カフェ・モーツァルトCafe Mozartでカフェの朝食を楽しんだところで、美術史美術館Kunsthistorisches Museumに行きましょう。美術史美術館はいつもチケット売り場が混んで行列しています。でも案外5分程度なので、ゆっくりと待ちましょう。今までに何度も来ている美術史美術館にまたまたやってきたのは、今ちょうどクリムト展をやっているからです。また、数日後にはベルリン周辺でクラナッハの足跡を尋ねることにしているので、クラナッハの作品をまとめて鑑賞しておきたいからです。クリムト展はちょっと趣が変わっていて、メイン階段の上部にあるクリムトの壁画を間近に見せてくれるという画期的な企画です。間近に見るためにやぐらを組んで、鑑賞用の橋を作ってくれています。

全部で4組の壁画がありますが、3組まではすぐ目に前で見ることができます。今までは階段の下から遠くの壁画を見上げる感じでほとんど細かいところは見えませんでした。ただし、近くで見たからよかったかと言われれば、良いところ半分悪いところ半分でしょうか。良いところは近くで存分に鑑賞できること。悪い所は、近くから見ると案外それほどの作品ではなかったということです。クリムトはきっと遠くから見られることを計算の上、描いたんでしょう。そんなものです。
やぐらの上からは写真撮影禁止です。やぐらを下りて、階段の下からズームアップして撮影してみます。なかなか綺麗に撮影できませんが、一応ご紹介しておきましょう。
1組目はこれ。

2組目はこれ。

3組目はこれ。

やぐらの上から近くに見えなかったのはこれです。

クリムト展はこの他に、この壁画の下絵や有名なベートーヴェンフリースの下絵などの展示もあり、とても参考になります。
クリムト展の鑑賞が終わったところで一息入れます。2階の窓からは美術館の中庭の美しい花が見えます。

名画の数々を鑑賞しながら、クラナッハの絵画を見に行きます。
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