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ミラノで芸術三昧:ブレラ美術館でカラヴァッジョ1枚目

2011年10月7日金曜日@ミラノ/2回目

さあ、お目当てのカラヴァッジョを見ましょう。入口から順番に絵を見ながら進みますが、なかなかカラヴァッジョがありません。どうも落ち着かないので、係の人にカラヴァッジョはどこかと聞くと、ずっとこのまま奥に進めばいいよって言われ、途中の絵をほとんど無視してどんどん進みます。と、日本人の団体が固まっているところがあり、そこにカラヴァッジョの《エマオの晩餐》がありました。団体はすぐにいなくなったので、絵の真ん前の椅子2脚を2人で占拠して、この名画を独占。


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この絵はカラヴァッジョが逃亡生活にはいった直後にナポリ近郊で描かれたもので、後期の傑作群の先駆けともいえるものです。黒いバックの中に、人物と食卓だけが浮かび上がっています。復活後のキリストの崇高さが際立ち、実に静謐な上品な作品です。カラヴァッジョも反省の日々の中で、こんな作品になったのでしょうか。幸先よく、カラヴァッジョの傑作と対面でき、saraiはご機嫌です。

この美術館ではカラヴァッジョのほかに、ヴェネチア派を代表するマンテーニャとベッリーニの作品も素晴らしいです。
まずはマンテーニャの代表作の《死せるキリスト》。構図が素晴らしく、何という迫力の絵でしょう。


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ベッリーニの《聖母子》も、彼の絵の中では好きな作品です。


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ベッリーニの1枚は修復中でした。


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でも親切にも、この美術館では、修復の様子はガラス越しに見えるようになっていました。サービスの行き届いた美術館ですね。修復中で絵が見られないこともよくありますが、このような修復の仕方を他の美術館も見習って欲しいですね。


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この絵は有名な《ピエタ》です。死せるキリスト、キリストを抱きかかえる老いた母マリア、深い悲しみにくれる聖ヨハネの3人がしみじみとした雰囲気で描かれた傑作です。

入口近くに飾られていたのは、最近よく取り上げられることも多いアイエツの《接吻》です。この接吻している男女の謎めいたドラマを感じさせるのが人気の秘密なんでしょう。


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これにて、絵画鑑賞は終了。
美術館の中庭に降りると、先ほどの中央の彫像が後ろから見えて何だか面白いです。


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美術館の建物の前には、このミラノにも公共の貸出用の自転車が並んでいます。今や、ヨーロッパ中の流行ですね。


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朝来たときには美術館の全景を見る気持ちの余裕がありませんでしたが、帰りはゆっくりと眺めました。正面の壁と屋根が修復工事中で建物の全容が見えず、ちょっぴり残念です。


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次はポッディ・ペッツォーリ美術館に向かいます。そこにはカラヴァッジョはありませんが、saraiの大好きなボッティチェリの聖母子の絵があるんです。
ブレラ通りVia Breraを戻ります。ブレラ通りを抜けて、振り返ってブレラ通りの入口を見ます。古くて狭い通りですが、この先にブレラ美術館があると思うと何だかそれなりの佇まいを感じるものですね。


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このブレラ通りは、トラムの走る大通りを越えるとヴェルディ通りVia Giuseppe Verdiという名前に変わります。もちろん、大作曲家のジュゼッペ・ヴェルディから名前を取ったのでしょう。この通りの始まる左手にはサン・ジュゼッペ教会Saint Giuseppeがあります。


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その通りの先には、ミラノ・スカラ座Teatro alla Scalaの建物が見えてきます。


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この建物の側面を過ぎて正面に回り込み、ミラノ・スカラ座の建物を正面から見ます。今夜、オペラを聴く予定で楽しみです。


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ポッディ・ペッツォーリ美術館に向かいます。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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06/18 08:33 五十棲郁子

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