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来シーズンのヨーロッパの注目公演・・・巨匠ハイティンクは聴き逃せない!

来シーズンのヨーロッパの注目公演の検討を続けます。
ベルリン国立歌劇場は格別に気になる公演はありません。それにまだシラー劇場での代替公演なので、劇場の改修が終わるまでは待ちましょう。
バイエルン国立歌劇場はヴェルディ・イヤーに焦点を合わせた公演もありますが、saraiとしては魅力的なものはありません。
パリ・オペラ座はガルニエでの公演を中心にチェックしましたが、これも食指をそそられるものがありません。
パリ・オペラ座のバレエ公演で気になるのは、2013年4月に予定されているジョン・ノイマイヤーの《グスタフ・マーラーの第3交響曲》というものですが、これはどういったものでしょう。公開されている短いビデオクリップを見ると、群舞のようで、パリ・オペラ座の大量のダンサーを活かした作品のようです。ニコラ・ル・リッシュも出るみたいです。・・・(ネットで調べたところ、2009年にプルミエがあり、ニコラ・ル・リッシュが踊ったとのこと。マーラーの第3番と沈黙のダンス、合わせて、休憩なしで2時間の大作です。見ごたえありそうです。)
イタリアの歌劇場はとりあえず検討外。チューリッヒ歌劇場もとりあえず検討外です。

というところで、オペラは2013年の4月、6月のウィーン国立歌劇場で決まりっていう方向です。
後はウィーンのコンサートを絡めるというあたりで考えたいと思っています。
とりあえず、ウィーン楽友協会をチェックすると、気になるコンサートは以下です。

 2012年11月 プレートル指揮ウィーン交響楽団
        ベートーヴェン:交響曲第4番、R・シュトラウス:《薔薇の騎士》組曲、ラヴェル:ラ・ヴァルス
 
これは聴きたいですが、日程が合わないのでパス。あとは今後発表されるウィーン・フィルのコンサートに期待します。

それよりも、コンセルトヘボウのスケジュールをチェックすると、魅力的な公演を発見しました。

 2013年4月(5日、7日) ハイティンク指揮コンセルトヘボウ管弦楽団
              ブルックナー:交響曲第8番

これは是非、聴きたいです。ハイティンクのお歳を考えると、この曲をコンセルトヘボウで聴けるラスト・チャンスかも知れません。
4月のウィーンと組み合わせましょう。
すると、4月はアムステルダム、パリ、ウィーンというルートになりますね。まあ、いいかな。
6月はまだ、ウィーンのみです。

このあたりを軸に日程を固めていきましょう。



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これからの注目の国内コンサート 5月~8月

来シーズンのヨーロッパの注目公演の検討の結果、今年は海外遠征はなくなりそうです。
すると、国内のコンサートを目一杯、楽しまないといけませんね。
5月以降に楽しみにしている、あるいは気になっているコンサートについて、まとめてみましょう。

《5月》
 庄司紗矢香+リス指揮ウラル・フィル
  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77
    最近、CDも出ましたが、大変期待しているコンサートです。もちろん、庄司紗矢香のヴァイオリンが・・・
    そう言えば、来年の5月にウィーン交響楽団とブラームスの協奏曲をウィーンと日本で演奏予定です。これも楽しみです。

 ポゴレリッチ
  ショパン:ピアノ協奏曲第1番、第2番
    何かと話題のポゴレリッチですが、実は今回が初聴き。どんな演奏になるのか、興味津々っていうところです。

 上原彩子+日本フィル
  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
    ラフマニノフのこの曲は最初に上原彩子を聴いて、日本人でこれほど弾けるのかと驚嘆して、彼女にはまった曲です。
    きっと、また素晴らしいピアノを聴かせてくれるでしょう。

《6月》
 ヒラリー・ハーン+パーヴォ・ヤルヴィ指揮フランクフルト放送交響楽団
  メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調
    昨年は大震災でヒラリー・ハーンの来日が中止になりました。2年ぶりに待ちに待ったヒラリー・ハーンの演奏です。
    メンデルスゾーンというポピュラーな曲目ですが、彼女の演奏をCDで初めて聴いたのがこの曲で、その演奏に痺れました。

 ヒラリー・ハーン+ハウシュカ
  曲目未定
    ともかく、ヒラリー・ハーンのヴァイオリンが聴けるのなら、なんでも聴いておきたいという感じです。大ファンですからね。

 庄司紗矢香+大野和士指揮東京都交響楽団
  シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番、バルトーク:管弦楽のための協奏曲
    またまた、庄司紗矢香です。シマノフスキとは、いいところを突いた選曲ですね。
    大野和士とのコンビは来年のウィーン交響楽団でも聴けます。その前哨戦としても興味深いです。

《7月》
 ファジル・サイ・ピアノ・リサイタル
  モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調 K.331、ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの3つの楽章、ムソルグスキー:展覧会の絵
    ファジル・サイも何かと話題になるピアニストですが、実は彼も初聴き。これも興味津々です。まあ、選曲も凄いですね。

《8月》
 上原彩子ピアノ・リサイタル
  べートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調 op.13「悲愴」
  リスト:『詩的で宗教的な調べ』から第3曲「孤独のなかの神の祝福」、リゴレット・パラフレーズ
  ムソルグスキー:展覧会の絵
    上原彩子のリサイタルは今年1月にサントリーホールで聴きました。そのときの感想はここです。
    このみなとみらいホールでのリサイタルも前半はサントリーホールと同じプログラムです。
    サントリーホールでは不満足な結果だった「悲愴」を今度こそ、素晴らしい演奏で納得させてくれることを願っています。
    ほかの曲は問題なく、素晴らしい演奏になることを確信しています。

かなり、saraiの趣味が偏向している選択になっていますが、聴きごたえのあるコンサートが多そうです。
9月以降については別記事でアップします。




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庄司紗矢香+リス指揮ウラル・フィル@東京国際フォーラム 2012.5.4

ゴールデン・ウィークさなかの東京都心の東京国際フォーラムは夜までお祭りムードで人であふれかえっていました。今年もラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭 2012が催され、今年のテーマは「サクル・リュス」です。ロシア音楽の特集ですね。
昨年も庄司紗矢香のリサイタルだけ聴きましたが、今年も彼女のコンサートだけ聴きます。昨年のリサイタルの感想はここです。
今年は彼女も音楽祭のテーマに沿って、ロシアの作曲家ショスタコーヴィチの作品を演奏します。

今日のプログラムは以下です。

  ヴァイオリン:庄司紗矢香
  指揮:ドミトリー・リス
  管弦楽:ウラル・フィルハーモニー管弦楽団

  ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調 Op.77

東京国際フォーラムはいくつもホールがありますが、今日はホールAです。行かれたかたはご存じでしょうが、実に巨大なホールです。
マイクとスピーカーを使ったポップス系のコンサートが行われているホールです。生の音だけのクラシックのコンサートには広過ぎて、音が十分に響きません。

それでも庄司紗矢香のヴァイオリンの音色は美しく、沁み込むように通ってきます。その素晴らしさが一番感じられたのが第3楽章です。ショスタコーヴィチの書いた繊細で抒情的な調べが胸に迫ってきます。これを聴けただけでも、よしとしないといけません。でも、この素晴らしい演奏をサントリーホールで聴ければ最高だったんですが・・・。
第4楽章のヴァイオリン独奏もとても素晴らしかったと思います。ただ、音が響いてこないので、迫力に欠けて、物足りなかったのも事実です。それが顕著だったのが終楽章。
誤解のないように強調しておくと、庄司紗矢香の演奏は最高に素晴らしかったんです。こういう曲を弾かせると、本当にいい演奏をしてくれます。
ただ、ホールがね・・・

次に聴く庄司紗矢香のコンサートはサントリーホールですから、今度は美音だけでなく、迫力も味わえるでしょう。それに期待して、今日のところはこれにて終了です。



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この記事へのコメント

1, Steppkeさん 2012/05/05 01:47
sarai さん、こんばんは。Steppke です。

私も昨日(5月4日)La Folle Journée に行き、庄司紗矢香の名前を見て、sarai さんは来られるだろうなと思っていました。

私の方は、例によって宗教曲です。
ラフマニノフの晩禱(№222)は、素晴らしかったですよ。
最初の一音から震えが来て、一時間ずっと続いていました。

その後(№233)のペルトの曲も良かったのですが、ラフマニノフのあまりの凄さに、霞んでしまいました。

2, saraiさん 2012/05/05 08:46
Steppkeさん、こんにちは。すっかり、行動パターンを読まれたsaraiです。

ラフマニノフの晩禱とは、いい狙いでしたね。そういうものもありましたか。
こちらは曲目につられて、ホールAで聴く羽目になり、残念な結果です。むしろ、今日(5月5日)の庄司紗矢香のショスタコーヴィチの室内楽のコンサートにすればよかったと悔やんでいます。

3, えりちゃさん 2012/05/06 20:53
rarai 様のご案内で、またしても現われました。
コンサートに行かれたり、来年のプログラムやご旅行の計画を検討されたり、早っ!さすがです。参考にさせてください。
Steppkeさん、スゴイ!あの来日公演、Franz Waechterさんが余りにも素敵でクラクラしました。
4月のウィーン国立歌劇場で、Franzさんの父上の Eberhard Waechterさんの没後20年にあたっての写真や記録の展示がありましたね。私は”こうもり”をフィルムで見ただけですが、Eberhardさんって、すごかったのですね???
sarai様、コメント欄を使用して勝手に展開してしまって、ごめんなさい。

4, Steppkeさん 2012/05/13 12:59
えりちゃさん、返信が遅くなり済みません。

Eberhard Waechter は、定期的にヴィーンに行くようになる前に亡くなってしまったので、私も録音や録画だけです。

1985年の Franz は良かったですね。
ただ、その後、声を失った為か、七光りの光源が無くなった為か、脇役に回ってしまったのは残念です。
一番最近では、2009年に Volksoper で新演出された Ariadne auf Naxos(ナクソス島のアリアドネ)の Haushofmeister(執事長)で接しましたが、歌う役ではないので、なかなかはまっていて良かったです。
来シーズンの Volksoper のメンバー表には載っており、まだ出演しているようです。

5, saraiさん 2012/05/13 13:28
えりちゃさん、steppkeさん、saraiです。

えらく、エーベルハルト・ヴェヒターとその息子さんのことで盛り上がっていますね。私はエーベルハルト・ヴェヒターはクライバー指揮の《こうもり》のLD(これも古い)で聴いただけですが、なかなかよかった記憶です。息子さんのことは残念ながら知りませんでした。

当ブログはオープンですから、どんどん、勝手に展開してください。ブロガーとしても嬉しい限りです。

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       庄司紗矢香,  

ポゴレリッチplaysショパン:ピアノ協奏曲@サントリーホール 2012.5.7

何かと話題のポゴレリッチですが、実は今回が初聴き。どんな演奏になるのか、興味津々です。 

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:イーヴォ・ポゴレリッチ
  指揮:山下一史
  管弦楽:シンフォニア・ヴァルソヴィアの弦楽器メンバー

  ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11(弦楽合奏版)

《休憩》

  モーツァルト:ディベルティメント ニ長調 K.136
  ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21(弦楽合奏版)

最初のピアノ協奏曲第1番を聴いたところで、はあ、困った・・・これは素人が簡単に感想を書けるような演奏じゃありません。ポゴレリッチの指先から流れてくる響きはとても豊かで磨き抜かれた艶のある美音です。しかし、その音楽は耳慣れたショパンの響きとはかなり普通の演奏とは違っています。
昔のことですが、ショパンコンクールでの審査でも審査員はその評価に困ったことでしょう。いいか、悪いか、理解が難しいですよね。アルゲリッチは「彼は天才よ!」って言ったそうですが、天才の彼女だから理解できたんでしょう。

少し、話がそれますが、saraiと配偶者がサントリーホールに入館し、席に着いたとき、ステージのピアノで誰か、音を出しています。調律の人でしょう。ただ、いつまでも静かに音を出しているので、不審に思って、よく見てみると、静謐な音楽を弾いているようにも思えます。よくよく見ると、配偶者もあれはもしかしてポゴレリッチじゃないのって言うし、確かにこんな音響を出せるのは只者ではありません。単なる音を適当に出しているのか、誰かの音楽を演奏しているのか、それとも即興演奏しているのか、永遠を感じさせる音の連鎖です。そうです、ポゴレリッチその人です。まだ、ステージ衣装を着ずにカジュアルな服装ですが、素晴らしい音楽を紡ぎ出しています。天才的なひらめきに満ちた演奏ですが、それにしても、このシテュエーションでピアノを弾くのは変わっていますよね。時折、客席のほうを窺うように顔を向けてきます。サービスなのか、アンコールの先出しなのか、それとも指慣らしなのか、分かりません。意外と客席の聴衆を観察しているのかも知れません。しばらくすると、係の女性が彼に声を掛けると、静かにステージを去りました。そろそろ、支度の時間でしょう。本物の調律も始まりました。調律師には悪いのですが、調律の音の非音楽性が耳につきます。さきほどのポゴレリッチの静かな音の美しかったことが思い出されます。
あえて、この話を長々と書いたのは、ポゴレリッチが如何に変わっていて、常人には理解を超えた天才かも知れないということを言いたかったからです。

ショパンの第1番の話に戻ると、ショパンらしいメロディーラインを避けて、骨格となる音だけを響かせ、残りの装飾音は小音量でデフォルメしているように思われます。それがよいのか、悪いのか、はたまた、好きか、嫌いか、早計には言えません。彼のような天才かも知れない人の演奏を一度聴いて、判断できるとは、自信家のsaraiでさえ、とても言えませんよ。まるで現代音楽を聴かされたような気分で理解不能でした。磨き抜かれたピアノの音響だけは凄いと思いました。

休憩後はモーツァルトの爽やかな演奏を挟んで、協奏曲の第2番です。これは古い演奏のCDが出ているので、あらかじめ聴いていました。そのせいか、あるいは、徐々に彼の演奏に馴染んできたのか、あるいはポゴレリッチが聴衆のレベルに合わせて、分かりやすく演奏したのか、いずれにせよ、それほどの違和感なく、聴ける演奏でした。これだったら、ショパンコンクールは軽く優勝できたでしょう。特に第2楽章のニュアンスに富んだ表現は聴き惚れました。ということで、彼の優しさからでしょうか、実に深く彫琢されたショパンの演奏、それも理解可能な演奏に接することができました。多分、色んな引き出しから、多彩な演奏を引っ張り出すことのできる人なんでしょう。ただ、それも推測に過ぎず、彼の演奏を生で何度も聴かないと理解は難しそうです。

saraiの素人評論家ぶりを嘲笑うような凄い音楽家の演奏でした。



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来シーズンのヨーロッパの注目公演・・・ティーレマン+ガランチャの《薔薇の騎士》は必見!

来シーズンのヨーロッパの注目公演の検討は2013年の4月と6月のウィーン国立歌劇場を軸にすることで、一段落しました。しかし、その後、重要なチェックが抜けていることに気が付きました。ティーレマンが今年の8月からシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任するんでした。今年の秋にシュターツカペレ・ドレスデンを率いてティーレマンが来日することを思い出して、そのことに思い至りました。
シュターツカペレ・ドレスデンと言えば、ドレスデン国立歌劇場のオーケストラです。ドレスデン国立歌劇場でも、きっと、ティーレマンが指揮するオペラが上演されるでしょう。

ドレスデン国立歌劇場のスケジュールをチェックすると、素晴らしく魅力的な公演を発見しました。

 2013年6月 ドレスデン国立歌劇場(ゼンパーオーパー)
  R・シュトラウス 楽劇《薔薇の騎士》
   指揮:ティーレマン
   歌手:シュヴァネヴィルムス、ペーター・ローズ、ガランチャ、ダニエラ・ファリー

これは聴き逃せませんね。それに時期もちょうど、ウィーン国立歌劇場との合わせ技になって具合がいいです。この演目は実は今年の10月にもスケジュールされていますが、ウィーンでのオペラ鑑賞との組み合わせには来年6月のほうがベターです。
ガランチャがオクタヴィアンを歌う《薔薇の騎士》は先月、聴いたばかりです。それについてはここに書きましたが、ガランチャ、ミア・ペション(ソフィー役)、リドル(オックス男爵)は最高の出来でしたが、元帥夫人、それに指揮者には不満が残りました。
来年のドレスデンの公演はまさにsaraiの夢をかなえてくれるキャストです。何といってもティーレマンの指揮が期待できますし、元帥夫人を歌うシュヴァネヴィルムスはミラノ・スカラ座でも素晴らしい歌唱でした。それはここに書きました。オックス男爵役のペーター・ローズもこのスカラ座で聴きましたが、まあまあでした。
ソフィー役はミア・ペションがあまりに素晴らしかったので、彼女を超えることは難しいですが、ダニエラ・ファリーも来シーズンはウィーンでツェルビネッタを歌う期待の星?ですから、期待しましょう。《薔薇の騎士》でパーフェクトなキャストはクライバーの振ったウィーン国立歌劇場の公演(ウィーン、日本)以外にはありえませんが、ドレスデンの公演がどこまで肉薄できるか、ティーレマンの手腕に期待大です。

ということで、ドレスデン国立歌劇場の公式サイトを見ていると、何と1年以上も先のこの公演がチケット販売中です。慌てて、チケットの購入ページを覗くと、6月の3回の公演のうち、最初と最後はかなり、席が埋まっています。もう、心を決めて、2回目の公演のチケットをポチっと購入しちゃいました。これでティーレマンとガランチャがキャンセルでもしたら、泣きの涙です。購入した席は中央からは外れますが、かぶりつきの席です。先月のウィーンでもかぶりつきの同じような席で聴きました。今から、楽しみでわくわくです。

これで、4年連続でヨーロッパの主要歌劇場で《薔薇の騎士》を聴くことになります。何と言っても、saraiにとって、《薔薇の騎士》は3大オペラの一つですから、こんなに嬉しいことはありません。ちなみに3大オペラの残り2つは《ラ・ボエーム》と《フィガロの結婚》です。ありきたりで申し訳けありませんが、好きなものは好きだから仕方ありません。
2年前から《薔薇の騎士》は以下のものです。

 チューリッヒ歌劇場 フレミング
 ミラノ・スカラ座 ヨルダン指揮、シュヴァネヴィルムス、ペーター・ローズ、ディドナート、アルヴァレス
 ウィーン国立歌劇場 ガランチャ、ミア・ペション、リドル

そして、来年のドレスデン歌劇場。公演内容は順によくなっています。チューリッヒはフレミングの一人舞台。スカラ座はヨルダンの指揮とシュヴァネヴィルムスと演出の素晴らしさ。ウィーンはガランチャ、ミア・ペション、リドルの3人が最高の出来。
さて、来年のドレスデンは今年のウィーンを超えられるか、そして、クライバーにどれほど迫れるかが焦点の期待の公演です。



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この記事へのコメント

1, Steppkeさん 2012/05/09 23:47
sarai さん、こんばんは。

そうでしたか..あの2席を購入されたのは、sarai さんだったとは..

私も狙っていた席でしたが、sarai さんと違ってあまり長くは居られないので、ヴィーンの Frau Luna(Volksoper)とどのように組み合わせようか迷っており、どうせ1年以上先だからまだ大丈夫だろうと思っていました。それが消えてしまったので、あわてて左側の同じような席を確保しました。
なので、来年も、Garanča(キャンセルしませんように!)の Octavian をご一緒することになります。

ところで、ど真ん中の2席が空いているのですが、何度やっても先に進めません。同じような状態でしたか?

2, saraiさん 2012/05/10 00:59
Steppkeさん、こんばんは。

やはり、みんな、狙いは同じですね(笑)。
ルナ夫人は6月ずっとやっているので、そんなに日程的に難しくはなかったと思っていました。折角だから、こちらも出かけてみましょうか。予習用のDVD,CDでよいものがあれば、ご紹介ください。

ところで、ど真ん中の2席というのは、私のところからは見えませんでした。もっと早くSteppkeさんがチェックしていたんじゃありませんか。

ガランチャのオクタヴィアンもご一緒するし、ティーレマンのご尊顔も一緒に拝見することになりますね。

あとはウィーンのガランチャのカルメン、どうしようか、迷っています。

3, Steppkeさん 2012/05/13 14:58
sarai さん、こんにちは。北陸はいかがですか?

Frau Luna は、残念ながら DVD は出ていないようです。
CD は、Schmidt-Boelcke 指揮の ACANTA 盤(PILZ 42 484)がおすすめなのですが、廃盤になっています。amazon.co.jp に、
  Lincke;Frau Luna Juhnke、Hallstein、Tiboldi (CD) 2 新品 ¥ 2,400より 3 中古品 ¥ 1,202より
とありますが、歌手が一致しており、これのようです。
Ingeborg Hallstein のクセのある歌い方にはちょっと抵抗感がありますが、Frau Pusebach を歌う Edith Hancke が怪演で、有名な Berliner Luft(ベルリンの風)は聴きものです。

4, Steppkeさん 2012/05/13 15:14
Carmen は、私もスタンバイを入れていますが、最後の 6月2日はドレスデンでの初日まで1週間しかありませんし、ちょっと危ないかな(つまりキャンセルの可能性が高いのでは?)と思っています。私はそんなに長く居られないので駄目ですが、狙うのなら5公演の内の最初のほうかなという感じです。
もちろん個人的な見方で、これまで3回(5公演)もキャンセルを喰らって疑心暗鬼になっているので、無視して下さい。

5, saraiさん 2012/05/14 13:54
Steppkeさん、こんにちは。

昨夜、横浜に戻ってきました。今日はコンサートがあります。北陸は温泉ほっこりでゆったりしてました。

ルーナ夫人の情報ありがとうございました。これって、原作はジュール・ベルヌの月旅行だったんですね。内容はほとんどかけ離れているようですが。行く方向で考えます。

カルメンは行くなら、最後の6月2日しか日程的に難しいです。Steppkeさんほどのガランチャ・フリークではないので、4月から3つも聴くのもね・・・。じゃあ、ウェルテルにもスタンバイを入れたんですね。こちらは4月20日のチケットを手配中です。

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新東名高速道路を初ドライブ その1

世の中、GWも終わりました。ということで、毎日がGWのsaraiは始動します。
北陸にある配偶者の実家に、お義母さんを尋ねることにします。もちろん、愛車プリウスで向かいます。saraiがヨーロッパを旅している間に新東名高速道路が開通したようなので、早速これを利用してみましょう。
朝の混雑も終わり、そこそこに流れる横横道路から八王子バイパスを通って、東名高速道路に入ります。東名も相変わらずトラックは多いですが、順調に流れています。まだ雪の多い富士山に出迎えられ、御殿場に到着です。
東名から新東名に分かれるのはこの先のはずです。なにせ、まだカーナビにも登録されていないので、道路標識が頼りです。カーナビがついていないときは、地図や道路標識を頼りに走るのは当たり前でしたが、カーナビの誘導のままに走ることに慣れてしまうと、なんだかとっても不安なものですね。しっかりと配偶者と2人で緊張して、道路標識をにらみます。と、御殿場のICを過ぎるとすぐに新東名は左に寄れの指示がでました。新東名に行こうとする車が多そうです。やはり初体験の車が多いのか、スピードはゆっくり目ですね。
無事、どうということなく新東名に入れました。ウ~ン、やはり真新しいという感じがしますね。まずは、道路幅が広い!舗装が滑らかで、走行音が小さく静かです。なかなか快適な走りができます。立ち木が小さくて若いし、植栽がまだ整っていない部分も多いです。それらが、初々しさを感じさせますね。ただ、新東名は快適過ぎて、気を付けていないとついつい思いのほかのスピードが出てしまいます。車のスピード表示を見ない限り、そんなスピードが出ている気がしないほど、滑らかな走りです。これは要注意ですね。
分岐してからしばらくは東名と平行して走るので、駿河湾の眺めが素晴らしいです。そろそろ駿河湾沼津SAかなと思っていると、「混雑」の表示が出ています。いやあ、だれしも考えることは同じで、GWが終わったのを待って出掛けてきた人が多いのでしょう。そんなことにはめげてられません。SAに入ってみましょう。SAに入るときには、「混雑」ではなく、「満車」の表示に変わっていましたが、仕方ありません。実際、中の駐車場は軒並み、満車の表示。小型車の駐車スペースは停められそうもなく、誘導の係の人から大型車の駐車スペースに行くように指示されます。そこも満車でしたが、折よく出ていく車があり、そこに入れ替わりに駐車できました。
駐車場からショッピング・レストラン総合施設に向かいます。すべてが真新しく、すっきりしています。


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傍らに見えるのは沼津の愛鷹山でしょうか。


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メインの建物はNEOPASA駿河湾沼津という呼称です。このNEOPASAというのは新東名のSAで共通の呼称になっています。


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NEOPASAには様々なテナントがはいっています。これは下り線のテナントの見取り図です。


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まだ、新東名開通のポスターも貼られていました。


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NEOPASAのショッピングエリアの様子です。ピッカピカですね。


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ここで美味そうなものを発見! 釜揚げシラス丼です。saraiは沼津に住んでいたこともあり、生シラスはよく食べました。懐かしいので、お買い上げです。


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レストランスペースには「しおやの牛タン」もありました。少し、価格が高めですが食べたいところです。今日は自重し、そのうちに試してみましょう。


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レストランスペースには、食事用のテーブル席が並んでいます。


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saraiはSAではPCのWIFI接続を試すことにしているので、ここでチェックしてみましょう。配偶者は早速、シラス丼を食べ始めました。saraiはかなり苦戦しましたが、何とかインターネット接続に成功。もちろん、無料接続です。saraiがシラス丼を食べながら、ネットしている間、配偶者はNEOPASA見学に出かけました。レストランスペースには、駿河湾を眺めながら食事できる場所もあったそうです。


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トイレもチェック。真っ白で清潔なトイレです。


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NEOPASAの外にはドッグランもあったようです。わざわざ、犬を連れて、ここに遊びに来る人もいるんでしょうか。


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何やら、ドライバーズスポット「天神屋」という意味不明なものもあったようです。


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これは軽食やシャワー、コインランドリー、マッサージチェアーの設備です。シャワーを浴びて、すっきりしてドライブというのもいいかも知れません。10分200円です。そう高くはありませんね。


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このNEOPASA駿河湾沼津からは、すぐそこには茶畑、ずっと向こうには駿河湾や伊豆半島、そして沼津の街や港が見渡せます。風光明媚なところです。


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と、近くの一般道路からこのSAに上ってくる道路が目にはいりました。これは何でしょう。


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見取り図を見ると、ぷらっとパークという外来者用の駐車場があり、高速道路の利用者でなくても、このNEOPASAの施設を利用できるみたいです。駐車場には沼津ナンバーがズラリ。これは便利で無駄がありませんね。沼津の地元民と高速利用者がこの施設を共有できるんです。


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配偶者がこのぷらっとパークを発見したころにsaraiもWEBチェックも終わり、配偶者を携帯で呼び出し、合流し、車に乗り込んで、また、新東名の車の流れに加わりました。

さらに新東名のドライブは続きます。


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新東名高速道路を初ドライブ その2

さあ次の清水SAを目指しましょう。駿河湾沼津SAを過ぎた辺りからは、東名とは少し山の方に離れて行きます。東名だと、富士市に近づくと、いかにも製紙工場の街らしく煙突が林立し煙がモクモクで、ちょっと臭いもする中を走り抜けるのですが、新東名は、林立する煙突を遠くに見下ろす感じで、それはなかなか楽しい風景です。道路はまっすぐに伸び、とても走りやすく、連休明けの平日で車の量も少なく、快適なドライブです。


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山がちでトンネルも増えてきましたが、想像したよりもトンネルが多いわけではなさそうです。


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トンネルの内部も広々として、圧迫感がなく、とても走りやすい感じです。


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新富士ICをさっと通り過ぎ、そのまま清水市に入ります。山の中からは、漁港の街清水の印象はなく、あっという間に新清水ICも通過です。そろそろ清水SAかなと思っていると、「P」のマークが過ぎ去っていきました。えっ、過ぎちゃった!進入路が見えただけで何もありません。それもそのはず、清水SAは上下線集約型なので、下り線から何も見えないようです。それに後で調べると、清水SAは新清水ICからわずか2kmしかなかったので気を付けていないと通り過ぎてしまいますね。残念ですが、後戻りするわけにはいかないので、次回に期待しましょう。次回は多分、カーナビにもデータがはいる筈ですから、間違えないでしょう。
過ぎ去ったことを悔やんでいる場合ではありません。なんでこんなに短い間隔でSAがあるのかと驚きますが、すぐに静岡SAがあるはずです。新静岡ICを過ぎて、今度は見逃すまいと、目をこらします。無事に静岡SAに到着です。もちろん、ここも「混雑」という表示が出ていて、小型車の駐車スペースは一杯なので、大型車の駐車スペースに車を停めます。
早速、NEOPASA静岡の建物に向かいます。NEOPASA駿河湾沼津と似た感じの外観です。


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敷地の傍らには、竹林があり、なかなかお洒落です。


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NEOPASA静岡にもたくさんのテナントがはいっています。


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中に入って、まず、目についたのは行列のできているレストランです。駿河丸という海鮮の丼のお店です。


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これは美味しそうなので、まず、行列の最後尾に並びます。ショウウィンドウのメニューを見ると、「桜えびのかき揚げ丼」がとても美味しそうなので、それを注文することにして、行列にはsaraiが並び、配偶者は探検取材に出発です。
以下は配偶者の取材です。
レストランスペースは沼津と似た感じですが、お昼時のせいか、テーブルはとても混み合っています。


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ショッピングエリアです。新しくて整然としています。


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帽子屋さんまであります。


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ここでもトイレを紹介しましょう。ここは真っ白ではなく、扉が木目調です。


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このNEOPASA静岡にも、ドッグランやドライバーズスポットがあるようです。後で見てみましょう。


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建物の前は広々としたテラスで気持ちが良さそうです。


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再び、建物に入ります。お馴染みのベーカリーのアンデルセンがありました。


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綺麗なアパレルショップのSTRICT-Gというお店があります。


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これはバンダイの直営店でアニメ「機動戦士ガンダム」をモチーフにしたお店の第1号店だそうです。ちなみに第2号店はお台場店だそうです。店内には、ガンダムの精巧なモデルが展示されていました。


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ここまでが配偶者の探検取材でした。ここでsaraiに合流しましたが、saraiはやっと行列の先頭近くまで進んだところです。やっと、注文することができましたが、注文の品はこれから順番に調理されるので、テーブルで待つことになります。長々と待たされたので、セルフサービスのお茶でも飲んで待ちましょう。


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このお茶は緑茶と玄米茶ですが、区別がつきますか? 配偶者は飲んでみても違いが分からないようでした。saraiは分かりましたよ。
ようやく、「桜えびのかき揚げ丼」のできあがりです。


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かき揚げがぱりぱり、さくさくでとても美味しい丼でした。これはお勧めです。
さあ、食べるものは食べたので、また、出発しましょう。出発の前にドッグランを見ておきましょう。犬は一匹もいませんでした。


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新東名のドライブはまだ続きます。


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新東名高速道路を初ドライブ その3

静岡SAから出発です。SAから長くて、大きく曲がった誘導路を抜けて、再び、新東名の本線に合流し、走りはじめます。


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次は、浜松SAをめざします。が、この間にPAが3つもあるんです。でも、PAはトイレと自販機がある程度でしょうから、パスしますかね。景色は、駿河湾沼津SAを出てからは大して変わり映えしません。淡々と山の中を走ります。中央高速と同じような感じですが、中央高速よりは広々していて気持ちはいいですね。でもあまり面白みはありません。
と、あっと言う間に藤枝PAを通過です。えっ、何だかとっても立派な建物が建っています。SAと全く変わらないような雰囲気です。これは入ってみればよかったですね・・・。次の掛川PAには入ってみましょう。
というわけで、掛川PAに到着です。お~、なかなか立派です!ちょっと急ぎ足で偵察してみましょう。


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少し、規模が小さいだけで、テナントもそれなりに揃っているようです。


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このPAにもNEOPASAと同様にドライバーズスポットもありました。


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ショッピングエリアもなかなか綺麗で、充実しています。


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レストランエリアのテーブル席は板間になっていますが、テーブルの下はちゃんと掘りこみ式になっていて、お客さんへの配慮が感じられます。


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建物の周りは板張りのテラスになっていて、お洒落です。


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なかなか掛川PAも面白いPAでした。掛川PAを出て、また、新東名の真っ直ぐに伸びる快適な道をドライブします。


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そろそろ急がないと時間が無くなりますが、遠州森町PAに近づくと、何と「空」の表示です。新東名で初めて見る表示です。これまでは「混雑」か「満車」の表示ばかりでした。折角ですから、この遠州森町PAにもちょっと立ち寄ってみましょう。
遠州森町PAに到着すると、それなりに車の駐車は多いですが、PAの建物の間近の駐車スペースが空いていました。ラッキーです。車を降りると、すごそこがPAの建物です。


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建物前の広いスペースには、木の縁台が並んでいます。


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また、入口付近には、木の桶が積み重ねてあります。


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配偶者は「これって、森の石松のイメージよね」って言ってましたが、どうなんでしょう。
建物に入ると、例によって、テナントの一覧がありますが、そこそこ充実しています。何でこのPAだけが空いていたのか、よく分かりませんね。


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ショッピングエリアもちゃんとあります。


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レストランエリアで気を惹いたのは「遠州製麺所」です。何となく、言葉の響きがいいですね。ただ、そば、うどん、ラーメン、何でもありというのは、何と言うか興醒めではあります。


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結局、静岡~浜松間の3つのPAのうち、2つまで見てしまいました。結果として、SAとの大きな相違点は分かりませんでした。強いて言えば、規模がちょっと小さいっていうことでしょうか。あとはガソリンスタンド、ETC出口がないっていうのが大きいのかな。いずれにせよ、これまでのPAのイメージを一新する施設なので、利用価値が高いですね。

さらに新東名のドライブは続きます。


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新東名高速道路を初ドライブ その4

いよいよ、新東名の最後のSAの浜松SAです。すんなりと駐車でき、NEOPASA浜松の建物に向かいます。


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NEOPASA浜松の入口近くになると、建物の外壁上部の模様に気が付きました。やはり浜松といえばピアノですね。ピアノの鍵盤の模様になっています。


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建物の中に入り、テナント一覧を見ると、さすがに充実しています。


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まず、目にはいったのはMUSIC SPOTという音楽室です。徹底的に音楽の街の浜松にこだわっていますね。


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中を少し覗いてみると、ローランドの音響機器が並べられています。面白そうですね。


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レストランエリアです。このテーブルの一つを借りて、また、WIFI接続を試してみましょう。多分、NEOPASA駿河湾沼津と同じ方式で接続できる筈です。


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saraiはWIFI接続にかかりきりになったので、配偶者はまた探検取材を開始です。
ここには、KIDSコーナーという幼児が遊べる部屋があるのが特徴です。


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ショッピングエリアはほかのSAと同様に真新しく整然としています。


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建物外には、軽食・ドリンクコーナーがありますが、それよりも、外壁に続く鍵盤模様が壮観ですね。


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もちろん、ここにもドライバーズスポットがあります。結局、新東名にはPA、SAのすべてにドライバーズスポットがあるようです。


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これで探検取材が完了し、WIFI接続に苦戦しているsaraiのもとに配偶者が戻ってきました。WIFI接続はここの環境は微妙に違っていて、メール受信ができないため、結局、接続できず、10分間だけの限定接続になってしまいました。ネット管理者に環境の見直しをお願いしたいものです。配偶者は折角の浜松なので、やはり、うなぎのひとつも食べたいねということで、ささやかな「うなぎおにぎり」をゲットしてきてくれました。これは焼きおにぎりが1個300円で、それが2個セット600円で、高いような、安いような微妙な価格設定です。焼き立てほくほくで頂きました。


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これで新東名のSA、PA取材は完了です。NEOPASA清水と藤枝PAの取材を取り残したのは残念でした。
NEOPASA浜松を再び、出発し、浜松いなさJCT、三ヶ日JCTを経て、また、東名高速道路に合流しました。これで、新東名全線を完走です。今後はこの新東名を基本的に使うことになり、快適な高速ドライブが楽しめそうです。ただ、東名の浜名湖SAでうなぎが食べられなくなるのが残念と言えば、残念ですね。



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ルケシーニのブラームス:東京都交響楽団@サントリーホール 2012.5.14

4月の東京都交響楽団の定期演奏会はウィーンへの旅で聴けなかったので、今回が今シーズン最初に聴く定期演奏会になります。

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:アンドレア・ルケシーニ
  指揮:小泉和裕
  管弦楽:東京都交響楽団

  ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
   《アンコール》シューベルト:即興曲 変ホ長調 作品90-2


《休憩》

  ラヴェル:《ダフニスとクロエ》第1組曲、第2組曲

最初のブラームスですが、冒頭のオーケストラの響きを聴いて、首を傾げたくなります。お好みの東京都響とはいえ、違和感のあるブラームスです。何故か、ブラームスに限っては、日本のオーケストラ、日本人の指揮者の組み合わせでは、ブラームス特有の深みのある響きを感じたことがありません。日本の音楽家はドイツ音楽に傾倒している人が多い筈ですが、ブラームスはどうもいけません。やはり、ブラームスはドイツのオーケストラに限ります。ピアノの演奏が始まると、これはまさしくブラームスの音楽になっています。まあ、ピアノでブラームスを感じながら、楽しみましょう。ピアノのルケシーニはテクニックはまあまあですが、残念ながら、タッチ、音の響きは今ひとつ。それでもブラームスの音楽が表現できていたので、気持ちよく最後まで聴けました。
ピアノのアンコールのシューベルトの即興曲はブラームスの協奏曲と違って、とても残念な演奏。と言っても、saraiは、昨年聴いたペライアのリサイタルでの同じ曲のアンコールの素晴らしい演奏がまざまざと耳に残っていて、どうしてもそれと比べてしまうので、満足できないのは仕方のないことかもしれません。

休憩後のラヴェルですが、弱音での響きは良かったのですが、フォルティッシモの音はただ大音響でうるさく感じられて、力演というよりも響きが濁って聴こえます。これは不満足でした。ラヴェルの精妙な音の造形も感じられず、がっかりです。もっとも、saraiはラヴェルの管弦楽曲は苦手なので、そのせいかもしれませんね。

今日はプログラム自体がsaraiには魅力的なものではありませんでした。シーズンの皮切りは肩透かしにあったようような感じでとっても残念。次回以降に期待といったところです。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

 

これからの注目の国内コンサート 9月~3月

8月までの注目の国内コンサートについてはここにまとめました。
今回は9月以降に楽しみにしている、あるいは気になっているコンサートについて、まとめてみましょう。特に秋以降は海外のメジャーオーケストラが大注目ですね。

《9月》
 インバル指揮東京都交響楽団
  新マーラー・チクルス
    インバルのマーラーは楽しみです。チクルス前にも既に《復活》《大地の歌》は素晴らしい演奏でした。故ベルティーニのマーラー・チクルスは今でも鮮やかに素晴らしかった演奏が思い出されますが、早くも新チクルスです。今回は短期間に集中的にチクルスが行われるので、日程的なこともあり、チクルス券は購入せずにコンサートを選択します。とりあえず、1回目の《巨人》を聴きます。実は共演する上原彩子(ベートーヴェンの2番)が狙いなんです。楽しみなのは交響曲第4番(森麻季)、交響曲第5番+リュッケルトの5つの歌(フェルミニオン)あたりです。
    第6番以降は来シーズンです。

《10月》
 フェドセーエフ指揮チャイコフスキー交響楽団
  チャイコフスキー:《エウゲニ・オネーギン》から、弦楽セレナード、交響曲第6番《悲愴》
    チャイコフスキーは本場もので聴きましょう。それにフェドセーエフは初聴きです。

 インバル指揮東京都交響楽団
  ブラームス:交響曲第2番、第4番
    インバルの指揮だと、ブラームスはどうなるでしょう。不安はあります。
    実はブラームス・チクルスなので、残りのコンサート(第1番、第3番)はどうするか、迷っています。

 ティーレマン指揮シューターツカペレ・ドレスデン
  ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」より《前奏曲》と《愛の死》
  ブルックナー:交響曲第7番
    この秋、最高のコンサートでしょう。ティーレマンは絶好調。4月のウィーンでのシューマンも最高でした。

 庄司紗矢香・ヴァイオリン・リサイタル@サントリーホール
  曲目不明
    久しぶりのリサイタルなので楽しみです。多分、ベートーヴェンのソナタとかが演奏されるんでしょう。

《11月》
 ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団
  ドニゼッティ:≪ランメルモールのルチア≫(コンサート形式)

  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 作品30 <デニス・マツーエフ(ピアノ)>
  ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調 作品47
    これも気になるコンサートです。ナタリー・デセイのルチアは注目です。
    saraiは残念ながら、これは削減予定です。

 ヤンソンス指揮バイエルン放送交響楽団
  ベートーヴェン交響曲チクルス
    これも聴きたいですね。ただ、高額です。せめて、第9番だけでも聴きたいです。バイエルン放送の合唱団も来るようだしね。

《3月》
 ハイティンク指揮ロンドン交響楽団
  モーツァルト: ピアノ協奏曲(番号未定) ピアノ:ピリス
  ブルックナー: 交響曲第9番 ニ短調
   これは聴き逃せません。4月はアムステルダムのコンセルトヘボウでハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団でブルックナーの交響曲第8番を聴くべく、準備中です。ブルックナーの8番、9番を聴く絶好の機会です。
   もうひとつのプログラムはベートーヴェンの交響曲第7番です。これも聴きたいものです。何としても・・・。
   

まだ、これからチケットを購入するコンサートが多いので、大変です。秋のティーレマン+シューターツカペレ・ドレスデンと来春のハイティンク+ロンドン交響楽団が最も期待の公演です。



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この記事へのコメント

1, Masaさん 2012/05/22 16:35
はじめまして。Masaといいます。
ときどきブログを拝読させていただいております。ヨーロッパへの音楽の旅、自分も大好きですが、休みが夏の1週間しか取れませんので、いわゆるシーズン中には行くことが出来ず、もっぱら夏の音楽祭になってしまっています。
これからの演奏会、フェドセーエフ、ヤンソンス、ティーレマン、ゲルギエフ全部聴きたいものばっかりで困りますね(笑)
インバルの都響、ショパンのピアノコンチェルト(辻井くん)、ショスタコーヴィッチの10番を聴きましたが、すごく感動しました。
これからも、ブログを覗かせて頂きます。 
よろしくお願いします。

2, saraiさん 2012/05/23 01:49
Masaさん、初めまして、saraiです。コメントありがとうございました。

Masaさんのブログも拝見しました。Masaさんも相当にお好きなようですね。秋の演奏会は行きたいものが多いのですが、saraiには暇はいくらでもありますが、予算は限られています。仕方なく、厳選するしかありません。

saraiがちょうどウィーン滞在中にインバル+都響がショスタコーヴィチの10番やったんですね。聴けなくて残念です。素晴らしかったようです。

これからもコメントをお願いします。

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燃料電池でGO・・・組立て成功!!

燃料電池の組み立て&発電体験への参加について、当ブログでもご紹介しましたが、いよいよ、今日が本番です。

会場のある都営新宿線の船堀駅に降り立ちました。このあたりへ来るのは初めてです。


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駅の目の前が会場のあるタワーホール船堀です。名前のとおり、でっかいタワーのあるビルです。時間があれば、タワーに上ってみたいですね。


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タワーホール船堀の建物にはいると、エントランスに立派な彫刻がありました。何故か、音楽を奏でる3人の立像です。


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燃料電池の組み立て&発電体験は1階の展示会場で行われます。「燃料電池シンポジウム」展示会場の入口です。


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ここの受付で受付を済ませ、会場にはいります。展示会場の中央に燃料電池の組み立て&発電体験コーナーがありました。まだ、開始時間はずっと後なので、閑散としています。


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とりあえず、この組み立て&発電体験コーナーに組立てキットを提供している「ケミックス」の展示ブースがあったので、そこでキットの内容を説明してもらいました。燃料電池の組立てキットは約3万円で水素燃料や動作確認用のトンボの模型を合わせると5万円くらいだそうです。学校の理科実験セットには使えそうです。


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展示会場は燃料電池関係の会社のブースや大学・研究所のポスターセッションがずらりと並んでいましたが、saraiは門外漢なので、ざっと見ただけです。


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まだまだ、燃料電池の組み立て&発電体験の開始には時間があるので、さっきから気になっていたタワーに上ってみましょう。いったん、エレベーターで7階まで上がり、そこから、タワー専用のエレベーターでタワーに上ります。これは無料ですが、エレベーターには案内のお姉さんが乗っていて、タワーの解説をしてくれます。タワーは115mあるそうです。エレベーターで上ったところは展望台になっていて、360度見渡すことができます。今、話題と言えば、スカイツリーですね。少し遠くに靄がかかって見えました。


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ズームアップするとこんな感じです。


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真下を見下ろすと、さすがに高さを感じます。下に見えているのは船堀駅のホームの屋根です。


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東京の街の眺めを楽しんでいるうちに時間になりました。そろそろ、会場に戻りましょう。

燃料電池の組み立て&発電体験コーナーの席に座って、撮影の許可をいただきました。このキットはもう発売中なので撮影可とのことです。
キットの部品はこんなものです。えらく、コンパクトなものですね。


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最初に簡単に燃料電池(Fuel Cell)の概要の説明があり、いよいよ組立て開始です。繊細な部品なので、ゴム手袋を着用した作業になります。


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アクリルプレートの上に金属製セパレータを重ねます。


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その上に「拡散層付き電極」を乗せます。この電極が肝のようです。この電極の片側には白金がまぶしてあり、これが触媒となって、水素分子のイオン化を促進し、空気中の酸素分子と化学反応を起こし、H2O、すなわち、水になり、その過程で発電されるそうです。この電極は固体高分子膜を間に挟んで2枚をサンドイッチ状態にします。片方が水素、片方が酸素の電極になります。


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最後にまた、金属製セパレータとアクリルプレートを重ねて、ビスできっちりと締めあげると完成です。


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さて、saraiの組立てはうまくいったでしょうか。ドキドキです。
指導者のかたが水素燃料のボンベ(小さいですが水素燃料が70リットルも入っているそうです)から水素を流し込むと、すぐに発電確認用の「とんぼキット」(DCモーターでトンボの羽根が振動します)が作動し、とんぼのは羽根がぶるぶると震えます。やったね!!


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実地にやってみると、燃料電池とはどんなものか、分かったような気がするから不思議です。

新しい技術に触れるのは、いくつになっても嬉しいことです。
2015年には、FCV(燃料電池車)が主要メーカーから発売されるそうです。そのFCVには、基本的には、今回のコンパクトなキットと同じ原理の燃料電池が積み込まれます。その燃料電池が発電した電気でモーターを回して、車が動きます。静かで水以外の物質は一切発生させない究極の環境対応車です。10年もしたら、車社会はどう変わっているんでしょう。是非、生きているうちに見極めたいものです。



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テーマ : 宇宙・科学・技術
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最高の演奏!上原彩子+ラザレフ指揮日本フィル@サントリーホール 2012.5.18

上原彩子のピアノ演奏に心底、感動しました。音色、タッチともに申し分なく、このラフマニノフのピアノ協奏曲第3番という難曲をノーミスで余裕で弾き切ってしまいました。しかし、それ以上に高い音楽性に感じ入ってしまいました。
今日のラフマニノフの演奏は、saraiがイメージしている理想の演奏そのものを具現化してくれるもので、パーフェクトという言葉では表現しきれないものです。上原彩子という女性は何という素晴らしいピアニストでしょう。
4月にベルリンで聴いたペライアのシューマンの協奏曲の演奏にも比肩できるものです。ペライアは世界最高のピアニストであるとsaraiは思っていますので、それでは上原彩子もそのレベルだということになってしまいます。確かに上原彩子は演奏曲目によって、まだ、演奏の質にばらつきはあります。しかし、今日のような最高の演奏をすると、無敵のピアニストであると言えるでしょう。この素晴らしいピアニストの演奏を日本にいながらにして聴けるというのは何と幸せなことでしょう。それにしても客席には空席もありました。これほどの演奏に対して、とてももったいないことです。
saraiが最初に上原彩子の演奏に接して仰天したのは、このラフマニノフのピアノ協奏曲第3番でした。それからは聴ける限りのコンサート・リサイタルを聴き続け、数年ぶりにこの演奏に再会しました。思えば、最初に聴いたときのピアノはYAMAHAでした。今日はスタインウェイです。楽器も変わり、そして、演奏の質も恐ろしいくらいの高みに達しました。今日の演奏は上原彩子のベストの演奏であると確信を持って言えます。しかし、彼女はさらなる高みに飛翔していくでしょう。saraiはただただ、その演奏を聴き続けていくだけです。

今日のプログラムは以下です。

  ピアノ:上原彩子
  指揮:アレキサンドル・ラザレフ
  管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

  ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 Op.30

《休憩》

  チャイコフスキー:交響曲第3番 ニ長調 Op.29《ポーランド》

最初のラフマニノフについては何も言うことはありません。第1楽章から第3楽章まで緊張感のある音楽でした。上原彩子のピアノは弱音から強音に至るまで、クリアーでピュアーな響き。そして、高音での煌めく星のような澄んだ音色、これは細かい難しいフレーズでも変わることはありません。鍵盤の上を文字通り、駆け巡る指の動きはとても美しく、見ているだけでアートです。ずっと、金縛りにあったように見入り、聴き入っていました。第1楽章の後半、叩きつけるような和音の連打でオーケストラと盛り上がるところは興奮せざるを得ませんでした。そして、第3楽章のフィナーレ、渾身の演奏が展開されます。演奏はどんどん、頂点を目指して上りつめていきます。これで感動しない人はラフマニノフを聴く資格がないと言えるでしょう。saraiは頭が真っ白になるほど、感動の頂点で上原彩子の音楽とひとつになれました。音楽を聴いて、これ以上のことはありません。なお、付記しておくと、ラザレフの指揮による日本フィルの演奏も好サポートでとてもよい演奏でした。

休憩後のチャイコフスキーはアドレナリン不足の状態で聴きましたが、祝祭的な雰囲気が十分に出た楽しい演奏でした。あまりに楽天的過ぎる演奏ではありましたが、これもひとつの演奏スタイルでしょう。



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テーマ : クラシック
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       上原彩子,  

パワーアンプQUAD405のリペア

今回は久々にオーディオの話題です。
と言っても、実はもう数年前の話です。現在、アンプのリペアの記録を整理していたので、それをご紹介します。

その頃に使っていたパワーアンプQUAD606がハムを発生するようになったので、新たにパワーアンプQUAD405をネットオークションで購入しました。
もちろん、ヴィンテージアンプなので、かなり使い込まれた古いものです。


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この落札したQUAD405は左チャンネルがまったく鳴らない状態だったので、早速、リペアに取りかかりました。中古品を購入したので、動作不良はおりこみ済みでした。
まずはアンプを分解しました。分解はそう難しくはありませんが、基板を取り外すのが面倒です。なんとか基板をはずして、少し調べたら基板上のフューズが2つとも断線。これが原因かと思い、交換してみても通電と同時に花火状態で断線します。
ここから本格的に修理モードにはいりました。
まず、劣化しやすい電解コンデンサをすべて交換してみました。結果はまったく変わりません。
仕方がないので、基板上の全回路をテスターで測定した結果、2つある出力トランジスタのひとつが壊れているのが判明しました。
これがそのパワートランジスターのRCAの17556です。


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回路図を調べると、オリジナルのトランジスターはBDY77ですが、製造時期によって、使われている部品が変遷しているようです。
この型番のトランジスタ(RCAの17556)は入手できなかったので、互換トランジスターの2SD424に交換してみました。


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すると、無事、鳴り始めました。これって、快感です。ちょうど、難解な数学の問題を解いたときの感覚に似ています。この瞬間から、また、オーディオにのめり込んでいくことになってしまいました。

一応、修理は完了ですが、もう、ここで止めることはできません。きっちりと整備・修復をします。

まずは電解コンデンサをすべてBLACK GATEのコンデンサーに交換しました。これでしばらくは電解コンデンサーの劣化に気を使う必要はありません。


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次にいったん交換した出力トランジスタの2SD424ですが、これは左チャンネルのみだったので、左右を同じもので統一したいので、この際、ネットサイトで推奨されている高速動作タイプのNECの2N3773に交換しました。電気回路はど素人のsaraiですが、昔学んだ物理学では、高速タイプの素子を使えば、位相の歪みが減少する筈です。位相の歪みといえば、難しそうですが、要はタイムドメインでの周波数帯別の応答時間のズレが少なくなるっていうことです。そう信じて高速タイプを採用しましたが、この理解でよかったんでしょうか(笑)。


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出力トランジスター(TR9,TR10)の4個すべてを2N3773に交換したので、正常動作のRCAの17556が3個、交換用に購入した2SD424が2個余ってしまいました。緊急時の予備部品にします。
劣化の恐れのあるR7,R8の3.3Kの抵抗を交換しました。
スピーカージャックを金メッキのバナナプラグ用に交換しました。入力ジャックは購入時に既にRCAジャックに交換済みでした。


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また、電源用のフィルターコンデンサも23000ufの大容量に交換済みでした。
ここまでで第1次の整備・修復は完了しました。

ところで、ひとつ疑問点がありました。
購入したのはたしかに405(ケースに表示)ですが、中身の基板・回路は明らかに405-2でした。出力トランジスターがBDY77でなく、17556だったのは中身が405-2だったからでしょう。405から405-2への過渡期の製品だったのかも知れません。

その後、また、手を入れました。第2次の整備・修復です。
まずはオペアンプをBurr BrownのOPA637BPに交換しました。一般的には、Burr BrownのOPA604とかに交換するようですが、思い切って、新しいモデルを選択しました。


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高域の発振とか不安定動作が心配でしたが、以下の対策も実施し、問題なく動作しました。
 ・ツェナーダイオードを16Vに変更(従来は12V)
 ・パワー(+、-)を0.1ufのフィルムコンデンサでグランドに落とす。

次に出力トランジスタTR9、TR10に続いて、ドライバトランジスタTR7、TR8も高速タイプの2SB536に交換しました。


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これで、主要な部品は電源トランス以外はほとんど交換したことになります。
音質は満足していましたが、オリジナルと比べて、どうなのかは、オリジナルを知らないので、正直、分かりません。
しばらくはこのパワーアンプでCDを聴いていました。
その後、ハムに悩まされていたQUAD606も電解コンデンサーをすべて交換し、ハムは発生しなくなりました。オペアンプも交換し、QUAD405と遜色がないレベルになりました。プリアンプQUAD33との相性の良さから今はQUAD606を使用しています。QUAD405は予備用です。
ただし、トランジスターアンプはサブシステムの役割です。メインシステムは真空管アンプのQUAD22とQUADⅡです。この真空管アンプにたどり着くきっかけがこのQUAD405のリペアだったわけです。QUAD405は今は使っていませんが、saraiのオーディオ生活の出発点となった重要なアンプです。

なお、QUAD405修理についてはここのサイトに詳しく説明があります。




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メネセスのチェロ、マリンの指揮、東京都交響楽団@東京文化会館 2012.5.21

今日のコンサートは4月のウィーンへの旅で聴けなかった東京都交響楽団の定期演奏会の振替分です。で、いつものサントリーホールではなく、上野の文化会館でのコンサートです。
まずは夕食をいただきましょう。夕陽の不忍池の景色を楽しみながら、不忍池のほとりにある洋食屋の黒船亭に到着。ビルの4階にお店があります。まだ、早い時間にもかかわらず、結構、お客さんがはいっています。それでも窓際の席に案内してもらいました。メニューを見ると、なかなか高価な料理ばかりです。定食系は2000円を超えています。少し倹約して、2000円以下のものを選びました。
配偶者は評判のハヤシライスです。


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saraiも評判のステーキ丼です。


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いずれも大変美味しく、当たりでした。
満足して、文化会館のホールに向かいます。

今日のプログラムは以下です。

  チェロ:アントニオ・メネセス
  指揮:イオン・マリン
  管弦楽:東京都交響楽団

  ワーグナー:歌劇「リエンツィ」序曲
  シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 Op.129
   《アンコール》バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV1007よりサラバンド


《休憩》

  フランク:交響曲 二短調

先週聴いたサントリーホールでの都響の定期演奏会は実に不満足でしたが、一転して、今日のコンサートは大満足。にこにこの帰宅になりました。

まず、ワーグナーの「リエンツィ」序曲ですが、都響の弦の美しさ、指揮者のマリンの端正な棒にワーグナーを満喫します。マリンはさすがにオペラ指揮者です。指揮棒の振り方がカッコイイです。この曲は何故か、後半はヴェルディの序曲を聴いているような気がしてしまいます。

次はシューマンのチェロ協奏曲です。チェロのアントニオ・メネセスは昔、カラヤン指揮ベルリン・フィルのR・シュトラウス《ドン・キホーテ》のCDで聴いたことがありますが、その演奏は記憶に残っていません。CD自体は良い演奏でしたけどね。
メネセスのチェロは実に正統的な表現と響きで満足して聴かせてもらいました。都響のシューマン演奏も満足できる出来です。先週と違って、弦の響きにも満足しました。
アンコールのバッハもメネセスのチェロは深い響きで精神性の高い演奏で満足しました。これなら、メネセスのバッハの無伴奏チェロ組曲のリサイタルを聴きにいきたいと思ったほどです。彼のCDで使ったチェロはカザルスの使用していた楽器だそうですが、今日の楽器もそうだったんでしょうか? どなたかご存じですか。

休憩後、フランクの交響曲です。これは素晴らしい演奏でした。まず、マリンの指揮が美しい。ついつい、その指揮姿に目がいってしまいます。都響は弦が絶好調。ピアノッシモからフォルテまで、響きの美しいこと。木管もオーボエを始め、美しい響き。ちょっと残念なのはフォルテでの金管がうるさく感じられることですが、まあ、音がよく出ているっていうことでしょう。先週のラヴェルと同じフランス音楽と思われないほど、フランクは都響の響きに相性がよさそうです。もう少しでマーラー並みの演奏水準まで行きそうな感じでした。

いつもの都響に戻ってくれて、saraiは嬉しい限りのコンサートでした。



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ウィーン・ベルリンの旅をスタート

2012年4月6日金曜日~4月23日月曜日@ウィーン~ベルリン~アイゼナハ/ヴァイマール/ヴィッテンベルク~ウィーン

2012年のウィーン・ベルリンの旅の詳細編の連載を開始します。
既に現地からの速報版、オペラ・コンサートのレポートについてはアップ済ですが、今回からはエピソード、トラブル、未紹介の写真などを加えた完全版の記事を連載していきます。かなりの長丁場の連載になる予定です。よろしくお付き合いください。

今回の旅はウィーンで音楽を楽しむことが第1の目的です。特にガランチャがオクタヴィアンを歌う《薔薇の騎士》が一番の楽しみ。ティーレマンの指揮する《パルジファル》とウィーン・フィルのコンサートも楽しみです。ベルリンに足を伸ばして、ベルリン・フィルのコンサートを聴くのも目的のひとつ。ベルリンでの美術やカフェもついでに楽しみます。ベルリンからはアイゼナハ/ヴァイマール/ヴィッテンベルクへの小旅行にも出かけます。
音楽と美術三昧の旅になります。

まず、この旅のルートを地図で確認しておきましょう。

・成田からウィーンへ(空路)
・ウィーンからベルリンへ(空路)
・アイゼナハ/ヴァイマール/ヴィッテンベルクへ小遠征(鉄道)
・ベルリンからウィーンへ(空路)
・ウィーンから成田へ(空路)


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旅のスタートは成田空港からです。


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成田で前泊

2012年4月5日木曜日@成田空港

さて、日本を出発するのは明日ですが、今日は成田に移動し成田で前泊です。明日早朝の出発でも間に合いますが、毎日が日曜日のsaraiですから、のんびり出かけようということです。

というわけで、余裕の1日のようですが実はそうでもありません。saraiはまだまだ準備ができていません。いつもより早く起きて旅の情報集めに精を出します。配偶者は、お出かけ前の掃除をして気分もすっきり。ベランダの花達にたっぷり水をあげて、留守番をお願いします。冷蔵庫の中も、最後の食材でお昼を用意してすっからかんです。なのに、saraiはまだまだ準備不足です。最後に、忘れていたウィーンまでの飛行機のオンラインチェックインだけは何とか済ませて、午後3時前にようやく家を出発です。

家から成田までは、京急線・都営地下鉄・京成線の一本で行けるのが有り難いです。品川でエアポート快特に乗り換えて、2時間ほどで成田空港に到着です。成田エクスプレスのような高い料金を払わずに通常運賃で行けるのも有り難いです。

さあ、まずは両替です。前回の旅で残っていたチェコのコルナを円に払い戻すために、両替所に行きます。この両替所は、コルナに替えた時の領収書があれば、安い手数料で両替してくれます。しっかり者の配偶者は、半年も前の領収書をちゃんと取ってあります。もちろん、円からユーロへの両替も完了です。


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さて、次はお土産の調達です。ヨックモックのシガール14本入りを購入する予定なので、ヨックモックのお店が成田空港にあることはsaraiが確認済みです。が、なんとその品は売り切れ! でも、品切れと聞いたくらいでは諦めないsarai。ここは第一ターミナルのお店。第二ターミナルにもお店があることも確認済みで、そこに問い合わせてもらうと、あります! さあ、無料バスに乗ってターミナルの移動です。10分おきに走っている無料バスで第2ターミナルに移動。


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無事にヨックモックをゲットします。ところで、ヨックモックのお店では予約ができるとのことですので、これからはしっかり予約をしておくことにしましょう。


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一安心したところで、夕食にしましょう。もちろん、お寿司ですね。ナンダカンダ言って、saraiはお寿司が大好きなんです。もちろん、美味しいですよ。


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お店は外人さんで一杯です。そういえば、春休みも終わったからでしょうか、空港全体に日本人が少ない! 見かけは似ていてもほとんどが中国人です。
お寿司を食べ終え、お店を出ます。夜の成田空港は、まだまだ出発便がありますが閑散としてうら寂しいですね。


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空港での用事はすべて終了したので、ホテルに向かいます。ホテルへの送迎バスの時間はチェックしてありますので、少し早めにバス停で待ちます。


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今回は成田駅前のアパホテルです。空港から送迎バスで30分です。なかなか小綺麗で立派なホテル。相変わらず、ここでも外人が多いのですが、レセプションはしっかり英語で対応しています。我々は13階の部屋に向かいます。評判通り、超狭っ! ま、寝るだけですから・・・。


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でも、窓からの夜景は綺麗です。


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荷物を置いて、もう1つのお土産調達に向かいます。実は、ウィーン在住の人から6枚切りの食パンが食べたい!とお願いされていたのです。真っ白でふわふわ柔らかい食パンというのは、日本特有のものかもしれませんね。無性に食べたくなったとのことです。レセプションで訊くと、大型スーパーのヤオコーがホテルから5分程の所にあるとのこと。ぶらぶら散歩しながら向かうと、まばゆいばかりの光に満ちたスーパーがあります。店内には、いろんな種類の食パンが並んでいて、依頼通りの6枚切り食パンをゲット。これで、出発の準備は整いました。

ついでに、お風呂上がり用のコーヒー牛乳もゲットしてホテルに戻ります。部屋は狭いけど、大浴場があります。これから始まる旅に思いを馳せながら、のんびりとお湯に浸かりリラックス。海外ではスパにでも行かないと大浴場でゆったりの気分は味わえませんから、海外に出かける前には、こういうホテルに宿泊するのもいいですね。お風呂上りのコーヒー牛乳も美味しい! また日本に戻ってきたら、ゆっくりと温泉に出かけましょう。

ブログを書きながら女子サッカーなでしこの奮闘ぶりを応援し、気持ち良く、早目にご就寝zzzzzz。


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ウィーンへのフライト:さあ、出発

2012年4月6日金曜日@成田空港~ウィーン/1回目

昨夜は早々と寝たので、今朝の目覚めは早いです。上々のお天気で、気分も高揚します。高層階の部屋からの眺めも爽やかです。


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ちゃっちゃっと支度を済ませて、荷物を持って部屋を出ます。チェックインの時に配偶者から、朝食も付けてねというリクエストをされたので、1階の朝食レストランに直行します。豆腐料理屋さんが1階に入っていて、そのお店での朝食バイキングです。和洋のビュッフェですが、色々種類豊富な豆腐料理の和食がなかなか渋くて、海外に旅立つ前には最適な献立になります。


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最後はコーヒーで〆。
旅行の日程表の印刷を忘れていたので、PCからプリントアウトしようとしますが、もたもたしているうちにバスの出発時刻が迫ってきてしまいます。断念するしかありませんね。ウィーンに到着後、プリントアウトしましょう。ホテルの無料バスは1時間半おきなので、どうしてもこの8時10分発に乗らなければいけません。
ぴったり最後にバスに乗り込みます。バスの中から、今年のお花見です。まだまだの咲き具合で、残念ながら満開の桜は今年は見られません。


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無事に成田空港に到着です。オンラインチェックインを済ませてあるので、がらがらに空いたカウンターで荷物を預ければ、それでオシマイ。


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荷物はやはり2人合わせてちょうど30キロです。まだ10キロも余裕です。


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これで身軽になります。出発便の案内板にはまだウィーン行きのオーストリア航空の便は表示もされていません。


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こちら側では何もすることはないので、さっさと出国します。
免税ショップでお土産を買って、すべて用事は完了。搭乗ゲート36に行きますが、まだまだがらーんとしています。ウィーン行きの便は予定通り、11時15分に出発のようです。


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我々の乗る予定のオーストリア航空の旅客機B777はしっかりとボーディングブリッジに繋がり、駐機中です。準備万端整っているようですね。


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さて、ゆっくりと搭乗時間まで待合ロビーで待ちましょう。


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ウィーンへのフライト:ウィーンに向けてテイクオフ

2012年4月6日金曜日@成田空港~ウィーン/2回目

待合ロビーでウィーン行きの便の搭乗開始を待ちます。
まずは身近な人達に電話・メールで旅立ちの挨拶を済ませます。配偶者が、まだ時間があるから孫達に絵葉書を書くといいだすので、saraiは絵葉書の入手と投函ポスト探しに出かけます。意外に見つからないものでうろうろしますが、最終的にインフォメーションのお姉さんの親切なサポートで絵葉書を売っている店と切手を売っている店を教えてもらいます。


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投函ポストはありませんが、そのインフォメーションのお姉さんが投函してくれるそうです。このあたりの細やかなサービスは日本ならではですね。これが《ハガキお預かりサービス》です。空港のスタンプも用意されています。


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この絵葉書探しの最中に無料WIFIスポットを発見。いつから、こんな便利なものができたんでしょう。これは使わない手はありませんね。


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saraiはネットにPCを繋ぎブログの記事をアップし、配偶者は孫たちに絵葉書書きです。最近は、旅先から絵葉書を出す人もかなり減ったようですが、配偶者は孫達へ絵葉書を出すのが楽しみになったようです。


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saraiは近くの椅子に座ってPCを使いますが、立って机の上にPCを置けば電源コンセントも利用できます。

そうこうするうちに搭乗時間になり、搭乗ゲートをぞろぞろと進みます。いよいよです。


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ボーディングブリッジを通って、オーストリア航空のウィーン直行便B777に乗り込みます。


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機内に乗り込むと、とてもカラフルな内装になっています。特に赤はオーストリア航空のシンボルカラーなので、目立っています。こういう明るい感じの内装は旅立ちの気持を盛り上げてくれますね。


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もちろん、我々は後部の3列限定の窓際2席のラブラブシート。やはりこの席は気兼ねもなく、落ち着きます。今日は乗客が少ないようで、キャビンアテンダントのお姉さんが席を移ってもいいですよと言って回っています。我々は最上の席なので、このままでOK。

ほどなく予定通りの時間にオーストリア航空機は成田空港を飛び立ち、ウィーンに進路を向けます。ぐんぐん高度を上げていきます。


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しばらくすると日本海上空に出ます。日本の上空から離れていきます。長いヨーロッパへの飛行が始まります。


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ウィーンへのフライト:ウィーン・シュベヒャート空港に無事に着陸

2012年4月6日金曜日@成田空港~ウィーン/3回目

ウィーン行きの便が安定飛行に移り、機内サービスの開始です。まずはスナックと飲み物が配られます。飲みものはスパークリングワインをお願いします。


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スナックをつまみながら、祝杯です。


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お決まりのお食事がスタートです。いつもどおりに2人で2種類別々のメニューの食事をお願いします。


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これを2人でシェアして楽しみます。
味は良いのですが、だんだん量は少なくなってますね。我々はもうこれで十分ですけどね。ワインもボトルではなくコップに注いでのサービス。最後のコーヒー・紅茶もあっというまに終了します。

さて映画でも見ましょうか。設備は古いです。最近のオンデマンド方式のように見たい映画を選ぶと選んだ映画が個々にスタートするのではなく、映画が一斉にスタートしているので、見たい映画を選んでも、途中から見る羽目になります。

配偶者は映画を見て、saraiはIPODで音楽を聴いて過ごします。もちろんうつらうつらします。
窓の外は長~いお昼が続きます。真っ白い雲か真っ白い雪か一瞬判断がつかない景色が続きます。
途中で、おつまみと飲み物のサービスがありますが、それだけと言えばそれだけ・・・。

このフライトはかなり空席があるようで、自由に移動して座ってよいとの案内が搭乗時にありましたが、皆さんゆったりと座ってます。窓側の3席を2人で、真ん中の4人席も2人で利用できているようです。よく見ると、ほとんどの方達が、間を空けて1つおきの席に座っています。ややもすると、4人掛けの両端(両通路側)に分かれて座っています。周り中、日本人のツアー客なんですが、外人だったらどうなんでしょうね。旅行業界の人から、『日本人の場合、ホテルはシングルベッド2つ(ダブルベッドはあり得ない!)にバスタブが鉄則』と聞いたことがあります。国民性でしょうかね。

ウラル山脈を越え、バルト海を眺めながら、ようやくヨーロッパ大陸に入ります。春近しを感じさせる緑色の畑が増えてくると、ようやく到着前の軽食が配られます。チキンとマカロニのグラタンに小さなお菓子の1種類のみで選択の余地なし。パンは付きますが、本当に軽食です。若い人たちは、お弁当を持って乗るか、爆睡するしかないですね。


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さあ、眼下に街並みが見えてきます。緑の中に赤い屋根が可愛いですね。半年ぶりの我が街ウィーンWienです。ちょっと前は夏を思わせる陽気だったらしいですが、今日は気温10度とのこと。定刻の16時にウィーン・シュベヒャート空港Flughafen Wien-Schwechatに無事に着陸です。滑走路はびしょびしょに濡れています。かなり、雨が降っていたようです。今はもうあがっているみたいですね。ラッキー!


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またまた、ウィーンにやってきました。これから飛行機を降りて、入国です。


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ウィーンへのフライト:ホテルでまったり

2012年4月6日金曜日@成田空港~ウィーン/4回目

ウィーンのシュベヒャート空港Flughafen Wien-Schwechatに到着しました。今回で遂に10回目のウィーン訪問です。

飛行機から降ります。乗客が少ないと降りるのも早いですね。入国手続きをさっと済ませ、荷物の受取りに向かいます。前回はロストバゲッジでトラブったので嫌な感じです。ターンテーブルの前で少し待ちます。


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今回は何のトラブルもなくスムーズに完了。荷物を引っ張って、空港の通路に出ます。やっと、ウィーンに着いたという実感がします。


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これからホテルに向かいます。まだ記憶にも新しい経路で、Sバーンとトラムを乗り継いで向かうことにします。Sバーンのホームまで、長い通路とエレベーターで進んでいきます。ようやくホーム近くに到着。まず、チケットを購入します。ホームの上階にある自動販売機の前には結構長い列ができています。


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しかも旅行者が多く、チケット購入に手間取っています。ようやくsaraiの順番になります。空港からウィーン市内へは2ゾーンのチケットですが、自動販売機には特別にウィーン市内というボタンがあるので、迷わずに操作できます。後は枚数を2枚と指定し、クレジットカードを挿入するだけです。無事にチケットを購入。ここからは裏手の通路にエレベーターがあるので、荷物を引いてエレベーターでホームに降ります。このエレベータは裏手にあり分かりづらいのですが、もう勝手知ったる我が空港ですから流れるような動きです。エレベータがあることが分からず、大きな荷物を持って階段を前に立ち尽くす旅行者も多いのですが、親切な配偶者は「こちらにエレベータがあるわよ」と教えています。
ホームではまず、チケットに刻印しましょう。


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ホームで電車の到着を待ちます。もうすぐ、やって来るようです。


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Sバーンに乗って、まずレンヴェーグ駅Rennwegまで行きます。レンヴェーグ駅の地下のホームから地上に出ると、配偶者は早速何かが目にはいったようで、そそくさとある方向に向かいます。なーんだ・・・花屋さんです。彼女は国内でも海外でも花屋さんの前は素通りできないんです。


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通りに出ると、並木になっている満開の山桜が美しいです。意外なところでお花見ができます。


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見てください。こんなに綺麗に咲いています。見事でしょ。


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花を愛でながら、トラムの到着を待ちます。雨があがっていて、本当によかったです。


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0番のトラムに乗って、10分少しでホテルの最寄りの停留所コルンブスプラッツColumbusplatzに着きます。
無事、ホテルに到着です。ホテルはウィーンでの定宿となっているオーストリア・トレンド・ホテル・ファヴォリータAustria Trend Hotel Favoritaです。
saraiのお気に入りのスタッフの女の子がいなくて、ちょっと残念なチェックインではありました。


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お部屋は前回と同じ部屋を指定しましたが、ちゃんとその部屋が用意されてます。ダンケ・シェーン! 勝手知ったる懐かしの部屋です。

まずは、パソコンのWIFI接続。問題ありません。印刷し忘れていた日程表を印刷しましょう。ホテルの宿泊客用のプリンターが故障なのでレセプションの女性にプリントをお願いしますが、何故かレセプションが混み合いかなり待たされます。でも、無事印刷完了です。これで一安心。

旅の荷物を解き、お風呂に入り疲れをとって、まったりします。そうこうするうちに配偶者はぐっすり寝込んでしまいます。
ウィーンも10回目になると、目新しさよりも、故郷に帰ってきたような安息感があります。

いよいよ、また音楽三昧の生活が復活です。明日からの楽しみに備えて、オヤスミナサイ・・・。


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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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