メッシーナ州立美術館Museo regionale di Messinaから、またトラムに乗って帰りましょう。トラムの停留所RINGOに着きました。でも線路を人が歩いている状態では、トラムの到着はまだまだでしょう。

トラムの情報も古いのだか間違っているのだか・・・。saraiの感じでは、このトラムはドゥオーモDuomoの先からドゥオーモ~メッシーナ駅~美術館前を通って美術館のちょっと先までを、1車両のみが往復しているのではないかと思われます(実際はトラムの経路はドゥオーモの先の中央駅を通り越して、ずっと先まで延びているようです。ですから、さすがに1車両のみというわけではなさそうですね。)。だから30分おきほどにしかトラムは来ないのでしょう。というわけで、大分待たされましたがトラムはやってきて、乗り込むとガラガラに空いています。こんなに不便なトラムでは利用者も少ないのでしょう。

旅人のsaraiにとっては貴重なトラム体験なので、車窓を楽しまなくてはと思います。海辺の公園には戦士の像が建っています。

港の近くを通過する際、港の中に立っている聖母マリアと思しき金色の彫像を戴いたシンボル塔がよく見えます。フェリーで港に到着したときも見えましたが、暗くて写真に撮れなかったものです。この彫像は青銅に金箔を施した高さ6mのものです。

往きに見た豪華客船のところまで戻ってきました。

メッシーナ中央駅の前で降りて、無事にホテルに帰着。

ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

まだ、ホテルの外観の写真を撮っていなかったので、せめて入口だけでもと写真におさめます。ホテルの建物は大きく立派なんです。

もうチェックアウトは終わっているので、預けておいた荷物をレセプションで受け取ります。

ロビーも立派でソファーもゆったりとしています。

さて、駅に向かいましょう。近くて便利です。
このホテルは立派なホテルですが、ビジネス客向けですね。観光の街ではないので当然でしょうね。メッシーナで泊まるのはこのホテルしかないでしょう。
駅の窓口でシラクーサSiracusaまでのチケットを購入しますが、2人と言ったのに1人分しか発券してくれなくて、何だか変だと気付いたsaraiがもう1人分を発券してもらい事なきを得ました。saraiがチケットを買っている間に配偶者は面白いものを発見。2人乗りの自転車を押した2人連れのカップルです。自転車で旅をしているようですね。列車に乗るらしくホームに出て行きます。実はこの人たちと意外な所で再会することになります。

列車の中での食べものとコーラをゲットして乗車です。

乗車するローカル列車はメッシーナ12時20分発で、目的地のシラクーサSiracusaまで3時間半もかかります。列車に乗り込むと発車する前にランチをいただきます。まずはコーラで喉を潤しましょう。

食べ物のパックを開きます。

ゲットした昼食は、ライスボールのようなものですがなかなか美味しい。イタリアの食文化恐るべしです。これはシチリアっ子の大好きなアランチーニという食べ物です。イタリア語でオレンジのことをアランチアと言いますが、その大きさと形が似ているのでアランチーニっていうそうです。

中身が異なる色々な種類のアランチーニがあります。

ランチを食べていると、列車がメッシーナ中央駅Messina Centraleを出発します。

メッシーナ中央駅を出ると、列車はずっと綺麗な海岸線を走ります。ビーチがずっと続いています。夏は賑わうのでしょうね。ところでこの路線は単線のようで、何度も対向する列車待ちをしながらのんびりとシラクーサを目指して走ります。途中で検札があります。ハイ、チケットは2人分持ってますよ。車掌さんに見せると、何かチケットに書きこんでいます。戻されたチケットには日付が書きこまれていました。そうです、忘れていました。乗るときに打刻しておかないと違反で(打刻しなければ何時でも何度でも使えてしまう)、これも罰金なんですよ。バカな旅人と見逃してくれたのでしょう。ありがとう!
1時間ほど走ると、綺麗な海岸が見えてきました。タオルミナ近くの海岸のようです。ここもこの季節は、賑わいとはほど遠いですね。

5分ほどでタオルミナTaorminaの駅に到着。

タオルミナを出ると、途中から海岸線を離れてオリーブ畑の中を走ります。雨はしつこく降ったり止んだりです。メッシーナの美術館に行くときは止んでいて良かった・・・。
列車は一路シラクーサに向かいます。
ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。

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