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ヴュルツブルクはフランケンワインの街:マリエンベルク要塞からの眺望

2011年4月19日火曜日@ヴュルツブルク~フランクフルト/4回目

マリエンベルク要塞Festung Marienbergの建物は見ました。おさらいに井戸の8角形の建物Brunnentempel、主塔Bergfried、聖母マリア礼拝堂Marienkircheの3点セットをパチリ。


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次に当初の目的だった眺めのよい場所を探しましょう。要塞の入口に戻る途中で、左側に要塞の城壁の外が見られるところがあります。はるか下にマイン川の流れとワイン畑が見えます。


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しかし、眺めはいいもののヴュルツブルクWürzburgの街の中心はまったく見えません。要塞の入口まで戻るとカフェがあるので、そこで一服することにしましょう。ヴュルツブルクの街の反対側ですが、正面に大きなワイン畑の斜面が見え、眺めを楽しみながらお茶できそうです。


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ここはセルフサービスのビュッフェみたいになっていて、ずらっと並んだ食べ物を自分でチョイスして最後に会計し、お盆で好きなテーブル席に運びます。


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シュパーゲルのクリームスープがあるという張り紙がありますが、シェフに聞くとグーラッシュスープしかないとのこと。残念! それでは仕方がないので、ケーキと紅茶にします。


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テーブルで寛ぎながら、ゆっくりと眺めを楽しみます。それにしても、向こう側に見える広大な丘の斜面は一面ワイン畑です。凄いものです。


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カフェの様子はこんな感じで、明るい陽光のもと時間を忘れてしまいそうです。


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休養もできたので、そろそろ出かけましょう。ここから城壁の左側に沿って進むと要塞の前面に出ることができ、真下にマイン川と旧市街の素晴らしい眺めが広がります。


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右手のほうにマイン川の流れが続き、ヴュルツブルクの街もずっと広がっています。


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これは気持ちがいいですね。少し右手に回り込むとアルテ・マイン橋Alte Mainbrückeも見えます。とてもよい眺めです。


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しばらく眺めを楽しみ、すっかり満足。そろそろ丘をおりて、アルテ・マイン橋を間近に見ましょう。ところが、どうも下におりる道が分かりません。お城の周りを回るだけです。城壁の下からお城の塔を見上げるとその巨大なことに驚かされます。


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ふと下の方に目をやると、マイン川を遊覧船がクルーズしています。乗りたいですね・・・。


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ともあれ、何とかアルテ・マイン橋のほうに下りていかねばなりません。


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ヴュルツブルクはフランケンワインの街:マリエンベルク要塞からの下り道

2011年4月19日火曜日@ヴュルツブルク~フランクフルト/5回目

マリエンベルク要塞Festung Marienbergからアルテ・マイン橋Alte Mainbrückeへ下りる道を探し続けています。

すると、石塀にある穴から人が出てきます。穴には木の扉がついていますが、開いた状態です。もしや・・・。


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恐る恐るその穴にある暗い石段を降りてみると、どうも道が下まで続いているようです。


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これが下におりていく近道だったようです。


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道は緑豊かな公園のなかを進みます。


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ここから振り返ってみると、城壁を抜けてきた階段が見えます。城壁の外側からだと分かりやすいですが、中からは単なる穴としか見えなかったんです。


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緑の草原の中の小道は下り坂の石段になります。


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この石段を下り終え振り返ると、城壁越しにマリエンベルク要塞の建物が見えます。この後はマリエンベルク要塞は見えなくなります。


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また、気持ちのよい草原を歩きます。


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この要塞を囲む公園を抜ける立派な門の建物に出ます。ノイトーア門Neutorです。


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この門の中の通路を歩きます。


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ノイトーア門から抜けます。


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また、緑の公園が続きます。ここを下っていきます。下から上がってくる人達もいます。みなさん、とても元気ですね。


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この後は急な下りの石段です。下からは苦しそうに上ってくる人とすれ違います。ご苦労さま。


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やがて、街中の道にはいるとマイン川の岸辺に出ます。
アルテ・マイン橋のほうからマリエンベルク要塞に上っていくためには、この路地Tellsteigeにはいっていくことになります。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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右手に進むと、もうすぐアルテ・マイン橋です。


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ヴュルツブルクはフランケンワインの街:美しきアルテ・マイン橋

2011年4月19日火曜日@ヴュルツブルク~フランクフルト/6回目

マリエンベルク要塞Festung Marienbergから下りてきました。下りるのは楽でしたが、上るのはきつそうですね。タクシーでズルしてしまいましたが、正解だったようです。

すぐにアルテ・マイン橋Alte Mainbrückeです。


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この石造りの橋はちょうどプラハのカレル橋みたいなもので、橋の欄干沿いに石像が左右6人ずつ立っています。向こう岸の旧市街の建物はカラフルです。


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橋の上からのマイン川Mainです。流れの先には、またワイン畑です。


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川岸のカラフルな建物の前の堤には多くの人達が休んでいます。橋を渡ったら、私たちもそこで休みましょう。


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橋を真ん中ほどまで渡ると、先程のマリエンベルク要塞やその要塞の斜面にあるワイン畑も見えます。


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橋を渡り終えるのももうすぐです。旧市街の重厚な建物が見えてきます。


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橋の欄干沿いの石像も見ておきましょう。まずはお馴染みのフランコニアFrankonia、フランケン地方の象徴ですね。


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次は聖キリアンSt. Kilian。ヴュルツブルクWürzburgの街の守護聖人です。


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橋を渡り終え、アルテ・マイン橋を眺めます。


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マリエンベルク要塞、ワイン畑、マイン川もよく見えます。


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このアルテ・マイン橋からは、マリエンベルク要塞、マイン川の流れや旧市街も美しく、プラハと似た風景に思えます。川を除くとザルツブルグのホーヘンザルツブルグ城の雰囲気にも似ています。どこにも似ていないのは、斜面に大規模なフランケンのワイン畑があることです。やはり、ヴュルツブルクは何といってもフランケンワインの街です。saraiとしてはきっぱりと言いたいところです。

これでヴュルツブルクの街も満喫です。橋を渡り終えると、ドーム通りDomstraßeがまっすぐに大聖堂Würzburger Domまで続いています。


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アルテ・マイン橋のたもとのタクシー乗り場を見ると、懐かしい顔が見えます。先程乗ったタクシーのドライバーです。お互い、にっこりです。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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次はマイン川沿いの遊歩道を散策します。


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欧州鉄道周遊の旅、遂に完! フランクフルトから帰国

2011年4月19日火曜日@ヴュルツブルク~フランクフルト/7回目

アルテ・マイン橋Alte Mainbrückeを渡り終えた後、マイン川Main沿いの遊歩道を歩きながらホテルの方に向かいます。暖かい陽気に誘われて、川の堤の遊歩道はカップルや若い子たちの仲間でいっぱいです。


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まだ陽は高く、汗ばみます。上着も取って、半袖のシャツ1枚で歩きます。
この遊歩道からの眺めはとても素晴しい。マイン川、アルテ・マイン橋、マリエンベルク要塞Festung Marienbergというヴュルツブルクの景観すべてが揃っています。


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遊歩道は美しい花であふれています。ドイツの春はとても綺麗です。


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遊歩道の先には、遊覧船乗り場。先程、マリエンベルク要塞から見えましたね。でも、残された時間では残念ながら乗船することは無理なようです。


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ちょうどホテルのところで川の堤から抜けるトンネルがあり、街のなかに出ます。


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すぐにホテル。まだ少し電車の時間には早いですが、最後の行程なので慎重に早めの行動をとります。昨日と逆の経路でトラムの2番に乗って、ヴュルツブルク中央駅Würzburg Hbfです。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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駅のショップで、電車の中での飲み物と軽食を買って、プラットホームに移動。
ここは階段しかないと覚悟していると、何と階段の横の荷物用のベルトコンベアが動いています。最後は楽させてもらいます。予定時間15時55分に少し遅れてICEが到着。今回はセカンドクラスです。ヴュルツブルクWürzburgを発車すると、すぐにマイン川沿いを走ります。


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このあたりのマイン川はとても美しい流れです。


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1時間半の乗車で17時22分に定刻でフランクフルト空港駅Frankfurt am Main Flughafen FernbahnhofにICEは滑り込みます。

パリから始まった欧州鉄道周遊の旅もこれで完結です。旅全体を俯瞰するとともに、ヴュルツブルクからフランクフルトへの鉄道ルートを地図で確認しておきましょう。


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電車から降りるときは近くにいた車掌さんが親切に荷物を下ろすのを手伝ってくれ、空港への通路まで教えてくれます。ダンケ・シェーン!!

さて、ともかく邪魔な荷物を預けてしまいましょう。今日の飛行機はJALで搭乗はターミナル2です。指示板にしたがって進むと、ターミナル1からターミナル2へのシャトルバスに乗れとのこと。ちょうどバスは待っています。シャトルバスでかなり移動して、ようやくターミナル2です。建物に入って少し探すとJALのカウンター。WEBチェックインは済んでいるので荷物を預けるだけです。まだ時間が早いせいかカウンターもがらがらで、すぐに荷物を預けられます。
ただ、今回はウィーンでRIMOWAのスーツケースを免税で買ったので、いったんスーツケースを持って出国審査の外側の税関のスタンプをもらう必要があります。JALのお姉さんに場所をよく聞いて税関に行き、免税書類にスタンプをもらって、そこでスーツケースも預けます。これですっかり身軽になります。

さて、フランクフルトといえば、やはりフランクフルトソーセージを食べないといけないでしょう。空港のレストランエリアに向かいます。この空港はとても立派です。


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ドイツ料理のレストランを探すと、何と何とそこにはフランクフルトソーセージはもちろん、ミュンヘンの白ソーセージ、ニュルンベルグソーセージまであります。が、ここはぐっと抑えて、フランクフルトソーセージを1皿だけ頼んで、それだけでザッツ・オールと言うとウェートレスのお姉さんもニッコリ笑いながら分かったわよとのこと。お腹にちょうどいいくらいの大きなソーセージが2本のっています。


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ところがテーブルの上のメニューを見ていると、Mövenpickのアイスクリームがあります。去年スイスに行ったときに美味しくいただいたアイスクリームで懐かしくなり、追加注文。もちろん、オーネ・ザーネ(ホイップクリームなし)でお願いします。


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そろそろ時間です。出国審査を受け、手持ちの免税品の書類の税関スタンプをもらい、横にあったリファンドのカウンターで免税のお金をいただきます。もちろん、ユーロのキャッシュで受け取りです。またすぐにヨーロッパに戻ってきたいですからね。

これですべて終わり。少し免税ショップものぞきますが、今更買うものも余分なお金もありません。さっさと手荷物検査を受け、搭乗口に向かいます。搭乗までの時間が1時間はあるので、PCを立ち上げます。空港のホットスポット(TELECOM)に1時間だけのアクセス権でネット接続し、ブログ記事の最後のアップと帰国メールを何通か出して、ちょうど搭乗時間になります。
無事搭乗です。


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またまた最後尾の2人席に落ち着き、帰国の途につきます。
最後の機内食です。何と何と、またまた、Mövenpickのアイスクリームがあり、びっくり。


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長い長い旅の記事もこれで終了です。お付き合い願いありがとうございます。


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次の旅《カラヴァッジョを巡る旅》の準備が・・・・

次の旅《カラヴァッジョを巡る旅》の出発が明後日に迫り、準備にてんてこ舞いです。

もちろん、最低の準備の航空券・鉄道チケット、ホテル、オペラ・コンサートのチケット、美術館の予約は完了もしくは手配済み。
できていないのは、詳細なスケジュールや美術館・教会・観光施設の所在と開館時間、そして、レストラン情報です。

現在、それらの確認と整理を行い、ミラノ、ローマ、ナポリ、カプリ島、アマルフィ、メッシーナ、シラクーサときて、マルタ島まで達しました。
色々、ありますが、一番大変だったのはローマでのカラヴァッジョに関わる美術館・教会のルート作成でした。主に日曜と月曜の2日及び火曜の午前で6美術館、5教会を回ります。それぞれがローマ市内に点在しており、かつ、美術館は月曜日の休館、教会は日曜ミサがありますから、よく考える必要があります。また、教会はお昼は午後遅くまで閉めているところがほとんどです。
で、日曜に美術館を周り、月曜・火曜に教会に行く大方針を立てて、検討。
移動は公共交通機関の地下鉄とバスにしました。この移動を計画するのに便利だったのが以下のATACのHPです。出発地と目的地を入力すると、最適なルートを決定してくれ、バスや地下鉄のルートや移動地図まで表示してくれる優れものです。もちろん、ばっちり、英語版です。ただし、地名はイタリア語なのは仕方ありません。

 ATACのHP

難点をいえば、美術館名などは受け付けられず、広場や通りの地名を入れる必要があることですね。
このHPを活用して作成したプランが以下です。いずれもホテル(テルミニ駅)出発でホテル帰着です。食事の計画はまだ未作成。

《日曜日》
・ボルゲーゼ美術館(執筆する聖ヒエロニムス、蛇の聖母、果物籠を持つ少年、バッカスとしての自画像、洗礼者ヨハネ、ダヴィデとゴリアテ/ベルニーニ:アポロンとダフネ、ダヴィデ,プロセルピナの略奪,アエネアスとアンキセス)
 予約済 予約時間9:00~11:00(30分前にチケット購入の必要) ローマパス使用
 テルミニ駅から910番乗車ピンチャーナ/ムゼオ・ボルゲーゼ下車3分
 もしくは地下鉄A線スペイン駅Spagnaからボルゲーゼ公園内を抜けて徒歩15分
・カピトリーノ美術館(洗礼者ヨハネ、女占い師)
 予約なし 開館時間9:00~20:00 月休み ローマパス使用
 S. PAOLO DEL BRASILEから160番乗車、TEATRO MARCELLO/ARA COELI下車200m
・ドーリア・パンフィーリ美術館(悔悛するマグダラのマリア、エジプト逃避途上の休息、洗礼者ヨハネ)
 予約なし 開館時間10:00~19:00 木休み 10.5ユーロ
 カンピドリオ広場からコレッジョ・ロマーノ広場まで徒歩600m
・パラッツォ・バルベリーニ国立古代美術館(ナルキッソス、ホロフェルネスの首を斬るユディト、瞑想の聖フランチェスコ)
 予約なし 開館時間9:00-19:00 月休み 5ユーロ
 CORSO/SS. APOSTOLI から85番乗車、TRITONE/BARBERINI (MA)で下車(歩いても1300m)
・コルシーニ美術館(洗礼者ヨハネ)
 予約なし 開館時間8.30~19.30 月休み 4ユーロ
 TRITONE/BARBERINI (MA)から116番乗車、GIULIA/POLVERONE下車、徒歩550m
・サンタンジェロ城、サンタンジェロ橋
 徒歩1300m 開館時間9:00~19:30月休み 5ユーロ
・ホテル(テルミニ駅)
 ACCIAIOLI から40番乗車、TERMINI (MA-MB-FS)下車

《月曜日》
・サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂(聖マタイの殉教、聖マタイの召命、聖マタイと天使)
 開館時間8:30~12:30、15:30~19 木休み
TERMINI (MA-MB-FS) からバス40番乗車、ARGENTINA下車、500m
・サンタゴスティーノ聖堂(ロレートの聖母)
 開館時間7:50~12:00、16:30~19:00
 ナヴォーナ広場北で徒歩移動
・サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂(聖パウロの回心、聖ペテロの磔刑、ベルニーニ:ハバクク、ダニエル)
 開館時間7:00~12:00、16:00~19:00 日休み
 SENATOから628番乗車、PASSEGGIATA RIPETTA下車、徒歩400m
・ヴァティカン美術館(キリストの埋葬)
 予約済14:00時 開館時間9:00~18:00 日休み 
 Flaminio から地下鉄A線オッタビアーノOttaviano駅より徒歩10分
・ホテル
 Ottaviano駅から地下鉄A線テルミニ駅

《火曜日》
・サンフランシスコ・ア・リーパ教会(ベルニーニ:福者ルドヴィカ・アルベルトーニ)
 開館時間7:00-12:00、16:00-19:00
 テルミニ駅から地下鉄B線でCirco Massimo下車、AVENTINO/CIRCO MASSIMO (MB) から3番乗車、PORTA PORTESE下車、徒歩200m
・サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会(ベルニーニ:聖テレサの法悦)
 開館時間6:30-11:30、16:30-19:00
 RASTEVERE/MIN. PUBBLICA ISTRUZIONEからH番乗車、NAZIONALE/TORINO下車、徒歩300m
・ホテル
 歩くか、地下鉄A線

お気づきかもしれませんが、基本的にバス移動になりました。市内渋滞が少し心配です。その場合は少し歩きが増えますね。また、ローマパスをフル活用して、3日間交通機関はフリーパス。

ローマの詳細スケジュールは一例でしたが、他もナポリ~カプリ~アマルフィと高速船で移動するので、時刻表を探すのが大変です。最新時刻表は各社のHPを見ないと心配ですからね。

いつもこれだけ準備しても何かとトラブルがあります。あとは出たとこ勝負です。

saraiがPCにかじりついて、ネットと格闘しているうちに、配偶者が着々と荷物を準備しています。ここは役割分担です。

まだ、明日はウィーン以降の詰めとレストラン探しです。ぎりぎり間に合うかな?

オペラ・コンサートの事前予習は本日で終了。明日はあまり聴き慣れないものをもう一度予習できれば、予習したいところ。

結局、出発の日までばたばたしそうです。


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次の旅《カラヴァッジョを巡る旅》は結局バタバタと出発

次の旅《カラヴァッジョを巡る旅》に無事出発しました。と言っても、まだ、成田空港近くのホテルにいます。前泊し、明日の朝9時半にテイクオフです。フランクフルト経由ミラノです。

自宅を出るまで、最後の準備でバタバタ。昨夜は深夜4時過ぎまで、ネットで最終のウィーン、チェスキー・クルムロフをチェック。ウィーン滞在中に日帰りで出かけることを検討していたブラチスラヴァ訪問は結局、見送ることにして、代わりにリンツにブルックナー詣でをすることにしました。早速、オーストリア国鉄のONLINEチケットのページで格安チケットをゲット。ICEで往復して、一人18ユーロ、もちろん、2等です。
で、一応、少し、不本意な部分は残るものの準備完了。

最後は自宅出発まで、ウィーン国立歌劇場で観る予定のバレエ《ラ・シルフィード》を予習。パリ・オペラ座の華オーレル・デュポンの優雅な踊りに感銘を受けます。
DVDが終わると同時に自宅を出発。最寄りの駅まで雨の中、大きなスーツケースをヒーヒー言いながら、引っ張っていきました。

成田空港に到着し、とりあえず、ユーロとチェコ・コルナに両替。第1ターミナルの地下の両替屋さんでは、チェコ・コルナを取り扱っています。
両替後、今夜のホテル東横インまで送迎バスで移動。

チェックイン後、夕食の無料カレーのサービスにあずかろうとしたら、なんとこの半年の間にこのサービスは廃止。10階のビュッフェ形式の高価なディナーとなってしまいました。いきなり、予定外の出費(1500円×2)になりました。

ホテルでは、準備作業で抜けていた明日のフライトのWEBチェックインをして、ホテルのプリンターで搭乗券をプリントアウト。
これで本当に準備完了です。
そろそろ就寝しましょう。

次はイタリアからの報告になりそうです。


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出発の朝:初のA380に搭乗

昨夜は久しぶりに12時過ぎに寝たせいか、6時前に目がさめました。
ホテルの窓から成田空港を見ると、朝霧であまり見通せません。

さて、今朝、9時半のLufthansaの便でフランクフルト、そして、乗り換えて、ミラノのリナーテ空港まで出発です。
フランクフルトまでは初めて乗るエアバス社の超大型機A380です。国際線仕様でありながら、526人乗りです。saraiは無論economy。economyは1階席で、3-4-3の配置。窓好きの配偶者のために窓側からの2席を予約。シートマップを見ると、ほとんど満席状態。よく、こんな大型機の座席が埋まったものです。2階席はfirstとbusinessでeconomyに比べると、1席あたりの専有面積は約4倍。凄いです。まあ、今のところ、saraiがbusinessに乗ることはないでしょう。それくらいなら、旅行の回数を増やすだけです。

フランクフルトとミラノ間は一転して、小型機ボーイング737-300です。月とすっぽんですね。140人乗りでfirstなし。座席は3-3です。

次はこれから就航予定のANAのボーイング787に乗りたいなあ。

ミラノは最高気温が20度ですから、今の日本なみでしょうか。天気予報は曇り時々雨とのことです。美術館とオペラなので、まあ、いいでしょう。

そろそろ、配偶者を起こして、ホテルを出ましょう。

では、行ってきます。


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ミラノに到着

今日、成田を発って、延々と空の上を飛び、無事にミラノに到着しました。
エアバスA380は流石に最新鋭機。素晴らしい静粛さでした。座席のモニタ画面にはフライトシミュレータもどきのこんなCG画面も表示されます。


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とはいえ、すったもんだがあり、フランクフルトでの発着が遅れ、予定よりも3時間近い遅れ。ホテルには、公共交通機関で安価に向かうつもりでしたが、タクシーを奮発。といっても、ミラノの空港はマルペンサではなくて、リナーテなので、随分、街に近いので助かりました。

今日は早く寝て、明日に備えます。オヤスミナサイ。


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《薔薇の騎士》@ミラノ・スカラ座 2011.10.7

2度目のミラノ・スカラ座です。前回はまだオペラ初心者のようなもので天井桟敷とは言いませんが、上のほうのギャラリー席で、ステージからも遠い席でした。それに入口も中央の入口からは入れてもらえませんでした。脇のほうの入口からしか入れてもらえませんでした。今回は平土間。やっと堂々の中央の入口からの入場です。
まずはスカラ座の外観をご紹介しましょう。


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次は内部です。席は前から5番目の中央。とてもよい席です。席につくと、液晶モニターがついています。ウィーン国立歌劇場と同様です。後で確認できましたが、イタリア語のほかに英語の字幕も出ます。便利になりましたね。
席からは豪華なスカラ座のギャラリー席が素晴らしい。


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さて、今日は大好きなR・シュトラウスの楽劇《薔薇の騎士》です。モーツァルトのフィガロ、プッチーニのラ・ボエームと並んでsaraiの3大オペラです。昨年もチューリッヒ歌劇場でルネ・フレミングの元帥夫人で聴きました。来年4月のウィーンのガランチャがオクタヴィアンで出演する公演も何とか聴きたいと思っています。

今晩のキャスト以下です。

 指揮:フィリップ・ヨルダン
 演出:アレジャンドロ・スタッドラー(元演出:ヘルベルト・ヴェルニッケ))
 元帥夫人:アンネ・シュヴァンネヴィルムス
 オックス男爵:ピーター・ローズ
 オクタヴィアン:ジョイス・ディドナート
 ファーニナル:ハンス・ヨアヒム・ケテルセン
 ゾフィー:ジェーン・アーチバルド
 歌手:マルセロ・アルバレス

なかなかの配役です。特に元帥夫人役のシュヴァンネヴィルムスとオクタヴィアン役のディドナートが期待です。また、歌手役がアルバレスというのも贅沢です。

指揮のヨルダンは多分、生で聴くのは初めて。なかなかいい男。前奏から切れのよい、丁寧な指揮ぶりです。スカラ座のオーケストラも弦といい、冒頭の金管といい、素晴らしい響きです。これだけの演奏はウィーンくらいでないと聴けないレベル。さすがです。
ところでヨルダンの指揮はなかなか派手ですが、第2幕のフィナーレあたりはカルロス・クライバーの指揮姿を彷彿とさせるというか、右手を後ろのしきりに置いて、左手だけで指揮する姿はクライバーのパクリともいえる感じ。鳴っている音楽はかなり違っていますが、ヨルダンの造形も分かりやすい音楽の作りになっていて、これはこれで結構です。時には芯のしっかりした骨太であったり、繊細さの極みであったり、室内楽的なピュアーな響きであったり、実にR・シュトラウスらしい多彩な響きを瞬時に切り替えていく指揮は今後の彼の指揮者としての将来を期待させるものです。

歌手のほうですが、シュヴァンネヴィルムスの第1幕後半の人生・愛の無常観を歌い上げる優雅でしっとりした歌唱は彼女の容姿と相まって、うーんとうならせられます。これだけ元帥夫人を歌えるのは素晴らしい。前回聴いたときは確かドレスデンのゼンパーオーパーの来日公演で代役だった記憶があり、そのため、最初から残念な気持ちで聴いていたので彼女の真価をはかり損ねていた気がします。
ディドナートですが、及第点ではあるもののちょっと物足りない感じです。もっと声が通ると印象が変わるかも知れません。時に声を張り上げるところはなかなか聴かせるんですけどね。
オックス男爵のピーター・ローズですが、開演前にイタリア語のアナウンスがあり、ピーター・ローズが何とかって言っていたので、もしかしたら代役だったかも知れません。彼を今まで見たことがないのでご本人だったかどうか、判断できません。ともあれ、まあまあの歌唱と演技でした。それほどアクの強い感じではなかったです。
ゾフィーですが、若いソプラノでまだまだこれからっていう感じで今一つ。時にいい面もあったんですが、満足っていう感じではないですね。
ところで出色だったのが歌手役のアルバレス。わざとオーバーなテノール歌手を演じますが、それが様になっているのが素晴らしい。さすがです。6月にメトロポリタンオペラの来日公演でフリットリのミミの相手役ロドルフォで聴いたばかりですが、ある意味、今夜のほうがよかったくらい。最初、アルバレスだと気が付かず、えらく凄いテノールだと思ったら、何の何のアルバレスだった次第。こんな役を歌わせるのももったいないですが、それがオペラ公演の水準を上げますね。

舞台ですが、後方に大きな鏡をずらっと並べ、時折、その面の角度を変えることで場面の印象を変えるというお洒落で斬新なもの。考えましたね。
第2幕の薔薇の騎士の登場する場面は大きな階段が中央奥からせりだして、その階段の上段にオクタヴィアンが立っているというこれまた新機軸。ただ、これは見た目はよいのですが、不安定な階段の上でオクタヴィアンとゾフィーが歌うので、何か歌が散漫になった感じです。二人の愛の2重唱は一番の見せ場なので、音楽的には残念なところです。

演出で目立ったところは元帥夫人の身の回りの世話をする子供が、この演出では子供ではなく、イタリアらしく、仮面をつけたおどけ者、何といいましたっけ、イタリアのコメディでは伝統的なキャラクターですが、第1幕冒頭に幕を引っ張り開けるところから顔を出します。終幕のフィナーレ、普通はオクタヴィアンとゾフィーの2人は退場しますが、この演出では2人は寝転んで手の先に銀の薔薇を差し上げます。そこに登場したおどけ者が赤い薔薇に持たせ代えて幕。2人の恋が実ったという暗示なのでしょうか。まあ、これはよくも悪くもありませんね。ただ、このオペラは単なるラブストーリーではないので、ちょっと短絡的な印象もあります。しかし、素人の誤解かも知れません。

全体として、オペラの出来は第1幕は最高に素晴らしく、第2幕以降はまあまあってところでしょうか。特に期待した第3幕フィナーレの3重唱はもうひとつだったのが残念です。もちろん、まだ、時差で頭がおかしく、saraiの集中力も第1幕で切れたことも確かなので、そうでなかったら、印象も変わったかもしれません。

夜7時半に始まったオペラも終わってみれば、ほぼ深夜12時。疲れました。


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1, レイネさん 2011/12/03 18:35
5月にアムステルダム歌劇場でシュヴァンネヴィルムスが元帥夫人役の『ばらの騎士』を観賞しました。
夏にミュンヘンでも確かハルテロスの代役で歌ったようだし、DVDになっているドレスデンのも
彼女だし、優雅さと寛容さを兼ね備えた理想の大人の女である元帥夫人役にぴったりだと思います。
オクタヴィアン役はマグダレーナ・コジェナーのはずだったのが降板になり、指揮はラトルだったので夫婦共演が実現しないのが残念でした。けれども、気を取り直して観賞すると、代役でも満足できました。
アムスでの演出は、ヴィリー・デッカーのコンセプトに基づいてブリギッテ・ファスベンダーが担当したのですが、ここでも鏡が効果的・暗示的に使われていました。元帥夫人の心を映すもので、いくら磨いても曇ったままなのです。最後に夫人が去ると、鏡も舞台を横切って外されました。

2, saraiさん 2011/12/04 01:03
レイネさん、コメントありがとうございます。

シュヴァンネヴィルムスがここまで元帥夫人を歌えるとは驚きでした。レイネさんも今年聴かれたのですね。コジェナーのオクタヴィアンもなかなかユニークそうですね。降板は残念でしたね。
アムスでの演出も鏡が重要な要素だったとは面白いですね。スカラ座の鏡の使い方と違っているのも興味深いです。
いずれにせよ、通常の演出とは異なる演出が増えてきているんですね。それはそれで楽しみです。
次は来年4月のウィーンの『ばらの騎士』を観ますが、果たして、ガランチャが降板しないで出てくれるでしょうか・・・
もう、チケットは購入済みです。
因みに元帥夫人はニーナ・シュテンメです。

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ミラノで芸術三昧

ミラノで予定通り、3美術館を周り、カラバッジョも予定通り、2作品を鑑賞。いずれも素晴らしい作品でした。
もちろん、ドゥオーモもヴィットリオ・エマヌエーレ2世のギャレリアなどの観光も完了。


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そして、夜はミラノ・スカラ座で素晴らしいオペラを鑑賞。これは別の記事で早々に報告します。

明日はローマに高速列車で移動し、またローマ歌劇場でオペラを見ます。


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R・シュトラウス:楽劇《エレクトラ》@ローマ歌劇場 2011.10.8

昨夜のミラノ・スカラ座に引き続いてのR・シュトラウスのオペラを今度はローマ歌劇場で聴きます。前回のローマ歌劇場は10年ほど前になるでしょうか、亡くなる少し前のシノーポリの指揮でコンサート形式のワーグナーの楽劇《ワルキューレ》でした。今でも最後に見たシノーポリの優雅な指揮ぶりが目に焼き付いており、コンサート形式とはいえ、素晴らしい公演でした。今回もまたしてもドイツ・オペラ、何かの因縁かもしれません。

今夜のオペラは《エレクトラ》です。最初に結果から報告すると、素晴らしい公演でした。20年ほど前にウィーン国立歌劇場で聴いた公演に負けず劣らずの素晴らしい演奏でした。20年前はまだウィーン・フィルの第1コンサートマスターのヘッツェルさんがご存命で、そのヘッツェルさんと現在の第1コンサートマスターで当時は第2コンサートマスターだったキュッヒルさんとダブルコンマスでの演奏でした。ウィーン国立歌劇場のオーケストラもかなりの意気込みでの力のはいった演奏でした。エレクトラを歌ったベーレンスも油が乗り切ったころで圧倒的な演奏でした。

今夜のオペラは当初、ファビオ・ルイージ指揮ということでR・シュトラウスに入れ込んでいるルイージの力演に期待して予約した公演でした。ところがローマ歌劇場に着き、ポスターを見て、愕然。お目当てのルイージの名前がありません。指揮者はステファン・ゾルテスというsaraiの知らない指揮者です。頭の中で暗雲が立ち込めました。きっと若い指揮者に交代したんだろうと思ったからです。ところがさに非ず、ベテランの指揮者が登場し、オペラ指揮者として、実に老練で的確な指揮です。そして、このオペラの今でも先鋭的な響きを引き出し、素晴らしい演奏です。ウィーン以外でこれだけの演奏は聴いたことがありません。昨夜のスカラ座もよかったのですが、1段も2段も上の演奏。これには参りました。R・シュトラウスの古典回帰以前の前衛の音楽に聞き惚れるのみです。昨夜の《薔薇の騎士》は大好きなオペラだと吐露してしまいましたが、今夜の《エレクトラ》を聴いてしまうと、いかにも甘ったる過ぎるようにも思えてしまうほどです。

そうそう、この日のキャストは以下のとおりです。

   指揮:ファビオ・ルイージから変更で、ステファン・ゾルテス
   演出:ニコラウス・レーンホフ
   クリテムネストラ:フェリシティ・パルマー
   エレクトラ:エヴァ・ヨハンソン
   クリソテミス:メラニー・ディーナー
   エギスト:ヴォルフガング・シュミット
   オレスト:アレジャンドロ・マルコ=ブールメスター

演出のレーンホフでピンとくるかも知れませんが、今夜の公演の演出はザルツブルグ音楽祭での演出をそのまま踏襲したものです。R・シュトラウスの先鋭的な音楽とマッチしたやはり先鋭的な演出。こういう演出も今や古典的に感じます。

で、この1幕のオペラではエレクトラ役のエヴァ・ヨハンソンが終始、出ずっぱり。しかもがんがん力強く歌いまくります。その迫力たるや、圧倒されるのみです。超高音の抑えた響きは少々苦しそうでしたが、その弱点が気にならないほど、中高域の響きの豊かさ、そして、攻撃的な歌唱がsaraiの心を揺さぶります。最後まで息切れしない歌唱はとてもベテランの歌手とは思えません。saraiが聴くのは初めてですが、この人のワーグナーあたりも素晴らしそうです。どうして今まで評判にならなかったのか不思議ですが、saraiが知らなかっただけでしょう。世の中にはまだまだ凄い歌手がいるものです。

もう一人挙げると、クリソテミス役のメラニー・ディーナーもなかなかの好演です。エヴァ・ヨハンソンとも声の質が合っていて、2人の熱唱は聴きものでした。

ということで、《エレクトラ》のベストとも言える公演がまさかローマで聴けるとは思っていなかったので、この公演が聴けたのは望外の幸せです。冒頭のアガメームノン~の歌唱が今でも耳の中で鳴っています。そして、フィナーレでこの同一の旋律がオーケストラで繰り返されたとき、身震いを覚えた感覚も忘れられません。まさに感動のR・シュトラウス渾身のオペラでした。やはり、R・シュトラウスのオペラは最高です。



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1, レイネさん 2011/12/06 16:00
ローマで素晴らしい『エレクトラ」を観賞できたなんて、ラッキーですね。
10月にアムス歌劇場で「エレクトラ」が上演されたんですが、ウィーン遠征や仕事などで日程的に合わずに行けませんでした。
指揮のショルテスは、今年始め頃、二期会の『サロメ」(コンビチュニー演出で話題になった)を振った人ですね。二年前のアムスでも彼とコンビチュニーのコンビで、おどろおどろしい仕上がりでした。また、ウィーンのフォルクスオーパーでのこの秋の「サロメ」もショルテスの指揮だったようです。オランダ人ソプラノのアンヌマリー・クレーマーが主役だったので聴きに行きたかったんですが。来年も彼女は「サロメ」@フォルクスオーパーで主演するし、指揮も同じ人かもしれません。日程的に合うようでしたら、ぜひ。

2, saraiさん 2011/12/06 18:29
レイネさん、いつもコメントありがとうございます。

まず、指揮者はゾルテスではなく、ショルテスと発音するんですね。二期会のサイトなどでは、ゾルテスという表記になっていました。実に的確な指揮ぶりに感心しました。アムスでも彼が指揮したんですね。それは聴き逃して残念でした。

《サロメ》ですが、この10月にシュターツオーパーでも上演しており、このローマの素晴しかった《エレクトラ》を凌ぐ物凄い演奏に感動したんです。同時期にフォルクスオーパーでも同じ演目をやっているのが変な感じでした。指揮はショルテスだったんですね。

ところで、私が《サロメ》を聴いた日はレイネさん達は『怒れるオルランド』を聴かれた日でしたね。

また、色々と情報を教えてください。

3, レイネさん 2011/12/06 21:12
訂正です。この秋のウィーン・フォルクスオパーでの『サロメ」指揮者はショルテス(またはゾルテス)ではなく、Roland Boer(oにウムラウト)でした。(<-これ、はっぱさんがご覧になってますね)
アンヌマリー・クレーマーは、ウィーンの「サロメ」の前後にエッセンのアールト劇場で「蝶々夫人」の主演だったのですが、その指揮がショルテスでした。勘違いしてました。失礼しました。

日本語では、ショルテスとゾルテス、両方の表記になってますね。名前の発音は、本人に直接確かめるのがいいかも。。。

4, saraiさん 2011/12/06 23:42
レイネさん、わざわざ訂正のコメントまでいただき、ありがとうございます。

ショルテスとゾルテス、了解です。本人に確かめてみましょう(笑い)。

5, Steppkeさん 2011/12/09 20:55
レイネさん、はじめまして。Steppkeです。
(saraiさん、横からすみません)

私が行った11月4日は、Gerrit Prießnitzが振りました。
Volksoperは、一つの演目を決まった一人が振ることもあります(例えば、Die Csárdásfürstinは最近Rudolf Biblさんに任せているようです)が、ある期間、一人が幾つかの演目を続けて振ることも多いように思われます。
Prießnitzは、10月31日のWiener Blut、11月5日のDie Zauberflöteと、傾向の違う3演目を聴きましたが、いずれもなかなかのものでした。

Stefan Solteszは、ハンガリー人なので、ステファン・ショルテスという発音のようですね。
WienのStaatsoperで何度が聴いたことがあります。

6, レイネさん 2011/12/11 02:50
Steppkeさん、横レスありがとうございます。(saraiさん、失礼します)

なるほど、一人の指揮者が違う演目を続けて振ってたんですね。。。
フォルクスオパーには、ぜひ一度行きたいと思っていますが、次回ウィーン遠征予定は8月なので、
何もやってません。。。アン・デア・ウィーン劇場以外で8月に何かコンサートかオペラをウィーン
近辺でやってるのをご存知でしたら、ぜひご教示くださいませ。

ショルテスは、エッセンで活躍の様子。家からはそれほど遠くないので、前から行きたい行きたいと
思いつつ実現していません。何年か前、ドイツのオペラハウス・オブ・ジ・イヤーに選ばれ、なか
なか演目も刺激的なんです。アールト設計の劇場自体にも興味あります。

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ミラノからローマへ

今日はミラノからローマへ鉄道で移動します。
イタリア国鉄ご自慢の高速列車ユーロスターAVで3時間半の旅です。


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ローマではローマ・テルミニ駅のすぐ横にあるホテルにチェックインし、ゆっくりと午睡し、夜のオペラに備えます。
今夜は6時開演なので、5時前にホテルを出ましたが、歩いても、さもない距離でローマ歌劇場に到着。
今夜のオペラは素晴らしい出来で感動しました。詳細は別途、記事をアップします。

オペラは8時過ぎに終わり、事前に予約していたレストランで今日も美味しいイタリアン。白ワインでsaraiはご満悦。

ということで、オヤスミナサイ。

明日はカラバッジョを見るために美術館をはしごします。


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ローマの美術館でカラバッジョのはしご

今日はカラバッジョを求めて、ローマ中の美術館を駆け巡ります。

ボルゲーゼ美術館
カピトリーニ美術館
ドーリア・パンフィーリ美術館
バルベリーニ美術館
コルシーニ美術館

いずれもバスで移動します。
結果、上々の出来でした。ただ、カラバッジョ作品が3点、ローマを離れ、カナダのバンクーバーに貸し出されていたのが残念。もちろん、傑作中の傑作はローマに留まっていてくれて、カラバッジョの凄さを思い知らされました。何という画家でしょう。

美術館鑑賞のあとは夕陽に輝くサンタンジェロ城とサンタンジェロ橋の見物で楽しみました。


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明日は教会にカラバッジョ作品を見に行きます。


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1ユーロの明かりの名画

今日はカラバッジョの傑作を巡って、以下の教会巡りです。
 サン・ルイジ・デイ・フランチェージ聖堂:マタイ3部作
 サンタゴスティーノ聖堂:ロレートの聖母
 サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂:聖ペテロ2作
教会によっては10時まで開かないところもあり、順番を臨機応変に入れ替えつつ、無事に鑑賞。すべて傑作揃いでしたが、特にsaraiが魅了されたのはサンタゴスティーノ聖堂にある《ロレートの聖母》です。気品に満ちて、凛としていながら、優しげなマリア。まさに傑作ですが、それ以上にsaraiの心に訴えるものがありました。


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ところでこの絵は最初教会が暗くてよく見えませんでした。照明のスイッチに気が付いて、1ユーロで照明がつき、名画を味わえました。

予定以上のペースで鑑賞できたので、午前中はさらにベルニーニの傑作を2つの教会で見ました。
 サンフランシスコ・ア・リーパ教会:福者ルドヴィカ・アルベルトーニ
 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会:聖テレサの法悦

午後はバチカン美術館で締めです。一応、システィーナ礼拝堂でミケランジェロも見ましたが、絵画ギャラリーでカラバッジョを見るのが目的。これも無事に鑑賞し、ローマでの予定はすべてクリアー。

すっかり満足です。sarai的にはもうローマは見尽くしました。もう、これで最後の訪問となるかも知れません。

明日はまた高速列車でナポリに移動です。



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悠久のアッピア街道、そして、トラブル

昨日でローマでの予定を全部こなしたので、今日は急遽アッピア街道を歩いてみることにします。

ネットで歩き方を短時間でチェックし、地下鉄とバスを乗り継いでアッピア街道へ。石畳の道が真っ直ぐと続きます。


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途中、ローマ水道への道が分からなくなり、帰りの時間が心配になりましたが、何とかリカバリー。水道橋は当然見れず。

ローマ・テルミニ駅でユーロスターに乗車したのがわずか4分前という離れ業でした。ナポリ中央駅へは順調に到着。ホテルにチェックイン後、カポディモンティ国立博物館に直行。明日は休館なのでどうしても今日行く必要があります。地下鉄とバスを乗り継いで、途中、紆余曲折もありましたが、何とか到着。予定通り、ここでも素晴らしいカラバッジョを鑑賞。

夜はほぼ10年ぶりにピザの老舗ブランディで美味しいピザを頂きました。
今日は何かと疲れました。

明日はナポリで残りのカラバッジョの作品を鑑賞し、カプリ島に渡ります。


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カラバッジョとピザの街、そして、喧噪と犯罪の街、ナポリ

今日はいいこと、悪いこと、ないまぜの日でした。これがナポリなんでしょう。

まずはよかったこと。

無事、カラバッジョの2作品を見ることができ、昨日と合わせて、3作品すべてを見ることができました。すべて大作です。
今日は、
 ピオ・モンテ・デラ・ミゼリコルディア聖堂:慈悲の七つの行い
 パラッツォ・ゼヴァロス・スティリアーノ美術館:聖ウルスラの殉教
を見ましたが、特に《聖ウルスラの殉教》はラスト・カラバッジョ。分かっているなかでカラバッジョ最後の作品です。死を迎え、漆黒の闇を見つめる聖ウルスラは迫りくる人生の終焉を迎えるカラバッジョの生き写しとも言えます。感動の作品をほとんど展示室で独り占めして、いろいろな思いを胸に静かな時を過ごしました。

昼食はもちろん、ピザ。スパッカナポリにある有名店ディ・マッティオでのピザ体験は感動もの、特に水牛のモッツァレラチーズとトマトのピザ(ブファリーナ・ドック)は絶品。こんなピザがあるのかというもの。お勧めです。みなさん、現地に食べに行きましょう。これでたかだか500円くらいです。お客さんに若い人たちの姿が目立ったのもうなづけます。店先はテイクアウトのお客さんでこんなに混雑しています。


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ナポリに別れを告げ、短い船旅でカプリ島に渡りました。ベスビオス山の美しさ、ナポリの街の風景、ソレント半島の山影、どれをとっても絶景です。


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カプリ島は丘の中腹にあるリゾートホテルを奮発。部屋もシービューにグレードアップしてもらい、専用テラスからの絶景を楽しんでします。

悪かったこと。

バスチケットのミスで多額のペナルティを取られました。24時間チケットのつもりでいたら(ミラノもローマもそうです)、ナポリだけは1日券はその日限りで24時を過ぎると無効だったんです、暗然・・・

トラムから降りるときにスリの2人組に体を挟まれ、身動きのできないところを、たまたま、ポケットに入れていた小銭入れを取られました。これは後で気づきました。暗然・・・

昨日の寝不足、アッピア街道の疲れ、罰金問題が重なり、最悪の体調・精神状態でスパッカナポリは茫然自失状態で喉は乾くし、食欲はなく、熱中症で倒れるかと思いました。救ってくれたのは、ピザの名店ディ・マッティオの素晴らしいピザでした。

カラバッジョの3名作に惹かれてやってきたナポリ、そして、絶品のピザ。しかし、喧噪と犯罪の渦巻く街。そして、何よりもsaraiと相性が悪すぎた街。多分、もう2度と訪れることはないでしょう。カプリに向かう高速船の上から、絶景のナポリの街、ベスビオ山に永遠の別れを告げました。

明日は青の洞窟に再挑戦し、アマルフィにクルーズします。



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青の洞窟、2度目のチャレンジは・・・

今日は10年前のリベンジを果たすべく、青の洞窟に再挑戦です。
ホテルで9時に青の洞窟へ行けるか、確認できます。
それまでは朝食ルームで日本人の新婚さんと仲良くなり、楽しいおしゃべりです。新婦は色白の新潟美人。顔出しOKとのことで当ブログに登場していただきます。


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そうこうするうちに9時になり、レセプションのかたに青の洞窟の確認をお願いしました。どきどきです。すると、大丈夫とのこと。やったね!
チェックアウトは後にして早速マリーナ・グランデへ行き、青の洞窟行きのクルーズ船に乗り組み、順調に目的地に到着。少し待って、手漕ぎボートに乗り換え、念願の青の洞窟の美しさを満喫。たっぷりと10年来の夢を楽しみました。


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この後、クルーズ船はカプリ島1周。名古屋から来た2組の若い男女とも仲良しになり、またまた、顔出しOKで当ブログに登場していただきます。彼らは地中海クルーズを楽しんでいるところでした。


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クルーズの後はカプリ島を少し散策し、また、船に乗ってアマルフィに向かいます。ポジターノに寄港した後、夕陽に照らされたアマルフィに到着。
夕陽の落ちたアマルフィの街を散策した後、夕食はホテルのお姉さんエステルに教えてもらったシーフードの美味しいレストランで満腹・満足。

明日はシチリア島のメッシーナに向かいます。カラバッジョ鑑賞を再開です。



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1, jun eguchiさん 2011/10/14 20:09
昨日はありがとうございました\(^o^)/


青の洞窟見れたようで良かったです♫




今は、アマルフィにいます♪( ´θ`)ノ

僕のブログはソフトバレーと言う、スポーツの事を
中心に書いてます。


チーム名はImproveです!

2, saraiさん 2011/10/15 05:11
こちらこそ、お若いかたと楽しいひと時を持てて、楽しかったですよ。
今はアマルフィから移動して、シチリア島のメッシーナにいます。
ソフトバレーってあるんですね。ブログ見ました。スポーツ、青春、頑張ってくださいね。色白美人の奥様にもよろしく。

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列車ごとフェリーでシチリア島に上陸

アマルフィは昨日と打って変わって、すっかり曇り空。ホテルでの朝食はsaraiのお気に入りのエステル心づくし(のような?)で、テラスで食べますが若干、肌寒い。それにしてもエステルは今年4月のマルセイユのホテルのお姉さんのバネッサを思い出させます。彼女もsaraiのお気に入り。

エステルご推奨のロマンチックだという海岸沿いのプロムナードを歩きますが、強い風で雰囲気ももうひとつ。街のメインストリートももう歩いたし、この天気では何か元気が出ません。高速船でサレルノに移動するつもりでしたが、この天気では海に出る気がしません。早めのバスで移動しましょう。エステルにサヨナラして、めちゃ混みのバスでサレルノへ移動。

サレルノからはイタリア国鉄のIC(インターシティ)で延々5時間、シチリアのメッシーナまで行きます。立派な1等車を予約しておいたので、乗り心地は抜群。やがて、シチリア対岸のヴィッラ・サン・ジョヴァンニ駅に到着。ここからがこの鉄道の一番の見せどころ。列車が直接、フェリーに乗り込みます。といっても、そのままだと列車が長過ぎ。4両ずつ、2つに分割してフェリーに乗ります。フェリーがシチリアに着くと、今度は機関車がフェリーにはいってきて、列車を引き出します。まずは4両分引き出しました。ずっと、その様子をsaraiは楽しんで見ていました。


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メッシーナのホテルにチェックインし、夕食はシチリア郷土料理のレストラン。名物おやじのパドリーノさんの明るいもてなしにすっかり盛り上がったシチリア最初の夜になりました。

明日はメッシーナでまたカラバッジョを見て、シラクーサに鉄道で移動します。


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シチリアのカラバッジョは傑作揃い

2011/10/16 08:06
メッシーナの朝、曇り空。

メッシーナのドゥオーモの美しさに感じつつ、トラムでメッシーナ州立美術館にカラバッジョを求めて、急ぎます。
この美術館には晩年の大作2点があります。《ラザロの復活》と《羊飼いの礼拝》です。《ラザロの復活》の一筋の光の効果に驚き、羊飼いの礼拝》の聖母マリアのすべてを包み込む無限の優しさに癒されつつ、感動します。

メッシーナからは延々と3時間半、鉄道でシラクーサへ移動します。
シラクーサは旧市街がオルティージャ島にあり、そこのホテルにチェックイン。すぐさま、近くのドゥオーモ広場にあるサンタ・ルチア・アッラ・バディア教会に行き、カラバッジョの主祭壇画《聖ルチアの埋葬》に心を打たれます。まるで画面の中に入り込み、一緒に聖ルチアの埋葬に参加し、悲しみにくれる自分を感じます。これも絵画を超えた絵画。傑作中の傑作です。今日見た3作はカラバッジョの38歳の死の2年ほど前の大作ばかりで、カラバッジョの無限の才能を感じさせられるものでした。これでイタリア国内のカラバッジョはローマで貸出中の3点を除いて、ほとんど見ることができました。カラバッジョを巡って旅して本当に幸せでした。

サンタ・ルチア・アッラ・バディア教会から出て、ドゥオーモ広場の美しさにも魅了されました。これ以上美しい広場があるでしょうか。


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夕食のシチリア料理の美味しさも満点。今日は充実した素晴らしい日でした。


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シラクーサはギリシャ遺跡の街

今日はシラクーサで1日を過ごしますが、どうしてもという用事もないので、余裕の1日です。これまでは何かと気ぜわしかったので、よい休養日です。

とは言え、折角の初めての地。特にシラクーサはイタリアと言いながら、ギリシャの遺跡が多いので、それらを見て回りましょう。

ギリシャ劇場が最大の見ものです。保存もよいスケールの大きな野外劇場です。


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このシラクーサで暮らしていた、かのアルキメデスもきっとこの劇場に通ったかと思うと不思議な感じです。何かアルキメデスが身近に感じられます。配偶者にアルキメデスの原理をチェックするとちゃんと答えられました。えらいね! 物理学専攻のsaraiとしては深い内容を解説したいところですが、しつこいので、ぐっと踏みとどまりました。
隣接する天国の石切り場、ディオニソスの耳というギリシャ遺跡も巡りましたが、これらの名称の名付け親は何とカラバッジョだそうです。彼の足跡はこういうところまで残されていました。

残った時間はオルティージャ島の散策。〆は美味しいシーフードのレストランでの贅沢なディナーです。

今夜でイタリアも最後です。明日はマルタ島に向かいます。


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シラクーサを後に、空路、マルタへ

今日はシラクーサに来て初めての快晴です。青空と眩しい陽光。
午前中はオルティージャ島のおさらいをしましょう。海岸沿いに1周します。オルティージャ島は細長い形で、一方の海岸はシチリア本島に面していて、湾のようになって海も穏やかで静かで、港になっています。もう一方の海岸は外海に面し、地中海とは思えない激しい波が打ちつけています。


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島を1周後、陽光に輝く美しいドゥオーモ広場のカフェで一休み。カフェから出ると、日曜日はお休みで気が付かなかったドゥオーモ広場の地下への入口が営業中。これは見ないといけないでしょう。入場料一人4ユーロを払って、地下世界を探検。面白い発見もありました。後日ご紹介しましょう。

シラクーサ駅前からAST社の高速バスでカターニア空港に1時間10分で到着。マルタ航空のA319で無事にマルタ・リカ空港にフライト。予約していた送迎タクシーで楽ちんでホテルに移動。ホテルは首都バレッタの湾を挟んで対岸のスリーマにあります。
マルタ料理のうさぎを堪能して、ホテルの部屋からはばっちり、城塞都市バレッタの美しい夜景を楽しみます。


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明日はバレッタで総仕上げのカラバッジョを見ます。


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1, あやさん 2011/10/19 10:55
お久しぶりです!カプリ島でホテルをご一緒させていただいた者ですo(^-^)o
あの時はどうもありがとうございました☆拙い英語しか話せないので会話もろくに成り立たず、日本人が恋しくなっていたときに、気さくに話し掛けて下さり、とても楽しい時間が過ごせました(^^)
明るく楽しい奥様と、優しくてまめな旦那様。すごく素敵なご夫婦ですね♪
本当にまた是非お目にかかりたいです!

旅もあと半分くらいでしょうか?
どうかお体に気をつけて、楽しい旅をしてきてくださいね♪
これからもブログ拝見させてくださいp(^^)q

2, saraiさん 2011/10/19 12:14
新潟美人の奥様からもコメントいただき、光栄です。
こちらこそ、旅の途中で若いカップルのかたと親しくお話しできて、楽しい時間が持てました。
もう帰国されたんですね。横浜に来られることがあれば、ご連絡ください。

旅はちょうど半分くらい。明後日からは月末までウィーンで音楽三昧です。一緒に旅したつもりでブログ読んでください。もっとも今は速報版です。詳細編は11月からになります。お2人にも再度ご登場いただきます。

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マルタでカラバッジョの旅も無事、完結!!

マルタでの初めての朝です。
とりあえず、乗り降り自由のヒップオン・ヒップオフのバスで観光します。土地に不案内で公共交通機関も不便なので、心ならずもこういう形の観光になります。滞在している海辺のスリーマの街から、内陸の古都や海辺のリゾート地を屋根なしの2階建てバスから高見の見物です。
モスタなどを通り、古都イムディーナで下車。この丘の上の城壁都市からまわりの景観を楽しみます。


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海辺のリゾートで風が肌寒いにもかかわらず、プールサイドやビーチで日光浴している西欧人を見て、ビックリです。これがリゾートライフですね。努力も必要そうです。こちらはバスの2階で強い風に震えていました。

一通り、島巡りをしたので、次はカラバッジョの仕上げです。バレッタの街の大聖堂で、ひやりとはしましたが、無事に最後の2点を鑑賞。特に凄惨なシーンを扱った《聖ヨハネの斬首》では色んな思いが頭を交錯しました。そのうちに感想をしっかりとまとめましょう。

これで無事カラバッジョを巡る旅も完了ですが、いまでも、ローマのサンタゴスティーノ聖堂にあった《ロレートの聖母》の聖母の美しさと高貴さは生涯、忘れえないものです、瞼の裏にはっきりと焼き付いています。

小さなフェリー(水上タクシー)でバレッタから湾を横断して、スリーマに戻り、今日の予定は完了。


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夜はちゃんと予約を入れて、創作マルタ料理のお洒落なレストランでディナー。またまた、うさぎを食べましたが、ここは洗練された味で絶品でした。

明日はマルタで完全フリー。何しようかと思案中です。



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マルタの休日

昨日、旅の目標だったカラバッジョの絵を見られるだけ見るというチャレンジが一区切り。今日はゆっくり、マルタの陽光を楽しみましょう。

昨日はマルタ島の北のほうを見てきたので、今日は南のほうにでかけましょう。それもゆったりとね。10時過ぎの2階の屋根なし遊覧バスに乗って、出発です。今日は可愛い女性お二人と一緒になりました。娘と同じ年頃の女性と一緒だとsaraiとて心が華やぎます。今回の旅は若くて綺麗なかたと知り合うラッキーな旅です。顔出しOKとのことで早速、札幌からのお嬢さんをご紹介しましょう。


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バレッタ、スリー・シティーズ、大昔の崩れ去った巨石神殿、魚料理の美味しい漁師町(ここでランチ、念願のうにのスパゲッティを食べられました)、そして、この日の目玉、マルタ島の青の洞窟です。

ほとんど前知識なしでしたが、乗った定員9人の小舟が外洋で揺れ、配偶者はきゃーきゃー叫ぶし、sarai自身も怖い思いをしました。それでも海岸線に点在する岩穴ではカプリ島の青の洞窟とまではいきませんが、青く透き通った水と光の饗宴に心楽しくなりました。


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帰りのバスは強い風で少し寒くはありましたが、沈む夕日を見ながらの気持ちのよいドライブとなりました。


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いよいよ、明日はフランクフルト経由でウィーンです。



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トラブルにはめげないぞ! 這ってでもウィーンに到着

今日は平穏な朝から始まりました。マルタはこれまでで最高の天気。暑いくらいの陽気です。

トラブルの第1弾は朝のメール。なんと明日予定しているウィーンとチェスキー・クルムロフ間のシャトルバスが故障で動かないというのです。リンツからバスを出すのでそれを利用せよとのこと。急いでネットでウィーンからリンツの鉄道チケットを購入。うっかりしていましたが、帰りはいったいどうなるんんだろう? 早く帰って、その夜のオペラに備えないといけないのに・・・。

トラブルの第2弾。ホテルで10時半に予約しておいたタクシーを待ちますが、時間を過ぎても来ません。代理店に電話し、タクシー会社に確認を取ってもらった結果、20分以上も遅れて到着。代理店と運転手の遅れた言い訳が違っていましたが、まあ、いいでしょう。十分、飛行機の時間には余裕があります。

トラブルの第3弾。空港に着いて、早速、チェックインをすると、ルフトハンザの空港職員が出発時間が1時間以上遅れるということを宣言。結局、もっと遅れて、2時間ほどの遅れでフランクフルトに向けて出発。

トラブルの第4弾。フランクフルトへは結局1時間半ほどの遅れで到着。当然、ウィーンへの連絡便は影も形もなし。次のウィーン便のゲートまで走り、力尽きます。ここでも満席で乗れないとのこと。では、どうしてくれる?もたもたとPCを操作して、結果は約40分後の便があるので、それに乗れとのこと。トランスファー・チェックインのカウンターで手続きをしろとのことで、今度はゆったりとそこに行くと、そこは大行列。配偶者にこんなところで並んでいてもいいのって、強い指示を受け、係の人にもう搭乗まで時間がないけど大丈夫かって詰め寄ると、彼はあくまでも自分の意見だが、直接、搭乗ゲートにいったほうがいい、ただし、もう、無理だろうと無責任な態度。再度、遠い・遠い搭乗ゲートまで配偶者と走りました。ゲートに着いたら、もう、精魂尽きました。そこの係の方にウィーンまでの搭乗券を示すと、みんな難しい顔をします。それでも、何か検討しているみたいです。しばらくすると、その中の責任者が配偶者のほうを向いて、しばらく待ってくれとのこと。もしかしたら、何とかなるのかと期待します。結局、搭乗時間を過ぎて、やっと、ゲートを通してもらいました。何とか、ウィーンに行けそうです。

閑話休題 何と配偶者はビジネスのシート、saraiはエコノミーのシートと明暗を分けました。
配偶者は豪華食事。


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saraiは貧弱な食事。


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一体、人生の岐路を分けるのはなんでしょう。

トラブルの第5弾。無事にウィーンに到着。しかし、恐れていたとおり、荷物が着きません。窓口に行くと、状況説明もそこそこに書類を書かされます。これって、荷物は届かないってことなのね。調査の結果、荷物はまだフランクフルトにあり、真夜中にウィーンに着くので、朝、ホテルに届けるとのこと。本当でしょうか? これも信じるしかありませんね。
渡されたのは2組のお泊りセットです。


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立派なケースの中にお詫びのメッセージ(日本語もあります)、寝間着代わりのXLサイズのTシャツ、洗面道具、なぜかニベア、洗剤、女性用品といったものです。記念にはなりますね。

疲れたので、空港からは大枚はたいてタクシーでホテルに。今年の4月にも長逗留したホテルなので勝手が分かっています。レセプションの可愛い女の子もいました。リメンバー・ミーというと戸惑った顔をしていました。やっと、気持ちが癒されます。

明日の準備やはっぱさんと連絡をとったりして、ともかく、今夜は寝て、明日がよい日であることを祈りましょう。

明日はチェスキー・クルムロフに1泊の旅です。


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おもちゃのような街、チェスキー・クルムロフ

今朝のウィーンは青空。一向に荷物は届きませんが、元気に朝食。

空港に連絡すると、11時頃には荷物をホテルに届けるとのこと。多分、チェスキー・クルムロフへの出発には間に合いません。着のみ着のまま、出かけることになりそうです。11時にホテルをチェックアウトし、20分ほどロビーで待ちますが、荷物は届かず。タクシーを呼んでもらって、ウィーン西駅に向かいます。西駅でザルツブルグ行のレールジェットに乗り、まずはリンツ中央駅に向かいます。いつもながら沿線の丘陵の家々と緑は美しい。


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リンツで予約してあったシャトルバスにピックアップしてもらい、一路、チェスキー・クルムロフに向かいます。途中の草原は広大で美しい。


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しかし、saraiは携帯にかじりつき、荷物の状況確認に大童。結局、はっぱさんの力を借りて、ホテルにちゃんと荷物が届いたことを確認し、一安心。

チェスキー・クルムロフでは短い滞在時間ながら、念願のお城の塔の上からの眺めを楽しみ、大満足。


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美味しいチェコ料理に舌鼓を打ち、ホテルからお城の夜景を楽しみながら、就寝。


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明日はウィーンに戻り、早速、国立歌劇場でオペラ。音楽三昧の日が始まります。


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この記事へのコメント

1, あやさん 2011/10/22 22:16
ものっすごぃ大変な2日間でしたね(@_@)。。しかしそれにもめげず、旅を楽しんできていらっしゃるsaraiさんご夫妻!すごい!!
明日は念願のオペラ鑑賞だそうで☆しっかり体調を整えて、楽しんできてください!

しかし奥様の機内食と旦那様の機内食… レディーファーストですね♪

2, saraiさん 2011/10/23 05:52
あやさん、コメントありがとうございます。

今、ウィーン国立歌劇場から帰ってきたところです。
オペラは感動、また感動。別記事でアップします。

トラブルも後からは思い出になりますが、その時はそれどころでなく、必死の戦いです。
機内食はやはり、女性に華を持たせるのが世界の常識ですね。

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究極美に陶酔!サロメ@ウィーン国立歌劇場 2011.10.22

今夜のウィーン国立歌劇場のR・シュトラウスの楽劇《サロメ》は今年聴いたオペラで最高でした。6月のメトロポリタン・オペラの来日公演も素晴らしかったし、ましてや、4月に同じウィーン国立歌劇場で聴いたネトレプコとガランチャの夢の共演のプラチナオペラ《アンナ・ボレーナ》はとりわけ素晴らしく、今年のオペラの第1位に輝くことが決定したかに思っていました、今日までは。

ところが、今日の《サロメ》はあまりに凄かった。まず、開演前にオーケストラの顔ぶれを見て、びっくり。コンサートマスター席にシュトイデが座ったのは当たり前だとしても、その後、隣にダナイローヴァが座りました。いわゆるダブルコンマスです。20年ほど前に同じウィーン国立歌劇場でR・シュトラウスの《エレクトラ》を聴いたときに故ヘッツェルとキュッヒルがダブルコンマスで座ったことを思い出します。あのときも凄く気合の入った演奏でした。今日は若手のコンマス2人とは言え、期待できそうです。

今日のプログラムとキャストは以下です。

  R・シュトラウス:楽劇《サロメ》
   指揮:ペーター・シュナイダー
   演出:ボレスラヴ・バルロック
   ヘロデス:ミシェル・ロイダー⇒ヴォルフガング・シュミット
   ヘロディアス:ジャニーナ・ビークル
   サロメ:カミラ・ニュルンド
   ヨカナーン:ユナ・ウーシタロ⇒マルクス・マルカルト
   ナラボ-ト:ヘルベルト・リッペルト⇒イエルク・シュナイダー

矢印のあるのは当初のキャストが変更になったところです。とりわけ、ヨカナーン役のウーシタロは楽しみにしていたので残念です。

指揮者のシュナイダーが棒を振り下ろすと同時に幕が開きます。オーケストラはあまりアンサンブルが揃っていません。ばらつきのある演奏です。舞台はクリムト風の文様のデザインで舞台装置も衣装も統一されています。美しい舞台です。
何かばたついていた演奏もサロメ役のニュルンドが登場すると、美しい響きに変わっていきます。そして、ヨカナーンが井戸から出されてきた瞬間、劇的に響きは究極美に大変身。これはオペラなのか、何なのか、よく分からなくなります。オーケストラの艶やかな美しい響きのなかにヨカナーンやサロメの歌声が交じり合い、何という贅沢な音響でしょう。純粋に音楽、音響に身も心も包み込まれ、思わず、涙が滲みます。R・シュトラウスの作り出した素晴らしい音の響きにずっと感動していました。サロメとヨカナーンの絡みの素晴らしいこと、また、ヘロデ王のサロメへの求愛の場面の音の響き、山場の7つのヴェールの踊りの素晴らしさ、ヨカナーンの首を断固要求するサロメとヘロデ王の絡みの素晴らしさ、そして、身震いするほどショッキングなサロメの凄惨で狂乱した歌唱とオーケストラの美の極致、そして、究極美の高みに達したフィナーレ、最後まで感涙し続けたオペラを超えたオペラでした。
第1に素晴らしかったのはオーケストラ。若きコンサートマスター2人で今後ともウィーンサウンドは将来も不変の美しさを保つこと、間違いなし。シュトイデの独奏もとても美しい響きでした。
第2にカミラ・ニュルンドがここまでサロメを歌いきるとは想像もしていませんでした。透き通った高音の響きは自然でオーケストラと美しく響きあいます。絶叫さえも美しく響きます。そして、おまけに容姿も素晴らしく、サロメの美を十分に表出させています。7つのヴェールの踊りも力演でなかなか魅せました。
第3にヘロデ王役のシュミットの声の響きの豊かさ、後半部分を支えたのは彼の力に負うところが大きかったです。
第4にヨカナーン役のマルカルトもなかなかの好演でした。ワーグナーものを思わせる力のある歌唱。聖人の高貴さを十分に表現していました。ウーシタロともいい勝負だったでしょう。

やはり、ウィーンのR・シュトラウスの凄さをちょっとなめていました。恐ろしいほどの美しさ、美し過ぎて、官能美を通り越して、終末の滅びを予感して身震いするような響きでした。こんな演奏が聴きたくて、わざわざウィーンまで来ちゃうんです。一緒に付き合って、感動を共有してくれる配偶者に心の底から感謝です。



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ボヘミヤの白い霜降草原はとても幻想的

今日はチェスキー・クルムロフからウィーンにとんぼ返りです。
朝9時前にホテルに迎えに来たシャトルバスで、朝もやのかかるボヘミヤの白く霜の降った幻想的な草原を突っ走ります。


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3時間でウィーンに到着。
昨日チェックアウトしたばかりのホテルに暖かく迎えられ、目出度く空港でロストした荷物とも再会です。
荷物から取り出した防寒具で早速、ウィーン国立歌劇場に出発。時間を1時間も間違えて早く行ってしまったので、カフェ・オペラで時間つぶし。
オペラは感涙の素晴らしさ。別記事で報告します。
明日も楽友協会でウィーン・フィルを聴きます。


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マーラー&ベートーヴェン:ウィーン・フィル@ウィーン楽友協会 2011.10.23

念願のウィーン楽友協会でのウィーン・フィルを初めて体験。期待通りの素晴らしい響きに身も心も甘く溶けてしまいそうです。それもマーラーとベートーヴェンですから、なおさらです。
昨日もウィーン国立歌劇場で実質ウィーン・フィルの素晴らしいオーケストラの響きに感動しましたが、楽友協会の響きはまた違って素晴らしいものです。よく響くこのホールの特性を知り尽くしたウィーン・フィルの艶やかな響きはここでしか体験できません。ホール全体が音の波で満たされていることが体感できます。鳴らし過ぎず、ちょうど微妙なコントロールで音を響かせています。

今日の演奏者とプログラムは以下です。

 指揮:クリストフ・エッシェンバッハ
 バリトン:マティアス・ゲルネ
 管弦楽:ウィーン・フィル

 マーラー:子供の不思議な角笛
  1.番兵の夜の歌
  2.ラインの小伝説
  3.トランペットが美しく鳴り響くところ
  4.この世の生活
  5.原光
  6.塔の中の囚人の歌
  7.無駄な骨折り
  8.魚に説教するパドヴァの聖アントニウス
  9.高き知性への賛歌
  10.死んだ鼓手(レヴェルデ)
  11.少年鼓手

 《休憩》
 ベートーヴェン:交響曲第8番ヘ長調Op.98

何か不可思議な組み合わせのプログラムに思えます。前半は前半、後半は後半と割り切って聴けばいいのかも知れません。
今日のウィーン・フィルの顔ぶれはコンサートマスターはキュッヒル、そして、昨日コンサートマスターを務めたシュトイデも横に並んでいます。連日の演奏、御苦労様ですね。昨日のメンバーは若手や女性奏者も多かったのですが、今日はベテランで固めているようです。フルートのヴォルフガング・シュルツ、クラリネットのペーター・シュミードル(よくは見えなかったので違うかも知れません。彼は引退したので見間違えかも)もいます。やはり、ウィーン・フィルの定期演奏会ともなるとメンバーを固めてくるのでしょう。

バリトンのゲルネ、指揮のエッシェンバッハが登場して、マーラーの歌曲が始まります。ぐっと抑えた演奏ですが、ホールが優しく滋味深いマーラーの響きで満たされます。激情の荒れ狂うことのないマーラーです。懐かしい響きに心が癒されていきます。ゲルネも優しい歌声でオーケストラと歩調を合わせます。指揮のエッシェンバッハも演奏者にすべてを委ねたような振りかたで無理なドライブは一切なし。自然に自然に音楽は流れていきます。第3曲の「トランペットが美しく鳴り響くところ」は文字通り、美しい響きでマーラーの真骨頂が味わえました。そして、大好きな第5曲の「原光」はとても心に沁みる響きが続き、しみじみとします。ただ、この曲はやはり女性の声で聴きたかったのが本音ではあります。贅沢なことを言っていますね。全11曲、あっという間でした。

休憩をはさみ、後半はベートーヴェン。交響曲第8番といえば、ベートーヴェンの中でも一番地味な存在かもしれません。ところが、楽友協会で聴くウィーン・フィルは先ほどのマーラーの抑えた響きとは一変して、くっきりと明快な響きで古典派の交響曲を響き渡らせます。今まで聴いてきたような8番とは別の曲のような感じです。このリズミックな曲をインテンポながら、ためを作りながら、新鮮な響きで聴かせてくれます。指揮のエッシェンバッハを見ると別に特別な振りかたはしていないので、ウィーン・フィルが自在な演奏を展開しているようです。第2楽章は意外にゆったりしたテンポでの演奏ですが、完璧に美しい演奏です。第3楽章は実に典雅な響き。第4楽章は一気にテンポを上げますが、微妙にアンサンブルに乱れを感じるのもご愛嬌。日本ツアーから帰ったばかりでお疲れモードかも知れません。そして、実に古典的なコーダのフィナーレ。今まで、こんな甘い響きでベートーヴェンを味わったことがありません。耳に大変美味しいご馳走をいただきました。まさか、第8番でこんなに気持ち良くなるとはね。

やはり、楽友協会でのウィーン・フィルは一味もふた味も違いました。
明日は1日お休みで、明後日はこの楽友協会でプレートル指揮のウィーン・フィルのゲネプロを聴き、夜はアン・デア・ウィーン劇場でヘンデルのオペラ《セルセ》を聴きます。ウィーン音楽三昧は続きます。



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10月のウィーンはやっぱりシュトルム

今日は念願だったウィーン楽友協会でのウィーン・フィル定期演奏会を聴けて、大満足。それもマーラーとベートーヴェンの素晴らしい演奏が聴けたので、なおさらです。開演前の楽友協会のグローサーザールの美しい装飾を施された内部空間です。音の響きも素晴らしいホールです。


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夜はホイリゲに乗り込みます。ベートーヴェンがここで「英雄」の一部を作曲した由緒あるマイヤー・アム・プファールプラッツです。この時期しか飲めない未発酵のモスト、発酵途上で口当たりのよいシュトルム、そして、今年の新酒のワインを飲み比べ。料理は別棟のビュッフェで自由に選択して、コストパフォーマンス最高です。アコーディオン弾きのおじさんにチップをはずみ、「ウィーン、我が夢の街」をリクエストして、歌ってもらいました。


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明日は演奏会も入れなかったので、リンツに日帰り小旅行です。


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リンツ、ブルックナーのオルガンの響き・・・

今日はリンツへ小旅行。
何でリンツかって言うと、既にお分かりのあなたは偉い。
そうです。他の音楽好きと一緒でブルックナー詣で。リンツはブルックナーが生まれ、教会オルガニストとして、音楽の腕前を磨いた街です。

朝早いウィーン西駅発のICEに乗り、リンツ中央駅へ。リンツ中央駅からはポストバスで30分ほどかけて、郊外の聖フローリアン修道院へ行きます。ここの教会がブルックナーがオルガニストを長年務め、そして、教会のオルガンの下のお墓に彼は今も眠っています。
秋色の濃い教会では運よくいわゆるブルックナー・オルガンの重量感のある響きを聴くことができました。これが彼の交響曲の原点かと思うと感慨一入です。


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お墓は今日はガイドツアーがなかったので、見られませんでしたが、十分に彼の存在感を感じることのできたブルックナー詣でになりました。

リンツの街に再び戻り、今度は鉄道ファンもどきです。アプト式ではない通常軌道の電車としては世界最高の急坂を上るペストリングベルク鉄道に乗ってみます。街の中心のハウプト広場にトラムの軌道を使って、このペストリングベルク鉄道の登山電車が乗り入れています。見た目には普通のトラムに見えますが、ペストリングベルク鉄道の区間にはいると箱根登山鉄道のように山道を登って行きます。やがて、標高500mを超える山頂駅に到着。こんな3両編成の綺麗な電車です。


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山頂には美しい教会があります。教会の近くにひっそりとしたレストランのシュロス・エッゲンベルクがあります。つい見逃しそうなレストランでしたが、ここの料理は1級品です。それに安い。リンツにお立ち寄りのかたには絶対のお勧めです。ただ、リンツのハウプト広場から電車代が往復で5.6ユーロ必要です。それでも、山頂の展望台からのリンツの街やドナウ川の眺めも素晴らしいので、決して損はないでしょう。また、今の時期、秋は黄葉がとても綺麗です。

明日はそのブルックナーの7番のゲネプロを楽友協会でプレートル指揮ウィーン・フィルで聴きます。本番は30日です。
夜はアン・デア・ウィーン劇場でオペラ《セルセ》を聴きます。1日でダブルの音楽鑑賞です。
明日に備えて、早めに寝ましょう。



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プレートル+ウィーン・フィルのゲネプロ@ウィーン楽友協会 2011.10.25

待ちに待ったプレートル指揮ウィーン・フィルのソワレ公演を5日後に控えて、今日はそのゲネプロをウィーン楽友協会で聴きます。ところでその5日後の本番のチケットもとても良い席がとれました。ウィーン・フィルの定期演奏会のチケットは1週間前でないととれるかどうか分からないので、駄目だったらあきらめるつもりで旅に出発したんです。これで今回の旅で予定していたオペラ・コンサートはこれですべて聴けそうです。

ゲネプロは初めて聴きますが、演奏は通しでやるので、本番さながらです。ただ、楽団員や指揮者が平服で聴衆もドレスアップしないことと、前方の座席は開放しないことが違いと言えば、違いです。今日は最初のシューベルトの未完成のときだけ、前方シートに青少年たちが座っていました。教育的配慮でしょう。まあ、分かりやすい名曲ですからね。

今日と言うか、ソワレ定期演奏会のプログラムは以下です。

 シューベルト:交響曲第8番《未完成》

  《休憩》

 ブルックナー:交響曲第7番

このゲネプロは明日からのヨーロッパツアーの準備です。ツアーの最後を飾るのが楽友協会でのソワレ公演です。ですから、今日のゲネプロの後、各地で本番を重ね、より精度をあげた演奏が5日後に聴ける筈です。
今日のコンサートマスターはホーネック。横にはにダナイローヴァが座っているようです。一昨日の定期演奏会とはコンサートマスターが総入れ替えです。多分、ジャパンツアーと今回のミニヨーロッパツアーでメンバーを入れ替えたんですね。明日からのウィーン国立歌劇場はキュッヒルとシュトイデが担当するんでしょう。

前半のシューベルトは名曲中の名曲ですが、今日の演奏も実にオーソドックスなもので、誰かがいった天国的(第9番について言った言葉ですが・・・)そのものです。実際の演奏時間以上に長く感じられます。隅から隅まで知り尽くした曲で、記憶を確かめながら聴いている感じ。音の響きはゴージャスそのもの。テンポも普通でインテンポです。昨年、このコンビの日本公演でシューベルトを聴きましたが、ほぼ同じようなスタイルです。多分、本番でもそう大きなテンポの揺れとかはないでしょうね。第2楽章のほうが悲劇的な感じが出ていて、よい出来に感じます。本番までには、第1楽章も精度をあげてもらいたいですね。

休憩後、後半は期待のブルックナーです。さすがにこちらは最初から力の入り具合が違います。弦の美しい響きで魅了されます。まさにウィーン・フィルのブルックナーです。予習したジュリーニ指揮のCDと似たイメージです。ただ、強弱の対比、テンポの対比、すべてがプレートル流に感じます。今回はあまり大きなテンポの揺れはありません。本番に期待です。第1楽章は弦、木管、金管、すべての響きがパーフェクトです。第2楽章は少し、速めのテンポでの入りです。往年のヨッフムに比べたら、随分、速いでしょう。モダンなすっきりした演奏と言えるかもしれません。終始、弦の美しさが光ります。ウィーン・フィルの面目躍如といったところ。中間の強奏でシンバルの一撃あたりの盛り上がりも最高です。第2楽章の後半はsaraiの最も好きな部分ですが、これはもう少し、バランスというか、アンサンブルの精度をあげてもらいたい感じです。もっとも、この部分で今まで満足できたのはヨッフムの一連のCDだけですから、無理な注文かもしれません。第3楽章は有名な主題で始まりますが、演奏も雄渾で大変満足です。言うことなし。後はスリリングな演奏に期待したいところ。第4楽章は大変軽快に演奏開始。特に変な溜めのない自然な演奏です。これはこれで好感が持てます。コーダにつながるフィナーレの盛り上がりはさすがにプレートルの指揮の素晴らしさがあふれます。
今回はゲネプロなのでプレートルの指揮に注目しましたが、思ったよりも体を使った明快な指揮を続けており、本番に向けての準備であることを感じました。本番ではきっと、ある程度、ウィーン・フィルのメンバーの自発性に任せ、ここぞというところで、テンポの揺れや緊張感の高まりを作り出すメリハリのきいた指揮が予想されます。
演奏終了後、コンサートマスターのホーネックと入念な打ち合わせが続いていました。演奏中は1回くらいしか、声を出さなかったので、指揮者・オーケストラ両方の意思の確認が必要なんでしょう。


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本番はどう変わっていくのか、本番に強いプレートル、ウィーン・フィルですから、ますます楽しみです。

今夜はこれから、アン・デア・ウィーン劇場のオペラ《セルセ》を聴きに行きます。バロックの響きが楽しみです。もちろん、冒頭の有名なアリア《オンブラマイフ》もね。



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素晴らしきバロックオペラ《セルセ》@アン・デア・ウィーン劇場 2011.10.25

今日はダブルヘッダーで聴きます。プレートル+ウィーン・フィルのゲネプロの後はアン・デア・ウィーン劇場でヘンデルのオペラ《セルセ》です。

連日で恥ずかしいのですが、今日も感動してしまいました。素晴らしい公演でした。歌手、演出、舞台装置、合唱、オーケストラ、指揮すべてが素晴らしく、今年聴いたオペラでは1位は一昨日の《サロメ》で確定ですが、今日のオペラは5位以内は確実です。頭を冷やして、2位~5位の間のどこに入るか、検討しましょう。

まずはキャストです。

   指揮:ジャン・クリストフ・スピノージ
   管弦楽:アンサンブル・マテウス
   合唱:アルノルト・シェーンベルク合唱団
   演出:アドリアン・ノーブル
   セルセ:マレーナ・エルンマン
   アルサメーネ:ベジュン・メータ
   アマストレ:ルチアーナ・マンシーニ
   ロミルダ:アドリアーナ・クセロヴァ
   アタランタ:ダニエッレ・ド・ニーセ
   アリオダーテ:アントン・シャリンガー
   エルヴィーロ:アンドレアス・ヴォルフ

まずはバロックアンサンブルの前奏から始まりますが、繊細な音量で室内楽的な緻密な演奏です。音色は明るいです。ヘンデルの美しい旋律に心地よくなります。指揮のスピノージの切れの良い指揮にも感心します。
で、マレーネお姉さまの登場。タカラジェンヌのようなかっこよさです。ほれぼれします。アリアの1つ目は「懐かしき木陰(オン・ブラ・マイフ)」です。あんまり有名過ぎて、もうひとつピンときません。その後、各配役が次々とアリアを繰り出しますが、どれもこれもヘンデルのメロディーも美しいし、歌手も粒ぞろいで素晴らしい歌を披露してくれます。うっとりして聴くしかありません。あまりにアリアが多過ぎて、一つ一つ紹介できないのが残念です。セルセ役のマレーネお姉さまの最後のアリアには絶句です。いわゆる超絶技巧でバロックのこぶしの回し方の巧みなこと、唖然とします。
マレーネお姉さまはダンスのステップも巧みでまさに宝塚の男役トップスターって雰囲気です。女性ファンはキャーって言いそうですね。
ロミルダ役のクセロヴァはスロヴァキア出身の歌手だそうですが、容姿が素晴らしく、妖精みたい。もちろん、歌も素晴らしい。マレーネお姉さま同様に俄かファンになってしまいそう。ともかく、バロックオペラは歌手がほとんど女性なのがsarai向きです。他の歌手も一人残らず素晴らしかったです。個別の紹介はやめときましょう。

大団円は王様のセルセも反省し、愛と赦しのハッピーエンド。まるでモーツァルトの《フィガロの結婚》とそっくりです。モーツァルトもこれを参考にしたんでしょうか。ともかく、フィナーレの合唱は素晴らしく、ここに至り、感動の極致です。ここで感動するのもフィガロとそっくり。このオペラは途中は楽しくて、まるでオペレッタみたいですが、最後は感動。最高です。

盛大に拍手していたら、ステージにあがった指揮者のスピノージが聴衆に静かにするようにとのジェスチャーです。何かメッセージでもあるのかと思っていたら、何とステージから指揮棒を振り始めました。楽団員は立ったままで演奏を始めました。あの感動的なフィナーレの合唱です。ステージ上の合唱団、そして歌手たちも再び感動の合唱。こんな満足ってありません。

明日はウィーン国立歌劇場でバレエ《ラ・シルフィード》を見ます。



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この記事へのコメント

1, レイネさん 2011/11/02 21:01
コメントありがとうございました。
『セルセ』を観賞というより、マレーナ様目当てだったのですが、事前に予習をあまりしなかったこと、字幕が読みにくい位置だったこと、そして1回しか観賞しなかったことが悔やまれます。
saraiさんや happaさんのブログを拝見しますと、他の日がもっとよさそうだったのと、2回目には細かい点にも目や耳が届くので楽しみが倍以上になる、ということに遅まきながら気が付いたのです。
(今晩も、ケルンでマレーナ様がソリストのコンサートがあるのに、やはり予習なしで臨もうというよくない態度です、、、)

ネットで感動を分かち合えるというのは、とても楽しいですね。
これからも、よろしくお願いします。

2, saraiさん 2011/11/02 21:42
レイネさん、こちらにもお越しくださり、恐縮です。

《セルセ》はとてつもなく面白いオペラでした。予習したDVDとは演出が異なり、よりコケティッシュな仕上がりで、楽しいこと、この上なし。アタランタの扱いが大変うまく、ダニエッレ・ド・ニーセの熱演も素晴しかったですね。終演後の聴衆の盛り上がりは物凄く、それも納得できる快演でした。もちろん、一番の立役者はマレーナお姉さんでした。
バロックオペラの情報をレイネさんのページで参考にさせてもらいます。
それにしても昨年のバルトリが聴きたかったなあ・・・

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またまた音楽三昧、その間にカフェ・ハイナーでランチ

今日は1日ウィーンでダブルヘッダーで音楽三昧。
朝は10時から、ウィーン楽友協会でウィーン・フィルのゲネプロです。
内容は別記事でアップ済です。

楽友協会からは国立歌劇場の横の劇場連盟のオフィスで明日と29日のバレエとオペレッタのチケットを受け取ります。その後、久しぶり、と言っても半年ぶりのケルントナー通りを歩き、ショッピング。それなりに成果はありました。
遅めのランチにお気に入りのカフェ・ハイナーに入ります。混み合ってはいましたが、ここで美味しいランチとケーキ。やはり、何を食べてもカフェはここが最高です。このカフェ自慢の食器です。Johnson Brothers製のハイナー特製の食器です。


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夜7時からはアン・デア・ウィーン劇場でヘンデルのオペラ《セルセ》を鑑賞。内容は別記事でアップ済です。またまた、このオペラにも感動です。ウィーンって凄い街です。やはり、saraiの第2の故郷、我が街です。


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バレエ《ラ・シルフィード》プレミエ@ウィーン国立歌劇場 2011.10.26

saraiの生バレエの初体験です。
ずうずうしくもウィーン国立歌劇場の《ラ・シルフィード》のプレミエ公演を平土間前方で見ようというのですから、自分でも呆れるばかり。

現在、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパーのバレエは統合されて、バレエ総監督はパリオペラ座の看板だったマニュエル・ルグリが引退後に就任したばかりです。彼が次々と新企画を打ち出しているもののひとつがこの《ラ・シルフィード》をパリオペラ座演出のものを持ってくることです。演出はピエール・ラコットで今回の演出も手掛けています。といっても、パリオペラ座版と今回の公演は瓜二つです。
目玉はパリでもジェイムズ役を踊ったルグリと同じくシルフィードを踊ったエリザベス・プラテルが直接指導にあたったことです。

では、今回のキャストを見てみましょう。

   振付:ピエール・ラコット
   指揮:ペーター・エルンスト・ラッセン
   管弦楽:ウィーン国立歌劇場管弦楽団
   ラ・シルフィード:イリーナ・ツィンバル
   ジェームズ:ロマン・ラツィク
   エフィー:ニナ・ポラコヴァ
   グエン:カミル・パヴェルカ
   マッジ:アンドレイ・カイダノフスキ
   アンナ:エヴァ・ポラチェック
   パ・ドゥ・ドゥ:マリア・アラティ
           ミハイル・ソスノフスキ

まず、前奏が演奏されます。実質ウィーン・フィル、しかも第1コンサートマスターのキュッヒルが率いるオーケストラ。とても美しい響きです。バレエにはもったいないくらいとsaraiが言うと、バレエは少し先輩の配偶者にたしなめられました。それほど贅沢なサウンドです。
最初からシルフィード役のツィンバルの登場ですが、愛らしくて可憐で何と可愛いんでしょう。ステップも軽やかで妖精そのものです。コンサートマスターのキュッヒルの独奏ヴァイオリンでのダンスの素晴らしいこと。ステージから去る際の小刻みのバックステップも見事でまるで妖精。人間業には思えません。第1幕の最初からsaraiの心を魅了したツィンバルはその後も軽やかで重力を感じさせない見事なダンスでステージを縦横微塵に駆け巡りました。他のダンサーも見事な踊りを披露してくれたし、特に第2幕のシルフィード達の群舞は膨大なダンサーが入れ替わり立ち代わりで圧倒的でした。ウィーン国立歌劇場のバレエの素晴らしを満喫できました。
ただ、ツィンバルのあまりの可愛らしさがこのプレミエの成功の大きな要因であったことは間違いないでしょう。パリ・オペラ座のプラテルの指導も大きかったようです。ツィンバルの動きはパリ・オペラ座の動き、そのものでしたからね。フィナーレでのツィンバルの死ぬ場面の動きの優雅さも特筆ものでした。

また、次回もオペラだけでなく、バレエも見たくなりました。特にツィンバルのバレエをまた見たくなったsaraiでした。



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ウィーンのカラバッジョ、そしてラーメン

今日もウィーンは曇り空。その割にはそれほど寒くないのが救いです。

今日はカラバッジョの総決算として、番外編ながら、ウィーン美術史美術館に行ってみましょう。ここには、カラバッジョがナポリで描いた祭壇画《ロザリオの聖母》があります。美術館ではちょうど特別展(冬のメルヘン)をやっていました。冬に関連した絵画などを一堂に展示していました。モネの積藁シリーズの冬の季節の積藁がありました。
ともあれ、まずは目的のカラバッジョです。《ロザリオの聖母》のほかにも2点もあって、びっくり。さすがですね。《ロザリオの聖母》はナポリの作品の《七つの慈悲の行い》に似た描き方に思えましたが、カラバッジョとしては今一つの印象でした。


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まあ、それほど、カラバッジョの作分群のレベルが高いとも言えます。あとは名画の数々、世界1のブリューゲルのコレクション、クラナッハとデューラーの素晴らしいコレクション、ベラスケスの王女マルガリータの一連の肖像画、レンブラントの一連の自画像、そして、フェルメールの代表作と言われる「絵画芸術」などをゆっくりと堪能しました。

芸術の後は食い気。まだ行っていなかったカフェ・シュペールを探して、行き着いたのが何とラーメン屋。刀削麺のラーメンですっかり体が温まりました。


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ホテルで午睡をとって、夜はウィーン国立歌劇場でバレエ《ラ・シルフィード》のプレミエです。内容は別記事でアップ済です。
幕間には、はっぱさんと楽しいおしゃべり。
今日も楽しいウィーンの1日でした。

もう、ウィーンも残り4日になりましたが、オペラ、オペレッタ、コンサート2つ、合計4回も音楽、それも超一流のものを楽しめます。ラストスパートです。


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《フィデリオ》@ウィーン国立歌劇場 2011.10.27

ベートーヴェン唯一の歌劇《フィデリオ》はウィーン国立歌劇場にとって、記念すべき作品の一つです。それは1945年、第2次世界大戦で崩壊したこのオペラハウスが10年後の1955年に再建し、再開を記念して演奏されたのがカール・べーム指揮のこの《フィデリオ》でした。ちょうど終幕の合唱の歓喜の歌声がウィーンの戦後の再生の祝賀に聴こえて、ウィーンの市民は感無量だったことでしょう。

その《フィデリオ》の公演を56年後に聴くことができ、saraiも感無量です。
今日のキャストは以下です。

   指揮:ベルトランド・ド・ビリー
   演出:オットー・シェンク
   フロレスタン:ロバート・ディーン・スミス
   レオノーレ:ヴァルトラウト・マイヤー
   ドン・ピツァッロ:アルバート・ドーメン
   ドン・フェルナンド:マルクス・マルカルト 
   ロッコ:ラルス・ヴォルト
   マルツェリーネ:アニタ・ハルティッヒ
   ヤキーノ:ベンジャミン・ブルンス

オーケストラ・ピットを見るとコンサートマスターはキュッヒルさんです。昔昔お宅にお邪魔したことを思い出し、ご挨拶しました。キュッヒルさんは人のよさそうな笑顔で何やらもごもぐ言われていました。今日は彼の横にシュトイデです。てっきり彼もミニヨーロッパツアーに参加したと思っていたのでびっくり。先日のウィーン・フィル定期と同じ顔触れです。

実はsaraiはこのオペラは少し苦手。アリアらしいアリアがなく、盛り上がりに欠けるからです。そういう意味では、このオペラはオペラというジャンルを離れたベートーヴェン特有のものだと思います。
ただ、この日の演奏は歌手は全員好調で、主役のマイヤーはもとより、フロレスタン役のディーン・スミスは素晴らしいテノールの響き、ロッコ役のヴォルトはバリトンの豊かな響き、マルツェリーネのハルティッヒの澄んで伸びやかなソプラノと粒揃いです。オーケストラはもちろん素晴らしい。
それでも、第1幕は個別にはマイヤーとハルティッヒの重唱の部分とかよいところもありましたが、オペラとしての盛り上がりに欠けたことも事実。

第2幕でフロレスタン役のディーン・スミスが登場し、ベートーヴェンらしい滋味深いアリアを歌うあたりから、ぐっとオペラらしくなり、聴きごたえが出てきました。そして、やはり山場は第2幕第1場が終わったところで演奏される「レオノーレ序曲第3番」。オペラの流れとしては無理があるかも知れませんが、実質ウィーン・フィルの演奏は素晴らしいこと、この上なしです。フィナーレへの美しい弦の響きからの部分はもうオペラを忘れてしまいそうです。これはコンサートです。
この後、第2場からフィナーレへは合唱が素晴らしく、まるで交響曲第9番のフィナーレを聴くが如くです。フィナーレの合唱はまさに人生、人間の讃歌です。ベートーヴェンの主題ですね。人間は自由で平等で正義を貫くっていう感じで思わず感動の嵐に巻き込まれます。これがウィーンの《フィデリオ》なんですね。

ところで、このオペラを聴いていて、ふと、1990年の壁の崩壊劇を思い出しました。まるでこの《フィデリオ》とかぶってみえます。ベートーヴェンが目指したのは単なるオペラではなく、人類の愛と自由と正義のドラマの具現化だったのかもしれません。いつまでも変わらぬ永遠のテーマです。偉大なベートーヴェンは人類の将来を見通していたようにも思えます。

今回はこれでウィーン国立歌劇場もオペラもおしまい。後はオペレッタとコンサート2回と残り少なくなりました。



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レオポルド美術館はシーレ一色で最高!

今日はチェスキー・クルムロフ訪問を記念して、シーレの絵画をレオポルド美術館で鑑賞です。
折も折、ちょうどエゴン・シーレ・プロジェクト展も開催中で膨大なシーレ作品を鑑賞でき、とても充実した日になりました。4階の常設展でまずクリムト、シーレ、ココシュカを楽しみました。シーレのチェスキー・クルムロフを描いた作品ももちろんありましたよ。


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次いで、地下1階のエゴン・シーレ・プロジェクト展。ここではお馴染みの作品以外にも初めて見る作品もかなりあり、とても有意義でした。シーレに関する理解が一層深まった思いです。

芸術の後はいつもの食い気。昨日行き損なったカフェ・シュペールにリベンジでようやくはいれました。昔の内装を残した良いカフェで料理も美味しく、ウィーンのカフェはハイナーだけではないという感じ。


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夜食を求めて、ナッシュマルクトを一回り。いつ来てもここは面白いですね。

ホテルの午睡して、ウィーン国立歌劇場に最後のオペラ《フィデリオ》を聴きに出かけました。内容は別記事でアップ済です。

明日も午前中は美術館で、夜は楽友協会でウィーン交響楽団のコンサートを聴きます。


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この記事へのコメント

1, sarahoctavianさん 2011/10/28 15:52
こんにちわ!ご無沙汰しております。丁度時を同じくしてウィーンに行ってたので(私たちは週末の2泊3日でしたが)、読む記事ごとに嬉しくなってしまい書いております(笑)。セルセもハイナーもシュペアルもレオポルト美術館も・・・もしかしてどこかですれ違ったかもしれませんね?!

2, saraiさん 2011/10/29 00:00
ワーオー! なんとなんと! レイナさんのブログをダマで読んでいましたが、ウィーンに一緒に行かれた方はsarahoctavianさんでしたか。
レイナさんの言われた通り、マレーナ様はかっこよかったです。
明日あたり、sarahoctavianさんの紹介されたナッシュマルクトの魚やさんにでも行ってみようかと思ってます。生ガキが美味しそうだったので。
sarahoctavianさんのようなファッショナブルな日本人とはすれ違っていないので、残念ながらニアミスはなかったかも。今回はミュンヘンはパスしますが、また、ミュンヘン訪問の折には、是非、お茶でもいかがでしょうか。

3, sarahoctavianさん 2011/10/29 00:54
そうなんです、レイネさんと一緒だったのはワタクシだったのです(笑)。マレーナ様、本当かっこよかったですよねえ。私たち楽屋口で待ち伏せして(一番先に出てきたトドニースは無視してw)その飾らぬ気さくなお人柄にこれまた惚れこんでしまいました。サライさん、ミュンヘンでお茶の際は是非お声かけてくださいね!

4, saraiさん 2011/10/29 16:28
出待ちですか!! お若いですね。
もうすぐ帰国なので、帰国後にsarahoctavianさんとレイネさんのブログにもお邪魔させてもらいます。なお、次回は来年4月にウィーンのつもりです。ミュンヘンに寄るかも知れませんので、その際はよろしく。

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アンスネス、ネルソンズ、ウィーン交響楽団@ウィーン楽友協会 2011.10.28

今日のコンサートでの主役は指揮者のネルソンズ。昨年のウィーン・フィルの来日公演の指揮者交代劇は悲喜こもごもでしたが、運よく?、saraiは巨匠プレートルを聴けて、大感激。それもあって、今回のプレートル詣での旅になったわけです。で、来日公演に参加したネルソンズを聴いた人は貧乏くじを引いたような恰好になったわけですが、その後、彼の評判はうなぎのぼり。恥ずかしげもなく、saraiも彼の指揮ぶりを聴いてみようと思い、今日のコンサートに相成ったわけです。
今日聴いてみて、どうだったかと言えば、やりたい放題やられて、感動というのとはちょっと違いますが、すっかり興奮しまくったという次第。それについては後述します。また、ピアノ独奏のアンスネスはと言えば、出だし、しっくりとこないところもありましたが、途中からは詩情あふれるリリシズムと小気味よい軽快なタッチでベートーヴェンを楽しませてくれました。

今日のプログラムは以下です。

 指揮:アンドリス・ネルソンズ
 ピアノ独奏:レイフ・オヴェ・アンスネス
 管弦楽:ウィーン交響楽団

 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番ハ長調Op.15

  《アンコール》
   ショパン:プレリュード第17番 変イ長調Op.28-17

  《休憩》

 マーラー:交響曲第1番ニ長調《巨人》

ロジェの最前列の席で見通しも音響もよく、快適に演奏を楽しむことができました。
まずはアンスネスのピアノ独奏でベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番です。ネルソンズ指揮のウィーン交響楽団はのっけからベートーヴェンらしく堂々として、凛とした演奏で気持ち良くかっちりした響きを展開します。楽友協会のホールにも小編成ながら響きが満ちていることが分かります。座席にも低音の響きが体に直接伝わってきて、心地よい感じです。アインザッツがびしびし決まり、これぞベートーヴェンって感じです。独奏ピアノがはいってきます。アンスネスは北欧の響き、暗く沈んだ響きで明快なオーケストラの響きとは乖離があります。ピアノだけ、孤独に沈んだ感じ。ベートーヴェンとは異質の世界。もどかしい感じです。このまま、第1楽章は終了。
第2楽章は抒情的な独奏ピアノから開始します。ん、これはロマンチックな感じです。ピアノが詩情豊かにメロディーを歌い上げ、オーケストラも綺麗にからんでいきます。うっとりと聞き惚れます。ベートーヴェンの少し武骨な抒情とは異なるような気もしますが、こういう美しい演奏も新鮮ですがすがしく感じます。第2楽章はとても素晴らしい演奏でした。第3楽章はまた第1楽章のようにピアノが暗く沈むのかと思いきや、軽快で颯爽とした演奏です。ネルソンズの好サポートもあり、メリハリの利いた楽想が流れていきます。フィナーレはオーケストラとピアノが融合して雄渾なコーダ。終わりよければすべてよしってことで、素晴らしいベートーヴェンでした。
アンスネスのアンコール曲はショパン。なんだか場にそぐわない感じもありましたが、美しい演奏ではありました。因みにこのアンコール曲は先月の東京でのリサイタルでもアンコール曲でした。

休憩後、マーラーです。大編成のオーケストラがステージに並びます。
ここからはネルソンズの独壇場。完全にオーケストラをコントロールして自在な演奏。よっぽどリハーサルをやったか、それとも、ウィーン交響楽団の指揮者の指示への即応能力がよっぽど高いか、きっと、両方なんでしょう。
ネルソンズがやりたい放題の実に彫りの深い演奏が続きます。やり過ぎと言ったら、やり過ぎですが、聴いているものも面白くて演奏に引き込まれます。ネルソンズは初めて聴きますが、とても音楽性の高い音楽を展開します。相当に譜面を読み込まなければ、こういう指揮は不可能でしょう。才能に恵まれ、努力も怠らないタイプと見ました。ただ、この曲の性格もありますが、暑い血潮のたぎりは感じますが、深い精神性とは程遠い演奏ではあります。これはこの曲だけでは評価は難しいですね。それでも、フィナーレの盛り上がりはホール全体を揺るがすほどの響きで、1点の曇りもない完璧な演奏で思わずsaraiも興奮状態。感動ではありませんよ。マーラーの第2番以降も聴いてみたくなるような演奏でした。
こんなに面白く、聴けそして熱く聴けた《巨人》は初めて。なかなか、面白い指揮者がでてきました。師匠のヤンソンスよりも今後は要注意かもしれません。



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ベルヴェデーレ宮殿でクリムト展開催

この秋はウィーンは音楽だけでなく、美術も充実しています。今日で3日目の美術館通い。きっちりと見るために1日1美術館の方針です。

今日はベルヴェデーレ宮殿にあるオーストリア・ギャラリーです。クリムトの名品の所蔵では有名ですが、saraiにはシーレの名品がたまりません。昨日のレオポルド美術館の膨大なコレクションをもってしても、このオーストリア・ギャラリーのシーレの珠玉のコレクションは欠くことのできない存在です。特に「家族」、「妻の肖像」、「4本の木の風景」とういう彼の28歳の死までの2年間の作品はとても素晴らしくいつまでも見ていたい作品です。

現在、ベルヴェデーレ宮殿では以上の常設展に加えて、下宮で「クリムトとホフマン」という特別展を開始したところです。来年の2012年はクリムトの生誕150年の記念の年だそうで、それに向けた展示会で来年の4月まで開催されるようです。ベートーヴェンフリースなどのモデル展示や個人蔵・美術館蔵の作品を一堂に集めた注目の展覧会です。なかなかの見応えでした。クリムトとベルギーとのつながりの強さから、ベルギーの美術館からクノップフの名品も出展されており、これも楽しみの一つでした。確かにクリムトとクノップフの女性ヌード画は並べて展示されていましたが、同質性が感じられます。意外でした。このクノップフの絵は実に魅力的でした。

1年ぶりのベルヴェデーレ宮殿は庭園の工事がすっかりと完了し、見事な眺めになっていたことも付記しないといけませんね。


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美術の後の食い気も3日目で、どこに行こうか思案した末、選択したのはコンディトライ・オーバーラー。ここのケーキは絶品です。ただ、時間も時間なのでランチ1人前を2人でシェアし、ケーキと紅茶を頂きました。もちろん、美味しかったですよ。

で、またホテルで仮眠して、ウィーン楽友協会でウィーン交響楽団のコンサート。この内容は別記事でアップ済です。

明日はフォルクスオーパーで楽しくオペレッタ《メリー・ウィドウ》です。


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ウィーンの生ガキ、そして明日は帰国

イタリアを縦断して、マルタ島まで足を伸ばしたカラヴァッジョを巡る旅、そして、ウィーンに腰を落ち着けての音楽三昧、それも明日が最終日です。

今日は帰国に向けて、ホテル近くの大型ショッピングセンターでお土産のお買い物。最上階は大型電器ショップ。電器は何でも大好きなsaraiですから、ぐるぐると興味深く見て回りました。売っているものは日本とそう変わりがあるわけではありません。やはり、液晶TVが目立ちます。すると、ヘッドフォンコーナーを発見。ヨーロッパ製のものが揃っています。ヘッドフォンと言えば、やはり、オーディオファンにはゼンハイザー。モバイル型のいつも持ち歩いているのもゼンハイザーですが、かなり古くなったので、新しいものがないかをチェック。ありました、ありました。ちゃんとIPOD対応を謳っています。値段も買ったものの半分以下です。これは連れて帰らないといけないでしょう。配偶者の冷たい視線も何のその。ただ、クレジットカードが使えなかったのが計算外でした。地下の食料品売り場でチョコレートやバート・イシュルの塩などを購入して買い物は終了。

今日のお昼ご飯は当ブログにコメントを頂いたミュンヘン在住のsarahoctavianさんの情報で、ナッシュマルクトの魚屋さんレストランUMARに向かいます。今日は土曜日でナッシュマルクトは混雑。案の上、レストランUMARも一杯で予約なしでは断られました。で、隣のお馴染みのNORDSEEのオープンカフェ、というより、立ち食いに毛が生えたようなオープンコーナーに配偶者がテーブルを見つけてくれました。このコーナーでは、店頭で生ガキを処理して販売しています。それが食べたいんです。早速、スパークリングワインと生ガキ10個(2人で)を注文。まさか、ウィーンで生ガキが食べられるとは驚きです。無論、美味しかったですよ。フランス産とオランダ産のカキでした。


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今日はこれからフォルクスオーパーでオペレッタ《メリー・ウィドウ》を聴きます。その前にウィーンのお友達のはっぱさんと最後のおしゃべり。オペレッタの後は、ブログのお友達のsteppkeさんが今日、日本からいらっしゃって《メリー・ウィドウ》をご覧になるというので、オペレッタが終わった後に食事会。また、はっぱさんも駆けつけてくれるとのことです。

また、明日は今回の旅で一番の目的のプレートル指揮ウィーン・フィルのコンサートが11時からウィーン楽友協会であります。

というわけで、ヨーロッパからの旅のレポートも今回が最後になるでしょう。帰国後に旅の詳細記事の連載を開始しますので、是非、ご愛読ください。

もう、帰国に向けてのトラブルがないといいな・・・・


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この記事へのコメント

1, あやさん 2011/10/30 00:30
ついに帰国なんですね〜!!長かった!!私達はもう普段の生活に戻りきってしまいましたm(__)m

旅行中は毎日パスタやピザを食べていたので飽きてしまいましたが、これで帰るのかとなるとそんな毎日も貴重に思えてきました。
って言うほど長くいたわけではありませんが。笑

あの日イタリアのカプリ島に言ってあのホテルに宿泊して、港で同じ車に乗らなければ、saraiさん達とも出会えなかったんだと思うと、本当に奇跡です。
イタリアの収穫はsaraiさん達と出会えたこと!感謝です!!!

何事もなく戻って来られることを祈っています。
お気をつけてっo(^-^)o!!!!!

2, saraiさん 2011/10/30 08:36
あやさん、saraiです。

これも縁なので、末永く、よろしくお願いしますね。
今から寝て、明日は最重要のコンサートを聴き、その後、お友達とランチして、魔のフランクフルト空港から帰国です。もうここまで来たら、何があっても帰ります。ご心配いただき、ありがとうございます。

また、コメントお待ちします。

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《メリー・ウィドウ》@フォルクスオーパー 2011.10.29

今回、フォルクスオーパーで聴くオペレッタは新演出のオペレッタ、レハールの《メリー・ウィドウ》です。同じく新演出の《ウィーン気質》も聴きたかったのですが、ちょっとだけスケジュールが合わず断念。次回の楽しみにとっておきましょう。
開演前にこの日に直行便で日本から駆け付けたブログのお友達のsteppkeさんに初対面。オペレッタにはあまり縁のなかったsaraiに以前からいろいろなアドバイスをしていただいた師匠みたいなかたです。何だか初めてお目にかかるような気がしません。

さて、今日のキャストは以下です。

   指揮:アルフレッド・エシュヴェ
   演出:マルコ・アルトゥーロ・マレッリ
   ツェータ男爵:アンドレアス・ダオム
   ヴァラシエンヌ:マラ・マスタリ
   ハンナ・グラヴァリ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
   ダニロ:ダニエル・シュムッツハルド
   カミーユ:ヴィンセント・シルマッヒャー
   ニエグシュ:ロベルト・マイヤー

幕が開くと、えらく舞台の奥行きが狭くてびっくりしますが、これは可動式の仕切りでその奥に広い空間がありました。この仕切りは回転式のドアにもなっていて、この仕切りを有効に活用することで舞台の変化を付けています。うまいことを考えましたね。
オペレッタはニエグシュ役のロベルト・マイヤーが狂言回しのようになって、八面六臂の大活躍です。とぼけた演技で出しゃばっても憎めません。肝心のハンナ役のラインプレヒトですが、歌も演技も、そして容姿も合格点。なかなか難しい役どころをよくこなしていました。ヴィリアの歌は筋の展開に直接関係する歌ではありませんが、これを下手に歌われるとぶち壊しになりかねませんが、高い声もしっかり出せていて立派なものです。一方、相手役ダニロを歌うのシュムッツハルドです。これまで見た中ではダニロの雰囲気を一番出せていた歌手です。男振りもなかなかで声もよく出ています。この2人の絡みはとてもロマンチックなでうっとりです。昔のパリ・オペラ座でのカリタ・マッティラとボー・スコウフスの素晴らしい演技を思い起こせます。かなり肉薄していますが、逆にあの演出をコピーしているような気もします。まあ、いいものをお手本にすることは我々聴衆にとっても悪いことじゃありません。ヴァラシェンヌ役のマスタリはとても綺麗で歌も演技もよし。ついでにダンスもうまい。ついでにいうと今回の《メリー・ウィドウ》は女性陣が美人で容姿の良い人ばかりでsaraiは満足。男爵夫人とか何とか夫人っていうのでぶくぶく太った見栄えの悪い人が出ることが多いですから、今回のキャストは大変結構です。決して差別発言ではなく、やはり舞台は美しくあってほしいという願いを表明しただけです。カミーユ役のシルマッヒャーはそのアジア系の容姿はともかく抜群に声が出ていて、聴き映えがしました。男性ですから見栄えには目をつむりましょう。
こんなふうにキャストは粒が揃っていて、大変満足です。
今回の新演出では専門のダンサーが多数出演し、レベルの高いダンスをいくつも披露してくれたのが舞台の華やかさを盛り上げていました。これも大変、結構です。フレンチカンカンの踊りはなかなか見応えがありました。オッフェンバックの曲はありませんでしたが問題ないでしょう。
ただ、ひとつだけ、苦言を呈しなくてはならないのはリフレインがまったくないことです。最近の《チャルダッシュの女王》でもリフレインが1回だけで不満に思っています。リフレインは演奏者と聴衆の共同作業で両者が一体化する大切な要素でオペラになくて、オペレッタをオペレッタとしてならしめる最重要なものです。リフレインをちょっとやっただけでそんなに上演時間が延びる訳でもないでしょう。是非、関係者は再考していただきたいと俄かオペレッタファンのsaraiは強く思います。

ともあれ、舞台は盛り上がり、聴衆の手拍子のなか、楽しくフィナーレになります。カーテンコール時に期待していたロベルト・マイヤーの指揮台への乱入もちゃんとありました。彼の指揮のもと、またまた、聴衆の手拍子も加わり、楽しく《メリー・ウィドウ》は終了。

また、オペレッタ(オペラでもミュージカルでもなく)を楽しみにフォルクスオーパーに戻ってきましょう。この旅で残すは明日のプレートルとウィーン・フィルのコンサートだけになりました。何てウィーンの音楽文化は素晴らしいんでしょう!


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言葉も出ないブルックナー7番byプレートル+ウィーン・フィル@ウィーン楽友協会 2011.10.30

待ちに待ったプレートル指揮ウィーン・フィルのウィーン楽友協会でのソワレ公演は長かった旅の最終日。この日に向けたヨーロッパを旅してきた感があります。
そして、その演奏したブルックナーの交響曲第7番はもう言葉も出なくなるような素晴らしいものでした。確かにCDで聴く亡きオイゲン・ヨッフムの演奏はコンセルトヘボウもベルリン・フィルもシュターツカペレ・ドレスデンもこれ以上はない出来栄えですが、生で聴ける演奏ではありません。楽友協会の素晴らしい響きで聴くウィーン・フィルの美しい演奏、そして、我が敬愛する巨匠ジョルジュ・プレートルの活き活きして硬軟とりまぜた自在な表現はヨッフムにも負けず劣らず、今後決して聴くことのできないものでした。

今日のプログラムは以下です。

 指揮:ジョルジュ・プレートル
 管弦楽:ウィーン・フィル

 シューベルト:交響曲第7番《未完成》

  《休憩》

 ブルックナー:交響曲第7番

5日前に聴いたゲネプロともちろん同じです。違いと言えば、コンサートマスターのホーネックの隣に座っているのがシュトイデからダナイローヴァに変わったくらい。

まずはシューベルト。もともとゲネプロでも完成された演奏でしたが、今日はさらに磨きのかかった演奏。破たんのないのが寂しいくらいの完璧な演奏。プレートルも特に変わったことをするわけではありません。実にオーソドックスです。ゲネプロでちょっと物足りなかった第1楽章も悲劇的な感じがよく出ていて、満足です。秀逸だったのは第2楽章のフィナーレで第1ヴァイオリンがピアノッシモで繰り返し演奏する部分の緊張感です。フォルッティシモで演奏する以上の心に強く響く演奏。こんなのは初めて聴きました。これでこそ、未完成も第2楽章で完結できると初めて納得できました。プレートル渾身のフィナーレでしょう。生で聴く演奏会ならではの感動です。

休憩後は最高に期待していたブルックナーです。事前に9枚ものCDを予習して臨んだ、真剣勝負。ちなみに9枚はヨッフム3枚、ヴァント2枚、ハイティンク2枚、ジュリーニ、クナッパーツブッシュです。そのsaraiの意気込みは裏切られませんでした。言葉で表現するもどかしさを覚えますが、できるだけ書いてみましょう。
第1楽章は弦の漣から、低弦の美しいメロディーが朗々と流れます。実に美しいブルックナーです。弦も木管も金管もすべて楽友協会のホールに美しく響き、盛り上がりが凄まじく耳を襲います。これがウィーン・フィルのブルックナーです。美しい響きはsaraiの生まれる前のクナッパーツブッシュの時代から変わりません。強烈なフィナーレで第1楽章は終わります。ふーっ・・・
第2楽章、ゲネプロでは幾分速めに感じられたテンポも今日は普通のテンポで美しく、丁寧な開始です。しみじみとした演奏が続き、徐々に盛り上がり、シンバルの強烈な一撃。この楽章の聴きどころ、第1ヴァイオリンがうねるような上昇音形から下降音形に移る最高の盛り上がりの素晴らしさ、ホールがブルックナーの音で満たされます。最長の楽章もいつまでも続いてほしいくらい終わるのも残念に感じる熱演です。
普通はここまでがこの曲の山場ですが、さらに第3楽章は激しく襲いかかってきます。何という迫力でしょう。中間部で少し静まりますが、再度、激しく迫ってきます。凄まじいばかり。
第4楽章は幾分テンポアップして、軽快で美しい高弦の響きです。音楽は流れ、朗々たるユニゾンが繰り返され、ゲネプトではなかった溜めが何とも言えない心地よさです。その後は・・・もう意識が飛んで、フィナーレの強烈なコーダだけが頭に残ります。何たる感動、圧倒的です。語る言葉を失ってしまいました。しばらくは無言状態。茫然自失です。

旅の最後にプレートルはそのご老体を駆使して、最高のプレゼントを贈ってくれました。彼の音楽を味わえた喜びで満たされたsaraiは楽友協会をふらふらと歩み出ました。外で待っていてくれたはっぱさんの明るい笑顔でやっと我に返りました。常に行動を共にし、一緒に旅に出てくれた配偶者に最大の感謝を送らなければならないでしょう。今日の感動はすべて、みなさんのお蔭です。感謝!感謝!の最後のコンサートでした。


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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2011/11/03 21:57
saraiさん、無事にお帰りなさい!

ウイーンでのブル7、随分と素晴らしかったようですね。
どこまでがプレートルの魅力か、ウイーンフィルの魅力か、はたまた楽友協会ホールの魅力か判りませんが、いずれにしても貴重な体験をされて羨ましいです。
私もそのうち定年を迎えたら、ヨーロッパの音楽ツアーに是非行ってみたいものです。

2, saraiさん 2011/11/03 23:22
ハルくんさん、ありがとうございます。

ブルックナーの7番、もともと好きな曲ですが、こんなに終始引き込まれたことはありませんでした。
おっしゃる通りなんです。プレートル、ウィーン・フィル、楽友協会グローサーザールのすべてが揃って、初めて成り立つ演奏でした。まあ、このうち、プレートルでブルックナーを聴くのは今後難しいかもしれませんから、プレートルを聴きに無理して行ったのが正解だったと思っています。

ハルくんさんの輝かしい未来(それって定年・・・)をお祈りします。

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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