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マルタの休日:ヴィットリオーサの街と世界遺産の巨石神殿

2011年10月19日水曜日@マルタ島/3回目

ようやくヴァレッタVallettaを出発したバスは、グランド・ハーバーGrand Harbourの対岸の街のスリーシティーズThree Citiesに向かいます。湾が入り組んだスリーシティーズの中に入ってきます。


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この辺りが先程ヴァレッタのアッパーバラッカガーデンUpper Barracca Gardensから眺めていたドックヤード・クリークDockyard Creekのようです。


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バスはマリーナの前に停車します。ここでも下車してガイドの案内があるようです。もう観念して付いていきましょう。ここがヴィットリオーサVittoriosaの街の観光の起点のようです。街のメインゲートは別にあるようですが、ここが便利なんでしょうね。


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マリーナから見上げると、大きな教会が見えます。聖ローレンス教会Saint Lawrence Churchです。


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ガイドツアーが始まります。マリーナから階段を上がると、教会が見えます。これは聖ヨセフ教会Oratory of St Josephです。


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すぐ近くに、ヴィットリオーサの街の中心のヴィクトリー広場Victory Squareがあります。もちろん、この広場の名前の由来はグレートシージの勝利を記念したものです。広場には、勝利のモニュメントが建っています。 ここでガイドがそういう話を説明してくれます。


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広場にはもうひとつ彫像が建っています。守護聖人の聖ローレンス像です。


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この広場からガイドの説明を聞きながらのプラプラ歩き。ここは広い通りのあったヴァレッタとは異なり、狭い路地が入り組んだ街です。それに、真っ昼間だというのになぜか人っ子一人歩いていません。一人で歩いては迷いそうだし、何やら危険な香りもします。気のせいかな・・・。まあ、しっかりと集団にくっついていきましょう。


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ガイドは建物の前に立ち止まって、やたらと裁判の話とか罪人の刑罰の話をしています。ヨーロッパはどこでもその手の話が好きみたいですが、これはヴァレッタでも聞かされた話の続きです。このヴィットリオーサの街にはヴァレッタよりも前から宗教裁判所があり、異教徒を厳しく罰していたそうです。十字軍を起源に持つ聖ヨハネ騎士団としては当然のことだったんでしょう。路地歩きはしばらく続きます。


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もっとガイドツアーが続くのかと思っていたら、いつの間にか最初のヴィクトリー広場に戻ってきています。時間の都合か、ここでの説明はほどほどで切り上げられるようです。最後に、聖ローレンス教会の前に来ました。マリーナから見上げていた教会です。この教会はマルタ・ストーンでできた立派なファサードです。


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またバスに乗車。今度は巨石神殿に向かいます。バスが住宅街のなかで停車するのであれっと思ったら、そこにタルシーン神殿(Tarxien Temples)があります。外の塀からは公園みたいに見えます。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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建物の小さな出入口がこの神殿の入口です。雰囲気がないですね。


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この建物の中でチケットを購入。


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中に入ると、崩れた巨石がごろごろした古い神殿です。あまり面白くはありませんが、マルタでは有名みたいです。


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この神殿は、何と紀元前3600年から2500年頃に建造されたという凄く古いものです。「マルタの巨石神殿」として世界遺産(文化遺産)に登録もされているそうです。四つの巨石構造物から成り、それを案内板にしたがって見ていきますが、どう見ても岩が転がっているだけです。少しまともな建造物は巨大な三つの石でできている入口ですが、これは最近復元したものです。それに工事中で通れません。


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文句たらたら見て歩いていると、急に素晴らしいものに遭遇します。豊満な大地の女神の下半身像です。マッシブな造形は現代的でもあります。ピカソの絵にも通じるものでしょう。実物は大きなもので、迫力があります。


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ただし、野外に置いてあるこの像はコピーです。オリジナルはヴァレッタの考古学博物館に展示されているそうです。それも撮影禁止とか。
このタルシーン神殿での見物はこの女神像だけですが、コピーとは言え見る価値があります。

さて、またバスに乗って次の目的地に出発です。バスにゆっくり戻ったら、sarai達の席はもう2階にはなく、1階の離ればなれの席になります。配偶者が横にいないのは寂しいものです。


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早く次の目的地に着くといいな。



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 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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