ギュスターブ・モロー美術館Musée Gustave Moreauからホテルまでは歩いてすぐです。
ホテルに預けておいたスーツケースを受取ります。と、レセプションのおじさんが深刻そうな顔で重要なミステークがあったと言うので、身構えます。預かってもらったスーツケースの問題でしょうか。すると、朝チェックアウトするときに、クレジットカードで支払った金額は間違えて高い金額を支払ったとのことです。なんと、支払金額が泊まった部屋番号の数字になっていたとのこと。いけませんね、こちらも確認を怠りました。後日、差額をクレジットカードの口座に振り込んでくれるとのこと。今後、支払いの際はしっかり確認するようにしましょう。
メトロを乗り継ぎ、リヨン駅Paris Gare de Lyonに向かいます。メトロの駅はエスカレーターのないこともかなりあり、重いスーツケースを抱えての移動は体力を消耗します。タクシーに乗ればいいのですが、あくまでも公共交通機関を利用して旅のコストを抑えるのもひとつのこだわりです。
メトロの駅には、大震災に見舞われた日本を応援するポスターが貼ってあるのが印象的です。有難いですね。

リヨン駅につくと、購入済のチケットのTGVの発車時間までは2時間弱もあります。余裕をもって移動するので、これは仕方がないですね。PCを開いて、この旅の記事を書いたりしながら時を過ごしましょう。
リヨン駅はこんな感じで、電車を待つ人がいっぱいです。ターミナル駅の鉄骨の大屋根も立派です。

出発予定の電車の一覧を表示する掲示板も巨大です。大きな駅なんですね。

乗車30分ほど前に、乗車するTGVが入線してきました。2階建てです。

夕食用に、サンドイッチ&菓子パン&飲み物のセット(日本ではこんなセットはないかもね)を売店で購入し、乗車。

流石にTGVのファーストクラスは立派です。荷物置き場には、もう既に誰かがスーツケースを置いていて一杯です。困っていると、じっとsaraiの様子を見ていたらしいおじさんがアドバイスしてくれます。スーツケースは、他人のカバンの上に重ねて載せて構わないとのことです。確かに横にして重ねるといくつも積めるけど、日本ではそういうのは嫌がられますね。これも文化の違いでしょう。
定刻にTGVは発車します。行き先はマルセイユMarseille行ですが、途中アヴィニョンAvignonまでまったく停まらないようです。アヴィニョンまで2時間40分です。途中にはリヨンLyonなどの大きな街もあります。フランス国鉄FNCFは割り切りが凄いですね。まあ、お蔭で早く着くので有り難いことです。
アヴィニョンには予定通り定刻で到着。
パリからアヴィニョンまでのルートを地図で確認しておきましょう。

アヴィニョン到着と同時に先頭車両まで走り、暗闇に輝くTGVの雄姿をカメラに収めます。TGV、かっこいいです!

駅舎を出ると、アヴィニョンTGV駅Gare d'Avignon TGVが夜の暗闇の中に浮かび上がっています。

アヴィニョンTGV駅からアヴィニョンの市街地へはシャトルバスが出ています。シャトルバス乗り場は、駅の目の前の広場にあります。夜遅くのアヴィニョン到着ですが、駅から出るとバスが待っています。

バスに乗ると、運転手さんが日本人かと聞いてきます。そうだと答えると、フクシマか?と聞かれてしまいます。こんなところの人まで福島の原発問題を知ってるんですね。
バスは20分ほどして出発し、10分ほどで、在来線の駅、アヴィニョン・サントル駅Gare de Avignon Centreのすぐ近くの郵便局前の停留所Avignon Posteに到着です。このアヴィニョン・サントル駅は旧市街地の城壁のすぐ近くにあり、この駅からは真っ直ぐに市街地中心に向かって大きな通り、ジャン・ジョレス通りCours Jean Jaurèsが伸びています。その通りが街一番の繁華街のようです。プラタナスの並木がずっと続いていて素敵な通りです。通りは途中からレピュブリック通りRue de la Républiqueと名前を変えます。
夜の喧噪の中、この通りを荷物を引っ張って10分ほど歩きます。
予約していたホテルに無事に到着。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

なかなか可愛いレセプションです。早速、チェックインします。

アヴィニョンのホテルは『ホテル・ドゥ・オルロージュ(Hôtel de l'Horloge)』。ここで、2泊します。
ホテルは旧市街の時計台(ロルロージュ)広場Place de l'Horlogeに面しています。もっとも時計台広場に面しているのは実際はこのホテルの1階にあるレストランでホテルの入口は横の路地をはいったところにあります。
この広場に隣接して法王庁広場Place du Palaisがあります。旧市街の法王庁近くの観光には、最高の場所ですね。レストランやお店もこのあたりにたくさん揃っているので便利です。が、最寄り駅の在来線の駅、アヴィニョン・サントル駅から歩いて10分はあるので、駅近くのホテルに泊まって、荷物はそこにおいて観光に出てくるのもよいのかもしれません。
到着した日は土曜日だったせいか、若者が大勢でワイワイガヤガヤ大騒ぎ。その騒ぎは深夜遅くまで続きます。このホテルの口コミに、夜煩くて眠れないというのがありましたが、その人も土曜日の宿泊だったのでしょうか。(宿泊2日目の日曜日の夜は、静かなものだったんです。)
さて、夜遅いとはいえ、ネット接続をしないわけにはいきませんね。パリのホテルと違って、WIFIのパスワードを入れるだけですんなりと繋がり、FTP接続などのどの接続も制限がなく、至極快適です。まあ、これが普通ですけどね。
部屋の中を紹介しておきましょう。
こじんまりとしていますが、カバンを広げるために必要なスペースは充分にあります(写真は翌日の朝に撮影)。

水周りは、本当に一般的なものなので、つい写真を撮り忘れましたが、バスタブもあり快適です。
部屋は路地に面した2階です。窓からの路地の眺めはなかなかのものです。アヴィニョンらしい路地です(この写真も翌日の朝に撮影)。

今日はもう遅いので早く寝ます。
明日はアルルArlesとアヴィニョンAvignonの観光です。まさに体力勝負の日々が続く旅です。
オヤスミナサイ・・・でも、街一番の繁華街は若者の熱気でうるさいぞ!
こうして、旅の4日目も舞台をパリからプロヴァンスに移して、無事終了です。
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