて、バイエルンの街々を彷徨

晴れてます!見事な青空です。
今日は、青騎士の人たちの活動の原点になったコッヘルとムルナウに出かけます。その後、ミュンヘンを後にして、ニュルンベルクに向かうので、荷物をミュンヘン駅のコインロッカーに預けることにします。

コッヘル行きは、一番はずれのホームのまだまだ先の方から出ます。2階建ての2等車の上の階の席を確保。車窓を楽しみながら行きましょう。
大きな湖が現れました。シュタルンベルク湖です。とっても大きな美しい湖です。ここでルートヴィッヒ2世は謎の死をとげます。その場所は、個人の所有なので行けません。思いがけず、彼の最後の湖まで見てしまいましたね。これで、ほんとうにルードヴィッヒを巡る旅も完結かもしれませんね。

さて、コッヘルには途中の駅で乗り換えです。乗り換え後30分ほどでコッヘル駅に到着です。コッヘルは、本当に小さな田舎の村で、ここでは青騎士の主要メンバーのフランツ・マルクの美術館を訪れます。駅前でフランツ・マルク美術館への標識を見つけたので、それを頼りに歩きます。1キロ以上も歩くようですが、上天気で歩くのも楽しいです。小高い丘の上に真っ白な瀟洒な建物が見えてきました。それが、フランツ・マルク美術館です。


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荷物を預けて中に入ると、フランツ・マルクの世界が広がります。短い36年の人生ですが、初期の作品からいわゆる青騎士の作品までを、こんなにまとめて見るのは初めてです。マルクって本当に絵がうまいんですね。初期には印象派のような絵を描いていたようです。突然絵が変化しますが、そのマルクらしい絵を描いていたのは晩年の2,3年なんですね。色彩から、激しい絵のような印象を持っていたのですが、よく見ると、なめらかな曲線や視点からは、とっても繊細で優しさを感じます。配偶者は、ますますマルクが好きになったようです。

ちょうどお昼になったので、美術館の脇のレストランでお昼を頂くことにしました。湖や山々が美しく眺められるテラス席をゲット。お店の入り口のメニューにシュパーゲルの文字があったので、シュパーゲルが食べられるかとお願いすると、了解とのことなのでお任せしました。生ハムの前菜とシュパーゲルの盛り合わせ。何とも美味しそうなシュパーゲルが6本です。周りの景色がさらに味を深めてくれ、実に美味しく頂きました。

さて、そろそろムルナウへのバスの出る時間です。電車でも行けますが、バスの方がショートカットでき早いのです。バスは、近隣の村々で地元の人たちを乗り降りさせ、途中でトレッカーを拾いながら進みます。途中の風景の美しさは比類ないものです。本当にバイエルン地方のアルプスの麓の風景は緑のなだらかな丘が続き、これ以上の風景を見たことがありません。やはり、バスでの旅は風景を満喫するには最高です。


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うっとりするうちにバスは30分ほどでムルナウに到着です。
ムルナウは、コッヘルに比べればずっと大きな街(村ですけど・・・)です。ここには、カンディンスキーのパートナーで、彼の作品をナチから守ったミュンター女史の家があるのです。この家ではカンディンスキーとミュンターが6年ほど夏を過ごし、楽しい時間を持ったようです。で、ここにも、しっかり標識があるので、それに従って歩きます。快晴のお天気で、暑いほどです。ムルナウの街を見下ろせる小高い山の方に上っていきます。そこに目的の家はありました。


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彼女の家がそのままのミュンターハウスという美術館になっていて、作品は彼女のものがほとんどです。でも、カンディンスキーの部屋があったり、彼が階段の手すりに絵を描いてたりしていて、生活の中に創作活動が感じられ面白かったです。家の周りは花畑でかわいいです。ムルナウの街や山々が美しく眺められ、素敵な住まいです。事実上、この地でインスピレーションを得たカンディンスキーがそれまでの作風からモダンで過激な作風に変貌を遂げ、青騎士の芸術運動が生まれました。この風光明媚な地から新しいものを作り上げるエネルギーを得たというのがなかなかぴんと来ませんが、それが芸術家というものかも知れません。この街をちょっと訪れただけで彼らの芸術活動を理解したという傲慢なことはとても言えません。ただ、同じ土地の空気を吸えただけでもよかったと思います。このミュンターハウスの広い庭でしばらく美しい風景を眺めて過ごしました。

さて、そろそろ帰りましょう。
ミュンヘンに帰ってきました。荷物をコインロッカーからとり出して、今度はニュルンベルク行に乗ります。この間、20分。だんだん列車にも慣れてきましたね。
今度の列車はケルン行のICEです。もちろん1等車が付いています。今度は北に向かいます。1時間少しでニュルンベルクに到着です。いきなり城門が見え、中世の雰囲気です。まずは、駅から 10分ほどケーニッヒ通りを歩いて、今夜のホテルにチェックイン。お部屋に案内され、ビックリ。今回の旅で、一番の立派な部屋です(まだ明日がありますけど)。

またまた食い気で、ここの名物のニュルンベルクソーセージを夕食に頂きに行きましょう。
ニュルンベルグソーセージの美味しいレストランを先ほどのホテルの受付のお兄さんに教えてもらいます。街の真ん中を流れるペグニッツ川の眺めのよいハインリヒ・ガイスト・シュピタールを推薦されました。では、それを目標に出かけましょう。ケーニッヒ通りをペグニッツ川の方に向かうと堂々たる教会が見えてきます。聖ローレンツ教会です。夕陽を浴びたその姿の美しいこと、驚嘆の声を上げてしまいました。


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さて、レストランの入口が分からず、川の周りを一周してしまいましたが何とかレストランに入館。川の見える窓に近いテーブルをなんとか確保。早速、飲み物に白ワインを注文しようとしたらワインリストを持ってきてくれました。何と白ワインは 5ページほどにわたって、大好きなフランケンワインのリストが並んでいます。これまでこのワインは随分飲んでいるのでそんなに迷わずにワインを選択。リースリンクのトロッケンを頼みました。かなり大きめのグラスになみなみと注がれたワインの美味しいこと。さて、肝心のニュルンベルグソーセージは6本セットにまた季節の旬のものとしてシュパーゲルとポテトが付いてきます。昨日から3回目のシュパーゲル、だんだん美味しいシュパーゲルが出てきます。ソーセージは日本で食べられるソーセージと似た感じ。ただ、この店は焼きソーセージの専門店ではないので、明日また別の店で試してみましょう。

美味しい食事と美味しいワインで気持ち良くなって、周りのお店の照明で明るい夜道をライトアップされた聖ローレンツ教会を眺めながらホテルに戻りました。

明日は午前中このニュルンベルグの街を見物し、午後からはロマンチック街道の街をまわる予定です。



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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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はじめまして。ブログ拝見させていただきました。私は、個人ブログを運営しているyuichironyjpと申します。フリーランサーとして活動しており、フリーランスで稼ぐ方法や、

06/14 23:46 Yuichironyjp

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico
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