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ミラノで芸術三昧:ブレラ美術館に入館

2011年10月7日金曜日@ミラノ/1回目

ミラノの朝です。ホテルの部屋の窓を開けて外を見ると曇り空。気温は暑くもなし、寒くもなしって感じです。

朝食を食べにレセプションのお隣りの朝食スペースに行くと、レセプションのおじさんに声を掛けられ、部屋を代えるんならスーツケースを閉じておいてねって言われました。どうやら出かけているうちに、荷物を新しい部屋に運んでくれるようです。もちろん、こちらとしてはOKです。
朝食スペースはとても狭いところですが、ほかの客もそんなにいなかったので問題ありません。


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朝食は本当にパンとジュース、コーヒーだけのいわゆるコンチネンタルスタイル。朝はこれで十分ではあります。配偶者は相変わらずホットチョコレートをお願いし、saraiはカプチーノ。ホットチョコレートはとても濃い目。ミルクで好みの濃さに調整して、美味しくいただきます。


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朝食スペースは狭いですが、横にはソファが置いてあるロビーもあります。


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あまりくつろげる感じでもなかったので、早速街に出かけます。
昨日ホテルに着いたときは既に真っ暗だったので、ホテルの外観を拝見しましょう。


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ホテルの前は狭い通りで、初めての夜にホテルを探すのは厳しかったかもしれませんね。タクシーにしてよかったかも・・・。


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今日は早速、旅のテーマのカラヴァッジョの絵を見に行きます。
まずは予約してあるブレラ美術館です。ホテルからは歩ける距離です。地図を片手に進みます。すると途中で、突然周りを歩いていたイタリア人達がぱっと小走りに逃げ出しました。えっと思う間もなく、パラパラっと大きな雨粒が落ちてきました。が、アッと傘に手をやる間もなく、10秒ほどで雨は止みました。すると、何もなかったように皆さんは歩き始めました。こちらの雨って面白いですね。
さて、私達も何もなかったようにブレラ美術館を目指しましょう。これがブレラ通りVia Breraです。この先が美術館のようです。


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ブレラ美術館Pinacoteca di Breraの建物の入口です。何故か入口の両側を象さんが固めています。建物も修復工事中のようですね。


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ホテルからブレラ美術館までのルートを地図で確認しておきましょう。


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入口を抜けると、美術館の中庭に出ます。中庭には立派な彫像が建っています。


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ブレラ美術館は、かなり大勢の若者で賑わっています。この建物はとても大きく、美術学校のようなものが併設されているようですね。自分の絵を見せ合ったりして楽しそうです。


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美術館は入館予約してあるので、チケットを受け取るためにチケットオフィスを探しますが、これがなかなか見つかりません。ようやく、ブレラ美術館は建物の2階部分を占めていることが分かり、2階に上がります。


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2階は、ぐるっと周遊できる回廊になっています。


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先程の中庭を囲む回廊になっていて、中庭が見下ろせます。


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屋根の上を見上げると、屋根の瓦を工事中の人達が見えました。こういう古い建物は、いつもメンテナンスの工事で大変ですね。


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さて、肝心のブレラ美術館ですが、回廊の角に入口が見えました。壁に美術館のプレートを見付け、ほっとしました。


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この入口をはいるとショップになっていました。ショップのレジのお姉さんにチケット受け取りはここなのって聞くと、奥の方の通路を指差します。ショップの奥の方に進むと、ようやくチケットオフィスというか美術館の入口らしき通路が見え、受付のお姉さんもいます。


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受付に行き、ネットで購入済みのチケット引き換えの紙を渡すと、交換にチケットを渡してくれました。


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チケットの絵柄はカラヴァッジョの《エマオの晩餐》です。今や、ブレラ美術館の看板作品はカラヴァッジョなんですね。少し、わくわくします。

念のために時間予約しておきましたが、ご覧の通りがらがらで予約は不必要でした。朝1番っていうこともあり、空いています。

いよいよ入館です。まず、1枚目のカラヴァッジョの絵を見ましょう。



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この記事へのコメント

1, レイネさん 2011/11/28 00:58
旅行記を楽しく拝見させていただいてます。
入り口に立ってる2頭の象さんは、絶滅に瀕しているアジア象を救おうという趣旨で、
様々なアーティストや各界の有名人がデザインした象を街中に展示し競売にかける
「エレファント・パレード」の一環ですね。世界各地で繰り広げられてます。
家の近所でも今年の3月、町中にポップな象さんが沢山出没しました。おおっと思う
ような有名人による作品が目白押し。でも、象さんの形がコミカルすぎるので、色を
カラフルに塗っただけで芸術性に乏しく、欲しいなと思わせるものがほとんどないのが
残念でした。
以前、同様なアートに、「カウ・パレード」というのがありましたね。ストックホルムの
町中に沢山立ってた等身大の牛たちはとても美しく、町の美観をより盛り立てていました。
牛シリーズは、小型のが色々オブジェとして売り出されてます。

2, saraiさん 2011/11/28 22:43
レイネさん、コメントありがとうございます。

「エレファント・パレード」っていうものでしたか。一体何だろうと思っていました。そもそもアジア象が絶滅に瀕していること自体、認識できていませんでした。ご教示ありがとうございました。

旅行記がウィーンに達するのは何か月か先になるので、気長にお付き合いくださいね。

3, Asakoさん 2014/08/03 13:11
初めまして。
我が家も定年の夫と私との2人旅ですが、オペラが大好き、ヨーロッパも大好きです。

本題ですが、今年のお盆にブレラ美術館に行きたいと思い、予約方法を探していたところにこのブログを見つけました。
どの方法で予約なさったのかを教えてくださいませんか?
ネットも色々あり、安心なサイトで買えればベストだなと思います。

4, saraiさん 2014/08/03 22:01
Asakoさん、こんばんは。

お仲間がいて、嬉しいです。

ブレラはそんなに混むわけではないので、どうしても予約が必要なわけではありませんが、念のために予約しておくのもいいでしょう。イタリアの美術館の予約はすべて、Weekend a Firenze です。

  jp.scuola-toscana-jp.waf.it/museo.html

頭にhttp://を忘れずに。

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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