高速船は寄港地ポジターノPositanoを出航し、アマルフィAmalfiに向けてアマルフィ海岸をひた走ります。ポジターノの先の岬に向かいます。まだ、雲の多い空です。

岬をまわると急に青空が目立ち始めます。

次の岬を過ぎると、もうすぐアマルフィでしょう。そちらの方は青空です。

ポジターノからは30分も経たずにアマルフィの街が見えてきます。海から美しい街が眺められます。こんな風にして、海からアマルフィの街を訪れたかったので、saraiはウルウルです。アマルフィに近づくに連れて、空は雲一つない青空に晴れ上がっていきます。夕日が眩しく感じます。ついに、アマルフィの港に到着です。目の前には青空のアマルフィの街です。

アマルフィまでのルートを地図で確認しておきましょう。

アマルフィの街は断崖に囲まれた狭い土地にあります。

まずはホテルに向かいましょう。すぐ近くのはずですが、道がよく分かりません。港の前のレストランの男の人に聞くと、ホテルのことは知らないようで、他の人たちに聞いて親切に道を教えてくれました。ところがその教えられた道を行くと広場の突き当たりに出てしまいます。困っていると、今度は広場のレストランの女性が助け舟。スマートフォンを操作し、ホテルに電話をかけて場所を確認すると、我々をホテルのすぐ近くまで連れて行ってくれます。この先のトンネルのような階段を上って、上の道路(マッテオ・カメラ通りVia Matteo Camera)に出ればよかったようです。

アマルフィの人達はなんて親切なんでしょう。感激です。
ようやくたどり着いたアマルフィのホテルは『ホリデー バイア ダマルフィ ホテル(Holidays Baia D'Amalfi Hotel)』。ここでは1泊のみの予定です。
ホテルまでのルートを地図で確認しておきましょう。

カプリ島からシチリアに向かうのなら、アマルフィに寄って行くのもいいかなと思い、海の眺めのよいホテルに泊まることにしたんです。また、荷物があるので、港の近くのこのホテルを選択しました。ただし、予約の時点でこのホテルは古い建物なのでエレベーターがないことは分かっていたので、階段を荷物を持って上がることは覚悟していました。価格と眺めのよさを優先したので、仕方ないですね。
ということで、ここからが最大の試練です。ホテルは古い時代(17世紀?)の建物の4階のフロアにあります。そして、事前の情報通りエレベーターはありません。当然スーツケースを持って、階段を4階まで上がらないといけません。2人で意を決して上り始めると、若い女性が駆け下りてきます。ホテルのレセプションの女性です。先ほどの問い合わせの電話で我々の到着を察知し、降りてきてくれたようです。まずは、配偶者のスーツケースを軽々と持って上がってくれます。さらに、一生懸命スーツケースを持って階段を上がるsaraiのところに戻ってきて、最後の0.5階分を持って上がってくれました。さすがにsaraiのスーツケースは重そうにしていましたけどね。
やっとホテルに行き着きほっとしていると、その女性はちょっと待っててねと言い置き、奥のほうに急ぎ足で去って行きます。そして直ぐに、よく冷えたミネラルウォーターの大きなボトルを持ってきてくれました。

そして、コップに注ぎ、saraiに渡してくれます。とてもよく気の利く女性ですね。それに若くて美人。saraiはこのタイプにはとても弱く、すっかり気に入ってしまいました。

後で名前も聞きだしました。エステルです。エステルは、アマルフィの街について、詳細な地図で明快でかつ事細かい説明をしてくれます。ついでに今日予定しているレストランの場所を聞くと、そのレストランはピザは美味しいわよって意味ありげな発言。それってピザ以外は美味しくないってことなの?と重ねて聞くと、シーフードは美味しくないとのこと。じゃあ、どこのレストランが美味しいかレコメンドしてよって頼むと、1軒のレストランの名前を上げてくれます。よし、今日はそこで決まりです。
チェックインも終わり、部屋に案内してもらいます。海の眺めのよい朝食レストランを抜けた一番奥の部屋です。広々とした部屋には窓があります。海に面した眺めのよい部屋をお願いしてあったんです。窓の外は広い専用テラスになっていて、海や港や海沿いの街が一望できます。

思わず、うわっと歓声。カプリ島のホテルよりもさらに素晴らしい景色です。苦労して階段を上った甲斐がありました。
この専用テラスにはデッキチェアーが置いてあり、ゆっくりと夕陽を楽しめそうです。

部屋には大きなベッド。建物は古いのですが、家具調度は新しく清潔なものが装備されています。

バスルームの水回りも清潔ですが、ここにもバスタブがなくシャワーのみです。

ひとしきり部屋の居心地を楽しみ、海に面した眺めのよい部屋の専用テラスからの港の風景にまた見とれます。

夕陽もよく見えてますが、もうすぐ沈みそうです。絶景です。

夕陽が山陰に落ち、街の家々が夕陽に輝いています。そろそろ、街の散策に出かけましょう。

ホテルから出て、海岸に出ます。夕刻の海岸は寂しいですね。昼間の賑わいはありません。

アマルフィの街はさんざんテレビの旅番組で見ていたので、初めて来た気がしないほど頭にはいっています。港から、街の中心に向かいます。

ドゥオーモの前の広場の泉です。

アマルフィの街のシンボル、ドゥオーモDuomoです。広い階段では新婚のカップルのフォトツアーの真っ最中。おめでとう!

階段の上でもフォトツアーが続いています。

もう一度ドゥオーモの全景を眺めて、街のメインストリートを進むことにします。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

アマルフィ散策は続きます。
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