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マルタの休日:ヴァレッタの街をガイド・ツアー

2011年10月19日水曜日@マルタ島/1回目

旅は14日目です。

マルタMaltaの陽光を侮っていました。今朝のマルタの光は、痛いほどです。これこそが地中海ですね。
昨日で旅の目標だった《カラヴァッジョの絵をできる限り見る》というチャレンジが無事完了。それに昨日の慣れないマルタ島観光ツアーの疲れもあり、今日はゆっくりしたいなと思います。そういうわけで、なかなかベッドから起きる気がせず、saraiは朝寝します。
それでも9時過ぎには起き出して、やはり当初から考えていたマルタ島の南を回るコースのバスに乗ろうということにします。昨日はマルタ島の北を回るコースだったので、今日南を回ればマルタ島を1周することになります。
そうと決まれば急いで、急いで支度をして出かけます。

バス乗り場はホテルの目の前なので楽ちんです。相変わらず観光バスやクルーズの売り込みで賑やかです。乗り降り自由(ヒップオン・ヒップオフ)の観光バスは2社あるようです。チケット売りのお兄さんに2社の違いを聞くと、会社が違うだけで内容は一緒だよとのお答え。確かに値段も同じだし、あまり違いはないような気がします。それでは昨日とは違う会社のバスにしてみましょう。


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チケットを買って乗り場に並んでいると、日本語が聞こえてきます。可愛くて若い女性の2人連れです。早速配偶者が声を掛けます。彼女達は、マルタで4泊してのんびり過ごすそうです。娘と同じ年頃の女性と一緒だとsaraiとて心が華やぎます。今回の旅は若くて綺麗な方と知り合うラッキーな旅です。

時間になり、ほぼ満員の2階建てバスが出発です。昨日と同様に、最初はヴァレッタVallettaを目指します。2度目のコースなので、余裕で車窓を楽しみます。やがてヴァレッタの城壁前の停留所に着きます。ここからのグランドハーバーGrand Harbourの眺めも美しいです。


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バスの上からヴァレッタの城壁を眺めます。


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このヴァレッタは昨日十分楽しんだのでバスを降りずにこのまま次の目的地に行こうとすると、ヴァレッタを案内するから全員降りるようにとのことです。え~乗り降り自由じゃなかったっけと思いながらも、指示に従ってガイドに連れられてヴァレッタ観光に出かけます。こんな風にガイドに連れられて観光するなんて何十年ぶりかしらと思いながらついて行きます。ただしガイドは英語ですから、配偶者はチンプンカンプンのようです。
聖カテリーナ教会St. Catherine of Italyの前を通って、歩きます。


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その先は昨日も歩いたメインストリートのマーチャント通りMerchants Stです。今日も昨日以上にとても賑やかです。


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ガイドが説明してくれるのは、イタリアのオーベルジュAuberge D'Italie(騎士団宿舎)です。現在は中央郵便局です。このヴァレッタはヨーロッパ各国出身の聖ヨハネ騎士団が防衛していましたが、街を各国の騎士団が分担して管理していました。この辺りはイタリアの騎士団の管理区域になります。


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その向かいはパリジオ宮殿Parazzo Parisioです。現在は外務省として使われています。


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ファサードには、ナポレオンが1798年にこの宮殿に数日間滞在したことが記された銘板があります。ナポレオンがマルタに滞在していたとは初耳です。


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またカラヴァッジョの絵のある大聖堂St. Johns Co-Cathedralに行きます。もう一度カラヴァッジョを見たいところですが、今日はガイド付きのツアーですからあきらめましょう。


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大聖堂からマーチャント通りを戻りながら、次はCastellania宮殿Castellania Palaceの説明です。この建物は1748年建造の宗教裁判所Inquisitor's Palaceでした。ガイドは、当時の裁判システムや刑罰について詳しく説明します。こちらの人達はこの手の残酷な話が好きですね。この建物は現在は厚生省として使われています。なんだか皮肉です。


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建物上部の見事な彫刻です。


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最後に、ヴァレッタの大きな港のグランド・ハーバーを見下ろす眺めのよいアッパーバラッカガーデンUpper Barracca Gardensに行きます。公園には噴水もあがっています。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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ここからは砲台越しにグランド・ハーバーの湾を隔てて、スリー・シティーズThree Citiesという古い街もよく見えます。これは絶景です。ヴァレッタの街をもう一度見せてもらった甲斐があります。


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展望台の手摺りの向こうには、グランド・ハーバーの外海の方がくっきりと見えます。海の青、空の青、そしてヴァレッタの旧市街のマルタ・ストーンの白い建物がとても美しいです。


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説明が終わり解散かと思ったら、バスへの集合時間の説明までしています。あらあら・・・。とりあえずはこの眺めのよい場所で、お嬢さんたちと写真の撮りっこしながら過ごします。
もう少し、このアッパーバラッカガーデンを楽しみます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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10/07 08:57 堀内えり

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07/08 15:53 じじい@

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06/18 12:46 sarai

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06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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