小高い丘の上の古都イムディーナMdinaに向けて、バスは緩い勾配を上っていきます。かなり小高いところに上ったところでバスの後ろを振り返ると、荒野の中の並木のバス道路が見えています。

バスはイムディーナの市壁前に到着。ここでバスを降りて、イムディーナの街を散策します。イムディーナの市壁は空堀で囲まれています。

堀の周りは緑の公園になっています。

堀にかかる橋を渡って、イムディーナの市門に向かいます。

イムディーナは、市壁に囲まれた実に狭い街です。首都が現在のヴァレッタVallettaに移される前は、このイムディーナが首都だったようですが、こんな狭い街が首都として成り立ったのかしらね。立派な石造りの市門Main Gateをくぐります。

市門をくぐると広場になっていて、大勢の観光客がいます。観光地ですね。

広場右手の建物は国立自然科学博物館(ヴィヘーナ邸)です。ここは外から見るだけでパス。

石造りの大きな建物の間の狭い道を進みます。まさに中世を思わせる通りです。

曲がり角を過ぎてさらに進むと、広いメインストリートのVileaignon通りに出ます。

通りの先が、街の中心の一番広い広場です。広場の奥に聖パウロ聖堂(大聖堂The Cathedral)があります。

これは重厚な建物です。この聖堂は1693年の地震の後に再建されたそうです。そうそう、この聖堂の時計も左右で時間が違っています。
この聖堂から、中世風の美しい路地を歩きます。

この辺りの建物は、マルタストーンという石でできた美しい建物ばかりです。さらに奥の方の市壁沿いのバスティオン広場Bastion Square(保塁広場)に行くと、城壁の上から広大な眺めが楽しめます。荒涼とした原野が広がります。遠くには地中海も見えています。素晴らしい眺めです。

先ほど訪れたモスタの街も見え、モスタドームが街の目印になっています。

また通りに戻ると、のどかに馬車が走っています。このイムディーナの街は、原則自動車乗り入れ禁止なので、馬車は有力な交通手段です。

またも美しい路地です。

街角にはかわいい聖母子像があります。

さあ、この辺りでイムディーナ散策もお終いにしましょう。イムディーナは「サイレント・シティー」という意味だそうです。表通りはそれなりに賑やかですが、一歩路地にはいると人っ子一人いないという雰囲気たっぷりの街です。とても小さな街で面積は0.9平方kmで、散策にはもってこいの街です。
イムディーナ散策のルートを地図で確認しておきましょう。

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