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マルタからウィーンへの試練の旅:マルタ・リカ空港へGO

2011年10月20日木曜日@マルタ島~フランクフルト~ウィーン/1回目

旅は15日目です。

マルタMaltaは今日も快晴。昨日からの引き続きで、気温もかなり上がっています。最高の天気。暑いくらいの陽気です。テラスからも陽光の強さが感じられます。


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今日はお昼過ぎの飛行機でウィーンに向かいます。10時半にタクシーが迎えに来るので、出かける準備をしてホテルの前の港沿いの遊歩道のベンチに座って、対岸のヴァレッタVallettaの街を眺めて過ごしましょう。
朝食に出かけると、3日連続でミュンヘンの人(最初の部屋で隣室だった人)と出会います。今日ウィーンに向かうのでサヨナラですとお別れの挨拶をします。
簡単な朝食を済ませて、部屋に戻ります。

PCを立ち上げて、最後のメールチェックをします。saraiがメールを見た途端にアチャ~との叫び声をあげてしまい、配偶者が「一体どうしたの」とびっくりです! とんでもない内容のEメールが届いています。明日のウィーンからチェスキー・クルムロフへのシャトルバスのリコンファームをした返事なのですが、シャトルバスが故障したので運行できないとの内容です。その代わりに、鉄道でリンツまで来ればそこからはシャトルバスを出すのでよろしくっていうことなので、仕方ありませんね。お詫びにバス代は無料にしてくれるそうです。早速オーストリア国鉄のホームページを開いて、ウィーンからリンツまでの鉄道チケットを購入。シャトルバスの会社にはリンツから乗るのでよろしくってメールします。後で気が付きますが、チェスキー・クルムロフからの帰りはどうなるんだろう? 帰りの日は早く帰って、その夜のオペラに備えないといけないのに・・・。 まあ、ネットって便利というか不可欠ですね。ちゃんとネットのつながる部屋にチェンジしてもらった効果がありました。

バタバタしましたが、手配を終えてようやく部屋を出ます。チェックアウトを済ませてフロントに荷物を預け、ホテル前の遊歩道のベンチでゆったりした時間を過ごします。朝日に輝く港の海と対岸のヴァレッタの街です。この風景も見納めです。


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港の岸壁沿いの遊歩道は長閑そのものです。


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ベンチに腰掛けた配偶者は、この後どんな事態が発生するか知る由もなく笑顔満面でご機嫌です。

船着き場を散策していると、またまたミュンヘンの人と遭遇。よほどご縁があるのですね。ヤ~、ということで、立ち話です。


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彼はまだまだ次の月曜日までマルタにいるとのこと。ヨットを買いに来たとか言ってましたが(ドイツ語なまりの英語でよく分からない)、いったい何者なんでしょうね。

そうそう、まだ、ホテルの外観の写真を撮っていませんでした。こんな感じの9階建てのビルです。


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我々が最初に泊まった8階の部屋のテラスが見えています。3人の宿泊の方がいらっしゃいますね。


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このホテルでは、ちょっとした問題は色々ありましたが、その程度で安く泊めてくれるのなら大歓迎です。万人にお勧めできるホテルではありませんが、旅の予算を圧縮したい方には十分過ぎるほどの内容のホテルです。

そろそろタクシーのお迎えが来るころです。ホテルに戻って待ちましょう。
ところが、約束の時間が過ぎてもタクシーはやってきません。ロビーで外の道路を見ながら、いらいらして待っています。


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10分間待ちましたが来ないので、携帯で連絡すると、向こうから聞こえてくるのは「もしもし・・・」という日本人女性の声です。てっきり英語の会話になると思っていたのでびっくり。日本語でタクシーがまだ着かない旨を告げると、タクシー会社に確認して再度連絡するとのこと。しばらくすると携帯に電話がかかってきて、道路の渋滞のせいで遅れているが3分から5分で着くので待っていて欲しいと言われ、了解です。
10分ほど待たされましたが、ようやくタクシーがやってきます。似たような名前の別のホテルに行ってしまったとのことです。遅れた理由は食い違っていますが、理由は何であれお迎えが来てくれてホッとします。またヴァレッタの街の前の道を通って、お馴染みになった街を抜けていきます。やはりマルタは小さな島です。そんなに色んな道はないのでしょうね。無事に空港に到着です。3日前にマルタに着いたときは、出迎えのドライバーにすぐに駐車場に連れていかれたのであまり空港を眺められなかったけど、ゆっくり眺めるとコンパクトで分かりやすい空港です。向かって左が出発口で右が到着口です。ボーディングブリッジもなく、歩きかバスで飛行機まで移動して乗り込む空港です。滑走路も一本で、混み合ってもいません。
昨夜WEBチェックインを済ませておいたので、簡単に搭乗手続きも終了です。が、出発は1時間半ほどの遅れとの情報です。カウンターで、フランクフルト空港でのウィーンへの乗り継ぎは大丈夫かと聞きますが、肩をすくめるだけ。ま、流れに従うしかないですね。

まずは空港内の郵便局を探して、孫への絵葉書を投函します。郵便代が100円もしないのは安いですね。


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投函するのは郵便局の窓口の横に設置してある郵便ポスト。マルタはどこでもこの赤い郵便ポストのようです。


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ちなみに、さすがにマルタ空港で出したこの絵葉書は、1週間もかからずに日本に到着したそうです。イタリア国内で、いくつかのホテルのフロントで投函をお願いした絵葉書は3週間から1ヶ月近くもかかって到着。この後ウィーンでもホテルのフロントにお願いしましたが、1週間から10日ほどで到着。お国柄が感じられますね。少し文字の読み書きができるようになった孫に、外国からの絵葉書が届けば喜ぶだろうという配偶者の初めての試みです。目論見どおり大いに孫は喜び、世界地図に都市を書き込んでいたとのことです。

いったん、空港ビルの外に出てみます。空港ビルはこんな感じ。


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空港前には、定期バスが停車しています。今年から運行を始めたARRIVAバスです。名物だった猫バスに代わって、この中国製のバスになりました。結局機会がなく、このARRIVAバスには一度も乗れませんでした。


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空港ビル内に戻ります。新しくて清潔な印象です。


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お店を眺めながら時間を過ごします。


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大したものはありませんが、やはり孫たちへのお土産物が目につきます。女の子の孫には小さなマルタ・テディーベア、男の子の孫には自分で彩色するマルタ名物の猫バスです。
待合室に移動します。またまた、ブラブラお店を物色です。食べ物屋さんにはピザの代わりにパイが多く並んでいます。


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そうですね、マルタはイギリスの文化圏ですね。イタリアではエスプレッソばかりでしたが、ここでは美味しい紅茶とパイを頂いてみましょう。紅茶を注文すると、とっても大きいマグカップにたっぷり紅茶を入れてくれました(もちろんティーバッグですけど)。セルフの砂糖などの置き場にポットに入った牛乳が用意されていたのには、さすがイギリス文化と納得しました。久しぶりの紅茶はとっても美味しかったですよ。


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このお店のテーブルからは空港ロビーが見渡せて、便利で気持ちがいいです。


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禁煙コーナーのテーブルはがらんとしています。奥のほうは混んでいたんです。


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時間はそれなりに経っていくものですね。しばらくすると搭乗ゲートが開きます。ゲートの外に出ます。


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ここからは飛行機まではバス。バスから降りて、ルフトハンザ航空のフランクフルト行きの飛行機に乗ります。


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結局、約2時間遅れで飛行機は出発です。

今日は既にトラブル続きでしたが、これはほんの序の口だったんです。これからトラブル本番?です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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