さて、成田からパリに向かう機内での2食目です。今度は、スープストック東京のコーンスープとサンドイッチとゼリー。なかなかおしゃれな取り合わせで、しかも美味しいのですがボリュームはありませんね。

で、順調にフライトが続き、もうパリ近郊。かなり飛行機の高度も低くなり、美しい緑の平地が見えてきます。

やがて、久しぶりのパリParisのシャルル・ド・ゴール空港Aéroport de Paris-Charles-de-Gaulleに到着します。最後尾のシートですから、ゆっくりと機内から出て、ボーディングブリッジから空港内に。乗ってきた機材が見えます。長いフライト、ご苦労様!

あれ~、空港は暗~い。節電モードでなくても普段からこれでいいんだね。
荷物が出てくるまでに随分時間がかかりますが、無事荷物をピックアップ。

さあ、ここから鉄道の旅が始まります。まず、ここでやっておかなければいけないことは・・・
1.カルト・ミュゼ(パリの美術館のフリーパス券でこれがあれば、自由にルーブルやオルセーに入館できます)の購入。空港のインフォメーションで聞いてみると、お隣にあるツーリスト・インフォメーションで購入できるとのことで無事に購入。
2.日本で購入済のユーレイル・パス(鉄道の乗り放題券です)のバリデーション(利用開始日を設定し、利用可能状態にすることです)をSNCF(フランス国鉄)の窓口でしてもらうこと。まずは空港内の鉄道駅まで移動します。10分ほどで鉄骨の骨組みの素晴らしい駅に到着。

駅の方に降りて行きます。なかなかモダンなデザインですね。

そこのインフォメーションで場所を確認し、窓口に行くとそこは鉄道のチケット売り場(みどりの窓口みたいなもの)で少し人が並んでいますが、ほどなく順番になり、無事にバリデーションしてもらえます。

あわせて、マルセイユからニースへのTGVの予約もでき、一安心。なお、並んで待っているときに窓口案内のお兄さんにバリデーションとTGV予約をしたいんだと説明すると、なんと褒められました。何かというと、「それは経済的でよく考えているね」っていうことです。なんだか、恥ずかしいような・・・・
3.ユーレイル・パスを持っているとパリ市内(パリ北駅Gare du Nord)までの鉄道チケット(PER)が無料でもらえます。これまた、インフォメーションで聞いてみると、先ほどのSNCF窓口のほうを指さしますので、どこかと重ねて聞くと、緑色のドアーのところだということです。SNCF窓口と同じ並びですが、SNCF窓口はピンク色のドアーでした。ややこしいですね。これも首尾よく無料チケットを2枚もらえます。

4.日本でフランスの鉄道チケットの予約・購入をしておいたのですが、受取りはSNCFの自動券売機でやることになっていたので、ここの鉄道駅にある券売機に予約コードを打ち込んで、なんとか受取りができました。初めての経験で緊張しますが無事に受け取れてホッとします。

で、空港での作業をすべて終え(小一時間くらいかかりました)、ようやく空港駅のプラットホームに向かいます。

少し待って、電車(PER)に乗車。

電車(PER)は空いています。

鉄道(PER)でパリ北駅まで行き、そこからメトロを乗り継いでホテルに向かいます。
パリのホテルは『ヴィラ オペラ ラマルティーヌ(Villa Opéra Lamartine)』。ここで3泊です。
一番近い最寄り駅はメトロ12号線のノートルダム・ド・ロレット(Notre-Dame-de-Lorette)駅で歩いて3分ほどです。
ロケーションは、オペラ座にも近く歩いて15分程度で、パリの街中にあり、結構便利なんです。
モンマルトルの丘へ登っていく道、マルティル通り沿いで、なかなか賑やかで便利な街です。

空港からは少しアクセスが悪く、ホテルの最寄駅ではなく、歩いて5~10分程度のメトロ7号線の駅ル・プルティエ(Le Peletier)駅に到着。北駅からは4号線と7号線のメトロを乗り継ぎました。最寄駅のノートルダム・ド・ロレット駅はメトロを3つ乗り継いで、かなり迂回してしまうことになるので、あえてル・プルティエ駅に向かうことにしたんです。ちなみにメトロ7号線は結構便利な路線なので、このル・プルティエ駅を使うことのほうが多くなりそうです。
ホテルへは歩いてせいぜい10分程のはずなので、ガラガラと荷物を引っ張ってホテルを探します。目印のノートルダム・ド・ロレット教会Notre-Dame de Loretteが見つかります。

が、これからが大変。ホテルはこの教会から伸びる道路沿いにあるのですが、なんと複雑に5~6本も道路が延びています。あっちをウロウロ、こっちをウロウロ、かなり道に迷ったものの、何とかホテルを発見。これじゃ見つからないよ!というくらい小さな小さなホテルです。

北駅からここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

早速、フロントでチェックイン。フロントの横は小さなロビーです。

お部屋に入ってまたビックリ。こざっぱりと清潔感はあり可愛くしてあるけど・・・狭っ!
スーツケースを広げる場所もなく、ベッドの上に広げる始末です。

バスタブもないっ!
ネットでの予約では一応バスタブのある部屋をお願いしていたんですが・・・

が、可愛い窓からの眺めは・・・パリの路地裏って感じで雰囲気あり過ぎ。

お向かいのアパートの窓からそれぞれのお部屋が丸見え。のぞき趣味はないけど、見えてしまう。女の子が部屋に帰ってきて、ローソクの明かりをつけてメールをしていると、彼が訪ねてきて二人で出て行ったし、彼と彼女がベッドの上でゴロゴロしてるし、saraiがネットをつなげるのに悪戦苦戦している間中、配偶者はじっくり楽しんでます。これでは、まるでヒチコックの映画《裏窓》みたいですね。
この目の前のアパートは、学生のためのものでしょうか。

ネット接続の件ですが、ネット接続は結局、フロントでWIFI接続について教えてもらう必要があります。チェックインのときに申し出ておかないといけませんね。ただ、ネット接続はできたもののWEB接続やメールの接続はできますが、それ以外の接続はできず、大変に不便。特にFTP接続ができず、サイトの更新ができなくて苦労します(WEB上でのFTP接続環境を用意しておいたのが正解で、それで何とかしのぎます)。一応、無料でネット接続できたので、よしとしますが、1回に短時間接続のユーザIDとパスワードしか発行できず、毎回、接続の度にそのユーザID発行の処理が必要なのには参ります。
ようやくネットに接続でき、軽食を買い出しに行くため部屋を出ようとしたら、今度は部屋のドアのロックが出来ずに、ホテルのお兄さんを呼びすったもんだ。結局はドアのキーの噛み合わせがずれていて、思いっきりドーンとドアを閉めると何とかキーの噛み合わせが合って、ドアがロックされることが分かりました。無事ロックのコツが分かり、それからは段々と我ながら見事にロックできるようになり、これも楽しみのひとつになります。
軽食の買い出しですが、数軒先には、中華のお惣菜屋さんがあり、テイクアウトしますがなかなか美味しい中華です。

部屋での食事には大いに利用できますが、結局利用したのはこの到着時のみです。到着日は道に迷ってチェックインし、ややこしいネット接続とかで遅くなったので外での食事の時間がありませんでしたが、翌日以降はまあ余裕がありますからね。
明日はロワール古城巡りに出かけるので朝早く出発です。今日は1日31時間の長~い一日がようやく終わります。明日から本格的に始まる旅の毎日に備えて早く寝ましょう。
オヤスミナサイ。
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