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ウィーンで音楽三昧:マーラーの墓参りの後はカフェ・ハイナーでゆったり

2012年4月7日土曜日@ウィーン/5回目

マーラーの墓参りはとてもしみじみとしたものになりました。来てよかった!


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マーラーのお墓を離れ、最後にマーラーの妹Justineと彼女の夫アルノルド・ローズ(ウィーン国立歌劇場のコンサートマスターでした)と彼らの娘のアルマ・ローズ(彼女は1944年にアウシュヴィッツ収容所で食中毒かチフスでなくなったそうです)のお墓にもお参り。こんなところにも戦争の傷跡が残っているんですね。


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墓地の端まで行くと、この小高い丘からグリンツィングGrinzingの方が見渡せます。緑が多くて、綺麗な眺めです。


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墓地の中には小さな礼拝堂が建っています。小さくても美しいですね。


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こちらの礼拝堂は修復中です。この墓地はそんなに大きな墓地ではありませんが、よく整備されています。


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墓地を一巡りしました。そろそろ、おいとましましょう。
このグリンツィング墓地Grinzinger Friedhofには、土曜日のせいかそれなりにお参りの人が来ています。ただ、マーラーのお墓には我々がいた30分ほどの間(要するに交響曲第9番のアダージョを聴いている間)に、誰ひとり訪れる人はいませんでした。またウィーンに来る際には、このお墓に足を運びましょう。

墓地から坂道を下り、グリンツィングの方に向かいます。気持ちよく散策できる通りです。


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坂道の右側は緑の木々豊かな公園です。犬も散歩中です。


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先道を下り終えるとグリンツィングの通り、シュトラサーガッセStraßergasseに出ます。右折して、トラム乗り場の方に向かいます。


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グリンツィングの38番のトラムの折り返し点まで歩いてきます。この辺りはホイリゲを訪れるためには来ますが、マーラーのお墓も近かったんですね。


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まだお昼前なので、劇場連盟のチケットセンターBundes Theater Kassenも開いているでしょう。土曜日はオープン時間が12時までなんです。大切なオペラのチケットを受取っておきましょう。ということで、トラムを乗り継いでウィーン国立歌劇場Wiener Staatsoper近くのチケットセンターに向かいます。問題なく予約したチケットを引き取り、一安心です。


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これで、夕方にお友達のHさんに会ってコンサートに行くまではフリーです。お気に入りのカフェ・ハイナーCafe Konditorei L. Heinerでお茶してホテルに戻り、休憩しましょう。

ケルントナー通りKärntner Straßeをブラブラ歩きます。ZARAやFOREVER21のお店が目立ちます。H&Mの袋を持った人もいます。今どきですね。


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懐かしのカフェ・ハイナーもすぐに見えてきます。相変わらず可愛い店先です。


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ここまでのルートを地図で確認しておきましょう。


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混んでいるかなと思いましたが、そこそこの混み具合で席はすぐに見つかります。


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ケーキと紅茶をお願いします。見慣れたジョンソン・ブラザースの食器で運ばれてきます。が、紅茶はガラスの器です。いつも通りに紅茶を2人分お願いしたはずなのですが・・・カップの時とポットの時とガラスのコップの時といろいろあります。どこか注文の仕方が違っているのでしょうね。まだまだです。
これがsaraiのチョコレートケーキと紅茶です。


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これが配偶者のシュトゥルーデルと紅茶です。


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もちろんケーキを2人でシェアして、2つの味を楽しみます。
お気に入りのカフェ・ハイナーで美味しいケーキをいただき、またまたウィーンに戻ってきたという幸せをたっぷりと感じながらゆっくり過ごします。
カフェ・ハイナーも、さりげなくイースターの飾り付けをしています。


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カフェ・ハイナーのテーブル席は2階にありますが、クレジットカードで精算する場合はウェートレスのおばさんと一緒に1階のレジに下りていくことになります。いやでもそこで美味しそうなケーキやチョコレートが目に付き、余計なものを買いそうになります。


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カフェ・ハイナーに満足して、シュテファンズプラッツStephansplatzからU1の地下鉄に乗ってホテルに戻り、休憩です。
マーラーのお墓参りとカフェ・ハイナー・・・ウィーンにまた戻ってきた満足感でいっぱいの時間を過ごしました。気持ちよく、お昼寝できそうです。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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金婚式、おめでとうございます!!!
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10/07 08:57 堀内えり

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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